JPS59209195A - 熱転写形プリンタの記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、熱転写形プリンタの記録方式に関する。

従来技術 一般に、熱転写形プリンタは、第１図に示すように、記
録媒体としてフィルムベース上に熱溶融性または熱昇華
性の乾性インク層が形成されたインクシート１を使用し
、そのインクシート１と記録紙（普通紙）２とを副走査
方向に搬送させて、複数の記録素子が主走査方向に１ラ
イン分配設された記録ヘッド３とプラテンローラ４との
間にインクシート１と記録紙２とを圧接させながら各１
ライン分のデータに応じた熱転写による記録を順次行な
わせるようにしている。なお、記録ヘッド３としては、
直接加熱形のものでは記録素子に発熱体が用いられたサ
ーマルヘッドか、また′成気加熱形〔インクシートのフ
ィルムベースに導電性をもたせてそのジュール熱を利用
するようにしている〕のものでは多針電極と帰路電極と
を具備したヘッドがそれぞれ用いられることになる。な
お、図中５はインクシー）１の剥離板である。

このような熱転写形プリンタでに、インクシートｌと記
録紙２とを記録ヘッド３とプラテンロー２４との間に圧
接させながらそれらをプラテンローラ４の些転によって
摩擦送りさせるようにしているため、インクシートｌと
記録紙２との密着性が悪いと両者間に送りずれを生じて
画像汚れ、転写インクのはがれなどを生じてしまう。こ
のような転写ずれは、記録ヘッドの発熱量が弱められる
中間調の記録を行なわせる場合に、インクの転写量が少
なくなるためインクシート１と記録紙２との密着性が低
下して特に問題となる。

従来、転写ずれを防止するために、最初〃）らインクシ
ートｌと記録紙２とを接層させて一体にロール状に巻回
させたものを使用するようにした熱転写形プリンタがあ
るが、このようなものでにインクシート１として減法混
色によるイエロー、マゼンタ、シアンの各１ペ一ジ分の
記録容量をもったインク層が面順位に設けられたカラー
インクシートを用いて、記録紙２の引戻しを行なわせな
がら各１ンク層による重ね転写をなしてカラー画像の記
録を行なわせるカラープリンタの場合にあってｒｉ適用
することができないもの番こなってし葉っている。

目的 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、カラープ
リンタの場合にるっでもインクシートと記録紙との送９
時における密着性を良くして、記録の際に転写ずれを生
ずることがないようにした熱転写形プリンタの記録方式
を提供するものである。

構成 以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について詳
述する。

本発明による熱転写形プリンタの記録方式にあっては、
第２図に示すように、カラーインクシートにおけるイエ
ロー（７）、マゼンタに）、シアン（Ｃ）の各カラーイ
ンク層間に比較的幅の狭い熱容融性の白色または透明の
インク層Ｗを設け、各カラーインク層による記録に先が
けてインク層Ｗ部により記録紙先端の余白部分に白色ま
たは透明なインクを逐次ベタ転写させる手段をとるよう
にしている。

なお、このような手段をとる際、特にカラーインクシー
トの送り時にその白色または透明のインク層Ｗを検知し
ながら転写タイミングをとるようにする必要がある。ま
た、その白色または透明のインク層Ｗ部で記録ヘッドに
おける各発熱素子の全てを駆動してベタ転写を行なわせ
る代わりに、その部分でのインクシートと記録紙との密
着性が良くなるようなパターンの記録をダミーデータに
よって行なわせるようにしても有効である。さらに、カ
ラー画像の記録後に記録紙先端の余白部分を切断するよ
うにすれば、インク層Ｗ部分におけるインクの色は白色
ま之は透明に限定されることなく何色でもよいことはい
うまでもない。

したがって、このような手段をとることによって各色ご
とに記録紙の引戻しをなしながら重ね転写によるカラー
画像の記録を行なわせる際、記録紙先端の余白部分にお
けるベタ転写またはパターン記録によってインクシート
と記録紙との密着性が良くなり、転写ずれを生ずること
なく各カラーインク層による記録がなされることになる
。

なお、カラーインクシートにおける白色まりに透明のイ
ンク層Ｗを検知して転写タイミングをとる手段としてに
、カラーインクシートに設けらｎる白色または透明のイ
ンク層Ｗの幅る一定としたうえで記録ヘッドの手前に元
センサを設け、その元センサ部分を通過するカラーイン
クシートからの反射光もしくは通過光のレベルによって
インク層Ｗの検知を行なわせ、その検知後記録位置と元
センサ位置との間の距離に応じた一定のインクシート送
りをなして逐次転写タイミングをとるようにすればよい
。また、インク層Ｗ部分に予めマークを付しておき、そ
のマークを光センサで検知するような手段をとるように
してもよい。なお、この場合、従来のようにカラーイン
クシートにおける各色面の記動位置へのイニシャライズ
を行なわせるための色面検知手段を別途設けることなく
、各カラーインク層間に設けられた白色または透明のイ
ンク層Ｗの幅をそれぞれ変化させ、そのインク層Ｗの検
知の際にその幅をカウントさせ、そのカウント数にした
がって次にくる色面の判定を行なわせるようにすること
が可能となる。なお、カラーインクシートの色面順次で
しかカラー画像の記録を行なわせないものでは、最初５
こ記録されるカラーインク層の先端に設けられたインク
Ｗ部分にのみマークを付してその検知を行なわせること
により最初の転写タイミングをと９、その後はインクシ
ートの送り量をカウントしながら転写タイミンクをとる
ようにしてもよい。さらに、インク層Ｗ部分を直接検知
する手段を何らとることなく、記録位置からインクツφ
Ｗの一定幅分だけ離れｆｃ鋤Ｒ【にカラーインクシート
における各色面を検知するツ０センサを設け、その元セ
ンサによるマーク検出によってイエロー、マゼンタ、シ
アンの谷色面の検知をなしてそｎぞれインク層Ｗによる
転写タイミング暑とるようにすることも可能でおる。そ
の際、特にインクＪ脅Ｗの幅誤差によって前の色面の最
後部によって誤転写がなされることがないように、記録
位置にあってインク層Ｗｍ分を検知する専用の元センサ
を別途設げ、色面検知用の元でンサによってカラーイン
クシートの色面が検知されてもその専用の元センサによ
ってインク層Ｗ部分が検知されていないときにはベタ転
写を開始させないような制御手段をとるようにすること
が考えられる。

第３図（、）に色面検出手段を別途設けた場合に本方式
を実施したときのカラー画像記録時の熱転写形プリンタ
における動作フローを、ｔ′ｆＣ同図（ｂ）　ｌこ色面
検出手段を特に設けない場合における動作フローをそれ
ぞれ示している。

また、第４図に本発明の他の実施例を示すもので、この
場合はカラーインクシートの両組ｔ＋ｇに白色または透
明のインク層Ｗを連続的に設けるとともに、記録ヘッド
として通常の１ライン分の記録幅をもったものよりも幅
の広いものを使用し、各色面による記録開始と同時にま
′ｆｃはそれに先がけて４ンク層Ｗに対応した記録ヘッ
ドの両端部分をダミーデータにより連続的または間欠的
に駆動して、記録紙両側の余白部分に白色または透明な
インクをベタ転写させていく手段をとるようにしている
。しかして、このような手段によれば、記録紙両側の余
白部分に白色または透明な１ンクをベタ転写させる際に
、前記実施例の場合のようにインクシートのイニシャラ
イズの制御を（ｉＪら行なわせる必要がなくなる。第５
図に、その場合における熱転写形プリンタの動作フロー
を示している。

なお、このような手段をとる場合、ベタ転写を連続的に
行なわせていく際に記録画像部に熱的影響を与えること
がないように、画像領域の記録素子部に隣接する数ビッ
ト分の記録素子を駆動しないようにするか、または数ビ
ット分空けてペタ転写用の記録素子部を設けるようにす
ればよい。

また、１つの記録ヘッドによることなく、第６図（ａ）
に示すように、記録紙両側にベタ転写を行なわせるため
の専用の補助ヘッド６を記録ヘッド３の給紙側に設け、
画像の記録に先がけて記録紙２０両側の余白部分に白色
マフｔは透明なインクなベタ転写させるようにすること
も考えられる。その場合、補助ヘッド６に同図（ｂ）に
示すように、ヘッド両端にベタ転写用の記録素子部Ａ、
Ｂが設けられており、その間のＣ部分はインクシートｉ
と記録紙２との中だるみを防止するための圧接用として
利用するようにしている。しかして、このような手段に
よれば、別途設けた補助ヘッド６によるベタ転写を行な
わせるようにしているため、記録画像部に熱的影響を何
ら与えることなく、またベタ転写部が充分冷えて固着し
てから記録ヘッド３に、Ｊ：る記録がなされるために、
インクシートｌと記録紙２との密着性が充分となって転
写ずれのない画像の記録を有効に行なわせることができ
るようになる。さらに、補助へラド６の駆動時に、特　
　−に短いパルス駆動をしなくてよいので、ダミーデー
タラインにおけるスティックが発生するようなことがな
くなる。

さらに、第７図は本元明の他の実施例を示すもので、こ
の場合にインクシートにおける各カラーインク層間およ
びシート両側部に白色またに透明のインク層Ｗを設ける
ととも番こ、記録ヘッドとして通常の１ライン分の記録
幅をもったものよりも幅の広いものを使用し、画像の記
録前に記録ヘッドの全駆動をなしてインク層Ｗのベタ転
写を行なわせ、記録中はヘッド両端におけるペタ転写用
の記録素子部の駆動をなしてインク層Ｗのベタ転写を行
なわせるようにしている。しかして、このような手段に
よれば、記録部分におけるインクシートと記録紙とをよ
り完全に密層させて転写ずれを確実に防止させることが
できるようになる。第８図に、その場合における熱転写
形プリンタの動作フローを示している。

第９図は不発明による熱転写形プリンタの記録方式を具
体的に実施するための一構成例を示すもので、システム
のホストマシーンから逐次送られてくる各色ごとの１ラ
イン分のデータがインターフェース７を介してコントロ
ーラ８に読み込ま社、−それがバッファメモリ９に一時
蓄積されたのち、コントローラ８０制両下において、そ
の各１ライン分の蓄積データがヘッドドライバＩＯに与
えられて記録ヘッド３の駆動がなされるとともに、それ
と同期してモータドライバ１１を介してプラテンローラ
４の駆動用モータ臣の駆動がなされるようになっている
。また、記録ヘッド３０近くにインクシート１に付され
たマークを検出する２つのセンサＳｌ、Ｓ２を設け、そ
れら各センサ出力を増幅器ＡＭＰＩ　、ＡＭＰ２を通し
てコントローラ８が読み込んで一足の論理判定によるイ
ンクシート１のＹ。

Ｍ、Ｃ，Ｗの容色面検出をなし、所定の色面乞もったイ
ンク層部分が記録位置にくるようにインクシートｌの送
り制御をなすよりにしている。

効果 以上、本発明＋６よる熱転写形プリンタの記録方式にあ
っては、記録紙における画像領域外の余白部分に、記録
に先がけてまたは記録と同時にベタ転写を行なわせる手
段をとるようにし′ｆＣ，もので、インクシートと記録
紙との送り時における密着性を良くして転写ずれを生ず
ることなく記録をなすことができるようになり、特に記
録紙の与を引き戻して重ね転写によるカラー画像の記録
をなすものにあっても適用が可能となるという優れた利
点を廟°している。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な熱転写形プリンタの基本構成を示す図
、第２図は本発明の一笑施例に係るカラーインクシート
を示す図、第３図（ａ）　、　（ｂ）は同実施例による
記録方式を実施したときの熱転写形プリンタにおける動
作フローをそれぞれ示す図、第４図は本発明の他の実施
例に係るカラー１７クシートを示す図、第５図は同実施
例における熱転写形プリンタの動作フローを示す図、第
６図（ａ）はベタ転写用の補助ヘッドを別途設けた熱転
写形プリンタの構成を示す図、同図（ｂ）は補助ヘッド
における記録素子構造を示す図、第７図は本発明のさら
に他の実施例に係るカラーインクシートを示す図、第８
図は同実施例における熱転写形プリンタの動作フローを
示す図、第９図は本発明による熱転写形プリンタの記録
方式を具体的に実施するための一構成例を示す図である
。 ｌ・・・インクシート　２・・・記録紙　３・・・記録
へラド　４・・・プラテンローラ　６・・・補助ヘッド
７・・・インターフェース　８・・・コントローラ９・
・・バッファメモリ　１０・・・ヘッドドライバｊ１・
・・モータドライバ 出願人代理人　　鳥　井　　　清 第１図 第３ （ａ） （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録紙における画像領域外の余白部分に、記録に先がけ
   てまｆｃは記録と同時にベタ転写を行なわせる手段をと
   るようにした熱転写形プリンタの記録方式。