JP2004249464A - 画像及びラミネート層の形成装置 - Google Patents

画像及びラミネート層の形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004249464A
JP2004249464A JP2003038891A JP2003038891A JP2004249464A JP 2004249464 A JP2004249464 A JP 2004249464A JP 2003038891 A JP2003038891 A JP 2003038891A JP 2003038891 A JP2003038891 A JP 2003038891A JP 2004249464 A JP2004249464 A JP 2004249464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
print
layer
head
laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003038891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Uchiyama
康幸 内山
Shinichi Takeuchi
申一 竹内
Akimitsu Yamazaki
章充 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP2003038891A priority Critical patent/JP2004249464A/ja
Publication of JP2004249464A publication Critical patent/JP2004249464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】熱転写によって形成された画像の上面に最大画像領域6よりも大きい透明樹脂層18によるラミネート層9を形成して熱転写により形成された画像を保護する。
【解決手段】サーマルヘッド11に形成した画像形成用の印字ヘッド15の両側にラミネート処理時のみに使用するラミネートヘッド16を形成し、前記印字ヘッド15により画像が形成された印字シート2の上から熱溶融性の透明樹脂層18を形成したラミネートリボン17を密着させて、前記印字ヘッド15とラミネートヘッド16によってラミネートリボン17の樹脂層を印字シート2面に熱転写することにより、印字ヘッド15によって形成される最大印字領域6の幅方向にオーバーラップした透明樹脂によるラミネート層9を形成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビニールシート等の表面に熱転写により熱溶融性のインク層により文字・図形等の画像を形成するとともに、前記画像を保護するため、文字・図形等のインク層の上面に透明樹脂からなるラミネート層を形成する画像及びラミネート層の形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より印刷機やプリンター等によって記録紙に印刷又は印字された文字や図形等を汚れや擦過等から保護するために、透明なラミネートフィルムを記録紙の表面に重ね合わせて加熱圧着させるようにしたラミネート装置が使用されている。このようなラミネート装置では、印刷機やプリンターと別にラミネート装置を準備する必要があり、更に、印刷機やプリンターで文字や図形を印刷又は印字して出力された記録紙にラミネートフィルムを重合させて記録紙毎にラミネート装置へ挿入する処理を行わなければならずラミネート作業が極めて面倒なものであった。
【0003】
また、熱昇華性染料によるインク層をリボンベースの片面に形成したインクリボンを、サーマルヘッドにより加熱することにより記録紙に文字や図形等を形成するようにした記録装置であって、前記インクリボンのリボンベース面に熱溶融性の透明樹脂層を前記インク層と連続に形成、又は熱溶融性の透明樹脂層を形成したリボンを別体で構成し、前記インク層により文字や図形等の画像を形成した記録紙に、サーマルヘッドの加熱により透明樹脂層を画像形成領域に熱転写させて、この透明樹脂層によって画像形成領域を保護するようにしたラミネート装置が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
上記従来技術では、画像を形成するインクリボンには熱昇華性の染料がインク層として形成されており、該インクリボンをサーマルヘッドによって加熱することにより加熱された熱昇華性の染料が記録紙に浸透して画像が形成される。インク層による画像が形成された記録紙を一旦画像形成の初期位置まで戻し、リボンを移動させるか又はリボンカセットを交換する等して熱溶融性の透明樹脂層が形成されたリボンベースの背面側から前記サーマルヘッドにより樹脂層を加熱して記録紙の上に熱溶融性の透明樹脂層を形成するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2557622号公報
【0006】
ところで上記従来技術では、透明樹脂によるラミネート層を形成するために画像形成用のサーマルヘッドを使用しているため、このサーマルヘッドを使用して形成される最大画像の領域と透明樹脂層によるラミネート層の領域とが同一になってしまう。例えば、ビニールシートの表面に熱溶融性の樹脂インクを熱転写して画像を形成する機器が出現しているが、このように熱転写により形成された画像領域に上記機構によって透明樹脂層を形成すると、樹脂インクにより形成された画像の端部と透明樹脂によるラミネート層の端部が同一となってしまい、最大の画像領域まで画像が形成された場合には、画像形成した領域の外周部の保護が十分に行えなくなるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術による問題点を解決して、インク層を形成したインクリボンをサーマルヘッドにより加熱して熱転写により画像を形成するとともに、前記画像の上面に前記サーマルヘッドにより形成される最大画像領域よりも大きい透明樹脂層による画像ラミネート層を形成することの可能な印字及びラミネート層形成装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の印字及びラミネート層形成装置は、熱溶融性インク層を形成したインクリボンを印字シートの印字面へ密着させてサーマルヘッドに形成した印字ヘッドにより加熱するとともに、インクリボンと印字シートを移送させることによって印字シートの印字面へインクを転写して画像を形成するようにした画像形成装置において、前記サーマルヘッドに形成した画像形成用の印字ヘッドの両側にラミネート処理時のみに使用するラミネートヘッドを形成し、前記印字ヘッドにより画像が形成された印字シートの上から熱溶融性の透明樹脂層を形成したラミネートリボンを密着させて、前記印字ヘッドとラミネートヘッドとによってラミネートリボンの樹脂層を印字シート面に熱転写することにより、印字ヘッドによって形成される最大印字範囲の幅方向にオーバーラップした透明樹脂によるラミネート層を形成するようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、印字シートを印字方向に移送させて印字ヘッドにより画像を形成した後、前記印字シートを印字開始位置より更に前方へ戻すとともに、該位置から印字ヘッドにより形成された画像の終端を越えるまでの間、印字シートを印字方向へ移送させて前記印字ヘッドとラミネートヘッドによりラミネートリボンの透明樹脂層を加熱して、印字ヘッドにより形成された画像の前後方向にオーバーラップした透明樹脂によるラミネート層を形成するようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、前記インクリボンにより形成される画像の最大領域の周囲にオーパラップさせたラミネート領域の設定と、前記印字ヘッドとラミネートヘッドに通電して前記設定したラミネート範囲に透明樹脂層を熱転写させるラミネート転写処理とをドライバソフトにより行わせるようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、作成した画像を印字シートへ画像形成処理を開始するときに、ラミネート層形成処理を行うか否かの選択・設定を行い、前記ラミネート処理の選択・設定が行われた場合、画像形成処理の終了時に前記設定によりラミネート層形成処理を選択的に行うようにしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施例に基づいて発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の画像及びラミネート層形成装置1によって画像形成及びラミネート層形成処理を行った印字シート2であり、印字シート2はこの実施例の場合両側縁に沿って供給用の孔3が形成された長尺シート4の表面側にビニールシート5が貼着されており、このビニールシート5の表面に画像を形成した後長尺シート4からビニールシート5を剥離してビニールシート5の裏面側に形成されている粘着材によって広告物等に貼り付けて使用するものである。
【0013】
図1及び図2に示すように、インク層8によってビニールシート5の表面に形成されている画像は、幅方向の寸法がW及び印字シート2の長さ方向の寸法Lの画像領域6を画成しており、一方このインク層8によって形成された画像の上面に形成されているラミネート領域7は、前記画像領域6の幅方向の領域縁6aの両側にそれぞれW1寸法分のオーパラップが形成されるようにラミネート領域7の幅方向が画像領域6の幅Wより大きく形成されている。また、前記画像領域6の長さ方向方向の領域縁6bの両側にそれぞれL1寸法分のオーパラップが形成されるようにラミネート領域7の長さ方向が画像領域6の長さLより大きく形成されている。図2に示すように、ビニールシート5の表面にはインク層8によって上記画像領域6の範囲に文字又は図形等の画像が形成されており、更にこのインク層8の画像の画像領域6を全周囲にわたってオーパラップさせて熱溶融性の透明樹脂からなるラミネート層9が形成されている。ラミネート層9によって画像を形成しているインク層8の周囲を完全に覆っており、画像が透明な熱溶融性樹脂によって保護されている。
【0014】
図3は上記印字シート2のビニールシート5の上面にインク層8による画像及び透明な熱溶融性樹脂のラミネート層9を形成するための画像及びラミネート層形成装置1であり、該装置1は、印字シート2を印字方向及び該印字方向と逆の方向に移送させる供給機構10と、前記印字シート2の印字面に熱溶融性インク及び透明保護樹脂を熱転写させるサーマルヘッド11及び、前記印字シート2をサーマルヘッド11の下面側で支持するプラテンローラ12によって構成されている。供給機構10はこの実施例の装置では長尺の印字シート2を使用するため前記印字シート2の両側縁に形成された送り孔3と係合するピン10aを外周面に突出させて形成した送り歯車10bによって構成されており、送り歯車10bが正転方向及び逆転方向に回転されることによって前記ピン10aと係合された印字シート2が印字方向に移送されて画像形成が行われ、又前記印字方向と逆の方向に移送されて印字シート2を戻すことができるようにしている。
【0015】
サーマルヘッド11は印字シート2の表面とサーマルヘッド11の間に配置される熱溶融性インク層14を形成したインクリボン13を印字シート2の印字面に密着させるように作動し、該サーマルヘッド11に形成されている印字ヘッド15によって熱溶融性インクを加熱してインク層を印字シート2の印字面へ転写するようにされている。上記サーマルヘッド11は印字シート2の印字面に対向して印字シート2の移送方向と直角方向に向くように配置され、印字シート2が印字方向へ移送されることによって印字シート2の印字面へ文字又は図形等の画像が形成される。この印字ヘッド15の幅方向寸法によって印字シート2へ形成できる最大画像領域6が決定される。
【0016】
前記サーマルヘッド11の前記印字ヘッド15の両側には印字ヘッド15により形成される最大画像領域6よりも外側にオーバーラップしたラミネート層9を形成するためのラミネートヘッド16が形成されており、このラミネートヘッド16は前記印字ヘッド15により形成される最大画像領域6の外側にW1寸法分のオーパラップ領域を形成するため幅がW1の寸法に形成されている。前記印字ヘッド15により印字シート2の印字面に画像を形成した後に前記印字ヘッド15とともにこのラミネートヘッド16によって熱溶融性の透明樹脂層18を形成したラミネートリボン17の透明樹脂層18を加熱することによって、印字領域6の最大領域まで形成された画像の幅方向の端縁6aを越えてその外側までオーパラップした透明樹脂層18によるラミネート層9を形成することができる。
【0017】
図4に示すように、印字ヘッド15とラミネートヘッド16が形成されたサーマルヘッド11は、インクリボン13又はラミネートリボン17を挟んで印字シート2の印字面と対向して配置されており、インクリボン13又はラミネートリボン17の熱溶融性インク層14又は透明樹脂層18を印字シート2の印字面から離反した状態にさせる位置と、図中の一点鎖線にて示すように熱溶融性インク層14又は透明樹脂層18を印字面に密着させる位置に作動される。熱溶融性インク層14又は透明樹脂層18を印字面に密着させる位置では印字ヘッド15のみと印字ヘッド15とラミネートヘッド17の両者に通電することによって各リボン13、17を裏面側から加熱して熱溶融性インク層14又は透明樹脂層18印字シート2の印字面に熱転写させ、このとき印字シート2とインクリボン13又はラミネートリボン17を印字方向へ同期して移送させることによって印字シート2の印字面にインク層8による画像又は透明樹脂層18によるラミネート層9が形成される。また、サーマルヘッド11がリボン13、17の熱溶融性インク層14又は透明樹脂層18を印字面から離反させている位置に作動されているときには、印字シート2のみの印字方向及び逆方向への移送が可能にされている。
【0018】
なお、印字シート2面にインク層8による画像を形成するためのインクリボン13と、このインクリボン13によって形成された画像の上面側に透明樹脂層18からなるラミネート層9を形成するためのラミネートリボン17とは同一形状で別体で構成されており、画像及びラミネート層形成装置1のリボン装着部にそれぞれ装着することができるようにされている。従って、最初にインクリボン13を装着して画像を形成処理を行った後で、一旦装置を停止させてインクリボン13をラミネートリボン17と交換して再開することによりインクリボン13によって形成された画像の上にラミネートリボン17によって透明樹脂によるラミネート層9の形成処理を行うようにしている。
【0019】
以下、図5乃至8に示す作動図及び図9に示す処理フローチャートに従って操作状態を説明する。図9に示すステップ1では、所定のアプリケーションソフトにより文字及び図形等の画像データを作成する。ステップ2では、上記画像データを作成した後にプリンタプロパティを開いて印字の各種条件を設定するとともに同時に画像形成処理に続けてラミネート処理を行うか否かの設定をして続行する。ステップ3では、画像形成用のインクリボン13を装着するように指示を行い続行させる。ステップ4では、装置に装着されたインクリボン13により画像形成処理が実行される。画像形成処理は図5に示すように、サーマルヘッド11がインクリボン13の熱溶融性インク層14を印字面に密着させ、印字ヘッド15がドット単位に通電制御されるとともに長尺の印字シート2が図中の矢印方向に移送され、印字ヘッド15によって熱溶融性インク層14が加熱されて印字面に転写して文字や図形等の画像が印字シート2の印字面に形成される。
【0020】
画像データの印字処理が終了すると、ステップ5では、前記ステップ2でラミネート処理の実行設定を確認してラミネート処理を行わない設定になっていればステップ10にて印字処理を終了する。ステップ5でラミネート処理を行う設定になっていればステップ6で、図6に示すようにサーマルヘッド11とインクリボン13とを印字シート2の印字面から離反させて、印字シート2を逆方向へ移送させて印字開始位置より更にオーパラップ寸法L1分だけ余分に印字シート2が戻される。更にステップ7では、ラミネート層形成用のラミネートリボン17を装着するように指示を行い続行させる。
【0021】
更にステップ8では、装置に装着されたラミネートリボン17の熱溶融性の透明樹脂層18がサーマルヘッド11によって印字シート2の印字面に密着されて、サーマルヘッド11の印字ヘッド15とラミネートヘッド16の全部のドットに通電されるとともに、印字シート2が印字方向に移送されることによって、前記インク層8により形成された画像の上から透明樹脂層18によるラミネート層9が形成される。図7に示すように、印字ヘッド15の両側に形成されているラミネートヘッド16によりラミネート層9を形成するようにしているので、印字ヘッド15により形成される最大の画像領域の幅方向外側までラミネートヘットの寸法W1分だけ画像領域をオーパラップさせたラミネート層9が形成される。また、前述のように印字シート2の戻し位置を印字開始位置より更にL1寸法分だけ余分に戻しているのでインク層8による画像領域6の前端部分が透明樹脂によるラミネート層9によってオーパラップして覆われる。更に、インクリボン13による画像形成処理の最終位置よりも更にL1寸法だけ余分に印字シート2を移送させた時点でラミネート層9の形成処理を終了させる。これによって、画像形成範囲6の終端側も透明樹脂によるラミネート層9によってオーパラップして覆われる。
【0022】
上記、印字ヘッド15とラミネートヘッド16を使用したラミネート領域7の設定とこの領域へのラミネート層9の形成処理は装置に搭載されているプリンタドライバによって行うようにしており、アプリケーションソフトによって印字範囲の領域の最大領域まで画像データを作成してた場合でも、この領域をオーパラップさせたラミネート層9を形成することが可能である。
【0023】
図8に示すように、アプリケーションソフトによって作成した画像データを複数枚出力させる場合には、通常では各ブロック19の印字が終了した時点でリボンを交換してラミネート層を形成し、再度インクリボンに交換して次のブロックの印字及びラミネート層形成を行うように処理が行われるが、長尺の印字シート2の印字面に所定の間隔をあけて複数ブロック19の画像データを連続して画像形成し、該画像形成処理が終了した後印字シート2を最初のブロック19の印字開始位置の更に前方まで戻し、その後全てのブロック19にラミネート層形成の処理を連続して行わせることによって、リボンの交換等に要する時間が短縮できる。なお、本願ではラミネート処理に印字ヘッドとは別にラミネートヘッドを設けているが、単一のヘッドを使用し両端の発熱素子をラミネート処理のみに使用することで対応してもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明の画像及びラミネート層形成装置によれば、サーマルヘッドに形成した画像形成用の印字ヘッドの両側にラミネート処理のみに使用するラミネートヘッドを形成し、印字ヘッドにより画像が形成された印字シートの上から熱溶融性の透明樹脂層を形成したラミネートリボンを密着させて、印字ヘッドとラミネートヘッドとによってラミネートリボンの透明樹脂層を印字シートの印字面に熱転写するようにしているので、作成した文字や図形等の画像データを印字シートに画像形成する処理に続けてこの画像形成範囲をオーバーラップさせたラミネート層を形成できるので透明樹脂層によって保護された印字シートを容易に作成することができる。
【0025】
また、印字ヘッドの両側に形成したラミネートヘッドによって、印字ヘッドにより形成される最大印字範囲の幅方向にオーバーラップした透明樹脂層によるラミネート層を形成できるので、印字ヘッドによって形成される最大画像の両側縁のインク層がラミネート層によって確実に保護され、剥がれたりすることが防止できる。
【0026】
請求項2の発明は、印字シートを印字方向に移送させて前記印字ヘッドにより画像を形成した後、前記印字シートを印字開始位置より更に多く戻すとともに、該位置から印字ヘッドにより形成された画像の終端を越えるまでの間、印字シートを印字方向へ移送させて前記印字ヘッドとラミネートヘッドによりラミネートリボンの透明樹脂層を加熱して、印字ヘッドにより形成された画像とその前後方向にオーバーラップした透明樹脂層によるラミネート層を形成するようにしているので、印字ヘッドによって形成された画像の前後縁に所定のオーバーラップ部分が形成されたラミネート層が形成されるので、画像を形成している前後縁のインク層がラミネート層によって確実に保護され、剥がれたりすることが防止できる。
【0027】
請求項3の発明は、インクリボンにより形成される最大画像の周囲にオーパラップさせたラミネート範囲の設定と、印字ヘッドとラミネートヘッドに通電して前記設定したラミネート範囲に透明樹脂層を熱転写させるラミネート転写処理とをドライバソフトにより行わせるようにしているので、アプリケーションソフトによる制約を受けず、画像領域をオーパラップさせたラミネート層を形成することが可能である。
【0028】
請求項4の発明は、作成した画像を印字シートへ画像形成処理を開始するときに、ラミネート層形成理を行うか否かの選択・設定を行い、画像の形成処理の終了時に前記設定によりラミネート層形成理を選択的に行うようにしているので、ラミネート層の形成処理を行うか否かの選択ができ、ラミネート層形成処理を行わずに画像形成のみの印字シートの作成も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像及びラミネート層の形成装置によって出力した印字シートの平面図
【図2】図1と同じ印字シートの断面図
【図3】本発明の実施例にかかる画像及びラミネート層の形成装置を示す縦断正面図
【図4】図3と同じ画像及びラミネート層の形成装置の縦断側面図
【図5】画像形成処理の状態を示す画像及びラミネート層の形成装置の(a)縦断側面図と(b)平面図
【図6】画像形成処理が終了して印字シートを戻した状態を示す画像及びラミネート層の形成装置の(a)縦断側面図と(b)平面図
【図7】ラミネートリボンを装着してラミネート層の形成処理の状態を示す画像及びラミネート層の形成装置の(a)縦断側面図と(b)平面図
【図8】複数ブロック間の画像形成とラミネート層の形成の処理状態を示す画像及びラミネート層の形成装置の(a)縦断側面図と(b)平面図
【図9】画像及びラミネート層の形成装置により画像形成とラミネート層形成の処理を行うフローチャート図
【符号の説明】
1 画像及びラミネート層形成装置
2 印字シート
3 供給用の孔
4 長尺シート
5 ビニールシート
6 画像領域
7 ラミネート領域
8 インク層
9 ラミネート層
10 供給機構
11 サーマルヘッド
12 プラテンローラ
13 インクリボン
14 熱溶融性インク層
15 印字ヘッド
16 ラミネートヘッド
17 ラミネートリボン
18 透明樹脂層
19 ブロック

Claims (4)

  1. 熱溶融性インク層を形成したインクリボンを印字シートの印字面へ密着させてサーマルヘッドに形成した印字ヘッドにより加熱するとともに、インクリボンと印字シートを移送させることによって印字シートの印字面へインクを転写して画像を形成するようにした画像形成装置において、前記サーマルヘッドに形成した画像形成用の印字ヘッドの両側にラミネート処理時のみに使用するラミネートヘッドを形成し、前記印字ヘッドにより画像が形成された印字シートの上から熱溶融性の透明樹脂層を形成したラミネートリボンを密着させて、前記印字ヘッドとラミネートヘッドとによってラミネートリボンの樹脂層を印字シート面に熱転写することにより、印字ヘッドによって形成される最大印字範囲の幅方向にオーバーラップした透明樹脂によるラミネート層を形成するようにしたことを特徴とする画像及びラミネート層の形成装置。
  2. 印字シートを印字方向に移送させて印字ヘッドにより画像を形成した後、前記印字シートを印字開始位置より更に前方へ戻すとともに、該位置から印字ヘッドにより形成された画像の終端を越えるまでの間、印字シートを印字方向へ移送させて前記印字ヘッドとラミネートヘッドによりラミネートリボンの透明樹脂層を加熱して、印字ヘッドにより形成された画像の前後方向にオーバーラップした透明樹脂によるラミネート層を形成するようにしたことを特徴とする請求項1の画像及びラミネート層の形成装置、
  3. 前記インクリボンにより形成される画像の最大領域の周囲にオーパラップさせたラミネート領域の設定と、前記印字ヘッドとラミネートヘッドに通電して前記設定したラミネート範囲に透明樹脂層を熱転写させるラミネート転写処理とをドライバソフトにより行わせるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の画像及びラミネート層の形成装置。
  4. 作成した画像を印字シートへ画像形成処理を開始するときに、ラミネート層形成処理を行うか否かの選択・設定を行い、前記ラミネート処理の選択・設定が行われた場合、画像形成処理の終了時に前記設定によりラミネート層形成処理を選択的に行うようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像及びラミネート層の形成装置。
JP2003038891A 2003-02-17 2003-02-17 画像及びラミネート層の形成装置 Pending JP2004249464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003038891A JP2004249464A (ja) 2003-02-17 2003-02-17 画像及びラミネート層の形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003038891A JP2004249464A (ja) 2003-02-17 2003-02-17 画像及びラミネート層の形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004249464A true JP2004249464A (ja) 2004-09-09

Family

ID=33023280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003038891A Pending JP2004249464A (ja) 2003-02-17 2003-02-17 画像及びラミネート層の形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004249464A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1757515B (zh) * 2004-10-09 2011-04-20 三星电子株式会社 热成像设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1757515B (zh) * 2004-10-09 2011-04-20 三星电子株式会社 热成像设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1955857B1 (en) Printer with thermal activation device and printing method
JP4843830B2 (ja) プリンタ、およびプリント制御方法
JP2008001012A (ja) 熱転写印刷装置
JP2007196575A (ja) プリンタ、およびプリント制御方法
JP2004249464A (ja) 画像及びラミネート層の形成装置
JP2001180019A (ja) 記録方法及び記録装置
JPH11263032A (ja) 再転写プリンタ装置
JPH11143365A (ja) シールプリント用紙とその製造方法およびシールプリント方法
JP5136152B2 (ja) プリンタ
JP4069758B2 (ja) ラミネート層形成装置及び形成方法
JP2002002040A (ja) 熱転写記録装置及び熱転写記録方法
JP5581695B2 (ja) 熱転写式画像形成装置及び画像形成方法
JP6021425B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、プログラム
JP4019797B2 (ja) プリンタ装置及びプリント方法
JP2657652B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP2006116783A (ja) 熱転写プリントヘッド及び画像形成装置
JP2002144614A (ja) 熱転写ラインプリンタ
JP6693675B2 (ja) 台紙なしラベル印字装置
JP2537095Y2 (ja) 印字テープ
JP2022037643A (ja) 熱転写印画システム及び熱転写印画方法
JPH0550629A (ja) ダイレクト感熱記録用サーマルヘツド
JP2641563B2 (ja) カラーインクの転写方法
JP2602004Y2 (ja) 粘着テープ印字装置
JP2020138398A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP3263273B2 (ja) 感熱式複写紙への印字方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050909

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Effective date: 20070618

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20071225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02