JP2657652B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents
熱転写プリンタInfo
- Publication number
- JP2657652B2 JP2657652B2 JP62261248A JP26124887A JP2657652B2 JP 2657652 B2 JP2657652 B2 JP 2657652B2 JP 62261248 A JP62261248 A JP 62261248A JP 26124887 A JP26124887 A JP 26124887A JP 2657652 B2 JP2657652 B2 JP 2657652B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- heat generating
- generating portion
- thermal transfer
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は反転使用可能なリバーシブルカセットのリボ
ン、あるいは複数段に色分けしたカラーリボン等を使用
する熱転写プリンタに関し、詳しくはそのヘッドの構造
に関する。
ン、あるいは複数段に色分けしたカラーリボン等を使用
する熱転写プリンタに関し、詳しくはそのヘッドの構造
に関する。
第４図は従来の熱転写プリンタのヘッドを示す要部正
面図、第５図は第４図のＣ−Ｃ線断面図である。
面図、第５図は第４図のＣ−Ｃ線断面図である。
これらの図に示すように、従来の熱転写プリンタのヘ
ッド１′は例えばキャリッジ上に設けられた取付板２′
に発熱部３を配設した基板４が固設されている。この取
付板２′は断面長方形の板状で、その一面にはインクリ
ボン５が摺接される。この取付板２′の摺接面の下半分
には基板４が埋込まれて固設され、この基板４には１列
に多数の発熱点からなる発熱部３が設けられ、この発熱
部３に印字信号が送られて発熱する。
ッド１′は例えばキャリッジ上に設けられた取付板２′
に発熱部３を配設した基板４が固設されている。この取
付板２′は断面長方形の板状で、その一面にはインクリ
ボン５が摺接される。この取付板２′の摺接面の下半分
には基板４が埋込まれて固設され、この基板４には１列
に多数の発熱点からなる発熱部３が設けられ、この発熱
部３に印字信号が送られて発熱する。
従来の熱転写プリンタのヘッド１′は上述の如く構成
され、次に動作を説明する。
され、次に動作を説明する。
すなわち、リバーシブルカセットのインクリボン５は
ヘッド１′に対して相対的に送られ、一方、用紙に対し
て相対的に停止した状態となっている。そしてヘッド
１′の摺接面上に送られてくるインクリボン５に対し、
印字信号により発熱部３が発熱され、インクリボン５の
インクを溶融して用紙にドット状に転写し、印字等を行
なう。そして、リボン５の下段部分の印字が終了した
後、インクリボンカセットを反転させて、残りの段（上
段部分）を使用する。
ヘッド１′に対して相対的に送られ、一方、用紙に対し
て相対的に停止した状態となっている。そしてヘッド
１′の摺接面上に送られてくるインクリボン５に対し、
印字信号により発熱部３が発熱され、インクリボン５の
インクを溶融して用紙にドット状に転写し、印字等を行
なう。そして、リボン５の下段部分の印字が終了した
後、インクリボンカセットを反転させて、残りの段（上
段部分）を使用する。
ところで、上述のように構成される従来の熱転写プリ
ンタにあっては、インクリボン５がヘッド１′下部の発
熱部３とヘッド１′上部の非発熱部3a′とに摺接し走行
しているが、発熱部３におけるリボン５の張力が非発熱
部3a′におけるリボン５の張力により小さくなるため、
リボン５に撓みが発生してリボン５の用紙からの引き剥
しが遅れ、一度、用紙に転写したインクが冷え、インク
のリボン５側と結合力が、用紙側との結合力より高くな
り、リボン５引き剥し時に転写されるべきインクが用紙
から剥離するという冷時剥離現象が発生し、印字品位が
下がるという問題点があった。またこのため、インクリ
ボン５がしわしわになって巻き太りを生じるという問題
点があった。
ンタにあっては、インクリボン５がヘッド１′下部の発
熱部３とヘッド１′上部の非発熱部3a′とに摺接し走行
しているが、発熱部３におけるリボン５の張力が非発熱
部3a′におけるリボン５の張力により小さくなるため、
リボン５に撓みが発生してリボン５の用紙からの引き剥
しが遅れ、一度、用紙に転写したインクが冷え、インク
のリボン５側と結合力が、用紙側との結合力より高くな
り、リボン５引き剥し時に転写されるべきインクが用紙
から剥離するという冷時剥離現象が発生し、印字品位が
下がるという問題点があった。またこのため、インクリ
ボン５がしわしわになって巻き太りを生じるという問題
点があった。
本発明は上記した従来技術における実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、冷時剥離現象を発生させず巻
き太りを防止できる熱転写プリンタを提供することにあ
る。
れたもので、その目的は、冷時剥離現象を発生させず巻
き太りを防止できる熱転写プリンタを提供することにあ
る。
この発明を達成するために、本発明は印字ヘッドのイ
ンクリボン摺接面にインクリボンの幅方向に発熱部と非
発熱部とが配設され、インクリボンの幅を上下に分けた
上半分側に非発熱部、下半分側に発熱部をそれぞれ位置
させ、該発熱部を前記インクリボン摺接面のインクリボ
ンの走行側の一方の縁部側に偏らせて設けてなる熱転写
プリンタにおいて、前記非発熱部と対応するように、前
記非発熱部のインクリボンの走行側の前記一方の縁部に
面取り部を該発熱部のみ形成した構成にしてある。
ンクリボン摺接面にインクリボンの幅方向に発熱部と非
発熱部とが配設され、インクリボンの幅を上下に分けた
上半分側に非発熱部、下半分側に発熱部をそれぞれ位置
させ、該発熱部を前記インクリボン摺接面のインクリボ
ンの走行側の一方の縁部側に偏らせて設けてなる熱転写
プリンタにおいて、前記非発熱部と対応するように、前
記非発熱部のインクリボンの走行側の前記一方の縁部に
面取り部を該発熱部のみ形成した構成にしてある。
本発明の熱転写プリンタは、以上のように構成してあ
ることから、インクリボンの張力は非発熱部が発熱部と
同じ、あるいは小さくなるので、印字ヘッドのインクリ
ボンとの摺接面の少なくとも発熱部においてはインクリ
ボンの撓みが発生せず、冷時剥離現象の発生に致らず、
巻き太りを防止できる。
ることから、インクリボンの張力は非発熱部が発熱部と
同じ、あるいは小さくなるので、印字ヘッドのインクリ
ボンとの摺接面の少なくとも発熱部においてはインクリ
ボンの撓みが発生せず、冷時剥離現象の発生に致らず、
巻き太りを防止できる。
以下、本発明の熱転写プリンタのヘッドを図に基づい
て説明する。
て説明する。
第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す説明図で、
第１図は正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第
３図は第１図のＢ−Ｂ線断面図である。
第１図は正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第
３図は第１図のＢ−Ｂ線断面図である。
これらの図において、熱転写プリンタのヘッド１は板
状の取付板２を有し、この取付板２の一面がインクリボ
ン５の摺接面とされている。この摺接面には、その下半
分に基板４が埋込まれ、この基板４に発熱部３が配設さ
れている。
状の取付板２を有し、この取付板２の一面がインクリボ
ン５の摺接面とされている。この摺接面には、その下半
分に基板４が埋込まれ、この基板４に発熱部３が配設さ
れている。
取付板２の発熱部３がない上半分、即ち非発熱部3aで
は、インクリボン５の走行上流側縁部に面取り部６が第
２図に示すように設けられている。これにより、発熱部
３と非発熱部3aとにおけるリボン５の張力は同一にされ
ている。
は、インクリボン５の走行上流側縁部に面取り部６が第
２図に示すように設けられている。これにより、発熱部
３と非発熱部3aとにおけるリボン５の張力は同一にされ
ている。
このように構成した前記実施例における動作は次に通
りである。
りである。
ヘッドとインクリボン５とが摺動しながら従来の如く
発熱部３により用紙にインクを転写して印字する。
発熱部３により用紙にインクを転写して印字する。
この時、ヘッド１の発熱部３と非発熱部3aとにおける
リボン５の張力は、非発熱部3aに面取り６があるため、
ヘッド１と用紙（プラテン）に挟まれているインクリボ
ン５は均一に摺動される。したがって、発熱部３でも非
発熱部3aでも、インクリボン５の張力は同一となるの
で、インクリボン５に撓みが発生せず、前述した冷時剥
離現象も発生しない。
リボン５の張力は、非発熱部3aに面取り６があるため、
ヘッド１と用紙（プラテン）に挟まれているインクリボ
ン５は均一に摺動される。したがって、発熱部３でも非
発熱部3aでも、インクリボン５の張力は同一となるの
で、インクリボン５に撓みが発生せず、前述した冷時剥
離現象も発生しない。
このように構成した上記実施例にあっては、発熱部３
でも非発熱部3aでもインクリボン５の張力が同一となる
ので、インクリボン５の撓みが発生せず、冷時剥離も発
生せず、巻き太りを防止することができる。
でも非発熱部3aでもインクリボン５の張力が同一となる
ので、インクリボン５の撓みが発生せず、冷時剥離も発
生せず、巻き太りを防止することができる。
なお、上記実施例においては、発熱部３と非発熱部3a
におけるインクリボン５の張力が同一である場合を説明
したが、本発明はこれに限られるものではなく、例え
ば、非発熱部3aにおけるインクリボン５の張力を発熱部
３より小さくし、非発熱部3aに位置するインクリボン５
に撓みを生じさせてもよい。
におけるインクリボン５の張力が同一である場合を説明
したが、本発明はこれに限られるものではなく、例え
ば、非発熱部3aにおけるインクリボン５の張力を発熱部
３より小さくし、非発熱部3aに位置するインクリボン５
に撓みを生じさせてもよい。
本発明は以上のように構成してあることから、非発熱
部に位置するインクリボンの張力を軽減することがで
き、また、インクリボンは均一にもしくは、転写部分を
中心に引っ張らせることも可能となるので、発熱部に位
置するインクリボンに撓みが発生せず、冷時剥離現象も
発生せず、巻き太りを防止できる。
部に位置するインクリボンの張力を軽減することがで
き、また、インクリボンは均一にもしくは、転写部分を
中心に引っ張らせることも可能となるので、発熱部に位
置するインクリボンに撓みが発生せず、冷時剥離現象も
発生せず、巻き太りを防止できる。
第１図は本発明の熱転写プリンタのヘッドの正面図、第
２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第１図のＢ−
Ｂ線断面図、第４図は従来の熱転写プリンタのヘッドの
正面図、第５図は第４図のＣ−Ｃ線断面図である。 １……熱転写プリンタのヘッド、２……取付板 ３……発熱部、3a……非発熱部、４……基板 ５……インクリボン、６……面取り部
２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第１図のＢ−
Ｂ線断面図、第４図は従来の熱転写プリンタのヘッドの
正面図、第５図は第４図のＣ−Ｃ線断面図である。 １……熱転写プリンタのヘッド、２……取付板 ３……発熱部、3a……非発熱部、４……基板 ５……インクリボン、６……面取り部
Claims (1)
- 【請求項１】印字ヘッドのインクリボン摺接面にインク
リボンの幅方向に発熱部と非発熱部とが配設され、イン
クリボンの幅を上下に分けた上半分側に非発熱部、下半
分側に発熱部をそれぞれ位置させ、該発熱部を前記イン
クリボン摺接面のインクリボンの走行側の一方の縁部側
に偏らせて設けてなる熱転写プリンタにおいて、前記非
発熱部と対応するように、前記非発熱部のインクリボン
の走行側の前記一方の縁部に面取り部を該非発熱部のみ
形成したことを特徴とする熱転写プリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62261248A JP2657652B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 熱転写プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62261248A JP2657652B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 熱転写プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01103461A JPH01103461A (ja) | 1989-04-20 |
| JP2657652B2 true JP2657652B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=17359191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62261248A Expired - Lifetime JP2657652B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 熱転写プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2657652B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2538363Y2 (ja) * | 1989-07-28 | 1997-06-11 | アルプス電気株式会社 | 熱転写プリンタのサーマルヘッド取付台 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60196365A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-04 | Hitachi Ltd | 熱転写プリンタ |
| JPS60159655U (ja) * | 1984-04-03 | 1985-10-23 | コニカ株式会社 | サ−マルプリンタ |
| JPS6110848U (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-22 | 日本電気株式会社 | サ−マルヘツド |
| JPS61191239U (ja) * | 1985-05-23 | 1986-11-28 |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP62261248A patent/JP2657652B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01103461A (ja) | 1989-04-20 |
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