JP5246211B2 - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の搬送ローラ対により順次被記録媒体が挟持されて搬送され、搬送が間欠されている間に画像記録が行われる画像記録装置及び画像記録方法に関する。
従来より、被記録媒体を間欠して搬送しながら画像記録を行う画像記録装置として、インクジェット方式のプリンタが知られている。このプリンタにおいては、対向配置された複数の搬送ローラ対に順次狭持されながら記録用紙が搬送される。画像記録がされる際には、搬送ローラ対が所定の搬送量毎に間欠して駆動し、記録用紙が停止している間に、記録ヘッドが記録用紙に対して移動されてインク滴が噴出される。記録ヘッドから選択的に噴出されたインク滴が記録用紙に着弾して所望の画像を形成する。この間欠搬送と画像記録とが繰り返されることにより、記録用紙に対して画像記録が行われる。
搬送ローラ対による記録用紙の搬送において、ローラの偏芯や記録用紙が搬送ローラ対を抜けるときの挙動の不安定さに基づく搬送精度の低下が知られている。これに対して、記録用紙の後端が搬送ローラ対を抜けるときの不安定さに起因する搬送精度の低下を抑制するために、そのときの搬送量の誤差を補正値により補正する方法が知られている(特許文献1)。また、サーボモータに対して、記録用紙の後端が搬送ローラ対を抜けるときに飛びが生じないようトルクを与えることが知られている(特許文献2)。また、駆動源に対して駆動補正を行って、記録用紙の後端が搬送ローラ対を抜けたか否かに応じた駆動源の制御を行うことが知られている(特許文献3)。
特開2010−46994号公報 特開2002−96512号公報 特開2006−102967号公報
前述された各特許文献に開示された技術は、記録用紙の後端が特定の搬送ローラ対を抜けたか否かを検知することが前提となる。しかしながら、記録用紙の端を検出するために汎用されているメカニカルセンサには、数ミリメートル程度の検知誤差が生じることが通常なので、従来の画像記録装置の構成において、記録用紙の後端が特定の搬送ローラ対を抜けたか否かを正確に検知することは難しい。したがって、記録用紙の搬送速度を遅くしたり、精度のよい他のセンサを設けたりすることによって、記録用紙の後端の検知精度が高めることが必要となる。しかし、検知精度を高めるためには、記録速度の低下やコストアップなどの弊害を伴うという問題が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、複数の搬送ローラ対により被記録媒体が間欠搬送されるときに、簡易且つ低コストに、搬送精度を維持する手段を提供することを目的とする。
本発明に係る画像記録装置は、被記録媒体が第1向きに搬送される搬送路と、上記搬送路に設けられており、被記録媒体を挟持して第1向きへ間欠して搬送可能な第1搬送ローラ対と、上記搬送路において上記第1搬送ローラ対より第1向きの下流側に設けられており、少なくとも上記第1搬送ローラ対と共に被記録媒体を間欠して搬送可能な第2搬送ローラ対と、上記搬送路において上記第2搬送ローラ対より第1向きの下流側に設けられており、少なくとも上記第1搬送ローラ対及び上記第2搬送ローラ対と共に被記録媒体を間欠して搬送可能な第3搬送ローラ対と、上記搬送路において上記第2搬送ローラ対より第1向きの下流側であって、かつ上記第3搬送ローラ対より第1向きの上流側に設けられており、被記録媒体の搬送が停止されている間に被記録媒体に画像記録を行う記録部と、上記搬送路に設けられており、被記録媒体の端を検知する検知部と、上記検知部の検知信号に基づいて被記録媒体の位置を判断し、当該被記録媒体の位置に応じて、上記第1搬送ローラ対、上記第2搬送ローラ対及び上記第3搬送ローラ対による被記録媒体の搬送量を制御する制御部と、搬送が停止するまでの1回の搬送における理想搬送量に対する補正量であって、上記第1搬送ローラ対、上記第2搬送ローラ対及び上記第3搬送ローラ対により被記録媒体を搬送する第1搬送状態に対応した第1補正量、上記第2搬送ローラ対及び上記第3搬送ローラ対により被記録媒体を搬送する第2搬送状態に対応した第2搬送量、並びに上記第3搬送ローラ対により被記録媒体を搬送する第3搬送状態に対応した第3補正量をそれぞれ記憶する記憶部と、を具備する。上記制御部は、上記第1搬送状態において上記第1補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出し、上記第2搬送状態において上記第2補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出し、上記第3搬送状態において上記第3補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出し、搬送が停止するまでの1回の搬送において、上記第1搬送状態から上記第2搬送状態へ変化すると判断したとき、及び上記第2搬送状態から上記第3搬送状態へ変化すると判断したときは、上記第2補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出する。
記録部に対する被記録媒体の搬送量の精度に最も影響を与えるローラ対は第2搬送ローラ対である。第1搬送ローラ対は、主に第2搬送ローラ対へ被記録媒体を搬送する力を付与することを目的とするものであるから、第2搬送ローラ対ほどに偏芯などに対する精度が求められるものではない。また、第3搬送ローラ対は、画像記録がされた被記録媒体を挟持するため、被記録媒体の記録面に対してローラ面を強く押し当てることができないので、第2搬送ローラ対ほどに強く被記録媒体を挟持して搬送することができないからである。したがって、制御部としては、第2搬送ローラ対の回転量を監視して搬送量を制御する構成が採用され得る。また、この構成において、各搬送ローラ対の偏芯や組み付け誤差による搬送量の変動は、理想搬送量に対する補正によって解消される。各搬送状態における補正量では、第1補正量、第2補正量及び第3補正量のうち、第2補正量が最も小さな補正量となり得る。搬送が間欠する間の1回の搬送において被記録媒体の搬送状態が変化するときに、最も小さな第2補正量を採用することにより、正確に被記録媒体の端の位置を把握して、被記録媒体の飛びなどの対応した特別な補正をしなくとも、被記録媒体の飛びなどによる搬送精度の低下を抑制することができる。
本発明は、搬送路において被記録媒体が搬送される第1向きの上流側から第1搬送ローラ対、第2搬送ローラ対、第3搬送ローラ対が配置されており、第1搬送ローラ対、第2搬送ローラ対及び第3搬送ローラ対により被記録媒体を間欠して搬送する第1搬送状態、並びに第2搬送ローラ対及び第3搬送ローラ対により被記録媒体を間欠して搬送する第2搬送状態、及び上記第3搬送ローラ対により被記録媒体を搬送する第3搬送状態に順次変化しながら、搬送が停止している間に、第2搬送ローラ対より第1向きの下流側であって、かつ第3搬送ローラ対より第1向きの上流側に設けられた記録部により被記録媒体に画像記録を行う画像記録方法であって、搬送が停止するまでの1回の搬送量における理想搬送量に対して、第1搬送状態に対応した第1補正量、第2搬送状態に対応した第2補正量、及び第3搬送状態に対応した第3補正量の基づいて理想搬送量をそれぞれ補正して被記録媒体の搬送量を算出し、搬送が停止するまでの1回の搬送において、上記第1搬送状態から上記第2搬送状態へ変化すると判断したとき、及び上記第2搬送状態から上記第3搬送状態へ変化すると判断したときは第2補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出する画像記録方法として捉えられてもよい。
本発明によれば、複数の搬送ローラ対により第1搬送状態、第2搬送状態、第3搬送状態に順次搬送状態が変化しながら被記録媒体が間欠搬送され、その搬送状態が切り替わるときに、第1搬送ローラ対、第2搬送ローラ対及び第3搬送ローラにより被記録媒体が搬送される第2搬送状態における第2補正量に基づいて搬送量が算出されるので、簡易且つ低コストに、搬送精度を維持することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機10の外観構成を示す斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を示す模式図である。 図3は、制御部70の構成を示すブロック図である。 図4は、画像記録動作を示すフローチャート図である。 図5は、画像記録動作を示すフローチャート図である。 図6は、搬送状態H1を示す模式図である。 図7は、搬送状態H1を示す模式図である。 図8は、搬送状態H2を示す模式図である。 図9は、搬送状態H3を示す模式図である。 図10は、テストパターン95を示す模式図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[複合機10の概略構成]
図1に示されるように、複合機10は、プリンタ部11とスキャナ部12を一体的に備え、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。プリンタ部11が請求項にかかる画像記録装置に相当する。なお、プリンタ部11以外の機能は任意であり、例えば、スキャナ部12がなく、スキャン機能やコピー機能を有しない単機能のプリンタとして本発明にかかる画像記録装置が実施されてもよい。
複合機10には、下側にプリンタ部11が配置され、上側にスキャナ部12が配置されている。プリンタ部11は、主にコンピュータなどの外部情報機器と接続されて、外部情報機器から送信された画像データや文書データを含む印刷データに基づいて、被記録媒体に画像や文字を記録する。スキャナ部12は、所謂フラットベッドスキャナである。
複合機10は、高さ(矢印102)より横幅(矢印101)及び奥行き(矢印103)が大きい幅広薄型の概ね直方体の外形である。プリンタ部11は、正面に開口13が設けられている。開口13の内部には、給紙トレイ15及び排紙トレイ16が設けられている。給紙トレイ15に収容された記録用紙が、プリンタ部11の内部へ給送されて所望の画像が記録され、画像記録後の記録用紙が排紙トレイ16へ排出される。
複合機10の正面上部には、操作パネル14が設けられている。操作パネル14において、プリンタ部11及びスキャナ部12に所望の動作をさせるための所定の入力が行われる。操作パネル14は、入力を行うための複数のボタンや、複合機10の状態やエラー表示などを行うためのディプレイを有する。なお、複合機10に外部情報機器が接続されていると、外部情報機器からプリンタドライバやスキャナドライバなどの通信ソフトを通じて送信される指示に基づいても、複合機10は動作する。
[プリンタ部11]
図2に示されるように、複合機10の最も底側に給紙トレイ15が設けられている。排紙トレイ16は、給紙トレイ15の上側に上下二段に配置されている。給紙トレイ15と排紙トレイ16とは、用紙搬送路23によって記録用紙などの被記録媒体が搬送可能に連続されている。給紙トレイ15に収容された記録用紙は、搬送路23により下方から上方へUターンするように案内されて記録部24へ搬送され、記録部24により画像記録が行われた後、排紙トレイ16へ排出される。なお、図1においては、給紙トレイ15の下方にセカンドトレイ17が設けられているが、セカンドトレイ17は任意の構成なので、ここでは詳細な説明が省略される。
給紙トレイ15は上側が開口された容器形状であり、その内部空間に、記録用紙などのシート形状の被記録媒体が積層状態で収容される。給紙トレイ15には、例えば、A3サイズ以下のA4サイズ、B5サイズ、はがきサイズ等の各種サイズの記録用紙が収容可能である。
排紙トレイ16は、トレイ形状であり、その上面に記録用紙が排出される。排紙トレイ16は、奥行き方向(矢印103)において給紙トレイ15より装置正面側に配置されている。したがって、装置奥部側においては、給紙トレイ15の上側に排紙トレイ16は存在しない。
給紙トレイ15の装置奥部側には、給紙ローラ25が設けられている。給紙ローラ25は、給紙トレイ15に積載された記録用紙を搬送路23へ供給する。給紙ローラ25は、ASFモータ83(図3参照)から駆動伝達されて回転する。給紙ローラ25は、給紙アーム26の先端に回転可能に支持されている。給紙アーム26は、給紙ローラ25側を回動先端として回動可能であり、この回動により、給紙ローラ25が給紙トレイ15に接離する方向へ上下動する。給紙アーム26は、給紙ローラ25の重量又はバネなどに付勢されて下側へ回動されており、給紙トレイ15に収容された記録用紙の量に応じて上側へ移動する。これにより、給紙ローラ25が給紙トレイ15における最上位置の記録用紙に接触する。その状態で給紙ローラ25が回転されると、給紙ローラ25のローラ面と記録用紙との間の摩擦力により、最上位置の記録用紙90が搬送路23へ送り出される。
搬送路23は、給紙トレイ15の装置奥部側から上方へ延び、続いて装置正面側へ湾曲して、複合機10の背面側から正面側へ(矢印103)へ延び、記録部24を経て排紙トレイ16へ通じている。図2には示されていないが、搬送路23は、記録部24などが配設されている箇所以外は、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とから構成されている。
図2に示されるように、記録部24は、主として、キャリッジ38、記録ヘッド39、及びプラテン42により構成されている。搬送路23において、搬送ローラ60と排紙ローラ62との間において、搬送路23の上下にキャリッジ38及びプラテン42が配置されている。キャリッジ38は、インクジェット方式の記録ヘッド39を搭載する。キャリッジ38は、CRモータ79(図3参照)から駆動伝達されて、搬送路23の上側において、搬送向き104と直交する水平方向(図2における紙面に垂直な方向)へ往復動する。同図には現れていないが、記録ヘッド39には、複合機10内において記録ヘッド39と独立して配置されたインクカートリッジからインクチューブを通じてシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の各色インクが供給される。
搬送路23の下側には、記録ヘッド39と対向してプラテン42が配設されている。プラテン42は、キャリッジ38が往復動する範囲のうち、記録用紙90が通過する中央部分に渡って配設されている。プラテン42の幅は、プリンタ部11において使用可能な記録用紙の最大幅より十分に幅広である。プラテン42の上面に支持された記録用紙90は、記録ヘッド39との距離が一定に保持される。
後述されるように、画像記録が行われるときには、中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が間欠して駆動される。そして、中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が停止されている間にキャリッジ38が往復動される。このキャリッジ38の往復動の間に、記録ヘッド39の複数のノズルから各色インクが微小なインク滴として選択的に噴出される。記録ヘッド39のノズルから噴出されたインク滴は、プラテン42上に停止された記録用紙90に着弾する。
記録部24より搬送向き104の上流側には、一対の中間ローラ58及びピンチローラ59が設けられている。中間ローラ58は、搬送路23の湾曲外側に配置されており、ピンチローラ59は湾曲内側に配置されている。ピンチローラ59は、中間ローラ58に対して接離可能に設けられており、バネなどの弾性部材に付勢されて中間ローラ58に圧接されている。中間ローラ58は、ASFモータ83(図3参照)から駆動伝達されて回転する。中間ローラ58の回転は、後述される搬送ローラ60の回転と同期されている。記録用紙90は、中間ローラ58とピンチローラ59との間に狭持された状態で、中間ローラ58の回転により搬送向き104へ搬送される。このとき、ピンチローラ59は、記録用紙90の搬送に伴って回転する。中間ローラ58及びピンチローラ59が請求項における第1搬送ローラ対に相当する。
中間ローラ58より搬送向き104の下流側であって記録部24より搬送向き104の上流側には、一対の搬送ローラ60及びピンチローラ61が設けられている。搬送ローラ60は、搬送路23の上側に配置されており、ピンチローラ61は搬送路23の下側に配置されている。ピンチローラ61は、搬送ローラ60に対して接離可能に設けられており、バネなどの弾性部材に付勢されて搬送ローラ60に圧接されている。搬送ローラ60は、LFモータ77(図3参照)から駆動伝達されて回転する。記録用紙90は、搬送ローラ60とピンチローラ61との間に狭持された状態で、搬送ローラ60の回転により搬送向き104へ搬送される。このとき、ピンチローラ61は、記録用紙90の搬送に伴って回転する。搬送ローラ60及びピンチローラ61が請求項における第2搬送ローラ対に相当する。
図2に示されるように、搬送ローラ60には、ロータリーエンコーダ65が設けられている。このロータリーエンコーダ65は、搬送ローラ60と同軸に設けられて搬送ローラ60と共に回転するエンコーダディスク66と透過型の光学センサ67とからなる。エンコーダディスク66には、その円周方向に一定間隔で透過部と非透過部とが交互に配置されている。同図には詳細に示されていないが、光学センサ67は、エンコーダディスク66へ光を照射する発光素子と、エンコーダディスク66を介して発光素子と対向配置されて発光素子からの光を受光する受光素子とを具備する。搬送ローラ60と共にエンコーダディスク66が回転すると、光学センサ67の発光素子から照射された光がエンコーダディスク66の非透過部により一定間隔で遮られる。受光素子は、受光した光強度の強弱に応じた電気的なパルス信号を発信する。このパルス信号に基づいて搬送ローラ60の回転量が判定される。
記録部24より搬送向き104の下流側には、一対の排紙ローラ62及び拍車63が設けられている。排紙ローラ62は搬送路23の下側に配置されており、拍車63は搬送路23の上側に配置されている。拍車63は、排紙ローラ62に対して接離可能に設けられており、バネなどの弾性部材に付勢されて排紙ローラ62に圧接されている。排紙ローラ62は、LFモータ77(図3参照)から駆動伝達されて回転する。この排紙ローラ62の回転は、前述された搬送ローラ60の回転と同期されている。排紙ローラ62及び拍車63は、記録済みの記録用紙90を狭持して排紙トレイ16へ搬送する。排紙ローラ62及び拍車63が請求項における第3搬送ローラ対に相当する。
画像記録に際して、中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62は、間欠駆動される。間欠駆動とは、所定の目標搬送量に相当する回転量だけ、中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が連続して駆動され、目標搬送量に到達すると所定時間だけ回転が停止される。目標搬送量は、記録すべき画像の解像度によって変動され、例えば、インタレース方式で画像記録を行う場合には、中程度の解像度である通常モードの画像記録より高解像度のファインモードの画像記録の方が目標搬送量が少なく設定されることが一般的である。
なお、画像記録を行っていない間においては、中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62は間欠駆動される必要はない。したがって、画像記録前の給紙の際や、画像記録後の排紙の際には、中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62は連続して回転されてよい。
図2に示されるように、搬送路23における中間ローラ58の上流側には、レジストセンサ43が設けられている。レジストセンサ43は、搬送路23を通過する記録用紙90の有無を検出するものである。同図には詳細に現れていないが、レジストセンサ44はメカニカルセンサであり、搬送路23に出没可能に設けられた検出子の動作を光学センサにより検出する。レジストセンサ43の検出子は、記録用紙90が当接しない状態では搬送路23へ突出しており、記録用紙90が当接すると搬送路23から退避される。この検出子の出没が光学センサにより検知されてオン/オフの電気信号として出力される。したがって、レジストセンサ43が設けられた位置に記録用紙90が無い場合はレジストセンサ43からオフが出力され、記録用紙90が存在する場合はレジストセンサ43からオンが出力される。このレジストセンサ43からのオン/オフの変化によって、記録用紙90の先端又は後端がレジストセンサ43が設けられた位置に到達したか否かが判断される。
図2に示されるように、搬送路23における搬送ローラ60の上流側には、レジストセンサ44が設けられている。レジストセンサ44は、搬送路23を通過する記録用紙90の有無を検出するものである。レジストセンサ44の構成は、レジストセンサ43の構成と同様なので詳細な説明は省略される。レジストセンサ44が設けられた位置に記録用紙90が無い場合はレジストセンサ44からオフが出力され、記録用紙90が存在する場合はレジストセンサ44からオンが出力される。このレジストセンサ44からのオン/オフの変化によって、記録用紙90の先端又は後端がレジストセンサ44が設けられた位置に到達したか否かが判断される。
[制御部70]
以下に、複合機10の制御部70の構成が説明される。制御部70は、プリンタ部11の動作だけでなくスキャナ部12の動作をも制御するものであるが、本発明においてはスキャナ部12は任意の構成なので、本明細書ではスキャナ部12の動作に関する構成の説明が省略される。
図3に示されるように、制御部70は、CPU(Central Processing Unit)71,ROM(Read Only Memory)72,RAM(Random Access Memory)73を主として構成されており、バス75及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)76を介して、センサや、スキャナ部12、操作パネル14などとデータを送受信可能に接続されている。RAM73が、請求項における解像度情報保持部として機能する。また、操作パネル14が、請求項における解像度受付部として機能する。
ROM72には、複合機10の各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。このプログラムの一つが、中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62による理想搬送量を補正量に基づいて補正して目標搬送量を算出するものである。また、補正量ε1〜4は、ROM72に格納されている。ROM72が、請求項における記憶部として機能する。
RAM73は、CPU71が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記録する記憶領域又は作業領域として使用される。
ASIC76は、CPU71からの指令に従い、ASFモータ83に通電するPWM信号等を生成して、該信号をASFモータ83の駆動回路84に付与する。駆動回路84を介して駆動信号がASFモータ83に通電されることにより、制御部70によるASFモータ83の回転制御が行われる。
駆動回路84は、給紙ローラ25及び中間ローラ58へ駆動伝達するASFモータ83を駆動させるものである。駆動回路84は、ASIC76からの出力信号を受けて、ASFモータ83を回転するための電気信号を形成する。該電気信号を受けてASFモータ83が回転する。ASFモータ83の回転がギアや駆動軸等からなる周知の駆動機構を介して、給紙ローラ25及び中間ローラ58へ伝達される。
ASIC76は、CPU71からの指令に従い、LFモータ77に通電するPWM信号等を生成して、該信号をLFモータ77の駆動回路78に付与する。駆動回路78を介して駆動信号がLFモータ77に通電されることにより、制御部70によるLFモータ77の回転制御が行われる。
駆動回路78は、搬送ローラ60及び排紙ローラ62へ駆動伝達するLFモータ77を駆動させるものである。駆動回路78は、ASIC76からの出力信号を受けて、LFモータ77を回転するための電気信号を形成する。該電気信号を受けてLFモータ77が回転する。LFモータ77の回転がギアや駆動軸等からなる周知の駆動機構を介して、搬送ローラ60及び排紙ローラ62へ伝達される。
ASIC76は、CPU71からの指令に従い、CRモータ79に通電するPWM信号等を生成して、該信号をCRモータ79の駆動回路80に付与する。駆動回路80を介して駆動信号がCRモータ79に通電されることにより、制御部70によるCRモータ79の回転制御が行われる。
駆動回路80は、キャリッジ38へ駆動伝達するCRモータ79を駆動させるものである。駆動回路80は、ASIC76からの出力信号を受けて、CRモータ79を回転するための電気信号を形成する。該電気信号を受けてCRモータ79が回転する。CRモータ79の回転がベルト駆動機構を介してキャリッジ38へ伝達されことにより、キャリッジ38がスライドされる。
駆動回路81は、記録ヘッド39から所定のタイミングで各色インクを記録用紙90に対して選択的に吐出させるものである。CPU71から出力される駆動制御手順に基づいてASIC76が出力信号を生成する。駆動回路81は、この出力信号を受けて、記録ヘッド39を駆動制御する。
ASIC76には、レジストセンサ43,44が接続されている。レジストセンサ43,44の検知信号は、ASIC76、バス75を介してRAM63に記憶される。CPU71は、ROM62に格納されたプログラムに基づいて、該検知信号を解析して搬送路23における記録用紙90の先端及び後端の位置を判断する。CPU71は、先端及び後端が検出されたタイミングと、搬送ローラ60の搬送量に基づいて記録用紙90の先端及び後端の位置を判定する。
また、ASIC76には、操作パネル14が接続されている。操作パネル14において入力されたプリンタ部11の動作指示や記録用紙90のサイズ、記録画像の解像度、記録用紙90における余白は、ASIC76及びバス75を通じてRAM73にサイズ情報、解像度情報、余白情報として格納される。
また、ASIC76には、インタフェース(I/F)82が接続されている。インタフェース82を介して制御部70は、外部情報機器とデータを送受信することができる。外部情報機器とは、例えば、プリンタドライバがインストールされたコンピュータなどである。この外部情報機器は、請求項における解像度受付部として機能する。つまり、プリンタ部11を動作する際に入力されるサイズ、解像度、余白は、操作パネル14から入力されても外部情報機器のプリンタドライバから入力されてもよい。その場合、外部情報機器が有するRAMが、請求項における解像度情報保持部として機能する。
[プリンタ部11の動作]
以下に、プリンタ部11による画像記録が説明される。なお、以下の説明においては、複合機10に外部情報機器が接続されており、記録用紙90のサイズ、記録画像の解像度、記録用紙90における余白は、外部情報機器にインストールされたプリンタドライバへ入力されるものとする。なお、ここでは説明がされないが、複合機10の操作パネル14に記録用紙90のサイズ、記録画像の解像度、記録用紙90における余白が入力されてもよいことは言うまでもない。
プリンタドライバへ印刷開始が入力されるに先だって、外部情報機器に表示された入力画面に、記録用紙90のサイズ、記録画像の解像度、記録用紙90における余白が入力される。外部情報機器は、入力された記録用紙90のサイズ、記録画像の解像度、記録用紙90における余白を、それぞれサイズ情報、解像度情報、余白情報としてRAMに格納する。なお、後述の説明では、サイズ情報、解像度情報、及び余白情報を含む情報をドライバ設定情報と総称することがある。
記録用紙90のサイズは、例えば日本工業規格で定められたA4サイズ、B5サイズなどである。解像度は、例えば600dpi、1200dpi、2400dpiなどである。余白は、記録用紙90の先端側、後端側、両端側が設定可能である。この余白Uは例えばミリメートル単位で表される。
プリンタドライバへ印刷開始が入力されると、プリンタドライバは、ドライバ設定情報より記録用紙全長Lを取得する。外部情報機器のRAMには、A4サイズなどのサイズ情報が格納されているので、このサイズに基づいて記録用紙全長Lが求められる。例えば、サイズ情報がA4サイズであれば、記録用紙全長Lは297mmである。
つづいて、プリンタドライバは、ドライバ設定情報より解像度を取得する。そして、取得した解像度より理想搬送量F(k)を算出する。記録ヘッド39には、搬送向き104へ所定のピッチで複数のノズルが配置されているので、そのノズルのピッチに基づく固有の解像度を有する。この記録ヘッド39固有の解像度に対して、ドライバ設定情報の解像度を達成するために、理想搬送量F(k)が設定される。このような理想搬送量F(k)は、入力可能な複数の解像度に対応して予め定められたルックアップテーブルとして外部情報機器のRAMに格納されている。なお、kは間欠搬送する回数を示すものである。また、本実施形態において各理想搬送量F(k)は一定であるが、各理想搬送量F(k)は必ずしも一定でなくてもよい。
記録用紙90の記録用紙全長L及び理想搬送量F(k)は、プリンタドライバから複合機10の制御部70へ転送される。また、プリンタドライバは、外部情報機器にインストールされたアプリケーションソフトから得た画像データを印刷データとして複合機10の制御部70へ転送する。記録用紙全長L、理想搬送量F(k)、及び印刷データの転送を受けた複合機10の制御部70は、これらをRAM73に格納する。
制御部70は、ROM72から理想搬送量F(k)に対応した補正量ε1〜ε4を取得する(図4:S1)。補正量ε1〜ε4は、理想搬送量F(k)に対して、中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62の偏芯や真円度、記録ヘッド39のノズルピッチの誤差などにより生ずる理想搬送量F(k)とのズレである。補正量ε1〜ε4は、複合機10の個体毎にテストパターンを画像記録させ、その結果に基づいて設定される。また、補正量ε1〜ε4は、記録用紙90の搬送状態に対応して、つまり、記録用紙90が中間ローラ58、搬送ローラ60及び排紙ローラ62のいずれにより搬送されるかに対応して設定されている。補正量ε1〜ε4の設定方法は、後述される。
制御部70は、ASFモータ83を駆動させて給紙ローラ25及び中間ローラ58を回転し、給紙トレイ15に貯えられている記録用紙から最上位の1枚の記録用紙90を搬送路23へ送り出す。この記録用紙90は搬送路23を搬送向き104へ搬送されて、その先端がレジセンサ43へ到達する。レジセンサ43が記録用紙90の先端を検知すると、レジセンサ43が発信する信号がオフからオンへ変わる。この信号の変化から所定時間が経過すると、記録用紙90の先端が中間ローラ58及びピンチローラ59の狭持位置へ到達する。したがって、制御部70は、レジセンサ43の信号の変化と経過時間に基づいて記録用紙90の先端が中間ローラ58及びピンチローラ59の狭持位置へ到達したことを判定する。
中間ローラ58及びピンチローラ59に挟持された記録用紙90は、搬送路23を搬送向き104へさらに搬送されて、その先端がレジセンサ44へ到達する。レジセンサ44が記録用紙90の先端を検知すると、レジセンサ44が発信する信号がオフからオンへ変わる。この信号の変化から所定時間が経過すると、記録用紙90の先端が搬送ローラ60及びピンチローラ61の狭持位置へ到達する。したがって、制御部70は、レジセンサ44の信号の変化と経過時間に基づいて記録用紙90の先端が搬送ローラ60及びピンチローラ61の狭持位置へ到達したことを判定する。
記録用紙90の先端が搬送ローラ60及びピンチローラ61の狭持位置へ到達したときに、搬送ローラ60は回転していない。したがって、記録用紙90は、その先端を搬送ローラ60のローラ面又はピンチローラ61のローラ面に当接して撓む。これにより、搬送路23における記録用紙90の斜行が矯正される。その後、制御部70はLFモータ77を駆動させて搬送ローラ60を回転させる。LFモータ77の回転とASFモータ83の回転とは同期されており、搬送ローラ60の周速度と中間ローラ58の周速度とはほぼ同等に設定されている。なお、搬送ローラ60の周速度及び中間ローラ58の周速度は、減速比やローラ径などにより設定され得る。これにより、記録用紙90の先端が搬送ローラ60及びピンチローラ61に狭持される。制御部70は、記録用紙90が中間ローラ58及びピンチローラ59に挟持され、かつ搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持された状態を搬送状態H1と把握する。
制御部70は、搬送ローラ60を回転し始めてからの回転量をロータリーエンコーダ65のパルス信号に基づいて把握する。これにより、制御部70は、記録用紙90の先端の位置を判定する。制御部70は、中間ローラ58及び搬送ローラ60を回転させて、記録用紙90の先端がプラテン42上の画像記録開始位置へ到達するまで記録用紙90を連続して搬送し、その後、中間ローラ58及び搬送ローラ60を停止する。これにより、図6に示されるように、記録用紙90の先端側の所定箇所が、記録ヘッド39の最上流側のノズルの直下に位置した状態で、記録用紙90が停止する(図4:S2)。
記録用紙90が停止すると、制御部70はCRモータ79を駆動し、印刷データに基づいて記録ヘッド39からインク滴を選択的に噴出する。これにより、記録用紙90の先端側から画像記録が行われる(図4:S2)。キャリッジ38が1回往復動する間に記録ヘッド39からインク滴が噴出されて画像記録される単位を、本明細書において1パスと称される。
1パス目の画像記録を終えると、制御部70は、CRモータ79を停止した後、LFモータ77を再び駆動して搬送ローラ60を回転させる。このとき、搬送ローラ60を回転させる量は1回目の理想搬送量F(1)を補正量ε1で補正した目標搬送量である。搬送ローラ60の回転量が目標搬送量に到達したか否かは、ロータリーエンコーダ65のパルス信号に基づいて判定される。制御部70は、目標搬送量だけ記録用紙90を搬送した後、中間ローラ58及び搬送ローラ60を停止する。これにより、記録用紙90は目標搬送量だけ搬送向き104へ搬送された後に停止する(図4:S3)。
記録用紙90が停止すると、制御部70はCRモータ79を駆動し、印刷データに基づいて記録ヘッド39からインク滴を選択的に噴出する。これにより、2パス目の画像記録が行われる(図4:S4)。2パス目の画像記録を終えると、前述と同様にして、制御部70は、CRモータ79を停止した後、LFモータ77及びASFモータ83を再び駆動して中間ローラ58及び搬送ローラ60を回転させ、2回目の目標搬送量だけ記録用紙90を搬送向き104へ搬送した後に搬送ローラ60を停止する(図4:S3)。そして、前述と同様にして、3パス目の画像記録を行う(図4:S4)。このように、各理想搬送量F(k)を補正量ε1で補正した目標搬送量による間欠搬送と1パス分の画像記録とが交互に行われることにより、記録用紙90の先端から後端へ向かって順次画像が記録される。
図7に示されるように、搬送状態H1において画像記録が行われることにより、記録用紙90の先端が搬送向き104へ進行して排紙ローラ62及びピンチローラ63の直ぐ上流側へ到達する。制御部70は、記録用紙90が中間ローラ58及びピンチローラ59に挟持され、搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持され、かつ排紙ローラ62及びピンチローラ63に挟持された状態を搬送状態H2と把握する。搬送状態H2が、請求項における第1搬送状態に相当する。
制御部70は、レジストセンサ43,44の検知信号及びロータリーエンコーダ65のエンコーダ量に基づいて、記録用紙90の先端位置を把握しており、次の目標搬送量により記録用紙90の先端が排紙ローラ62及びピンチローラ63に挟持されるか否かを判断する。つまり、次の目標搬送量により、搬送状態H1から搬送状態H2に変化するか否かを判断する(図4:S5)。制御部70は、次の目標搬送量により、搬送状態H1から搬送状態H2に変化すると判断するまで(図4:S5No)、前述したステップS3,S4を繰り返す。そして、制御部70は、次の目標搬送量により、搬送状態H1から搬送状態H2に変化すると判断すると(図4:S5Yes)、次の目標搬送量を、搬送状態H1に対応した補正量ε1及び搬送状態H2に対応した補正量ε2のうち、いずれか小さい方の補正量を採用して、次の目標搬送量を算出し、その目標搬送量により、次の間欠搬送を実行する(図4:S6)。そして、前述と同様にして、画像記録を行う(図4:S7)。補正量ε2が、請求項における第1補正量に相当する。
記録用紙90が、中間ローラ58及びピンチローラ59に挟持され、搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持され、かつ排紙ローラ62及びピンチローラ63に挟持された搬送状態H2となると、制御部70は、各理想搬送量F(k)を補正量ε2で補正した目標搬送量による間欠搬送と1パス分の画像記録とを交互に行うことにより、記録用紙90の先端から後端へ向かって順次画像記録を行う(図4:S8,S9)。なお、LFモータ77から駆動伝達される搬送ローラ60及び排紙ローラ62は同期して回転され、搬送ローラ60の周速度と排紙ローラ62の周速度とはほぼ同等に設定されている。なお、搬送ローラ60の周速度及び排紙ローラ62の周速度は、減速比やローラ径などにより設定され得る。
図8に示されるように、搬送状態H2において画像記録が行われることにより、記録用紙90の後端が搬送向き104へ進行して中間ローラ58及びピンチローラ59の挟持位置を抜け出る直前の位置へ到達する。制御部70は、記録用紙90が搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持され、かつ排紙ローラ62及びピンチローラ63に挟持された状態を搬送状態H3と把握する。搬送状態H3が、請求項における第2搬送状態に相当する。
制御部70は、レジストセンサ43の検知信号及びロータリーエンコーダ65のエンコーダ量に基づいて、記録用紙90の後端位置を把握しており、次の目標搬送量により記録用紙90の後端が中間ローラ58及びピンチローラ59の挟持位置を抜け出るか否かを判断する。つまり、次の目標搬送量により、搬送状態H2から搬送状態H3に変化するか否かを判断する(図4:S10)。制御部70は、次の目標搬送量により、搬送状態H2から搬送状態H3に変化すると判断するまで(図4:S10No)、前述したステップS8,S9を繰り返す。そして、制御部70は、次の目標搬送量により、搬送状態H2から搬送状態H3に変化すると判断すると(図4:S10Yes)、次の目標搬送量を、搬送状態H3に対応した補正量ε3を採用して、次の目標搬送量を算出し、その目標搬送量により、次の間欠搬送を実行する(図5:S11)。そして、前述と同様にして、画像記録を行う(図5:S12)。ここで、補正量ε2と補正量ε3とを比較すると、補正量ε3の方が小さい。この補正量ε3が、請求項における第2補正量に相当する。
記録用紙90が、搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持され、かつ排紙ローラ62及びピンチローラ63に挟持された搬送状態H3となると、制御部70は、各理想搬送量F(k)を補正量ε3で補正した目標搬送量による間欠搬送と1パス分の画像記録とを交互に行うことにより、記録用紙90の先端から後端へ向かって順次画像記録を行う(図5:S13,S14)。
図9に示されるように、搬送状態H3において画像記録が行われることにより、記録用紙90の後端が搬送向き104へ進行して搬送ローラ60及びピンチローラ61の挟持位置を抜け出る直前の位置へ到達する。制御部70は、記録用紙90が排紙ローラ62及びピンチローラ63に挟持された状態を搬送状態H4と把握する。搬送状態H4が、請求項における第3搬送状態に相当する。
制御部70は、レジストセンサ43,44の検知信号及びロータリーエンコーダ65のエンコーダ量に基づいて、記録用紙90の後端位置を把握しており、次の目標搬送量により記録用紙90の後端が搬送ローラ60及びピンチローラ61の挟持位置を抜け出るか否かを判断する。つまり、次の目標搬送量により、搬送状態H3から搬送状態H4に変化するか否かを判断する(図5:S15)。制御部70は、次の目標搬送量により、搬送状態H3から搬送状態H4に変化すると判断するまで(図5:S15No)、前述したステップS13,S14を繰り返す。そして、制御部70は、次の目標搬送量により、搬送状態H3から搬送状態H4に変化すると判断すると(図5:S15Yes)、次の目標搬送量を、搬送状態H3に対応した補正量ε3を採用して、次の目標搬送量を算出し、その目標搬送量により、次の間欠搬送を実行する(図5:S16)。そして、前述と同様にして、画像記録を行う(図5:S17)。ここで、補正量ε3と補正量ε4とを比較すると、補正量ε3の方が小さい。つまり、補正量ε2〜ε4において、補正量ε3が最も小さい。補正量ε4が、請求項における第3補正量に相当する。
記録用紙90が、排紙ローラ62及びピンチローラ63に挟持された搬送状態H4となると、制御部70は、各理想搬送量F(k)を補正量ε4で補正した目標搬送量による間欠搬送と1パス分の画像記録とを交互に行うことにより、記録用紙90の先端から後端へ向かって順次画像記録を行う(図5:S18,S19)。そして、制御部70は、記録用紙90の後端側の記録終了位置まで画像記録を行うと(図5:S20)、間欠搬送を終了して、排紙ローラ62を連続して回転させて、記録用紙90連続して搬送して排紙トレイ16へ排出する(図5:S21)。また、制御部70は、次の頁の印刷データがあれば(図5:S22Yes)、前述と同様にして、給紙トレイ15から記録用紙を給送して印刷を行い、次の頁の印刷データが無ければ(図5:S22No)、印刷を終了する。
[補正量ε1〜ε4の決定]
以下、補正量ε1〜ε4の決定方法が説明される。まず、ロータリーエンコーダ65などにより搬送ローラ60の原点位置を検出して、制御部70が搬送ローラ60の原点位置を管理可能な状態とする。
続いて、記録用紙90を給送して搬送状態H1まで連続して搬送する。搬送状態H1となると、制御部70は、記録用紙90の搬送を一時停止させて、キャリッジ38を往復動させながら記録ヘッド39から選択的にインク滴を吐出させ、記録用紙90に、図10に示されるテストパターン95を記録させる。このテストパターン95は、キャリッジ38の往復動方向(記録用紙90の幅方向)に沿って複数が記録される。この複数のテストパターン95は、それぞれが2エンコーダ量だけずらされたパターンに記録される。つまり、例えば、記録用紙90の幅方向の中央のテストパターン95が±0エンコーダ量のパターンとすると、その右側に+2,4,6,8エンコーダ量だけずらされたテストパターン95がそれぞれ記録され、その左側に−2,4,6,8エンコーダ量だけずらされたテストパターン95がそれぞれ記録される。このようなテストパターン95が、搬送状態H1において、搬送ローラ60の回転位相を原点から所定の角度だけずらされて複数が記録され、搬送ローラ60が元の回転位相、例えば原点位置に戻るまでテストパターン95の印刷が繰り返される。そして、各テストパターン95が目視により判定されて、搬送ローラ60の所定の回転位相毎に、記録用紙90の幅方向において最も良好なテストパターン95が記録されたエンコーダ量を補正量ε1として決定する。
同様に、記録用紙90を給送して搬送状態H2まで連続して搬送する。搬送状態H2となると、制御部70は、記録用紙90の搬送を一時停止させて、キャリッジ38を往復動させながら記録ヘッド39から選択的にインク滴を吐出させ、記録用紙90にテストパターン95を記録させる。搬送状態H2において、搬送ローラ60の回転位相を原点から所定の角度だけずらされて複数が記録され、搬送ローラ60が元の回転位相、例えば原点位置に戻るまでテストパターン95の印刷が繰り返される。そして、各テストパターン95が目視により判定されて、搬送ローラ60の所定の回転位相毎に、記録用紙90の幅方向において最も良好なテストパターン95が記録されたエンコーダ量を補正量ε2として決定する。
同様に、搬送状態H3及び搬送状態H4においても、補正量ε3及び補正量ε4を決定する。このとき、搬送状態H2と搬送状態H3とにおけるテストパターン95を同じ記録用紙90に記録してもよい。搬送状態H2と搬送状態H3とでは、いずれも記録用紙90が搬送ローラ60とピンチローラ61とで挟持され、かつ排紙ローラ62と拍車63とで挟持されているので、搬送ローラ60の回転位相に対する補正量の変動が同じ傾向になりやすい。したがって、搬送状態H3においては、搬送ローラ60の所定の回転位相のテストパターン95のみを記録させ、他の回転位相における補正量ε3は、補正量ε2に比例して算出されてもよい。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、搬送状態H1,H2,H3,H4に順次変化しながら記録用紙90が間欠搬送され、その搬送状態が切り替わるときに、最も小さな補正量に基づいて目標搬送量が算出されるので、簡易且つ低コストに、搬送精度を維持することができる。例えば、記録用紙90の後端が搬送ローラ60及びピンチローラ61の挟持位置を抜け出るときには、ピンチローラ61の付勢力により記録用紙90の後端が搬送向き104へ蹴飛ばされるおそれがあるが、そのときの間欠搬送を、補正量ε2より小さな補正量ε3に基づいて目標搬送量が算出されるので、その蹴飛ばしにより記録用紙90が搬送向き104へ過剰に搬送される分を相殺する方の目標搬送量が採用されることとなる。
11・・・プリンタ部(画像記録装置)
14・・・操作パネル(解像度受付部)
23・・・搬送路
24・・・記録部
43・・・レジストセンサ(検知部)
58・・・中間ローラ(第1搬送ローラ対)
59・・・ピンチローラ(第1搬送ローラ対)
60・・・搬送ローラ(第2搬送ローラ対)
61・・・ピンチローラ(第2搬送ローラ対)
62・・・排紙ローラ(第3搬送ローラ対)
63・・・拍車(第3搬送ローラ対)
70・・・制御部
73・・・RAM(解像度情報保持部)

Claims (11)

  1. 被記録媒体が第1向きに搬送される搬送路と、
    上記搬送路に設けられており、被記録媒体を挟持して第1向きへ間欠して搬送可能な第1搬送ローラ対と、
    上記搬送路において上記第1搬送ローラ対より第1向きの下流側に設けられており、少なくとも上記第1搬送ローラ対と共に被記録媒体を間欠して搬送可能な第2搬送ローラ対と、
    上記搬送路において上記第2搬送ローラ対より第1向きの下流側に設けられており、少なくとも上記第1搬送ローラ対及び上記第2搬送ローラ対と共に被記録媒体を間欠して搬送可能な第3搬送ローラ対と、
    上記搬送路において上記第2搬送ローラ対より第1向きの下流側であって、かつ上記第3搬送ローラ対より第1向きの上流側に設けられており、被記録媒体の搬送が停止されている間に被記録媒体に画像記録を行う記録部と、
    上記搬送路に設けられており、被記録媒体の端を検知する検知部と、
    上記検知部の検知信号に基づいて被記録媒体の位置を判断し、当該被記録媒体の位置に応じて、上記第1搬送ローラ対、上記第2搬送ローラ対及び上記第3搬送ローラ対による被記録媒体の搬送量を制御する制御部と、
    搬送が停止するまでの1回の搬送における理想搬送量に対する補正量であって、上記第1搬送ローラ対、上記第2搬送ローラ対及び上記第3搬送ローラ対により被記録媒体を搬送する第1搬送状態に対応した第1補正量、上記第2搬送ローラ対及び上記第3搬送ローラ対により被記録媒体を搬送する第2搬送状態に対応した第2搬送量、並びに上記第3搬送ローラ対により被記録媒体を搬送する第3搬送状態に対応した第3補正量をそれぞれ記憶する記憶部と、を具備し、
    上記制御部は、
    上記第1搬送状態において上記第1補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出し、上記第2搬送状態において上記第2補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出し、上記第3搬送状態において上記第3補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出し、
    搬送が停止するまでの1回の搬送において、上記第1搬送状態から上記第2搬送状態へ変化すると判断したとき、及び上記第2搬送状態から上記第3搬送状態へ変化すると判断したときは、上記第2補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出する画像記録装置。
  2. 上記第1補正量、上記第2補正量及び上記第3補正量は、上記第2補正量が最も小さな補正量である請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記制御部は、上記第2搬送ローラ対のうち少なくとも一方のローラの回転量を検出し、当該回転量に基づいて搬送量を判断するものである請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 上記第3搬送ローラ対は、上記第2搬送ローラ対と同期して駆動されるものである請求項1から3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 上記検知部は、上記第1搬送ローラ対より第1向きの上流側に配置されたものである請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 上記制御部は、
    画像記録の解像度を受け付ける解像度受付部と、
    上記解像度受付部に入力された解像度を解像度情報として保持する解像度情報保持部と、を有し、
    上記解像度情報保持部が保持する解像度情報に基づいて上記理想搬送量を得る請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 上記記録部は、インクジェット方式で画像記録を行うものである請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。
  8. 搬送路において被記録媒体が搬送される第1向きの上流側から第1搬送ローラ対、第2搬送ローラ対、第3搬送ローラ対が配置されており、第1搬送ローラ対、第2搬送ローラ対及び第3搬送ローラ対により被記録媒体を間欠して搬送する第1搬送状態、並びに第2搬送ローラ対及び第3搬送ローラ対により被記録媒体を間欠して搬送する第2搬送状態、及び上記第3搬送ローラ対により被記録媒体を搬送する第3搬送状態に順次変化しながら、搬送が停止している間に、第2搬送ローラ対より第1向きの下流側であって、かつ第3搬送ローラ対より第1向きの上流側に設けられた記録部により被記録媒体に画像記録を行う画像記録方法であって、
    搬送が停止するまでの1回の搬送量における理想搬送量に対して、第1搬送状態に対応した第1補正量、第2搬送状態に対応した第2補正量、及び第3搬送状態に対応した第3補正量に基づいて理想搬送量をそれぞれ補正して被記録媒体の搬送量を算出し、搬送が停止するまでの1回の搬送において、上記第1搬送状態から上記第2搬送状態へ変化すると判断したとき、及び上記第2搬送状態から上記第3搬送状態へ変化すると判断したときは第2補正量に基づいて被記録媒体の搬送量を算出する画像記録方法。
  9. 上記第1補正量、上記第2補正量及び上記第3補正量は、上記第2補正量が最も小さな補正量である請求項7に記載の画像記録方法。
  10. 上記第2搬送ローラ対のうち少なくとも一方のローラの回転量を検出し、当該回転量に基づいて搬送量を判断する請求項7又は8に記載の画像記録方法。
  11. 上記第2搬送ローラ対と上記第3搬送ローラ対とを同期して駆動する請求項7から10のいずれかに記載の画像記録方法。
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