JP2001180019A - 記録方法及び記録装置 - Google Patents

記録方法及び記録装置

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JP2001180019A
JP2001180019A JP37153199A JP37153199A JP2001180019A JP 2001180019 A JP2001180019 A JP 2001180019A JP 37153199 A JP37153199 A JP 37153199A JP 37153199 A JP37153199 A JP 37153199A JP 2001180019 A JP2001180019 A JP 2001180019A
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Keishin Shiraiwa
敬信 白岩
Taku Sasaki
卓 佐々木
Hiroshi Kyogoku
浩 京極
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Canon Inc
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/30Embodiments of or processes related to thermal heads
    • B41J2202/33Thermal printer with pre-coating or post-coating ribbon system

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録画像を保護する目的で記録媒体表面に施
されるオーバーコートが、その記録媒体から引きちぎら
れたり剥がれたりして記録装置に対してゴミとなり印画
物を汚したり、画像記録異常を引きおこしたりすること
や環境中の細かなゴミや粉塵となる事を防止することが
可能な記録方法及び記録装置を提供する。 【解決手段】 切断を容易するためのミシン目をもつ記
録媒体への画像の記録は、そのミシン目をまたぐように
記録媒体にインクを転写して画像を記録し、その画像が
記録された記録媒体に、ミシン目の部分を避けるように
保護剤を転写して記録媒体上に保護層を形成するように
して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体にインクを
付与して記録を行う記録方法及び記録装置に関し、特
に、インクシート上に塗布されたインクを記録媒体に転
写して画像記録を行う記録方法及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、デジタルビデオカメラやデジタル
カメラ等の普及に伴い、それらの機器で得られたカラー
画像を記録するカラープリンタの需要が高まっている。
このようなカラープリンタの記録方式の一つに、熱昇華
性あるいは熱溶融性のインクを塗布したインクシート或
いはインクリボンをサーマルヘッドで選択的に加熱し、
インクを記録媒体上に付与(転写)することにより記録
紙にインク像を形成する方法がある。
【0003】特に、昇華型熱転写記録装置は、高画質な
フルカラー画像が得られ、デジタルカメラ用のカラープ
リンタとして期待されている。
【0004】ところで、熱溶融性インクで記録した画像
は擦過傷に弱いという欠点が知られている。また、熱昇
華性インクで記録した画像は油脂を含んだ指紋や可塑剤
等に弱いことや紫外線による退色や熱による再昇華がお
こることが知られている。この為、記録画像を保護する
ために、インクリボンに画像形成用の色インク層ととも
にオーバコート層を設け、記録紙にインク像を転写し画
像を形成した後に、オーバコート層のオーバーコート材
を記録紙に転写し、画像上に保護層を設ける方法、所謂
オーバーコート技術が従来より知られている。
【0005】これにより、熱転写記録装置で得られる画
像は、耐候性や耐薬品性に強く、また光沢性も新たに付
与され、銀塩写真に匹敵する高品位なフルカラー画像が
得られることが知られている。
【0006】ところで、熱転写記録装置では、一般に、
サーマルヘッドに相対的に記録紙を往復移動させて複数
色の画像記録を行うことから、画像記録時において記録
紙を保持することが必要であるため、その機構上、記録
紙の一部に記録ができない余白部が生じるため、通常、
銀塩写真の様に記録紙全面に画像を記録することができ
ない。しかしながら、一部の大型の業務用の熱転写記録
装置ではロール状の記録紙を用い、また、その装置に切
断用カッタを内蔵することで、記録紙全面への記録を実
現している。しかし、ロール紙利用したり切断用カッタ
を内蔵する為、装置が大型で高価である。
【0007】そこで、小型で安価な装置でも容易に記録
紙全面に画像記録を行うことができるようにするため
に、記録紙の搬送方向の両側に切取り容易な切取部とし
てミシン目を設けた記録紙を用い、かつ、画像をミシン
目で切取った最終的に所望な記録紙サイズより一回り大
きくなる様に記録し、画像記録後、そのミシン目で折り
取って、銀塩写真の様に記録紙全面に画像が記録された
記録画像を得る方法が知られている。
【0008】このようにオーバコート技術とミシン目を
用いた記録紙全面への記録技術を用いて、小型で安価な
装置で有りながら、簡易に、銀塩写真に匹敵する、記録
紙全面への記録を行いながらも、耐候性、耐薬剤に優
れ、光沢感をもつ記録画像を熱転写記録装置により得る
ことができる。
【0009】この時、記録装置のもつ記録位置精度を考
え、記録紙全面への記録が結果的に得られる様に、通
常、ミシン目で切取った最終的に所望な記録紙サイズよ
り一回り大きくなる様に画像を記録する。また、通常、
記録画像を十分に保護する為にオーバコート剤は記録画
像をすべて覆うようにコートされ保護層が設けられる。
また、記録紙への色インクの転写とオーバコート剤のオ
ーバコートは同じ方法で行われ、一般には、同じシーケ
ンスで各々の処理が行われる。これにより、一般に、オ
ーバコート剤はミシン目が設けられた記録紙の領域にも
塗布されていた。
【0010】このようにオーバコート技術とミシン目を
用いた全画面記録技術を用いて、小型で安価な熱転写記
録装置を用いながらも、容易に、銀塩写真に匹敵する、
記録紙全面に記録がなされ、かつ、耐候性や耐薬剤に優
れ、光沢感をもつ画像を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、オーバコート剤を安定して転写する為には、転
写時の転写熱エネルギーが最適であり、記録紙とオーバ
コート層の接合状態が管理されていなければならない。
【0012】さて、記録紙に設けられたミシン目は、微
視的に見れば記録紙に点線状に設けられた複数の穴
(孔)であり、また、一般に、このミシン目をつくる穴
の周辺では、加工作業により、記録紙の表面に凹凸が生
じる。従って、記録紙のミシン目の近傍に施されたオー
バコート剤は安定して転写されておらず、剥がれたり、
一部においては十分に転写されず剥がれやすくなってい
るという問題がある。
【0013】図8は従来の記録方法に従って画像を記録
紙に記録して得られた印画物の断面図とその部分拡大図
を示す図である。図8において、21はオーバコート剤
が転写されたオーバコート層、22は記録紙に設けられ
たミシン目である。
【0014】通常、画像記録領域はオーバコート領域に
より覆われている。図8においては交差斜線で示される
領域が画像記録領域であり、かつ、オーバコート剤が塗
布された領域である。図8に示す様にミシン目の穴を塞
ぐ様に、薄くオーバコート剤が塗布されているので、こ
の部分は、軽い刺激で破けたり、切取られたりする。ま
た、最終的に、所望の印画物を得る為には、このミシン
目で切取るので、ミシン目の近傍に施されたオーバコー
ト層は、ミシン目を折り取る際に、引き千切られたり、
剥がされたりする。このように、ミシン目近傍に施され
たオーバコート層は記録紙に安定して付着した状態を保
つことはできず、一般には、引き千切られたり、剥がれ
たりする。
【0015】このようにして、引き千切られたり剥がれ
たりしたオーバコート層(剤)は、細かなゴミや粉塵と
なり、記録装置が設置された環境に放出される。これら
は状況によっては、記録装置に対してゴミとなり、印画
物を汚したり、画像記録異常を引きおこしたりすること
が懸念される。また、装置設置環境の細かなゴミや粉塵
となってその環境を汚染することが懸念される。
【0016】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録画像を保護する目的で記録媒体表面に施される
オーバーコートが、その記録媒体から引きちぎられたり
剥がれたりして、記録装置に対してゴミとなり印画物を
汚したり、画像記録異常を引きおこしたりすることや環
境中の細かなゴミや粉塵となる事を防止することが可能
な記録方法及び記録装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の記録方法は、以下のような工程からなる。
【0018】即ち、切断を容易するための切取部をもつ
記録媒体に画像を記録する記録方法であって、前記切取
部を含む前記記録媒体上にインクを付与して画像を記録
する記録工程と、前記記録媒体上の画像が形成された領
域のうち、少なくとも前記切取部を除く領域に対して保
護剤を付与して前記記録媒体上に保護層を形成する保護
層形成工程とを有することを特徴とする記録方法を備え
る。
【0019】前記記録工程は、例えば、インクが塗布さ
れたインクシートを用い、熱エネルギーによりインクを
転写して記録を行う熱転写記録方式を用いて、記録媒体
に面順次に異なる色のインク、例えば、イエロ、マゼン
タ、シアンインクを付与して画像を転写記録することが
好ましい。
【0020】また他の発明によれば、記録媒体に画像を
記録する記録ヘッドを用い、切断を容易するための切取
部をもつ記録媒体に画像を記録する記録装置であって、
前記記録ヘッドによって前記切取部を含む前記記録媒体
上にインクを付与して画像を記録する記録手段と、前記
画像が記録された記録媒体上の前記切取部を除く領域に
対して保護剤を付与して前記記録媒体上に保護層を形成
する保護層形成手段とを有することを特徴とする記録装
置を備える。
【0021】前記記録ヘッドは複数の加熱素子をライン
状に配列したサーマルヘッドであることが好ましく、ま
た、前記インクと前記保護剤とはシートに塗布されてい
ることが好ましい。従って、前記記録手段ではそのサー
マルヘッドを用いてシートを加熱し、このシートに塗布
されたインクを記録媒体に転写する一方、前記保護層形
成手段はそのサーマルヘッドを用いてシートを加熱し、
そのシートに塗布された保護剤を記録媒体に転写すると
良い。
【0022】さらに、前記記録媒体を搬送する搬送手段
を有することが好ましく、この記録媒体としてはシート
状の記録紙が好ましく、さらにその記録紙には搬送手段
による搬送方向に沿った両端部に切取部が形成されてい
ることが好ましい。
【0023】このような記録紙を用いる場合、前記保護
層形成手段は、その記録紙の両端部に形成された切取部
各々の両縁をさけるように保護剤を転写したり、或い
は、記録紙の両端部に形成された切取部各々の縁部をさ
けるとともに、切取部によって囲まれた記録紙の領域に
対して保護剤を転写するようにできる。
【0024】また、前記搬送手段によって記録紙を搬送
させながら保護剤を転写する際に、その保護剤の転写開
始時では、サーマルヘッドの加熱素子からの発熱量を徐
々に増加させ、また、その保護剤の転写終了時には発熱
量を徐々減少させるようにしても良い。
【0025】以上の構成により本発明は、切断を容易す
るための切取部をもつ記録媒体への画像の記録をその記
録媒体上の切取部を含む領域に対してインクを付与する
ことによって行い、さらに、その画像が記録された記録
媒体に切取部を除く領域に対して保護剤を付与して記録
媒体上に保護層を形成する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の代表的な実施形態である熱
転写記録装置(以下、記録装置という)の構成を模式的
に示す側断面図である。まず、記録装置の全体構成につ
いて説明すると、装置本体1に記録紙Pを積載した用紙
カセット2から給紙ローラ3で一枚ずつ分離給送する。
そして、記録紙Pを搬送ローラ対4で挟持搬送して、記
録紙Pを記録部に対して相対的に往復可能にしている。
【0028】記録部においては記録紙搬送経路を挟んで
プラテンローラ5と記録情報に応じて発熱するサーマル
ヘッド6が対向しており、インクカセット7に収納され
る熱溶融性または熱昇華性インクを塗布したインク層と
記録面を保護するために記録面上にオーバコートされる
オーバコート層をもつインクシート8をサーマルヘッド
6によって記録紙Pに押圧するとともに、選択的に加熱
することにより、記録Pに所定画像を転写記録し、保護
層が記録紙Pをオーバコートする。
【0029】インクシート8は、記録紙Pの記録領域を
覆ってそのサイズと略等しいサイズでイエロ(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)の各インク層とオーバーコ
ート(OP)層が並べて設けられたものであり、各層ず
つ各色インクを熱転写する度毎に、記録紙Pを記録開始
位置(P1)に戻し、その記録紙上に、各色インクを順
次重ねて転写する。
【0030】このように、記録紙Pは搬送ローラ対4に
より、各色インク及びオーバコート層の数だけ往復移動
され、最後に排紙ローラ対9へ案内され装置筐体外へ排
出され記録動作が終了する。
【0031】このように通常の熱転写記録装置ではYM
C3色を3回面順次で記録するために、各色の記録先端
を正確に合致させる制御が必要となる。このため、図1
に示す搬送ローラ対4は記録紙Pを離さずしっかり挟持
し搬送を行う必要がある。この為、記録紙Pの端部には
記録不可能な余白部が必要となる。これを鑑み、最終的
に、余白縁のない印画物を得るために、図2に示す様
に、記録紙Pには、記録開始時搬送ローラ対4でしっか
り挟持されるために記録できない余白部分を後で容易に
手で切取り可能な切取部として点線状の孔で形成された
ミシン目22が設けられる。
【0032】この実施形態では、このようなミシン目を
もつ記録紙Pと熱転写記録装置を用いて画像記録を行
い、その記録に当たっては記録紙Pに設けられた切取部
の領域にはオーバコート剤を塗布しないようにしてい
る。
【0033】また、搬送ローラ対4は、ピンチローラ4
2とグリップローラ41からなり、グリップローラ41
にはステッピングモータ(不図示)の出力軸が減速機構
を介して直結され、このステッピングモータの回転制御
により、正逆自在に駆動される。記録紙Pは搬送ローラ
対4によりしっかりと挟持され、往復搬送されるもので
あるから、記録紙Pもまた、ステッピングモータの回転
制御により、正確に位置制御され搬送駆動される。い
ま、サーマルヘッド6による1ライン分の記録ピッチを
85μmとし、記録紙Pを1ライン分搬送するためのス
テッピングモータのステップ数を4ステップとするなら
ば、記録紙Pは、ステッピングモータを4ステップで回
転制御することにより、1ライン(すなわち85μm)
搬送することができる。
【0034】さらに、記録装置1には、給紙ローラ3か
ら給紙ローラ対4を見て給紙ローラ対4の直前の位置に
記録紙先端検出センサ10を設けている。これにより、
用紙カセット2から記録紙Pが給送されたり、排紙ロー
ラ9のある方向に記録紙Pが搬送されたりするときに
は、記録紙Pの先端(或いは、後端)が検出され、その
検出後、搬送ローラ対4で挟持できる範囲で所定ライン
を送り停止させる。この実施形態では、10ライン分、
40ステップ程ステッピングモータを回転させた後、記
録紙の搬送を停止させている。この位置が前述した記録
開始位置(P1)となる。
【0035】このような記録開始位置(P1)で記録紙
の搬送を停止させる動作をYMC各色インク及びオーバ
コート層転写時に合計4回行う。
【0036】なお、記録紙先端検出センサ10と、プラ
テンローラ5とサーマルヘッド6により記録紙Pを押圧
する位置との間の距離は、この実施形態では装置内部品
配置を考慮し記録紙上の距離で10mmに設定してい
る。
【0037】このようにして記録紙Pが記録開始位置
(P1)で停止すると、この位置から記録紙を排紙ロー
ラ9のある方向に搬送し、再び、記録紙先端検出センサ
10で記録紙の先端を検知し、所定のライン数を送り、
サーマルヘッドを記録情報に応じて発熱駆動し、各色イ
ンクの所定画像を記録し、オーバコート層を転写する。
【0038】一方、この実施形態の記録装置はデジタル
カメラやデジタルビデオなどの機器を所定の接続ケーブ
ルを用いて直接接続して、これらの機器において取得し
た画像のデータをインタフェース(I/F)11を介し
て入力し、その画像データに基づいて記録紙に画像を記
録できるようになっている。このため、この記録装置に
は記録制御を行うためのMPU13を内蔵したコントロ
ーラ12が搭載されている。そして、コントローラ12
内部にあるROMに格納されたコードをMPU13が読
み出して実行することにより、所定の画像処理及び画像
記録処理が実行されることになる。
【0039】図3は画像記録位置及びオーバコート位置
を記録紙の寸法とともに示す図である。図3において、
左下がり斜線で示す領域は画像記録のみがなされる領域
でありミシン目領域でもある。一方、交差斜線で示す領
域は画像記録とオーバコートの両方がなされた領域であ
る。
【0040】図3に示した画像記録範囲は、搬送方向に
関して約144mmであるから、1694ライン記録可
能であり、記録紙をこの分搬送するためには、ステッピ
ングモータを6776ステップ分回転させればよい。
【0041】以下、以上の構成の記録装置を用いた記録
方法について具体的に説明する。
【0042】まず、比較のために従来の方法について説
明する。
【0043】図4は従来の記録方法を示すフローチャー
トである。
【0044】まず、ステップS10では用紙カセット2
から記録紙Pを給紙し、ステップS15では制御パラメ
ータ変数(N)に初期値をセット(N=1)する。
【0045】次に、ステップS20では制御パラメータ
変数(N)の値を調べる。ここで、N=5であればイン
ク転写とオーバコート層の転写は終了したと判断して、
処理はステップS35に進み、記録紙Pを排紙し、その
後、処理を終了する。これに対して、N≠5であれば処
理はステップS25に進む。
【0046】ステップS25では、Y、M、Cの各イン
クとコーバコート剤の転写を面順次で行う。Y、M、C
の各インクとコーバコート剤のいずれか1つの転写が終
了すると、処理はステップS30に進み、制御パラメー
タ変数(N)の値を“+1”する。その後、処理はステ
ップS20に戻る。
【0047】このように、従来の方法に従えば、各色イ
ンクの転写記録もオーバコート層の転写も同じ処理シー
ケンスの中に組込まれて実施されていた。
【0048】これに対して、この実施形態に従う記録方
法では図5のフローチャートが示すように色インク転写
の処理とオーバコート剤転写の処理を別の処理ステップ
によって実行する。なお、図5のフローチャートにおい
て、図4のフローチャートで説明したのと同じ処理ステ
ップについては同じステップ参照番号を付し、その説明
は省略する。
【0049】まず、ステップS10〜S15の処理後、
ステップS20aでは制御パラメータ変数(N)の値を
調べ、N=4であれば処理はステップS30aに進み、
これに対して、N≠4であれば処理はステップS25a
に進む。
【0050】ステップS25aでは各色インクを記録紙
に転写するが、その詳細な処理は以下の通りである。
【0051】記録紙Pの先端検出後、ステッピングモ
ータを116ステップ分回転させ、記録を開始する。こ
のとき、記録開始位置は、記録紙先端(E)から12.
465mmとなる。
【0052】ステッピングモータを4ステップ分回転
しながら、サーマルヘッドを発熱駆動し1ライン分の記
録を行う。この記録はステッピングモータを全部で67
76ステップ分(1694ライン分)回転させて記録を
行った後、終了する。この時の記録終了位置は、記録紙
先端(E)から156.455mmとなる。
【0053】記録紙の搬送停止にいたるまでの減速の
ため、ステッピングモータを10ライン分(40ステッ
プ分)程回転させ、停止させる。
【0054】この状態から、ステッピングモータを逆
転駆動し、記録紙Pを記録時と逆方向に搬送する。そし
て、記録紙先端検出センサ10で記録紙の先端を再度検
出した後、減速のためステッピングモータを所定のライ
ン数の10ライン分(40ステップ分)程回転させ、そ
の後、記録紙の搬送を停止させる。
【0055】別の色のインクによる記録の為に、再
度、ステッピングモータを回転させ、記録紙Pを搬送す
る。
【0056】そして、ステップS30では制御パラメー
タ変数(N)を“+1”し、処理はステップS20aに
戻る。
【0057】このような処理が3度繰り返されると、Y
MC3色分の記録が終了し、所望の画像を記録紙Pに転
写記録されることになる。このとき、制御パラメータ変
数(N)はN=4となるので、処理はステップS30a
に進むことになる。
【0058】ステップS30aでは、記録画像表面の保
護の為に、オーバコート層を転写する。以下、オーバコ
ート層の転写処理の詳細を説明する。
【0059】記録紙Pの先端検出後、ステッピングモ
ータを116ステップ分回転させ、オーバコート剤の転
写を開始する。このとき、コーティング開始位置は、画
像記録時と同じ、記録紙先端(E)から12.465m
mとなる。
【0060】ステッピングモータを4ステップ分回転
しながら、サーマルヘッドを発熱駆動し1ライン分のオ
ーバコート剤の転写を行う。全部で48ステップ分(1
2ライン分)回転させ、オーバコート剤の転写を終了す
る。この時のヘッド位置は、記録紙先端(E)から1
3.485mmとなる。
【0061】サーマルヘッドを発熱駆動させずに、ス
テッピングモータを48ステップ分(12ライン分)回
転させる。この時のヘッド位置は、記録紙先端(E)か
ら14.505mmとなる。
【0062】再び、サーマルヘッドを発熱駆動させ、
ステッピングモータを4ステップ分回転しながら1ライ
ン分のオーバコート剤の転写を行い、これを全部で65
88ステップ分(1647ライン分)にわたりオーバコ
ート剤の転写を終了するまで続行する。この転写が終了
した時のヘッド位置は、記録紙先端(E)から154.
5mmとなる。
【0063】サーマルヘッドを発熱駆動させずにステ
ッピングモータを48ステップ分(12ライン分)回転
させて、記録紙を搬送する。この時のヘッド位置は、記
録紙先端(E)から155.52mmとなる。
【0064】再び、サーマルヘッドを発熱駆動させ、
ステッピングモータを4ステップ分回転しながら、1ラ
イン分のオーバコート剤の転写を行う。全部で48ステ
ップ分(12ライン分)回転させ、オーバコート剤の転
写を終了する。この時のヘッド位置は、記録紙先端
(E)から156.54mmとなる 記録紙搬送停止にいたるまでの減速のため、ステッピ
ングモータを10ライン分(40ステップ分)程回転さ
せ、記録紙の搬送停止させる。
【0065】以上により、各色インクとオーバコート剤
の転写記録が終了する。
【0066】最後に、処理はステップS35に進み、記
録紙Pは、排紙ローラ対9へ案内され、筐体外へ排出さ
れて記録が終了する。
【0067】従って以上説明した実施形態に従えば、記
録紙の切取部であるミシン目のある部分にはオーバコー
ト層を形成しないようにオーバコート剤が転写されるの
で、記録後にたとえ記録紙をそのミシン目に沿って切り
取っても、オーバコート層が剥離したりせず、記録画像
を安定的に長期にわたって良好な状態で保存することが
できる。また、オーバコート層の剥離が発生しないため
に、その剥離による細かなゴミや粉塵が発生せず、環境
を汚染することもなければ、記録装置の故障原因となる
こともないという利点もある。
【0068】尚、以上の説明において、オーバコート層
を形成しない領域を、切取部であるミシン目を含む所定
の領域として説明したが、画像を保護する目的からその
所定の領域は少ない方が好ましく、またオーバコート層
の剥離を防止可能な範囲で設定することが可能である。
【0069】また、上述したように、本発明において
は、切断を容易にするための切取部を有する記録媒体に
対して画像を形成する場合に、記録工程においてインク
を付与する記録媒体上の領域と、保護剤を付与して保護
層を形成する工程において保護剤を付与する記録媒体上
の領域とを適宜異ならせ、記録媒体に設けられた切取部
の位置に対する保護剤の付与を行わないようにしたこと
を特徴とするものであり、切取部に沿った記録媒体の切
り取りにおいて、保護剤の剥離を防止し、ゴミや粉塵の
散乱を防ぐことができる。
【0070】
【他の実施形態】さて、上述の実施形態では、図3に示
す様に、印画物の保護を目的として、ミシン目領域を除
く、ほぼすべての画像記録領域にオーバコート剤を転写
する構成としたが、一般には、ミシン目により折り取ら
れる部分は、折り取られて棄てられる。従って、一般に
は、この棄てられる部分には、オーバコート層を形成す
る必要性は少ないことと考えられる。
【0071】この実施形態は、このような状況を考えて
なされたものであり、これにより、図6に示すような印
画物が得られる。即ち、記録紙の搬送方向において両側
に形成されたミシン目により囲まれた領域にのみ、選択
的にオーバコート剤が転写され、オーバコートされた印
画物が得られる。なお、図6において、左下がり斜線で
示す領域は画像記録のみがなされる領域であり、交差斜
線で示す領域は画像記録とオーバコート剤の転写がなさ
れた領域である。
【0072】以下、このような印画物を得るための動作
を具体的に説明する。
【0073】なお、この実施形態において用いる記録紙
と熱転写記録装置は前述の実施形態と共通である。
【0074】この実施形態において特徴的な処理は図5
のステップS30aに示すオーバコート剤転写の処理で
ある。この処理は以下のようにして行われる。
【0075】オーバコート剤の転写は、記録紙先端
(E)検出後、ステッピングモータを212ステップ分
回転させ、オーバコート剤の転写を開始する。このと
き、その転写開始位置は、記録紙先端(E)から14.
505mmとなる。
【0076】ステッピングモータを4ステップ分回転
しながら、サーマルヘッドを発熱駆動し1ライン分のオ
ーバコート層の転写を行い、これを全部で6588ステ
ップ分(1647ライン分)にわたりオーバコート剤の
転写を終了するまで続行する。この時のヘッド位置は、
記録紙先端(E)から154.5mmとなる。
【0077】記録紙搬送の停止にいたるまでの減速の
ため、ステッピングモータを10ライン分(40ステッ
プ分)程回転させ、その後、記録紙搬送は停止する。
【0078】以上により、オーバコート剤の転写を終了
する。
【0079】従って以上説明した実施形態に従えば、ミ
シン目から少しの内側に入った領域にのみオーバコート
層が形成されるので、不必要なオーバコート剤の消費を
抑えることができる。
【0080】また、以上説明した実施形態では、オーバ
コート剤の転写はサーマルヘッドの発熱駆動のON/O
FFのみで行う例について説明したが、より安定したオ
ーバコート剤の転写を行うために、図7に示す様に、オ
ーバコートの転写開始時では、徐々に発熱量を増加さ
せ、また、オーバコートの転写終了時には、徐々に発熱
量を減少させるように制御しても良い。
【0081】なお、以上説明した実施形態では、オーバ
コート剤の転写をやめるためにサーマルヘッドの発熱駆
動を停止させたが、本発明はこれによって限定されるも
のではない。例えば、転写記録時にサーマルヘッドはイ
ンクシート及び記録紙を挟み押圧しているが、この押圧
動作を解除して、オーバコート剤の転写をやめるように
しても良い。
【0082】また、以上説明した実施形態では、YMC
各色インク及びオーバコート剤の転写記録時において、
記録紙先端検出センサで記録紙の先端検出を行い、その
信号を基準として、ステッピングモータの回転駆動のス
テップ数を管理することにより、記録位置管理を行う構
成としたが、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。例えば、記録紙Pの給紙時に、最初に記録紙先端
検出センサで検知した記録紙の先端検出信号をもとに、
ステッピングモータのステップ数と記録紙Pの搬送時に
おける位置関係をもとに、ステッピングモータの回転駆
動のステップ数を全記録動作中を通じて管理することに
より、記録位置管理を行うようにしても良い。
【0083】尚、本発明は、縁無しプリントを簡単に得
るために記録紙に設けられたミシン目の領域にオーバコ
ート層を形成しないことを特徴とするものであり、記録
紙の所望の位置に転写記録を行うことは、上記の実施形
態で示したように、用いるサーマルヘッドの仕様と搬送
手段の構成により決まり、それらを所定の手段で管理す
ることにより、可能であるから、様々なサイズの記録紙
やミシン目の位置に対応して、本発明を変形実施するこ
とは可能である。
【0084】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0085】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)をシステムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読み出し実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体か
ら読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形
態の機能を実現することになり、そのプログラムコード
を記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。ま
た、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行
することにより、前述した実施形態の機能が実現される
だけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コ
ンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム
(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0086】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0087】尚、上述した実施形態においては、記録媒
体の切断を容易にするための切取部として点線状の孔で
構成されるミシン目を例に挙げて説明したが、本発明は
ミシン目を持つ記録媒体のみに適用されるものではな
く、例えば、切断を行う部分の記録媒体の厚みを他の部
位よりも薄くなるように異ならせたり、その部分の切断
容易な材料で構成した記録媒体に対しても適用すること
が可能である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、切
断を容易にするための切取部をもつ記録媒体への画像記
録ではその切取部を含む領域に対してインクを付与する
一方、保護剤を付与して保護層を形成する場合にはその
切取部に対して保護剤を付与しないので、切取部によっ
て記録媒体が切り取られる場合、記録媒体上に形成され
た保護層がその切取部により記録紙から剥がれるのを防
止することができ、記録画像を良質な画像で保持したま
ま安定的に長期にわたって保存することができるという
効果がある。
【0089】また、保護層の剥離に伴う細かなゴミや粉
塵が発生することもなくなるので、これによって印画物
を汚したり、記録装置の動作に異常を引きおこしたりす
ることや、装置が設置された環境の汚染が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態である熱転写記録装
置の構成を模式的に示す側断面図である。
【図2】ミシン目のある記録紙を示す図である。
【図3】画像記録位置及びオーバコート位置を記録紙の
寸法とともに示す図である。
【図4】従来の記録方法を示すフローチャートである。
【図5】色インク転写の処理とオーバコート剤転写の処
理とが別の処理ステップによって実行される記録方法を
示すフローチャートである。
【図6】ミシン目により囲まれた領域にのみオーバコー
ト剤が転写された印画物を示す図である。
【図7】オーバコート剤の転写時にサーマルヘッドから
の発熱量を記録紙の搬送方向に変化させる様子を示す図
である。
【図8】従来の記録方法に従って画像を記録紙に記録し
て得られた印画物の断面図とその部分拡大図を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 熱転写記録装置 2 用紙カセット 3 給紙ローラ 4 搬送ローラ対 5 プラテンローラ 6 サーマルヘッド 7 インクカセット 8 インクシート 9 排紙ローラ対 10 記録紙先端検出センサ 11 インタフェース(I/F) 12 コントローラ 13 MPU 22 ミシン目 41 グリップローラ 42 ピンチローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/38 B41M 5/26 101H 101J (72)発明者 京極 浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ04 AR01 AS07 AS14 CK02 2C065 AA01 AC01 CJ08 DA08 DA36 2H111 AA08 AA10 BA31 BB02

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断を容易するための切取部をもつ記録
    媒体に画像を記録する記録方法であって、 前記切取部を含むように前記記録媒体上にインクを付与
    して画像を記録する記録工程と、 前記記録媒体上の画像が形成された領域のうち、少なく
    とも前記切取部を除く領域に対して保護剤を付与して前
    記記録媒体上に保護層を形成する保護層形成工程とを有
    することを特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 前記記録工程は、前記記録媒体に面順次
    に異なる色のインクを転写して画像を付与することを特
    徴とする請求項1に記載の記録方法。
  3. 【請求項3】 前記記録工程は、インクが塗布されたイ
    ンクシートを用い、熱エネルギーによりインクを転写し
    て記録を行う熱転写記録方式に従って記録を行うことを
    特徴とする請求項2に記載の記録方法。
  4. 【請求項4】 前記異なる色のインクは、イエロ、マゼ
    ンタ、シアンを含むことを特徴とする請求項2に記載の
    記録方法。
  5. 【請求項5】 前記切取部は、前記記録媒体上に点線状
    に孔が形成された部位であり、 前記保護層形成工程は、前記点線状の孔を含む所定の領
    域に対して前記保護剤を付与しないように前記保護層を
    形成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の記録方法。
  6. 【請求項6】 前記切取部はミシン目であることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれにかに記載の記録方法。
  7. 【請求項7】 記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを
    用い、切断を容易するための切取部をもつ記録媒体に画
    像を記録する記録装置であって、 前記記録ヘッドによって前記切取部を含む前記記録媒体
    上にインクを付与して画像を記録する記録手段と、 前記画像が記録された記録媒体上の前記切取部を除く領
    域に対して保護剤を付与して前記記録媒体上に保護層を
    形成する保護層形成手段とを有することを特徴とする記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは複数の加熱素子をライ
    ン状に配列したサーマルヘッドであることを特徴とする
    請求項7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インクと前記保護剤とはシートに塗
    布されていることを特徴とする請求項8に記載の記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は前記サーマルヘッドを
    用いて前記シートを加熱し、前記シートに塗布されたイ
    ンクを前記記録媒体に転写することを特徴とする請求項
    9に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記保護層形成手段は前記サーマルヘ
    ッドを用いて前記シートを加熱し、前記シートに塗布さ
    れた保護剤を前記記録媒体に転写することを特徴とする
    請求項9に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体を搬送する搬送手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項8に記載の記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体はシート状の記録紙であ
    り、該記録紙には前記搬送手段による搬送方向に沿った
    両端部に前記切取部が形成されていることを特徴とする
    請求項12に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記保護層形成手段は、前記記録紙の
    両端部に形成された切取部各々の両縁をさけるように前
    記保護剤を転写することを特徴とする請求項12に記載
    の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記保護層形成手段は、前記記録紙の
    両端部に形成された切取部各々の縁部をさけるととも
    に、切取部によって囲まれた記録紙の領域に対して前記
    保護剤を転写することを特徴とする請求項12に記載の
    記録装置。
  16. 【請求項16】 前記搬送手段によって前記記録媒体を
    搬送させながら、前記保護剤を転写する際に、前記保護
    剤の転写開始時では、前記サーマルヘッドの加熱素子か
    らの発熱量を徐々に増加させ、また、前記保護剤の転写
    終了時には前記発熱量を徐々減少させることを特徴とす
    る請求項12に記載の記録装置。
  17. 【請求項17】 前記切取部は、記録媒体上に点線状に
    孔が形成された部位であることを特徴とする請求項7乃
    至16のいずれかに記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記保護層形成手段は、前記点線状の
    孔を含む所定の領域に対して前記保護剤を付与しないよ
    うに前記保護層を形成することを特徴とする請求項17
    に記載の記録装置。
  19. 【請求項19】 前記切取部はミシン目であることを特
    徴とする請求項17に記載の記録装置。
  20. 【請求項20】 記録ヘッドを用い、インク及び保護剤
    を記録媒体上に付与して記録を行う記録方法であって、 前記インクを記録媒体上に付与して画像を記録する記録
    工程と、 前記保護剤を記録媒体上に付与し、前記記録媒体上に保
    護層を形成する保護層形成工程とを有し、 切断を容易にするための切取部を有する記録媒体に対す
    る画像の記録において、前記記録工程により前記インク
    を付与する記録媒体上の領域と、前記保護層形成工程に
    より前記保護剤を付与する記録媒体上の領域とを異なら
    せることを特徴とする記録方法。
  21. 【請求項21】 記録ヘッドを用い、インク及び保護剤
    を記録媒体上に付与して記録を行う記録装置であって、 前記記録ヘッドにより前記インクを記録媒体上に付与し
    て画像を記録する記録手段と、 前記記録ヘッドにより前記保護剤を記録媒体上に付与
    し、前記記録媒体上に保護層を形成する保護層形成手段
    とを有し、 前記保護層形成手段は、切断を容易にするための切取部
    を有する記録媒体に対する保護層の形成において、前記
    保護剤を付与する領域を、前記記録手段により画像が記
    録された領域と異ならせることを特徴とする記録装置。
JP37153199A 1999-12-27 1999-12-27 記録方法及び記録装置 Withdrawn JP2001180019A (ja)

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