JP2006088655A - カラープリンタ及びその色ずれ補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 色ずれ補正の精度を向上させて良好なカラー画像を得る。
【解決手段】 カラー感熱プリンタ10の搬送経路に沿って、記録紙ロール12、搬送ローラ対17、レジスタマーク検出センサ25、サーマヘッド26及びプラテンローラ27、光定着器28、カッタ29等を配置する。イエロー画像印画前に、記録紙11の記録エリアのB方向下流側の余白部(図示せず)に色ずれ補正用のレジスタマーク(図示せず)を印画する。イエロー、マゼンタ、シアンの各画像を印画する時は、レジスタマーク検出センサ25で検出されたレジスタマークを基準として、それぞれの画像の印画位置が一致するようにサーマルヘッド26を駆動するタイミングを決定する。各画像の印画位置をより精度良く一致させることができるので、色ずれ補正の精度を向上させて良好なカラー画像を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録ヘッドを用いて複数色の画像を記録紙に各色毎に記録してカラー画像を得るカラープリンタ、及びこのカラープリンタで各色間の色ずれを補正する色ずれ補正方法に関するものである。
カラープリンタとして、カラー感熱記録紙を搬送させながらその記録面にサーマルヘッドの発熱素子を押し当て、カラー感熱記録紙のイエロー、マゼンタ、シアンの各感熱発色層を順次発色させることで、カラー画像を印画するカラー感熱プリンタがある。このカラー感熱プリンタには、1個のサーマルヘッドに対してカラー感熱記録紙を往復搬送させながら、その間にイエロー、マゼンタ、シアン画像を順次印画してカラー画像を得る3パス方式のプリンタが良く知られている。この3パス方式のプリンタは、搬送経路に各色印画用の複数個のサーマルヘッドが配置されている1パス方式のプリンタと比較して、容易に小型化できるという利点がある。
このように、3色の画像を順次印画してカラー画像を得る場合には、各画像の印画位置がずれていると色ずれ(レジストレーションのずれ)が発生して、鮮明なカラー画像が得られないおそれがある。そのため、例えば特許文献1に記載されているように、イエロー画像印画時に色ずれ補正用のレジスタマークを印画する。また、サーマルヘッドの記録方向の上流側にレジスタマークを検出するマーク検出センサを配置する。そして、このレジスタマークをマゼンタ画像印画前とシアン画像印画前とに検出し、その検出結果(位置)に基づき、各色毎の印画位置が一致するようにマゼンタ画像及びシアン画像の印画位置を決定することで、鮮明なカラー画像が得られるようにしている。
特開平08−192524号公報(第3頁、図2)
ところで、前記特許文献1に記載されているように、イエロー印画時にレジスタマークを印画し、マゼンタ及びシアン印画時にこのレジスタマークを基準として、マゼンタ及びシアン画像の印画位置を決定したとしても、マーク検出センサの取付精度や、マーク検出センサによるレジスタマークの検出精度などに若干の誤差が生じている場合は、マゼンタ及びシアン画像の印画位置がイエロー画像の印画位置と僅かにずれしてしまう。その結果、鮮明なカラー画像が得られないおそれがある。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、色ずれ補正の精度を向上させて良好なカラー画像が得られるようにしたカラープリンタ及びその色ずれ補正方法を提供することを目的とする。
本発明は、主走査方向に1ラインずつ記録する記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドに対して記録紙を前記主走査方向と直交する副走査方向に往復搬送させながら、前記記録紙の記録エリア上に複数色の画像を各色毎に記録して1画面分のカラー画像を得るカラープリンタにおいて、前記記録ヘッドの記録方向の下流側に配置され、この記録ヘッドにより記録された色ずれ補正用のレジスタマークを検出するマーク検出手段と、前記記録エリアに前記画像を記録する前に、前記記録ヘッドを駆動して前記記録紙に前記レジスタマークを記録し、このレジスタマークを各色の画像を記録する前に前記マーク検出手段で検出した検出結果に基づいて、前記各色の画像の記録位置が一致するように、前記レジスタマークの位置を基準として前記記録ヘッドの駆動のタイミングを決定する記録位置決定手段とを備えたことを特徴とする。また、前記レジスタマークは前記記録エリア外の余白部に記録され、前記余白部は前記カラー画像の記録が完了した後に前記記録エリアからカットされることが好ましい。
また、本発明は、主走査方向に1ラインずつ記録する記録ヘッドに対して記録紙を前記主走査方向と直交する副走査方向に往復搬送させ、前記記録紙の記録エリア上に複数色の画像を各色毎に記録して1画面分のカラー画像を得るカラープリンタの色ずれ補正方法において、前記記録エリアに前記画像を記録する前に、前記記録ヘッドにより前記記録紙に色ずれ補正用のレジスタマークを記録し、このレジスタマークを各色の画像を記録する前に検出し、その検出結果に基づいて、前記各色の画像の記録位置が一致するように、前記レジスタマークの位置を基準として前記記録ヘッドの駆動のタイミングを決定することを特徴とする。
本発明のカラープリンタ及びその色ずれ補正方法は、主走査方向に1ラインずつ記録する記録ヘッドに対して記録紙を前記主走査方向と直交する副走査方向に往復搬送させ、前記記録紙の記録エリア上に複数色の画像を各色毎に印画して1画面分のカラー画像を記録するときに、前記記録エリアに前記画像を記録する前に、前記記録ヘッドにより前記記録紙に色ずれ補正用のレジスタマークを記録し、このレジスタマークを各色の画像を記録する前に検出し、その検出結果に基づいて、前記各色の画像の記録位置が一致するように、前記レジスタマークの位置を基準として前記記録ヘッドの駆動のタイミングを決定するようにしたので、カラー画像を記録する際に前記複数色の画像のそれぞれの印画位置をより精度良く一致させることができる。その結果、鮮明なカラー画像が得られる。
図1は本発明を実施した3パス方式のカラー感熱プリンタ(以下、単にプリンタという)10の概略図である。このプリンタ10では、長尺のカラー感熱記録紙(以下、単に記録紙という)11をロール状に巻いた記録紙ロール12が記録媒体として使用される。記録紙ロール12はプリンタ10の給紙部にセットされ、その外周には給紙ローラ13が圧接している。
給紙ローラ13は、スッテピングモータ(以下、単にモータという)15によって回転駆動され、記録紙ロール12を回転させて記録紙11を引き出して、記録紙11を給紙部から排紙口へと至る搬送経路内に送り込む。そして、プリント終了後には、記録紙11の未記録エリアを記録紙ロール12に巻き戻し、光や湿度の影響を防止する。
記録紙11は、周知のように、支持体上にシアン(C)感熱発色層、マゼンタ(M)感熱発色層、イエロー(Y)感熱発色層が順次層設されている。最上層となるY感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるC感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、Y感熱発色層は、420nmの近紫外線が照射されたときに、発色能力が消失する。M感熱発色層は、Y感熱発色層とC感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。記録紙11に、例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にしてもよい。
搬送経路内には、記録紙11を挟み込んで搬送する搬送ローラ対17が配置されている。この搬送ローラ対17は、モータ15によって回転駆動されるフィードローラ18と、このフィードローラ18に圧接して記録紙11を挟み込むピンチローラ19とからなり、記録紙10を主走査方向と直交する副走査方向、つまり、図中A方向とB方向とに搬送する。ピンチローラ19は、カムやソレノイド等からなる図示しないシフト機構によって、フィードローラ18に圧接する位置と、フィードローラ18から離れる位置との間で移動される。そして、記録紙11の搬送量はモータ15に入力する駆動用パルス信号の数により決定され、その搬送速度はモータ15に入力する駆動用パルス信号の周波数により決定される。
搬送ローラ対17のA方向の下流側には、搬送経路に沿って上流側からレジスタマーク検出センサ(以下、単にマーク検出センサという)25、サーマルヘッド26及びプラテンローラ27、光定着器28、カッタ29、排紙口30が順に配置されている。このマーク検出センサ25は、記録紙11の記録面側に配置され、詳しくは後述するが記録紙11の記録エリア外の余白部に印画された色ずれ補正用のレジスタマーク31(図3〜図5参照)を検出する。なお、このマーク検出センサ25としては、レジスタマーク31を認識可能なセンサであれば任意のセンサを用いてよく、本実施例では例えばCCDラインセンサが用いられている。
サーマルヘッド26及びプラテンローラ27は、記録紙11の搬送経路を挟み込むように配置されている。サーマルヘッド26は、記録紙11の搬送経路の上方に配置されており、多数の発熱素子を主走査方向に沿ってライン状に配列した発熱素子アレイ26aを備えている。また、このサーマルヘッド26は、図示しないヘッド移動機構により、記録紙11に発熱素子アレイ26aを圧接させて印画を行う圧接位置と、記録紙11から離れてプラテンローラ27との間に隙間を形成する退避位置との間で移動自在とされている。プラテンローラ27は、記録紙11の搬送に応じて従動回転し、記録紙11と発熱素子アレイ26aとの当接状態を安定させる。
発熱素子アレイ26aは、搬送ローラ対17により記録紙11がB方向に搬送される際に、印画する画像の色(Y、M、C)及びその濃度に応じた所定の温度に発熱される。これにより、記録紙11の記録エリア11a(図2〜図5参照)内の特定の感熱発色層が1ラインずつ発色される。
光定着器28は、記録紙11の記録面と対面するように配置されている。この光定着器28は、イエロー(Y)定着ランプ34、マゼンタ(M)定着ランプ35、リフレクタ36等から構成される。Y定着ランプ34は、発光ピークが420nmの近紫外線を放射して、記録紙11のY感熱発色層を定着する。M定着ランプ35は、365nmの紫外線を放出してM感熱発色層を定着する。
カッタ29は、C画像の印画が完了した記録紙11を所定のプリントサイズにカットして、カラープリントを形成する。そして、このカラープリントは排紙口30から排出される。
これらモータ15、サーマルヘッド26(発熱素子アレイ26a)、定着ランプ28、カッタ29の駆動は制御部38により制御される。制御部38は、サーマルヘッド26の駆動を制御するヘッドドライバ39、詳しくは後述するマーク印画制御部40及び印画位置決定部41、記録する画像の画像データを記憶する画像メモリ42の他に、図示は省略するが、モータ15の駆動を制御するモータドライバ、定着ランプ28の駆動を制御するランプドライバ、マーク検出センサ25からの検出信号が入力される入力部、各部を駆動する際の設定情報が記録される設定情報記憶メモリ、CPU等から構成される。
マーク印画制御部40は、イエロー(Y)画像、マゼンタ(M)画像、シアン(C)画像の各画像を印画する際に色ずれが発生しないように、ヘッドドライバ39を介してサーマルヘッド26を駆動して、記録紙11に色ずれ補正用のレジスタマーク31(図3〜図5参照)を印画する。また、印画位置決定部41は、サーマルヘッド26により記録紙11にY、M、Cの各色の画像を印画する際に、マーク検出センサ25でレジスタマーク31を検出した結果に基づき、各色の画像の印画位置が一致するようにヘッドドライバ39を介してサーマルヘッド26の駆動のタイミング、つまり、印画開始位置を決定する。
この際に本実施形態では、従来のようにY画像を印画するときにレジスタマーク31を印画し、M画像及びC画像印画時にこのレジスタマーク31の印画位置を基準として、M及びC画像の印画開始位置を決定するのではなく、Y画像を印画する前にレジスタマーク31を印画し、Y画像を印画するときも同様にレジスタマーク31を基準としてその印画開始位置を決定する。
そのため、本実施形態では、Y画像印画前に記録紙11の記録エリア11aのB方向下流側の余白部43a(図2〜図5参照)にサーマルヘッド26によりレジスタマーク31を印画し、このレジスタマーク31の印画位置を基準として、Y画像の印画開始位置を決定する。従って、マーク検出センサ25は、Y画像印画前にレジスタマーク31を検出できるように、サ−マルヘッド26の印画方向(B方向)の下流側の近傍に配置されている。このマーク検出センサ25とサーマルヘッド26との距離は特に限定はされないが、Y画像の印画を開始する前にマーク検出センサ25でレジスタマーク31を検出できるように、本実施形態ではマーク検出センサ25とサーマルヘッド26の発熱素子アレイ26aとの距離が約10mmに設定されている。
以下、図2〜図5を用いて、具体的にY、M、C画像の印画開始位置が一致するように色ずれを補正する方法について説明する。ここで、図2〜図5は図1の上面図であり、各図中では図面の煩雑化を避けるために、記録紙ロール12、光定着器28、カッタ29(図5のみ記載)等は図示を省略している。
図2に示すように、プリント開始指示がなされたら制御部38は、モータ15を駆動して搬送ローラ対17(フィードローラ18)を回転させ、記録紙11の余白部43aがサーマルヘッド26の発熱素子アレイ26aと対面する印画準備位置までA方向に搬送する。ここで、符号43bは記録エリア11aのB方向上流側の余白部である。そして、制御部38は、記録紙11の移動が完了したら退避位置にあるサーマルヘッド26を圧接位置に移動させ、その発熱素子アレイ26aを余白部43aに圧接させる。
次いで、制御部38はサーマルヘッド26を圧接位置に移動させたら、搬送ローラ対17を逆転させて記録紙11をB方向に搬送する。また。これと同時にマーク印画制御部40は、画像メモリ42に予め記録されたレジスタマーク31の信号を読み出し、駆動データに変換してヘッドドライバ39に送る。発熱素子アレイ26aは、ヘッドドライバ39に入力された駆動データに基づいて発熱し、記録紙11の各感熱発色層を発色させる。
この際に、レジスタマーク31の色、形状及び位置は特に限定されるものではないが、本実施形態では、記録紙11の幅方向中央部に主走査方向に平行で、且つ副走査方向に数ライン分の厚みを持った黒線をレジスタマーク31として印画する。そのため、レジスタマーク31を印画する際に、発熱素子アレイ26aはC画像を印画可能な温度に発熱される。これにより、Y、M、Cの全ての感熱発色層が発色されて、図3に示すように、記録紙11の余白部43aに黒線状のレジスタマーク31が印画される。そして、制御部38は、このレジスタマーク31の印画が完了しても搬送ローラ対17の回転駆動を継続して、記録紙11を引き続きB方向に搬送する。
図4に示すように、余白部43aに記録されたレジスタマーク31が、マーク検出センサ25を通過すると、このマーク検出センサ25で検出されたレジスタマーク31の検出信号が印画位置決定部41に送信される。印画位置決定部41は、この検出信号に基づき、レジスタマーク31の副走査方向の中心ラインL1の位置を算出する。次いで、印画位置決定部41は、算出された中心ラインL1の位置を基準として、Y画像の印画開始位置を決定する。具体的には、予めテストプリントなどを行って、中心ラインL1から記録エリア11aの先端ラインL2までの距離ΔLを求めておき、上述の設定情報記録メモリ(図示せず)等に記録しておく。これにより、印画位置決定部41は、算出されたレジスタマーク31の中心ラインL1の位置を基準として、Y画像の印画開始位置(発熱素子アレイ26aの駆動のタイミング)を決定することできる。
印画位置決定部41は、印画開始位置が決定されたら、モータ15に入力される駆動パルスのパルス数情報等により、この印画開始位置の移動をトラッキング(追跡)する。そして、図5に示すように、印画開始位置がサーマルヘッド26の発熱素子アレイ26aと対面する位置まで搬送されたら、印画位置決定部41は、サーマルヘッド26の駆動を開始する。具体的には、印画位置決定部41は画像メモリ42から記録すべきY画像の1ライン分の信号を読み出し、1ライン分の駆動データに変換してヘッドドライバ39に送る。発熱素子アレイ26aは、ヘッドドライバ39に入力された駆動データに基づいて発熱し、記録紙11のY感熱発色層を発色させる。こうして、記録紙11が搬送ローラ対17で1ライン分ずつ送られる間に、発熱素子アレイ26aが所定の温度に発熱され、記録エリア11a内にY画像が印画される。
制御部38はY画像の印画が完了したら、圧接位置にあるサーマルヘッド26を退避位置に移動させるとともに、搬送ローラ対17により記録紙11をA方向に搬送して、光定着器28により記録紙11のY感熱発色層を定着させる。Y感熱発色層の定着が完了したら制御部38は、再び搬送ローラ対17により記録紙11をB方向に搬送する。そして、記録紙11を印画準備位置まで搬送したら、制御部38は、サーマルヘッド26を圧接位置に移動させる。
記録紙11が引き続きB方向に搬送されると、その余白部43aに印画されたレジスタマーク31がマーク検出センサ25により検出される。印画位置決定部41は、Y画像印画時と同様に、レジスタマーク31の中心ラインL1(図4参照)の位置を算出し、この中心ラインL1の位置を基準として、記録紙11上でM画像の印画開始位置を決定する。次いで、M画像の印画開始位置がサーマルヘッド26の発熱素子アレイ26aと対面する位置まで搬送されたら、印画位置決定部41は同様にサーマルヘッド26を駆動して、その発熱素子アレイ26aを所定の温度に発熱させ、記録紙11のマゼンタ感熱発色層を発色させて記録エリア11aにM画像を印画する。
制御部38は、M画像の印画が完了したらY画像印画時と同様に、サーマルヘッド26を退避位置に移動させた後、搬送ローラ対17により記録紙11をA方向に搬送して、光定着器28により記録紙11のM感熱発色層を定着させる。M感熱発色層の定着が完了したら、制御部38は、搬送ローラ対17により記録紙11をB方向に搬送させる。そして、制御部38は、記録紙11が印画準備位置まで搬送されたら、サーマルヘッド26を圧接位置に移動させる。
記録紙11の余白部43aに印画されたレジスタマーク31がマーク検出センサ25により検出されたら、印画位置決定部41は、Y及びM画像印画時と同様に、レジスタマーク31の中心ラインL1の位置を算出し、この中心ラインL1の位置を基準として、記録紙11上でC画像の印画開始位置を決定する。そして、印画位置決定部41は、C画像の印画開始位置が発熱素子アレイ26aと対面する位置まで搬送されたら、同様にサーマルヘッド26を駆動して、その発熱素子アレイ26aを所定の温度に発熱させ、記録紙11のC感熱発色層を発色させて記録エリア11aにC画像を印画する。
C画像の印画が完了したら制御部38は、サーマルヘッド26を退避位置に移動させた後、搬送ローラ対17により記録紙11をA方向に搬送する。そして、図5に示すように、制御部38はカッタ29を駆動して記録エリア11a外の余白部43a,43bをカットして、カラープリント45を形成する。レジスタマーク31は、余白部43aに印画されているので、カラープリントの品質に影響を与えるおそれはない。なお、レジスタマーク31が印画された記録エリア11aの余白部43aは、次の印画時にカットされて廃棄される。
このように、本実施形態ではM及びC画像印画時と同様に、Y画像印画時も共通のレジスタマーク31とマーク検出センサ25とを用いてその印画開始位置(サーマルヘッド26を駆動するタイミング)を決定することで、色ずれ補正を行う際にマーク検出センサ25の取付精度や検出精度の影響を受けなくなる。
次に、本実施形態の作用について、図1及び図6のフローチャートを用いて説明する。プリント開始操作がなされると、制御部38はモータ15を駆動して給紙ローラ13及びフィードローラ18を回転させる。これにより、記録紙ロール12から記録紙11が引き出される。
記録紙ロール12から引き出された記録紙11が、搬送ローラ対17に挟持されると、記録紙11は記録紙ロール12から引き出されてA方向に搬送される。そして、制御部38は、記録紙11が印画準備位置まで搬送されたら、退避位置にあるサーマルヘッド26を圧接位置に移動させ、その発熱素子アレイ26aを余白部43aに圧接させる(図2参照)。
次いで、制御部38は、搬送ローラ対17を逆転させて記録紙11をB方向に搬送する。同時に、マーク印画制御部40はヘッドドライバ39を介して発熱素子アレイ26aをレジスタマーク31に応じて発熱させて、余白部43aにレジスタマーク31を印画する(図3参照)。記録紙11が引き続きB方向に搬送されて、レジスタマーク31がマーク検出センサ25で検出されたら、その検出信号に基づきY画像の印画開始位置を決定する。そして、印画位置決定部41は、決定された印画開始位置が発熱素子アレイ26aと対面する位置まで搬送されたら、サーマルヘッド26の駆動を開始してその発熱素子アレイ26aをY画像に応じて発熱させ、記録エリア11a内にY画像を印画する(図4参照)。
Y画像の印画が完了したら制御部38は、搬送ローラ対17により記録紙11をA方向に搬送すると同時に、光定着器28のY定着ランプ34を点灯させる。このY定着ランプ34は、記録紙11の記録エリア11aの先端ラインL2(図4参照)が光定着器28を通過した時に停止される。これにより、Y画像が定着される。
Y画像の定着が完了したら、制御部38は搬送ローラ対17により記録紙11をB方向に搬送し、記録紙11が印画準備位置まで搬送されたらサーマルヘッド26を圧接位置に移動させる。そして、印画位置決定部41はレジスタマーク31がマーク検出センサ25で検出されたら、その検出信号に基づきM画像の印画開始位置を決定する。次いで、印画位置決定部41は、決定された印画開始位置が発熱素子アレイ26aと対面する位置まで搬送されたら、サーマルヘッド26の駆動を開始して発熱素子アレイ26aをM画像に応じて発熱させ、記録エリア11a内にマゼンタ画像を印画する。M画像の印画が完了したら記録紙11は再びA方向に搬送され、光定着器28のM定着ランプ35により定着される。
M画像の定着が完了したら、制御部38は再度搬送ローラ対17により記録紙11をB方向に搬送し、記録紙11が印画準備位置まで搬送されたらサーマルヘッド26を圧接位置に移動させる。そして、印画位置決定部41は、Y及びM印画時と同様に、マーク検出センサ25で検出されたレジスタマーク31の検出信号に基づき、C画像の印画開始位置を決定する。そして、印画位置決定部41は、決定された印画開始位置が発熱素子アレイ26aと対面する位置まで搬送されたら、サーマルヘッド26の駆動を開始して発熱素子アレイ26aをC画像に応じて発熱させ、記録エリア11a内にC画像を印画する。
C画像の印画が完了したら制御部38は、サーマルヘッド26を退避位置に移動させた後、搬送ローラ対17により記録紙11をA方向に搬送する。そして、制御部38はカッタ29を駆動して記録エリア11a外の余白部43a,43bをカットして、カラープリント45を形成する(図5参照)。その後、制御部38は、記録紙11の先端を搬送ローラ対17が挟持する位置まで搬送して、次の印画処理待機状態になる。そして、一定時間を経過しても次の入力がない場合には、記録紙11を記録紙ロール12に巻き戻した後に、電源をオフにする。
このように、本実施形態ではY、M、Cの各画像の印画を行う際に、共通のレジスタマーク31とマーク検出センサ25とを用いて、それぞれ画像の印画開始位置(サーマルヘッドを駆動するタイミング)を決定するようにしたので、マーク検出センサ25の取付精度や検出精度に関係なく、各画像の印画位置を精度良く一致させることができる。その結果、M及びC画像印画時にのみレジスタマーク31を基準として印画開始位置を決定する従来の方法よりも鮮明なカラー画像が得られる。
なお、本実施形態では記録紙ロール12とサーマルヘッド26との間に搬送ローラ対17が配置されているので、サーマルヘッド26の印画方向をB方向としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、搬送ローラ対17がサーマルヘッド26のA方向下流側に配置されている場合には、サーマルヘッド26の印画方向をA方向としてもよい。この場合には、マーク検出センサ25をサーマルヘッド26のA方向下流側に配置し、レジスタマーク31を余白部43bに印画すればよい。
また、本実施形態では、カラー感熱プリンタ10を例に説明したが、インクリボンを背後から加熱して溶融または昇華したインクを記録紙に転写して画像を記録する熱溶融型、昇華型の熱転写プリンタや、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなどの主走査方向に1ラインずつ記録する記録ヘッドを備えた各種カラープリンタにも本発明を適用することができる。
本発明を実施したカラー感熱プリンタの概略図である。 図1の上面図の一部を示したものであり、記録紙が搬送ローラ対により送り出されたときの状態を示した図である。 図1の上面図の一部を示したものであり、記録紙の余白部にレジスタマークを印画したときの状態を示した図である。 図1の上面図の一部を示したものであり、レジスタマークがマーク検出センサにより検出されたときの状態を示した図である。 図1の上面図の一部を示したものであり、シアン画像印画後の記録紙の余白部をカットしてカラープリントを形成したときの状態を示した図である。 同プリンタの色ずれ補正処理を示したフローチャートである。
符号の説明
10 カラー感熱プリンタ
11 カラー感熱記録紙
11a 記録エリア
17 搬送ローラ対
25 マーク検出センサ
26 サーマルヘッド
31 レジスタマーク
38 制御部
40 マーク印画制御部
41 印画位置決定部
43a 余白部

Claims (3)

  1. 主走査方向に1ラインずつ記録する記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドに対して記録紙を前記主走査方向と直交する副走査方向に往復搬送させながら、前記記録紙の記録エリア上に複数色の画像を各色毎に記録して1画面分のカラー画像を得るカラープリンタにおいて、
    前記記録エリアに前記画像を記録する前に、前記記録ヘッドを駆動して前記記録紙に色ずれ補正用のレジスタマークを記録するマーク記録手段と、
    前記記録ヘッドの記録方向の下流側に配置され、この記録ヘッドにより記録された色ずれ補正用のレジスタマークを検出するマーク検出手段と、
    各色の画像を記録する前に前記マーク検出手段で検出した前記レジスタマークの検出結果に基づいて、前記各色の画像の記録位置が一致するように、前記レジスタマークの位置を基準として前記記録ヘッドの駆動のタイミングを決定する記録位置決定手段とを備えたことを特徴とするカラープリンタ。
  2. 前記レジスタマークは前記記録エリア外の余白部に記録され、前記余白部は前記カラー画像の記録が完了した後に前記記録エリアからカットされることを特徴とする請求項1記載のカラープリンタ。
  3. 主走査方向に1ラインずつ記録する記録ヘッドに対して記録紙を前記主走査方向と直交する副走査方向に往復搬送させ、前記記録紙の記録エリア上に複数色の画像を各色毎に記録して1画面分のカラー画像を得るカラープリンタの色ずれ補正方法において、
    前記記録エリアに前記画像を記録する前に、前記記録ヘッドにより前記記録紙に色ずれ補正用のレジスタマークを記録し、このレジスタマークを各色の画像を記録する前に検出し、その検出結果に基づいて、前記各色の画像の記録位置が一致するように、前記レジスタマークの位置を基準として前記記録ヘッドの駆動のタイミングを決定することを特徴とする色ずれ補正方法。
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JP2010036453A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Dainippon Printing Co Ltd 画像形成装置、及び画像形成方法
JP2010221590A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Sinfonia Technology Co Ltd 感熱式印刷版プリンタ

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