JPH0346920Y2 - - Google Patents

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JPH0346920Y2
JPH0346920Y2 JP1985150425U JP15042585U JPH0346920Y2 JP H0346920 Y2 JPH0346920 Y2 JP H0346920Y2 JP 1985150425 U JP1985150425 U JP 1985150425U JP 15042585 U JP15042585 U JP 15042585U JP H0346920 Y2 JPH0346920 Y2 JP H0346920Y2
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thermal head
recording paper
platen roller
transfer sheet
thermal
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、記録紙とほぼ等しい幅を有する転
写シートを使用した、所謂パラレル方式の熱転写
プリンタであつて、サーマルヘツドとプラテンロ
ーラ間に挟圧される転写シートが、給送中、皺よ
りするのを防止するために、サーマルヘツドに押
圧解除機構を備えさせた熱転写印字装置に関す
る。
(ロ) 従来の技術 一般に、パラレル方式の熱転写印字装置は、第
3図に示すように、記録紙61幅とほぼ等しい幅
のロール状転写シート62を、給送側ローラ63
から巻取り側ローラ64側へ給送し、その両ロー
ラ63,64間に1mm当たり6乃至16ドツトの密
度で発色ドツトを具えたサーマルヘツド65を上
方へバネ68附勢し、このヘツド65の上方に、
スプロケツト付プラテンローラ66を配備して、
ヘツド65とプラテンローラ66との間隙に記録
紙61と転写シート62を当接状態で移送させ
る。
記録紙61及び転写シート62は、プラテン6
6を駆動するステツプモータによつて、等速度で
給送され、記録紙61及び転写シート62は、プ
ラテン66とヘツド65との挟圧間で印字され
る。印字は、ヘツド65のドツト(発熱素子)を
選択的に発熱させ、この発熱で転写シート62の
インクが熱溶解することによつて記録紙61に付
着し、情報等が転写記録される。
そして、転写済のシート62は、ヘツド65か
ら出て記録紙61から剥がされ、巻取りローラ6
4で巻き取られる。一方、記録紙61は、プラテ
ン66と同軸上で回転するスプロケツト67によ
つて移送される。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記の熱転写印字装置において使用される転写
シートは、ポリエステル等のベースフイルム上に
熱溶融性インクを塗布した、厚みが十数um以下
の極薄いものであつて、記録紙(及びサーマルヘ
ツド)幅とほぼ等しい幅長さを持つたものであ
る。
従つて、このような幅広で且つ極めて薄い転写
シートを、常時、押圧力のかかつたサーマルヘツ
ドとプラテンローラ間で挟圧し、その挟圧状態の
まま巻取り側へ引張力をかけて給送すると、転写
シートに歪、撓みが発生する。更に、この給送状
態を連続的に続行するときは、転写シートに皺よ
りが発生し適正な印字が不可能となる。
そのため、従来の装置では、長尺な(例えば
A4長さ以上の)印字動作を連続して行うことが
出来ない不利があつた。
この考案は、従来のものが持つ、以上のような
問題点を解消させ、サーマルヘツドの押圧力を間
歇的に解除し、転写シートの皺よりを未然に防止
して、長尺な印字動作を適正且つ連続的に行い得
る熱転写印字装置を提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この目的を達成させるために、この考案の熱転
写印字装置では、次のような構成としている。
熱転写印字装置は、発熱素子を備えたサーマル
ヘツドを、このサーマルヘツドに対向して配備さ
れたプラテンローラに対しバネ附勢し、このサー
マルヘツドとプラテンローラ間に転写シート及び
記録紙を重合状態で圧着給送し、前記サーマルヘ
ツドの発熱素子を選択的に発熱させることによつ
記録紙に情報を印字する構造であつて、前記サー
マルヘツドに接触し、回転により前記バネ附勢に
抗し、プラテンローラに対し、前記サーマルヘツ
ドを離間させるカムと、前記離間時にサーマルヘ
ツド押圧力から開放されることにより生じる記録
紙の位置ずれを、前記プラテンローラに対するサ
ーマルヘツドの復帰接触時にプラテンローラを駆
動して記録紙を前後方向に送つて修正する位置ず
れ制御手段を配備している。
(ホ) 作用 このような構成を有する熱転写印字装置では、
転写シートと記録紙とが、常時、押圧力のかかつ
ているサーマルヘツドとプラテンローラ間に給送
され、圧着状態のもとで印字が行われる。
このような押圧状態下では、幅広で且つ極薄な
転写シートは、歪が生じている。今、例えば、
A4長さ程度の印字動作が完了したとすると、転
写シートには歪が蓄積集合して、皺よりが発生し
つつある。
この時、カムが回転作動し、サーマルヘツドを
バネ力に抗して、プラテンローラから離間させ
る。これにより、転写シートが押圧力から開放さ
れ、転写シートは、自らの自制力で歪を復元し、
プラテンローラに対するサーマルヘツドの復帰接
触時にプラテンローラが駆動し、記録紙を前後方
向に送つて記録紙の位置ずれが修正される。その
後、サーマルヘツドは再びバネ力で原状へ復帰
し、プラテンローラ(転写シート等)を押圧し
て、同様な印字動作が実行される。
印字動作中、このような押圧、解除動作が間歇
的に繰り返されることにより、転写シートは皺よ
りを発生させることなく、長尺な連続印字動作が
適切に実行される。
(ヘ) 実施例 第1図は、この考案に係る熱転写印字装置の具
体的な一実施例を示している。
この熱転写印字装置は、サーマルヘツド1と記
録紙2とが、ほぼ等しい幅を持ち、且つこの記録
紙2等と略等しい幅の転写シート3を使用して印
字する所謂パラレル方式のプリンタである。
この熱転写印字装置の構造は、第3図で示した
従来例のものとほぼ同様で、ロール状の転写シー
ト3が供給側ローラ31から巻取り側ローラ32
へ巻取り給送され、このローラ31,32間に転
写シート給送路を挟んで上下に、サーマルヘツド
1とゴム製のプラテンローラ21が対向配備され
ている。
プラテンローラ21には、同軸上に記録紙2の
マージナルパンチ孔に係入するスプロケツト22
を装着し、記録紙2を移送するようになつてい
る。
上記サーマルヘツド1は、バネ11によつて上
方へ常時、附勢させてあり、プラテンローラ21
及びヘツド1とプラテンローラ21間を重合状態
で移送する転写シート3、記録紙2に押圧力が作
用するようにしてある。
そして、上記プラテンローラ21(スプロケツ
ト22)及び転写シート駆動ローラ(巻取り側ロ
ーラ32)は、それぞれメインモータによつて駆
動させられ、転写シート3及び記録紙2は等速度
で移送される。この移送は、制御部5の主モータ
駆動回路51で制御され、また、同様に、サーマ
ルヘツド1の印字動作は、制御部5の印字データ
供給回路52によつて制御されている。
この考案の特徴は、前記サーマルヘツド1に押
圧解除機構を配備した点にある。
押圧解除機構は、実施例ではモータ直結のカム
(円板カム)4を採用している。
前記サーマルヘツド1は、揺動可能に配備され
ており、一端部(発熱素子側)をバネ11で上方
へ附勢し他端の従節バー12をカム4に接触させ
て、カム4の回転動作でヘツド1がバネ11に抗
して揺動し、押圧力を解除するようになつてい
る。
このカム4は、制御部5のカム制御回路53で
制御されている。また、制御部のCPU(セントラ
ルプロセツシングユニツト)54は、サーマルヘ
ツド1がカム4によつて揺動し、押圧力を解除し
た時、メインモータを駆動させて、記録紙2の位
置ずれを修正する制御動作を実行する。
このような構成を有する熱転写印字装置では、
印字記録操作に際し、転写シート3と記録紙2を
それぞれセツトした後、メインモータを駆動させ
て転写シート3及び記録紙2を移送する。
転写シート3と記録紙2は、当接状態で印字部
に等速度で給送される。
印字部(プラテンローラ、ヘツド間)では、選
択されたドツト(発熱素子)に電流が流され加熱
される。そして、転写シート3のインクが熱溶解
して、これに当接する記録紙2に情報(文字)が
印字される。
1行の印字動作が終了したとき、転写シート3
及び記録紙2が行間分移送され、同様の印字動作
が繰り返される。
このような、印字動作が連続して行われる時、
幅広で且つ極薄い転写シート3は、印字部の押圧
力で歪が生じており、皺よりが進行しつつある。
今、例えば、A4程度の長さ分印字が完了したと
すると、第2図に示すように、回転するカム4に
接する従節バー12が、原節の半径の違い(円板
カムの偏芯量)によつて上方へ押しあげられ、ヘ
ツド1は、バネ11に抗してプラテンローラ21
から離間する。この時、同時に転写シート3及び
記録紙2が開放される。この状態において、転写
シート2は加重から開放されて、自らの自制作用
で歪を修正し正常に戻る。
次いで、再びヘツド1がバネ11力で現状に復
帰する際、制御部5が、メインモータを駆動させ
て記録紙2を前後方向に送り、記録紙2の位置ず
れを修正させる。この記録紙2の位置ずれは、プ
ラテンローラ21の弾性力とヘツド1の押圧力と
によつて生じるものであるから、その修正量は、
ローラ21とヘツド1との相対関係に対応して、
予め制御部5に設定されている。
これにより、押圧力から開放された際に生じた
記録紙2の印字位置のずれを正常に補正させ得、
間歇的な押圧解除動作による印字の不利が解消さ
れるのである。
(ト) 考案の効果 この考案では以上のように、サーマルヘツドに
押圧を解除するカムを配備させ、プラテンローラ
に対する押圧力を間歇的に解除させることとし
た。
この考案によれば、連続印字動作中、間歇的に
カムが回転しサーマルヘツドがプラテンローラに
対し離間し、転写シート及び記録紙を開放する。
これにより、転写シートは開放状態のもとで自ら
の自制作用により歪を修正するから、連続的に長
尺な印字動作を続行しても転写シートに皺よりが
発生せず、適正な印字動作を実行できる。
しかも、この考案では、サーマルヘツドの押
圧、解除動作によつて生じる記録紙の位置ずれ
を、モータの駆動によつて修正するようにしたか
ら、押圧解除動作によつて生じる記録紙上の印字
ずれが発生せず、適正な長尺印字が連続して行え
る。また転写シートの皺発生防止と、記録紙の位
置ずれ修正を、カムとモータという簡単な機構で
実現できる等、考案目的を達成した優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る熱転写印字装置の概
略を示す構成図、第2図は、サーマルヘツドが押
圧力を解除した状態を示す部分概略図、第3図
は、従来の熱転写プリンタの概略を示す構成図で
ある。 1:サーマルヘツド、2:記録紙、3:転写シ
ート、4:カム、5:制御部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 発熱素子を備えたサーマルヘツドを、このサー
    マルヘツドに対向して配備されたプラテンローラ
    に対しバネ附勢し、このサーマルヘツドとプラテ
    ンローラ間に、転写シート及び記録紙を重合状態
    で圧着給送して、前記サーマルヘツドの発熱素子
    を選択的に発熱させ、記録紙に情報を印字する熱
    転写プリンタにおいて、 前記サーマルヘツドに接触し、回転により前記
    バネ附勢に抗し、プラテンローラに対し、前記サ
    ーマルヘツドを離間させるカムと、前記離間時に
    サーマルヘツド押圧力から開放されることにより
    生じる記録紙の位置ずれを、前記プラテンローラ
    に対するサーマルヘツドの復帰接触時にプラテン
    ローラを駆動して記録紙を前後方向に送つて修正
    する位置ずれ制御手段を備えたことを特徴とする
    熱転写印字装置。
JP1985150425U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0346920Y2 (ja)

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JP1985150425U JPH0346920Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JP1985150425U JPH0346920Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JPS6258644U JPS6258644U (ja) 1987-04-11
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724271A (en) * 1980-07-18 1982-02-08 Teraoka Seiko Co Ltd Controller for printing in label printer
JPS59150762A (ja) * 1983-02-17 1984-08-29 Ricoh Co Ltd 熱転写記録装置

Family Cites Families (1)

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JPS6258644U (ja) 1987-04-11

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