JP4733575B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4733575B2
JP4733575B2 JP2006182640A JP2006182640A JP4733575B2 JP 4733575 B2 JP4733575 B2 JP 4733575B2 JP 2006182640 A JP2006182640 A JP 2006182640A JP 2006182640 A JP2006182640 A JP 2006182640A JP 4733575 B2 JP4733575 B2 JP 4733575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
printing
leading edge
recording paper
predetermined condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006182640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008006793A (ja
Inventor
和也 田代
伊藤  豊
広行 根岸
正規 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006182640A priority Critical patent/JP4733575B2/ja
Publication of JP2008006793A publication Critical patent/JP2008006793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4733575B2 publication Critical patent/JP4733575B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、インクを吐出するノズルを副走査方向に並べたヘッドを色毎に保持するキャリッジの主走査方向への移動と、副走査方向への紙送りを交互に行うことによって画像を形成するインクジェット記録装置に関し、特に、所定条件の場合にキャリッジの先端検出位置から印刷開始位置への移動をなくすことで、生産性を向上させることができるインクジェット記録装置に関するものである。
一般に、インクを吐出するノズルを副走査方向に並べたヘッドを色毎に保持するキャリッジの主走査方向への移動と、副走査方向への紙送りを交互に行うことによって画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。この種のインクジェット記録装置においては、用紙の先端を光学的に検出する用紙先端検出光センサ(光センサ)により用紙先端が到達したことを検出し、その検出された用紙先端位置を基準として当該用紙を所定の印刷位置まで搬送しているものがある。上記方法により、給紙位置の精度が向上し、印刷の精度も向上する。
なお、用紙の先端を光学的に検出する先行技術としては、特許文献1として、用紙の先端を光学的に検出する光センサと、光センサによって検出された用紙先端位置を基準として用紙を所定の印刷位置まで搬送する用紙搬送手段とを備え、光センサによる用紙先端位置の検出タイミングは先行紙後端が光センサ位置を通過した以降とする技術が開示されている。
特許文献2として、多機能装置は、給紙装置と、インクジェット式のプリンタと、コピー機能及びファクシミリ機能の為の読み取り装置とを備え、プリンタは、その印字ヘッドに、用紙を検出することができるメディアセンサを備えており、用紙を搬送するときには、メディアセンサの検出対象が、用紙の側端部となるように、印字ヘッドを移動させる技術が開示されている。
特許文献3として、記録媒体としてのシートを手差しにより給紙する場合は、シートの先端を、記録ヘッドの紙パス下流側に位置する排紙センサに送るために充分な量だけ、LFローラによってシートを搬送し、排紙センサがシートを検知したか否かによって、給紙の成否を判断し、自動給紙装置を用いて自動給紙する場合は、排紙センサの位置までシートを一旦搬送させる動作は行なわない技術が開示されている。
特許文献4として、記録媒体を一枚ずつ給紙する自動給紙装置と、給紙された記録媒体を記録部に送る搬送ローラ対と、複数の記録モードを有する記録装置において、前記記録モードに応じ、前記記録媒体の記録部へのレジストレーションを選択する技術が開示されている。
特許文献5として、記録ヘッドを搭載したキャリッジに搬送ベルトで搬送される用紙を検知する用紙センサを設け、この用紙センサは記録ヘッドによる記録開始位置よりも用紙搬送方向上流側で用紙の先端を検知できるとともに、キャリッジがホーム位置にあるときに記録領域側に位置するように設けた技術が開示されている。
特開2005−305914公報 特開2005−60007公報 特開2000−1230公報 特開2000−351488公報 特開2004−237693公報
しかしながら、上記従来技術には、誤検知することのない用紙の場合に、先端検出のタイミングを早くすることで生産性の低下を防ぐことはできるが、生産性の向上にはつながらない、先端検出位置で端部検出も同時に行うことで検出に要する時間を短縮して生産性を向上させているが、先端検出位置から印刷開始位置へのキャリッジの移動は必要となる等の問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、所定条件の場合にキャリッジの先端検出位置から印刷開始位置への移動をなくすことで、生産性を向上させることができるインクジェット記録装置を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、インクを吐出するノズルを副走査方向に並べたヘッドを色毎に保持するキャリッジの主走査方向への移動と、記録紙の副走査方向への移動を交互に行うことによって画像を形成するインクジェット記録装置であって、前記記録紙を所定の印刷位置まで搬送するための基準として前記記録紙の先端を検出するために前記キャリッジに搭載された光センサと、前記記録紙を所定の印刷位置まで搬送するための基準として前記記録紙の先端を検出する場合、前記キャリッジを先端検出位置へ移動した後に印刷開始位置に移動すると共に、所定条件においては、前記記録紙の先端を検出せずに前記キャリッジを直接に前記印刷開始位置に移動するキャリッジ駆動手段と、を具備することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記所定条件が、前記画像を形成する速度を優先する場合であることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、前記所定条件が、前記記録紙の搬送精度がよいと判断された場合であることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、前記所定条件が、ユーザが設定した場合であることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、前記所定条件が、アプリケーションに設定されている場合であることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、前記所定条件が、前記記録紙の給紙トレイに設定されている場合であることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、前記所定条件が、前記記録紙の紙種に設定されている場合であることを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、前記所定条件が、前記記録紙の用紙サイズに設定されている場合であることを特徴とする。
本発明によれば、先端検出を実施しないことで、キャリッジの先端検出位置から印刷開始位置への移動がなくなり、印刷開始までの時間が短縮できる。これにより、生産性が向上する。
また、本発明によれば、搬送精度がよいと判断できる場合のみ先端検出を実施しないようにすることで、搬送精度の悪いマシンでは先端検出を実施することになり、印刷物の品質低下を防ぐことができる。
また、本発明によれば、ユーザが機能の有効/無効を設定することで、画像品質を重視した印刷の場合と、それほど画像品質を求めないで速度を優先した印刷の場合で先端検出の実施動作を切り替えることができる。
また、本発明によれば、アプリケーション毎に設定することで、例えば、プリンタでは画像品質を重視して印刷することを希望する場合と、コピーでは画像品質より速度を優先して印刷することを希望する場合とで、先端検出の実施動作を切り替えることができる。
また、本発明によれば、搬送精度のよい給紙トレイからの印刷の場合と、搬送精度の悪い給紙トレイからの印刷の場合とで、先端検出の実施動作を切り替えることができる。これにより、搬送精度のよい給紙トレイからの印刷の場合は、先端検出を実施しないことで生産性が向上し、搬送精度の悪い給紙トレイからの印刷の場合は、先端検出を実施することで印刷物の品質低下を防ぐことができる。
また、本発明によれば、高価な用紙(葉書きや厚紙など)に画像品質を重視して印刷する場合と、安価な用紙(普通紙など)にそれほど画像品質を求めないで速度を優先して印刷する場合とで、先端検出の実施動作を切り替えることができる。
また、本発明によれば、すべり等で搬送の遅れが発生する可能性があるため、搬送精度にばらつきが発生しやすいと考えられる大きな用紙サイズの場合と、搬送精度にばらつきが発生しにくい用紙サイズの場合とで、先端検出の実施動作を切り替えることができる。
以下に添付の図を参照してこの発明の実施形態を詳細に説明する。
[実施例]
図1は、本発明によるインクジェット記録装置の一実施形態の概略構成ブロック図である。
本発明によるインクジェット記録装置は、インクを吐出するノズルを副走査方向に並べたヘッドを色毎に保持するキャリッジの主走査方向への移動と、副走査方向への紙送りを交互に行うことによって画像を形成するインクジェット記録装置であり、キャリッジに用紙の先端を検出できる光センサを設け、用紙の先端を光学的に検出して用紙先端が到達したことを検出し、その検出された用紙先端位置を基準として当該用紙を所定の印刷位置まで搬送して給紙精度を向上しているが、所定条件においては、キャリッジに搭載された光センサでの用紙先端検出を実施しないで、用紙を印刷開始位置まで搬送して印刷を開始するようにしている。
これは、用紙先端検出により、給紙位置の精度は向上するが、実際に印刷を開始する場合は、キャリッジを先端検出位置から印刷開始位置に移動する必要があり、その移動の分だけ余分に時間がかかってしまうことになるからである(図2参照)。図2は、印刷開始までのキャリッジの動作説明図である。
従って、本発明によるインクジェット記録装置の第1実施形態においては、上記所定条件として印刷速度を優先して印刷したい場合、キャリッジに搭載されたセンサでの用紙先端検出を実施しないで、用紙を印刷開始位置まで搬送して印刷を開始するようにしている。すなわち、キャリッジ駆動手段が、記録紙を所定の印刷位置まで搬送するための基準として記録紙の先端を検出する場合、キャリッジを先端検出位置へ移動した後に印刷開始位置に移動すると共に、所定条件においては、記録紙の先端を検出せずにキャリッジを直接に印刷開始位置に移動するようにしている。
以下に図面を参照して本発明によるインクジェット記録装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、このインクジェット記録装置は、色ごとのインクノズルを有して主走査方向に移動するキャリッジ1と、キャリッジ1に設けられ、記録紙Pの端部を検知する光学センサ3と、給紙トレイよりの記録紙Pを搬送する搬送ベルト5と、搬送ベルト5を駆動するベルト駆動部7と、キャリッジ1を駆動するキャリッジ駆動部9と、本装置全体を制御するシステムコントローラ11とを有しており、システムコントローラ11は、内部バス13を介して、通信コントローラ15と、プリンタドライバ17と、操作パネル19と、記録紙Pを給紙トレイに収容し、給紙する給紙部21と、網制御部23とに接続され、通信コントローラ15は、パーソナルコンピュータ25に接続されている。
本発明によるインクジェット記録装置の第1実施形態においては、上記所定条件として速度を優先して印刷したい場合、キャリッジ1に搭載された光学センサ3での記録紙の先端検出を実施しないで、記録紙Pを印刷開始位置まで搬送して印刷を開始するようにしている。ここで、速度を優先して印刷したいか否かは、後述するように、ユーザが判断して設定するようにしても良いし、印刷枚数によって設定するようにしても良い。すなわち、キャリッジ駆動部9が、記録紙を所定の印刷位置まで搬送するための基準として記録紙の先端を検出する場合、キャリッジ1を先端検出位置へ移動した後に印刷開始位置に移動すると共に、所定条件においては、記録紙の先端を検出せずにキャリッジ1を直接に印刷開始位置に移動するようにしている。
ここで、光学センサ3での記録紙先端検出を行わずに印刷開始位置を決定する手段について以下に説明する。
この場合、搬送ベルト5を駆動するベルト駆動部7において、搬送ベルト5のベルトモータの入り口のニップ位置からの搬送距離で確定する。すなわち、このベルト駆動部7のベルト搬送機構は、搬送量を検出するためのエンコーダを搭載しており、このエンコーダによる搬送ベルト5の搬送量の検出結果を用いている。また、エンコーダを用いず、ソフトタイマにてベルトモータの駆動時間を制御して、印刷開始位置を決定することも可能である。
また、先端検出を実施しない場合の、記録紙Pを印刷開始位置まで搬送する方法としては、給紙トレイ、もしくは、スキューを補正するためのレジスト部を基準として印刷開始位置まで搬送する方法などが考えられる。
次に、光学センサ3での記録紙先端検出を行わずに印刷開始位置を決定する場合の印刷動作について説明する。
図3は、光学センサ3での記録紙先端検出を行わずに印刷開始位置を決定する場合の印刷動作のフローチャートである。
図3のステップ101に示すように、キャリッジ駆動部9はキャリッジ1を印刷開始位置に移動させて待機状態とし、ステップ103において、記録紙Pを印刷開始位置に搬送し、ステップ105において、印刷開始して印刷動作を行うようになっている。なお、記録紙を所定の印刷位置まで搬送するための基準として記録紙の先端を検出する場合は、キャリッジ駆動部9は、キャリッジ1を先端検出位置へ移動した後に印刷開始位置に移動するようになっている。
次に、光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件について説明する。
図4は、光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件を記録紙の搬送精度とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。
前述した実施形態においては、先端検出を実施しないことで印刷開始までの時間が短縮さる反面、給紙位置(印刷開始時に用紙が搬送されるべき位置)の精度が低下してしまう。給紙位置にばらつきが多いマシンでは想定外の位置から印刷を開始することになるため、印刷物の品質低下になる。
そこで、この実施形態では、給紙位置のばらつきが大きく、搬送精度が悪いと判断された場合は、先端検出を実施して搬送精度を上げ、給紙位置のばらつきが小さく、搬送精度がよいと判断された場合に、先端検出を実施しないようにしている。
ここで、記録紙Pの搬送精度の判断は、記録紙Pの先端検出までの搬送時間から計算できる搬送距離と給紙トレイから先端検出位置までの実際の距離を比較して判断するようにしている。また、印刷物の画像位置などからユーザが判断することなども考えられる。
図4のステップ201において、搬送精度を判断するため、通常の印刷動作を必要な回数繰り返し、ステップ203において、記録紙Pの先端検出までの搬送時間から計算できる搬送距離と給紙トレイから記録紙Pの先端検出位置までの距離を比較し、ステップ205において、その比較結果により搬送精度が良いか否かを判断する。
そして、搬送精度が良いと判断した場合、ステップ207において、記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する機能を有効にし、記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する。一方、搬送精度が良いと判断しない場合、ステップ209において、記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する機能を無効にし、記録紙Pの先端検出を実施した通常の印刷を開始する。
ここで、先端検出までの搬送時間は、CPUタイマを用いたソフトウェアタイマにて測定可能である。また、先端検出までの搬送距離は、線速と時間から算出する。また、給紙トレイから先端検出位置までの距離は、ステッピングモータの駆動量から算出可能である。また、この部分では、ソフトタイマにて時間を計測し、距離を算出することも可能である。
なお、搬送精度の良し悪しについては、給紙トレイと先端検出位置のレイアウト上の距離と、実際に搬送した距離(線速と搬送時間から算出できる)の差がある閾値以下であったら、搬送精度がよいと判断できる。
本実施形態によれば、搬送精度がよいと判断できる場合のみ先端検出を実施しないようにすることで、搬送精度の悪いマシンでは先端検出を実施することになり、印刷物の品質低下を防ぐことができる。
図5は、光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件をユーザの設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。
図5のステップ301において、ユーザの設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっているか否かが判断され、ユーザの設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっている場合、ステップ303において、記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する。そして、ユーザの設定が記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する設定となっている場合、ステップ305において、記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する。
ここで、ユーザによる機能を有効にするか、無効にするかの設定は、ハードスイッチであってもよいし、また、ソフトスイッチであることも考えられる。例えば、管理者による設定にしておくことも考えられるし、ジョブ毎にユーザが指定できるようにすることも考えられる。
本実施形態によれば、ユーザが機能の有効/無効を設定することで、画像品質を重視した印刷の場合と、それほど画像品質を求めないで速度を優先した印刷の場合で先端検出の実施動作を切り替えることができる。
図6は、光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件をアプリケーションの設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。
図6のステップ401において、コピーやプリンタといった印刷時のアプリケーションの設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっているか否かが判断され、アプリケーションの設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっている場合、ステップ403において、記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する。そして、アプリケーションの設定が記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する設定となっている場合、ステップ405において、記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する。
ここで、アプリケーションとしては、モノクロ印刷かカラー印刷かで、先端検出をせずに印刷を開始する機能を有効にするか、無効にするかを設定することなども考えられる。
本実施形態によれば、アプリケーション毎に設定することで、例えば、プリンタでは画像品質を重視して印刷することを希望する場合と、コピーでは画像品質より速度を優先して印刷することを希望する場合とで、先端検出の実施動作を切り替えることができる。
図7は、光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件を給紙トレイの設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。
図7のステップ501において、給紙トレイの設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっているか否かが判断され、給紙トレイの設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっている場合、ステップ503において、記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する。そして、給紙トレイの設定が記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する設定となっている場合、ステップ505において、記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する。
ここで、比較的搬送精度のよい本体給紙トレイからの印刷の場合は、先端検出をせずに印刷を開始する機能を有効に設定しておき、あまり搬送精度のよくない手差しトレイからの印刷の場合は、先端検出をせずに印刷を開始する機能を無効に設定することなどが考えられる。
本実施形態によれば、搬送精度のよい給紙トレイからの印刷の場合と、搬送精度の悪い給紙トレイからの印刷の場合とで、先端検出の実施動作を切り替えることができる。これにより、搬送精度のよい給紙トレイからの印刷の場合は、先端検出を実施しないことで生産性が向上し、搬送精度の悪い給紙トレイからの印刷の場合は、先端検出を実施することで印刷物の品質低下を防ぐことができる。
図8は、光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件を紙種の設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。
図8のステップ601において、紙種の設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっているか否かが判断され、紙種の設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっている場合、ステップ603において、記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する。そして、紙種の設定が記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する設定となっている場合、ステップ605において、記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する。
本実施形態によれば、高価な用紙(葉書きや厚紙など)に画像品質を重視して印刷する場合と、安価な用紙(普通紙など)にそれほど画像品質を求めないで速度を優先して印刷する場合とで、先端検出の実施動作を切り替えることができる。
図9は、光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件を用紙サイズの設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。
図9のステップ701において、用紙サイズの設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっているか否かが判断され、用紙サイズの設定が記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する設定となっている場合、ステップ703において、記録紙Pの先端検出を実施せずに印刷を開始する。そして、用紙サイズの設定が記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する設定となっている場合、ステップ705において、記録紙Pの先端検出を実施して印刷を開始する。
本実施形態によれば、すべり等で搬送の遅れが発生する可能性があるため、搬送精度にばらつきが発生しやすいと考えられる大きな用紙サイズの場合と、搬送精度にばらつきが発生しにくい用紙サイズの場合とで、先端検出の実施動作を切り替えることができる。
本発明によるインクジェット記録装置の一実施形態の概略構成ブロック図である。 印刷開始までのキャリッジの動作説明図である。 光学センサ3での記録紙先端検出を行わずに印刷開始位置を決定する場合の印刷動作のフローチャートである。 光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件を記録紙の搬送精度とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。 光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件をユーザの設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。 光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件をアプリケーションの設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。 光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件を給紙トレイの設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。 光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件を紙種の設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。 光センサでの用紙先端検出を実施しない場合の所定条件を用紙サイズの設定とした場合の実施形態の判断動作のフローチャートである。
符号の説明
P…記録紙、1…キャリッジ、3…光学センサ、5…搬送ベルト、7…ベルト駆動部、9…キャリッジ駆動部、11…システムコントローラ、13…内部バス、15…通信コントローラ、17…プリンタドライバ、19…操作パネル、21…給紙部、23…網制御部、25…パーソナルコンピュータ

Claims (8)

  1. インクを吐出するノズルを副走査方向に並べたヘッドを色毎に保持するキャリッジの主走査方向への移動と、記録紙の副走査方向への移動を交互に行うことによって画像を形成するインクジェット記録装置であって、
    前記記録紙を所定の印刷位置まで搬送するための基準として前記記録紙の先端を検出するために前記キャリッジに搭載された光センサと、前記記録紙を所定の印刷位置まで搬送するための基準として前記記録紙の先端を検出する場合、前記キャリッジを先端検出位置へ移動した後に印刷開始位置に移動すると共に、所定条件においては、前記記録紙の先端を検出せずに前記キャリッジを直接に前記印刷開始位置に移動するキャリッジ駆動手段と、を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記所定条件が、前記画像を形成する速度を優先する場合であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記所定条件が、前記記録紙の搬送精度がよいと判断された場合であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記所定条件が、ユーザが設定した場合であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記所定条件が、アプリケーションに設定されている場合であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記所定条件が、前記記録紙の給紙トレイに設定されている場合であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記所定条件が、前記記録紙の紙種に設定されている場合であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記所定条件が、前記記録紙の用紙サイズに設定されている場合であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
JP2006182640A 2006-06-30 2006-06-30 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP4733575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182640A JP4733575B2 (ja) 2006-06-30 2006-06-30 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182640A JP4733575B2 (ja) 2006-06-30 2006-06-30 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008006793A JP2008006793A (ja) 2008-01-17
JP4733575B2 true JP4733575B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=39065413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006182640A Expired - Fee Related JP4733575B2 (ja) 2006-06-30 2006-06-30 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4733575B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9254696B2 (en) 2014-03-31 2016-02-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording apparatus

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5577774B2 (ja) * 2010-03-16 2014-08-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP2014162057A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、制御方法、及びプログラム
JP6881359B2 (ja) 2018-03-14 2021-06-02 ブラザー工業株式会社 印刷装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004136453A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Seiko Epson Corp 記録装置、記録方法、プログラム及びコンピュータシステム
JP3753126B2 (ja) * 2002-11-29 2006-03-08 ブラザー工業株式会社 媒体端部検出装置及び画像形成装置
JP2004237693A (ja) * 2003-02-10 2004-08-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004351837A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4052202B2 (ja) * 2003-08-11 2008-02-27 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2005238557A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Seiko Epson Corp シリアルプリンタ及びシリアルプリンタの印刷開始方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9254696B2 (en) 2014-03-31 2016-02-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording apparatus
US9573396B2 (en) 2014-03-31 2017-02-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording apparatus
US9956791B2 (en) 2014-03-31 2018-05-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording apparatus
US10328723B2 (en) 2014-03-31 2019-06-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008006793A (ja) 2008-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4827634B2 (ja) 搬送装置及び記録装置
JP4502004B2 (ja) 記録装置における媒体給送方法及び記録装置
US7878723B2 (en) Printing apparatus and method of controlling transport of print media for continuous printing
US8538309B2 (en) Printing apparatus
JP4483941B2 (ja) 記録装置における媒体給送方法及び記録装置
JP5121223B2 (ja) 記録装置および記録方法
JP5246211B2 (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP2009155038A (ja) 記録装置における媒体給送方法及び記録装置
JP4733575B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2008087203A (ja) 印刷装置および印刷媒体の連続搬送制御方法
US20210354483A1 (en) Printing apparatus and conveyance control method thereof
JP4525656B2 (ja) 印刷装置
JP2011073841A (ja) 画像形成装置
US20050163552A1 (en) Printing method and image forming apparatus for performing the same
US9120333B2 (en) Printing apparatus and control method
JP2007326235A (ja) インクジェットプリンタ及び画像形成装置
JP4241796B2 (ja) 印刷装置および連続搬送中の用紙サイズ不一致検出時に印刷を中断する印刷方法
US11838463B2 (en) Printing apparatus and method for controlling printing apparatus
US20180072075A1 (en) Serial-type recording apparatus
JP2008056418A (ja) 印刷装置および印刷媒体の連続搬送制御方法
US8205870B2 (en) Paper feeding device and program for controlling the same
JP5821441B2 (ja) 画像形成装置
JP5049700B2 (ja) 記録装置
US20230234803A1 (en) Printing apparatus
US20230202214A1 (en) Printing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110422

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees