JP2009148954A - 記録装置及び搬送制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】予め膨大な搬送パラメータを保持することなく、高精度の搬送制御が可能な記録装置及びその装置に用いられる搬送制御方法を提供することである。
【解決手段】光学センサにより厚みと反射率を測定して、記録媒体の種類を判別する。一方、応力印加部により応力を記録媒体に加えて撓ませ、その撓んだ状態で記録媒体を測定して、その剛度を求める。次に、記録媒体の厚み、剛度、種類、記録ヘッドとのギャップに基づいて、記録媒体の搬送制御パラメータを決定する。この搬送制御パラメータにより記録媒体の搬送制御を行なう。
【選択図】 図9
【解決手段】光学センサにより厚みと反射率を測定して、記録媒体の種類を判別する。一方、応力印加部により応力を記録媒体に加えて撓ませ、その撓んだ状態で記録媒体を測定して、その剛度を求める。次に、記録媒体の厚み、剛度、種類、記録ヘッドとのギャップに基づいて、記録媒体の搬送制御パラメータを決定する。この搬送制御パラメータにより記録媒体の搬送制御を行なう。
【選択図】 図9
Description
本発明は記録装置及び搬送制御方法に関する。本発明は、特に、例えば、記録媒体に記録ヘッドよりインクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置及びその装置に用いられる搬送制御方法に関するものである。
インクジェット記録方法はカラー記録が容易であり、その装置も動作中、低騒音で、そのランニングコストも安いといった利点を有している。このため、インクジェット記録方法をLFP(ラージフォーマットプリンタ)にも適用されている。特に、LFPは、その用途が写真、POP、サイン、アート系の印刷などと非常に幅広く、それらの用途に応じた種類や素材の異なる多種多様な記録媒体が用いられている。
このような多種多様な記録媒体に対応する為に、材質、厚さ、剛度等が異なる記録媒体に応じて、従来のLFPでは、搬送パラメータ(プラテン吸引圧、ヘッド間キャップ、搬送量等)を決定するための膨大な検討がなされていた。そして、その結果得られた膨大なパラメータテーブルを装置内に保持していた。
例えば、装着される記録媒体の種類を判別し、搬送制御パラメータを変化させることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、記録媒体を押圧し、その押圧により記録媒体の剛性を検出する構成も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−237057号公報
特開2005−181692号公報
しかしながら上記従来例では、装置構成も大型であるため、十分な精度で記録媒体の判別や搬送制御することができないという問題があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、予め膨大な搬送パラメータを保持することなく、高精度の搬送制御が可能な記録装置及びその装置に用いられる搬送制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明のは、以下のような構成からなる。
即ち、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを搭載したキャリッジを走査し、前記記録ヘッドの走査方向とは異なる方向に記録媒体を搬送しながら、プラテン上において前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行なう記録装置であって、前記記録媒体の搬送路に設けられ、前記記録媒体に応力を印加する応力印加手段と、前記記録媒体の種類や特性を検出する、前記キャリッジに搭載された検出手段と、前記応力印加手段により前記記録媒体に応力を印加し、前記検出手段により検出された前記記録媒体の種類や特性に基づいて、前記記録媒体を搬送制御する際に搬送制御パラメータを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された搬送制御パラメータを用いて前記記録媒体の搬送制御を行なう制御手段とを有することを特徴とする。
また他の発明によれば、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを搭載したキャリッジを走査し、前記記録ヘッドの走査方向とは異なる方向に記録媒体を搬送しながら、プラテン上において前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行なう記録装置の搬送制御方法であって、前記記録媒体の搬送路に設けられ、前記記録媒体に応力を印加する応力印加部により、前記記録媒体に応力を印加し、前記記録媒体の種類や特性を検出する、前記キャリッジに搭載されたセンサにより検出された前記記録媒体の種類や特性に基づいて、前記記録媒体を搬送制御するための搬送制御パラメータを決定する決定工程と、前記決定工程において決定された搬送制御パラメータを用いて前記記録媒体の搬送制御を行なう制御工程とを有することを特徴とする記録装置の搬送制御方法を備える。
従って本発明によれば、実際に記録に用いられる記録媒体の種類や特性を検出し、その検出結果に基づいて搬送制御パラメータを決定し、その決定したパラメータに基づいた搬送制御を行なうことができる。これにより、予め定めた膨大な搬送制御パラメータを保持することなく、高精度の搬送制御を行なうことができるという効果がある。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「記録要素」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<インクジェット記録装置の説明(図1〜図2)>
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の外観斜視図であり、図2は図1に示したインクジェット記録装置のアッパカバーを取り外した状態を示す斜視図である。
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の外観斜視図であり、図2は図1に示したインクジェット記録装置のアッパカバーを取り外した状態を示す斜視図である。
図1〜図2に示されるように、インクジェット記録装置(以下、記録装置)2の前面に手差し挿入口88が設けられ、その下部に前面へ開閉可能なロール紙カセット89が設けられている。記録紙等の記録媒体(以下、記録媒体)は手差し挿入口88又はロール紙カセット89から記録装置内部へと供給される。インクジェット記録装置は、2個の脚部93に支持された装置本体94、排紙された記録媒体を積載するスタッカ90、内部が透視可能な透明で開閉可能なアッパカバー91を備えている。また、装置本体94の右側には、操作パネル部12、インク供給ユニット8が配設されている。操作パネル部12の裏側には制御ユニット5が配設される。
このような構成の記録装置2はA0、B0などのポスタサイズの大きな画像を記録することができる。
図2に示されているように、記録装置2は、記録媒体を矢印B方向(副走査方向)に搬送するための搬送ローラ70と、記録媒体の幅方向(矢印A方向、主走査方向)に往復移動可能に案内支持されたキャリッジユニット(以下、キャリッジ)4を備えている。キャリッジ4にはキャリッジモータ(不図示)の駆動力がキャリッジベルト(以下、ベルト)270を介して伝えられ、矢印A方向に往復移動する。キャリッジ4にはインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)11が装着される。記録ヘッド11の吐出口の目詰まりなどによるインク吐出不良は回復ユニット9により解消される。
この記録装置の場合、キャリッジ4には、記録媒体にカラー記録を行うために、4つのカラーインクに対応して4つのヘッドからなる記録ヘッド11が装着されている。即ち、記録ヘッド11は、K(ブラック)インクを吐出するKヘッド、C(シアン)インクを吐出するCヘッド、M(マゼンタ)インクを吐出するMヘッド、Y(イエロ)インクを吐出するYヘッドで構成されている。このような構成のため、インク供給ユニット8にはKインク、Cインク、Mインク、Yインクを夫々収容する4つのインクタンクが含まれる。
以上の構成で記録媒体に記録を行う場合、まず、搬送ローラ70によって記録媒体を所定の記録開始位置まで搬送する。その後、キャリッジ4により記録ヘッド11を主走査方向に走査させる動作と、搬送ローラ70により記録媒体を副走査方向に搬送させる動作とを繰り返すことにより、記録媒体全体に対する記録が行われる。
即ち、ベルト270およびキャリッジモータによってキャリッジ4が図2に示された矢印A方向に移動することにより、記録媒体に記録が行われる。キャリッジ4が走査される前の位置(ホームポジション)に戻されると、搬送ローラによって記録媒体が副走査方向に搬送され、その後、再び図2中の矢印A方向にキャリッジを走査することにより、記録媒体に対する画像や文字等の記録が行なわれる。上記の動作を繰り返し、記録媒体の1枚分の記録が終了すると、その記録媒体はスタッカ90内に排紙され、例えば、A0サイズ1枚分の記録が完了する。
図3は記録装置の記録ヘッドとプラテンの周辺の拡大図である。
キャリッジ4に装着された記録ヘッド11の直下には記録媒体103を受け止める為の平面状のプラテン104が配置され、プラテンに設けられた微細な複数の吸引口から吸引し記録媒体103をプラテン104に密着させる。また、搬送ローラ70と従動ローラ71とにより記録媒体103を挟持し、搬送する。これらのローラ対と排紙ローラ(不図示)とが協働して記録媒体103を徐々に送り出しながらプラテン104上を搬送する。また、キャリッジ4には、光学センサ107を搭載している。更に、記録媒体の搬送路上には記録媒体103に応力をかけ、光学センサ107により記録媒体103の剛度を検知するための応力印加部108が設けられている。
<インクジェット記録装置の制御構成(図4)>
図4は図1〜図3に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図4は図1〜図3に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図4に示すように、コントローラ600は、MPU601、ROM602、特殊用途集積回路(ASIC)603、RAM604、システムバス605、A/D変換器606などで構成される。ここで、ROM602は後述する制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納する。ASIC603は、キャリッジモータM1の制御、搬送モータM2の制御、及び、記録ヘッド11の制御のための制御信号を生成する。RAM604は、画像データの展開領域やプログラム実行のための作業用領域等として用いられる。システムバス605は、MPU601、ASIC603、RAM604を相互に接続してデータの授受を行う。
A/D変換器606は以下に説明するセンサ群からのアナログ信号を入力してA/D変換し、デジタル信号をMPU601に供給する。
また、図4において、610は画像データの供給源となるコンピュータ(或いは、画像読取り用のリーダやデジタルカメラなど)でありホスト装置と総称される。ホスト装置610と記録装置2との間ではインタフェース(I/F)611を介して画像データ、コマンド、ステータス信号等を送受信する。
さらに、操作パネル部12には電源スイッチ621、プリントスイッチ622、回復スイッチ623などのスイッチ群が設けられる。
630は装置状態を検出するためのセンサ群であり、位置センサ631、温度センサ632等から構成される。
さらに、640はキャリッジ4を矢印A方向に往復走査させるためのキャリッジモータM1を駆動させるキャリッジモータドライバ、642は記録媒体103を搬送するための搬送モータM2を駆動させる搬送モータドライバである。
ASIC603は、記録ヘッド11による記録走査の際に、RAM604の記憶領域に直接アクセスしながら記録ヘッド11に対して記録素子(吐出ヒータ)の駆動データ(DATA)を転送する。
応力印加部108は記録媒体103の厚み、反射率、剛度等を検出するためにコントローラ600により制御され、必要に応じて、記録媒体103に応力を印加する。この印加により、記録媒体103が撓んだり変形する。この撓みや変形は光学センサ107により検知され、その検知信号はA/D変換器606に入力される。
コントローラ600は、インタフェース611、光学センサ107、応力印加部108及び操作パネル部12から入力される各種指示等に基づき、記録ヘッド11、キャリッジ4、搬送モータM2などを駆動制御する。
次に、以上の構成の記録装置から記録媒体の諸特性を動的に検出して搬送制御パラメータを決定する処理について説明する。
図5は光学センサ107の構成を示すキャリッジ4の一部の側断面図である。
光学センサ107は赤外LED(発光素子)107Aと、角度の異なる2つのフォトトランジスタ(受光素子)107B、107Cとからなり、記録ヘッド11のノズル面とプラテン間距離(GAP)と記録媒体の厚みとを測定する。
図6は2つの受光素子からの出力の時間変化と、記録ヘッドのノズル面とプラテン或は記録媒体間の距離を示す図である。
図5において、2つの受光素子(センサ1、センサ2)の取り付け位置が異なるので、赤外LED107Aから照射された赤外光がプラテン或は記録媒体で反射し、その反射光が受光素子107B、107Cで受光されるタイミングが異なる。そのため、図6に示すように、2つの受光素子(センサ1、センサ2)からの出力信号の時間プロファイルも異なる。これらのづれから光学センサとプラテンとの間、及び、プラテンと記録媒体との間との距離を測定することができる。
また、プラテンと記録媒体の反射率が異なるので、2つの受光素子(センサ1、センサ2)からの出力信号強度は、プラテンからと記録媒体からとでは異なる。従って、図5において、紙のような記録媒体103が右から左方向、或は、左から右方向に移動すると、その移動に従って2つの受光素子(センサ1、センサ2)からの出力信号強度も変化する。このため、2つの受光素子からの出力信号強度が不連続に変化するタイミングを検出することで、記録ヘッドのノズル面とプラテン或は記録媒体間の距離の差から記録媒体103の厚みも測定することができる。
図7は記録媒体の種類と受光素子(センサ1)から得られる反射率との関係を示す図である。
この図は光学センサ107と記録媒体103との間の距離をある一定の距離にして、受光素子(センサ1)から得られた反射率を示している。図7に示すように、記録媒体の種類が異なれば反射率も異なる。従って、この反射率と上述した測定された記録媒体の厚みとを組み合わせることで記録媒体の種別を正確に判別することができる。
図8は記録媒体に応力をかけることで記録媒体を撓ませた場合に得られる反射率を示す図である。
図8に示す例は応力印加部108により光沢紙に応力(50g/m)をかけ、これを撓ませた場合に得られる反射率である。記録媒体に応力をかけると記録媒体が撓み、反射率は低下する。この撓み量は剛度に比例する。従って、撓み量から記録媒体の剛度を求めることができる。
図9は、以上説明した光学センサから得られる情報に基づいて搬送制御パラメータを決定する手順を示すフローチャートである。
なお、上述した情報を得るために、記録媒体の搬送中に応力印加部108により記録媒体103に応力をかけ、これを撓ませることで、光学センサ107における反射率の変化も測定する。なお、応力を印加したままであると記録媒体と記録ヘッドとの距離の測定や記録媒体の厚み測定に影響がでるので、応力の印加は限定した時間内とする。
ステップS1では記録媒体103の厚みを検出する。
次に、ステップS2では記録媒体103の反射率を測定する。
その反射率に基づき、ステップS3では記録媒体103の撓み量が求められ、その撓み量に基づいて、ステップS4では剛度が求められる。
一方、ステップS5ではその反射率と厚みから実際の記録に用いられる記録媒体の種類(光沢紙、普通紙、マット紙等)を判別する。
以上のような処理により、ステップS6で制御パラメータが決定される。
この制御パラメータは、これ以降の記録媒体の搬送制御にフィードバックされる。
図10は光沢紙、普通紙、マット紙の搬送制御パラメータを示す図である。
図10に示されるように、普通紙1、2は、吸引圧、ヘッド間ギャップ(GAP)、搬送量補正値いずれも同じ値で設定されている。また、マットコート紙の場合は、剛度1000未満と1000以上の場合で、吸引圧とヘッド間ギャップを変化させる。また、マットコート紙は剛度が小さい場合、搬送時の応力に対する伸縮が大きくなるので、剛度1000未満と1000以上の場合で搬送量を変化させる。これにより、適切な搬送がなされ良好な画像形成することが可能になる。
一方、光沢紙の場合は、剛度1000未満と1000以上の場合で、吸引圧を変化させる。これにより、吸引力不足によるプラテン上の記録媒体の浮きを適切に設定することができる。
以上説明した実施例に従えば、実際に記録に用いられる記録媒体の諸特性を光学センサにより測定して搬送制御パラメータを決定し、その決定された搬送制御パラメータにより搬送制御を行うことができる。これにより、記録媒体毎に予め膨大な量の搬送制御パラメータを格納する必要はなくなり、実際に用いられる記録媒体に最適な搬送制御パラメータを用い、高精度の搬送制御を実現することができる。
なお、本発明は実施例で説明したような大判プリンタ(LFP)のみならず、A4、B4程度の記録媒体を用いる事務用や個人用のプリンタにも適用できる。さらに加えて、本発明のインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力装置として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
4 キャリッジ
11 記録ヘッド
70 搬送ローラ
71 従動ローラ
104 プラテン
107 光学センサ
108 応力印加部
11 記録ヘッド
70 搬送ローラ
71 従動ローラ
104 プラテン
107 光学センサ
108 応力印加部
Claims (7)
- 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを搭載したキャリッジを走査し、前記記録ヘッドの走査方向とは異なる方向に記録媒体を搬送しながら、プラテン上において前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行なう記録装置であって、
前記記録媒体の搬送路に設けられ、前記記録媒体に応力を印加する応力印加手段と、
前記記録媒体の種類や特性を検出する、前記キャリッジに搭載された検出手段と、
前記応力印加手段により前記記録媒体に応力を印加し、前記検出手段により検出された前記記録媒体の種類や特性に基づいて、前記記録媒体を搬送制御する際に搬送制御パラメータを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された搬送制御パラメータを用いて前記記録媒体の搬送制御を行なう制御手段とを有することを特徴とする記録装置。 - 前記検出手段により、前記記録ヘッドと、前記プラテン或は前記記録媒体との間の距離と前記記録媒体の厚さが検出されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記検出手段は、
光を発光する発光素子と、
前記記録媒体の搬送する方向に関して異なる位置に設けられた複数の受光素子とを含むことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 前記検出手段は、
前記発光素子により前記記録媒体に光を照射し、前記記録媒体により反射された反射光を前記受光素子で受光し、該受光素子により受光された光から得られる反射率に基づいて前記記録媒体の種類を検出し、
前記応力印加手段により前記記録媒体に応力を印加して前記記録媒体を撓ませ、該撓ませた記録媒体に前記発光素子により光を照射し、前記記録媒体により反射された反射光を前記受光素子で受光し、該受光素子により受光された光から得られる反射率に基づいて前記記録媒体の撓み量を検出することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。 - 前記決定手段は、前記記録媒体の撓み量から前記記録媒体の剛度を求め、
前記決定手段はさらに、前記記録媒体の種類、前記記録媒体の厚み、前記記録媒体の剛度、前記記録ヘッドと前記記録媒体との間の距離に基づいて、前記搬送制御パラメータとして前記プラテンの吸引圧や記録媒体の搬送量の補正値を決定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 前記記録ヘッドはインクを記録媒体に吐出して記録を行なうインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
- 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを搭載したキャリッジを走査し、前記記録ヘッドの走査方向とは異なる方向に記録媒体を搬送しながら、プラテン上において前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行なう記録装置の搬送制御方法であって、
前記記録媒体の搬送路に設けられ、前記記録媒体に応力を印加する応力印加部により、前記記録媒体に応力を印加し、前記記録媒体の種類や特性を検出する、前記キャリッジに搭載されたセンサにより検出された前記記録媒体の種類や特性に基づいて、前記記録媒体を搬送制御するための搬送制御パラメータを決定する決定工程と、
前記決定工程において決定された搬送制御パラメータを用いて前記記録媒体の搬送制御を行なう制御工程とを有することを特徴とする記録装置の搬送制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007327988A JP2009148954A (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 記録装置及び搬送制御方法 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009255386A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
JP2011152655A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Canon Inc | 記録装置 |
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US10658383B2 (en) | 2009-03-24 | 2020-05-19 | Toshiba Memory Corporation | Nonvolatile semiconductor memory device and method for manufacturing same |
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2007
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