JP2006116783A - 熱転写プリントヘッド及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱転写プリントヘッド11のヘッド本体11bに、熱転写インクシート31と印画紙21とを剥離させる剥離部材14を取り付け、ヘッド本体11bと剥離部材14との間に、熱転写プリントヘッド11の発熱素子11aから発生した熱を剥離部材14に伝えないようにし、剥離部材14の温度が上昇することを抑制する断熱部材16を挿入することにより、印画後の印画紙21から熱転写インクシート31が容易に剥離するようにした。
【選択図】図2
Description
そして、熱転写プリントヘッドを用いた印画方式として、主に、昇華方式、溶融方式、感熱方式のものが知られている。
一方、感熱方式は、熱転写インクシートを使用せず、被記録媒体として、加熱すると発色する感熱紙を用いる方式である。
図6に示すように、印画紙21は、熱転写プリントヘッド11の右下側から給紙されるようになっている。そして、この印画紙21は、熱転写プリントヘッド11とプラテンローラ12との間を通り、紙送りローラ13によって矢印のように紙送り(紙送り速度V)される。
本発明の1つである請求項1に記載の発明は、複数の発熱素子を配列したヘッド本体を備え、前記発熱素子を発熱させることにより、熱転写インクシート上の染料を溶融させ、被記録媒体に染料を転写する熱転写プリントヘッドであって、前記熱転写インクシートと前記被記録媒体とを剥離させる剥離部材を備え、前記剥離部材は、前記ヘッド本体に取り付けられており、前記ヘッド本体と前記剥離部材との間には、前記ヘッド本体の熱によって前記剥離部材の温度が上昇することを抑制する断熱部材が挿入されていることを特徴とする。
本発明における画像形成装置は、下記実施形態では、プラテンローラ12と、プラテンローラ12に対向する熱転写プリントヘッド11とを備える熱転写ラインプリンタ10に相当する。また、下記実施形態では、本発明における被記録媒体として、カット紙形態の印画紙21を採用し、いわゆるスイングバック方式の画像形成装置を使用した。無論、長尺の記録用紙が円筒状の巻芯を介してロール状に巻かれた印画紙21を使用することも可能である。
図1は、第1実施形態の熱転写ラインプリンタ10の要部を示す斜視図である。
図1に示すように、熱転写ラインプリンタ10は、昇華式の熱転写プリントヘッド11を備えるものである。そして、熱転写プリントヘッド11に配列された複数の発熱素子(抵抗素子)に通電した際の発熱エネルギーを利用して、熱転写インクシート31の染料層を溶融し、昇華させることにより、染料を印画紙21の印画面である染料受容層に転写して画像を形成するものである。
非印画時にあっては、熱転写プリントヘッド11が上昇しており、熱転写プリントヘッド11は、プラテンローラ12から離れて位置している。また、引き出された印画紙21は、プラテンローラ12上にセットされており、熱転写インクシート31も同様に、プラテンローラ12及び印画紙21上にセットされている。
図2に示すように、印画時における熱転写プリントヘッド11の発熱素子11aは、プラテンローラ12上で、熱転写インクシート31のバックコート層(上面)に当接する。そして、この状態において階調データが入力されると、発熱素子11aが選択的に通電駆動される。すると、熱転写インクシート31の染料層(下面)が溶融し、染料が昇華することとなり、この染料が印画紙21の染料受容層(上面)中に拡散して印画が行われることとなる。
性能評価に際しては、印画紙21として、厚さ150μmの合成紙(王子油化製 商品名「YUPOFPG−150」)上に染料受容層用樹脂塗料を塗布したものを使用した。この染料受容層用樹脂塗料は、ポリエステル樹脂(東洋紡績製 商品名「バイロン−200」)100重量部、メチルエチルケトン200重量部、及びトルエン200重量部を配合し、この組成の原料をディソルバーにて約1時間半攪拌した後、50μm口径のフィルターを通して調製したものである。
商品名「TR−924」)を使用して、印画濃度が2.3になるように評価用の熱転写ラインプリンタ10を調整した。
図3に示すように、実施例1から実施例3の評価はいずれも「A」であり、剥離音が発生しなかった。また、実施例4の評価は「B」であり、剥離音は発生するが、許容できるレベルであった。一方、比較例の評価は「C」であり、許容できないほどの剥離音が発生した。
図4は、第2実施形態の熱転写ラインプリンタ10の要部を示す側面図である。
図4に示すように、第2実施形態の熱転写ラインプリンタ10は、図2に示す第1実施形態の熱転写ラインプリンタ10に対し、剥離部材14の形状、及び断熱部材16の取付け位置を変更したものである。すなわち、第2実施形態の熱転写ラインプリンタ10は、剥離部材14が平板状のものであり、熱転写プリントヘッド11のヘッド本体11bの側面側に、断熱部材16を介して配置されている。なお、その他の構造は、第1実施形態と同様となっている。
図5に示すように、熱転写プリントヘッド11のヘッド本体11bと剥離部材14との間には、断熱部材16が挿入され、ヘッド本体11bの熱によって剥離部材14の温度が上昇することを抑制している。
(1)上記の実施形態では、熱転写プリントヘッド11を備える熱転写ラインプリンタ10を例に挙げているが、これに限らず、熱転写プリントヘッド11を備える各種のプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に適用することができる。
11 熱転写プリントヘッド
11a 発熱素子
11b ヘッド本体
12 プラテンローラ
14 剥離部材
16 断熱部材
21 印画紙(被記録媒体)
31 熱転写インクシート
Claims (11)
- 複数の発熱素子を配列したヘッド本体を備え、
前記発熱素子を発熱させることにより、熱転写インクシート上の染料を溶融させ、被記録媒体に染料を転写する熱転写プリントヘッドであって、
前記熱転写インクシートと前記被記録媒体とを剥離させる剥離部材を備え、
前記剥離部材は、前記ヘッド本体に取り付けられており、
前記ヘッド本体と前記剥離部材との間には、前記ヘッド本体の熱によって前記剥離部材の温度が上昇することを抑制する断熱部材が挿入されている
ことを特徴とする熱転写プリントヘッド。 - 請求項1に記載の熱転写プリントヘッドにおいて、
前記断熱部材は、耐熱性の樹脂材料によって形成されている
ことを特徴とする熱転写プリントヘッド。 - 請求項1に記載の熱転写プリントヘッドにおいて、
前記剥離部材は、前記熱転写インクシートに対して摩擦係数の低い金属材料によって形成されている
ことを特徴とする熱転写プリントヘッド。 - 請求項1に記載の熱転写プリントヘッドにおいて、
前記剥離部材は、平板状のものであり、前記ヘッド本体の側面側に前記断熱部材を介して配置されている
ことを特徴とする熱転写プリントヘッド。 - 請求項1に記載の熱転写プリントヘッドにおいて、
前記剥離部材は、断面がL字状のものであり、L字状の一端部が前記ヘッド本体の上面側に前記断熱部材を介して配置され、L字状の他端部が前記ヘッド本体の側面側に空間を設けて配置されている
ことを特徴とする熱転写プリントヘッド。 - プラテンローラと、
前記プラテンローラに対向して設けられ、印画時に下降して前記プラテンローラを押圧するとともに、非印画時に上昇して前記プラテンローラから離れて位置する熱転写プリントヘッドと
を備え、
前記プラテンローラと上昇させた前記熱転写プリントヘッドとの間に熱転写インクシート及び被記録媒体を供給し、下降させた前記熱転写プリントヘッドを発熱させることにより、前記熱転写インクシート上の染料を溶融させ、前記被記録媒体に染料を転写して印画を行う画像形成装置であって、
印画後の前記熱転写インクシートと前記被記録媒体とを剥離させる剥離部材を備え、
前記剥離部材は、前記熱転写プリントヘッドに取り付けられており、
前記熱転写プリントヘッドと前記剥離部材との間には、前記熱転写プリントヘッドの熱によって前記剥離部材の温度が上昇することを抑制する断熱部材が挿入されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6に記載の画像形成装置において、
前記断熱部材は、耐熱性の樹脂材料によって形成されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6に記載の画像形成装置において、
前記剥離部材は、前記熱転写インクシートに対して摩擦係数の低い金属材料によって形成されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6に記載の画像形成装置において、
前記剥離部材は、平板状のものであり、前記熱転写プリントヘッドの側面側に前記断熱部材を介して配置されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6に記載の画像形成装置において、
前記剥離部材は、断面がL字状のものであり、L字状の一端部が前記熱転写プリントヘッドの上面側に前記断熱部材を介して配置され、L字状の他端部が前記熱転写プリントヘッドの側面側に空間を設けて配置されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6に記載の画像形成装置において、
前記剥離部材は、印画後の前記熱転写インクシートと前記被記録媒体とを冷時剥離させる
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2004306103A JP2006116783A (ja) | 2004-10-20 | 2004-10-20 | 熱転写プリントヘッド及び画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2004
- 2004-10-20 JP JP2004306103A patent/JP2006116783A/ja active Pending
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