JPH0628278Y2 - サ−マルプリンタ - Google Patents
サ−マルプリンタInfo
- Publication number
- JPH0628278Y2 JPH0628278Y2 JP17725486U JP17725486U JPH0628278Y2 JP H0628278 Y2 JPH0628278 Y2 JP H0628278Y2 JP 17725486 U JP17725486 U JP 17725486U JP 17725486 U JP17725486 U JP 17725486U JP H0628278 Y2 JPH0628278 Y2 JP H0628278Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- thermal
- thermal head
- size
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は発熱体を横一列に配列して構成されたラインド
ット式サーマルヘッドを用いて感熱用紙または熱転写用
紙に印字を行う方式のサーマルプリンタに関するもので
ある。
ット式サーマルヘッドを用いて感熱用紙または熱転写用
紙に印字を行う方式のサーマルプリンタに関するもので
ある。
（従来技術） サーマルプリンタには二つの方式があり、このうちシリ
アルプリンタ方式は、可動ヘッドを横方向に移動させな
がら印字を行うものであるから、給紙は比較的低速であ
る。一方ラインプリンタ方式は、固定ヘッドに横方向の
全ドットに対応する発熱体を備えているために、高速で
給紙を行うことができるものである。
アルプリンタ方式は、可動ヘッドを横方向に移動させな
がら印字を行うものであるから、給紙は比較的低速であ
る。一方ラインプリンタ方式は、固定ヘッドに横方向の
全ドットに対応する発熱体を備えているために、高速で
給紙を行うことができるものである。
ところでこの種のサーマルヘッドの発熱体は、電気抵抗
素子に絶縁皮膜を被覆して形成されているが、この絶縁
皮膜が感熱用紙との摩擦により磨耗し易く、サーマルヘ
ッドの寿命が短くなる一因となっていた。
素子に絶縁皮膜を被覆して形成されているが、この絶縁
皮膜が感熱用紙との摩擦により磨耗し易く、サーマルヘ
ッドの寿命が短くなる一因となっていた。
また感熱用紙は紙の表面に感熱インクを塗布したもので
あるが、この感熱インク塗布面はきわめて滑らかである
ために、枚葉紙や連続紙を繰り出すためのローラと紙面
との摩擦力が不足して作動不良を起こし易いという問題
があり、特に複数の横幅サイズの用紙を用いる場合に、
各サイズの用紙の左端が最大サイズ用紙の左端位置に寄
せられて給紙されるために、繰り出しロールから紙面に
加わる圧力が紙の左端と右端とで不均一になり易く、そ
のために用紙が傾いて繰り出されることがあるという欠
点があった。
あるが、この感熱インク塗布面はきわめて滑らかである
ために、枚葉紙や連続紙を繰り出すためのローラと紙面
との摩擦力が不足して作動不良を起こし易いという問題
があり、特に複数の横幅サイズの用紙を用いる場合に、
各サイズの用紙の左端が最大サイズ用紙の左端位置に寄
せられて給紙されるために、繰り出しロールから紙面に
加わる圧力が紙の左端と右端とで不均一になり易く、そ
のために用紙が傾いて繰り出されることがあるという欠
点があった。
（考案が解決しようとする問題点） 上述のごとく横方向の全ドットに対応して発熱体を備え
たいわゆるラインドット式サーマルプリンタにおいて
は、左端に近いドットほど発熱体の絶縁皮膜の磨耗が著
しい。この原因は邦文、欧文を問わず、横書きの文章は
必ず左端から始まるために、ヘッドの左端に近いほど印
字回数が多く、その結果左端付近の発熱の頻度が高くな
って、発熱体の絶縁皮膜が軟化し、磨耗し易くなるもの
と考えられる。そこで本考案は、サーマルヘッドの左端
付近の磨耗を軽減すると共に、用紙と繰り出しロールと
の摩擦の不均衡を是正することを目的とするものであ
る。
たいわゆるラインドット式サーマルプリンタにおいて
は、左端に近いドットほど発熱体の絶縁皮膜の磨耗が著
しい。この原因は邦文、欧文を問わず、横書きの文章は
必ず左端から始まるために、ヘッドの左端に近いほど印
字回数が多く、その結果左端付近の発熱の頻度が高くな
って、発熱体の絶縁皮膜が軟化し、磨耗し易くなるもの
と考えられる。そこで本考案は、サーマルヘッドの左端
付近の磨耗を軽減すると共に、用紙と繰り出しロールと
の摩擦の不均衡を是正することを目的とするものであ
る。
（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本考案によるサーマルプ
リンタは、複数の横幅サイズの用紙を供給できる給紙手
段を備えたラインドット式サーマルプリンタにおいて、
各サイズの給紙手段の用紙の中央をサーマルヘッドの中
央に一致させると共に、各サイズに応じてサーマルヘッ
ドの印字開始位置を変更する手段を備えたものである。
リンタは、複数の横幅サイズの用紙を供給できる給紙手
段を備えたラインドット式サーマルプリンタにおいて、
各サイズの給紙手段の用紙の中央をサーマルヘッドの中
央に一致させると共に、各サイズに応じてサーマルヘッ
ドの印字開始位置を変更する手段を備えたものである。
（作用） 上記の構成によれば、用紙サイズが異なる場合にはサー
マルヘッドの印字開始位置も変化するので、従来のよう
にヘッドを構成する発熱体の発熱頻度が最大サイズ用紙
の左端位置に集中しなくなり、ヘッドの寿命を向上し得
る上に、繰り出しロールやプラテンロールとの接触圧も
左右均衡するので、用紙が傾いて給紙される虞れがな
い。
マルヘッドの印字開始位置も変化するので、従来のよう
にヘッドを構成する発熱体の発熱頻度が最大サイズ用紙
の左端位置に集中しなくなり、ヘッドの寿命を向上し得
る上に、繰り出しロールやプラテンロールとの接触圧も
左右均衡するので、用紙が傾いて給紙される虞れがな
い。
（実施例） 第１図は本考案の一実施例を示したもので、まずプリン
タ本体１のトレー挿入穴２に、矢印のように給紙用トレ
ー３を差し込むと、トレー３の底部に設けられた板ばね
４によって用紙５が繰り出しロール６に圧接する。次い
で用紙セット用の押しボタンにより繰り出しロール６が
回転してトレー３から用紙５を繰り出し、用紙５の先端
部をプラテンロール７とサーマルヘッド８との間に供給
して、印字データの受け入れ準備が完了する。コンピュ
ータ側から印字データが送られると、プラテンロール７
が回転すると共にサーマルヘッド８の各発熱体が発熱し
て、用紙に印字を行う。図中９は用紙サイズを検出する
光電センサ、１０はプラテンロール駆動用のギアであ
る。
タ本体１のトレー挿入穴２に、矢印のように給紙用トレ
ー３を差し込むと、トレー３の底部に設けられた板ばね
４によって用紙５が繰り出しロール６に圧接する。次い
で用紙セット用の押しボタンにより繰り出しロール６が
回転してトレー３から用紙５を繰り出し、用紙５の先端
部をプラテンロール７とサーマルヘッド８との間に供給
して、印字データの受け入れ準備が完了する。コンピュ
ータ側から印字データが送られると、プラテンロール７
が回転すると共にサーマルヘッド８の各発熱体が発熱し
て、用紙に印字を行う。図中９は用紙サイズを検出する
光電センサ、１０はプラテンロール駆動用のギアであ
る。
第２図はトレー３の構造例を示したもので、複数の用紙
サイズに対応してトレー３の底板に設けられた位置決め
穴１１に左右２枚の仕切り板１２が嵌着されるようにな
っている。１３は用紙サイズ検出孔である。
サイズに対応してトレー３の底板に設けられた位置決め
穴１１に左右２枚の仕切り板１２が嵌着されるようにな
っている。１３は用紙サイズ検出孔である。
第３図は各用紙サイズに応じてサーマルヘッドの印字開
始位置を変更する回路を示したもので、データ変換回路
１４では用紙サイズ検出回路１５からの信号に応じて、
データバッファ１６から供給されるドットパターンデー
タの左端部分に所定数の「０」を加え、これをシフトレ
ジスタ１７へ供給する。これによりサーマルヘッド８で
は、第４図に示すように、最大サイズ用紙の印字開始位
置イから今回使用される用紙の印字開始位置ロまでの区
間はドット「０」が印字され、従ってその間の発熱体は
発熱しないことになる。
始位置を変更する回路を示したもので、データ変換回路
１４では用紙サイズ検出回路１５からの信号に応じて、
データバッファ１６から供給されるドットパターンデー
タの左端部分に所定数の「０」を加え、これをシフトレ
ジスタ１７へ供給する。これによりサーマルヘッド８で
は、第４図に示すように、最大サイズ用紙の印字開始位
置イから今回使用される用紙の印字開始位置ロまでの区
間はドット「０」が印字され、従ってその間の発熱体は
発熱しないことになる。
（考案の効果） 上述のように本考案サーマルプリンタは、各サイズの給
紙手段の用紙の中央をサーマルヘッドの中央に一致させ
ると共に、各サイズに応じてサーマルヘッドの印字開始
位置を変更する手段を備えたものであるから、用紙サイ
ズに応じてサーマルヘッドによる記録幅の左端位置が変
化し、それによってヘッドを構成する発熱体の発熱頻度
が最大サイズ用紙の左端位置に集中しなくなるために、
従来最も寿命が短かったヘッドの左端部分の発熱体の寿
命が長くなり、その結果ヘッドの寿命を向上し得る上
に、繰り出しロールやプラテンロールとの接触圧も左右
均衡するので、滑り易い感熱紙を用いても用紙が傾いて
給紙される虞れがないという利点がある。
紙手段の用紙の中央をサーマルヘッドの中央に一致させ
ると共に、各サイズに応じてサーマルヘッドの印字開始
位置を変更する手段を備えたものであるから、用紙サイ
ズに応じてサーマルヘッドによる記録幅の左端位置が変
化し、それによってヘッドを構成する発熱体の発熱頻度
が最大サイズ用紙の左端位置に集中しなくなるために、
従来最も寿命が短かったヘッドの左端部分の発熱体の寿
命が長くなり、その結果ヘッドの寿命を向上し得る上
に、繰り出しロールやプラテンロールとの接触圧も左右
均衡するので、滑り易い感熱紙を用いても用紙が傾いて
給紙される虞れがないという利点がある。
第１図は本考案の一実施例を示す概略断面図、第２図は
同上に用いるトレーの上面図、第３図は同上の要部ブロ
ック図、第４図は同上の動作説明図である。 １……プリンタ本体、２……トレー挿入穴、３……給紙
用トレー、４……板ばね、５……用紙、６……繰り出し
ロール、７……プラテンロール、８……サーマルヘッ
ド、９……光電センサ。
同上に用いるトレーの上面図、第３図は同上の要部ブロ
ック図、第４図は同上の動作説明図である。 １……プリンタ本体、２……トレー挿入穴、３……給紙
用トレー、４……板ばね、５……用紙、６……繰り出し
ロール、７……プラテンロール、８……サーマルヘッ
ド、９……光電センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−42886（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−138270（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−69670（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】複数の横幅サイズの用紙を供給できる給紙
手段を備えたラインドット式サーマルプリンタにおい
て、各サイズの給紙手段の用紙の中央をサーマルヘッド
の中央に一致させると共に、各サイズに応じてサーマル
ヘッドの印字開始位置を変更する手段を備えて成るサー
マルプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17725486U JPH0628278Y2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | サ−マルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17725486U JPH0628278Y2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | サ−マルプリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6382558U JPS6382558U (ja) | 1988-05-31 |
| JPH0628278Y2 true JPH0628278Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31118283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17725486U Expired - Lifetime JPH0628278Y2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | サ−マルプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628278Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2660092B2 (ja) * | 1990-10-26 | 1997-10-08 | 株式会社テック | ラベルプリンタ |
-
1986
- 1986-11-18 JP JP17725486U patent/JPH0628278Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6382558U (ja) | 1988-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0785079B1 (en) | Thermal transcription printer | |
| JPS621559A (ja) | 冊子印刷装置 | |
| JPH11320923A (ja) | インクジェットプリントシステム | |
| JPH0628278Y2 (ja) | サ−マルプリンタ | |
| JPS62141198A (ja) | 記録用紙とその記録用紙の使用方法 | |
| JPS59209195A (ja) | 熱転写形プリンタの記録方式 | |
| JPH0632936B2 (ja) | 感熱記録装置 | |
| JP2913773B2 (ja) | プリンタ | |
| JPH0516341A (ja) | インクジエツトプリンタ | |
| KR100189552B1 (ko) | 칼라 프린터의 캡스턴 롤러 장치 | |
| JPH03297670A (ja) | 両面印字ドットマトリックスプリンタの印字方法 | |
| JPH05378Y2 (ja) | ||
| JPH052503Y2 (ja) | ||
| CN101624802B (zh) | 打印纸 | |
| JP2657652B2 (ja) | 熱転写プリンタ | |
| JPH0346920Y2 (ja) | ||
| JPH0867017A (ja) | 再転写印刷装置 | |
| JPH0524543Y2 (ja) | ||
| JPS61244581A (ja) | 印字装置 | |
| JPH0576740U (ja) | シリアルプリンタ | |
| JPH0439075A (ja) | 紙送り装置 | |
| JPH0531928A (ja) | 熱転写カラープリンタ | |
| JPS6179692A (ja) | 多色印字シリアルプリンタ | |
| JPH04166388A (ja) | カラー転写シート及びその使用方法 | |
| JPS63278874A (ja) | ハンデイプリンタ |