JP3510026B2 - カラーサーマルプリント方法 - Google Patents

カラーサーマルプリント方法

Info

Publication number
JP3510026B2
JP3510026B2 JP29580295A JP29580295A JP3510026B2 JP 3510026 B2 JP3510026 B2 JP 3510026B2 JP 29580295 A JP29580295 A JP 29580295A JP 29580295 A JP29580295 A JP 29580295A JP 3510026 B2 JP3510026 B2 JP 3510026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
recording material
thermal
thermal head
slack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29580295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08244262A (ja
Inventor
友良 西村
冬樹 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP29580295A priority Critical patent/JP3510026B2/ja
Priority to US08/584,441 priority patent/US5724085A/en
Publication of JPH08244262A publication Critical patent/JPH08244262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3510026B2 publication Critical patent/JP3510026B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J15/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
    • B41J15/04Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J15/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
    • B41J15/005Forming loops or sags in webs, e.g. for slackening a web or for compensating variations of the amount of conveyed web material (by arranging a "dancing roller" in a sag of the web material)
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサーマルヘ
ッドを用いて、記録材料の1回通しでフルカラー画像を
記録するカラーサーマルプリント方法に関し、更に詳し
くは記録材料の搬送負荷変動等に起因するスジ状の濃度
ムラやレジストレーションエラー(色ずれ)などの発生
を防止するカラーサーマルプリント方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カラーサーマルプリント方法、例えばカ
ラー感熱プリント方法では、加熱によって発色するカラ
ー感熱記録材料が用いられ、サーマルヘッドとカラー感
熱記録材料とを相対移動しながら、サーマルヘッドでカ
ラー感熱記録材料を押圧・加熱してフルカラー画像を記
録する。このカラー感熱記録材料は、少なくともシアン
感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層
がベース上に順次層設されている。各感熱発色層を選択
的に発色させるために、各感熱発色層は熱感度が異なっ
ており、最下層にあるシアン感熱発色層の熱感度が最も
低く、最上層にあるイエロー感熱発色層の熱感度が最も
高い。また、次の感熱発色層を記録する際に、その上に
ある記録済みの感熱発色層が再度記録されないように、
この記録済みの感熱発色層に特有な電磁線を照射して定
着する。
【0003】サーマルヘッドには、多数の発熱素子がラ
イン状に形成されており、1色の画像を1ラインずつ記
録する。この1ラインを記録する場合に、各発熱素子は
記録すべき感熱発色層の特性曲線に基づいた発色熱エネ
ルギー(mJ/mm2 )をカラー感熱記録材料に与え、
カラー感熱記録材料上で仮想的に四角に区画した画素内
を発色させてドットを形成する。この発色熱エネルギー
は、記録すべき感熱発色層が発色する直前の熱エネルギ
ー(以下、これをバイアス熱エネルギーという)と、所
望の濃度に発色させるための熱エネルギー(以下、これ
を階調熱エネルギーという)とからなる。このバイアス
熱エネルギーは感熱発色層の種類に応じて決まる一定な
値であるが、階調熱エネルギーは階調レベルを表す画像
データに応じて変化する。
【0004】高速プリントを行うために、記録材料の通
過域中に3個のサーマルヘッドを配置し、記録材料を上
流側から下流側へ1回通す間に、各サーマルヘッドでイ
エロー画像,マゼンタ画像,シアン画像を順次記録し
て、フルカラー画像を形成する1パス3ヘッドタイプの
カラーサーマルプリント方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この1パス3ヘッドタ
イプをカラー感熱プリント方法に用いる場合に、記録材
料が各プリントステージ間でつっ張った状態になると、
特定の位置に濃度が高い線(黒スジという)や、濃度が
低い線(白スジという)が入っていることに気がつい
た。この濃度ムラが発生する原因についていろいろ研究
したところ、サーマルヘッドの挙動等による搬送負荷変
動に基づくものであることが分かった。
【0006】例えば、あるサーマルヘッドが記録してい
る間に、別のサーマルヘッドがカラー感熱記録材料に圧
接したり、あるいはカラー感熱記録材料から離れたりす
ると、この別のサーマルヘッドの動きによって、カラー
感熱記録材料の搬送負荷が変化する。搬送負荷が変化す
ると、この変化に応じてプラテンローラの歪み,ベルト
の伸縮,回転軸の捻じれ等が増大又は減少する。また、
カラー感熱記録材料の搬送系の動力源としてパルスモー
タを使用している場合には、ロータの脱調までには至ら
ないが、ステップ送りした後にロータが正規の位置に静
止せずに、磁力と搬送負荷とがバランスした位置へ僅か
であるがずれてしまう。便宜上、これらの復元可能な状
態変化を搬送系の歪みと総称する。この搬送系の歪みの
変化量に応じてカラー感熱記録材料の搬送速度が一時的
に変化して、記録材料がつっ張った状態になると、濃度
ムラ(黒スジ,白スジ)が発生する。また、逆に記録材
料がたるんで、このたるみが過多になると記録材料の詰
まり(ジャム)の原因となる。
【0007】また、フルカラー画像を記録する場合に
は、各色の印画率が当然のことながら異なり、この印画
率の変動はサーマルヘッドの温度の変動となって現れる
ため、摩擦係数が変動する。したがって、この摩擦係数
の変動によっても搬送速度が一時的に変化するから濃度
ムラが発生する。
【0008】図16は、1パス3ヘッドタイプのカラー
感熱プリンタでカラー感熱記録材料100を矢線方向に
搬送しながら、濃度一定なイエロー(Y)とマゼンタ
(M)とを帯状に記録した状態を示すものである。ここ
では、便宜上ロール紙を用いて同じ図柄のプリントを何
枚も連続して印画するときを考える。イエローの記録中
に、マゼンタ用サーマルヘッドがダウンしてカラー感熱
記録材料100に圧接すると、カラー感熱記録材料10
0の搬送負荷が増大する。この搬送負荷が増大すると、
その変化分だけ搬送系の歪み量が増大し、この歪み量の
変化分に応じてカラー感熱記録材料100の搬送速度が
一時的に低下する。搬送速度が一時的に低下すると、記
録中のラインの幅が小さくなる他に、発熱素子から与え
られる熱エネルギー(mJ/mm2 )が大きくなるか
ら、このラインの発色濃度が高くなる。このために、濃
度が高い線、いわゆる黒スジ101が発生する。
【0009】また、所定枚数の内、最後のプリントにお
けるマゼンタの記録中に、記録が終了したイエロー用サ
ーマルヘッドがアップしてカラー感熱記録材料100か
ら離れると、カラー感熱記録材料100の搬送負荷が減
少する。この搬送負荷の減少分だけ歪みが減るため、カ
ラー感熱記録材料100の搬送速度が歪みの減少分だけ
一時的に速くなる。搬送速度が一時的に速くなると、プ
リント中のラインの幅が大きくなり、発熱素子から与え
られる熱エネルギー(mJ/mm2 )が小さくなるか
ら、プリント中のラインの発色濃度が低くなり、いわゆ
る白スジ102が発生する。なお、説明の便宜上、サー
マルヘッドのアップダウンに起因する黒スジ101及び
白スジ102を同一画面内に描いているが、サーマルヘ
ッドのアップダウンに起因するこららのスジ101,1
02中の黒スジ101は最初のプリント中に発生し、白
スジ102は最後のプリント中に発生する。
【0010】各サーマルヘッドは、カラー感熱記録材料
100に圧接してから、所定時間経過したときに記録が
開始される。また、最後の画像の記録が終了して通電を
停止してから、サーマルヘッドがカラー感熱記録材料1
00から離される。したがって、サーマルヘッドがカラ
ー感熱記録材料100に圧接している場合に、通電され
ずに冷えたままの状態と、通電されて発熱している状態
とがある。そして、これら二状態の一方から他方に変化
するときに搬送負荷が変化する。この搬送負荷の変化に
応じて搬送系の歪み量が変化するから、カラー感熱記録
材料100の搬送速度が一時的に変化する。
【0011】このサーマルヘッドの通電状態による搬送
負荷の変化は、サーマルヘッドとカラー感熱記録材料1
00との間の摩擦係数が原因である。すなわち、サーマ
ルヘッドが通電されずに冷えている状態では、サーマル
ヘッドとカラー感熱記録材料100との間の摩擦係数が
大きいが、サーマルヘッドが通電されて発熱している状
態ではカラー感熱記録材料100の表面が熱によって軟
化又は溶融するため、摩擦係数が小さくなる。この摩擦
係数が大きくなると、カラー感熱記録材料100の搬送
負荷が大きくなり、摩擦係数が小さくなると搬送負荷も
小さくなる。
【0012】例えば、イエロー用サーマルヘッドの記録
中にマゼンタ用サーマルヘッドの通電が開始されると、
カラー感熱記録材料の搬送速度が一時的に速くなって、
白スジ103が発生する。また、マゼンタ用サーマルヘ
ッドの記録中にイエロー用サーマルヘッドの通電が停止
すると、黒スジ104が発生する。
【0013】このようなスジ状の濃度ムラは上記のよう
な感熱式のカラーサーマルプリンタの他に、昇華型や溶
融型の転写式カラーサーマルプリンタでも発生する。ま
た、濃度ムラとはっきり認識されない場合でも搬送負荷
変動は色ずれに対して影響を与え、しかも搬送負荷変動
はこれを悪化させる方向に作用する。
【0014】本発明は、カラーサーマルプリンタにおけ
る記録材料の搬送負荷変動に起因する白スジや黒スジの
濃度ムラや色ずれの発生を簡単な構成で防止するように
したカラーサーマルプリント方法を提供することを目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラーサーマルプリント方法は、記録材料
の通過域に沿って、特定の色を1ラインずつ記録する少
なくとも3個のサーマルヘッドと各サーマルヘッドが圧
接される少なくとも3個のプラテンとを上流側から順に
配置し、記録材料が上流側から下流側へ送られる際に、
上流側のサーマルヘッドから通電を開始し、順に各色を
記録して1回の移動で記録材料にフルカラー画像を記録
するカラーサーマルプリント方法において、前記各サー
マルヘッドの間の記録材料にたるみを持たせた状態で各
色を記録し、各サーマルヘッドにおける記録材料の搬送
速度を制御して前記たるみを一定範囲に維持し、前記た
るみを一定範囲に維持するための搬送速度の変更に対応
させて、この速度変動による濃度むらを補正するように
サーマルヘッドで発生する熱エネルギを修正する各サー
マルヘッドの間の記録材料にたるみを持たせた状態で各
色を記録するようにしたものである。なお、記録材料の
搬送を、各サーマルヘッドの下流側に配置した搬送ロー
ラ対により行うことが好ましい。また、プラテンをロー
ラ形態にし、このプラテンを回転することにより前記記
録材料を搬送することが好ましい。
【0016】また、請求項記載のカラーサーマルプリ
ント方法は請求項記載のものを、カラー感熱プリント
に実施したものである。
【0017】
【0018】
【作用】記録材料の搬送負荷変動は、前述したように、
サーマルヘッドの機械的な挙動(記録材料への圧接の有
無)と、サーマルヘッドの電気的な挙動(通電状態)等
によって発生する。この搬送負荷変動が発生していると
きに、サーマルヘッドで記録中のラインには濃度ムラが
発生する。この搬送負荷変動を吸収することができるよ
うに、各サーマルヘッドの間の記録材料にたるみが形成
される。このたるみは、各サーマルヘッドにおける搬送
速度差を利用して形成される他に、例えば湾曲したガイ
ド部材で記録材料を案内することにより形成される。こ
のたるみは搬送負荷変動によって増減し、たるみが一定
範囲外となると、このたるみが形成されているいずれか
一方のカラー感熱記録材料の搬送部が制御され、このた
るみを一定範囲内にするように搬送速度がゆっくりと微
少変動され、たるみが一定範囲に維持される。このたる
みを維持するための搬送速度の変動量は搬送負荷変動に
比べて微少であり且つゆるやかに変動するから、これに
よる濃度むらの影響は少ない。しかし、たるみを一定に
維持するための搬送速度変動による濃度むらの影響を積
極的に無くしたい場合には、搬送速度の微少変動に対応
させて、この微少変動を受けるサーマルヘッドで発生す
る熱エネルギを修正し、この微少変動による濃度変動を
補正するとよい。更には、たるみを維持するための搬送
速度の変動が印画に影響を与えることのないように、こ
のたるみを維持するための搬送速度変動は、例えば各フ
ルカラー画像の間に形成される余白部を送る期間などの
サーマルヘッドによる記録期間外に行うとよい。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施した直線移
動型のカラー感熱プリンタを示すものである。カラー感
熱記録材料16の通過域(パス)に沿って、3個のプラ
テンローラ10,11,12が適切な間隔で配置されて
いる。各プラテンローラ10〜12には、イエロー用サ
ーマルヘッド13,マゼンタ用サーマルヘッド14,シ
アン用サーマルヘッド15が対向して配置されている。
各プラテンローラ10〜12には、カラー感熱記録材料
16の搬送方向上流側にガイドローラ対17,18,1
9が、下流側に搬送ローラ対20,21,22が配置さ
れている。搬送ローラ対20〜22は、ピンチローラ2
0a,21a,22aとキャプスタン20b,21b,
22bとから構成されており、キャプスタン20b〜2
2bはパルスモータ25,26,27によりそれぞれ独
自に回転駆動される。これにより、ロール状に巻き取ら
れたカラー感熱記録材料16は各サーマルヘッド13〜
15に順次送られる。
【0020】ガイドローラ対17の搬送方向下流側に
は、カラー感熱記録材料16の先端を検出するための先
端センサ30が配置されている。この先端センサ30
は、投光部と受光部とを備えており、光軸をカラー感熱
記録材料16が遮ることによりカラー感熱記録材料16
の先端を光学的に検出する。この先端を検出した時点か
ら、モータ駆動パルスをカウントすることで、カラー感
熱記録材料16の搬送位置が測定される。同様に、ガイ
ドローラ対18,19の搬送方向下流側には先端センサ
31,32が配置されており、これらは、マゼンタ記録
及びシアン記録に際して、各記録エリアの先端を特定す
る。
【0021】前記サーマルヘッド13〜15は、多数の
発熱素子をライン状に配列した発熱素子アレイ13a,
14a,15aを備え、これらはプラテンローラ10〜
12の軸方向(主走査方向)に延びている。また、各サ
ーマルヘッド13〜15は、発熱素子アレイ13a,1
4a,15aがカラー感熱記録材料16に圧接した位置
と、カラー感熱記録材料16から退避した位置との間を
移動する。
【0022】イエロー用サーマルヘッド13とマゼンタ
用サーマルヘッド14との間には、イエロー用定着器3
3が配置されている。このイエロー用定着器33は、発
光ピークが420nmの近紫外線を放出する紫外線ラン
プ34とリフレクタ35とから構成されている。また、
マゼンタ用サーマルヘッド14とシアン用サーマルヘッ
ド15との間には、マゼンタ用定着器36が配置されて
いる。このマゼンタ用定着器36は、発光ピークが36
5nmの近紫外線を放出する紫外線ランプ37とリフレ
クタ38とから構成されている。
【0023】定着器33とガイドローラ対18との間に
は、ガイドプレート40及びガイドローラ41とが配置
されている。このガイドプレート40上には、搬送ロー
ラ対20,21の間の搬送速度差によってカラー感熱記
録材料16にたるみ量LSyのたるみ43を形成する。
ガイドプレート40上にはこのたるみ量LSyを検出す
るためのたるみセンサ42が配置されている。たるみセ
ンサ42は投光器及び受光器とからなるマイクロ変位計
が用いられる。同様に、定着器36とガイドローラ対1
9との間には、ガイドプレート44,ガイドローラ4
5,たるみセンサ46が配置されており、上記と同じに
ようにガイドプレート44上にたるみ量LSmのたるみ
47を形成する。
【0024】図3に示すように、システムコントローラ
50は、第1〜第3搬送部51〜53と、イエロー記録
部55,マゼンタ記録部56,シアン記録部57とを所
定のシーケンスで制御する。第1搬送部51はイエロー
記録のための搬送を行い、第2搬送部52はマゼンタ記
録のための搬送を行い、第3搬送部53はシアン記録の
ための搬送を行う。システムコントローラ50は、第1
搬送部51のモータコントローラ60にパルスモータ2
5の回転開始と停止とを指令する。このモータコントロ
ーラ60は、周期が一定のモータ駆動パルスをモータド
ライバ61に送り、パルスモータ25を一定速度で回転
させる。カウンタ62は、先端センサ30がカラー感熱
記録材料16の先端を検出した時点からカウントを開始
し、先端の搬送位置を測定する。各サーマルヘッド13
〜15の昇降や通電のタイミングを決定するために、カ
ウンタ62のカウント値がシステムコントローラ50に
送られる。第2及び第3搬送部52,53も第1搬送部
51と同様に構成されている。
【0025】図4に示すように、たるみ量コントローラ
64は第1搬送部51のモータコントローラ60に接続
されており、モータ駆動パルスのパルスレートを調節す
ることによりカラー感熱記録材料16の搬送速度を微少
に変化させ、ガイドプレート40上にたるみ量LSy
(L1<LSy<L2;L1,L2は一定値)のたるみ
43を形成する。たるみセンサ42からのたるみ高さ信
号はアンプ66により次のA/D変換器67に適した電
圧レベルまで増幅され、これがA/D変換器67でデジ
タル化された後、演算処理回路68に送られる。演算処
理回路68では、平均値操作と非直線性の補正を行った
後に一定の換算を行い、たるみ量LSyを求め、このた
るみ量LSyと予め定めた一定値L1,L2との大小の
比較を行う。例えば、たるみが増加する場合にはLSy
は一定値L2よりも大きくなるので、この増加分を換算
した値をプログラマブルインターバルタイマ69のロー
ド値として出力する。なお、たるみ量LSyに換算する
ことなく、単にたるみ高さ信号に基づいてたるみ量を一
定範囲に保持する制御を行うようにしてもよい。
【0026】プログラマブルインターバルタイマ69は
このロード値に基づき、カラー感熱記録材料16のたる
み量LSyの増加分に対応させてパルスレートを小さく
する。これにより、キャプスタン20bで送られるカラ
ー感熱記録材料16の搬送速度が定常より遅くなるた
め、キャプスタン20bと21bとに速度差が生じ、た
るみ量LSyは少なくなり一定範囲内のたるみにされ
る。また、たるみが減少する場合には上記と逆の作用と
なり、たるみが増加して一定範囲内のたるみにされる。
同様にして、第2搬送部52のモータコントローラにた
るみ量コントローラ65が接続されている。このたるみ
量コントローラ65はたるみ量コントローラ64と同様
に構成されており、たるみ47のたるみ量LSmを一定
範囲(L1<LSm<L2)に保つ制御を行う。
【0027】図1(A)は上記たるみ量LSyが一定範
囲(L1<LSy<L2)となるようにする処理手順を
示している。また、カラー感熱記録材料16の先端通過
時には、所定範囲のたるみが発生するまで下流の搬送ロ
ーラ対の回転を停止することにより、たるみ43がガイ
ドプレート40上に形成される。図1(B)はこのとき
の処理手順を示している。
【0028】したがって、一方のサーマルヘッドで熱記
録中に、他方のサーマルヘッドの上下動や発熱量の変動
によってその感熱記録材料の搬送量が変動しても、間に
たるみ43,47があることによりこの変動分が吸収さ
れ、一方のサーマルヘッド側の感熱記録材料の搬送速度
に影響がでることがない。したがって、搬送速度変動に
起因する濃度むらや色ずれを無くすことができる。
【0029】図3に示すように、システムコントローラ
50は、各搬送部51〜53のカウンタのカウント値に
基づいて、イエロー記録部55,マゼンタ記録部56,
シアン記録部57に、サーマルヘッド13〜15のアッ
プダウンの指示と、画像の1ラインの記録開始を指示す
るための1ラインプリント開始信号を送る。
【0030】イエロー記録部55は、イエロー(Y)用
プリントコントローラ70を備え、このイエロー用プリ
ントコントローラ70は、システムコントローラ50か
らの1ラインプリント開始信号を受け取ったときに、イ
エロー画像の1ラインの記録を開始する。また、この1
ラインプリント開始信号をカウンタでカウントすること
により、記録すべきラインを特定する。
【0031】メモリ71には、イエロー画像の記録に用
いられるバイアスデータ等が記憶されている。このバイ
アスデータは、イエロー用サーマルヘッド13の各発熱
素子に共通して用いられるものであり、メモリ71から
読み出した1個のバイアスデータから、1ライン分のバ
イアスデータが作成される。バイアス用ラインメモリ7
2は、使用するバイアスデータの種類が変わる場合にの
み書き込まれ、そして種類が変わるまでは各ラインに対
して共通に使用される。なお、各発熱素子は、その抵抗
値にバラツキがあり、同じ駆動パルスで駆動しても発熱
量に差異が生じる。そこで、この発熱量の誤差を補正す
るために、抵抗値誤差を考慮して各発熱素子毎にバイア
スデータを設定するのが好ましい。
【0032】イエロー用画像メモリ73には、ビデオカ
メラやスキャナー等で取り込んだイエロー画像データが
書き込まれている。イエロー用画像メモリ73は、イエ
ロー画像の記録時にイエロー画像データが1ラインずつ
読み出され、画像用ラインメモリ74に書き込まれる。
なお、青色画像データを画像メモリに取り込み、記録時
に1ライン分を読み出してからイエロー画像データに変
換してもよい。
【0033】セレクタ75は、イエロー画像の1ライン
を記録する際に、最初にバイアス用ラインメモリ72か
ら1ライン分のバイアスデータを画素毎に順番に読み出
して、コンパレータ76に送る。バイアス加熱が終了す
ると、セレクタ75は画像用ラインメモリ74から、1
ライン分のイエロー画像データを読み出してコンパレー
タ76に送る。
【0034】比較データ発生回路77は、印画する階調
数が例えば「256」の場合には、バイアス加熱と階調
加熱の両方において、「0」から「255」の比較デー
タを順番に発生する。コンパレータ76は、各比較デー
タ毎に1ライン分のデータを画素毎に順番に比較し、1
ライン分の駆動データを発生する。各画素毎の比較にお
いて、バイアスデータ又は画像データが比較データより
も大きい場合には「1」の駆動データを発生し、それ以
外のときに「0」の駆動データを発生する。したがっ
て、バイアス加熱では、1ラインの各バイアスデータが
256回比較され、1個のバイアスデータは結果的に2
56ビットのバイアス駆動データに変換される。同様
に、階調加熱では、1ライン分の各イエロー画像データ
が256回比較され、1個のイエロー画像データが結果
的に256ビットの階調駆動データに変換される。
【0035】コンパレータ76は、1ライン分の駆動デ
ータをシリアルに出力して駆動回路78に送る。この駆
動回路78は、まずシリアルな駆動データをパラレルな
1ライン分の駆動データに変換する。次に、1ライン分
の各駆動データと、ストローブ信号発生回路79からの
ストローブ信号との論理積を求める。すなわち、駆動デ
ータが「1」の場合には、ストローブ信号の幅を持った
駆動パルスが発生する。駆動データが「0」の場合に
は、駆動パルスは発生しない。また、ストローブ信号
は、バイアス加熱と階調加熱とでは、ストローブ信号の
幅が違っており、カラー感熱記録材料16の特性曲線に
よって決まるが、一般的にはバイアス加熱時の方が幅が
広い。
【0036】イエロー用サーマルヘッド13は、アップ
ダウン機構80によって、発熱素子アレイ13aがカラ
ー感熱記録材料16に圧接した位置と、カラー感熱記録
材料16から離れた退避位置との間で移動する。イエロ
ー用サーマルヘッド13は、カラー感熱記録材料16に
圧接してから、カラー感熱記録材料16の搬送が安定す
るまでの時間、すなわちカラー感熱記録材料16が所定
ライン数だけ搬送された後に、発熱素子アレイ13aへ
の通電が開始される。また、イエロー画像の記録が終了
して発熱素子アレイ13aへの通電が停止してから、カ
ラー感熱記録材料16が所定ライン数だけ搬送された後
にイエロー用サーマルヘッド13が退避する。なお、本
実施形態では、複数コマのプリント中は各サーマルヘッ
ド13〜15を記録材料16に圧接した状態にしてサー
マルヘッド13〜15のアップダウンは行わないので、
イエロー画像の記録を終了した後のサーマルヘッド13
の退避は最後のプリントに対して行われる。アップダウ
ン機構80は、カム機構又はソレノイド等で構成されて
おり、イエロー用サーマルヘッド13を上下動させる。
【0037】マゼンタ記録部56,シアン記録部57も
前述したイエロー記録部55と同じ構成であるから、そ
の詳細なブロック図及び説明を省略する。
【0038】図5はカラー感熱記録材料の層構造の一例
を示すものである。支持体85の上に、シアン感熱発色
層86,マゼンタ感熱発色層87,イエロー感熱発色層
88,保護層89が順次層設されている。各感熱発色層
86〜88は、表面からの距離に依存した熱感度を持っ
ている。また、各感熱発色層86〜88は、熱記録され
る順番に表面から層設されているが、例えばマゼンタ,
イエロー,シアンの順番に熱記録する場合には、イエロ
ー感熱発色層88とマゼンタ感熱発色層87との位置が
入れ換えられる。各感熱発色層を分りやすくするため
に、イエロー感熱発色層88に対しては「Y」,マゼン
タ感熱発色層87に対しては「M」,シアン感熱発色層
86に対しては「C」を付してある。
【0039】図面では省略されているが、各感熱発色層
86〜88の間には、マゼンタ感熱発色層87,シアン
感熱発色層86の熱感度を調節するための中間層が形成
されている。支持体85としては、不透明なコート紙又
はプラスチックフイルムが用いられ、そしてOHPシー
トを作製する場合には、透明なプラスチックフイルムが
用いられる。
【0040】シアン感熱発色層86は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層8
7としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これに熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
87は、熱記録後に365nm付近の紫外線を照射する
とジアゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われ
る。イエロー感熱発色層88は、最大吸収波長が約42
0nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応し
てイエローに発色するカプラーとを含有している。この
イエロー感熱発色層88は420nmの近紫外線を照射
すると光定着して発色能力が失われる。
【0041】各感熱発色層の発色特性を示す図6におい
て、イエロー感熱発色層88の熱感度が最も高く、シア
ン感熱発色層86の熱感度が最も低い。イエロー「Y」
のドットをカラー感熱記録材料16上の1個の画素内に
記録する場合には、バイアス熱ネルギーBYに、階調熱
エネルギーGYJ を加えた発色熱エネルギーがカラー感
熱記録材料16に与えられる。このバイアス熱エネルギ
ーBYは、イエロー感熱発色層88が発色する直前の熱
エネルギーであり、バイアス加熱期間中にカラー感熱記
録材料16に与えられる。また、バイアス熱エネルギー
の大きさは、バイアスデータで表されたバイアスパルス
の個数によって決まる。
【0042】階調熱エネルギーは、画像データに応じて
決められるものであり、バイアス加熱期間に続く階調加
熱期間中に、カラー感熱記録材料16に与えられる。な
お、マゼンタM,シアンCも同様であるので、符号のみ
を付してある。
【0043】記録状態を示す図7において、イエロー用
サーマルヘッド13には、主走査方向Mに延びた発熱素
子アレイ13aが形成されている。この発熱素子アレイ
13aは、ライン状に配列された多数の発熱素子90
a,90b,90c,・・・から構成されている。各発
熱素子は、例えば主走査方向Mの長さL3が140μm
であり、副走査方向Sの長さL4が100μmである。
このイエロー用サーマルヘッド13により、多数の画素
91からなるラインが次々と記録される。
【0044】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。プリントすべき画像の3色画像データを取り込み、
色毎に設けた画像メモリに書き込む。この画像データの
取込み後に、プリント開始スイッチ(図示せず)を操作
する。このプリント開始スイッチが操作されると、シス
テムコントローラ50は、イエロー用定着器33,マゼ
ンタ用定着器36を点灯させるとともに、給紙機構(図
示せず)を作動させてカラー感熱記録材料16の給紙を
行う。また、システムコントローラ50は、モータコン
トローラ60にモータ回転を指示する。このモータコン
トローラ60は、周期が一定のモータ駆動パルスをドラ
イバ61に送って、パルスモータ25を一定速度で回転
させる。このパルスモータ25の回転は搬送ローラ対2
0を駆動させる。なお、ガイドローラ17,18,19
はカラー感熱記録材料16の先端が通過する際にはニッ
プ解除状態にされており、先端が通過した後にカラー感
熱記録材料16を軽くニップするようにされる。
【0045】給紙されたカラー感熱記録材料16は、ガ
イドローラ対17に案内され、プラテンローラ10に向
けて搬送される。この搬送中に、カラー感熱記録材料1
6の先端が先端センサ30で検出される。この先端セン
サ30の検出信号でカウンタ62のカウント動作が開始
され、モータ駆動パルスの個数をカウントして、カラー
感熱記録材料16の搬送位置を測定する。
【0046】システムコントローラ50は、カウンタ6
2の内容をチェックしており、カラー感熱記録材料16
の先端がイエロー用サーマルヘッド13を通過した所定
位置に達したことを検知したときに、イエロー用サーマ
ルヘッド13の下降をイエロー用プリントコントローラ
70に指示する。このイエロー用プリントコントローラ
70は、アップダウン機構80を作動させ、イエロー用
サーマルヘッド13を下降させ、発熱素子アレイ13a
をカラー感熱記録材料16に圧接する。
【0047】イエロー用サーマルヘッド13の圧接後
に、イエロー用プリントコントローラ70は、イエロー
用画像メモリ73から第1ライン目のイエロー画像デー
タを画素毎に読み出し、これを画像用ラインメモリ74
に書き込む。また、バイアスデータをメモリ71から読
み出し、これをバイアス用ラインメモリ72に繰り返し
て転送することで、1ライン分の標準バイアスデータを
バイアス用ラインメモリ72に書き込む。なお、イエロ
ー用サーマルヘッド13の下降から、イエロー画像の記
録開始までの間は、イエロー用サーマルヘッド13が通
電されずにカラー感熱記録材料16に圧接した状態にあ
るが、この期間にイエロー用サーマルヘッド13をバイ
アスデータでバイアス加熱してもよい。こうすると、イ
エロー画像の記録開始時でのカラー感熱記録材料16の
搬送負荷変動を少なくすることができる。
【0048】システムコントローラ50のメモリには、
カラー感熱記録材料16の先端と記録エリアの先端との
距離がキーボードにより入力され、又は装置の製造時に
書き込まれている。システムコントローラ50は、カウ
ンタ62のカウント値から、記録エリアの先端がイエロ
ー用サーマルヘッド13の発熱素子アレイ13aに達し
ていると判断したときに、イエロー用プリントコントロ
ーラ70にイエロー画像の記録開始を指示する。
【0049】イエロー用プリントコントローラ70は、
セレクタ75をバイアス用ラインメモリ72に接続して
から、バイアス用ラインメモリ72の読出しを開始す
る。このバイアス用ラインメモリ72から、例えば数値
が「240」の1ライン分のバイアスデータが、1個ず
つ順番に読み出されてコンパレータ76に送られる。他
方、イエロー用プリントコントローラ70は、比較デー
タ発生回路77のカウンタをリセットする。この比較デ
ータ発生回路77は、例えば「0」の比較データをコン
パレータ76に送る。
【0050】コンパレータ76は、入力されたバイアス
データと、「0」の比較データとを比較し、前者が後者
よりも大きいときに、「1」のバイアス駆動データを出
力する。コンパレータ76は、「0」の比較データのも
とで、1ライン分の標準バイアスデータを比較するか
ら、全てが「1」となった1ライン分のバイアス駆動デ
ータをシリアルに出力する。
【0051】シリアルなバイアス駆動データは、駆動回
路78に送られてシフトレジスタでパラレルなバイアス
駆動データに変換される。次に、1ライン分のバイアス
駆動データと、ストローブ信号発生回路79からのバイ
アス加熱用ストローブ信号とはANDゲートアレイに送
られてその論理積が求められる。全てのバイアス駆動デ
ータは「1」であるから、バイアス加熱用ストローブ信
号の幅と同じパルス幅を持った1ライン分のバイアス駆
動パルスが出力される。このバイアス駆動パルスは、図
8(A)において符号「0B 」が付してある。1ライン
分のバイアス駆動パルスによって、発熱素子アレイ13
aの各発熱素子90a,90b・・・が同時に駆動され
て発熱する。
【0052】0番目のバイアス駆動パルスによる発熱が
終了すると、イエロー用プリントコントローラ70は、
比較データ発生回路77のカウンタをインクリメントし
て、「1」の比較データを発生させる。次に、イエロー
用プリントコントローラ70は、バイアス用ラインメモ
リ72から第2回目の読出しを開始する。このバイアス
用ラインメモリ72は、再び1ライン分の標準バイアス
データをシリアルに読み出してコンパレータ76に送
る。前述した手順により、図8(A)において「1B
を付した1番目のバイアス駆動パルスが1ライン分作成
され、発熱素子アレイ18aの各発熱素子90a,90
b・・・を同時に駆動する。
【0053】このように発熱素子アレイ13aの各発熱
素子90a,90b・・・は、バイアス加熱期間内で2
41回の発熱を行うことにより、各発熱素子はイエロー
感熱発色層88が発色する直前のバイアス熱エネルギー
BYを発生する。
【0054】バイアス加熱が終了すると、階調加熱が開
始される。まず、イエロー用プリントコントローラ70
は、比較データ発生回路77のカウンタをリセットして
「0」に、またセレクタ75を切り換えて、画像用ライ
ンメモリ74をコンパレータ76に接続する。次に、イ
エロー用プリントコントローラ70は、画像用ラインメ
モリ74に書き込まれている第1ラインのイエロー画像
データを1個ずつ順次読み出してコンパレータ76に送
る。
【0055】コンパレータ76は、最初に「0」の比較
データと、シリアルに入力される各イエロー画像データ
とを順次比較する。イエロー画像データが比較データよ
りも大きい場合には、コンパレータ76は「1」の階調
駆動データを出力し、それ以外の場合には「0」の階調
駆動データを出力する。このコンパレータ76は、1ラ
イン分の各階調駆動データをシリアルに発生して、これ
らを駆動回路78に送る。
【0056】駆動回路78では、1ライン分の階調駆動
データをパラレル変換してから、階調用のストローブ信
号を用いて階調駆動パルスに変換する。ここで、階調駆
動データが「0」の場合には、階調駆動パルスは発生し
ない。この1ラインの階調駆動パルスによって、発熱素
子アレイ13aの各発熱素子90a,90b・・・が選
択的に駆動されて発熱する。この第1番目の階調駆動パ
ルスは、図8(A)において符号「0K 」が付してあ
る。
【0057】以下同様にして、「1」から「255」ま
での比較データを用い、各発熱素子を選択的に駆動す
る。これにより、各発熱素子は、0〜256回の範囲内
で、イエロー画像データに応じた回数だけ駆動され、階
調熱エネルギーを発生する。したがって、最高濃度の画
素を記録する場合には、発熱素子は0番目から255番
目の階調駆動パルスで駆動される。最低濃度の画素を記
録する場合には、階調駆動パルスが与えられず、この場
合には階調加熱期間が零となる。
【0058】各発熱素子は、一定なバイアス熱エネルギ
ーBYと、イエロー画像データに応じた階調熱エネルギ
ーGYJ とからなる発色熱エネルギーを発生する。これ
により、イエロー感熱発色層88は、図6の特性曲線に
基づいて、イエロー画像データに応じた濃度に発色する
から、図7に示すように、四角形をした画素91内にイ
エロードットが形成される。
【0059】各発熱素子は、階調加熱が終了すると、図
8(A)に示すように、冷却期間に入って自然冷却が行
われる。この冷却期間は、階調駆動パルスの個数が小さ
いほど長くなる。なお、冷却期間の最小値は、発熱素子
に256個の階調駆動パルスを供給して発熱させた後、
発熱素子が常温のもとで所定温度まで低下するに必要な
時間から決められている。
【0060】全ての発熱素子が冷却期間に入ってから、
イエロー用プリントコントローラ70は、イエロー用画
像メモリ73から第2ラインのイエロー画像データを読
み出して、画像用ラインメモリ74に書き込む。また、
セレクタ75をバイアス用ラインメモリ72側に切り換
える。なお、バイアス用ラインメモリ72は、特定ライ
ンになるまでは、バイアスデータの書込みは行われず、
既に書き込まれているバイアスデータが用いられる。
【0061】冷却期間が終了した時点で、システムコン
トローラ50は、1ラインプリント開始信号をイエロー
用プリントコントローラ70に送り、第2ラインの記録
を開始させる。この第2ラインの記録でも、まずバイア
ス用ラインメモリ72からバイアスデータを読み出して
バイアス加熱し、次に画像用ラインメモリ74から読み
出した第2ラインのイエロー用画像データで階調加熱を
行う。以下、同様にして、連続移動中のカラー感熱記録
材料16に、イエロー画像の第3ライン以降を順次記録
する。
【0062】プラテンローラ10の回転で、イエロー画
像が記録された部分がイエロー用定着器33に到達する
と、発光ピークが420nmの近紫外線が照射され、イ
エロー感熱発色層88が定着されて発色能力が消失され
る。
【0063】システムコントローラ50は、第2搬送部
52の先端センサ31に基づくモータ駆動パルス数のカ
ウント値から、カラー感熱記録材料16がマゼンタ用サ
ーマルヘッド14に到達したことを検知すると、マゼン
タ記録部56にマゼンタ用サーマルヘッド14の下降を
指示する。マゼンタ記録部56はマゼンタ用サーマルヘ
ッド14を下降させてカラー感熱記録材料16に圧接す
る。その後、記録エリアの先端がマゼンタ用サーマルヘ
ッド14に到達したことを検知すると、システムコント
ローラ50はマゼンタ記録部56にプリントを指示す
る。
【0064】マゼンタ画像の第1ラインの記録に際して
は、サーマルヘッド14の各発熱素子は、バイアスデー
タによって、図8(B)に示すように、0番〜240番
のバイアス駆動パルスで駆動され、バイアス熱エネルギ
ーBMを発生する。ここで、マゼンタ感熱発色層87の
バイアス熱エネルギーBMが大きいので、イエロー画像
の記録よりもパルス幅が長いストローブ信号が用いら
れ、それによりパルス幅が広いバイアス駆動パルスが作
成される。
【0065】次に、マゼンタ画像データに応じた個数の
階調駆動パルスで各発熱素子が駆動され、マゼンタ感熱
発色層87を加熱して発色させる。これにより、マゼン
タ画像の第1ラインがイエロー画像の第1ラインに重な
るように記録される。冷却期間の終了後に、前述したイ
エロー画像の記録と同様な手順で、マゼンタ画像の第2
ラインの記録が開始される。こうして、バイアス加熱,
階調加熱,冷却とを繰り返して、マゼンタ感熱発色層8
7を加熱・発色させて、マゼンタ画像の第3ライン以降
を順次記録する。マゼンタ画像が記録された部分がマゼ
ンタ用定着器36に到達すると、発光ピークが365n
mの紫外線が照射され、マゼンタ感熱発色層87が定着
されて発色能力が消失される。
【0066】カラー感熱記録材料16の先端がシアン用
サーマルヘッド15に到達すると、システムコントロー
ラ50はサーマルヘッド15のダウンを指示して、カラ
ー感熱記録材料16に圧接させる。その後、記録エリア
の先端がシアン用サーマルヘッド15に到達したことを
検知すると、システムコントローラ50はシアン記録部
57にプリントを指示する。
【0067】シアン記録部57は、図8(C)に示すよ
うに、一定個数のバイアス駆動パルスと、シアン画像デ
ータに応じた個数の階調駆動パルスで各発熱素子を駆動
して、シアン感熱発色層86を加熱・発色させる。これ
により、イエロー画像及びマゼンタ画像の第1ラインに
重なるように、シアン画像の第1ラインが記録される。
同様にしてカラー感熱記録材料16に、シアン画像の第
2ライン以降を順次記録する。
【0068】3個のサーマルヘッド13〜15によって
フルカラー画像が記録されたカラー感熱記録材料16
は、図示しないカッタで各画像毎に切り離されてトレイ
等に排出される。
【0069】カラー感熱記録材料16の先端を通過させ
て第1の画像を記録する際には、先ず3個のサーマルヘ
ッド13〜15は退避位置にセットされた状態になって
いる。そして、記録材料16の先端が各サーマルヘッド
13〜15を通過した後に、各サーマルヘッド13〜1
5が圧接位置にされる。その後、サーマルヘッド13〜
15の通電の開始又は停止が行われる。例えば、イエロ
ー用サーマルヘッド13の記録中に、マゼンタ用サーマ
ルヘッド14が下降(圧接)され、その後通電が開始さ
れる。逆に、マゼンタ用サーマルヘッド14の記録中
に、イエロー用サーマルヘッド13の通電が停止され
る。また、最後の画像の場合には通電停止した後にサー
マルヘッド13が上昇(退避)される。これらのサーマ
ルヘッドの挙動により、カラー感熱記録材料16の搬送
負荷変動が発生するが、これらの搬送負荷変動はガイド
プレート40上に形成されたカラー感熱記録材料16の
たるみ43で吸収され、これらの搬送負荷変動が他のサ
ーマルヘッドのカラー感熱記録材料に影響を与えること
がない。また、同様にマゼンタ用サーマルヘッド14と
シアン用サーマルヘッド15との間で発生する搬送負荷
変動もガイドプレート43上に形成されたたるみ47で
吸収され、これによる濃度むらが発生することがない。
【0070】図9は,1個のバイアス駆動パルスによっ
てバイアス加熱を行うようにした実施形態を示すもので
ある。この場合には、バイアス熱エネルギー,濃度ムラ
の有無及び種類に応じてパルス幅が調節される。
【0071】なお、カラー感熱記録材料16に対して、
多数のフルカラー画像を続けて記録する場合には、上記
実施形態のように、カラー感熱記録材料16の先端を基
準にした位置データでは各プリントステージにおいて、
記録エリアの記録開始位置がずれてしまうこともあり、
しかも送り誤差が次第に累積されてしまうことになる。
この場合には、カラー感熱記録材料16に一定ピッチで
位置決めマークを記録しておき、この位置決めマークを
マークセンサで検出することにより、各プリントステー
ジでの記録エリアの記録開始位置や、サーマルヘッドの
圧着開始位置等を特定する。位置決めマークは、予めカ
ラー感熱記録材料16に所定ピッチで形成する他に、カ
ラー感熱記録材料16に対しプリンタ側で給紙ローラの
近くで給紙時に一定ピッチで位置決めマークを記録して
もよい。マークは、感熱記録の他にインクを塗布した
り、切り込みや小孔を形成したりして形成する。インク
を塗布してマークを記録する場合には、マークが目立つ
ことのないように記録材料16の側端面に形成するとよ
い。また、マークは各記録エリアの間の余白に形成し
て、1コマ毎にフルカラー画像を切り離す際に、この余
白部分の位置決めマークを切り落とすことが好ましい。
この場合に、位置決めマークをカットマークとして利用
してこれを基準にしてカラー感熱記録材料16を切断す
るとよい。
【0072】また、上記実施形態では、ガイドプレート
上のたるみ量を一定にするために、搬送ローラ対の回転
速度をゆっくり微少変化させている。このたるみ量を一
定するための回転速度の微少変動で僅かながら濃度むら
が発生する。この濃度むらは他のサーマルヘッドの挙動
による搬送速度変動よりもかなり小さく無視することが
できるが、この微少変動に合わせてバイアス加熱量を補
正してもよい。この場合には、濃度変動がより少ない高
品質なプリントを行うことができるようになる。
【0073】例えば、搬送負荷の微少変動により変動し
たたるみ量を一定にするために、例えばイエロー用パル
スモータ25の回転速度を僅かに上げてたるみ量を増や
す場合には、イエロー用サーマルヘッド13が蓄熱しや
すくなるので、濃度が高くなる。これは、パルスモータ
25の駆動パルス数をカウントすることにより1ライン
のプリントタイミングを得ているため、パルスモータ2
5のパルスレートを変更した状態で1ライン当りの駆動
パルス数をそのままとしてプリントタイミングを作成す
ると、1ラインの画素長さが僅かに短くなるため、単位
面積当りの発熱量が増加することに起因する。これを防
止するために、この回転速度を僅かに上げるときに、図
10(B)に示すように、そのバイアス駆動パルスを通
常のバイアスデータ「240」よりも減らした、例えば
「235」の修正バイアスデータを用い、236個のバ
イアス駆動パルスで発熱素子を駆動する。こうすると、
バイアス加熱時の熱エネルギーがバイアス熱エネルギー
よりも小さくなり、発色濃度が低くなるから、黒スジの
発生が防止される。
【0074】また、たるみ量を一定にするために、イエ
ロー用パルスモータ25の回転速度を僅かに下げてたる
み量を減らす場合には、単位面積当りの発熱量が低下す
ることに起因してイエロー用サーマルヘッド13が蓄熱
しにくくなるので、濃度が低くなる。これを防止するた
めに、この回転速度を僅かに下げるときに、図10
(A)に示すように、そのバイアス駆動パルスを通常の
ときよりも増やした、例えば「245」の修正バイアス
データを用い、246個のバイアス駆動パルスで発熱素
子を駆動する。こうすると、バイアス加熱時の熱エネル
ギーがバイアス熱エネルギーよりも大きくなり、発色濃
度が高くなるから、白スジの発生が防止される。上記修
正バイアスデータは、各記録部のメモリ71に書き込ん
でおき、パルスモータのパルスレートを変更して搬送速
度を微少変化する際に対応する修正データをバイアス用
ラインメモリ72に書き込み、これにより修正バイアス
加熱する。
【0075】なお、濃度ムラの補正のために、バイアス
熱エネルギーを修正しているが、この代わりに階調加熱
の熱エネルギーを修正したり、あるいはその両方を修正
してもよい。
【0076】また、上記実施形態ではマイクロ変位計か
らたるみセンサを構成したが、この他に、図11に示す
ように、揺動アーム96の先端にルーパーローラ97を
回動自在に設け、搬送量の微少変化により形成されたた
るみ部分にルーパーローラ97を接触させておき、揺動
アーム96の変位角度をポテンショメータ99により検
出することでたるみ量を検出するようにしてもよい。こ
の場合にはバネ材96aによって、揺動アーム96を時
計方向に軽く付勢しておく。また揺動アーム96の代わ
りにルーパーローラをスライダ等によって上下動させ、
これの変位によりたるみ量を検出してもよい。また、た
るみの形成はその上流側の搬送ローラ対の回転速度を変
えることにより行ったが、この他に下流側の搬送ローラ
対の回転速度を変えてたるみを一定量に保つようにして
もよい。
【0077】次に、図12に示すように、ペーパーガイ
ド110を用いて各サーマルヘッド111,112,1
13の上流側にたるみ115,116,117を形成す
る他の実施形態について説明する。各サーマルヘッド1
11〜113の下流側には搬送ローラ対118,11
9,120とマークセンサ122,123,124とが
配置されている。また、給紙機構126にも、搬送ロー
ラ対121とマークセンサ125とが配置されている。
各搬送ローラ対118〜121は、ピンチローラ118
a,119a,120a,121aとキャプスタン11
8b,119b,120b,121bとから構成されて
いる。ピンチローラ118a〜121aは図示しない揺
動枠により昇降自在に構成されており、下降してキャプ
スタン118b〜121bに圧接する位置と、上昇して
キャプスタン118b〜121bから離れる位置とに変
移する。マークセンサ122〜125は、カラー感熱記
録材料127の先端を検出する他に、所定ピッチでカラ
ー感熱記録材料127に記録されたマークを検出して、
これらの検出信号に基づき各プリントステージにおい
て、カラー感熱記録材料127の記録エリアの位置を特
定する。なお、先端検出とマーク検出とを兼用する代わ
りに、別個の先端センサを用いてもよい。符号130,
131,132はプラテンローラ、134はイエロー光
定着器、135はマゼンタ光定着器を示す。また、符号
136,137,138,139は各キャプスタン11
8b〜120b,121を回転するパルスモータを示
す。サーマルヘッド111〜113は図示しないアップ
ダウン機構による昇降自在に配置されている。なお、可
動ガイド板140,141をキャプスタン軸142とプ
ラテン軸143とに回動自在に取り付けたが、この他
に、キャプスタン118b,119b,121bや、プ
ラテンローラ130〜132の近くで別個の軸により可
動ガイド板140,141を取り付けてもよい。
【0078】ペーパーガイド110は、円弧状のガイド
面140a,141aを有した1対の可動ガイド板14
0,141から構成されており、これらはキャプスタン
軸142と、プラテン軸143とに回動自在に取り付け
られている。そして、上方に回動して閉じた状態となる
ガイド位置(二点鎖線表示)と、下方に回動して開いた
状態となる退避位置(実線表示)との間で図示しないガ
イド切り替え機構により変移するようにされている。ま
た、これら可動ガイド板140,141の先端面140
b,141bは斜めに形成されており、各ガイド板14
0,141をガイド位置にセットしたときに、上流側の
可動ガイド板140の先端面140bが、下流側の可動
ガイド板141の先端面141bの上に重なるようにさ
れている。これにより、記録材料127の先端を案内す
るときに、記録材料127の先端が可動ガイド板14
0,141の合わせ部を円滑に乗り越えることができ、
記録材料127がこの部分で詰まることのないようにさ
れる。
【0079】カラー感熱記録材料127の先端部を案内
する際には、可動ガイド板140,141がガイド位置
にセットされており、これら可動ガイド板140,14
1によって、各サーマルヘッド111,112,113
の上流側にたるみ115,116,117が形成され
る。カラー感熱記録材料126の先端部が各プリントス
テージで搬送ローラ対118〜120によりニップされ
ると、この搬送ローラ対118〜120の上流側にある
可動ガイド板130,131が開いて退避位置となる。
したがって、これらのたるみ115〜117によって他
のプリントステージにおいて搬送負荷に変動があった場
合でもこれらの搬送負荷変動がたるみによって吸収され
るため、搬送負荷変動が伝達されることがなく、濃度む
らや色ずれの発生を防止することができる。
【0080】なお、このようなペーパーガイド110に
代えて、ペーパープッシャーを設けて、各搬送ローラ対
でカラー感熱記録材料がニップされた後に搬送方向に直
交する方向にカラー感熱記録材料を押し出すようにして
もよい。これにより、カラー感熱記録材料にたるみが形
成される。
【0081】図13は、図12に示す実施形態のような
キャプスタン駆動に代えて、プラテン駆動としたもので
あり、サーマルヘッド150,151,152の各発熱
素子アレイにプラテンローラ153,154,155を
圧接し、このプラテンローラ153〜155をパルスモ
ータ156,157,158により駆動することでカラ
ー感熱記録材料159を搬送する。この場合には図12
に示すような搬送ローラ対118〜120などを用いる
ことがないので、構成を簡単にすることができる。な
お、図12に示すものと同一構成部材には同一符号が付
してある。
【0082】上記実施形態では、たるみを一定範囲に維
持する際にカラー感熱記録材料の搬送速度を僅かずつゆ
っくりと変更させて、たるみを一定に維持するための搬
送速度の変更による濃度むらの発生を抑えるようにした
が、これに代えて、図14に示すように、1フレーム分
のプリントを終了した後の記録期間外に、搬送速度を変
更してたるみ量LSを一定範囲(L1<LS<L2)に
維持するようにしてもよい。この場合には、1フレーム
分のプリント期間における送り量変動分よりも充分に長
いたるみ量に設定しておき、1フレーム分のプリント中
にたるみが消費されることのないようにする。このよう
に、サーマルヘッドの発熱素子アレイが各フレームの間
の余白部分を通過する間にたるみ量を一定範囲にするよ
うに、カラー感熱記録材料の搬送速度を変えることによ
り、速度変更による濃度むらの発生を無くすことができ
る。
【0083】また、上記実施形態では直線型のパスとし
たが、この他に、U字型や円弧型のパスとしてもよい。
また、上記実施形態では、カラー感熱プリンタについて
説明したが、この他にイエロー,マゼンタ,シアンの各
カラーインクリボンを用いた昇華型の熱転写プリンタに
本発明を実施してもよい。この場合には、サーマルヘッ
ドの各発熱素子アレイと記録材料との間にカラーインク
リボンを介在させて、各インクリボンからのインクを記
録材料に熱転写する。また、昇華型の代わりに熱溶融型
としてもよい。なお、イエロー,マゼンタ,シアンの3
本のインクリボンの他にブラックのインクリボンを用い
て、4本のインクリボンでフルカラー画像を記録するよ
うにしてもよい。
【0084】また、上記各実施形態ではサーマルヘッド
側を昇降させたが、この他に、各サーマルヘッドを固定
配置するとともにプラテンローラ側を昇降させて、各発
熱素子アレイの位置が変動することがないようにしても
よい。また、上記実施形態では、カラー感熱記録材料を
水平面上に位置させて搬送したが、この他に鉛直面方向
にカラー感熱記録材料を位置させて搬送してもよい。ま
た、上記キャプスタン駆動方式の実施形態ではプラテン
ローラを用いたが、この他に、プラテンプレートを用い
てもよい。更に、上記実施形態ではロールシートを用い
たが、この他に、カラー感熱記録材料として複数のプリ
ントステージに跨った状態で記録される長さを有するカ
ットシートを用いてもよい。また、カラー感熱記録材料
に、ブラック発色層を形成して4層構造としたり、更に
は肌色等の特定色を発色する感熱発色層を加えて5層構
造としてもよい。
【0085】図15は、マゼンタプリントステージ19
1の記録材料搬送部202のパルスモータ214を標準
パルスレートに固定して、他のイエロー及びシアンプリ
ントステージ190,192の記録材料搬送部201,
203のパルスモータ213,215のパルスレートを
変更してたるみ195,196のたるみ量Ly,Lc
(実際には記録材料とセンサとの距離)を調整するよう
にした他の実施形態を示す概略図である。基本的には図
2に示す実施形態と同じであり、同一構成部材には同一
符号が付してある。記録材料16の搬送系は、給紙機構
200,イエロー搬送部201,マゼンタ搬送部20
2,シアン搬送部203,排紙機構204から構成され
ている。給紙機構200は給紙ローラ対206を備えて
おり、カラー感熱記録材料16をイエロー搬送部201
に送り出す。排紙機構204も排紙ローラ対207を備
えており、プリント済みの記録材料16を排紙トレイ側
に送り出す。この際に、図示しないカッタで各画像毎に
切り離される。
【0086】各搬送部201〜203は搬送ローラ対2
10,211,212から構成されており、各搬送ロー
ラ対210〜212は、キャプスタン210a〜212
aとニップローラ210b〜212bとから構成されて
いる。キャプスタン210a〜212aはパルスモータ
213〜215により個別に回転される。ニップローラ
210b〜212bは、上記実施形態と同じようにロー
ラシフト機構216によって記録材料16の先端通過時
に上方に退避されニップ解除状態にされ、記録材料16
の先端が通過した後はニップ状態にされる。
【0087】各プラテンローラ10〜13とキャプスタ
ン210a〜212aとの間には、反射型のマークセン
サ220,221,222が配置されており、記録材料
16に所定のピッチで形成された位置決めマークを検出
する他に、記録材料16の先端通過を検出する。マーク
センサ220〜222からの検出信号は、システムコン
トローラ225に送られる。システムコントローラ22
5は、マークセンサ220〜222からの検出信号に基
づき先端検出信号かマーク検出信号かを判定する。先端
かマークかの検出信号の判定は、信号レベルの変化の相
違により行う。
【0088】システムコントローラ225は、各プリン
トステージ190〜192に記録材料16の先端を通過
させる際には、ヘッドシフト機構226によりサーマル
ヘッド13〜15を退避位置にする他、搬送ローラ対2
10〜212,排紙ローラ対207をニップ解除状態に
セットする。そして、給紙を開始してから一定時間が経
過した後にヘッドシフト機構226を作動して、各発熱
素子13a〜15aを記録材料16に圧着させる。この
一定時間は、イエロープリントステージ190では給紙
を開始してから記録材料16の先端がイエローサーマル
ヘッド13を通過するまでの時間であり、予めシステム
コントローラ225のROM227に記憶されている。
なお、時間経過で先端通過を検出する他に、給紙機構2
00のパルスモータのモータ駆動パルス数をカウントす
ることにより先端通過を検出するようにしてもよい。ま
た、同様にして記録材料16の先端が搬送ローラ対21
0を通過した後に、搬送ローラ対210がニップ状態に
される。
【0089】マゼンタプリントステージ191での記録
材料16の先端通過の処理も基本的にはイエロープリン
トステージ190と同じであるが、給紙機構200で給
紙を開始したときからの一定時間とすると累積誤差が大
きくなるため、前のイエロープリントステージ190の
マークセンサ220によって先端を検出してからの一定
時間に基づき処理を行っている。シアンプリントステー
ジ192における先端通過の処理も同様にマゼンタプリ
ントステージ191でのマークセンサ221により先端
を検出してからの一定時間に基づき行っている。排紙ロ
ーラ対207も同様にしてニップ制御が行われる。
【0090】各プリントステージ190〜192におけ
るプリントは、マークセンサ220〜222による位置
決めマーク検出信号に基づき記録開始位置を特定し、こ
れに基づき各サーマルヘッド13〜15を駆動すること
により1ラインずつ行われる。
【0091】また、たるみ195,196を一定範囲に
維持する制御は次のようにして行われる。先ず、各搬送
部201〜203の各パルスモータ213〜215を標
準パルスレートで回転する。次に、マゼンタ搬送部20
2のパルスモータ214を標準パルスレートで固定して
一定速度にする。また、他のイエロー及びシアンプリン
トステージ190,192のパルスレートをたるみ19
5,196が一定範囲になるように変更する。このた
め、マゼンタ搬送部202のパルスモータ214を、モ
ータコントローラ228,ドライバ229により駆動す
る。また、イエロープリントステージ190とマゼンタ
プリントステージ191との間のたるみ195のたるみ
量をたるみセンサ230で検出し、この検出信号に基づ
きたるみ量コントローラ231、モータコントローラ2
32、ドライバ233を介してイエローパルスモータ2
13を制御する。たるみセンサ230はマイクロ変位計
から構成されている。例えば、たるみセンサ230と記
録材料16の最大たるみ部分との距離LyがLy<L2
yのときは、イエロー搬送部201のパルスモータ21
3のパルスレートを現状よりも低くする。これにより、
イエロー搬送部201における記録材料搬送速度が現状
よりも低くなり、距離Lyが大きくなる(たるみ量が少
なくなる)。距離LyがLy>L1yのときは、イエロ
ー搬送部201のパルスモータ213のパルスレートを
現状よりも高くして搬送速度を高くする。また、距離L
yがL2y≦Ly≦L1yのときにはパルスレートを変
更しない。
【0092】同様にして、マゼンタ及びシアンプリント
ステージ191,192の間に形成されるたるみ196
のたるみ量をたるみセンサ235で検出し、この検出信
号に基づきたるみ量コントローラ236、モータコント
ローラ237、ドライバ238を介してシアンパルスモ
ータ215を制御する。なお、240,241,24
2,243,244はペーパーガイドを示し、245は
イエロー定着器、246はマゼンタ定着器を示す。
【0093】なお、図15に示す実施形態ではマゼンタ
搬送部202を基準にしてイエロー及びシアン搬送部2
01,203の搬送速度を変更したが、この他にイエロ
ー及びシアン搬送部201,203のパルスモータ21
3,215を標準パルスレートで駆動して一定速度で送
り、マゼンタ搬送部202のパルスモータ214のパル
スレートを変更してたるみ量を調節するようにしてもよ
い。また、上記実施形態では、記録材料16の先端の通
過に対応させてサーマルヘッド13〜15を順次圧着さ
せたが、この他に、記録材料の先端が無駄になる不都合
があるが、先端が全てのプリントステージを通過したの
ちに、サーマルヘッド13〜15を一斉に圧着させるよ
うにしてもよい。また、最後のコマをプリントするま
で、各サーマルヘッド13〜15を記録材料に常時圧接
させたが、この他に各記録エリアをプリントする際のみ
圧接させるように、サーマルヘッド13〜15を昇降さ
せてもよい。この場合にも、サーマルヘッドの挙動によ
る搬送負荷変動がたるみで吸収され、隣のプリントステ
ージに伝達されることがなくなるので、濃度ムラや色ず
れを少なくすることができる。
【0094】
【発明の効果】本発明では、サーマルヘッドの挙動に起
因する搬送負荷変動を各サーマルヘッドの間の記録材料
のたるみにより吸収するようにしたから、搬送負荷変動
に起因するスジ状の濃度ムラや色ムラ、色ずれの発生を
防止することができる。
【0095】また、記録材料のたるみは少なくとも一方
のサーマルヘッドの記録材料搬送系の搬送速度をゆっく
り微少に変化させて行うから、この速度変化によっては
大きな濃度変動となることがない。なお、このような速
度変化による濃度変動を抑えるために、この速度変化に
対応させてバイアスデータを変更して速度変動による単
位当たりの印加熱エネルギを一定にすることにより、よ
り一層濃度ムラを無くすことができる。また、バイアス
加熱の熱エネルギーを修正するから、画像データに対し
て特別な演算処理等を施すことが不要となり、簡単に熱
エネルギーを修正することができる。
【0096】また、記録材料のたるみを一定に維持する
ための搬送速度の変更はサーマルヘッドによる記録期間
外に行うことにより、記録期間では搬送速度の変更が行
われることがなく、たるみを一定に維持するための速度
変更による濃度ムラなどの発生を無くすことができる。
【0097】記録材料を次のサーマルヘッドに案内する
ガイド部材を各サーマルヘッドの間に設け、このガイド
部材を、ガイド位置とこのガイド位置から退避して記録
材料に接触することのない退避位置との間で変移自在に
構成し、このガイド部材の記録材料ガイド面を湾曲させ
たから、記録材料の先端を通過させるだけで、各サーマ
ルヘッドの間の記録材料にたるみを簡単に形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を示すフローチャートであり、
(A)はたるみ量を一定に保つ処理手順を示し、(B)
はたるみ量を形成するための処理手順を示している。
【図2】本発明を実施するための直線搬送型のカラー感
熱プリンタを示す概略図である。
【図3】カラー感熱プリンタの電気構成を示すブロック
図である。
【図4】たるみコントローラを示すブロック図である。
【図5】カラー感熱記録材料の層構造の一例を示す図で
ある。
【図6】カラー感熱記録材料の発色特性を示す特性曲線
図である。
【図7】カラー感熱記録材料の記録状態を示す説明図で
ある。
【図8】ラインを記録する場合の駆動パルスの波形図で
ある。
【図9】1個のバイアス駆動パルスでバイアス加熱を行
う場合の波形図である。
【図10】たるみを形成するためにカラー感熱記録材料
の搬送速度を微少変化させるときに、この微少変化に対
応させてバイアス加熱を行う場合の波形図である。
【図11】他のたるみセンサを示す概略図である。
【図12】ペーパーガイドを用いた他の実施形態を示す
概略図である。
【図13】プラテン駆動方式の他の実施形態を示す概略
図である。
【図14】たるみを一定範囲に維持する他の実施形態に
おける処理手順を示すフローチャートである。
【図15】たるみを一定範囲に維持する他のカラー感熱
プリンタを示す概略図である。
【図16】従来のカラー感熱プリント方法でプリントし
たカラー感熱記録材料を示す説明図である。
【符号の説明】
10〜12,130〜132,153〜155 プラテ
ンローラ 13〜15,111〜113,150〜152 サーマ
ルヘッド 16,127,159 カラー感熱記録材料 20〜22,121〜123,210〜212 搬送ロ
ーラ対 25〜27,136〜139,156〜158,213
〜215 パルスモータ 33,36,134,135,245,246 光定着
器 42,46,230,235 たるみセンサ 43,47,115〜117,195,196 たるみ 64,65,231,236 たるみコントローラ 110 ペーパーガイド 122〜125,220〜222 マークセンサ 140,141 可動ガイド板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−179273(JP,A) 特開 平6−121087(JP,A) 特開 平5−69566(JP,A) 特開 平1−180378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 - 2/325 B41J 11/42 B41J 13/10 B41J 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材料の通過域に沿って、特定の色を
    1ラインずつ記録する少なくとも3個のサーマルヘッド
    と各サーマルヘッドが圧接される少なくとも3個のプラ
    テンとを上流側から順に配置し、記録材料が上流側から
    下流側へ送られる際に、上流側のサーマルヘッドから通
    電を開始し、順に各色を記録して1回の移動で記録材料
    にフルカラー画像を記録するカラーサーマルプリント方
    法において、 前記各サーマルヘッドの間の記録材料にたるみを持たせ
    た状態で各色を記録し、各サーマルヘッドにおける記録材料の搬送速度を制御し
    て前記たるみを一定範囲に維持し、 前記たるみを一定範囲に維持するための搬送速度の変更
    に対応させて、この速度変動による濃度むらを補正する
    ようにサーマルヘッドで発生する熱エネルギを修正する
    ことを特徴とするカラーサーマルプリント方法。
  2. 【請求項2】 イエロー感熱発色層,マゼンタ感熱発色
    層,シアン感熱発色層の少なくとも3種類の感熱発色層
    を積層したカラー感熱記録材料を用い、このカラー感熱
    記録材料の通過域に沿って、特定の感熱発色層を1ライ
    ンずつ記録する少なくとも3個のサーマルヘッドと各サ
    ーマルヘッドが圧接される少なくとも3個のプラテンと
    を上流側から順に配置し、カラー感熱記録材料が上流側
    から下流側へ搬送される際に、上流側のサーマルヘッド
    から通電を開始し、上層にある熱感度が高い感熱発色層
    から順に記録して1回の移動でカラー感熱記録材料にフ
    ルカラー画像を記録するとともに、第1サーマルヘッド
    による記録直後及び第2サーマルヘッドによる記録直後
    に、各サーマルヘッドで記録された感熱発色層に特有な
    電磁線をカラー感熱記録材料に照射して定着するカラー
    サーマルプリント方法において、 各サーマルヘッドにおけるカラー感熱記録材料の搬送速
    度を制御して各サーマルヘッドの間でカラー感熱記録材
    料に一定範囲のたるみを維持させ、このたるみによって
    搬送負荷変動を吸収し、前記カラー感熱記録材料のたるみを一定範囲に維持する
    ための搬送速度の変更に対応させて、この速度変動によ
    る濃度むらを補正するようにサーマルヘッドで発生する
    熱エネルギを修正する ことを特徴とするカラーサーマル
    プリント方法。
JP29580295A 1995-01-12 1995-11-14 カラーサーマルプリント方法 Expired - Fee Related JP3510026B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29580295A JP3510026B2 (ja) 1995-01-12 1995-11-14 カラーサーマルプリント方法
US08/584,441 US5724085A (en) 1995-01-12 1996-01-11 Color thermal printer and color thermal printing method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-3321 1995-01-12
JP332195 1995-01-12
JP29580295A JP3510026B2 (ja) 1995-01-12 1995-11-14 カラーサーマルプリント方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08244262A JPH08244262A (ja) 1996-09-24
JP3510026B2 true JP3510026B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=26336875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29580295A Expired - Fee Related JP3510026B2 (ja) 1995-01-12 1995-11-14 カラーサーマルプリント方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5724085A (ja)
JP (1) JP3510026B2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3590701B2 (ja) * 1995-11-16 2004-11-17 富士写真フイルム株式会社 カラーサーマルプリント方法及び装置
DE69801124T2 (de) * 1997-02-05 2001-10-31 Fuji Photo Film Co., Ltd. Direkt thermisch aufzeichender Drucker, direkt thermisch aufzeichendes Druckverfahren und Transportvorrichtung für Aufzeichnungsmaterial
US5765481A (en) * 1997-03-11 1998-06-16 Gerber Scientific Products, Inc. Apparatus and method for working on a length of web material
US6195110B1 (en) * 1997-07-28 2001-02-27 Fuji Photo Film Co., Ltd. Thermal printing method and apparatus having groups of separately drive heating elements in the thermal head
US6052144A (en) * 1998-06-01 2000-04-18 Eastman Kodak Company Image printing
US6587133B1 (en) 2000-08-16 2003-07-01 Cornelis Erik Tjoa In-line printing and stepwise processing of a band of material
JP2001246769A (ja) * 2000-03-03 2001-09-11 Fuji Photo Film Co Ltd カラーサーマルプリンタ
JP2002211020A (ja) * 2001-01-15 2002-07-31 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱プリンタ
JP2004291450A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Fuji Photo Film Co Ltd カラープリンタ及びその記録材料搬送方法
US20050116034A1 (en) * 2003-11-28 2005-06-02 Masato Satake Printing system
JP2005219454A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Fuji Photo Film Co Ltd プリント方法及びプリンタ
US7222839B2 (en) * 2004-02-12 2007-05-29 Gorbel, Inc. Cable slack and guide monitoring apparatus and method for a lift device
US20050186008A1 (en) * 2004-02-19 2005-08-25 Fuji Photo Film Co., Ltd. Printer with cutter and method for cutting recording paper
JP4319065B2 (ja) * 2004-02-26 2009-08-26 セイコーインスツル株式会社 熱活性化装置
JP4575000B2 (ja) * 2004-02-26 2010-11-04 セイコーインスツル株式会社 熱活性化装置およびプリンタ装置
EP1600298A3 (en) * 2004-05-27 2006-07-26 Alps Electric Co., Ltd. Thermal printer including a plurality of recording units
KR20060005757A (ko) * 2004-07-14 2006-01-18 삼성전자주식회사 포토 프린터의 인쇄 미디어 및 포토 프린터
ES2301324B1 (es) * 2005-12-27 2009-05-01 I.T.W. España, S.A. Procedimiento de impresion aplicable a dispositivo de impresion de cabezales.
US7891893B2 (en) * 2006-06-29 2011-02-22 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Printing apparatus including plural printheads and a drive mechanism for the platen rollers
JP4979719B2 (ja) * 2009-02-04 2012-07-18 株式会社ミヤコシ インクジェット記録装置
US8405695B2 (en) 2010-06-11 2013-03-26 Wedg Co., Ltd. Printing apparatus
JP5671875B2 (ja) * 2010-08-12 2015-02-18 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム
CN102815557B (zh) * 2011-06-08 2015-06-03 精工爱普生株式会社 输送装置、印刷装置以及输送方法
JP5966585B2 (ja) * 2012-05-11 2016-08-10 トヨタ紡織株式会社 シート材料の搬送装置
CN104611866B (zh) * 2013-11-05 2017-07-14 立信染整机械(深圳)有限公司 一种双槽双滚筒松式染色装置
CN109477734B (zh) * 2016-07-07 2022-10-04 富士胶片株式会社 编码器信号处理装置、打印机、带打印机的摄像装置及编码器信号处理方法
CN112390050A (zh) * 2019-08-12 2021-02-23 山东新北洋信息技术股份有限公司 打印机及纸张输送方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0184132B1 (en) * 1984-11-30 1990-04-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Thermal recording apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US5724085A (en) 1998-03-03
JPH08244262A (ja) 1996-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3510026B2 (ja) カラーサーマルプリント方法
JP3590701B2 (ja) カラーサーマルプリント方法及び装置
JP3501567B2 (ja) カラーサーマルプリンタ
JPH0611543B2 (ja) 熱転写記録装置およびカラ−熱転写リボン
JP3713078B2 (ja) サーマルプリンタのジャム検出装置
JPH10202964A (ja) カラーサーマルプリント方法及びプリンタ
JPH08192524A (ja) カラー感熱プリント方法
US6922205B2 (en) Color thermal printer and color thermal printing method
JP2896275B2 (ja) カラー感熱記録方法
US6556231B2 (en) Thermosensitive printer
JP3462281B2 (ja) カラー感熱プリント方法
JP3369012B2 (ja) カラー感熱プリント方法
JP2006082425A (ja) カラー感熱プリンタ、およびプリンタ
JPH091841A (ja) カラー感熱プリント方法及び装置
JPH04173157A (ja) 熱転写プリンタ
JP3753270B2 (ja) カラーサーマルプリント方法及び装置
US6433806B1 (en) Three-heads one-pass type thermal printer
JP2006015699A (ja) 熱転写記録方法
JP3419934B2 (ja) カラー感熱プリント方法
JP3352339B2 (ja) 熱転写記録方法
JPH0655749A (ja) 熱転写記録装置
JP3636770B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP2000071494A (ja) カラー感熱プリント方法及びプリンタ
JP3048484B2 (ja) カラーシリアルプリンタ
JP2000071495A (ja) カラー感熱プリント方法及びプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031224

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees