JP2008302515A - 画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008302515A
JP2008302515A JP2007149414A JP2007149414A JP2008302515A JP 2008302515 A JP2008302515 A JP 2008302515A JP 2007149414 A JP2007149414 A JP 2007149414A JP 2007149414 A JP2007149414 A JP 2007149414A JP 2008302515 A JP2008302515 A JP 2008302515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
ink ribbon
ink
transfer
protection layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007149414A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Hiruumi
靖志 蛭海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007149414A priority Critical patent/JP2008302515A/ja
Publication of JP2008302515A publication Critical patent/JP2008302515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】インクリボンのランニングコストを低減し、且つ画像品質や耐久性に優れた印画物を得る。
【解決手段】記録紙に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、記録紙に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンを使用し、サーマルヘッドでインクリボンの各インク塗布領域及び各画像保護層領域を加熱して、記録紙に画像を形成すると共に、少なくとも画像が形成された部分を覆って画像保護層を熱転写する画像形成方法であって、インクリボンの上記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して記録紙にn回分の画像を形成し、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写する。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクリボンを使用して被転写体に画像を形成する画像形成方法に関し、詳しくは、インクリボンのランニングコストを低減し、且つ画像品質や耐久性に優れた印画物を得ようとする画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体に係るものである。
従来の画像形成方法は、基材シート上に、イエロー、マゼンタ、シアンの少なくとも3色の熱転写性インクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域を設け、その後ろに熱転写性画像保護層領域を設けた一単位を繰り返し面順次に形成し、該熱転写性画像保護層領域の設置面積が画面サイズの2倍以上である構成としたインクリボンを用いて、被転写体に該インクリボンのインクを熱転写して画像を形成し、該画像上にインクリボンから画像保護層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に基材シートを剥離する画像形成方法において、画像保護層の転写を同一被転写体に2回以上行ない、画像上に画像保護層を2層以上積層させるものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
また、他の画像形成方法は、マルチタイムインクリボンを使用する場合において、繰り返し印字回数に比例させてプリンタの印字エネルギーを増加させることで、繰り返し使用による印字品質の劣化を最小限に抑え、印字品質の安定化及びインクリボンのランニングコストを低減できるようになっていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−240444号公報 特開平02−277651号公報
しかし、このような従来の画像形成方法において、上記特許文献1に記載の発明によれば、画像上を画像保護層で覆って保護し、画像品質や耐久性に優れた印画物を得ることができるものの、インクリボンの上記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して被転写体に複数回の印画を行うものではなかったので、画像のない部分や低濃度の部分で転写されずに基材シートに残ったインクは、そのまま巻き取られて破棄されるため、インクリボンのランニングコストが高くなっていた。
また、上記特許文献2に記載の発明によれば、インクリボンのランニングコストを低減することができるものの、インクリボンに画像保護層領域を形成していないために、画像上を画像保護層で覆って保護し、画像品質や耐久性に優れた印画物を得ることができなかった。
さらに、上記特許文献1及び特許文献2記載の発明は、いずれも、複数のインク塗布領域及び複数の画像保護層領域の組合せを一単位として面順次に形成したインクリボンの該一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して被転写体に複数回分の画像を形成し、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写し、被転写体に形成された画像上を画像保護層で覆って保護することができない。したがって、インクリボンのランニングコストを低減し、且つ画像品質や耐久性に優れた印画物を得ることができない。
そして、上記特許文献1に記載のインクリボンは、複数のインク塗布領域及び複数の画像保護層領域の各領域の給送方向先頭側にそれぞれ先頭位置検出マークを設けていないため、例えばn回目(nは2以上の整数)の画像形成部分を覆ってn番目の画像保護層領域の画像保護層を選択的に熱転写させることが困難であった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、インクリボンのランニングコストを低減し、且つ画像品質や耐久性に優れた印画物を得ようとする画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明による画像形成方法は、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンを使用し、該インクリボンを間にして前記被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドで前記インクリボンの各インク塗布領域及び各画像保護層領域を加熱して前記被転写体に画像を形成すると共に、少なくとも画像が形成された部分を覆って前記画像保護層を熱転写する画像形成方法であって、前記インクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行なって、前記インクリボンの前記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して前記被転写体にn回分の画像を形成し、各回の画像形成が終了する毎に前記複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写するものである。
このような構成により、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し、該インクリボンを間にして被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドでインクリボンの上記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し加熱して被転写体にn回分の画像を形成し、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択してサーマルヘッドで加熱し、少なくとも画像が形成された部分を覆って画像保護層を熱転写する。
また、第2の発明による画像形成装置は、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンと、該インクリボンを間にして前記被転写体と反対側に配設され、前記インクリボンの前記各領域を加熱するサーマルヘッドと、前記各構成要素を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置であって、前記制御手段は、前記インクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行わせて、前記インクリボンの前記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して前記被転写体にn回分の画像を形成させ、各回の画像形成が終了する毎に前記複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写させるものである。
このような構成により、制御手段で、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行なわせ、該インクリボンを間にして被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドでインクリボンの上記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し加熱して被転写体にn回分の画像を形成させ、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択してサーマルヘッドで加熱し、少なくとも画像が形成された部分を覆って画像保護層を順次熱転写させる
さらに、第3の発明によるインクリボンは、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成され、所定方向に給送されるインクリボンであって、前記各領域の給送方向先頭側にそれぞれ先頭位置検出マークを設けたものである。
このような構成により、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成され、所定方向に給送されるインクリボンの各領域の給送方向先頭側にそれぞれ設けられた先頭位置検出マークで各領域の先頭位置を検出する。
さらにまた、第4の発明によるプログラムは、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行わせ、前記インクリボンを間にして前記被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドで前記インクリボンの前記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し加熱して前記被転写体にn回分の画像を形成させ、前記各回の画像形成が終了する毎に前記複数の画像保護層領域のうち一つを選択してサーマルヘッドで加熱し、少なくとも画像が形成された部分を覆って前記画像保護層を熱転写させるものである。
このような構成により、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行わせ、該インクリボンを間にして被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドでインクリボンの上記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し加熱して被転写体にn回分の画像を形成させ、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択してサーマルヘッドで加熱し、少なくとも画像が形成された部分を覆って画像保護層を熱転写させるように制御する。
そして、第5の発明によるプログラムを記録した記録媒体は、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行わせ、前記インクリボンを間にして前記被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドで前記インクリボンの前記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し加熱して前記被転写体にn回分の画像を形成させ、前記各回の画像形成が終了する毎に前記複数の画像保護層領域のうち一つを選択してサーマルヘッドで加熱し、少なくとも画像が形成された部分を覆って前記画像保護層を熱転写させるものである。
このような構成により、記録されたプログラムで、リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行わせ、該インクリボンを間にして被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドでインクリボンの上記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し加熱して被転写体にn回分の画像を形成させ、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択してサーマルヘッドで加熱し、少なくとも画像が形成された部分を覆って画像保護層を熱転写させるように制御する。
請求項1又は5に係る発明によれば、インクリボンの一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して被転写体にn回分の画像を形成し、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写することができる。したがって、インクリボンのランニングコストを低減し、且つ画像品質や耐久性に優れた印画物を得ることができる。
また、請求項2,3,6又は7に係る発明によれば、画像形成が一時停止された後、次の画像形成が開始される際の立ち上がり時間を短縮することができる。
さらに、請求項4又は8に係る発明によれば、フラグ数に応じて画像保護層領域の一つを選択し、画像保護層を転写することができる。したがって、画像品質や耐久性に優れた印画物を確実に得ることができる。
また、請求項9に係る発明によれば、インクリボンの一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して被転写体にn回分の画像を形成し、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写することができる。したがって、インクリボンのランニングコストを低減し、且つ画像品質や耐久性に優れた印画物を得ることができる。また、一つのインクリボンで印画できる回数を従来技術と同じにした場合には、インクリボンの全長を短くすることができ、インクリボンを収納するリボンカセットを小型化することができる。又は、リボンカセットの大きさを従来技術と同じにした場合には、インクリボンの全長を長くすることができ、1本のインクリボンで画像形成できる回数を増大させることができる。さらに、各インク塗布領域及び各画像保護層領域の頭出しを素早く行なうことができ、1回分の印画時間を短縮することができる。
さらに、請求項10に係る発明によれば、複数のインク塗布領域及び複数の画像保護層領域の組合せから成る各単位の頭出しを素早く行なうことができる。したがって、複数回分の印画形成時間を短縮することができる。
また、請求項11又は15に係る発明によれば、インクリボンの一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して被転写体にn回分の画像を形成し、各回の画像形成が終了する毎に複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写することができる。したがって、インクリボンのランニングコストを低減し、且つ画像品質や耐久性に優れた印画物を得ることができる。そして、プログラムにより画像形成を制御しているので、プログラムを書き換えることにより画像形成の手順を容易に変更することができる。
さらに、請求項12又は13に係る発明によれば、画像形成が一時停止された後、次の画像形成が開始される際の立ち上がり時間を短縮することができる。
そして、請求項14に係る発明によれば、フラグ数に応じて画像保護層領域の一つを選択し、画像保護層を転写することができる。したがって、画像品質や耐久性に優れた印画物を確実に得ることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による画像形成装置の実施形態を示す概要図である。この画像形成装置は、インクリボンを使用して被転写体に画像を形成するもので、インクリボン1と、サーマルヘッド2と、記録紙給送機構3と、カッター4と、制御手段5と、を備えている。なお、以下の説明においては、被転写体がロール状の記録紙6の場合について述べる。また、1回の画像形成(以下、「印画」という)は、記録紙6の1ページ分の印画に相当するものとして述べる。
上記インクリボン1は、矢印A方向へ給送される記録紙6と共に後述のサーマルヘッド2とプラテンローラ19とに挟まれて、記録紙6の給送に同期して矢印B方向に給送されながら、サーマルヘッド2による加熱でインクを昇華させて記録紙6の表面に印画するものであり、図2に示すように、矢印B方向に給送されるリボン状の基材シート7の表面に、その長手方向に沿って、記録紙6の表面に熱昇華して画像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の少なくとも3色のインクをそれぞれ塗布したインク塗布領域8,9,10、と、記録紙6の表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数であり、図2おいては2面で示す)の画像保護層領域11との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されている。この場合、各領域の矢印B方向の幅は、記録紙6の1ページ分の矢印A方向の幅に相当するものである。
なお、上記熱昇華型のインクリボン1は、加熱された部分のインク層が全て記録紙6に転写される転写型のインクリボンと違って、各インク塗布領域8,9,10の表層から昇華されるインクが記録紙6に付着して印画が行なわれるものであるため、1回の印画においては、各インク塗布領域8,9,10のインク層の厚みが薄くなるだけで、インク層はそのまま残ることになる。したがって、同一のインク塗布領域を複数回繰返し使用して印画することが可能である。また、インク塗布領域の繰返し使用回数を増やすためには、インク層の厚みを厚くすればよい。
上記インクリボン1において、上記各領域の給送方向(矢印B方向)先頭側には、図2に示すように、各領域の給送方向先頭側の縁部から距離Dだけ離れてそれぞれ先頭位置検出マーク12,13が設けられている。この先頭位置検出マーク12,13は、上記各領域の頭出しをするために使用されるものであり、例えば基材シート7を横断した線状のマークである。そして、複数の先頭位置検出マーク12,13のうち、複数のインク塗布領域及び複数の画像保護層領域の組合せから成る各単位の給送方向最先頭側に位置する先頭位置検出マーク12の形状は、他の先頭位置検出マーク13の形状と異なったものとなっている。具体的には、同図に示すように、Yインク塗布領域8の給送方向先頭側の先頭位置検出マーク12は、一本の線状に形成されており、他の先頭位置検出マーク13は、一本の線の途中が欠けた形状となっている。そして、インクリボン1の幅方向に二つ並べられ、そのうちの一つが上記先頭位置検出マークの上記欠けた位置に対応させて配置された光センサー14により、先頭位置検出マーク12と、他の先頭位置検出マーク13とを区別して検出することができるようになっている。なお、上記光センサー14は、図1に示すように、印画時におけるサーマルヘッド2の記録位置から矢印Bで示す給送方向に距離D(図2参照)だけ離れた位置に配設されている。これにより、各先頭位置検出マーク12,13が検出されたとき、上記各領域の先頭がサーマルヘッド2の記録位置に略一致することになる。
さらに、インクリボン1は、図1に示すように、供給リール15と巻取りリール16との間に架け渡されて図示省略のリボンカセットに収納されており、該リボンカセットが装置本体内に着脱可能となっている。そして、上記リボンカセットが装置本体内に装着されると上記供給リール15及び巻取りリール16がそれぞれ同図に示す回転軸17,18に回転可能に支持され、リボン給送機構26(図3参照)によって回転駆動されてインクリボン1が矢印B方向へ給送され、また矢印Bと反対方向に巻き戻されるようになっている。
上記インクリボン1を間にして記録紙6と反対側には、サーマルヘッド2が配設されている。このサーマルヘッド2は、インクリボン1の各領域を加熱して各インクを昇華させると共に、画像保護層を記録紙6の表面に転写させるものであり、多数の発熱素子をインクリボン1の給送方向(矢印B方向)と略直交する方向に一直線状に並べて有し、入力される画像データに基づいて上記発熱素子を個別に駆動して熱エネルギーを発生させ、該熱エネルギーによってインクリボン1の各領域を加熱するようになっている。
そして、サーマルヘッド2は、図示省略のヘッド駆動機構によって駆動されて、図1に示す矢印E,F方向に移動するようになっている。この場合、印画時には、サーマルヘッド2は、矢印E方向に移動してインクリボン1を裏面から押し下げ、インクリボン1をプラテンローラ19の外周面に沿って移送される記録紙6と共にプラテンローラ19に押圧する。また、待機中や記録紙6を矢印Aと反対方向に巻き戻すときには、サーマルヘッド2は、矢印F方向に後退する。
装置本体内部には、記録紙給送機構3が設けられている。この記録紙給送機構3は、記録紙6を矢印A方向へ給送し、また矢印Aと反対方向に巻き戻すものであり、プラテンローラ19と、ピンチローラ20と、キャプスタンローラ21と、図示省略のローラ駆動機構とからなっている。そして、上記プラテンローラ19からピンチローラ20及びキャプスタンローラ21を経て図示省略の排紙口に至る記録紙6の搬送路が形成されている。
ここで、上記プラテンローラ19は、印画時に記録紙6を支持するものである。また、上記ピンチローラ20とキャプスタンローラ21とは、記録紙6を挟んで互いに反対方向に回転して記録紙6を矢印A方向に給送し、又は矢印Aと反対方向に巻き戻すものである。そして、上記ローラ駆動機構は、ピンチローラ20及びキャプスタンローラ21を回転駆動するものであり、例えばモータとギアとを組み合わせて構成されている。
記録紙6の搬送路上にてピンチローラ20及びキャプスタンローラ21から排紙口方向に所定距離はなれた位置には、カッター4が設けられている。このカッター4は、ロール状の記録紙6から1ページ分の印画部を切り離すものであり、カッター駆動機構27(図3参照)によって駆動されるようになっている。
なお、図1において、符号22は、ロール状の記録紙6を保持する軸であり、符号23はインクリボン1の送り出し側のリボンガイドであり、符号24はサーマルヘッド2による加熱で記録紙6に張り付いたインクリボン1を剥離する剥離板であり、符号25はインクリボン1の巻取り側のリボンガイドである。
図3に示すように、サーマルヘッド2、リボン給送機構26、記録紙給送機構3、及びカッター駆動機構27に結線して制御手段5が設けられている。この制御手段5は、インクリボン1の一単位内の複数のインク塗布領域8,9,10を繰り返し使用して記録紙6にnページ分の印画を行なわせ、各ページの印画が終了する毎に複数の画像保護層領域11のうち一つを選択して画像保護層を熱転写させるように制御するものであり、メモリコントローラ28と、画像格納メモリ29と、ヘッドコントローラ30と、ROM31と、機構駆動コントローラ32と、EEPROM33と、CPU34と、を備えている。
上記メモリコントローラ28は、入力するカラー画像データを画像格納メモリ29に一時的に書き込むと共に、該画像格納メモリ29から格納された画像データを適宜読み出してヘッドコントローラ30に出力するものである。
また、上記画像格納メモリ29は、入力する複数ページ分のカラー画像データを格納するものである。
さらに、上記ヘッドコントローラ30は、画像データに基づいてサーマルヘッド2の各発熱素子を駆動制御するものである。
そして、ROM31は、本発明の画像形成装置を使用して行なう画像形成方法を制御するプログラムを格納するものであり、例えばメモリ又はCD−ROM(記録媒体)である。
また、機構駆動コントローラ32は、CPU34の指令及び光センサー14の検出信号に基づいてリボン給送機構26を駆動制御してリボンの給送及び巻取りを行なわせ、記録紙給送機構3を駆動制御して記録紙6の給送及び巻取りを行なわせ、カッター駆動機構27を駆動制御して1ページ分の印画が終了する毎に記録紙6を裁断させ、1ページ分の印画が終了する毎に印画終了信号をCPU34に出力するものである。
さらに、EEPROM33は、機構駆動コントローラ32から入力する(n−1)ページ目までの印画終了信号に基づいてCPU34で立てられたフラグの数を記憶するものである。
そして、CPU34は、上記ROM31に格納されたプログラムに基づいて各構成要素を集中して制御するものであり、機構駆動コントローラ32から(n−1)ページ目までの印画終了信号を入力すると、その都度フラグを一つ立ててEEPROM33に書き込み、nページ目の印画終了信号を入力すると上記フラグをリセットし、記録紙6に対する各ページの印画開始前にEEPROM33からフラグを読み出してその数を判定するようになっている。
次に、このように構成された画像形成装置を使用して行う画像形成方法を図4のフローチャートを参照して説明する。なお、この画像形成方法は、制御手段5のROM31に保存されたプログラムに基づいてCPU34が制御されて実行される。
先ず、本発明の画像形成装置の装置本体内にインクリボン1を収納したリボンカセットが装着されると、制御手段5のEEPROM33に保存されたフラグ数k(kはゼロ以上の整数)がゼロにリセットされる。同時に、インクリボン1は、複数のインク塗布領域及び複数の画像保護層領域の組合せから成る最初の一単位の先頭位置検出マーク12が光センサー14によって検出されるまで、図1に示す矢印B方向に給送され、巻取りリール16に巻き取られる。
次に、画像データが入力されて印画がスタートすると、ステップS1において、制御手段5のEEPROM33からフラグ数kが読み出され、インクリボン1の上記一単位で印画できるページ数n(nは2以上の整数)と比較される。この場合、CPU34において、k=(n−1)であるか否かが判定される。ここで、新しいインクリボン1を使用して初めて印画が実行されるときには、フラグ数はk=0であるから、“NO”判定となってステップS2に進む。
ステップS2においては、サーマルヘッド2が図1に示す矢印E方向に図示省略のヘッド駆動機構によって移動され、インクリボン1の裏面側からインクリボン1及びその下を給送される記録紙6をプラテンローラ19の外周面に押圧する。同時に、メモリコントローラ28によって、1ページ目のイエロー(Y)画像データが画像格納メモリ29から読み出され、ヘッドコントローラ30に出力される。ヘッドコントローラ30においては、入力したY画像データに基づいてサーマルヘッド2の発熱素子を駆動して、図2に示すYインク塗布領域8を使用して1回目のY画像の印画が行なわれる。この場合、制御手段5の駆動機構コントローラ32によって、インクリボン給送機構26及び記録紙給送機構3が同期して駆動され、記録紙6を図1の矢印A方向に、またインクリボン1を矢印B方向にそれぞれ1ページ分だけ給送しながら印画が実行される。
Y画像の印画が終了すると、サーマルヘッド2が図1の矢印F方向に後退して、インクリボン1から離れて待機する。同時に、光センサー14によってMインク塗布領域9の先頭位置検出マーク13が検出されるまでインクリボン1が給送され、また記録紙6が1ページ分巻き戻される。
ステップS3においては、サーマルヘッド2が図1の矢印E方向に移動してインクリボン1及び記録紙6をプラテンローラ19の外周面に押圧する。同時に、メモリコントローラ28によって、1ページ目のマゼンタ(M)画像データが画像格納メモリ29から読み出され、ヘッドコントローラ30に出力される。ヘッドコントローラ30においては、入力したM画像データに基づいてサーマルヘッド2の発熱素子を駆動して、図2に示すMインク塗布領域9を使用して1回目のM画像の印画が行なわれる。この場合、ステップS2と同様に、記録紙6及びインクリボン1が同期してそれぞれ図1の矢印A方向、及び矢印B方向に1ページ分だけ給送される。
M画像の印画が終了すると、サーマルヘッド2が図1の矢印F方向に後退して、インクリボン1から離れて待機する。同時に、光センサー14によってCインク塗布領域10の先頭位置検出マーク13が検出されるまでインクリボン1が給送され、また記録紙6が1ページ分巻き戻される。
ステップS4においては、サーマルヘッド2が図1の矢印E方向に移動してインクリボン1及び記録紙6をプラテンローラ19の外周面に押圧する。同時に、メモリコントローラ28によって、1ページ目のシアン(C)画像データが画像格納メモリ29から読み出され、ヘッドコントローラ30に出力される。ヘッドコントローラ30においては、入力したC画像データに基づいてサーマルヘッド2の発熱素子を駆動して、図2に示すCインク塗布領域10を使用して1回目のC画像の印画が行なわれる。この場合、ステップS2と同様に、記録紙6及びインクリボン1が同期してそれぞれ図1の矢印A方向、及び矢印B方向に1ページ分だけ給送される。
C画像の印画が終了すると、サーマルヘッド2が図1の矢印F方向に後退して、インクリボン1から離れて待機する。同時に、光センサー14によって1番目の画像保護層領域11の先頭位置検出マーク13が検出されるまでインクリボン1が給送され、記録紙6が1ページ分巻き戻される。
ステップS5においては、サーマルヘッド2が図1の矢印E方向に移動してインクリボン1及び記録紙6をプラテンローラ19の外周面に押圧する。同時に、メモリコントローラ28によって、1ページ目の全黒画像データが画像格納メモリ29から読み出され、ヘッドコントローラ30に出力される。ヘッドコントローラ30においては、入力した全黒画像データに基づいてサーマルヘッド2の発熱素子を駆動し、印画された部分を覆って図2に示す1番目の画像保護層領域11の画像保護層が熱転写される。この場合、ステップS2と同様に、記録紙6及びインクリボン1が同期してそれぞれ図1の矢印A方向、及び矢印B方向に1ページ分だけ給送される。
1ページ目の画像に対して画像保護層が転写されて1ページ目の印画が終了すると、ステップS6に進んで、駆動機構コントローラ32から出力される印画終了信号に基づいてCPU34によってフラグが1本立てられ、EEPROM33のフラグ数k=0がk=1に書き換えられる。
その後、ステップS7に進んで、インクリボン1が当該インク塗布領域及び画像保護層領域の単位の最先頭位置にてYインク塗布領域8の先頭位置検出マーク12が光センサー14によって検出されるまで巻き戻される。一方、記録紙6は、所定量だけ矢印A方向に給送されてカッター4により裁断される。
そして、ステップS1に戻って、フラグ数kが(n−1)となるまで、ステップS1〜S7が繰り返し実行される。
ステップS1において、フラグ数がk=(n−1)となった場合、即ち(n−1)ページ分の印画が終了した場合には、“YES”判定となってステップS8に進む。ステップS8においては、サーマルヘッド2が図1の矢印E方向に移動してインクリボン1及び記録紙6をプラテンローラ19の外周面に押圧する。同時に、メモリコントローラ28によって、nページ目のY画像データが画像格納メモリ29から読み出され、ヘッドコントローラ30に出力される。ヘッドコントローラ30においては、入力したY画像データに基づいてサーマルヘッド2の発熱素子を駆動して、図2に示すYインク塗布領域8を使用してnページ目のY画像の印画が行なわれる。この場合、ステップS2と同様に、記録紙6及びインクリボン1が同期してそれぞれ図1の矢印A方向、及び矢印B方向に1ページ分だけ給送される。
Y画像の印画が終了すると、サーマルヘッド2が図1の矢印F方向に後退して、インクリボン1から離れて待機する。同時に、光センサー14によってMインク塗布領域9の先頭位置検出マーク13が検出されるまでインクリボン1が給送され、また記録紙6が1ページ分巻き戻される。
ステップS9においては、サーマルヘッド2が図1の矢印E方向に移動してインクリボン1及び記録紙6をプラテンローラ19の外周面に押圧する。同時に、メモリコントローラ28によって、nページ目のM画像データが画像格納メモリ29から読み出され、ヘッドコントローラ30に出力される。ヘッドコントローラ30においては、入力したM画像データに基づいてサーマルヘッド2の発熱素子を駆動して、図2に示すMインク塗布領域9を使用してnページ目のM画像の印画が行なわれる。この場合、ステップS2と同様に、記録紙6及びインクリボン1が同期してそれぞれ図1の矢印A方向、及び矢印B方向に1ページ分だけ給送される。
M画像の印画が終了すると、サーマルヘッド2が図1の矢印F方向に後退して、インクリボン1から離れて待機する。同時に、光センサー14によってCインク塗布領域10の先頭位置検出マーク13が検出されるまでインクリボン1が給送され、また記録紙6が1ページ分巻き戻される。
ステップS10においては、サーマルヘッド2が図1の矢印E方向に移動してインクリボン1及び記録紙6をプラテンローラ19の外周面に押圧する。同時に、メモリコントローラ28によって、nページ目のC画像データが画像格納メモリ29から読み出され、ヘッドコントローラ30に出力される。ヘッドコントローラ30においては、入力したC画像データに基づいてサーマルヘッド2の発熱素子を駆動して、図2に示すCインク塗布領域10を使用してnページ目のC画像の印画が行なわれる。この場合、ステップS2と同様に、記録紙6及びインクリボン1が同期してそれぞれ図1の矢印A方向、及び矢印B方向に1ページ分だけ給送される。
C画像の印画が終了すると、サーマルヘッド2が図1の矢印F方向に後退して、インクリボン1から離れて待機する。同時に、光センサー14によってn番目の画像保護層領域11の先頭位置検出マーク13が検出されるまでインクリボン1が給送され、また記録紙6が1ページ分巻き戻される。
ステップS11においては、サーマルヘッド2が図1の矢印E方向に移動してインクリボン1及び記録紙6をプラテンローラ19の外周面に押圧する。同時に、メモリコントローラ28によって、nページ目の全黒画像データが画像格納メモリ29から読み出され、ヘッドコントローラ30に出力される。ヘッドコントローラ30においては、入力した全黒画像データに基づいてサーマルヘッド2の発熱素子を駆動し、印画された部分を覆ってn番目の画像保護層領域の画像保護層が熱転写される。この場合、ステップS2と同様に、記録紙6及びインクリボン1が同期してそれぞれ図1の矢印A方向、及び矢印B方向に1ページ分だけ給送される。
nページ目の画像に対して画像保護層が転写されてnページ目の印画が終了すると、ステップS12に進んで、駆動機構コントローラ32から出力される印画終了信号に基づいてCPU34によってEEPROM33のフラグ数k=(n−1)がk=0にリセットされる。
その後、ステップS13に進んで、次の一単位の先頭位置までインクリボン1が給送される。一方、記録紙6は、所定量だけ矢印A方向に給送されてカッター4により裁断される。そして、ステップS1に戻って、次のnページ分の印画が実行される。
なお、インクリボン1の一単位を使用したnページ分の印画が終了する前に、本画像形成装置を使用した印画が終了された場合には、EEPROM33には、印画終了時点のフラグ数kが保存される。したがって、本画像形成装置を使用した印画が改めて開始されると、ステップS1において、EEPROM33に保存されたフラグ数kが(n−1)であるか否かが判定されることになる。
上記実施形態においては、記録紙6に対する(n−1)ページ目までの印画においては、各ページの印画が終了する毎にインクリボン1を同じ組合せの一単位の先頭位置まで巻き戻す場合について説明したが、本発明はこれに限られず、印画が終了するとインクリボン1はその場で停止させ、次の印画が開始される直前に巻き戻すようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、記録紙6に対するnページ目の印画が終了すると、次の一単位の先頭位置までインクリボン1を給送する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、印画が終了するとインクリボン1はその場で停止させ、次の印画が開始される直前に給送してもよい。
さらに、上記実施形態においては、各ページの印画が終了する毎にフラグを立てる場合について説明したが、本発明はこれに限られず、印画ページ数をカウントしてもよい。
また、上記実施形態においては、印画された部分を覆って画像保護層を熱転写する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、記録紙6の1ページ全面を覆って転写してもよい。
さらに、上記実施形態においては、記録紙6がロール紙である場合について説明したが、本発明はこれに限られず、普通紙サイズの記録紙6であってもよい。
そして、以上の説明においては、被転写体が記録紙6である場合について述べたが、本発明はこれに限られず、プラスチックシート等、印画可能なシート状のものであれば如何なるものであってもよい。
本発明による画像形成装置の実施形態を示す概要図である。 上記画像形成装置に使用されるインクリボンを示す平面図である。 上記画像形成装置の制御手段の概略構成を示すブロック図である。 本発明の画像形成方法を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…インクリボン
2…サーマルヘッド
5…制御手段
6…記録紙(被転写体)
7…基材シート
8,9,10…インク塗布領域
11…画像保護層領域
12,13…先頭位置検出マーク

Claims (15)

  1. リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンを使用し、該インクリボンを間にして前記被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドで前記インクリボンの各インク塗布領域及び各画像保護層領域を加熱して、前記被転写体に画像を形成すると共に、少なくとも画像が形成された部分を覆って前記画像保護層を熱転写する画像形成方法であって、
    前記インクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行なって、前記インクリボンの前記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して前記被転写体にn回分の画像を形成し、各回の画像形成が終了する毎に前記複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記被転写体に対する(n−1)回目までの画像形成においては、各回の画像形成が終了する毎に同じ組合せの一単位の先頭位置まで前記インクリボンを巻き戻すことを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 前記被転写体に対するn回目の画像形成が終了すると、次の一単位の先頭位置まで前記インクリボンを給送することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  4. 前記被転写体に対する(n−1)回目までの画像形成においては、各回の画像形成が終了する毎にフラグを立て、n回目の画像形成が終了すると前記フラグをリセットし、前記被転写体に対する各回の画像形成開始前に前記フラグの数を判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  5. リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンと、該インクリボンを間にして前記被転写体と反対側に配設され、前記インクリボンの前記各領域を加熱するサーマルヘッドと、前記各構成要素を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記インクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行わせて、前記インクリボンの前記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し使用して前記被転写体にn回分の画像を形成させ、各回の画像形成が終了する毎に前記複数の画像保護層領域のうち一つを選択して画像保護層を熱転写させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記被転写体に対する(n−1)回目までの画像形成においては、各回の画像形成が終了する毎に同じ組合せの一単位の先頭位置まで前記インクリボンを巻き戻させることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記被転写体に対するn回目の画像形成が終了すると、次の一単位の先頭位置まで前記インクリボンを給送させることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記被転写体に対する(n−1)回目までの画像形成においては、各回の画像形成が終了する毎にフラグを立て、n回目の画像形成が終了すると前記フラグをリセットし、前記被転写体に対する各回の画像形成開始前に前記フラグの数を判定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成され、所定方向に給送されるインクリボンであって、
    前記各領域の給送方向先頭側にそれぞれ先頭位置検出マークを設けたことを特徴とするインクリボン。
  10. 前記各領域の先頭位置検出マークのうち、前記各単位の給送方向最先頭側に位置する先頭位置検出マークの形状を他の先頭位置検出マークの形状と異ならせたことを特徴とする請求項9記載のインクリボン。
  11. リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行わせ、
    前記インクリボンを間にして前記被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドで前記インクリボンの前記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し加熱して前記被転写体にn回分の画像を形成させ、
    前記各回の画像形成が終了する毎に前記複数の画像保護層領域のうち一つを選択してサーマルヘッドで加熱し、少なくとも画像が形成された部分を覆って前記画像保護層を熱転写させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 前記被転写体に対する(n−1)回目までの画像形成においては、各回の画像形成が終了する毎に同じ組合せの一単位の先頭位置まで前記インクリボンを巻き戻させることを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  13. 前記被転写体に対するn回目の画像形成が終了すると、次の一単位の先頭位置まで前記インクリボンを給送させることを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  14. 前記被転写体に対する(n−1)回目までの画像形成においては、各回の画像形成が終了する毎にフラグを立て、n回目の画像形成が終了すると前記フラグをリセットし、前記被転写体に対する各回の画像形成開始前に前記フラグの数を判定することを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  15. リボン状の基材シート表面に、その長手方向に沿って、被転写体表面に熱昇華して画像を形成する複数色のインクをそれぞれ塗布した複数のインク塗布領域と、前記被転写体表面に形成された画像の表面に熱転写してその画像を保護する画像保護層をそれぞれ塗布したn面(nは2以上の整数)の画像保護層領域との組合せを一単位として複数単位が面順次に形成されたインクリボンの給送及び巻き戻し動作を繰り返し行わせ、
    前記インクリボンを間にして前記被転写体と反対側に配設されたサーマルヘッドで前記インクリボンの前記一単位内の複数のインク塗布領域を繰り返し加熱して前記被転写体にn回分の画像形成を行なわせ、
    前記各回の画像形成が終了する毎に前記複数の画像保護層領域のうち一つを選択してサーマルヘッドで加熱し、少なくとも画像が形成された部分を覆って前記画像保護層を熱転写させる、
    プログラムを記録した記録媒体。
JP2007149414A 2007-06-05 2007-06-05 画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2008302515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149414A JP2008302515A (ja) 2007-06-05 2007-06-05 画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149414A JP2008302515A (ja) 2007-06-05 2007-06-05 画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008302515A true JP2008302515A (ja) 2008-12-18

Family

ID=40231656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007149414A Pending JP2008302515A (ja) 2007-06-05 2007-06-05 画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008302515A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017030306A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 大日本印刷株式会社 熱転写印画方法及び熱転写印画装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017030306A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 大日本印刷株式会社 熱転写印画方法及び熱転写印画装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4752380B2 (ja) 印刷装置、リボン搬送制御装置、リボン搬送制御方法及びプログラム
JP2004082610A (ja) 熱転写プリント方法
JP6008502B2 (ja) 熱転写型印刷装置
US10543701B2 (en) Thermal transfer printing apparatus and thermal transfer printing method
JP4940673B2 (ja) プリンタ、およびプリント制御方法
JP4207682B2 (ja) 再転写方式の印刷装置及び再転写方式の印刷方法
JP4874556B2 (ja) 中間転写型熱転写印刷装置
JP2008302515A (ja) 画像形成方法、画像形成装置、インクリボン、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体
JP5136152B2 (ja) プリンタ
JP5665403B2 (ja) プリンタ、その制御方法及びプログラム
JP2001180019A (ja) 記録方法及び記録装置
US20080153029A1 (en) Thermal printer with two print heads
JP2005271453A (ja) プリンタ
JPH10202926A (ja) 記録装置
JP7014342B2 (ja) 熱転写印画装置
JP4385813B2 (ja) プリンタ
WO2015151538A1 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4947411B2 (ja) プリンタ
JP4492163B2 (ja) プリンタ
JP2020138398A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4501608B2 (ja) プリンタ
JP2021070272A (ja) 画像形成装置
JP2007062283A (ja) 画像形成装置
JP2002086867A (ja) インクシート及びこれを用いたサーマルプリンタ
JP2019084680A (ja) 間接転写記録装置、中間転写リボンおよび間接転写記録方法