JP4052202B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、プリンタ、コピー機、スキャナー、ファクシミリ、及びそれらの機能を備えた多機能装置等に用いられる像形成装置に関する。
従来より、搬送される用紙の先端の検出と、用紙の側端を検出することによる用紙幅の検出とを別々に行う機能を備えるプリンタが案出されている(特許文献1参照)。
これは、用紙が存在しない部分に記録を行い、プラテンを汚してしまうことがないように、用紙が存在する領域を正確に把握するためである。
上記のプリンタは、印字指令が入力されると、用紙の一方の側端を固定ガイドに当接させながら、用紙を印字ヘッドの方に搬送する。このとき、用紙の略中央となる位置である検出位置に、用紙検出センサを設けたキャリアを配置しておく。用紙検出センサが用紙の先端を検出すると、更に、用紙は、その先端が頭出し位置まで搬送されてから停止する。
次に、用紙検出センサによる検出を行いつつ、キャリアを、上記検出位置から、固定ガイドとは反対に移動させる。そして、用紙検出センサが用紙の側端(固定ガイド側の側端とは反対側の側端)を検出するまでの、キャリアの移動量を求め、その移動量に基づいて、用紙の幅を算出する。
特許第2807141号公報
しかしながら、上記の方法では、用紙の先端の検出と、用紙の幅の検出とを別々に行う必要があるので、それらの検出に要する時間が長くなるという問題があった。
また、用紙の幅の検出において、キャリアを移動させつつ連続的に用紙の検出を行う必要があるため、用紙の幅の検出に長時間を要するという問題があった。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、用紙の先端の検出と用紙幅の検出とを迅速に行うことができる像形成装置を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、媒体の端部を検出可能な検出手段と、該検出手段を前記搬送方向と直交する方向に移動させる移動手段と、使用を予定している媒体のサイズに応じ、前記検出手段を、搬送される媒体の先端部及び側端部を検出できる位置である端部検出可能位置に移動するように前記移動手段を制御する制御手段と、を備える体検出装置と
前記搬送方向と直交する方向に往復移動して媒体上に画像を記録するとともに、前記検出手段を搭載する記録手段と、
を備え、
前記検出手段が前記端部検出可能位置にあるときの前記記録手段の位置である検出時記録手段位置と、媒体に記録を開始するときの前記記録手段の位置である記録開始時記録手段位置とは、少なくとも、停止している前記記録手段の速度を所定の記録速度に加速するために要する加速距離だけ離れていること
を特徴とする画像形成装置を要旨とする。
本発明では、例えば媒体を所定の搬送方向に搬送する時、使用を予定している媒体の側端を検出できる位置(端部検出可能位置)に、検出手段を移動させる。
検出手段が端部検出可能位置にあるとき、媒体を搬送方向の上流から搬送した場合、実際に搬送されてきた媒体のサイズが使用を予定していた媒体のサイズと同等以上であり、搬送中の媒体の位置がずれていなければ、検出手段は、媒体の(搬送方向に関する)先端であって、側端である部分を最初に検出する。一方、実際に搬送されてきた媒体のサイズが、使用を予定していた媒体のサイズより小さい場合、又は搬送中の媒体の位置がずれている場合は、検出手段は媒体を検出できない。
従って、本発明では、端部検出可能位置に配置した検出手段により、搬送されてきた媒体の先端を検出することができると同時に、検出手段が媒体を検出するか否かにより、媒体の実際のサイズ(幅)が、使用を予定していた媒体のサイズ以上であるか否かを検出することができる。
そのため、本発明によれば、搬送されてきた媒体の先端の検出と媒体の幅の検出とを別々の工程で行う場合に比べて、処理に要する時間を短縮することができる。
また、検出手段は、端部検出可能位置に固定したままで媒体の幅を検出することができ、検出手段を媒体の幅方向に走査する必要がないので、媒体の幅を検出するのに要する時間が短くて済む。
また、本発明では、検出手段を記録手段に搭載しているので、検出手段は、記録手段の走査に伴って、媒体の搬送方向と直交する方向に移動させることができる。そのため、検出手段を移動させるための移動手段を独立に設ける必要がなく、画像形成装置の構成を簡略化することができる。
また、本発明では、検出時記録手段位置と、記録開始時記録手段位置とは、少なくとも、停止している記録手段を所定の記録速度に加速するために要する加速距離だけ離れているので、検出時記録手段位置において停止している記録手段を、そのまま、記録開始時記録手段位置に向けて加速させれば、記録開始時記録手段位置において、記録手段の速度を記録速度に到達させることができる。
従って、本発明では、媒体の検出を行った後、検出時記録手段位置にある記録手段を、一旦記録開始時記録手段位置から遠ざけ、加速距離を確保するような動作は必要ないので、画像形成のスループットを向上させることができる。
(2)請求項2の発明は、
媒体のサイズごとに、対応する端部検出可能位置を複数記憶している記憶手段を備えるとともに、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の端部検出可能位置のうち、使用を予定している媒体のサイズに対応する端部検出可能位置を用いて制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、媒体のサイズごとに端部検出可能位置を複数記憶している記憶手段を備えているので、使用を予定している媒体のサイズに対応した端部検出可能位置を記憶手段から呼び出し、検出手段の位置制御に用いることができる。
(3)請求項3の発明は、
少なくとも前記搬送方向と直する方向における使用する媒体の幅を設定可能な媒体設定手段を備えるとともに、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の端部検出可能位置のうち、前記媒体設定手段により設定された媒体の幅に対応する端部検出可能位置を用いて制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、媒体設定手段により、少なくとも搬送方向と直行する方向における使用する媒体の幅を設定することができる。そして、その使用する媒体の幅に対応した端部検出可能位置を記憶手段から呼び出し、検出手段の位置制御に用いることができる。
(4)請求項4の発明は、
端部検出可能位置に配置された前記検出手段が媒体の端部を検出しなかった場合、前記制御手段は、前記移動手段により、前記検出手段を所定範囲で走査させながら媒体の側端部の検出を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、端部検出可能位置に配置された検出手段が媒体を検出できなかった場合、制御手段は、移動手段により検出手段を所定範囲で走査させながら媒体の側端の検出を行う。そのため、例えば、実際に搬送された媒体のサイズが、使用を予定していた媒体のサイズと異なっていたり、搬送中の媒体の位置がずれている場合でも、媒体の側端を検出することができる。
(5)請求項5の発明は、
前記移動手段により前記搬送方向と直交方向に移動可能であるとともに、媒体の端部を検出可能な第2検出手段を備え、前記制御手段は、前記搬送手段により搬送される、使用を予定している媒体の側端部よりも媒体から見て外側となる位置において検出を行うように、前記第2検出手段の位置を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、搬送手段により媒体を搬送するとき、使用を予定している媒体の側端よりも媒体から見て外側となる位置において検出を行うように、第2検出手段の位置を制御する。
そのことにより、実際に搬送されてきた媒体のサイズが本来のサイズ(使用を予定していた媒体と同じサイズ)である場合は、第2検出手段は媒体を検出しないが、実際に搬送されてきた媒体のサイズが本来のサイズよりも大きい場合は、第2検出手段は媒体を検出する。
従って、本発明の画像形成装置は、第2検出手段が媒体を検出するか否かにより、本来のサイズよりも大きい媒体が搬送されて来たことを検出することができる。
(6)請求項6の発明は、
使用を予定している媒体のサイズを入力する入力手段を備えることを特徴とする画像形成装置を趣旨とする。
本発明の画像形成装置は、使用を予定している媒体のサイズを入力する入力手段を備えており、入力手段から入力された媒体のサイズに応じて、媒体の先端部と側端部とを検出可能な端部検出可能位置に移動する。
そのため、使用を予定している媒体のサイズに応じて、媒体の先端の検出及び媒体の幅の検出を同時にできるので、媒体の先端の検出と媒体の幅の検出に要する時間が短くて済み、スループットを向上させることができる。
(7)請求項7の発明は、入力手段から入力された媒体のサイズに応じた端部検出可能位置に移動された前記検出手段が、媒体の先端部と側端部とを検出した場合には、前記記録手段は前記媒体上への画像の記録を開始することを特徴とする画像形成装置を要旨とする。
本発明では、記録手段が媒体上に記録を開始するのは、検出手段が媒体の先端部と側端部とを検出した後である。つまり、記録手段が記録を開始するのは、媒体が存在することを確認した後である。そのため、媒体が存在しない部分に記録を行い、プラテンを汚してしまうようなことがない。
)請求項の発明は、
前記検出手段により媒体の先端部が検出されるときの媒体の位置である先端検出位置は、前記記録手段により記録が開始されるときの媒体の位置である記録開始位置よりも、前記搬送方向に関して上流側であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、検出手段により媒体の先端が検出されるときの媒体の位置である先端検出位置は、記録手段により記録が開始されるときの媒体の位置である記録開始位置よりも、搬送方向に関して上流である。そのため、媒体の先端を検出してから、記録を開始するまでに、媒体を搬送方向と反対方向に戻す必要がない。
その結果として、本発明の画像形成装置は記録のスループットを向上させることができる。
以下に本発明の像形成装置の例(実施例)を説明する。本実施形態は、プリンタ機能とコピー機能とスキャナー機能と、ファクシミリ機能と電話機能等を備えた多機能装置に本発明を適用した場合の一例である。
a)まず、本実施例1の多機能装置の全体構成を図1を用いて説明する。
多機能装置1には、後端部に給紙装置2が設けられており、この給紙装置2は、原稿の両側の側端をガイドする一対の原稿ガイド2a、2bを備えている。また、多機能装置1には、給紙装置2の下部前側にインクジェット式のプリンタ3が設けられ、プリンタ3の上側にコピー機能とファクシミリ機能の為の読み取り装置4が設けられ、プリンタ3の前側に排紙トレー5が設けられている。また、読み取り装置4の前端上面部には操作パネル6が設けられている。この操作パネル6は、多機能装置1の各種動作設定を行うことができるとともに、用紙選択ボタン(図示略)により、使用する用紙Pのサイズを設定することができる。
b)次に、プリンタ3の構成を図2を用いて説明する。プリンタ3には、印字ヘッド(記録手段)10、印字ヘッド10を搭載したキャリッジ11、キャリッジ11を走査方向である左右方向へ移動自在にガイド支持するガイド機構12、キャリッジ11を左右方向へ移動させるキャリッジ移動機構(移動手段)13、給紙装置2で給紙された用紙Pを搬送する用紙搬送機構(搬送手段)14、印字ヘッド10用のメンテナンス機構15等が設けられている。
プリンタ3には、左右方向に長く上下幅が小さな直方体状のフレーム16が設けられ、このフレーム16に、ガイド機構12、キャリッジ移動機構13、用紙搬送機構14、メンテナンス機構15等が装着され、このフレーム16の内部に、印字ヘッド10とキャリッジ11が左右方向へ移動可能に収容されている。
フレーム16の後側板16aと前側板16bに用紙導入口と用紙排出口(図示略)が形成され、給紙装置2により給紙された用紙Pは、用紙導入口からフレーム16の内部に導入され、用紙搬送機構14により前方へ搬送されて用紙排出口からその前方の排紙トレー5(図1参照)に排出される。フレーム16の底面部に複数のリブを有するプラテン17が装着され、フレーム16の内部において、プラテン17上の用紙Pに印字ヘッド10による印字が実行される。
印字ヘッド10には、4組のインクノズル群10a 〜10dが下方に向けて設けられ、これらインクノズル群10a 〜10dから4色(ブラック、シアン、イエロー、マゼンダ)のインクを下側に噴射して用紙Pに印字可能である。フレーム16の前側のカートリッジ装着部20に装着された4色のインクカートリッジ21a〜21dは、フレーム16の内部を通る4本の可撓性のインクチューブ22a〜22dを介して印字ヘッド10に接続され、4色のインクが印字ヘッド10に供給される。
また、フレーム16の内部に左右2本のFPC23,24(フレキシブル・プリント・サーキット)が配設され、左側のFPC23は2本のインクチューブ22a,22bと一体的に印字ヘッド10に延びて接続され、右側のFPC24は2本のインクチューブ22c,22dと一体的に印字ヘッド10に延びて接続されている。FPC23,24には、制御装置70(図5参照)と印字ヘッド10とに電気的に接続された複数の信号線が配線されている。
ガイド機構12は、フレーム16内の後部において左右方向向き配設されて左右両端部がフレーム16の左側板16cと右側板16dに連結されたガイド軸25と、フレーム16内の前部に形成された左右方向向きのガイドレール26とを有し、キャリッジ11の後端部がガイド軸25に摺動自在に外嵌され、キャリッジ11の前端部がガイドレール26に摺動自在に係合している。
キャリッジ移動機構13は、フレーム16の後側板16aの右端部後側に前向きに取り付けられたキャリッジモータ30、キャリッジモータ30で回転駆動される駆動プーリ31、後側板16aの左端部に回動自在に支持された従動プーリ32、これらプーリ31,32に掛けられてキャリッジ11に固定されたベルト33等で構成されている。キャリッジ11(印字ヘッド10)の移動量を検出するために、キャリッジモータ30の近傍にエンコーダ39が設けられている。
用紙搬送機構14は、フレーム16の左側板16cのうち後側板16aよりも後側に張り出した部分に左向きに取り付けられた用紙搬送モータ40と、フレーム16の内部のガイド軸25の下側に左右方向向きに配設されて左右両端部が左側板16cと右側板16dに回動自在に支持されたレジストローラ41と、用紙搬送モータ40で回転駆動される駆動プーリ42と、レジストローラ41の左端部に連結された従動プーリ43と、プーリ42,43に掛けられたベルト44とを有し、用紙搬送モータ40が駆動されると、レジストローラ41が回転して用紙Pを前後方向に搬送可能になる。
尚、搬送される用紙Pは、まず、給紙装置2にセットされるが、給紙装置2の原稿ガイド2a、2bは、それらの一方を中心よりに動かすと、他方の原稿ガイドも、ラック&ピニオン構造により、同じ距離だけ中央よりに移動する。逆に、一方の原稿ガイドを外側に動かすと、他方の原稿ガイドも、ラック&ピニオン構造により、同じ距離だけ外側に移動する。従って、給紙装置2にセットされた用紙Pの位置は、前方から見て常に中央揃えとなっている。
図2では、レジストローラ41が強調して記載されているが、実際にはガイド軸25の下方にレジストローラ41が配置されている。
また、用紙搬送機構14は、フレーム16の内部の前側に左右方向向きに配設されて左右両端部が左側板16cと右側板16dに回動自在に支持された排紙ローラ45と、従動プーリ43に一体的に設けられた従動プーリ46と、排紙ローラ45の左端部に連結された従動プーリ47と、プーリ46,47に掛けられたベルト48とを有し、用紙搬送モータ40が駆動されると、排紙ローラ45が回転して用紙Pを前方の排紙トレー5側へ排出可能になる。
従動プーリ43にエンコーダディスク51が固定され、このエンコーダディスク51を挟むように発光部と受光部とを有するフォトインタラプタ52が左側板16cに取り付けられている。この用紙搬送用エンコーダ50(フォトインタラプタ52)からの検出信号に基づいて、制御装置70により用紙搬送モータ40が駆動制御される。
尚、メンテナンス機構15は、印字ヘッド10のヘッド面を拭き取るワイパ15aと、4組インクノズル群10a〜10dを2組ずつ密閉可能な2つのキャップ15bと、ワイパ15aとキャップ15bを夫々駆動する共通の駆動モータ15cを有し、これらワイパ15aとキャップ15bと駆動モータ15c等が取付板15dに取り付けられ、この取付板15dがフレーム16の底板の右部に下面側から固定されている。
図3に示すように、給紙装置2は、用紙Pを傾斜姿勢に保持する用紙保持部60と、用紙保持部60の底面側に設けられた左右1対のストッパ61と、ストッパ61の位置を上下に切り換えるストッパ位置切換機構62と、用紙保持部60に保持されている用紙Pを給紙する給紙ローラ63を含む給紙機構64と、ストッパ位置切換機構62と給紙機構64を駆動する共通の給紙モータ65(図5参照)が設けられている。用紙保持部60は、プリンタケースと一体の傾斜壁部66を有し、その傾斜壁部66に拡張用紙ガイド板67が着脱自在に装着されている。
さて、図2に示すように、印字ヘッド10の左端部には、用紙Pの先端部、側端部等を検出可能な検出手段としてのメディアセンサ68が設けられている。メディアセンサ68は、発光部と受光部とを含む光学式センサであり、印字ヘッド10の左側へ張り出すセンサ取付部10eに下向きに取り付けられている。メディアセンサ68の発光部が射出する検出光は、検出対象(用紙P等)に反射して受光部に入る。反射光に基づいて生成されたセンサ出力は、後述する制御装置70に出力される。制御装置70では、センサ出力値が所定の判定基準値よりも大きいと、用紙Pを検出したと判定し、センサ出力値が上記判定基準値よりも小さいと、用紙Pを検出していないと判定する。
上記メディアセンサ68の光量調整を行うための白部材17aがプラテン17の上面に設けられている。この白部材17aの位置は、図4に示すように、搬送される用紙Pが通過する領域よりも右側である。また、白部材17aは、白色PETから成り、その表面の高さは、プラテン17の上方を通過する際における用紙Pの表面高さと同一である。従って、メディアセンサ68の発光部が射出する光は、用紙Pにて反射されるのと同様に、白部材17aにて反射され、メディアセンサ68の受光部がその反射光を受光することになる。
メディアセンサ68が、この白部材17aを用いて光量調整を行うには、まず、図4に示すように、メディアセンサ68の検出対象が白部材17aとなるように、キャリッジ11を移動させる。この状態で、メディアセンサ68の発光部から光を照射し、白部材17aからの反射光を受光部で受光する。制御装置70は、その反射光に基づく検出信号のレベルが、判定基準値を超える所定の値となるように、メディアセンサ68における発光部が射出する光量を調整する。このようにして光量調整が行われた後、メディアセンサ68による実際の用紙Pの検出が行われる。
尚、プラテン17の上面には、白部材17aを覆うことができる可動式の防御シャッター(図示略)を備えている。この防御シャッターは、後述する光量調整のときには開放して白部材17aを露出させ、それ以外の場合は、白部材17aの上面を覆い、白部材17aにインクや紙粉等の汚れが付くことを防止している。
次に、制御装置70について図5を用いて説明する。制御装置70は、CPU71とROM72とRAM73とEEPROM74を有するマイクロコンピュータと、を有し、この制御装置70には、メディアセンサ68が接続されている。
また、制御装置70には、用紙搬送用エンコーダ50、操作パネル6、キャリッジ送り用エンコーダ39等が電気的に接続されているとともに、給紙モータ65、用紙搬送モータ40、キャリッジモータ30を夫々駆動する為の駆動回路76a〜76cと、印字ヘッド10を駆動する為の印字駆動回路76dと、LED78を駆動するためのLED駆動回路79とが電気的に接続されている。
また、制御装置70は、パーソナルコンピュータ77(PC77)を接続可能になっている。
c)次に、多機能装置1の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。この図6の処理は、使用を予定している用紙Pのサイズを操作パネル6にて設定し、記録開始の指示をすることにより開始される。尚、操作パネル6は、使用を予定している用紙P(媒体)のサイズを入力する入力手段である。
ステップ100では、図7(a)に示すように、設定された用紙Pのサイズに応じて、メディアセンサ68の位置が搬送されてきた用紙Pの先端部及び右側の側端部を検出できる位置(端部検出可能位置)となるように、制御装置70(制御手段)は、印字ヘッド10の位置を設定する。このときの印字ヘッド10の位置を検出時記録手段位置とする。
具体的には、操作パネル6にて設定された用紙Pのサイズは、制御装置70のRAM73に記憶される。一方、制御装置70のROM72(記憶手段)には、用紙Pのサイズごとの端部検出可能位置が記憶されている。CPU71は、RAM73に記憶された用紙Pのサイズに対応した端部検出可能位置をROM72から読み出し、メディアセンサ68の位置がその端部検出可能位置となるように、キャリッジモータ30を駆動し、印字ヘッド10の位置を設定する。
ステップ110では、給紙装置2から用紙Pを給紙し、用紙搬送機構14による搬送を開始する。
ステップ120では、用紙Pが所定の搬送量だけ搬送されたか否かを判断する。この所定の搬送量とは、操作パネル6で設定したサイズの用紙Pが正常に搬送されていれば、端部検出可能位置にあるメディアセンサ68により用紙Pの先端部が検出される位置(先端検出位置)に達するだけの搬送量である。具体的には、用紙搬送機構14における用紙搬送用エンコーダ50(フォトインタラプタ52)からの検出信号に基づいて、制御装置70が用紙Pの搬送量が上記所定の値に達している(YES)か否(NO)かを判断する。YESの場合はステップ130に進み、NOの場合はステップ120を繰り返す。
ステップ130では、メディアセンサ68が、図7(a)に示すように用紙Pを検出できたか、あるいは図7(b)に示すように、用紙Pを検出できなかったかを判断する。用紙Pを検出できた(YES)場合はステップ140に進み、検出できなかった(NO)場合はステップ150に進む。
ステップ130において端部検出可能位置にあるメディアセンサ68が用紙Pを検出できたということは、用紙Pの先端部と側端部とが同時に検出できたことを意味し、更には、予め操作パネル6にて設定された用紙Pのサイズと、給紙装置2に載置された用紙Pとが一致しており、且つ給紙装置2に用紙Pが正しく載置されているということを意味している。従って、用紙Pの先端部と側端部とを検出する時間を短縮することができるのである。
ステップ140では、まず、図8に示すように、先端検出位置にある用紙Pを、印字ヘッド10により記録を開始するときの位置である記録開始位置まで更に搬送する。尚、記録開始位置は、先端検出位置よりも用紙Pの搬送方向に関して下流にある。
次に、使用者等から入力された印字要求に応じた文字や図柄等を用紙Pに対して印字する処理を行う。
具体的には、まず、図9に示すように、前記ステップ100にて、検出時記録手段位置に配置されていた印字ヘッド10を、用紙Pに対し印字を開始する位置(記録開始時記録手段位置)に移動する。尚、検出時記録手段位置と記録開始時記録手段位置とは、停止している印字ヘッド10の速度を所定の記録速度(印字ヘッド10により正常に記録を行うために必要な速度)に加速するために要する加速距離以上に離れているので、記録開始時記録手段位置に至ったときの印字ヘッド10の速度は、上記記録速度に達している。
そして、印字ヘッド10が記録開始時記録手段位置に至った時点から印字を開始し、用紙Pの搬送位置と往復運動する印字ヘッド10の位置とに応じて、所定色のインクをインクノズルから選択的に吐出することで、文字や図柄等を用紙Pに対して印字する。
印字処理における印字ヘッド10の走査範囲は、前記ステップ130にて用紙Pの端部を検出できた場合は、操作パネル6にて設定した用紙Pのサイズに応じて予め定められた範囲とする。一方、ステップ130にて用紙Pの側端部を検出できず、後述するステップ160にて用紙Pの側端部を検出した場合は、印字ヘッド10の走査範囲を、その検出により求めた用紙Pの両側端部の間に設定された範囲とする。
印字処理を完了すると、本処理を終了する。
前記ステップ130にて、NOと判断された場合はステップ150に進む。このステップ150では、メディアセンサ68を用紙Pの幅方向に走査することにより、用紙Pの両側端部を検出する。
具体的には、まず、メディアセンサ68の検出対象位置が用紙Pの右側(図2における右側)の側端部よりも右側となるように、印字ヘッド10を移動する。次に、印字ヘッド10を、左方に向けて移動させながら、キャリッジ送り用エンコーダ39からエンコーダ信号ENSを受信する毎に、メディアセンサ68の検出データをRAM73に記憶する。その結果、用紙Pの幅方向に沿って、微小測定距離毎のメディアセンサ63の検出データが記憶される。このデータに基づき、上記検出データが大きく変化する2つの位置を用紙Pの両側の側端部位置として算出する。
ステップ160では、前記ステップ150にて、メディアセンサ68の検出データの値が大きく変化する点が検出できたか否か(つまり、用紙Pの左側の側端部を検出できたか否か)を判断する。検出できた場合(YES)はステップ140に進み、検出できなかった場合(NO)はステップ170に進む。
ステップ170では、LED78に、「用紙を検出できません」とのエラーメッセージを表示するとともに、処理を一旦停止する。
d)次に、本実施例の多機能装置1が奏する効果を説明する。
(i)本実施例1の多機能装置1では、上述したように、ステップ100(図6参照)にて端部検出可能位置に配置したメディアセンサ68により、用紙Pを検出したか否かをステップ130にて判断する。このとき、搬送されてきた用紙Pの幅が、操作パネル6にて設定した用紙Pの幅と同等以上であり、用紙Pの位置がずれていなければ、図7(a)に示すように、メディアセンサ68は用紙Pを検出する。一方、搬送されてきた用紙Pの幅が、操作パネル6にて設定した用紙Pの幅より小さいか、用紙Pの位置がずれている場合は、図7(b)に示すように、メディアセンサ68は用紙Pを検出しない。
従って、メディアセンサ68が用紙Pを検出するか否かにより、搬送されてきた用紙Pの実際の幅が使用を予定していた用紙Pの幅以上であるか否か、用紙Pの位置がずれているか否かを検出することができる。
また、用紙Pの位置は、ステップ120にて先端検出位置に搬送されているので、メディアセンサ68が用紙Pを検出するか否かにより、用紙Pの先端部を検出することができる。
つまり、本実施例1では、メディアセンサ68が用紙Pを検出するか否かにより、搬送されてきた用紙Pの幅及び位置のずれの検出と、用紙Pの先端部の検出とを、同時に行うことができる。
そのため、搬送されてきた用紙Pの幅の検出と用紙Pの先端部の検出とを別々の工程で行う場合に比べて、処理に要する時間を短縮することができる。
(ii)本実施例1の多機能装置1では、ステップ130において、メディアセンサ68を端部検出可能位置に固定したままで用紙Pの幅を検出することができ、メディアセンサ68を用紙Pの幅方向に走査する必要がないので、用紙Pの幅を検出するのに要する時間が短くて済む。
(iii)本実施例1の多機能装置1は、記憶手段として、用紙Pのサイズごとに端部検出可能位置を複数記憶しているROM72を備えているので、使用を予定している用紙Pのサイズに対応した端部検出可能位置をROM72から呼び出し、検出手段の位置制御に用いることができる。
(iv)実施例1の多機能装置1では、ステップ130にて端部検出可能位置に配置されたメディアセンサ68が用紙Pを検出できなかった場合、ステップ150にてメディアセンサ68を所定範囲で走査させながら用紙Pの側端部の検出を行う。そのため、用紙Pのサイズが本来のサイズと異なっていたり、搬送中の用紙Pの位置がずれている場合でも、用紙Pの側端部を検出することができる。
(v)本実施例1の多機能装置1では、メディアセンサ68を印字ヘッド10に取り付けているので、メディアセンサ68は、印字ヘッド10の走査に伴って、用紙Pの搬送方向と直交する方向に移動させることができる。そのため、メディアセンサ68を移動させるための移動手段を独立に設ける必要がなく、多機能装置1の構成を簡略化することができる。
(vi)本実施例1の多機能装置1では、メディアセンサ68により用紙Pの先端部が検出されるときの用紙Pの位置である先端検出位置は、印字ヘッド10により記録が開始されるときの用紙Pの位置である記録開始位置よりも、搬送方向に関して上流側である。そのため、用紙Pの先端部を検出してから、記録を開するまでに、用紙Pを搬送方向と反対方向に戻す必要がない。その結果として、用紙Pに対する記録のスループットを向上させることができる。
(vii)本実施例1では、用紙Pの検出を行う時の印字ヘッド10の位置である検出時記録手段位置と、用紙Pに対する記録を開始するときの印字ヘッド10の位置である記録開始時記録手段位置とは、少なくとも、停止している印字ヘッド10を所定の記録速度に加速するために要する加速距離だけ離れているので、検出時記録手段位置において停止している印字ヘッド10を、そのまま、記録開始時記録手段位置に向けて加速させれば、記録開始時記録手段位置において、印字ヘッド10の速度を記録速度に到達させることができる。
そのため、用紙Pの検出を行った後、検出時記録手段位置にある印字ヘッド10を、一旦記録開始時記録手段位置から遠ざけ、加速距離を確保するような動作は必要ないので、用紙Pに対する記録のスループットを向上させることができる。
a)本実施例2の多機能装置1の構成は、基本的には前記実施例1と同様である。但し、本実施例2では、図10(a)に示すように、印字ヘッド10の左側に、メディアセンサ68に加えて、第2メディアセンサ80が設けられている。この第2メディアセンサ80は、メディアセンサ68と同様の光学式センサである。第2メディアセンサ80の位置は、図10(a)に示すように、メディアセンサ68よりも印字ヘッド10に近い位置であって、メディアセンサ68が端部検出可能位置にあるときに、使用を予定しているサイズの用紙Pの右側側端部よりも右側を検出対象とする位置である。また、第2メディアセンサ80は、制御装置70に接続している。
b)次に、本実施例2の多機能装置1の動作を図11のフローチャートを用いて説明する。
ステップ200では、前記実施例1におけるステップ100と同様に、設定された用紙Pのサイズに応じて、メディアセンサ68の位置が、搬送されてきた用紙Pの先端部及び側端部を検出できる位置(端部検出可能位置)となるように、印字ヘッド10の位置を設定する。尚、この時、第2メディアセンサ80の位置は、使用を予定しているサイズの用紙Pが搬送されてきた場合、その用紙Pの側端部から外れた部分を検出対象とする位置となる。
ステップ210では、給紙装置2から用紙Pを給紙し、用紙搬送機構14による搬送を開始する。
ステップ220では、前記実施例1におけるステップ120と同様に、用紙Pが所定の搬送量(操作パネル6で設定したサイズの用紙Pが正常に搬送されていれば、用紙Pの先端部がメディアセンサ68により検出される位置(先端検出位置)に達するだけの搬送量)だけ搬送されたか否かを判断する。YESの場合はステップ230に進み、NOの場合はステップ220に留まる。
ステップ230では、前記実施例1におけるステップ130と同様に、メディアセンサ68が用紙Pを検出できた否かを判断する。用紙Pを検出できた場合(YES)はステップ240に進み、検出できなかった場合(NO)はステップ270に進む。
ステップ240では、実際に搬送された用紙Pのサイズが、設定した用紙Pのサイズより大きいか否かを判断する。つまり、第2メディアセンサ80が用紙Pを検出したか否かを判断する。検出しない場合(NO)はステップ250に進み、検出した場合(YES)はステップ260に進む。
ステップ250では、前記実施例1におけるステップ140と同様に、使用者等から入力された印字要求に応じた文字や図柄等を用紙Pに対して印字する処理を行う。印字処理を完了すると、本処理を終了する。
前記ステップ230にて、NOと判断された場合はステップ270に進み、このステップ270では、前記実施例1におけるステップ150と同様に、メディアセンサ68を用紙Pの幅方向に走査することにより、用紙Pの両側端部を検出する。
ステップ280では、前記ステップ270にて、メディアセンサ68の検出データの値が大きく変化する点が2ヶ所検出できたか否か(つまり、用紙Pの両側端部を検出できたか否か)を判断する。検出できた場合(YES)はステップ250に進み、検出できなかった場合(NO)はステップ290に進む。
ステップ290では、LED78に、「用紙を検出できません」とのエラーメッセージを表示するとともに、処理を一旦停止する。
一方、前記ステップ240にてYESと判断された場合はステップ260に進む。このステップ260では、LED78に「用紙が大きすぎます。印刷を続けますか?」とのメッセージが表示される。これに対し、操作者が操作パネル6にてYESに対応する操作を行うと、ステップ250に進む。操作者がNOに対応する操作を行うと、一旦本処理を終了する。
c)次に、本実施例2の多機能装置1の奏する効果を説明する。
本実施例2の多機能装置1では、操作パネル6にて設定したサイズよりも大きいサイズの用紙Pが搬送されてきた場合、図10(b)に示すように、第2メディアセンサ80が用紙Pを検出し、LED78に「用紙が大きすぎます。印刷を続けますか?」とのメッセージが表示される。
このことにより、操作者は、設定よりも大きいサイズの用紙Pが搬送されたことを知ることができ、操作者の判断により、そのまま印字を行うか、処理を中止するかを判断することができる。つまり、本実施例2の多機能装置1では、操作者が気付かないままに、設定したサイズより大きいサイズの用紙Pに印字が行われてしまうことがない。
また、本実施例2の多機能装置1は、前記実施例1と同様の効果を奏する。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記実施例において、使用を予定している用紙Pのサイズを入力する入力手段は、操作パネル6ではなく、多機能装置1に接続されたPC77であってもよい。つまり、ユーザは、PC77から、使用を予定している用紙Pのサイズを設定することができる。
本実施例の多機能装置の斜視図である。 本実施例のプリンタの横断面図である。 本実施例の給紙装置の縦断面図である。 本実施例のプリンタの構成を示す説明図である。 本実施例の制御装置の構成を示すブロック図である。 本実施例の多機能装置が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施例の処理における用紙とメディアセンサとの位置関係を示す説明図である。 本実施例の処理における用紙の位置を示す説明図である。 本実施例の処理におけるキャリッジの位置を示す説明図である。 本実施例の処理における用紙とメディアセンサとの位置関係を示す説明図である。 本実施例の多機能装置が実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・多機能装置
3・・・プリンタ
10・・・印字ヘッド
11・・・キャリッジ
12・・・ガイド機構
13・・・キャリッジ移動機構
14・・・用紙搬送機構
17・・・プラテン
68・・・メディアセンサ
70・・・制御装置
80・・・第2メディアセンサ

Claims (8)

  1. 媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、媒体の端部を検出可能な検出手段と、該検出手段を前記搬送方向と直交する方向に移動させる移動手段と、使用を予定している媒体のサイズに応じ、前記検出手段を、搬送される媒体の先端部及び側端部を検出できる位置である端部検出可能位置に移動するように前記移動手段を制御する制御手段と、を備える体検出装置と
    前記搬送方向と直交する方向に往復移動して媒体上に画像を記録するとともに、前記検出手段を搭載する記録手段と、
    を備え、
    前記検出手段が前記端部検出可能位置にあるときの前記記録手段の位置である検出時記録手段位置と、媒体に記録を開始するときの前記記録手段の位置である記録開始時記録手段位置とは、少なくとも、停止している前記記録手段の速度を所定の記録速度に加速するために要する加速距離だけ離れていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 媒体のサイズごとに、対応する端部検出可能位置を複数記憶している記憶手段を備えるとともに、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の端部検出可能位置のうち、使用を予定している媒体のサイズに対応する端部検出可能位置を用いて制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
  3. 少なくとも前記搬送方向と直する方向における使用する媒体の幅を設定可能な媒体設定手段を備えるとともに、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の端部検出可能位置のうち、前記媒体設定手段により設定された媒体の幅に対応する端部検出可能位置を用いて制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置
  4. 端部検出可能位置に配置された前記検出手段が媒体の端部を検出しなかった場合、前記制御手段は、前記移動手段により、前記検出手段を所定範囲で走査させながら媒体の側端部の検出を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置
  5. 前記移動手段により前記搬送方向と直交方向に移動可能であるとともに、媒体の端部を検出可能な第2検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記搬送手段により搬送される、使用を予定している媒体の側端部よりも媒体から見て外側となる位置において検出を行うように、前記第2検出手段の位置を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置
  6. 使用を予定している媒体のサイズを入力する入力手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記入力手段から入力された媒体のサイズに応じた端部検出可能位置に移動された前記検出手段が、媒体の先端部と側端部とを検出した場合には、前記記録手段は前記媒体上への画像の記録を開始することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記検出手段により媒体の先端部が検出されるときの媒体の位置である先端検出位置は、前記記録手段により記録が開始されるときの媒体の位置である記録開始位置よりも、前記搬送方向に関して上流側であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
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