JP3713078B2 - サーマルプリンタのジャム検出装置 - Google Patents

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーマルプリンタのジャム検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サーマルプリンタには、熱転写プリンタと感熱プリンタとがある。前者の熱転写プリンタには、溶融型と昇華型とがあり、これらはインクフイルムを記録紙に重ね、インクフイルムの背後からサーマルヘッドを押し当てて加熱し、インクフイルムのインクを記録紙に転写するものである。そして、溶融型でフルカラー画像を記録する場合には階調データに応じてインク塗布面積を変える面積階調方式が採用され、昇華型でフルカラー画像を記録する場合には階調データに応じて発熱量を変える階調加熱方式が採用される。また、後者の感熱プリンタは、感熱記録紙をサーマルヘッドで加熱して、感熱記録紙を発色させてインクドットを熱記録するものであり、階調加熱方式が採用される。
【0003】
カラー感熱プリンタでは、加熱によって発色するカラー感熱記録材料が用いられ、サーマルヘッドとカラー感熱記録材料とを相対移動しながら、サーマルヘッドでカラー感熱記録材料を押圧・加熱してフルカラー画像を記録する。このカラー感熱記録材料は、少なくともシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層がベース上に順次層設されている。各感熱発色層を選択的に発色させるために、各感熱発色層は熱感度が異なっており、最下層にあるシアン感熱発色層の熱感度が最も低く、最上層にあるイエロー感熱発色層の熱感度が最も高い。また、次の感熱発色層を記録する際に、その上にある記録済みの感熱発色層が再度記録されないように、この記録済みの感熱発色層に特有な電磁線を照射して定着する。
【0004】
サーマルヘッドには、多数の発熱素子がライン状に形成されており、1色の画像を1ラインずつ記録する。この1ラインを記録する場合に、各発熱素子は記録すべき感熱発色層の特性曲線に基づいた発色熱エネルギー(mJ/mm2 )をカラー感熱記録材料に与え、カラー感熱記録材料上で仮想的に四角に区画した画素内を発色させてドットを形成する。この発色熱エネルギーは、記録すべき感熱発色層が発色する直前の熱エネルギー(以下、これをバイアス熱エネルギーという)と、所望の濃度に発色させるための熱エネルギー(以下、これを階調熱エネルギーという)とからなる。このバイアス熱エネルギーは感熱発色層の種類に応じて決まる一定な値であるが、階調熱エネルギーは階調レベルを表す画像データに応じて変化する。
【0005】
高速プリントを行うために、記録材料の通過域中に3個のサーマルヘッドを配置し、記録材料を上流側から下流側へ1回通す間に、各サーマルヘッドでイエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像を順次記録して、フルカラー画像を形成する1パス3ヘッドタイプのカラーサーマルプリンタが知られている(例えば、特開平5−201043号公報,特公平6−96338号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の1パス3ヘッドタイプのカラーサーマルプリンタでは、パスが長くなるとともにサーマルヘッド数も増えることから、ジャム(記録材料の詰まり)の発生率が高くなる。ジャムが発生すると、記録材料が無駄になる他に搬送系などを故障させてしまうこともある。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、ジャムの発生を簡単な構成で確実に検出することができるようにしたサーマルプリンタのジャム検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のサーマルプリンタのジャム検出装置は、記録材料に所定ピッチで形成されたマークを検出するマークセンサと、このマークセンサからのマーク検出信号に基づき各マークの通過時間を測定し、この通過時間が予め定めたジャム判別時間を経過したときにジャムと判定するジャム判定手段とを備え、前記マークを、記録材料に少なくとも3色の画像を重ねて記録してフルカラー画像を記録する際の位置決めマークから構成し、前記マークセンサを各色の画像を位置合わせするための位置決めマークセンサから構成することを特徴とする。また、請求項2記載のプリンタのジャム検出装置は、記録材料に画像を記録するプリンタにおいて、前記記録材料に所定ピッチで形成されたマークを検出するマークセンサと、このマークセンサからのマーク検出信号に基づき各マークの通過時間を測定し、この通過時間が予め定めたジャム判別時間を経過したときにジャムと判定するジャム判定手段とを備え、前記マークを、記録材料に少なくとも3色の画像を重ねて記録してフルカラー画像を記録する際の位置決めマークから構成し、前記マークセンサを各色の画像を位置合わせするための位置決めマークセンサから構成することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明を実施した直線移動型のカラー感熱プリンタを示すものである。カラー感熱記録材料10の通過域(パス)に沿って、3個のプラテンローラ11,12,13が適切な間隔で配置されている。各プラテンローラ11〜13には、イエロー用サーマルヘッド14,マゼンタ用サーマルヘッド15,シアン用サーマルヘッド16が対向して配置されており、これらによりパスに沿ってイエロープリントステージ17,マゼンタプリントステージ18,シアンプリントステージ19が形成される。
【0010】
各プラテンローラ11〜13の付近でカラー感熱記録材料10の搬送方向下流側には、搬送ローラ対20,21,22が配置されている。搬送ローラ対20〜22は、ピンチローラ20a〜22aとキャプスタン20b〜22bとから構成されており、キャプスタン20b〜22bはパルスモータ23,24,25によりそれぞれ独自に回転駆動される。これにより、ロール状に巻き取られたカラー感熱記録材料10の先端が引き出され、この記録材料10が各サーマルヘッド14〜16に順次送られる。
【0011】
前記キャプスタン20bは図示しない機枠に水平に取り付けられている。また、図3に示すように、ピンチローラ20aは揺動フレーム30に水平に取り付けられている。揺動フレーム30は、カム31により取付軸32を中心にして一定角度で揺動するようにされている。また、揺動フレーム30は、コイルバネ33によりピンチローラ20aがキャプスタン20b側に圧着するように付勢されている。これにより、通常はピンチローラ20aがキャプスタン20bに圧着されて、これらの間にカラー感熱記録材料10を挟んだニップ状態になっている。そして、カラー感熱記録材料10の先端が通過する時には、カム31が所定角度回転することにより揺動フレーム30を所定角度回転させ、これによりキャプスタン20bからピンチローラ20aを離して、この隙間にカラー感熱記録材料10の先端を通過させる。これら揺動フレーム30,カム31,コイルバネ33によりローラシフト機構34が構成されている。その他の搬送ローラ対21,22もこの搬送ローラ対20と同じローラシフト機構34が取り付けられており、カラー感熱記録材料10のニップとニップ解除とが選択的に行われるようになっている。なお、ローラシフト機構34はピンチローラ20aをシフトすることができるものであればよく、カムやソレノイドによりローラ軸を直接にシフトするタイプなどを用いてもよい。
【0012】
図2に示すように、各プラテンローラ11〜13の付近でカラー感熱記録材料10の搬送方向上流側には、ガイドローラ対26,27,28が配置されている。ガイドローラ対26〜28は、ガイドローラ26a,27a,28aと押さえローラ26b,27b,28bとから構成されており、押さえローラ26b〜28bはローラシフト機構29によりガイドローラ26a〜28a側に軽く付勢されており、カラー感熱記録材料10を軽くニップする。ローラシフト機構29は前記ローラシフト機構34とほぼ同じ構成になっている。なお、押さえローラ26b〜28bもローラシフト機構29により、ガイドローラ26a〜28aに圧接したガイド位置と、ガイドローラ26a〜28aから離れた退避位置との間で変移するようにされている。そして、カラー感熱記録材料の先端通過時にはこのローラシフト機構29により押さえローラ26b〜28bが退避位置にされる。ガイドローラ26a〜28aは各パルスモータ23〜25により回転駆動され、カラー感熱記録材料10の補助搬送を行う。
【0013】
各ガイドローラ対26〜28近くでカラー感熱記録材料搬送方向下流側にはマークセンサ36,37,38が配置されている。マークセンサ36〜38は投光部及び受光部を備えた反射型センサから構成されており、これらのマークセンサ36〜38は図4に示すように、記録材料10に所定ピッチL1で形成された位置決めマーク39を検出する。
【0014】
位置決めマーク39はカラー感熱記録材料10の感熱記録層が形成された面とは反対側の面に印刷により記録されている。この位置決めマーク39は記録エリアPAに対応して1つの記録エリアPAに対し1個の割合で形成されており、そのピッチはL1とされている。なお、記録エリアPAのサイズ変更に対応するように、前記ピッチを小さくして記録エリアに多数個の位置決めマークを記録してもよく、この場合には位置決めマークの検出数に応じて記録エリアPAを特定する。
【0015】
この位置決めマーク39を検出した時点から、パルスモータ25のモータ駆動パルスをカウントすることで、イエロープリントステージ17におけるカラー感熱記録材料10の記録エリアPAをトラッキング(追跡)してその記録開始位置SPなどを特定する。このトラッキング結果を用いることにより、プラテンローラ11の発熱素子アレイ14aへの圧着や各発熱素子への通電が制御される。同様にして、他のサーマルヘッド15,16の近くにもマークセンサ36,37が配置されており、これらは、マゼンタ記録及びシアン記録に際して、各記録エリアPAの記録開始位置SPなどを特定する。
【0016】
前記サーマルヘッド14〜16は、多数の発熱素子をライン状に配列した発熱素子アレイ14a,15a,16aを備え、これらはプラテンローラ11〜13の軸方向(主走査方向)に延びている。また、図3に示すように、サーマルヘッド14には放熱フィン40が取り付けられている。同様にして他のサーマルヘッド15,16にも放熱フィンが取り付けられている。
【0017】
また、プラテンローラ11にはローラシフト機構41が設けられている。ローラシフト機構41は揺動フレーム42,カム43,コイルバネ44から構成されており、基本的な構成は前記ローラシフト機構34と同じである。揺動フレーム42はカム43により取付軸45を中心にして一定角度で揺動するようにされている。また、揺動フレーム42はコイルバネ44により付勢されており、通常はプラテンローラ11がサーマルヘッド14の発熱素子アレイ14aに圧着されている。そして、カラー感熱記録材料10の先端が通過する時や1フレーム分のプリントを終了した時には、カム43が所定角度回転することにより揺動フレーム42を所定角度回転させ、これにより発熱素子アレイ14aへのカラー感熱記録材料10の圧着を解除する。その他のプラテンローラ12,13もこのプラテンローラ対11と同じように構成されている。
【0018】
図2に示すように、イエロー用サーマルヘッド14とマゼンタ用サーマルヘッド15との間には、イエロー用定着器45が配置されている。このイエロー用定着器45は、発光ピークが420nmの近紫外線を放出する紫外線ランプ46とリフレクタ47とから構成されている。また、マゼンタ用サーマルヘッド15とシアン用サーマルヘッド16との間には、マゼンタ用定着器48が配置されている。このマゼンタ用定着器48は、発光ピークが365nmの紫外線を放出する紫外線ランプ49とリフレクタ50とから構成されている。
【0019】
図1に示すように、前記マークセンサ36からの位置決めマーク検出信号はセンサ駆動検出回路51を介してマーク検出処理回路52に送られ、ここでマーク検出信号が抽出され、このマーク検出信号がシステムコントローラ55に送られる。マークセンサ36は、センサ駆動検出回路51によりその投光用LEDが一定周期毎に駆動され、受光部からのマーク検出信号が増幅されて、マーク検出処理回路53に送られる。センサ駆動検出回路51は、位置決めマーク39の長さL2(図4参照)よりも短い間隔となる周期で、マークセンサ36の投光用LEDを駆動する。このマーク検出信号は、カラー感熱記録材料10の各記録エリアPAの位置の特定に用いられ、これにより各プリントステージ17,18,19で記録される各色の画像がずれることなく重ねて記録される。また、マーク検出信号は、ジャム検出にも用いられる。
【0020】
システムコントローラ55には、イエロー用,マゼンタ用,シアン用の各ジャム検出部56,57,58、イエロー用,マゼンタ用,シアン用の各搬送部60,61,62と、イエロー用,マゼンタ用,シアン用の各記録部63,64,65とが接続されており、これらは所定のシーケンスで制御される。
【0021】
システムコントローラ55は、例えばイエロー用搬送部60のモータコントローラ70にパルスモータ23の回転開始と停止とを指令する。このモータコントローラ70は、周期が一定のモータ駆動パルスをモータドライバ71に送り、パルスモータ23を一定速度で回転させる。カウンタ72は、システムコントローラ55からのマーク検出信号によりカウントを開始し、このカウント値をシステムコントローラ55に送る。システムコントローラ55は、このカウント値に基づき、記録エリアPAの記録開始位置SPを特定して、各発熱素子アレイ14aに記録材料10を圧着するタイミングを決定する他に、各発熱素子を通電するタイミングを決定する。他の各搬送部61,62もイエロー用搬送部60と同様に構成されている。
【0022】
また、システムコントローラ55は、ジャムの検出を開始する際にタイマースタート/ストップ信号をイエロー用ジャム検出部56のタイマーカウンタ67に送り、タイマーカウンタ67のカウントを開始する。また、ジャムの検出を終了した際にはこのタイマースタート/ストップ信号が入力されることでタイマーのカウントを終了する。タイマーカウンタ67には図示しないクロック信号発生器からクロックパルスが入力されており、経過時間をカウントするようになっている。更に、タイマーカウンタ67には、マーク検出処理回路53からカウントリセット信号が入力される。このカウントリセット信号は、マークセンサ36が位置決めマーク39を検出したときに発せられる。タイマーカウンタ67はクロックパルス数をカウントしてリセットされてからの経過時間LTを一致検出回路68に送る。
【0023】
一致検出回路68には、システムコントローラ55からジャム判別時間Tjが予め設定されており、ここでこのジャム判別時間Tjと経過時間LTとが一致するか否かが判定される。一致している場合にはタイムアウト信号(ジャム検出信号)がシステムコントローラ55に送られる。システムコントローラ55はこのタイムアウト信号を受けると、カラー感熱記録材料10の搬送とプリントを中止したのち、ジャムの警告を音とディスプレィの表示とで行う。このとき、各プリントステージ毎にジャムの発生を検出することができるので、ジャムの発生箇所をディスプレィに表示してもよい。
【0024】
ジャム判別時間Tjは次のようにして求める。各位置決めマーク39の間隔をL1(mm)とし、キャプスタンローラ20bを駆動するパルスモータ23のパルスレートをP1(pps)とし、1パルス当たりのキャプスタンローラ20bの送り量をQ1(mm)とすると、各位置決めマーク39がマークセンサ36を通過する時間T1(sec) は、
T1={L1/(P1・Q1)}となる。したがって、マークセンサ36のマーク検出周期をA(sec) とすると、ジャム判別時間Tj(sec) は、
Tj={L1/(P1・Q1)}+Aとなる。なお、このジャム判定時間Tjに送り量誤差を考慮した一定値B(sec) を加えて、送り誤差によるジャムの誤検出の発生を防止するようにしてもよい。
【0025】
また、システムコントローラ55は、位置決めマーク39の検出信号に基づき、各記録部63〜65を作動させて、サーマルヘッド14〜16により各色の画像を1ラインずつ記録する。したがって、各プリントステージ17〜19で記録された各色の画像は色ずれなく記録される。各記録部63〜65は周知のように各発熱素子をバイアス加熱するとともに画像データに応じて階調加熱して各色の画像を1ラインずつ記録する。各記録部63〜65は、例えば、特開平7−137320号公報,特開平7−144428号公報などに記載されたサーマルヘッド駆動制御装置を用いて構成されている。イエロー記録の後はイエロー定着器によりイエロー感熱記録層が光定着される。また、マゼンタ記録の後はマゼンタ定着器によりマゼンタ感熱記録層が光定着される。このように、イエロー,マゼンタ,シアンの各感熱記録層が同一記録エリアに記録され、フルカラー画像が得られる。このフルカラー画像は前記位置決めマークの検出信号に基づき各画像の間の余白部でカッタにより切り離される。
【0026】
次に、上記実施形態の作用について簡単に説明する。プリント開始スイッチ(図示せず)が操作されると、システムコントローラ55は、イエロー用定着器45,マゼンタ用定着器48を点灯させるとともに、給紙機構(図示せず)を作動させてカラー感熱記録材料10の給紙を行う。この給紙時には、各ガイドローラ対26〜28、プラテンローラ11〜13、搬送ローラ対20〜22のニップが解除された状態になっている。
【0027】
カラー感熱記録材料10は、給紙側の搬送ローラ対75によりプラテンローラ11に向けて搬送される。この搬送中に、システムコントローラ55は、カラー感熱記録材料10の先端をマークセンサ36で検出し、この検出信号に基づき給紙側のパルスモータ76の駆動パルス数からカラー感熱記録材料10の先端位置をトラッキングする。そして、このトラッキング結果に基づきカラー感熱記録材料10の先端が各ガイドローラ対26〜28、搬送ローラ対20〜22を通過した後に、これらを順次ニップ状態にするとともに、所定のタイミングで各パルスモータ23〜25を回転する。
【0028】
例えば、システムコントローラ55は、所定のタイミングでモータコントローラ70にモータ回転を指示し、モータコントローラ70は、周期が一定のモータ駆動パルスをドライバ71に送って、パルスモータ25を一定速度で回転させ、搬送ローラ対20を駆動させる。これにより、搬送ローラ対20によりイエロープリントステージ17でカラー感熱記録材料10が搬送されるようになる。
【0029】
システムコントローラ55は位置決めマーク39を検出した後のモータ25の駆動パルス数をカウントして、このカウント値に基づきヘッド押圧位置や記録エリアPAの記録開始位置SPを特定する。そして、これに基づき、イエロー記録部63を制御して、記録エリアPAにイエロー画像を1ラインずつ記録していく。他のプリントステージ18,19においても同様の制御が行われ、各プリントステージ17〜19において各色の記録が順次行われる。
【0030】
また、位置決めマーク39のマーク検出信号に基づきマーク検出処理回路53はタイマーカウンタ67をリセットする。これにより、タイマーカウンタ67は新たな経過時間LTを測定する。一致検出回路68は、この経過時間LTとジャム判別時間Tjとが一致するか否かを検出し、一致した場合にジャムと判定して、カラー感熱記録材料10の搬送とプリントとを中止し、ジャムの警告を行う。なお、カラー感熱記録材料10の先端通過の際にジャムが発生した場合も、経過時間LTが予め設定されているジャム判別時間Tjを越えるため、ジャムが検出される。
【0031】
各サーマルヘッドの間でカラー感熱記録材料にたるみを形成して、このたるみにより、一方のプリントステージにおけるサーマルヘッドの挙動変化による搬送負荷変動が他方のプリントステージに伝達されることのないようにする場合には、ジャム判別時間Tj’を以下のようにして求めるとよい。
Tj’={L1/(P’1・Q1)}+α
なお、P’1は各キャプスタンにおける現実点でのパルスレートである。このようにして求めたジャム判別時間Tj’を、たるみ量の制御のためにパルスレートを変更する毎に、新たに一致検出回路に設定する。
【0032】
また、上記実施形態ではタイマーカウンタ67,一致検出回路68などを用いてハードウェアでジャム検出部56〜58を構成したが、この他に、ソフトウェアで実施するようにしてもよい。この場合には、図5に示すような処理手順によりジャムを検出する。なお、タイマーカウンタでは経過時間を測定するようにしたが、この経過時間の代わりに経過時間に対応するクロックパルスの個数データを用いてもよい。この場合には、ジャム判別時間Tjの代わりに時間をクロックパルスの個数データに変換したものを用いる。
【0033】
また、上記実施形態では位置決めマーク39をカラー感熱記録材料10の感熱記録層形成側とは反対側の面に印刷により記録するようにしたが、この他にマークは小孔や切欠きから形成してもよい。更には、感熱記録層に感熱記録によりプリント前に位置決めマークを記録してもよい。
【0034】
また、上記実施形態では、カラー感熱プリンタについて説明したが、この他に図示は省略したが、イエロー,マゼンタ,シアンの各カラーインクリボンを用いた昇華型の熱転写プリンタに本発明を実施してもよい。この場合には、サーマルヘッドの各発熱素子アレイと記録材料との間にカラーインクリボンを介在させて、各インクリボンからのインクを記録材料に熱転写する。また、昇華型の代わりに熱溶融型としてもよい。
【0035】
また、各実施形態では、各サーマルヘッド14〜16を固定配置するとともにプラテンローラ11〜13側を昇降させて、各発熱素子アレイの位置が変動することがないようにしたが、この他にサーマルヘッド側を昇降させてもよい。また、上記実施形態ではプラテンローラ11〜13を用いたが、この他に、プラテンプレートを用いてもよい。更に、上記実施形態ではロールシートを用いたが、この他に、カラー感熱記録材料としてカットシートを用いてもよい。また、カラー感熱記録材料に、ブラック発色層を形成して4層構造としたり、更には肌色等の特定色が発色する感熱発色層を加えて5層構造としてもよい。また、図2では縦型配置のサーマルヘッド14〜16を用いたが、この他に特開平5−201043号公報に記載されているような横型配置のサーマルヘッドを用いてもよい。また、カラー感熱記録材料は水平面上で搬送するようにしたが、水平面に交差する面、例えば鉛直面に沿って搬送するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明では、記録材料に所定ピッチで形成されたマークをマークセンサにより検出し、このマークセンサからのマーク検出信号に基づき各マークの通過時間を測定し、この通過時間が予め定めたジャム判別時間を経過したときにジャムと判定したから、簡単な構成でジャムを検出することができる。したがって、ジャムによるサーマルヘッドや搬送系の破壊を防止することができる。
【0037】
また、マークを、記録材料に少なくとも3色の画像を重ねて記録してフルカラー画像を記録する際の位置決めマークから構成し、マークセンサを各色の画像を位置合わせするための位置決めマークセンサから構成することにより、ジャム検出用のマークセンサを別個に用いることがなく、構成をより一層簡単にすることができる。また、位置決めマークは各画像を切り離す際にも利用することができる。
【0038】
また、ジャム判別時間を、前記各マークのピッチ間隔と記録材料の搬送速度とから求めた通過時間と、マークセンサの検出周期時間とに基づき算出することにより、ジャムの判別を精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの要部を示すブロック図である。
【図2】同カラー感熱プリンタの概略図である。
【図3】イエロープリントステージを拡大して示す概略図である。
【図4】カラー感熱記録材料の位置決めマークを示す平面図である。
【図5】他の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録材料
11〜13 プラテンローラ
14〜16 サーマルヘッド
20〜22 搬送ローラ対
26〜28 ガイドローラ対
36〜38 マークセンサ
67 タイマーカウンタ
68 一致検出回路

Claims (2)

  1. 記録材料の通過域に沿って、サーマルヘッド及びこのサーマルヘッドが圧接されるプラテンと、記録材料送り手段とを配置し、サーマルヘッドにより記録材料に画像を記録するサーマルプリンタにおいて、
    前記記録材料に所定ピッチで形成されたマークを検出するマークセンサと、
    このマークセンサからのマーク検出信号に基づき各マークの通過時間を測定し、この通過時間が予め定めたジャム判別時間を経過したときにジャムと判定するジャム判定手段とを備え、
    前記マークを、記録材料に少なくとも3色の画像を重ねて記録してフルカラー画像を記録する際の位置決めマークから構成し、前記マークセンサを各色の画像を位置合わせするための位置決めマークセンサから構成したことを特徴とするサーマルプリンタのジャム検出装置。
  2. 記録材料に画像を記録するプリンタにおいて、
    前記記録材料に所定ピッチで形成されたマークを検出するマークセンサと、
    このマークセンサからのマーク検出信号に基づき各マークの通過時間を測定し、この通過時間が予め定めたジャム判別時間を経過したときにジャムと判定するジャム判定手段とを備え、
    前記マークを、記録材料に少なくとも3色の画像を重ねて記録してフルカラー画像を記録する際の位置決めマークから構成し、前記マークセンサを各色の画像を位置合わせするための位置決めマークセンサから構成したことを特徴とするプリンタのジャム検出装置。
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