JP6357810B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。なお、本発明は液体吐出記録方式の画像形成装置に限定されるものではないが、以下では液体吐出記録方式の画像形成装置で説明する。
このような画像形成装置において、例えば、被記録媒体をプラテン部材で画像形成手段に対向して案内する構成であって、プラテン部材上を搬送される被記録媒体をガイドするガイド部材や用紙を押さえる用紙押さえ部材を、媒体の大きさに応じて媒体搬送方向と直交する方向に移動可能に配置したものが知られている(特許文献1)
特開平6−297798号公報
ところで、規制部材(上記ガイド部材、用紙押さえ手段)によって用紙を押さえる場合、規制部材は用紙の画像形成領域にかからないところに位置決めする必要がある。このとき、規制部材から用紙の幅方向(媒体搬送方向と直交する方向)端部までの距離(マージン)が多いと、画像形成領域が狭くなり、或いは、画像が規制部材にかかってしまって正常な画像を形成できなくなる。一方、規制部材から用紙の幅方向端部までのマージンが少ないと、用紙の搬送スキューが発生した場合に、用紙が規制部材から外れてしまって、規制部材で用紙を規制することができなくなる。
そこで、規制部材の用紙幅方向位置を正確に位置決めする必要がある。ところが、従前は、規制部材を駆動する駆動機構による駆動量で規制部材の移動量を制御しているため、駆動機構の駆動量と規制部材の実際の移動量との差によって規制部材を用紙の幅方向端部に高精度に位置決めすることが困難であるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、規制部材を媒体の幅方向端部に対して高精度に位置決めできるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段を搭載して往復移動されるキャリッジと、
前記キャリッジの位置を検知するキャリッジ位置検知手段と、
前記画像形成手段に対向して前記媒体を搬送する搬送手段と、を備え、
前記画像形成手段と前記媒体の搬送路との間には、前記媒体と前記画像形成手段との距離を規制する規制部材が配置され、
前記規制部材は前記キャリッジの移動方向に移動可能であり、
前記キャリッジには前記規制部材を検知する規制部材検知手段を有し、
前記規制部材検知手段で前記規制部材を検知したときの前記キャリッジの位置の検知結果から前記規制部材の位置を制御し、
前記規制部材検知手段は、前記媒体を検知する手段を兼ねている
構成とした。
本発明によれば、規制部材を媒体に対して高精度に位置決めできる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の要部模式的側面説明図である。 同じく要部平面説明図である。 同じく規制部材を移動させる駆動機構に係る部分の平面説明図である。 同じく作用説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 同じく記録部の斜視説明図である。 同じく平面説明図である。 同じくガイド部材の斜視説明図である。 ガイド部材の配置説明に供する側面説明図である。 同画像形成装置の制御部のブロック説明図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の要部模式的側面説明図である。 同じく要部平面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像形成装置の要部模式的側面説明図、図2は同じく要部平面説明図である。
この画像形成装置は、媒体10に画像を形成する画像形成手段1と、画像形成手段1に対向して媒体10を搬送する搬送手段2とを備えている。
画像形成手段1は、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド11を搭載したキャリッジ12を備えている。キャリッジ12は図示しないガイド部材に往復移動可能に保持されて、図2の主走査方向(媒体搬送方向と直交する方向)に往復移動される。
搬送手段2は、記録ヘッド11の媒体搬送方向上流側に配置した搬送ローラ21と加圧ローラ22の対と、記録ヘッド11の媒体搬送方向下流側に配置した排紙ローラ23と拍車コロ24の対とを備えている。
これらの搬送ローラ21と加圧ローラ22の対と、排紙ローラ23と拍車コロ24の対との間に、記録ヘッド11に対向して媒体10を案内する搬送ガイド部材であるプラテン部材3が配置されている。このプラテン部材3の案内面側が媒体10の搬送路を形成する。なお、搬送手段はベルトを用いた構成とすることもできる。
そして、記録ヘッド11と媒体10の搬送路をなすプラテン部材3との間には、媒体10を押さえる(浮き上がりを規制するという意味)ことで媒体10と記録ヘッド11との距離を規制する規制部材4が配置されている。規制部材4は、例えばテグス糸などの糸状部材、PETフィルムなどの薄層部材で形成している。
この規制部材4を記録ヘッド11よりも媒体搬送方向上流側で支持する上流側支持部5と、規制部材4を記録ヘッド11よりも媒体搬送方向下流側で支持する下流側支持部6とを有している。下流側支持部6には規制部材4に張力を与えるばねなどの張力付与部材61を設けている。
ここで、上流側支持部5及び下流側支持部6と規制部材4とは、図2に示すように、媒体10の幅方向(主走査方向:媒体搬送方向と直交する方向)端部を規制するためにそれぞれ2個配置している。上流側支持部5及び下流側支持部6は、キャリッジ12の移動方向である主走査方向に移動可能に配置されている。
そして、主走査方向に沿ってキャリッジ12の位置を検知するためのエンコーダシート14が配置され、キャリッジ12に搭載されたエンコーダセンサ15によって読み取られる。これらのエンコーダシート14及びエンコーダセンサ15によってキャリッジ位置検知手段であるリニアエンコーダ13が構成されている。なお、キャリッジ12を移動させるモータの回転量からキャリッジ位置を検知するようにすることもできる。
また、キャリッジ12には、規制部材4を検知する規制部材検知手段17が設けられている。規制部材検知手段17は、反射型フォトセンサなどで構成され、媒体10の幅方向端部などを検知する媒体センサを兼ねている。
次に、規制部材を移動させる駆動機構(規制部材駆動手段)について図3も参照して説明する。図3は同駆動機構に係る部分の平面説明図である。
ここでは、上流側支持部5と下流側支持部6を、媒体搬送方向と直交する方向(主走査方向)に移動させる駆動手段である駆動機構8をそれぞれ備えている。
駆動機構8は、上流側支持部5と下流側支持部6を案内するガイドレール81と、プーリ82、83間に掛け回したタイミングベルト84と、プーリ82を回転駆動する図示しない駆動源とを有し、タイミングベルト84に上流側支持部5或いは下流側支持部6を連結している。ここでは、駆動源としては、搬送ローラ21を回転駆動するモータを使用し、当該モータの回転を、クラッチ機構を介して、プーリ83に伝達するようにしている。
ここで、上流側支持部5及び下流側支持部6は、媒体10の幅方向(主走査方向)端部を規制するためにそれぞれ2個配置している。そして、2つの上流側支持部5、5はループ状のタイミングベルト84の異なる面に連結されている。同様に、2つの下流側支持部6、6はループ状のタイミングベルト84の異なる面に連結されている。
これにより、タイミングベルト84の一方向(例えば矢印A方向)への回転によって2つの上流側支持部5、5は離間する方向に移動する。また、タイミングベルト84の他方向(例えば矢印B方向)への回転によって2つの上流側支持部5、5は接近する方向に移動する。また、2つの下流側支持部6,6の動きも同様である。
このように構成したので、駆動機構8によって上流側支持部5と下流側支持部6を移動させることで、媒体10の幅に応じて規制部材4、4を所要の位置に移動することができる。
なお、駆動機構は、送りネジやボールネジなどを使用することもできる。また、リニアモータなど、直接、支持部5,6を移動させる駆動源を使用することもできる。
次に、このように構成した本実施形態の作用について図4も参照して説明する。図4は同作用説明に供する説明図である。
上記実施形態では、キャリッジ12に搭載された規制部材検知手段17によって規制部材4の位置を検知している。一方、キャリッジ12の位置をキャリッジ位置検知手段としてのリニアエンコーダ13でセンシングして、キャリッジ12の位置によって記録ヘッド11から液滴を吐出することで画像を形成する。
ここで、媒体10に対して画像を形成するとき、媒体幅方向における、画像形成領域の開始位置(画像の書き出し位置)と終了位置(画像の終わり位置)は、キャリッジ位置で制御する。一方、キャリッジ12に規制部材検知手段17を備えていることで、規制部材検知手段17で規制部材4を検知したときのキャリッジ位置を得ることができる。つまり、規制部材4の位置をキャリッジ位置として検出することができる。
このように、画像形成位置と規制部材4の位置がキャリッジ位置として得られることで、画像形成領域と規制部材4の媒体幅方向での相対距離を正確に把握でき、これに基づいて規制部材4を移動して位置決めすることによって、画像形成領域に対応して規制部材4の位置を高精度に位置決め制御することができる。
この点について図4を参照して説明する。
図4において、媒体10の幅方向の「端部余白」は、規制部材4で媒体10の浮きを押さえる場合の最大画像形成領域と理想的な媒体位置における媒体端部との間の距離であり、通常は数mm程度である。
また、「規制部材と画像のマージン」は、規制部材4で媒体10の浮きを押さえる場合の画像形成領域と規制部材4との間の距離である。さらに、「スキューマージン」は、規制部材4と理想的な媒体位置における媒体の幅方向端部との間の距離である。
規制部材4と画像形成領域の検出に誤差が見込まれるとき、規制部材4が画像領域に被ってしまうと、その部分の印字が規制部材4によって妨げられ、画像が劣化してしまうことになる。そのため、図4における「規制部材と画像のマージン」には、見込まれる誤差の最大値以上を設定する必要がある。
このとき、「端部余白」は規格によって定まるため、「規制部材と画像のマージン」が大きくなると、その分「スキューマージン」が小さくなってしまうことになる。「スキューマージン」が小さくなってしまうと、実際の媒体10の位置は理想的な位置からは誤差を持っているために、媒体10の端部が規制部材4を外れる可能性が高くなる。媒体10の端部が規制部材4から外れると、媒体10の浮きを規制部材4で押さえることができなくなり、媒体10が記録ヘッド11と接触することによる画像劣化やジャム(JAM)が発生しやすくなる。
そこで、上記実施形態のように、規制部材4の位置をキャリッジ12に搭載した規制部材検知手段17で検知して、画像形成領域と規制部材4との媒体幅方向での相対距離をキャリッジ位置から正確に検出することで、規制部材4を媒体10に対して高精度に位置決めできる。
規制部材4が高精度に位置決めできることで、規制部材4を画像形成領域により近接させて(「規制部材と画像のマージン」を少なく)配置することが可能となり、これにより、スキューマージンを最大にすることができて、画像劣化やジャムの発生を抑制することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について図5及び図6を参照して説明する。図5は同画像形成装置の斜視説明図、図6は同じく側面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、左右の側板に架け渡した板状部材からなるガイド部材103などを使用したロッドレスタイプの案内機構にてキャリッジ104を媒体搬送方向と直交する主走査方向に移動可能に支持している。キャリッジ104は主走査モータ105によって往復移動される。なお、図5では図6のキャリッジカバー部104aを取り外した状態で図示している。
キャリッジ104には、例えばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液滴を吐出する画像形成手段としての液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド111を搭載している。
記録ヘッド111には、装置本体側に着脱可能に装着される液体カートリッジ(メインタンク)であるインクカートリッジ113から供給チューブ114を介してインク(液体)が供給される。
また、キャリッジ104の移動方向に沿ってエンコーダスケール121が配置され、キャリッジ104にはエンコーダスケール121を読取るエンコーダセンサ122が搭載されている。これらのエンコーダスケール121とエンコーダセンサ122によって、キャリッジ104の主走査方向の位置(キャリッジ位置)を検知するキャリッジ位置検知手段であるリニアエンコーダからなる主走査エンコーダ120を構成している。
一方、装置本体の底部側には、媒体100を装填する給紙カセット101が装着されている。給紙カセット101内の媒体は、給紙コロ143によって1枚ずつ分離して送り出される。
この給紙カセット101から給紙された媒体100は、中継ローラ144、搬送ガイド板145を経て、搬送ローラ151と加圧ローラ152との間に送り込まれる。そして、搬送ローラ151と加圧ローラ152による搬送力によって搬送ガイド部材であるプラテン部材153のリブ153aで案内されながら間歇的に搬送される。
ここで、搬送ローラ151は搬送モータである副走査モータ161によって回転駆動される。この搬送ローラ151の回転量はエンコーダホイール171と図示しないエンコーダセンサとで構成されるロータリエンコーダからなる副走査エンコーダ170(後述)によって検出される。この副走査エンコーダ170は、後述する駆動機構208の駆動量検知手段を兼ねている。
このとき、キャリッジ104を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド111を駆動することにより、停止している媒体100にインク滴を吐出して1行分を記録し、媒体100を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は媒体の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了する。
プラテン部材153の下流側には排紙ローラ154と拍車155とが配置され、画像が形成された媒体100を排紙トレイ102上に排出する。
次に、この画像形成装置における記録部の詳細について図7及び図8も参照して説明する。図7は同記録部の斜視説明図、図8は同じく平面説明図である。
プラテン部材153の上方には、案内する媒体100の浮き上がりを規制するためのガイド部材201が主走査方向(キャリッジ移動方向)に2つ配置されている。ガイド部材201は、媒体100と接触し、媒体の浮きを抑える糸状の規制部材204と、規制部材204を保持する保持部材205、206とを備え、規制部材204の両端が保持部材205,206により保持されている。
規制部材204は柔軟性を持った細い糸状の部材であり、2つの保持部材205、206により張力が与えられた状態で保持されている。
プラテン部材153は、媒体100に接触しガイドするための複数のリブ153aを有しており、規制部材204はこのリブ153aより高い位置に保持されている。
また、ガイド部材201は、印字を行うためにキャリッジ104がプラテン部材153上方を走査しても、ガイド部材201とキャリッジ104、及び記録ヘッド111とは接触しないように配置されている。
一方、キャリッジ104には、規制部材検知手段を兼ねる反射型フォトセンサからなる媒体センサ127を備えている。規制部材検知手段を媒体センサ127が兼ねることで、コストの低減、構成の簡略化を図れる。なお、規制部材検知手段は、例えば、フォトセンサ以外にも赤外線や超音波、画像判断、接触センサなどのセンサを用いて構成することもできる。
ここで、規制部材204を主走査方向に移動させる駆動機構208について説明する。
駆動機構208は、ガイド部材201の保持部材205,206をキャリッジ104の走査方向に沿う方向に移動可能に保持するガイドレール281を備えている。そして、プーリ282,283間に掛け回したタイミングベルト284に保持部材205、206を連結している。
プーリ282、283には副走査モータ161の駆動力が駆動連結部289を介して伝達される。駆動連結部289にはクラッチを含み、搬送ローラ151への駆動力(回転)伝達と駆動機構208への駆動力(回転)伝達/遮断とを選択可能としている。
タイミングベルト284は、プラテン部材153の搬送方向上流側と搬送方向下流側にそれぞれ設けられている。上流側のタイミングベルト284は、上流側の保持部材205に動力を伝える。下流側のタイミングベルト284は、下流側の保持部材206に動力を伝える。
上流側のタイミングベルト284と下流側のタイミングベルト284の動作は、同期されており、これにより上流側の保持部材205と下流側の保持部材206も同期して移動する。
このように、規制部材204を含むガイド部材201は主走査方向に移動するとき、上流側、下流側の保持部材205、206が同期して動作するため、傾かずにキャリッジ104の走査方向に移動することができる。
また、上流側のタイミングベルト284に連結された2つの保持部材205は、ループ状になったタイミングベルト284の異なる面に固定部288にて固定されて保持されている。同様に、下流側のタイミングベルト284に連結された2つの保持部材206は、ループ状になったタイミングベルト284の異なる面に固定部288にて固定されて保持されている。
したがって、タイミングベルト284が回転すると、2つのガイド部材201はキャリッジ104の走査方向にそれぞれ逆方向に動作する。これにより、2つのガイド部材201は、プラテン部材153の幅方向中央を中心として常に対称に位置するよう移動する。
印字を行うとき、制御部はホスト側から送られてきた印字情報内の媒体100のサイズを読み出し、媒体100の幅方向のサイズに合わせて、ガイド部材201、201の位置を移動する。
ガイド部材201、201は、プラテン部材153上に搬送される媒体100の搬送方向と直交する幅方向両側の端部より内側に位置するよう移動される。これにより、媒体100がプラテン部材153上に搬送されてきたとき、媒体100の端部がプラテン部材153とガイド部材201、201の規制部材204、204間に挟まれた状態となる。
ガイド部材201の規制部材204は媒体100の端部の浮き上がりを抑えることができる。つまり、例えば破損、折れ等によって端部が浮き上がりやすくなった媒体100が搬送されても、ガイド部材201の規制部材204によりキャリッジ104と記録ヘッド111に接触しない位置に規制される。
これにより、媒体とキャリッジ104及び記録ヘッド111とが接触することによる不具合(例えば擦れ、ジャム等)を防ぐことができる。
次に、ガイド部材201について図9を参照して説明する。図9(a)はガイド部材の斜視説明図である。図9(b)は規制部材204の保持状態を表す斜視説明図である。
上流側の保持部材205の内部には板ばね211が設けられ、規制部材204の一端部は板ばね211を介して保持部材205に保持されている。規制部材204の一端部はループ形状であり、板ばね211に設けられた切り欠きに引っ掛けられて保持されている。
また、下流側の保持部材206には固定部材212が設けられ、規制部材204の他端部は固定部材212を介して保持部材206に保持されている。規制部材204の他端部は固定部材212に設けられた爪部にループ状になった端部が引っ掛けられて保持されている。
ここで、規制部材204の一端部が板バネ211を介して保持部材205に保持されているため、規制部材204は張力がかかった状態で保持される。このため、規制部材204は柔軟性のある材質であるが、常に張力がかかった状態で保持されており、図9(a)に示すように、保持部材205、206の間の最短距離となる方向に沿った形状で保持される。
また、規制部材204の一端部を板バネ211で保持することで、規制部材204はある程度の変形が許容される。
ここで、例えば、印字動作中に何らかの理由によりプラテン部材153上で媒体が停止した場合、ユーザーはプラテン部材153上の媒体を取り除く必要がある。このとき、上述したように、規制部材204が柔軟性のある材質であることと、ある程度の変形が許容されることで、これらの処理時に規制部材204や、保持部材205,206を破損させずにプラテン部材153上で停止した媒体を取り除くことができる。
次に、ガイド部材201の配置について図10を参照して説明する。図10は同説明に供する側面説明図である。
プラテン部材153の媒体搬送方向上流側には媒体100をプラテン部材153上に送り出すための搬送ローラ151と加圧コロ152が設けられている。プラテン部材153の媒体搬送方向下流側にはプラテン部材153上から送り出された媒体100を排紙トレイ102に送り出す排紙ローラ154と拍車155が設けられている。
ここで、加圧コロ152は加圧板221を介して装置本体に保持されている。拍車155は拍車ホルダ222を介して装置本体に保持されている。
そして、規制部材204の両端部は、加圧板221の上側に設けられた上流側の保持部材205と、拍車ホルダ222の上側に設けられた下流側の保持部材206とでそれぞれ保持されている
ここで、上流端の保持部材205は、装置本体に保持されたガイドレール281に移動可能に保持されている。下流側の保持部材206は、装置本体に保持された拍車ホルダ222に設けられたガイドレール281(レール部)に移動可能に保持されている。
保持部材205、206の先端部は、それぞれ、加圧板221、拍車ホルダ222の上面からプラテン部材153側の端部を覆うようにプラテン部材153の近傍まで延びている。そして、柔軟性を持った規制部材204は保持部材205、206の形状に沿って、プラテン部材153上では記録ヘッド111とプラテン部材153との隙間を通るように配置されている。
このように規制部材204と保持部材205、206を構成としたことによって、規制部材204と保持部材205、206は主走査方向の任意の位置に移動可能になる。このとき、記録ヘッド111の走査範囲外に配置することができ、印字のときに記録ヘッド111の動作の妨げになることもない。
また、プラテン部材153と記録ヘッド111との間は、規制部材204のみが配置される構成となるが、規制部材204に糸状部材を使用することで、例えば板金の薄板等を素材とした同様の機能を有する規制部材に比べて厚みを薄くすることができる。これにより規制部材を追加することによるプラテン部材と記録ヘッドとの距離の拡大を抑えることができ、液体吐出記録方式では良好な画像を得ることができる。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図11を参照して説明する。図11は同制御部のブロック説明図である。
この制御部500は、装置全体の制御を司るCPU501と、CPU501が実行する本発明に係るプログラムを含むプログラム、その他の固定データを格納するROM502と、画像データ等を一時格納するRAM503とを含む主制御部500Aを備えている。主制御部500Aは、規制部材204の位置検出、位置決め制御、キャリッジ位置の検出などの本発明に係わる制御も司っている。
また、制御部500は、PCなどのホスト(情報処理装置)600のプリンタドライバ601との間でデータの転送を司るホストI/F506と、記録ヘッド111を駆動制御する画像出力制御部511と、エンコーダ解析部512を備えている。エンコーダ解析部512は、主走査エンコーダ120、副走査エンコーダ170からの検知信号を入力して解析し、キャリッジ位置や搬送量(搬送ローラ151の回転量)を検出する。
また、制御部500は、主走査モータ105を駆動する主走査モータ駆動部513と、副走査モータ161を駆動する副走査モータ駆動部514と、各種センサ及びアクチュエータ517との間のI/O516なども備えている。
を備えている。
画像出力制御部511は、印刷データを生成するデータ生成手段、記録ヘッド111を駆動制御するための駆動波形を発生する駆動波形発生手段、駆動波形から所要の駆動信号を選択するためのヘッド制御信号及び印刷データを転送するデータ転送手段などを含む。
そして、キャリッジ104側に搭載された記録ヘッド111を駆動するためのヘッド駆動回路であるヘッドドライバ510に対して駆動波形、ヘッド制御信号、印刷データなどを出力して、記録ヘッド111のノズルから印刷データに応じて液滴を吐出させる。
また、エンコーダ解析部512は、検知信号から移動方向を検知する方向検知部520と移動量を検知するカウンタ部521とを備えている。
制御部500は、エンコーダ解析部512からの解析結果に基づいて、主走査モータ駆動部513を介して主走査モータ105を駆動制御することでキャリッジ104の移動制御を行う。また、副走査モータ駆動部514を介して副走査モータ161を駆動制御することで媒体の送り制御を行う。
I/O516には媒体センサ127の検知信号やその他の図示しない各種センサからの検知信号が入力される。また、I/O516を介して駆動機構208と副走査モータ161とを連結する駆動連結部289の駆動機構用クラッチ163の接続及び切断を行う信号が出力される。
主制御部500Aは、媒体センサ127に検知結果から規制部材204の位置を検出し、エンコーダ解析部512の解析結果からキャリッジ104の位置(キャリッジ位置)を検出する。
そして、主制御部500Aは、これらの検出結果から副走査モータ161、クラッチ163を駆動制御して、駆動機構208を介して、規制部材204を移動させて媒体100の幅方向端部の所要の位置に位置決め制御する。
このように、前記第1実施形態で説明したと同様に、媒体センサ127によって規制部材204の位置を検知して、駆動機構208によって規制部材204を媒体100の幅方向端部に位置決めする。
このとき、規制部材204自体を直接的に(検知対象としての意味)キャリッジ位置と紐付けて検知しているので、規制部材204の位置を高精度に検知することができ、規制部材204を媒体100の幅方向端部に高精度に位置決めすることができる。
つまり、規制部材204を移動させる駆動機構208の駆動量などによって規制部材204の位置を検知すると、部品の寸法誤差、バックラッシュなどによって目標駆動量と実際の移動量との間に差が生じる。そのため、規制部材204を高精度に媒体の幅方向端部に位置決めすることができない。
ただし、上述したように規制部材204の位置を直接に検知する場合でも、規制部材204を位置決めするときに実際に必要な位置は画像形成領域(画像位置)との相対距離であるので、画像位置までの相対位置は誤差が生じることになる。
そこで、キャリッジ104の主走査方向位置(キャリッジ位置)を検出して、キャリッジ位置によって規制部材204の位置関係を定めることにより、相対誤差を最小にすることができる。
この場合、規制部材204の位置を定めるために毎回キャリッジ104の媒体センサ127(規制部材検知手段)を用いると、その都度キャリッジ位置をセンシングするためにキャリッジ104を動かさなければならないことになり、効率的でない。
そこで、電源投入時など、一旦キャリッジ104上の規制部材検知手段でセンシングした後は、規制部材204を駆動する駆動機構208の駆動量を補正して駆動を行うようにすることで、効率的に正確に位置決め制御ができるようになる。
例えば、本実施形態では副走査エンコーダ170が駆動量検出手段を兼ねているので、目標駆動量の駆動を行ったときの規制部材4のキャリッジ位置の変化量から、目標駆動量と規制部材4の実際の移動量との偏差を求めることができる。そこで、偏差分目標駆動量を変更して駆動することによって規制部材4を正しい位置に移動することができる。
なお、規制部材204の移動に関する駆動制御は、前述したように主制御部500Aによって行っているので、駆動量の補正制御も主制御部500Aで行われる。
また、規制部材204を直接的に検知することによって、キャリッジ104を端から端まで移動したにもかかわらず規制部材204を検知できないときには、規制部材204が切断(破損)したと判定(検出)することができる。
そこで、この場合には、規制部材204が破損したことをユーザーに通知することができる。ユーザーへの通知は、装置本体の操作パネルなどの表示部を使用したり、ホスト600側のプリンタドライバ601を通じて行うことができる。
すなわち、規制部材4が破損した場合は、破損した規制部材4が用紙(被記録媒体)に接触してジャム(JAM)や画像劣化を引き起こすことなどが考えられる。
そこで、このような不具合を防止するために、規制部材4の破損を検出したときには、ユーザーに通知し、規制部材を使用しないか交換するなどの措置を講じられるようにする。
また、規制部材4が用紙(被記録媒体)に接触することを防止するために、用紙の幅よりも外側に規制部材4を移動して、規制部材4を使用しないようにすることが好ましい。規制部材4を移動させない構成としては、例えば、一定幅以上外側に移動したときにツメなどによるメカ的なロックがかかる構成、あるいは、制御的に規制部材4を使用しない制御にする構成などを採用できる。
次に、本発明の第3実施形態について図12及び図13を参照して説明する。図12は同実施形態に係る画像形成装置の要部模式的側面説明図、図13は同じく要部平面説明図である。
本実施形態では、張力付与手段62としてゼンマイばねを使用している。
このように構成したので、規制部材204が切断した場合には、張力付与手段62によって規制部材4の切断箇所よりも保持部6側の部分を保持部6側に収納することができる。したがって、保持部5側にも同様にゼンマイばねを使用した張力付与手段を設けて、規制部材4の切断箇所よりも保持部5側の部分を保持部5側に収納するようにすることもできる。
これにより、規制部材4の破損を検出したときには直ちに規制部材4を収納して画像形成領域から退避されることができる。
また、規制部材204を収納する機構を備えている場合、例えば規制部材204を巻取りリールに巻き付けて張っている場合などには、巻取り機構を駆動して規制部材204を収納する(画像形成領域から退避させる)ことができる。
なお、本願において、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(例えば、単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
1 画像形成手段
2 搬送手段
3 プラテン部材(搬送ガイド部材)
4 規制部材
5 支持部
6 支持部
8 駆動機構
10 媒体
11 記録ヘッド
12 キャリッジ
13 リニアエンコーダ(キャリッジ位置検知手段)
17 規制部材検知手段
100 媒体
104 キャリッジ
111 記録ヘッド
153 プラテン部材
204 規制部材
205 保持部材(支持部)
206 保持部材(支持部)
208 駆動機構

Claims (4)

  1. 媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段を搭載して往復移動されるキャリッジと、
    前記キャリッジの位置を検知するキャリッジ位置検知手段と、
    前記画像形成手段に対向して前記媒体を搬送する搬送手段と、を備え、
    前記画像形成手段と前記媒体の搬送路との間には、前記媒体と前記画像形成手段との距離を規制する規制部材が配置され、
    前記規制部材は前記キャリッジの移動方向に移動可能であり、
    前記キャリッジには前記規制部材を検知する規制部材検知手段を有し、
    前記規制部材検知手段で前記規制部材を検知したときの前記キャリッジの位置の検知結果から前記規制部材の位置を制御し、
    前記規制部材検知手段は、前記媒体を検知する手段を兼ねている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記規制部材を移動させる駆動手段を有し、
    前記規制部材検知手段で前記規制部材を検知したときの前記キャリッジの位置の検知結果から前記駆動手段の駆動量を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記規制部材検知手段の検知結果から前記規制部材の破損を検出し、
    前記規制部材が破損したことを検出したときにはその旨を通知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記規制部材を巻き取る巻取り機構を備え、
    前記規制部材検知手段の検知結果から前記規制部材の破損を検出し、
    前記規制部材が破損したことを検出したときには、前記巻取り機構を駆動して前記破損した前記規制部材を収納する
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
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