JP5054138B2 - プリント制御方法およびプリント装置 - Google Patents

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本発明は連続したシートを用いたプリント装置および方法に関する。
特許文献1には、ロール状に巻かれた長尺の連続シートを用いて、インクジェット方式でシート表裏の両面プリントを行なうプリント装置が開示されている。この装置では、シート供給部から供給されたシートの先端部を撮像し、この位置情報を基準にして以降の複数の画像のプリント位置を設定し、プリント後に画像ごとにカッタでシートを切断する。
特開2008−126530号公報
連続したシートに同じサイズの単位画像を繰返しプリントする際には、完成品のカットシートを束ねた際に長さが不揃いとならないように、正確な位置でシート切断を繰り返す必要がある。特許文献1では、プリントした画像の終端を基準にして、プリント後にシートが搬送されてカッタの切断位置に来たであろうタイミングでシートを切断する。したがって、画像のプリント位置とカッタとの間のシート送りの量の誤差が、最終的なカットシートの搬送方向サイズの誤差となる。特許文献1では、搬送手段が有するエンコーダのフィードバック計測で搬送誤差がなるべく小さくなるようにしている。しかし、画像のプリント位置とカッタとの間のシート搬送経路でシートが波打ったり湾曲してループを形成したりしてシート長さが変動した場合には対応できず、正確な位置でのシート切断が困難になる。
各画像の間にカットマークを記録して、カットマークの検出に基づいてシート切断を行なえば、上記問題は解消できる。しかし、なんらかの原因でカットマークの検出ができなかった場合には、正確な位置でのシート切断は困難となってしまう。
本発明は上述の課題の認識に基づいてなされたものである。本発明の目的は、連続したシートを用いプリントを行なってシートを切断する際に、従来以上に正確な位置でシート切断を行なうことができるプリント制御方法およびプリント装置の提供である。
本発明は、連続したシートを用いプリントを行な方法であって、シートに複数の画像を順次プリントし、順次プリントする1つの画像と次の画像との間の余白領域にカットマークを記録し、記録された前記カットマークを検出し、前記カットマークが検出されたら、検出結果に基づいて前記余白領域を切り落とすためのシート第1切断位置および当該第1切断位置よりも下流側の第2切断位置を設定し、前記カットマークが検出不能であったら、既に検出されているカットマークの情報と当該カットマークの後にプリントされた画像の長さの情報とから推定される検出不能であったカットマーク位置に基づいて、前記余白領域を切り落とすためのシート第1切断位置および当該第1切断位置よりも下流側の第2切断位置を設定し、先に前記第1切断位置でシートを切断し、次いで前記第2切断位置でシートを切断して前記余白領域を切り落とすことを特徴とする。
本発明によれば、カットマークを記録および検出してシートの切断位置を設定し、且つカットマークが検出できない場合にも推定によってシートの切断位置を設定するので、大きくズレた位置でシート切断してしまう切断不良を避けることができる。
プリント装置の内部構成を示す概略図 制御部のブロック図 片面プリントモード、両面プリントモードでの動作を説明するための図 シート上に順次プリントされる複数の画像の配列を示す図 カットマークを検出している状態を示す図 カットマークが検出できた場合の動作を説明するための図 カットマークが検出できなかった場合の動作を説明するための図 2つのカットマークセンサを設けた例を示す図 具体的な動作シーケンスを示すフローチャート
以下、インクジェット方式を用いたプリント装置の実施形態を説明する。本例のプリント装置は、長尺で連続したシート(搬送方向において繰り返しのプリント単位(1ページあるいは単位画像という)の長さよりも長い連続したシート)を使用し、片面プリントおよび両面プリントの両方に対応した高速ラインプリンタである。例えば、プリントラボ等における大量の枚数のプリントの分野に適している。なお、本明細書では、1つのプリント単位(1ページ)の領域内に複数の小さな画像や文字や空白が混在していたとしても、当該領域内に含まれるものをまとめて1つの単位画像という。つまり、単位画像とは、連続したシートに複数のページを順次プリントする場合の1つのプリント単位(1ページ)を意味する。なお、単位画像といわずに単に画像という場合もある。プリントする画像サイズに応じて単位画像の長さは異なる。例えばL版サイズの写真ではシート搬送方向の長さは135mm、A4サイズではシート搬送方向の長さは297mmとなる。
本発明はプリンタ、プリンタ複合機、複写機、ファクシミリ装置、各種デバイスの製造装置などプリント装置に広く適用可能である。プリント処理はインクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式、液体現像方式など方式は問わない。また、本発明はプリント処理に限らずロールシートに種々の処理(記録、加工、塗布、照射、読取、検査など)を行なうシート処理装置にも適用可能である。
図1はプリント装置の内部構成を示す断面の概略図である。本実施形態のプリント装置は、ロール状に巻かれたシートを用いて、シートの第1面と第1面の背面側の第2面に両面プリントすることが可能となっている。プリント装置内部には、大きくは、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、プリント部4、検査部5、カッタ部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12、制御部13の各ユニットを備える。シートは、図中の実線で示したシート搬送経路に沿ってローラ対やベルトからなる搬送機構で搬送され、各ユニットで処理がなされる。なお、シート搬送経路の任意の位置において、シート供給部1に近い側を「上流」、その逆側を「下流」という。
シート供給部1は、ロール状に巻かれた連続シートを保持して供給するためのユニットである。シート供給部1は、2つのロールR1、R2を収納することが可能であり、択一的にシートを引き出して供給する構成となっている。なお、収納可能なロールは2つであることに限定はされず、1つ、あるいは3つ以上を収納するものであってもよい。また、連続したシートであれば、ロール状に巻かれたものに限らない。例えば、単位長さごとのミシン目が付与された連続したシートがミシン目ごとに折り返されて積層され、シート供給部1に収納されるものでもよい。
デカール部2は、シート供給部1から供給されたシートのカール(反り)を軽減させるユニットである。デカール部2では、1つの駆動ローラに対して2つのピンチローラを用いて、カールの逆向きの反りを与えるようにシートを湾曲させて通過させることでデカール力を作用させてカールを軽減させる。
斜行矯正部3は、デカール部2を通過したシートの斜行(本来の進行方向に対する傾き)を矯正するユニットである。基準となる側のシート端部をガイド部材に押し付けることにより、シートの斜行が矯正される。
プリント部4は、搬送されるシートに対して上方からプリントヘッド14によりシート上にプリント処理を行なって画像を形成するシート処理部である。つまり、プリント部4はシートに所定の処理を行なう処理部である。プリント部4は、シートを搬送する複数の搬送ローラも備えている。プリントヘッド14は、使用が想定されるシートの最大幅をカバーする範囲でインクジェット方式のノズル列が形成されたライン型プリントヘッドを有する。プリントヘッド14は、複数のプリントヘッドが搬送方向に沿って平行に並べられている。本例ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つのプリントヘッドを有する。なお、色数およびプリントヘッドの数は7つには限定はされない。インクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。各色のインクは、インクタンクからそれぞれインクチューブを介してプリントヘッド14に供給される。
検査部5は、プリント部4でシートにプリントされた検査パターンや画像をスキャナによって光学的に読み取って、プリントヘッドのノズルの状態、シート搬送状態、画像位置等を検査して画像が正しくプリントされたかを判定するためのユニットである。スキャナはCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを有する。
カッタ部6は、プリント後のシートを所定長さに切断するカッタ20を有するユニットである。カッタ20は2つの機械的なカッタ20a、20bからなる。上流側のカッタ20aと下流側の20bの2つによって、後述するように、シートに形成された画像と画像の間の余白領域を効率的に切り落とす。カッタ部6はさらに、シート上に記録されているカットマークを光学的に検出するカットマークセンサ19と、シートを次工程に送り出すための複数の搬送ローラも備えている。カッタ部6の近傍にはゴミ箱17が設けられている。ゴミ箱17は、余白領域がカッタ20a、20bで切り落とされゴミとして排出される小さなシート片を収容するものである。カッタ部6には、切断したシートをゴミ箱17に排出するか、本来の搬送経路に移行させるかの振り分け機構が設けられている。
情報記録部7は、切断されたシートの非プリント領域にプリントのシリアル番号や日付などのプリント情報(固有の情報)を記録するユニットである。記録はインクジェット方式、熱転写方式などで文字やコードをプリントすることで行なわれる。情報記録部7の上流側且つカッタ部6の下流側には、切断されたシートの先端エッジを検知するエッジセンサ21が設けられている。つまり、エッジセンサ21はカッタ部6と情報記録部7による記録位置との間でシートの端部を検知する、エッジセンサ21の検知タイミングに基づいて情報記録部7で情報記録するタイミングが制御される。
乾燥部8は、プリント部4でプリントされたシートを加熱して、付与されたインクを短時間に乾燥させるためのユニットである。乾燥部8の内部では通過するシートに対して少なくとも下面側から熱風を付与してインク付与面を乾燥させる。なお、乾燥方式は熱風を付与する方式に限らず、電磁波(紫外線や赤外線など)をシート表面に照射する方式であってもよい。
以上のシート供給部1から乾燥部8までのシート搬送経路を第1経路と称する。第1経路はプリント部4から乾燥部8までの間にUターンする形状を有し、カッタ部6はUターンの形状の途中に位置している。
反転部9は両面プリントを行う際に表面プリントが終了した連続シートを一時的に巻き取って表裏反転させるためのユニットである。反転部9は、乾燥部8を通過したシートを再びプリント部4に供給するための、乾燥部8からデカール部2を経てプリント部4に到る経路(ループパス)(第2経路と称する)の途中に設けられている。反転部9はシートを巻き取るための回転する巻取回転体(ドラム)を備えている。表面のプリントが済んで切断されていない連続シートは巻取回転体に一時的に巻き取られる。巻き取りが終わったら、巻取回転体が逆回転して巻き取り済みシートは巻き取りのときとは逆順に送り出されてデカール部2に供給され、プリント部4に送られる。このシートは表裏反転しているのでプリント部4で裏面にプリントを行うことができる。両面プリントのより具体的な動作については後述する。
排出搬送部10は、カッタ部6で切断され乾燥部8で乾燥させられたシートを搬送して、ソータ部11までシートを受け渡すためのユニットである。排出搬送部10は、反転部9が設けられた第2経路とは異なる経路(第3経路と称する)に設けられている。第1経路を搬送されてきたシートを第2経路と第3経路のいずれか一方に選択的に導くために、経路の分岐位置には可動フラッパを有する経路切替機構が設けられている。
ソータ部11と排出部12は、シート供給部1の側部で且つ第3経路の末端に設けられている。ソータ部11は必要に応じてプリント済みシートをグループ毎に仕分けるためのユニットである。仕分けられたシートは、複数のトレイからなる排出部12に排出される。このように、第3経路はシート供給部1の下方を通過して、シート供給部1を挟んでプリント部4や乾燥部8とは逆側にシートを排出するレイアウトとなっている。
以上のように、シート供給部1から乾燥部8までが第1経路に順に設けられている。乾燥部8の先は第2経路と第3経路に分岐され、第2経路は途中に反転部9が設けられ反転部9の先は第1経路に合流する。第3経路の末端には排出部12が設けられている。
制御部13は、プリント装置全体の各部の制御を司るユニットである。制御部13は、CPU、記憶装置、各種制御部を備えたコントローラ、外部インターフェース、およびユーザーが入出力を行なう操作部15を有する。プリント装置の動作は、コントローラまたはコントローラに外部インターフェースを介して接続されるホストコンピュータ等のホスト装置16からの指令に基づいて制御される。
斜行矯正部3とプリント部4の間にはマーク読取器18が設けられている。マーク読取器18は、反転部9から搬送されるシートの第1面に記録された基準マークを、プリントする側とは反対側から光学的に読み取る反射型光学センサである。マーク読取器18は、シート面を照明する光源(例えば白色LED)と、照明されたシート面からの光をRGB成分ごとに検出するフォトダイオードあるいはイメージセンサ等の受光器を有する。受光器の信号レベルの変化あるいは撮像データの画像解析によってマークを読み取ることができる。
図2は制御部13の概念を示すブロック図である。制御部13に含まれるコントローラ(破線で囲んだ範囲)は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、画像処理部207、エンジン制御部208、個別ユニット制御部209から構成される。CPU201(中央演算処理部)はプリント装置の各ユニットの動作を統合的に制御する。ROM202はCPU201が実行するためのプログラムやプリント装置の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM203はCPU201のワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。HDD204(ハードディスク)はCPU201が実行するためのプログラム、プリントデータ、プリント装置の各種動作に必要な設定情報を記憶読出することが可能である。操作部15はユーザーとの入出力インターフェースであり、ハードキーやタッチパネルの入力部、および情報を提示するディスプレイや音声発生器などの出力部を含む。
高速なデータ処理が要求されるユニットについては専用の処理部が設けられている。画像処理部207は、プリント装置で扱うプリントデータの画像処理を行う。入力された画像データの色空間(たとえばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(たとえばsRGB)に変換する。また、画像データに対し解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて施される。これらの画像処理によって得られたプリントデータは、RAM203またはHDD204に格納される。エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに基づいてプリントデータに応じてプリント部4のプリントヘッド14の駆動制御を行なう。エンジン制御部208は更にプリント装置内の各部の搬送機構の制御も行なう。個別ユニット制御部209は、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、検査部5、カッタ部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12の各ユニットを個別に制御するためのサブコントローラである。CPU201による指令に基づいて個別ユニット制御部209によりそれぞれのユニットの動作が制御される。外部インターフェース205は、コントローラをホスト装置16に接続するためのインターフェース(I/F)であり、ローカルI/FまたはネットワークI/Fである。以上の構成要素はシステムバス210によって接続されている。
ホスト装置16は、プリント装置にプリントを行わせるための画像データの供給源となる装置である。ホスト装置16は、汎用または専用のコンピュータであってもよいし、画像リーダ部を有する画像キャプチャ、デジタルカメラ、フォトストレージ等の専用の画像機器であってもよい。ホスト装置16がコンピュータの場合は、コンピュータに含まれる記憶装置にOS、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア、プリント装置用のプリンタドライバがインストールされる。なお、以上の処理の全てをソフトウェアで実現することは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
次に、プリント時の基本動作について説明する。プリントは、片面プリントモードと両面プリントモードとでは動作が異なるので、それぞれについて説明する。
図3(a)は片面プリントモードでの動作を説明するための図である。シート供給部1から供給され、デカール部2、斜行矯正部3でそれぞれ処理されたシートは、プリント部4において表面(第1面)のプリントがなされる。長尺の連続シートに対して、搬送方向における所定の単位長さの画像(単位画像)を順次プリントして複数の画像を並べて形成していく。ここで、ある画像と次の画像の間には余白領域を設けて、余白領域にはプリント部4でカットマークを記録する。プリントされたシートは検査部5を経て、カッタ部6においてカットマークセンサ19によるカットマーク検出を元にカッタ20で単位画像ごとに切断される。切断されたカットシートは、必要に応じて情報記録部7でシートの裏面にプリント情報が記録される。そして、カットシートは1枚ずつ乾燥部8に搬送され乾燥が行なわれる。その後、排出搬送部10を経由して、ソータ部11の排出部12に順次排出され積載されていく。一方、最後の単位画像の切断でプリント部4の側に残されたシートはシート供給部1に送り戻されて、シートがロールR1またはR2に巻き取られる。
このように、片面プリントにおいては、シートは第1経路と第3経路を通過して処理され、第2経路は通過しない。以上をまとめると、片面プリントモードにおいては制御部13の制御により、以下(1)〜(6)のシーケンスが実行される。
(1)シート供給部1からシートを送り出してプリント部4に供給する;
(2)供給されたシートの第1面にプリント部4で単位画像とカットマークのプリントを繰り返す;
(3)第1面にプリントした単位画像ごとにカッタ部6でシートの切断を繰り返す;
(4)単位画像ごとに切断されたシートを1枚ずつ乾燥部8を通過させる;
(5)1枚ずつ乾燥部8を通過したシートを、第3経路を通して排出部12に排出する;
(6)最後の単位画像を切断してプリント部4の側に残されたシートをシート供給部1に送り戻す。
図3(b)は両面プリントモードでの動作を説明するための図である。両面プリントでは、表面(第1面)プリントシーケンスに次いで裏面(第2面)プリントシーケンスを実行する。最初の表面プリントシーケンスでは、シート供給部1から検査部5までの各ユニットでの動作は上述の片面プリントの動作と同じである。カッタ部6では切断動作は行わずに、連続シートのまま乾燥部8に搬送される。乾燥部8での表面のインク乾燥の後、排出搬送部10の側の経路(第3経路)ではなく、反転部9の側の経路(第2経路)にシートが導かれる。第2経路においてシートは、順方向(図面では反時計回り方向)に回転する反転部9の巻取回転体に巻き取られていく。プリント部4において、予定された表面のプリントが全て終了すると、カッタ部6にて連続シートのプリント領域の後端が切断される。切断位置を基準に、搬送方向下流側(プリントされた側)の連続シートは乾燥部8を経て反転部9でシート後端(切断位置)まで全て巻き取られる。一方、この巻取りと同時に、切断位置よりも搬送方向上流側(プリント部4の側)に残された連続シートは、シート先端(切断位置)がデカール部2に残らないように、シート供給部1に巻き戻されて、シートがロールR1またはR2に巻き取られる。この巻き戻しによって、以下の裏面プリントシーケンスで再び供給されるシートとの衝突が避けられる。
上述の表面プリントシーケンスの後に、裏面プリントシーケンスに切り替わる。反転部9の巻取回転体が巻き取り時とは逆方向(図面では時計回り方向)に回転する。巻き取られたシートの端部(巻き取り時のシート後端は、送り出し時にはシート先端になる)は、図の破線の経路に沿ってデカール部2に送り込まれる。デカール部2では巻取回転体で付与されたカールの矯正がなされる。つまり、デカール部2は第1経路においてシート供給部1とプリント部4の間、ならびに第2経路において反転部9とプリント部4の間に設けられて、いずれの経路においてもデカールの働きをする共通のユニットとなっている。シートの表裏が反転したシートは、斜行矯正部3を経て、プリント部4に送られて、シートの裏面に単位画像とカットマークのプリントが行なわれる。プリントされたシートは検査部5を経て、カッタ部6において予め設定されている所定の単位長さ毎に切断される。カットシートは両面にプリントされているので、情報記録部7での記録はなされない。カットシートは1枚ずつ乾燥部8に搬送され、排出搬送部10を経由して、ソータ部11の排出部12に順次排出され積載されていく。
このように、両面プリントにおいてはシートは第1経路、第2経路、第1経路、第3経路の順に通過して処理される。以上をまとめると、両面プリントモードにおいては制御部13の制御により、以下(1)〜(11)のシーケンスが実行される。
(1)シート供給部1からシートを送り出してプリント部4に供給する;
(2)供給されたシートの第1面にプリント部4で単位画像のプリントを繰り返す;
(3)第1面にプリントされたシートを乾燥部8を通過させる;
(4)乾燥部8を通過したシートを第2経路に導いて、反転部9が有する巻取回転体に巻き取っていく;
(5)第1面への繰返しのプリントが済んだら最後にプリントした単位画像の後ろでカッタ部6でシートを切断する;
(6)切断したシートの端部が乾燥部8を通過して巻取回転体に達するまで巻取回転体に巻き取る。これと共に、切断してプリント部4の側に残されたシートをシート供給部1に送り戻す;
(7)巻取りが済んだら巻取回転体を逆回転させて、第2経路から再びプリント部4にシートを供給する;
(8)第2経路から供給されるシートの第2面にプリント部4で単位画像とカットマークのプリントを繰り返す;
(9)第2面にプリントした単位画像ごとにカッタ部6でシートの切断を繰り返す;
(10)単位画像ごとに切断されたシートを1枚ずつ乾燥部8を通過させる;
(11)1枚ずつ乾燥部8を通過したシートを、第3経路を通して排出部12に排出する。
上述のように、片面プリントモードおよび両面プリントモードの裏面プリントにおいて、単位画像のプリントとともにカットマークを記録して、カットマークの検出結果に基づいてカッタ部6でシートを切断する。カットマークセンサ19がカットマークを検出する際に、種々の要因で検出不能になる可能性がある。そこで、カットマークが検出不能になった際のリカバリのプリント制御を行なうこと好ましい。以下そのプリント制御方法について説明する。
図4はシート上に順次プリントされる複数の画像(画像1、画像2、画像3、・・・)の配列のいくつかの例を示すものである。図4(a)では、画像領域100(100−1、100−2、100−3、・・・)と、非画像領域である余白領域101(101−1、101−2、101−3、・・・)が交互になるように並んでいる。それぞれの余白領域101にはカットマーク102(102−1、102−2、102−3、・・・)が形成されている。
図4(b)は、プリントヘッドのメンテナンスのための検査パターン103が、カットマーク102と併せて余白領域101に付与された配列の例を示す。各々の余白領域101(101−1、101−2、101−3、・・・)は、カットマーク102(102−1、102−2、102−3、・・・)が形成された領域と、検査パターン103が形成された領域を合わせた領域である。この例では、単位画像(画像1、画像2、・・・)の搬送方向のサイズは、図4(a)のものよりも大きい。図4(c)は、プリントヘッドのメンテナンスのための検査パターン103が、一部の余白領域にのみ形成された配列の例を示す。検査パターン103が含まれる余白領域(101−1、101−2)と、含まれない余白領域(103−3)とでは、余白領域の搬送方向のサイズが異なっている。
図5はカットマークセンサ19でカットマークを検出している状態を示す図である。カットマークセンサ19は、光源と受光素子を有する小型の光学センサでる。例えば、カットマーク102は2x2[mm]の矩形形状のマークとし、それに対して照明される照明光110のスポット径はφ1[mm]とする。光源には小型の半導体光源(LED、OLED、半導体レーザ等)が適している。例えば、光源は赤色LEDとして、カットマーク102は赤色に対して吸光分布特性の良い黒インクで記録する。シート搬送方向において、余白領域101は所定の長さM(4mm)の幅を有している。また、画像領域100とカットマーク102との区別を容易にするために、前の画像領域100−(n−1)とカットマーク102−nとの間には長さMの半分の長さ(2[mm])の空白(白領域)が形成されている。ただし、このような空白を設けることは必須ではない。このように、カットマークは余白領域の中心よりも下流側に偏って形成されている。
図5の下部のグラフは、カットマークセンサ19の受光素子の検出出力の変化を示すものである。シートの移動に伴なって余白領域101がセンサの照明光(検出位置)のスポットを通過する。この際、検出出力の信号レベルはグラフ120に示すように、高(高反射率の白部)から低(低反射率の黒部)に急激に変化する。変化の度合(グラフの傾き)は照明光110のスポット径によって決定される。変化する信号レベルが、予め設定されている所定の閾値を下回ったタイミングに対応した位置をマーク位置として検出する。そして、検出したマーク位置を元にマーク位置の前後2箇所にカッタによるシート切断位置(シート上の切断位置1、切断位置2)を設定する。シート搬送方向において、切断位置1と切断位置2の間隔は余白領域101の長さMと等しい、もしくは長さMよりも若干大きい。
カットマークセンサ19によるカットマークの検出は、プリント動作中に絶えず行なうのではなく、シートの余白領域がカットマークセンサ19の検出位置を通過すると推定される限定された期間にだけ行なうようにする。推定は、画像のレイアウトとシートの搬送距離から計算して行なう。これにより、カットマークセンサがプリント画像を読み取ることが無いので、プリント画像をカットマークとして誤認してしまうことが防止される。
図6はカットマークセンサ19でカットマークが検出できた場合の動作を説明するための図である。カットマーク102が正しく検出されたらマーク位置が定まる。このマーク位置の前後(上流および下流)に第1切断位置(切断位置1)と第2切断位置(切断位置2)を設定する。第1切断位置は第2切断位置よりも、プリント中にシートが搬送される方向に関して上流側に設定される(図6(1)の状態)。
カットマークが検出されてから、シートを搬送していくと、最初に第1カッタ20aの切断位置をシートの第1切断位置が通過し、次いで第2カッタ20bの切断位置をシートの第2切断位置が通過するような距離関係となっている。照明光110のスポットがカットマークセンサ19の検出位置である。この検出位置から距離C1だけ下流側が第1カッタ20aの切断位置、検出位置から距離C2(C2>C1)だけ下流側が第2カッタ20bの切断位置である。距離C2と距離C1の差分よりも、切断位置1と切断位置2の間隔(余白領域101の長さMと等しい、もしくは長さMよりも若干大きい)のほうが小さくすることが、上述の距離関係を実現する。シートを搬送しながら、最初に第1カッタ20aで第1切断位置を切断する(図6(2)の状態)。次いで、第2カッタ20bで第2切断位置を切断する(図6(3)の状態)。
ここで、上流側の第1の切断位置での切断を下流側の第2の切断位置での切断より先行させる意味について説明する。カッタ20でシートを切断すると、シート切断動作に伴ってシートが一時停止するので、その僅かな力がシート上流側に伝わって、検査部5でのマーク読み取り動作やプリント部4でのプリント動作に影響を及ぼす可能性がある。上流側の第1の切断位置(第1カッタ20a)での切断を先にすることで、その影響は1回で済む。なぜなら、続く第2切断位置(第2カッタ20b)での切断の際には、切断するシートはすでに上流側のシートからは分離されていて力は伝わらないからある。もし、第2の切断位置を先行して切断すると、上記影響は二度発生することになり検査やプリントへの影響が大きくなる。仮に、カッタ20を1つにして同じカッタで二度の連続した切断を行なうと、やはりシートの上流には二度の影響が及ぶ。したがって、二度のシート切断で上流側を先行するためには、カッタを2つ設けることが必要となる。
なお、本実施形態では第1カッタ20aと第2カッタ20bに対して、共通のカットマークセンサ19の検出信号に基づき各々の動作を制御しているが、第1カッタ20a、第2カッタ20bのそれぞれに専用のカットマークセンサを設けるようにしてもよい。図8は、2つのカットマークセンサ19a、19bを設けた例を示す。第1カッタ20aに対応してカットマークセンサ19aが設けられ、第2カッタ20bに対応してカットマークセンサ19bが設けられている。この場合にも、余白領域を切り落とす際には、先に第1の切断位置を次いで第2の切断位置を切断する順番とする。
図7はカットマークセンサ19でカットマークが検出できなかった場合の動作を説明するための図である。カットマークが検出不能であったら、既に検出されているカットマークの情報と当該カットマークの後にプリントされた画像の長さの情報に基いて、検出不能であったカットマーク位置を推定することができる。この推定をもとに余白領域を切り落とすための第1切断位置と第2切断位置を設定する。具体的には、図7(1)に示すように、前回の切断位置1に基づいて、そこから距離M1+L1(M1:画像1のサイズ、L1:余白部のサイズ、)だけ上流側に離れた位置に今回の切断位置3(第1切断位置)を決定する。また、図7(2)に示すように、前回の切断位置2に基づいて、そこから距離L0+M1(L0:余白部のサイズ)だけ上流側に離れた位置に今回の切断位置4(第2切断位置)を決定する。シートを搬送しながら、最初に第1カッタ20aで第1切断位置を切断する(図7(1)の状態)。次いで、第2カッタ20bで第2切断位置を切断する(図7(2)の状態)。このようにして、種々の要因でカットマークが検出できなくなっても、リカバリしてプリント動作を続けることができる。
図9は具体的な動作シーケンスを示すフローチャートである。ステップS11ではプリント動作を開始する。片面プリントモードまたは両面プリントモードの裏面プリントにおいて、図4のような配列で単位画像とともにカットマークを順次プリントしていく。
ステップS12では、カットマークセンサ19でカットマークの検出を試みる。上述したように、検出は余白領域がカットマークセンサ19の検出位置を通過すると推定される限定された期間に行なう。
ステップS13ではカットマークが正しく検出できた(YES)か否か(NO)を判断する。判断がYESの場合はステップS14に移行し、判断がNOの場合はステップS16に移行する。
ステップS14では、カットマークの検出結果に基づいて、余白部を切り落とすための2箇所の切断位置(第1切断位置、第2切断位置)を決定する。具体的には図6で説明したとおりである。
ステップS15では、カットに対応する画像が順にプリントする複数の画像のうち先頭画像であるか(YES)か否か(NO)を判断する。判断がYESの場合はステップS16に移行し、判断がNOの場合はステップS17に移行する。
ステップS16では、シートをプリント部に搬送する前の頭出し位置の情報に基づいて、切断位置を決定する。先頭画像は連続シートの先端に最初にプリントされる画像で、その前に存在する画像はないので、切断位置は1箇所(第1切断位置のみ)となる。ステップS16の次はステップS19に移行する。
ステップS17では、既に検出されているカットマークの情報を取得する。具体的には、前回またはそれ以前のカットマーク検出におけるマーク検出の情報を取得する。ここでいう情報とは、マーク位置および第1切断位置、第2切断位置である。なるべく近いカットマークの方が推定の精度向上が期待できるので、最初に前回のカットマーク検出の情報の取得を試みて、もし前回も検出不能であって情報が欠落している場合には、それ以前に検出したカットマーク検出の情報を取得する。
ステップS18では、ステップS178で取得された既に検出されているカットマークの情報、ならびに当該カットマークの後にプリントされた画像の長さの情報に基いて、検出不能であったカットマーク位置を計算によって推定する。そしてこの推定をもとにに、2箇所の切断位置(第1切断位置、第2切断位置)を決定する。具体的には図7で説明したとおりである。ステップS18の次はステップS19に移行する。
ステップS19では、上述のように決定した第1切断位置を第1カッタ20aの切断位置まで搬送して、その位置において第1カッタ20aでシートを切断する。ステップS20では、シートを搬送して、第2切断位置を第2カッタ20bの切断位置まで搬送して、その位置において第2カッタ20bでシートを切断する。なお、ステップS16の処理を経てきた場合には、切断位置は第1切断位置の1箇所だけなので、ステップS20はスキップする。ステップS21では、余白領域の前後2箇所の切断によって、ゴミとして発生するシート片を、ゴミ箱17に排出する。
ステップS22では、プリントすべき複数の画像がすべて完了するまで繰り返すループである。最後の画像でなければ(判断がNO)、ステップS12に戻って上述の処理を繰り返す。最後の画像のシート切断が完了したら(判断がYES)、シーケンスを完了する。
本実施形態では、カッタ部6に設けられたカットマークセンサ19でカットマークの検出を行なうものである。カットマークセンサ19は、カット位置に近い位置でカットマークを検出するので、画像のプリント位置とカッタとの間のシート搬送経路でシートにループ(膨らみ)や波うちが生じてシート長さが変動した場合でも、正確な位置でのシート切断が可能となる。
カットマークセンサ19の代わりに検査部5を利用してカットマークを検出するようにしてもよい。あるいは、カットマークセンサ19と検査部5を併用してカットマークを検出するようにしてもよい。いずれの形態にせよ、カットマークを検出するセンサは、プリント位置の下流で且つカッタによる切断位置よりも上流に設けられている。
また、すべての余白領域にカットマークを記録する形態には限られない。所定の数(2以上)の余白領域ごとに一回のカットマークの記録を行なうようにしてもよい。この場合には、1回のカットマークの検出に基づいて、次のカットマークが検出されるまでの数画像分の切断位置を推定して、カッタでシートを切断する。
ところで、カットマークが検出不能となる理由として、以下の可能性がある。
(1)カットマークが正常にプリントされていない場合:
例えば、プリントヘッド14のインク切れやノズルの一時的な目詰まりによってカットマークが記録不良となるケースがある。また、シート面の部分的な傷や汚れによってカットマークが記録不良となるケースがある。
(2)センサ自体のトラブルの場合:
センサが電気的もしくは光学的なノイズを受けたり断線したりして検出不良になるケースがある。また、光源や受光器の経年劣化によって検出不良になるケースがある。
上記(1)と(2)は、カットマークセンサ19と検査部5を併用することによって区別することができる。余白領域のカットマークを最初に検査部5で読み取って検出し、次いで同じカットマークをカットマークセンサ19で検出する。検査部5、カットマークセンサ19いずれにおいても検出されたら正常状態である。逆に、いずれにおいてもカットマークが検出できなかったら、カットマークが正常にプリントされていないと判断する。検査部5では検出できたがカットマークセンサ19では検出できない場合は、カットマークセンサ19のトラブルと判断する。逆に、検査部5では検出できずにカットマークセンサ19で検出できた場合は検査部5のトラブルと判断する。このように、同一のカットマークを2つのセンサで時系列に検出して、これら2つのセンサの検出状態に基づいて、カットマークが検出不能となった原因を判別するものである。
以上説明したように、カットマークを記録および検出してシートの切断位置を設定し、且つカットマークが検出できない場合にも推定によってシートの切断位置を設定するので、大きくズレた位置でシート切断してしまう切断不良を避けることができる。
1 シート供給部
4 プリント部
5 検査部
6 カッタ部
9 反転部
13 制御部
14 プリントヘッド
15 操作部
19 カットマークセンサ

Claims (8)

  1. 連続したシートを用いプリントを行な方法であって、
    シートに複数の画像を順次プリントし、
    順次プリントする1つの画像と次の画像との間の余白領域にカットマークを記録し、
    記録された前記カットマークを検出し、
    前記カットマークが検出されたら、検出結果に基づいて前記余白領域を切り落とすためのシート第1切断位置および当該第1切断位置よりも下流側の第2切断位置を設定し、
    前記カットマークが検出不能であったら、既に検出されているカットマークの情報と当該カットマークの後にプリントされた画像の長さの情報とから推定される検出不能であったカットマーク位置に基づいて、前記余白領域を切り落とすためのシート第1切断位置および当該第1切断位置よりも下流側の第2切断位置を設定し、
    先に前記第1切断位置でシートを切断し、次いで前記第2切断位置でシートを切断して前記余白領域を切り落とす
    ことを特徴とするプリント制御方法。
  2. 連続したシートを用いて両面プリントを行なう方法であって、
    シートの第1面に複数の画像を順次プリントし、
    前記第1面に複数の画像をプリントしたシートを表裏反転させ、
    前記第1面の背面側の第2面に、前記第1面にプリントした複数の画像にそれぞれ対応する複数の画像を順次プリントし、
    前記第2面の1つの画像と次の画像との間の余白領域にカットマークを記録し、
    記録された前記カットマークを検出し、
    前記カットマークが検出されたら、検出結果に基づいて前記余白領域を切り落とすためのシートの第1切断位置および当該第1切断位置よりも下流側の第2切断位置を設定し、
    前記カットマークが検出不能であったら、既に検出されているカットマークの情報と当該カットマークの後にプリントされた画像の長さの情報とから推定される検出不能であったカットマーク位置に基づいて、前記余白領域を切り落とすためのシートの第1切断位置および当該第1切断位置よりも下流側の第2切断位置を設定し、
    先に前記第1切断位置でシートを切断し、次いで前記第2切断位置シートを切断して前記余白領域を切り落とす
    ことを特徴とするプリント制御方法。
  3. 前記表裏反転は、プリント部で前記第1面にプリントしたシートを巻取回転体に巻き取り、次いで巻取回転体を逆回転させて巻き取ったシートを再び前記プリント部に再び供給して前記第2面にプリントすることを特徴とする、請求項2記載のプリント制御方法。
  4. 第1カッタを用いて前記第1切断位置でシートを切断し、次いで、前記第1カッタよりも下流側に設けられた第2カッタを用いて前記第2切断位置でシートを切断することを特徴とする、請求項1から3のいずれか記載のプリント制御方法。
  5. 前記切断によって切り落としたシート片はゴミとしてゴミ箱に排出することを特徴とする、請求項1からのいずれかに記載のプリント制御方法。
  6. 前記カットマークは前記余白領域の中心よりも下流側に偏って形成され、信号レベルの変化が閾値を下回ったタイミングに対応した位置を検出することを特徴とする、請求項1からのいずれかに記載のプリント制御方法。
  7. 同一の前記カットマークを2つのセンサで時系列に検出して、前記2つのセンサの検出状態に基づいて、前記カットマークが検出不能となった原因を判別することを特徴とする、請求項1からのいずれかに記載のプリント制御方法。
  8. 連続したシートを保持して供給するためのシート供給部と、
    シートにプリントを行なうプリント部と、
    シートに記録されたカットマークを検出するセンサと、
    第1カッタおよび当該第1カッタよりも下流側に設けられ第2カッタを含むカッタ部と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記シート供給部から供給されたシートに複数の画像を前記プリント部で順次プリントし、
    順次プリントする1つの画像と次の画像との間の余白領域に前記プリント部で前記カットマークを記録し、
    前記センサで前記カットマークが検出されたら検出結果に基づいて前記余白領域を切り落とすためのシートの第1切断位置および当該第1切断位置よりも下流側の第2切断位置を設定し、
    前記センサで前記カットマークが検出不能であったら、既に検出されているカットマークの情報と当該カットマークの後にプリントされた画像の長さの情報とから推定される検出不能であったカットマーク位置に基づいて、前記余白領域を切り落とすためのシート第1切断位置および当該第1の切断位置よりも下流側の第2切断位置を設定し、
    先に前記第1カッタにより前記第1切断位置でシートを切断させ、次いで前記第2カッタにより前記第2切断位置シート切断する
    ように制御することを特徴とするプリント装置。
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