JPS59106996A - 熱転写記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はＯＨＰ　（０ｖｅｒ　Ｈｅａｄ　Ｐｒｏｊｅｃ
ｔｏｒ　）機器等の原稿として用いるネガ画像フィルム
作成のための熱転写記録方法に関するものである。

従来技術 熱転写記録装置においては、記録紙と転写用ノリラドイ
ンク層をもつインクシートを重ね合わせ更に感熱ヘッド
により熱的に画情報信号を印加することにより、インク
を溶融あるいは昇華させ記録紙にインク転写を行ってい
る。これまで、このような熱転写記録装置によりＯＨＰ
機器等に用いるネガ画像フィルムを作成する方法として
、インクシートと接触する感熱ヘッドに加える画信号を
反転させて白黒の反転画像を得る方法が考えられている
。しかし、上述の方法では、画信号切換えのための装置
を必要とすると共に、感熱ヘッドによる転写部分が極め
て多く不必要に時間と電力とを浪費するため、災用に至
っていない。

また、薄いインクシートから一度記録紙にポジ像を熱転
写させインクシートに残存するネガインク層を別に設け
た記録部において透明記録シートに全面加熱によって再
転写させてＯＨＰフィルムを作成する方法があるが、そ
の為の装置構成を必要としかつ操作行程のむだが生じる
と共に、再転写時におけるインクシートの皺発生防止対
策を装置側にもたせる必要があることから装置が高価と
なる欠点があった。

更に、会議、′＃＃演等に多く用いられている着色ネガ
フィルムは、銀塩感光材料であるカラーフィルムにより
原本を写真撮影して作成しスライド投影しているのが現
状であるが、その作成工程が極　３− めて煩雑であり好ましくない。

目　　　的 本発明は前述したような従来の問題点に鑑みてなされた
のであり、その目的とするところは何ら特別な装置を必
要とすることなくかつ容易にネガ画像フィルムを得るこ
とのできる熱転写記録方法を提案することにある。

実施例 以下、本発明につき実施例を示す図面を用いて詳細に説
明する。

第１の実施例 第１図は本発明の一実施例に係るネガ画像フィルム作成
のだめの熱転写記録方法ヲホした外観図である。

第１図において、１は従来用いられているところの熱転
写記録装置の感熱ヘッド、２は画像情報　４− シグナル源であシ出力される画像情報に応じて対応する
感熱ヘッド１の発熱抵抗体素子を選択的に印加する。ま
た、３は記録体４を搬送する弾性を有するプラテンロー
ラである。このプラテンローラ３上には対向して位置す
る感熱ヘッド１によシ記録体４が所定圧力を持って圧接
されている。以上は既存の熱転写記録装置の構成と何ら
変るところはない。

次に１記録体４の構造を説明する。記録体４は第１図に
示す如く本体シート５と転写シート７によりインク層６
１に挾んだ３度構造を成している。

ここで、本体シート５は後述するようにネガ画像フィル
ムの基材となる部分であるため、ＯＨＰ機器等による使
用に耐えられるに必要な条件である透光性及び耐熱性と
取扱い上必要な所定の厚みを備えていなければならない
。よって、本体シート５には上述の要件を満たす部材と
してポリエステルフィルム等が用いられ、かつ厚みは２
０μ〜１００μの範囲内で選ばれるのが一般的である。

この本体シート５上には溶融性インクあるいは昇華性染
料が２μ〜１０μ程度の厚さに付着されインク層６が形
成されている。このインク層６の表面上には全体を均一
に覆うように転写シート７が接触的に設置されている。

転写シート７は本体シート５及びインク層６と共にプラ
テンロー２３と感熱ヘッド１間に挿入搬送される。また
、その部材としては厚みが５μ〜３０μ程度の耐熱性の
ポリエステルフィルム等あるいは同様な厚さの腰が強く
かつ熱にも強いコンデンサ紙等が用いられる。この転写
シート７は搬送に必要な範囲で進行先端部を部分ヒート
シールするかあるいはインク層６０面上に微弱接着させ
て本体シート５及びインク層６と一体化させてもよい。

尚、本体シート５に付着しているインク層６の付着力に
対して転写シート７とインク層６表面の付着力は、常温
接触状態においては零か極めて弱い状態にある。そして
、この転写シート７とインク層６との付着力は感熱ヘッ
ド１による加熱によって増加し十分強力となる条件を満
たしているものとする。例えば、前述した微弱接着に加
熱時強力となるバインダーを塗布するか、或いは表面マ
ット化された薄状シート材を用いれば加熱後よシ強力な
付着力が得られ効果的である。

以下に、上記のような構成の装置によるネガ画像フィル
ム作成の熱転写記録動作を説明する。

プラテンロー２３と感熱ヘッド１間に転写シー）７ｖｉ
−感熱ヘッド１側に向けて前述の記録体４を挿入すると
、記録体４０本体シート５．インク層　７− ６、転写シート７は重なり合った状態で一体的に搬送さ
れ、６ｏ今、画像情報シグナル源２から送信情報に対応
する画像情報が感熱ヘッド１に印加されると、転写シー
ト７の面上より感熱ヘッド１の熱情報が転写シート７の
シート厚を貫いてインク層６に到達しインク層６の溶融
（又は昇華）を行わしめる。これで、転写シート７の裏
面の所定位置には前述の画像情報に応じてインク層６が
付着する。そして、上述の画像記録動作の終了後でイン
ク層６が冷却した後に、転写シート７をインク層６面上
から剥離すると、本体シート５上のインク層６のうち前
述の転写シート７側に付着した部分が第２図に示す如く
転写抜けとなる。

以上から、インク層６と本体シート５よ構成る所定のネ
ガ情報をもつＯＨＰネガ画像フィルムが前述のような単
純な記録操作によって簡単に作成　８　− される。

以上の如く、本発明では従来のように記録速度の向上の
ため（即ち、感熱ヘッドの熱伝導の迅速性のため）６μ
〜１２μ程度の薄さが必要であったインクシート（イン
ク保持部材）を中間媒体的にのみ使用する考え方を捨て
、インクシートとほぼ同様の厚さを有する転写シートを
ネガ画像フィルムを作成するに必要な転写の為の媒体と
するととＫよシ初期にインク層を必要とせず、通常の記
録動作と同様な簡単な動作で迅速に透明厚地基材上にＯ
ＨＰネガ画像の作成ができるよう圧した。

この様にして得られたネガ画像フィルムは投影に必要な
取扱い易い厚みを有する理想的なネガ画像フィルムとな
ると共に、加えて文字（図形）抜けされるインク層６は
目に疲労を与えない任意濃度の色合い（例えば、ブルー
又はシアン）とすればよル好ましいネガ画像フィルムと
することができる。

第２の実施例 本発明の他の実施例を第３図を参照して説明する。本実
施例はネガ画像フィルムをシリアル式プリンターによ多
作酸する熱転写記録方法である。

第３図において、縦１列に複数の発熱抵抗体素子を有す
る感熱へラド１−１はプラテンローラ３−１近傍でプラ
テンローラ３−１と平行に設けられたガイドレール８．
９上を矢印ａ、ｌ）方向に往復移動する。

感熱ヘッド１−１とプラテンローラ３−１間には第１の
実施例において示したインク層６を付着して成る本体シ
ート５がインク層６を感熱へラド１−１側に向けて図示
の如く配され、かっこの本体シート５送リロー２１１と
ガイドローラ１２とによって矢印方向へ搬送される。ま
た、７−１は第１の実施例で示した転写シート７を帯状
に形成した転写りがンである。この転写りがン７−１は
図示の如く巻きリール１３．１３に巻き取られ感熱へラ
ド１−１とプラテンローラ３−１間を送られる。

上述の構成により、感熱へラド１−１を転写リデン７−
１及び本体シート５を介１７てプラテンローラ３−１上
に圧接しかつ転写り？ン７−１側から画像情報を印加し
つつ往復移動させれば、転写りがン７−１上に本体シー
ト５上のインク層６が熱転写され同時に本体シート５に
は図示のように画像情報に応じたネガ画像が形成される
。更に、記録幅に応じて本体シート５ｆ矢印方向へステ
ップ送シし感熱へラド１−１を再びａ、ｂ方向で往復動
作させ、上記の操作を順次繰返せば本体シート５全域に
ネガ画像を作成できる。尚、感熱へラド１−１の一回の
往復操作ごとに文字（図形）を＝１１− 転写された転写ＩＪ　、ｌ（ン７−１はへラド１−１の
戻り時に必要量巻き込み転写されないフレッシュなりが
ン部金準備することは云うまでもない。

第３図に示したプリンターは熱転写型プリンターとして
ワードプロセッサーに近年多く用いられているが、その
場合ワードプロセ、ツサーのプリンターのりがンセット
部に上述した転写りがン７−１をセットすれば簡単にネ
ガ画像フィルムを作成できることは容易に理解されよう
。

効果 上記したように本発明によれば、特別な装置を用いるこ
となくかつ不必要に時間と電力を浪費することなく、通
常の印字操作と同様な極めて簡単な操作によシ迅速にネ
ガ画像フィルムを得ることができる。

また、原本を写真撮影してネガ画像フィルムを１３− １２− 作成するときのような作成工程の煩雑さが全く解消され
る。更Ｋ、ワードプロセッサー等を用いて転写法のネガ
画像ＯＨＰフィルムを作成子ることか可能となシ極めて
便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一冥施例に係るネガ画像フィルム作成
における熱転写記録方法を示す外観図、第２図はネガ画
像フィルム作成のための記録体の一例を示す斜視図、 第３図は本発明の他の実施例に係るネガ画像フィルム作
成における熱転写記録方法を示す外観図である。 ここで、１・・・感熱ヘッド、３・・・プラテンローラ
、４・・・記録体、５・・・本体シート、６・・・イン
ク層、７・・・転写シート、７−１・・・転写り一ンで
ある。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）表面に熱溶融性あるいは熱昇華性のインクを付着
   した透光性シート基材の該インク面上に薄状シートを接
   触させると共に、該薄状シート上から画像情報に応じて
   所定の発熱素子を選択的に発熱させる感熱ヘッドによっ
   て該画像情報に応じて該発熱素子に熱を印加することに
   より、前記透光性シート基材上の前記インクを前記薄上
   シート面上に熱転写させてネガ画像フィルムを作成する
   ことを特徴とする熱転写記録方法。
2. （２）　　薄状シートを耐熱性シートでかつ厚みをはは
   ５〜３０μ程度としたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の熱転写記録方法。
3. （３）薄状シートが帯状のり？ンであることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載の熱転写記録方法。
4. （４）薄状シートのインク接触面をインクの付着が良好
   になされる面状態としあるいは該接触面上にバインダー
   を塗布することにょシ、感熱ヘッドによる熱印加後肢薄
   状シートと該インク間の付着力が透光性シート基材と前
   記インク間の付着力より大となるようにしたことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載の熱転写記録方法。