JP3083646B2 - ビデオプリンタ - Google Patents

ビデオプリンタ

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JP3083646B2
JP3083646B2 JP04191554A JP19155492A JP3083646B2 JP 3083646 B2 JP3083646 B2 JP 3083646B2 JP 04191554 A JP04191554 A JP 04191554A JP 19155492 A JP19155492 A JP 19155492A JP 3083646 B2 JP3083646 B2 JP 3083646B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,コンピュータ等の端末
装置として利用される熱昇華型のカラープリント処理可
能なビデオプリンタに関し,より詳細には,受像紙リタ
ーンと同時に次にプリントする色のインクシートの頭出
しを実行して高速プリントを可能にすると共に,頭出し
用のマークを広幅にして文字或いは記号印字可能にする
ビデオプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写型のカラー記録装置では,
記録密度に対応する複数個の記録素子を主走査方向に1
ライン分配列したサーマルヘッドと,該サーマルヘッド
の記録部分に対向する位置に設けたプラテンローラとの
間に,各色(イエロー,マゼンタ,シアン,黒)を配列
したカラーインクシートと受像紙を圧接して副走査移動
させ,各色毎に1ライン分の画像データに応じた熱転写
処理を行うことにより受像紙に重ね合わせてカラー画像
を形成していた。この場合におけるインクシートの各色
の先端位置出し(頭出し)制御は,受像紙のみを引き戻
し,その先端位置を前色におけるインク層の先頭位置と
同じ位置に位置合わせした後,次色のインク層の頭出し
を行っていた。
【0003】その他,本発明に関連する参考技術文献と
しては以下の示すものがある。第1に,特開昭60−2
57280号公報に開示されている「カラーインク媒体
の状態検出方式」は,1色分の記録処理を実行した後,
受像紙の先端を記録ヘッド部分に引き戻して次のインク
層の色及び先端位置出しを行うものである。第2に,特
開昭62−220375号公報に開示されている「カラ
ー記録装置」は,三原色及び黒のインクを面順次に塗布
したインクシートのうち,黒のみ,或いは三原色と黒の
インク全てを各々使用して記録を行うことにより,記録
を必要とする最小限度の時間にて行い得るようにするも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の装置にあっては,受像紙を往復さ
せ,イエロー,マゼンタ,シアンを順次プリント処理す
るとき,イエローをプリント後,受像紙のみを引き戻
し,その先端位置をイエローと同じ位置に位置合わせし
た後,インクシートのマゼンタの頭出しを実行し,同様
にシアンの頭出しを実行するため,受像紙の引き戻しと
インクシートの色の頭出しの両方を加えたプリント処理
以外の時間がかかり,このため,プリント処理の効率低
下を招来させていた。
【0005】また,受像紙の画像領域外に印字文字或い
は記号等の印字をイエロー,マゼンタ,シアンの3色重
ね合わせて実行させると,受像紙がグリッドローラから
外れた位置で印字されるため色ズレが発生する。また,
この色ズレを解決する手段として,文字或いは記号印字
用の黒インクを追加して,文字或いは記号等の印字を行
えばよいが,画像領域をプリントする場合に時間がかか
り効率的ではなく,しかも,インクシートの黒インクが
余分に必要となるため経済性においても問題点があっ
た。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,受像紙とインクシートの位置合わせ時間の短縮化を
図り,高速プリント処理を実現し,プリント処理の効率
を向上させることを第1の目的とする。
【0007】また,本発明は,画像領域外に文字或いは
記号を,経済的で,且つ,色ズレのない状態で高速プリ
ント可能にすることを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,受像紙を往復移動する受像紙搬送手段
と,イエロー,マゼンタ,シアン各色の先頭位置に頭出
しマークを付したインクシートと,前記インクシートの
頭出しマークを検知するマーク検知手段と,受像紙リタ
ーン時に次色のインクシートの頭出しを実行するととも
に,各色のプリント終了後においては,該受像紙排出時
に次のプリント処理の第1色目に該当する前記インクシ
ートの頭出しを実行する制御手段とを具備するビデオプ
リンタを提供するものである。
【0009】
【0010】また、本発明は、受像紙を往復移動する受
像紙搬送手段と,イエロー,マゼンタ,シアン各色の先
頭位置に頭出しマークを付したインクシートと,前記イ
ンクシートの頭出しマークを検知するマーク検知手段
と,受像紙リターン時に次色のインクシートの頭出しを
実行するとともに,電源投入時において搬送路に受像紙
が存在する場合には,該受像紙を排出すると同時に次の
プリント処理の第1色目に該当する前記インクシートの
頭出しを実行する制御手段とを具備するビデオプリンタ
を提供するものである。
【0011】また,本発明は,上記の目的を達成するた
めに,受像紙を往復移動する受像紙搬送手段と,イエロ
ー,マゼンタ,シアン各色の先頭位置に頭出しマークを
付し,第1色目の頭出しマークを文字或いは記号印字可
能に構成するインクシートと,前記インクシートの頭出
しマークを検知するマーク検知手段と,受像紙リターン
時に次色のインクシートの頭出しを実行する制御手段と
を具備するビデオプリンタを提供するものである。
【0012】また,前記インクシートの第1色目の頭出
しマークを他色の頭出しマークに対して広幅に構成する
ことが望ましい。
【0013】また,前記制御手段は,文字或いは記号の
印字をイエロー,マゼンタ,シアンのプリント領域外に
実行することが望ましい。
【0014】また,前記インクシートを用いた文字或い
は記号の印字処理は,イエロー,マゼンタ,シアンのプ
リント処理前に実行することが望ましい。
【0015】また,前記制御手段は,第1色目の頭出し
マークを検知した後,文字或いは記号の印字が不要の場
合,前記第1色目の頭出しマーク幅分インクシートを巻
き上げて,第1色のプリント処理を実行することが望ま
しい。
【0016】
【作用】本発明によるビデオプリンタは,受像紙リター
ン時に次にプリント処理する色のインクシートの頭出し
を実行する。また,インクシートの第1色目の頭出しマ
ークを文字或いは記号印字可能に構成して,プリント処
理前に文字或いは記号の印字をプリント領域外に実行す
る。
【0017】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明によるビデオプリンタの主
要構成を示す説明図である。先端部分に記録密度に対応
する複数の記録素子(発熱素子)を主走査方向に1ライ
ン分配列したサーマルヘッド101と,該サーマルヘッ
ド101の記録素子部分に対向して配設され,平滑性の
表面を有して回転制御されるプラテンローラ102と,
受像紙103を所定のタイミングで搬送するグリッドロ
ーラ104と,3色(イエロー,マゼンタ,シアン)の
インク層を所定領域毎に配列した帯状をなすインクシー
ト105と,グリッドローラ104の直後に設けられ受
像紙103の先端を光学的に検知する受像紙先端検知セ
ンサ106と,インクシート105のマークを光学的に
検知するマークセンサ107等から構成されている。
【0018】図2は,インクシート105の配色及びマ
ークの配置を示す説明図であり,イエロー,マゼンタ,
シアンの順にインク層が設けられている。該インク層の
各色の先頭部分に頭出し用のマーク201〜203が同
一幅で設けられている。また,このマーク201〜20
3はマークセンサ107の検知素子107a及び107
bにより検知可能位置に配置され,その検知の組合せを
下記の表1のように設定して各色を判定する。
【0019】
【表1】
【0020】図3は,受像紙103の画像領域を示す説
明図であり,通常のカラー画像がプリントされる画像領
域(斜線部分)301と,該画像領域301の外側に文
字または記号を印字する印字領域302に区分される。
【0021】図4は,本発明によるビデオプリンタの制
御系を示すブロック図である。401はインクシート1
05における各色の頭出しや受像紙103の搬送制御を
マークセンサ107の検知状態及び受像紙先端検知セン
サ106の検知状態等に基づいて実行し,統括的にプリ
ント制御を行う制御部(401aは制御部401内に設
けられた画像処理部,401bは搬送制御部)である。
また,402は画像データ,403はサーマルヘッド1
01の記録素子を加温制御する熱制御部である。
【0022】以上のように構成されたビデオプリンタの
動作を図5を用いて説明する。図5〜はインクシー
ト105の頭出し動作とプリント動作を示す説明図であ
り,番号順にその動作を詳細に説明する。 イエローインクの頭出し動作 受像紙103が給紙されて,その先端が受像紙先端検知
センサ106により検知されると,受像紙103を少し
戻した位置で停止させる。この状態でイエローインクの
頭出しを実行する。このとき,イエローインクのマーク
201をマークセンサ107が既に検知していれば完了
しているものとして頭出し動作を行わない。
【0023】 イエローのプリント処理 上記のイエローインクの頭出し後,サーマルヘッド1
01をプラテンローラ102に圧接し,矢印方向にイン
クシート105と受像紙103を移動しながら画像デー
タに応じたプリント処理を実行する。なお,インクシー
ト105及び受像紙103の移動は各々モータ(図示せ
ず)の回転により実行される。
【0024】 マゼンタインクの頭出し動作 イエローのプリント処理が終了すると,サーマルヘッド
101をプラテンローラ102から離間して,イエロー
でプリント処理された受像紙103を受像紙先端検知セ
ンサ106の検知位置から少し先の位置に戻しながら,
次にプリントするマゼンタインクの頭出しを実行する。
【0025】 マゼンタのプリント処理 上記のマゼンタインクの頭出し後,サーマルヘッド1
01をプラテンローラ102に圧接し,矢印方向にイン
クシート105と受像紙103を移動しながら画像デー
タに応じたプリント処理を実行して,イエロー画像の上
にマゼンタ画像を重ね合わせる。
【0026】 シアンインクの頭出し動作 マゼンタのプリント処理が終了すると,サーマルヘッド
101をプラテンローラ102から離間して,イエロー
及びマゼンタでプリント処理された受像紙103を受像
紙先端検知センサ106の検知位置から少し先の位置に
戻しながら,次にプリントするシアンインクの頭出しを
実行する。
【0027】 シアンのプリント動作 上記のマゼンタインクの頭出し後,サーマルヘッド1
01をプラテンローラ102に圧接し,矢印方向にイン
クシート105と受像紙103を移動しながら画像デー
タに応じたプリント処理を実行して,イエロー及びマゼ
ンタ画像の上にシアン画像を重ね合わせる。これによ
り,受像紙103上に画像データに対応する最終的なカ
ラー画像が形成される。
【0028】 イエローインクの頭出し動作 上記3色のプリント処理が終了すると,サーマルヘッド
101をプラテンローラ102から離間して,プリント
処理された受像紙103を排出させながら,同時に次の
プリント処理する最初の色(イエロー)の頭出しを実行
する。
【0029】本実施例によるビデオプリンタは,装置の
電源投入時,搬送路途中のセンサ(受像紙先端検知セン
サ106等)が受像紙103を検知した場合,受像紙1
03の排出処理と同時に,次のプリント処理で最初にプ
リントする色(イエロー)の頭出しを実行する。
【0030】以上の動作を更に詳述する。図6は,マー
ク幅が各色同一のインクシート(図2参照)を使用した
ときのプリント処理動作を示すフローチャートである。
先ず,ビデオプリンタのプリントスタートキー(図示せ
ず)が押下されて,プリントスタート信号がONである
か否かを判断し(S601),ONであれば給紙部(図
示せず)にセットされた受像紙103を給紙して(S6
02),受像紙先端検知センサ103側に搬送する。そ
して,受像紙103の先端が受像紙先端検知センサ10
6に達して検知されたか否かを判断し(S603),O
Nであれば受像紙駆動モータ(図示せず)を所定分(A
パルス)逆回転させ受像紙103を戻し(S604),
更に,この受像紙103の停止位置でインクシート10
5をフィードする(S605)。このとき,マークセン
サ107がイエローのマーク201を検知(表1参照)
したか否かを判断して(S606),イエローインクの
頭出しを実行する。
【0031】イエローインクの頭出しを実行した後,受
像紙103とインクシート105を所定速度で送り(S
607),サーマルヘッド101のプラテンローラ10
2への圧接と記録素子の発熱により,イエローのプリン
ト処理を実行する(S608)。
【0032】イエローのプリント処理が終了すると,次
に,サーマルヘッド101をプラテンローラ102から
離間させ,受像紙103をリターンすると共にインクシ
ート105をフィードして(S609),次色のマゼン
タインクの頭出しを実行する。即ち,マークセンサ10
7がマゼンタのマーク202を検知(表1参照)したか
否かを判断して(S610),検知した場合には,イン
クシート105を停止させ,マゼンタの頭出しが終了す
る(S611)。一方,ステップ610において,マゼ
ンタのマーク202が検知されない場合には,更に,受
像紙先端検知センサ106がONであるか否かを判断し
(S612),OFFであればステップ609の処理に
戻るが,ONであれば受像紙103をAパルス戻した後
(S613),受像紙103とインクシート105をフ
ィードする(S614)。
【0033】次に,受像紙先端検知センサ106がON
であるか否かを判断し(S615),ONであれば,サ
ーマルヘッド101のプラテンローラ102への圧接と
サーマルヘッド101の記録素子の発熱により,マゼン
タのプリント処理を実行する(S616)。マゼンタの
プリント処理が終了すると,次に,サーマルヘッド10
1をプラテンローラ102から離間させ,受像紙103
をリターンすると共にインクシート105をフィードし
て(S617),次色のシアンインクの頭出しを実行す
る。即ち,マークセンサ107がシアンのマーク203
を検知(表1参照)したか否かを判断して(S61
8),検知した場合には,インクシート105を停止さ
せ,シアンの頭出しを終了する(S619)。一方,ス
テップ618において,シアンのマーク203が検知さ
れない場合には,更に,受像紙先端検知センサ106が
ONであるか否かを判断し(S620),OFFであれ
ばステップ617の処理に戻るが,ONであれば受像紙
103をAパルス戻した後(S621),受像紙103
とインクシート105をフィードする(S622)。
【0034】次に,受像紙先端検知センサ106がON
であるか否かを判断し(S623),ONであれば,サ
ーマルヘッド101のプラテンローラ102への圧接と
サーマルヘッド101の記録素子の発熱により,シアン
のプリント処理を実行する(S624)。シアンのプリ
ント処理が終了(1サイクル終了)すると,プリント処
理された受像紙103を排紙すると共に,インクシート
105をフィードする(S625)。このとき,インク
シート105の位置がイエローのマーク201を検知し
たか否かを判断し(S626),ONであればインクシ
ート105を停止させ,イエローの頭出しを終了する
(S627)。一方,ステップ626においてのイエロ
ーのマーク203が検知されない場合,及びイエローイ
ンクの頭出しでインクシート105が停止した後,受像
紙103が排出終了した否かを判断し(S628),排
紙終了を確認して本ルーチンを終了する。
【0035】以上説明したように,受像紙103を戻す
と同時に,次にプリントする色のインクシート105の
頭出しを実行するため,その分効率が上がり高速プリン
ト処理が可能となる。また,プリント終了した受像紙1
03を排出すると同時に,次にプリント処理する最初の
色のインクシート105の頭出しを実行するため,次の
プリント処理時間が短縮できる。また,受像紙103が
搬送路途中に残っているのは,プリント処理途中で停止
したためであり,インクシート105はプリント色の途
中のままである。この場合に,受像紙103を排出する
のと,次のプリントで最初にプリントする色の頭出しと
を同時に実行して,次のプリント処理における頭出しの
待ち時間を短縮する。
【0036】図7は,他のインクシート105の配色及
びマークの配置を示す説明図であり,上記図2に示した
インクシート105の構成に対して,イエロー用のマー
ク701を文字または記号を印字するためのインク層を
兼ねた構成にし,マゼンタのマーク202とシアンのマ
ーク203を図2に示したものと同様に通常のマーク形
状として前記マークセンサ107により検知可能な位置
に設ける。また,イエローインクのマーク701の幅
は,イエローインク頭出しでマークセンサ107により
マーク201を検知したとき,サーマルヘッド101の
記録部分まであるように設定してある。
【0037】イエロー,マゼンタ,シアンでプリント処
理を実行する場合,色ズレを生じさせないために受像紙
103をグリッドローラ104で搬送する。また,先端
レジスト(受像紙103と画像の位置合わせ)制御のた
め,受像紙先端検知センサ106が受像紙103の先端
を検知したときからプリントを開始するため,受像紙先
端検知センサ106からサーマルヘッド101の記録素
子部分までの距離はイエロー,マゼンタ,シアンではプ
リント不可となる。ところが,頭出しのマーク701は
1色のため色重ねを行わないので色ズレが発生しない。
このため,図8に示すように,受像紙103がグリッド
ローラ104から外れた位置で,文字或いは記号の印字
が可能となる。そして,文字或いは記号印字終了後に,
イエロー,マゼンタ,シアンのプリント処理を実行す
る。
【0038】図9は,文字或いは記号印字可能なプリン
ト処理の動作を示すフローチャートであり,図7に示し
たイエロー用のマーク701(広幅マーク)を具備させ
たインクシート105を使用する。先ず,ビデオプリン
タのプリントスタートキー(図示せず)が押下されて,
プリントスタート信号がONであるか否かを判断し(S
901),ONであれば給紙部(図示せず)にセットさ
れた受像紙103を給紙して(S902),受像紙先端
検知センサ103側に搬送する。そして,受像紙103
の先端が受像紙先端検知センサ106に達して検知され
たか否かを判断し(S903),ONであれば,続い
て,文字或いは記号印字を実行するか否かを判断する
(S904)。
【0039】文字或いは記号印字を実行すると判断した
場合には,以下の処理を実行する。受像紙103をBパ
ルス戻す(S905)。これにより,受像紙103がグ
リッドローラ104から抜ける。次に,インクシート1
05をフィードする(S906)。その後,マークセン
サ107による検知状態がイエローのマーク701を検
知(表1参照)しているか否かを判断する(S90
7)。マーク701を検知したと判断した場合には,マ
ーク701を記録部分に移動した後,受像紙103をフ
ィードして(S908),前記マーク701と受像紙1
03の印字領域302(図3参照)とを合わせ,文字或
いは記号印字を実行する(S909)。文字或いは記号
印字終了後,受像紙103を搬送させ,受像紙先端検知
センサ106がONであるか否かを判断し(S91
0),ONであればイエローのプリント処理を実行し
(S911),その後,同様にマゼンタ,シアンの順に
プリント処理を続行する。
【0040】一方,ステップ904において,文字或い
は記号印字を行わないと判断した場合には,受像紙10
3をAパルス戻す(S912)。この場合,受像紙10
3はグリッドローラ104に挟持されている。次に,イ
ンクシート105をフィードする(S913)。その
後,マークセンサ107による検知状態がイエローのマ
ーク701を検知(表1参照)しているか否かを判断す
る(S914)。マーク701を検知していると判断し
た場合には,該マーク701部分が終了したか否かを判
断し(S915),マーク701の部分が終了したと判
断した場合には,受像紙103をフィードして(S91
6),受像紙先端検知センサ106がONであるか否か
を判断し(S917),ONであればイエローのプリン
ト処理を実行し(S918),その後,同様にマゼン
タ,シアンの順にプリント処理を続行する。
【0041】以上説明したように,イエローインク部分
に設けたマーク701を文字或いは記号用インクとして
用いるため,従来に対してインクシート105を短くで
きるので経済的である。また,文字或いは記号用インク
としてインク層(黒)を設けて4色にすると,マークセ
ンサ107の検知素子が3個必要(3色であれば2個,
4色のときには3個の検知組合せとなる)となり,その
分コストアップとなる。
【0042】なお,文字或いは記号用印字に使用しない
マーク幅は,マークセンサ107で検知可能な幅でよい
が,文字或いは記号用印字としてマークを使用するとき
には他の頭出しマーク幅より広く(サーマルヘッド10
1の記号素子部分〜マークセンサ107の検知部分まで
の幅と)する。
【0043】また,文字或いは記号用の印字領域をイエ
ロー,マゼンタ,シアンでプリントする範囲外(印字領
域302)に実行することにより,画像のプリント範囲
(画像領域301)が広くなると共に,余白部に文字或
いは記号を印字できる(図3参照)。また,文字或いは
記号用の印字タイミングをイエロー,マゼンタ,シアン
のプリント処理前に実行する。これにより,文字或いは
記号用の印字時に受像紙103がグリッドローラ104
から外れた位置で行うことができ,イエロー,マゼン
タ,シアンのプリント途中で印字する場合の印字ズレ
(色ズレ)を排除することができる。更に,頭出しマー
クを検知した後,文字或いは記号用の印字がない場合
は,マーク701の広幅分インクシート105を巻き上
げて,最初の色のプリントを開始する。これにより,文
字或いは記号用の印字がない場合,マークセンサ107
がマークを検知した時点でプリント処理することによる
プリントミスを防止可能にすると共に,高速プリントが
実現する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によるビデ
オプリンタによれば,受像紙リターン時に次にプリント
処理する色のインクシートの頭出しを実行するため,受
像紙とインクシートの位置合わせ時間が短縮されて,高
速プリント処理が実現し,プリント処理の効率を向上さ
せることができる。
【0045】また,以上説明したように,本発明による
ビデオプリンタによれば,インクシートの第1色目の頭
出しマークを文字或いは記号印字可能に構成して,プリ
ント処理前に文字或いは記号の印字をプリント領域外に
実行するため,画像領域外に文字或いは記号を,経済的
で,且つ,色ズレのない状態で高速プリント可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビデオプリンタの主要構成を示す
説明図である。
【図2】本発明によるインクシートの配色及びマークの
配置を示す説明図である。
【図3】本発明による受像紙の画像領域を示す説明図で
ある。
【図4】本発明によるビデオプリンタの制御系を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明によるビデオプリンタの動作を示す説明
図である。
【図6】本発明によるマーク幅が各色同一のインクシー
トを使用したときのプリント処理の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明による他のインクシートの配色及びマー
クの配置を示す説明図である。
【図8】本発明による文字或いは記号印字動作を示す説
明図である。
【図9】本発明による文字或いは記号印字可能なプリン
ト処理の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
103 受像紙 104 グリッド
ローラ 105 インクシート 106 受像紙先
端検知センサ 107 マークセンサ 201 マーク 202 マーク 203 マーク 301 画像領域 302 印字領域 401 制御部 701 マーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−141451(JP,A) 特開 平4−305464(JP,A) 特開 平2−303878(JP,A) 特開 平2−135241(JP,A) 特開 平1−297267(JP,A) 実開 昭63−82549(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41J 31/00 B41J 35/16 B41J 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受像紙を往復移動する受像紙搬送手段
    と,イエロー,マゼンタ,シアン各色の先頭位置に頭出
    しマークを付したインクシートと,前記インクシートの
    頭出しマークを検知するマーク検知手段と,受像紙リタ
    ーン時に次色のインクシートの頭出しを実行するととも
    に,各色のプリント終了後においては,該受像紙排出時
    に次のプリント処理の第1色目に該当する前記インクシ
    ートの頭出しを実行する制御手段とを具備することを特
    徴とするビデオプリンタ。
  2. 【請求項2】 受像紙を往復移動する受像紙搬送手段
    と,イエロー,マゼンタ,シアン各色の先頭位置に頭出
    しマークを付したインクシートと,前記インクシートの
    頭出しマークを検知するマーク検知手段と,受像紙リタ
    ーン時に次色のインクシートの頭出しを実行するととも
    に,電源投入時において搬送路に受像紙が存在する場合
    には,該受像紙を排出すると同時に次のプリント処理の
    第1色目に該当する前記インクシートの頭出しを実行す
    る制御手段とを具備することを特徴とするビデオプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 受像紙を往復移動する受像紙搬送手段
    と,イエロー,マゼンタ,シアン各色の先頭位置に頭出
    しマークを付し,第1色目の頭出しマークを文字或いは
    記号印字可能に構成するインクシートと,前記インクシ
    ートの頭出しマークを検知するマーク検知手段と,受像
    紙リターン時に次色のインクシートの頭出しを実行する
    制御手段とを具備することを特徴とするビデオプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 前記インクシートの第1色目の頭出しマ
    ークを他色の頭出しマークに対して広幅に構成すること
    を特徴とする請求項記載のビデオプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は,文字或いは記号の印字
    をイエロー,マゼンタ,シアンのプリント領域外に実行
    することを特徴とする請求項記載のビデオプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記インクシートを用いた文字或いは記
    号の印字処理は,イエロー,マゼンタ,シアンのプリン
    ト処理前に実行することを特徴とする請求項記載のビ
    デオプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は,第1色目の頭出しマー
    クを検知した後,文字或いは記号の印字が不要の場合,
    前記第1色目の頭出しマーク幅分インクシートを巻き上
    げて,第1色のプリント処理を実行することを特徴とす
    る請求項記載のビデオプリンタ。
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