JP2004142269A - 記録装置 - Google Patents

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新井 常一
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Abstract

【課題】湿度やインクなどの影響によって記録媒体が伸縮する場合、あるいは記録媒体が斜行する場合にも、マークなどの不要な記録を行わずに必要とする記録位置へと確実かつ容易に画像を記録することができる記録装置を提供する。
【解決手段】記録媒体に記録された記録領域の端部と記録媒体の端部との距離間隔を測定し、その測定された距離間隔と予め設定した予定の距離間隔との差分を算出すると共に、算出された差分に基づき、前記記録媒体に対する記録画像の記録位置を補正する。
【選択図】    図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録ヘッドに対し記録媒体を移動させて記録動作を行う記録装置に関し、特に記録媒体と記録位置との調整に適した記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、記録媒体の搬送を伴なう記録装置としては、記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に延出する長尺な記録ヘッドを定位置に固定し、1ラインの記録動作と記録媒体の搬送動作とを交互に行うラインヘッドタイプの記録装置と、前記主走査方向に沿って記録ヘッドを往復移動させると共に、その記録ヘッドの移動と記録媒体の移動とを繰り返し行う記録装置等が知られている。また、これらの記録装置において、記録ヘッドを記録媒体の前端及び後端を基準として記録媒体中の記録開始位置を決定するプリンターが知られている(特許文献1参照)が、この記録装置にあっては、記録媒体のサイズが何種類かの定型サイズであることを前提としており、使用する記録媒体の定型サイズが指定、または検出されることによって、その定型サイズの紙端から予め設定された位置に記録が行われるよう記録開始位置を制御するようになっている。
【0003】
また、記録媒体に対し記録開始位置を指示する所定のマークを記録させ、そのマークをセンサーによって読み取り、記録開始位置の調整を行う記録装置も存在する。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−135078号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平7−9728号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載のプリンターにおいては、紙端からの記録開始位置は予め記録開始用紙の種類毎に定められた位置となっているため、記録媒体のサイズが製造誤差や湿度による延び等で変化している場合でも、記録媒体の端部から同様の距離間隔を介して記録が開始されることとなり、データを記録する範囲(以下、記録領域と称す)を、均等な余白部分を残して記録媒体の中央に記録を行おうとしても(記録媒体の各端部から記録部分の各端部に至る距離間隔を均等に設定しようとしても)、記録媒体に発生した延びの分だけ記録領域の記録位置にずれが発生する可能性がある。
【0007】
また、特許文献2に記載されている所定のマークを記録媒体の所定の位置に記録して記録開始位置を制御する方法では、テスト記録として記録媒体を1枚消費するか、あるいは記録を行わない余白部分にマークを記録することとなる。従って、前者の場合には、記録媒体が無駄になると共に、必要とする記録結果を得るために時間がかかるという問題があり、また、後者にあっては余白であっても記録媒体に不要なマークが形成されることとなり、記録物としての品質を損なうか可能性もある。また、記録媒体の大きさが、湿度等によって時間的に変動する場合もあり、この場合には記録媒体にずれが発生する毎に、テスト記録モードを設定する必要があり、ユーザにとって取扱い難いものとなっている。
【0008】
本発明は、上記特許文献等に記載された従来の記録装置の課題に鑑みてなされたものであり、湿度やインクなどの影響によって記録媒体が伸縮する場合、あるいは記録媒体が斜行する場合にも、マークなどの不要な記録を行わずに必要とする記録位置へと確実かつ容易に画像を記録することができる記録装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、所定の記録手段に対し記録媒体を相対的に移動させて記録動作を行う記録装置であって、前記記録媒体に記録された記録画像の端部と記録媒体の端部との距離間隔を測定する距離間隔測定手段と、前記距離間隔測定手段によって測定された距離間隔と予め設定した予定の距離間隔との差分を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された差分に基づき、前記記録媒体に対する記録画像の記録位置を補正する記録位置補正手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態を実現するための全体的システム構成を概念的に示す図である。
図において、1は一般的なパーソナルコンピュータからなるホストコンピュータであり、ユーザはこのホストコンピュータ1にインストールされたアプリケーションプログラムを使用して、記録装置2に対し、記録待機中コマンド、ヘッド回復指示コマンド、記録データ、記録コマンド及び設定コマンドを与えることが可能になっている。また、ホストコンピュータ1には周知のスキャナー4が一般的なSCSIインターフェイスによって接続されており、このスキャナー4は写真フィルム5の画像をデジタルデータとして読み取ることができ、その読み取った画像データは、ホストコンピュータ1に送られる。そして、ホストコンピュータ1では、受信した画像データを所定の加工、編集を施した後、記録装置2に供給し、ここで記録媒体に対する画像記録が行われ記録結果3が得られる。
【0011】
なお、前記スキャナー4は、一般的なフィルムスキャナーで、一般的なSCSIインターフェイスによってホストコンピュータ1に接続されており、ホストコンピュータ1上のアプリケーションにより、スキャナー4のドライバープログラムを通じて利用される。
【0012】
一方、図2は、前記記録装置2の制御系の構成を示すブロック図である。
図において、21はCPUであり、記録装置2における各部の一般的制御及び本発明に係る制御等のプログラムが記憶してあるROM21a、及び記録データ等を一時的に格納するバッファー及びCPU21によるデータ処理を行うためのワークエリアとして使用されるRAM21b等を内蔵している。
【0013】
22は記録部であり、記録ヘッドを駆動するヘッド駆動部、記録媒体を搬送する搬送モータ制御部等の構成部によって構成されている。また、23はインターフェイス(I/F)である。このインターフェイス23は、図1に示すホストコンピュータ1に接続される一般的な記録装置用セントロニクスインターフェイスで、ホストコンピュータ1上のアプリケーションプログラムによって送出された記録データ等を受け取り、その記録データをCPU21にシステムバス24を介して受け渡すようになっている。なお、このシステムバス24は、CPU21、記録部22、インターフェイス23、及びヘッドインターフェイス(ヘッドI/F部)25に接続されており、これら各部とCPU21とのデータの授受を行うようになっている。また、前記ヘッドI/F25は、ヘッドヒーター等の電源電圧、コントロール信号、及びデータ信号等のインターフェイス部から構成されており、ヘッド部26に対するインク吐出指示、ヘッド部26の状態信号、ヘッド部26の位置情報、及びキャリッジ部28に取り付けられているCCD28aのデータ等の授受がこのヘッドI/F26を介して行われる。
【0014】
また、ヘッド部26は、ヘッドユニット27と、このヘッドユニット27を搭載して移動するキャリッジ部28とを備える。ヘッドユニット27とキャリッジ部28は電気接点で接続されており、CPU21からヘッドI/F25を介して送出されて来たインク滴吐出用の吐出パルス、吐出データ等がキャリッジ部28から電気接点を介してヘッド部26に送られ、その吐出データ等に従ってヘッド部26からインク滴が吐出されて記録画像が形成される。
【0015】
また、ヘッドユニット27は、従来のインクジェット記録装置に設けられている一般的なヘッドユニット27と同等の構造を有している。すなわち、インク滴を吐出させる吐出口を形成してなるノズルと、インク滴を吐出させるためのエネルギーを発生させるエネルギー発生手段としてのヒーター等を備える構成を有し、ヒーターはCPU21の指示によって加熱され、その熱によってノズル内のインクに気泡を発生させ、その気泡の発生エネルギーによってインク滴を吐出口から吐出させる。
【0016】
また、キャリッジ部28は、後述の機構によって、記録媒体搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)とに沿って往復移動を行うものとなっており、その下部には、記録媒体の主走査方向(以下、左右方向ともいう)の紙端位置を検出するための一般的なCCD28aが取り付けられており、このCCD28aによって主走査方向における記録開始位置と記録媒体の端部(右端部)、同方向における記録終了位置と記録媒体の端部(左端部)との距離間隔の測定を行う。このCCDで読み取られた端部位置データは、キャリッジ部28からヘッドインターフェイス25を介してCPU21に入力される。
【0017】
また、図3はこの第1の実施形態において、前記CPU21を中心とする前記制御系によって実現される本発明に係る主たる機能を表すブロック図である。なお、以下の各機能は、CPU21のROM21a内に格納されている制御プログラムによって実現される。
【0018】
図中、31は記録媒体に記録すべき画像の端部と記録媒体の端部との距離間隔(余白距離)を測定する余白測定手段(距離間隔測定手段)である。この余白測定手段33は、図2に示すキャリッジ部28のCCD28aから送られてくる記録媒体端部周辺の画像データによって、余白距離を測定するものとなっている。すなわち、キャリッジ部28aを左から右に移動させると、記録媒体Pが存在しない部分(プラテン42)を走査することによってプラテン42の黒色画像データが得られる。続いて、記録媒体P上の画像が形成されていない白色部分(左側の余白部分)の走査を開始することによって白色画像データが得られ、続いて記録画像部分を走査することによって画像データが送られ、その後、記録媒体P上の画像が形成されていない白色部分(右側の余白部分)を走査することによって白色画像データが得られ、最後に記録媒体Pが存在しない部分(プラテン42)を走査することによって黒色画像データが得られる。
【0019】
ここで、CCD28aによって得られるデータが、最初の黒色画像データから記録媒体の左側の白色画像データに変るところが記録媒体Pの左端であり、白色画像データから記録画像データに変るところが左側の余白の右端であり、この余白の右端から左端までの距離が余白距離となる。また、記録画像データから記録媒体Pの右側の白色画像データに変るところが右側の余白の左端であり、右側の白色画像データから黒色画像データに変わるところが右側余白の右端であり、この余白の右端から左端までの距離が右側の余白距離データとなる。
【0020】
また、32は記録媒体の両端部付近の画像のコントラストなどに応じて位置調整を要するか否かを判断し位置調整が必要であれば、調整指示を出力する位置調整判断手段(判断手段)である。すなわち、この位置調整判断手段32は、図2に示すキャリッジ部28のCCD28aから送られてくる記録媒体端部周辺の画像データによって、記録開始位置の補正を行うか否かを決定する処理を行う。例えば、曇り空のような画像が記録される場合、記録される画像と余白との境界ははっきりせず、仮に記録位置が微妙にずれていたとしてもこれが画像品質にさほど影響することはないため、記録開始位置補正を行わない構成とする。この実施形態では、記録データがグレースケールで30以下の白に近い記録データであった場合には、記録開始位置補正を行わない指示を開始位置補正手段33に対して送るようになっている。
【0021】
この記録開始位置補正手段33は、前記余白測定手段31からの余白測定データと予め定めた余白距離とを比較し、各ラインの記録開始位置、すなわち、記録媒体に対する画像の記録位置の補正距離を算出する。この記録開始位置補正手段33にて、算出された補正距離は一旦RAM21bなどに格納された後、前記位置調整判断手段32からの調整指示に従って読み出され、次回の記録動作においてCPU33が前記補正距離に従って記録動作の開始位置を補正し、余白距離を補正する。
【0022】
例えば、記録装置の記録媒体規制部材によって記録媒体の右端が正規の位置にあり、その記録媒体が湿度の影響で横方向に1mm延びている場合に、記録余白を2mmとして記録動作を実行したとすると、記録媒体における画像の記録位置は次のように測定され、補正される。
【0023】
すなわち、この状態において、余白測定手段は、記録媒体の右端から1ラインの記録開始位置までの距離(右側の余白距離)を2mm、1ラインの記録終了位置から紙左端までの距離(左側の余白距離)を3mmと測定する。ここで、予定の余白距離が左右いずれにおいても2mmであったとすると(合計2mm+2mm=4mmであったとすると)、測定された実際の右側の余白距離は2mm、左側の余白距離は3mmであるから、左右の余白距離を均一にして記録画像を記録媒体の中央に記録するためには、記録画像の位置を0.5mm左側に移動するよう補正すれば良い。つまり、記録開始位置を左側に0.5mm移動させれば良く、補正された余白距離は右側が2.5mm、左側が2.5mmになる。
【0024】
ここで、図4及び図5に基づき本発明の実施形態に適用する記録装置のヘッド部26の周辺構造の一例を説明する。なお、図4は側面図、図5は平面図を示している。
【0025】
図4において、41は記録装置の骨格をなすフレームである。このフレーム41には、前記キャリッジ部28が不図示のガイド部材によって主走査方向(X方向)に沿って往復移動可能に保持されている。42はフレーム41に固定されたプラテンであり、黒色のプラスチックによって構成されている。27aはキャリッジ部28に搭載された記録ヘッドであり、不図示のインクタンクと共にヘッドユニットを構成している。なお、この記録ヘッド27aは複数のノズル内に電気熱変換素子などの吐出エネルギー発生素子が配置されており、そのエネルギー発生素子から発せられた吐出エネルギーによって各ノズルの吐出口からインクを吐出させるものとなっている。
【0026】
46はキャリッジ部28を往復移動させる駆動源としてのキャリッジモータであり、DCモータによって構成されている。このキャリッジモータ46には、タイミングベルト47を介してキャリッジ28に接続されており、キャリッジモータ46の駆動によってタイミングベルト47を正方向または逆方向に走行させることにより、キャリッジ部28の往動または復動が行われる。このキャリッジ部28の主走査方向における位置は、光学式エンコーダを用いて検出される。この実施形態では、主走査方向に沿って配置された多数のスリットを形成してなるスケール48と、キャリッジ部28に固定された投光受光器とにより前記光学式エンコーダが構成され、キャリッジ走行時にスケールに向けて投光器より照射された光の反射光を受光器にて受光することにより、パルス信号を発生させるようになっている。このパルス信号はCPU21に送られ、そのパルス信号をカウントすることによりキャリッジ部28の現在の位置が測定される。
【0027】
また、キャリッジ部28の底面に設けられたCCD28aは、キャリッジ部28と共に移動しながら、プラテン、記録媒体、記録結果の画像などを撮像し、デジタルデータとしての画像データが前記ヘッドI/F25及びシステムバス24を通じてCPU21に送られる。
【0028】
一方、図5において、51はヘッドユニット27より副走査方向上流側に配置された搬送ローラで、パルスモータからなる搬送モータ53の駆動力によって回転する。また、この搬送ローラ51の上方には、同ローラ51に従動して回転するピンチローラ54が対向配置されており、記録媒体Pは搬送ローラ51とピンチローラ54との間に挟持されつつ両ローラ51,54の回転によって記録ヘッド26に向けて搬送される。52はギヤユニットで、搬送モータ53の回転を減速して搬送ローラ51に回転力を伝達するようになっている。
【0029】
また、搬送モータ53は、前記CPU21に不図示のモータ駆動回路を介して接続されており、CPU21内のROM21aに格納された制御プログラムによって発生した駆動パルスに従って駆動される。この駆動は、キャリッジ部28の往動、または往復動に応じて間欠的に行われ、予め設定した距離毎にだけ記録媒体Pを間欠的に搬送するよう搬送ローラ51を回転させる。
【0030】
55はプラテン42の上方に配置された拍車ローラで、搬送ローラ51によってプラテン42上に搬送されて来た記録媒体Pを記録ヘッド26の下流側においてプラテン42との間で挟持しつつ搬送するようになっており、この拍車ローラ55と搬送ローラ51との搬送動作によって、記録媒体Pは記録ヘッド26の下方において平面性を保ちつつ搬送される。なお、図5において、P1は記録媒体Pに対して記録ヘッド27aにより記録が行われた画像部分を示している。
【0031】
次に、上記構成を有する記録装置の制御動作を図6のフローチャート及び図7の説明図に基づきより詳細に説明する。なお、図6のフローチャートに示した制御動作は、CPU21のプログラム記憶領域であるROM21a内に記憶されたプログラムによって実行される。
まず、記録開始位置補正処理が開始されると初期化処理が行われ(ステップS1)、図2のCPU21内におけるRAM21bのワーク領域を初期化する。この初期化処理は、通常の記録処理において、1ページの記録動作の第1回目のスキャンの前に行われる。また、初期化処理は、通常の記録処理の前に自動的に行われるが、この補正処理を積極的に行おうとする場合には、補正に適した画像の形成が行われ、自動の初期化処理は省略される。
【0032】
次に、ステップS2では、記録された第1回目の記録走査によって形成される記録領域(第1の記録領域)の記録開始位置、及び記録終了位置を記憶領域に記憶する処理を行う。この記録開始位置は、前述の光学式エンコーダからの出力パルスによって規定される位置であって、X方向における物理的位置座標によって表される。通常の記録処理において、記録媒体の規定のサイズデータと記録画像データとに基き、第1回目の記録走査による記録開始位置及び記録終了位置が処理プログラムによって決定される。
【0033】
ステップS3では、指定されている記録媒体のサイズと、ステップS2によって決定された記録開始位置及び記録終了位置とから記録媒体の記録開始位置側の余白距離(右側余白距離)、及び記録終了位置側の余白距離(左側余白距離)を計算し、記憶する処理を行う。ここで、記録媒体の右側余白距離は、下記の演算によって求められる。
(記録開始位置)−(記録媒体の右端位置)=(右側の余白距離)
【0034】
また、記録媒体の左側余白距離は、下記の演算によって求められる。
(記録媒体の左端位置)−(記録終了位置)=(左側の余白距離)
【0035】
以上の演算によって求めた値が、記録媒体の左右両側の予定の余白距離となる。しかし実際の記録動作によって形成される余白距離は、記録装置の機械精度や、記録媒体の湿度による収縮によって前述の予定の余白距離とは微妙に異なる場合がある。そこで、本実施形態では、以下の処理が実行される。
【0036】
ステップS4では第1回目の記録走査処理を行う。これは、従来より行われている通常の記録処理と同様であり、キャリッジ部28を記録媒体の右側から左側へと移動させ、その間にキャリッジ部28に搭載された記録ヘッド27aによって記録媒体の予定の記録開始位置から記録動作を開始し、左側に位置する予定の記録終了位置にて記録動作を終了する。
【0037】
この後、ステップS5では、第1回目の記録走査によって形成された画像(第1記録走査画像と称す)の記録状態をキャリッジ部28の底面に取り付けたCCD28aで読み取る処理を行う。前記ステップS4の記録動作処理の結果、キャリッジ部28は、記録媒体の左端側に存在しているため、このステップS5における読取処理は、キャリッジ28を左側から記録媒体の右側へと移動させながら、キャリッジ部28に設けられたCCD28aによって行われる。
【0038】
すなわち、この読み込み動作開始時には、CCD28aは記録媒体Pより左側に露呈しているプラテン41に対向しているため、ここでプラテン41の黒色画像の読み込みを行う。その後キャリッジ部28と共にCCD28aが右方へと移動して行くことによって、CCD28aは記録媒体Pの左端に達し、ここから記録媒体Pの余白に相当する白色画像を読み込み、さらに右方へと移動することによって記録媒体P上に記録された第1の記録走査画像をその記録終了位置から記録開始位置まで読み込む。この後、さらにキャリッジ部28aが移動して行くことにより、CCD28aは記録開始位置より右側に位置する余白部分において白色画像を読み込み、その後、記録媒体Pから外れると再びプラテン41の黒色画像を読み込む。この読み込み動作によって読み込まれた画像のデータは、CPU21内のRAM21bの画像記憶領域に記憶される。
【0039】
次に、ステップS6では、CCD28aで読み込んだ画像のグレースケール化を行う。ここで、記録媒体に記録された第1の記録走査領域における画像がカラー画像であった場合、読み込んだカラー画像は、白黒のグレースケールデータに変換し、これをCPU21内のRAM21bの画像記憶領域に記憶する。このグレースケール化において、プラテン41の黒色画像は100の値となり、記録媒体の白色画像は0の値となり、記録画像は、読み込んだ画像データに応じて99から1の値をとるように調整しておく。
【0040】
次いで、ステップS7では、読み取った画像データのうち、記録開始位置及び記録終了位置における画像データのグレースケール値が30以下であるか否かを判断する処理を行う。そして、グレースケール値が30以下の場合は、ステップS11に進み、記録開始位置の補正処理を行わずに処理を終了する。また、30以上の場合は、ステップS8に進み後述の補正処理を続行する。すなわち、記録開始位置や記録終了位置周辺の画像が、雲を写した画像のように記録余白と画像との区別がつかないような低いグレースケール値である場合には、余白距離が左右で不均一になっていたとしても、それがユーザによって認識されることはなく、記録結果として問題になることは殆どない。このため、記録開始位置の補正処理を行う必要はない。むしろ、このような場合において補正処理を行うと、ノイズ等による誤設定が生じる可能性もあるため、そのような不都合の発生を防止する上でも補正処理は不要となる。
【0041】
一方、ステップS8では、CCD28aによって読み取った実際の記録開始位置及び記録終了位置から実際の余白距離を算出する。まず、左側の余白距離を算出する。この場合、プラテン41の黒色画像を読み取ることによって得られたグレーススケール値100の領域と記録媒体Pの白色画像を読み取ることによって得られたグレースケール値0の領域との境界位置を記録媒体の左端とし、グレースケール値0の領域からグレースケール値30以上の領域との境界位置を記録終了位置とする。次に、グレースケール値30以上の領域から記録媒体Pにおけるグレースケール値0の領域へと変化する境界位置を記録開始位置とし、さらに、記録媒体Pにおけるグレースケール値0の領域からプラテン41の黒色画像である100の値の領域との境界位置を紙右端とする。そして、記録媒体における左側の余白距離は、下記の演算によって求められる。
(測定した記録用媒体の左端位置)−(測定した記録終了位置)=(実際の左側余白距離)
【0042】
また、記録媒体における右側の記録余白は、下記の演算によって求められる。
(測定した記録開始位置)−(測定した記録媒体の右端位置)=(実際の右側余白距離)
【0043】
そして、ここで求めた記録媒体における実際の左側の余白距離と、右側の余白距離は、いずれも記憶領域に記憶しておく。
【0044】
また、ステップS9では、ステップS8によって記録結果から求めた実際の余白距離とステップS3にて求めた予定の余白距離とに基いて記録開始位置の補正量を求める。この補正量は、実際の余白距離から予定の余白距離を減算し、その値を2で除した値となる。
【0045】
この後、ステップS10において、上記ステップで求めた記録開始位置の補正量をCPU21内のRAM21bの画像記憶領域に記憶し、次のページの記録時に、通常の記録プログラムで指定された記録開始位置に対してその補正量を加算した値を新たな記録開始位置として設定する処理を行い、ステップS11において記録開始位置補正処理を終了する。
【0046】
ここで、上記の補正処理の具体例と、その補正処理によって得られる記録画像の補正状態を図7に示す。
いま、例えば、右側の余白距離が2mm、左側の余白距離が2mmとなるよう設定して記録動作を行った場合、記録媒体Pが湿度、インク等の影響で1mm横に伸びていたとすると、実際に形成された余白は、右側の余白距離が2mm、左側の余白距離が3mmとなり、図7(a)に示すような記録結果になる。この場合、上記補正処理を行った場合、得られる補正量は、(2mm+3mm)−(2mm+2mm)/2=0.5mmとなり、記録開始位置補正量は+0.5mmとなるので、記録開始位置を正規の位置に対して0.5mm左側に寄せた状態とする。これにより、左右両側の余白距離は、右側が2.5mmm、左側が2.5mmとなり、図7(b)に示すように左右均等な記録余白で記録画像を形成することができる。
【0047】
以上説明した処理によれば、余白距離が記録媒体Pのインク吸収や湿度によって伸張あるいは収縮したとしても、均等な余白が形成されるように記録開始位置を補正することができる。また、機械的精度や、環境による記録媒体の伸張、収縮などの影響により、余白距離にずれが生じたとしても、これを自動的に補正することが可能となり、高品位な記録物を得ることができると共に、記録装置自体の製造コストも低減することができる。
【0048】
なお、以上の説明では、記録動作後にインクの浸透などの影響により記録媒体に生じる伸張を想定して、記録動作後に測定処理を実行した場合を例に採り説明したが、記録媒体によっては記録後の伸張を考慮しなくて良い材質で構成されている物もあり、そのような記録媒体を取り扱う場合には、記録媒体の製造誤差や記録媒体セット時の誤差、あるいは記録装置の機械的精度等のみを考慮して構成することも可能である。
【0049】
すなわち、記録媒体に製造誤差やセット時の誤差等が存在すると予想される場合には、記録媒体のローディング処理を行う。これは、プリンターの一般的な処理であり、LFローラーを規定量回すことにより、記録媒体を記録ヘッドの下まで搬送する。次に、記録媒体を記録ヘッドの下までローディングさせた状態で、記録媒体の左端及び右端の位置を測定し、その測定値に基いて記録開始位置の補正値を求める。なお、記録媒体のローディング処理は、記録装置における一般的な処理であり、LFローラーを規定量回すことにより、記録媒体を記録ヘッドの下まで搬送する処理となっている。
【0050】
この場合、機構上の構成は、上記実施形態にて示したものと同様であり、記録媒体先端の測定を、記録媒体ローディング後に行うように処理する。記録媒体の右左両端の検出は、ステップS5、ステップS6と同様に、CCD28aで読み込んだ記録媒体の画像データとプラテンの画像データとから、実際の記録媒体の端部位置を求め、設定している端部位置との差分から、記録開始位置補正値を求める。
【0051】
すなわち、
(測定した記録媒体右端−設計時の記録媒体右端)=(第1の記録開始位置補正量)とし、
(測定した記録媒体左端 − 設計時の記録媒体左端)/2 =(第2の記録開始位置補正量)とする。
【0052】
そして、この第1の記録開始位置補正値と第2の記録開始位置補正値との加算値を記録開始位置補正値とし、この値に従って記録を開始することにより自動的に記録位置のずれを補正することが可能になる。
【0053】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
上記第1の実施形態では、記録開始位置補正を自動的に行う記録装置を例に採り説明したが、長尺な記録媒体に記録を行う記録装置では、記録開始位置のずれ以外に記録媒体が正規の搬送方向に対して傾斜した状態で搬送されるいわゆる斜行の発生が問題となる。そこで、この第2の実施形態では、記録媒体の搬送が斜行状態になっていた場合には、これを補正するようになっている。
【0054】
図8は、第2実施形態の特徴的機能を示す機能ブロック図である。なお、この実施形態においても、図11、図13及び図14に示す構成を有するものとなっている。
【0055】
81は記録斜行測定手段で、キャリッジ部28に取り付けたCCD28aによって記録媒体の左端、右端の位置を上記第1の実施形態と同様に検出し、その検出結果に基き記録媒体が斜行しているか否かを判断する。すなわち、第1回目のCCD28aによる読み取り走査によって得られた記録媒体の右端、左端の位置を基準とし、その後の読み取り走査で得られた記録媒体の右端、左端の位置と基準値との差分を算出し、その差分が、端部位置測定時に発生する読み取り誤差などの測定誤差以上である場合には、その差分の発生が記録媒体の斜行に起因するものであると判断し、斜行状態調整手段に調整指示を出す。また、差分が測定誤差未満であれば記録媒体が斜行していないと判断し、調整指示は出力しない。
【0056】
一方、82は記録装置の記録媒体搬送経路中における記録媒体の設置位置を補正する斜行状態補正手段(設置状態補正手段)である。この斜行状態補正手段は、前記斜行測定手段81からの調整指示を受けて搬送ローラ51と対向するピンチローラ54を上方へ移動させ、記録媒体の挟持状態を解除する解除機構と、斜行状態にある記録媒体を正規位置に復帰させるよう移動させる移動機構とを備える。この移動機構は、一端面(ここでは右端面)が記録装置の側面などからなる規制部によって規制されている記録媒体に対し、他方の端面(左端面)を電磁クラッチ機構を介して所定の部材で押すよう構成されており、記録媒体を間欠的に押すことにより、記録媒体を正規位置に移動させる。
【0057】
なお、以上の特徴的機能にあっても、図2に示す制御系によって実現される。つまり、CPU21のROM21a内に格納されているプログラムに従って、CPU21が後述の制御、演算、判断などの処理を行うことによって実現される。
【0058】
以下、図9のフローチャートに沿ってこの第2の実施形態における斜行補正処理を説明する。
まず、ステップS21において斜行調整処理が開始されると、CPU21内のRAM21bのワーク領域を初期化する。この初期化処理は、通常の記録処理において、1ページ分の記録動作における第1回目の読み取り走査の前に行われる。
次いで、ステップS22では、記録媒体の第1回目の記録走査領域をCCD28aによって読み取り、記録媒体Pの右端及び左端の位置を検出し、記憶する処理を行う。すなわち、このステップS22においては、1ページの記録を開始するに際し、まず、記録媒体のローディング処理を行い、次に、キャリッジ部28を移動させ、記録媒体の右端及び左端の位置を読み込み、これを基準位置としてCPU21内のRAM21bの記憶領域に記憶する。
【0059】
この後、ステップS23において、第1回目以降の記録走査領域をCCD28aで読み取り、その右端及び左端位置を検出し、その検出位置と前記基準位置(第1回目の記録走査領域における右端及び左端位置)との差分を求める。この処理は次のようにして行う。すなわち、前回の読み取り走査処理が終了した後に、次の読み取り走査処理を開始するべく、搬送ローラ51を規定量回転させて記録媒体Pを搬送する。次に、記録動作によって左端にいるキャリッジ部28を右端まで移動させながら、CCD28aによって記録媒体Pの右端、左端の位置を検出し、前回の読み取り走査によって記憶している右端及び左端位置(基準位置)との差分を算出する。斜行していなければ、読み取られた各左端、右端位置は基準位置と同一位置となるので差分は0になり、また、斜行していれば、差分が発生する。
【0060】
ステップS24では、ステップS23にて求められた差分が、CCD28aの読み取り誤差(測定誤差)以上であるか否かの判断を行う。ここで、前記差分が読み取り誤差未満であるような微小な誤差であった場合には、記録媒体が斜行していることにユーザが気付くことはなく、記録物としての品質にも影響しない。しかも、その程度の誤差は、ノイズ等の影響による読み取り誤差によって発生する可能性もあるため誤差の発生は無視し、斜行補正は行わない。
【0061】
一方、ステップS24において読み取り誤差以上の誤差が生じていると判断された場合には、斜行が生じていると判断し、ステップS25に進む。
ここで、ステップS25では、斜行補正機構を作動させる処理を実行する。この処理は、前述のように、図5に示す搬送ローラ51上に位置するピンチローラ54を上方に移動させ、電磁クラッチ機構などからなる移動機構を作動させて記録媒体の左端を間欠的に押し、記録媒体の位置を正規の位置へと移動させる。 従来の記録装置では、斜行しているか否かに拘わりなく、上記斜行補正のような記録媒体の端部を押す動作を行うものもあったが、その場合、記録媒体端部の押圧動作が頻繁に行われることにより、記録媒体の端面に傷が付くという弊害も発生した。このため、本実施形態では斜行状態補正機構の駆動を必要最小限に抑えるものとなっている。
【0062】
この後、ステップS26において、記録処理が終了したか否かの判断を行う。この判断は、記録終了コマンドが送られてくるか、あるいはまた、一定時間以上経過してもホストコンピュータ1などから記録データが送られてこないときには、1ページ分の記録動作が終了したと判断され、ステップS27に進み記録処理を終了する。
なお、それ以外の場合は、記録動作を継続する必要があるのでステップS23に進み、次の記録走査領域の読み取り走査処理を行う。
【0063】
上記のように、この第2の実施形態においては、記録媒体の斜行状態を検出し、斜行量が大きい場合には、これを自動的に補正するようになっているため、長尺な記録媒体に対して記録を行う場合にも、適正位置に確実に画像を記録することができる。
【0064】
また、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態における記録開始位置補正機能を持たせることも可能である。この場合、まず、斜行している記録媒体に対して記録媒体の位置を補正した後、上述の記録開始位置の補正処理を行うようにすれば良く、これによれば、一層正確な記録結果を得ることができる。
【0065】
なお、上記実施形態においては、キャリッジが往復移動を行いながら記録を行う所謂シリアルタイプの記録装置を例に採り説明したが、本発明は、シリアルタイプ以外の記録装置、例えばラインタイプの記録装置にも適用可能である。但しこの場合には、主走査方向における記録媒体の幅より大なる幅を有するCCDなどのイメージセンサを設け、これによって記録媒体の左端、右端の位置を検出するようにすることが望ましい。
【0066】
また、本発明は、以下の実施態様を採ることが可能である。
(実施態様1)
本発明の実施態様1は、所定の記録手段に対し記録媒体を相対的に移動させて記録動作を行う記録装置であって、前記記録媒体に記録された記録画像の端部と記録媒体の端部との距離間隔を測定する距離間隔測定手段と、前記距離間隔測定手段によって測定された距離間隔と予め設定した予定の距離間隔との差分を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された差分に基づき、前記記録媒体に対する記録画像の記録位置を補正する記録位置補正手段と、を備えたことを特徴とする。
【0067】
(実施態様2)
本発明の実施形態2は、前記実施形態1において、前記記録位置補正手段が、前記記録媒体に対する記録開始位置を補正することを特徴とする。
【0068】
(実施態様3)
本発明の実施形態3は、前記実施形態2において、前記記録位置補正手段が、予め設定されている記録媒体の一端から記録開始位置に至る距離間隔と、記録媒体の他端から記録終了位置に至る距離間隔とが同一となる画像記録位置を基準記録位置とし、その基準記録位置に対し、前記距離間隔測定手段によって測定された距離間隔との差分の1/2の値を前記基準記録位置に加算または減算することによって記録位置を設定することを特徴とするものである。
【0069】
(実施形態4)
本発明の実施形態4は、所定の記録手段に対し記録媒体を相対的に移動させて記録動作を行う記録装置であって、前記記録媒体の端部の少なくとも2箇所において位置を測定する端部位置測定手段と、前記端部位置測定手段によって測定された異なる端部位置の差分を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された差分に基づき、前記記録媒体の設置状態を補正する設置状態補正手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0070】
(実施形態5)
本発明の実施形態5は、前記設置状態補正手段が、前記判断結果に基き搬送経路に対する記録媒体の斜行量を検出し、その斜行量に応じて記録媒体の設置状態を補正することを特徴とする。
【0071】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、記録媒体に記録された記録領域の端部と記録媒体の端部との距離間隔を測定し、その測定された距離間隔と予め設定した予定の距離間隔との差分を算出すると共に、算出された差分に基づき、前記記録媒体に対する記録画像の記録位置を補正するようにしたため、記録媒体の収縮、伸張等の変動が生じる場合にも、画像の記録位置を自動的に補正して、良好な記録結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を実現するための全体的システム構成を概念的に示す図である。
【図2】記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る主たる制御機能を表すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態に適用する記録装置のヘッド部の周辺構造の一例を示す側面図である。
【図5】本発明の実施形態に適用する記録装置のヘッド部の周辺構造の一例を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における記録装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る記録装置によって形成された画像の例を示す説明平面図であり、(a)は記録開始位置補正前の記録状態を、(b)は記録開始位置補正後の記録状態をそれぞれ示している。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る主たる制御機能を表すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施形態における記録装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る記録装置によって形成された画像の例を示す説明平面図であり、(a)は斜行補正前の記録状態を、(b)は斜行補正後の記録状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
21 CPU
21a ROM
21b RAM
22 記録部
23 インターフェイス部
24 システムバス
25 ヘッドインターフェイス
26 ヘッド部
27 ヘッドユニット
28 キャリッジ部
28a CCD
31 余白測定手段
32 位置調整判断手段
33 記録開始位置補正手段
32 位置調整判断手段
81 斜行量測定手段
82 斜行状態補正手段

Claims (1)

  1. 所定の記録手段に対し記録媒体を相対的に移動させて記録動作を行う記録装置であって、
    前記記録媒体に記録された記録画像の端部と記録媒体の端部との距離間隔を測定する距離間隔測定手段と、
    前記距離間隔測定手段によって測定された距離間隔と予め設定した予定の距離間隔との差分を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された差分に基づき、前記記録媒体に対する記録画像の記録位置を補正する記録位置補正手段と、を備えたことを特徴とする記録装置。
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