JP2005262585A - 記録紙の側端縁位置検出装置及びプリンタ - Google Patents

記録紙の側端縁位置検出装置及びプリンタ

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JP2005262585A JP2004077013A JP2004077013A JP2005262585A JP 2005262585 A JP2005262585 A JP 2005262585A JP 2004077013 A JP2004077013 A JP 2004077013A JP 2004077013 A JP2004077013 A JP 2004077013A JP 2005262585 A JP2005262585 A JP 2005262585A
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Abstract

【課題】 記録紙の斜行を防止し、かつ精度よく記録紙の側端縁位置を検出する。
【解決手段】 カラー感熱記録紙3の一方の側端縁3aに対面させて固定整列板37を配置し、この固定整列板37に対面するように押圧整列板38を配置する。バネ42で付勢された押圧整列板38により、カラー感熱記録紙3の側端縁3bを押圧し、固定整列板37に沿わせて斜行を補正する。押圧整列板38に一体に設けられたエンコード板45のスリットを二相出力型のフォトインタラプタ46で検出し、Y用カウンタ回路47によってカウントすることで、押圧整列板38の移動位置を特定する。この押圧整列板38の位置からカラー感熱記録紙3の側端縁3bの位置を算出することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録紙の側端縁位置を検出して印画範囲を決定するプリンタと、このプリンタに用いられる側端縁位置検出装置とに関し、更に詳しくは、記録紙の側端縁の状態に影響されずに検出するできるようにした側端縁位置検出装置及びプリンタに関するものである。
副走査方向に搬送される記録紙に対し、副走査方向に直交する主走査方向に沿って配置された複数のプリントヘッドで、異なる色を1列ずつ印画してカラー画像を作成するラインプリンタが知られている。また、このラインプリンタとして、記録紙に向けてインクを吐出して印画を行なうインクジェットプリンタや、記録紙の上に重ねられたインクシートをサーマルヘッドで加熱して、インクを記録紙に転写する熱転写方式及び熱昇華方式のサーマルプリンタ、複数の感熱発色層を備えたカラー感熱記録紙をサーマルヘッドで加熱して、各感熱発色層を発色させるカラー感熱プリンタ等がある。
上記のいずれの方式のプリンタにおいても、記録紙の側端縁ぎりぎりまで画像が形成される、いわゆる縁無しプリントの作成が望まれている。そのため、いずれの方式のプリンタも、プリントヘッドの主走査方向長さを記録紙の幅寸法よりも長くして、余白のない印画が行なえるようにしている。
しかし、従来のインクジェットプリンタでは、プリントヘッドの記録紙に対面しない部分も印画動作を行なうため、インクが無駄になるとともに、プリンタ内がインクによって汚損されるという問題があった。また、サーマルプリンタでは、記録紙に対面しない発熱素子が駆動(いわゆる、空発熱)されることにより、その発熱素子が過熱して溶融による断線が発生したり、過熱した発熱素子の温度が近傍の発熱素子に影響を及ぼして印画濃度が高くなることがあった。
上記問題を解決するために、光学センサや、CCD等を用いたラインセンサによって記録紙の側端縁位置を検出し、この検出結果に基づいてプリントヘッドを制御するようにしたプリンタが発明されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開平11−048556号公報 特開平09−272217号公報
しかし、上記光学的センサを用いたプリンタでは、記録紙の側端縁に生じた毛羽立ちや、側端縁のカールによるセンサと側端縁との距離の変化等によって、誤検出が発生することがあった。また、このような誤検出を発生させないために、毛羽立ちの少ない記録紙を使用したり、センサと記録紙との距離が一定になるようにすることもできるが、プリントコストが上昇したり、設計が制限される等の問題があった。
更に、長尺の記録紙に、複数のプリントヘッドで同時に印画を行なう場合、記録紙が斜めに搬送される斜行も発生しやすくなる。この斜行による各色の間でのレジストレーションずれは、主走査方向及び副走査方向だけではなく、回転方向でも発生するため、プリント品質を著しく悪化させていた。
本発明は、上記問題点を解決するために、記録紙の斜行を防止し、かつ精度よく記録紙の側端縁位置を検出することのできる側端縁検出装置と、プリンタとを提供する。
本発明の記録紙の側端縁位置検出装置は、記録紙の斜行を補正する整列板の位置を検出することによって、記録紙の側端縁位置を検出するようにした。また、本発明のプリンタは、整列板の位置から検出した記録紙の側端縁位置に基づいて、プリントデータを補正するようにした。更に、プリントヘッドを複数個使用する場合には、各プリントヘッドに対して整列板と整列手段とを設置し、各プリントヘッドごとに記録紙の側端縁位置を検出できるようにした。
本発明の記録紙の側端縁位置検出装置及びプリンタによれば、記録紙の側端縁に当接する整列板の位置から記録紙の側端縁位置を検出するようにしたので、記録紙の側端縁の毛羽立ちやカールによって検出精度が悪化することはない。また、整列板と整列手段とによって記録紙の斜行を補正するようにしたので、複数の色を重ねて印画する場合でも、各色間の主走査方向及び回転方向のレジストレーションずれを防止することができる。更に、記録紙の整列を行なう機構と、記録紙の側端縁位置を検出する機構とを統合したので、両者を別々に設けた場合よりも小型化することができる。
図1は、本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を示す概略図である。このカラー感熱プリンタ2は、記録材料として長尺のカラー感熱記録紙3を使用する。カラー感熱記録紙3は、巻芯4aの外周にロール状に巻かれた記録紙ロール4の形態でカラー感熱プリンタ2にセットされる。
図2は、カラー感熱記録紙3の層構造の一例を示す説明図である。カラー感熱記録紙3は、シアンに発色するシアン感熱発色層7と、マゼンタに発色するマゼンタ感熱発色層8と、イエローに発色するイエロー感熱発色層9と、これらの感熱発色層を保護する保護層10とが支持体6の上に順次層設されている。
最上層のイエロー感熱発色層(Y)9は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層(C)7は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層(M)8は、イエロー感熱発色層9とシアン感熱発色層7との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色する。イエロー感熱発色層9とマゼンタ感熱発色層8とには、光定着性が付与されている。イエロー感熱発色層9は、420nmの近紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層8は、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。シアン感熱発色層7は、通常の保存状態では発色しないレベルの熱感度であるため、光定着性は付与されていない。
カラー感熱プリンタ2にセットされた記録紙ロール4の外周面には、給紙ローラ13が当接する。この給紙ローラ13は、例えば、パルスモータを使用した搬送モータ14によって駆動される。給紙ローラ13が図中反時計方向に回転すると、記録紙ロール4は図中時計方向に回転し、カラー感熱記録紙3が記録紙ロール4から送り出される。逆に、給紙ローラ14が図中時計方向に回転すると、記録紙ロール4は図中反時計方向に回転してカラー感熱記録紙3を巻き戻す。
記録紙ロール4から送り出されたカラー感熱記録紙3は、水平方向に配置された搬送経路内に送り込まれる。この搬送経路内には、カラー感熱記録紙3の各感熱発色層に熱記録を行なうイエロー記録部(Y記録部)18,マゼンタ記録部(M記録部)19,シアン記録部(C記録部)20が設けられている。
Y記録部18は、カラー感熱記録紙3を挟み込んで搬送するY用搬送ローラ対22と、カラー感熱記録紙3に圧接してイエロー感熱発色層9にイエロー画像を熱記録するY用サーマルヘッド23と、Y用プラテンローラ24と、イエロー感熱発色層9を定着するY用定着ランプ25と、カラー感熱記録紙3の斜行を補正するとともに、カラー感熱記録紙3の側端縁位置を検出するY用側端縁位置検出部26とからなる。
Y用搬送ローラ対22は、搬送モータ13によって回転されるキャプスタンローラ22aと、このキャプスタンローラ22aに圧接するピンチローラ22bとからなり、カラー感熱記録紙3を副走査方向である図中左方のA方向(給紙方向)と、図中右方のB方向(巻戻方向)とに往復搬送する。
Y用サーマルヘッド23は、セラミックやアルミナ,アルミナセラミック等で形成されたヘッド基板23aと、このヘッド基板23aの下面に設けられた発熱素子アレイ29とからなる。図3に示すように、発熱素子アレイ29は、カラー感熱記録紙3の搬送方向に直交する主走査方向に沿って多数の発熱素子30がライン状に配列されたものである。
プラテンローラ24は、回転自在とされている。また、プラテンローラ24は上下方向において移動自在とされ、図示しないバネによってサーマルヘッド23の発熱素子アレイ29に圧接する方向に付勢されている。このプラテンローラ24は、給紙時及び排紙時には、カムやソレノイド等からなるシフト機構によって下降され、サーマルヘッド23との間に隙間を形成する。
カラー感熱記録紙3は、印画時にY用搬送ローラ対22によってA方向に搬送される際に、発熱素子アレイ29とプラテンローラ24との間に挟み込まれる。各発熱素子アレイ29の各発熱素子30は、Y用のプリントデータに基づいて発熱し、カラー感熱記録紙3のイエロー感熱発色層9を発色させる。プラテンローラ24は、カラー感熱記録紙3の搬送に応じて従動回転し、カラー感熱記録紙3と発熱素子アレイ29との当接状態を安定させる。
Y用定着ランプ25は、細長い棒形状の紫外線ランプであり、主走査方向に沿って配置され、その周囲はリフレクタ25aによって囲まれている。Y用定着ランプ25は、熱記録後のカラー感熱記録紙3に対し、波長420nm付近に発光ピークを有する近紫外光を照射してイエロー感熱発色層9の発色能力を消失させる。
図3及び図4に示すように、Y用側端縁位置検出部26は、カラー感熱記録紙3の一方の側端縁3aに当接するように配置された固定整列板37と、主走査方向においてカラー感熱記録紙3を挟むように固定整列板37に対面して配置され、主走査方向で移動自在とされた押圧整列板38とを備えている。固定整列板37は、副走査方向に沿って配置されている。
押圧整列板38は、カラー感熱記録紙3の側端縁3bに当接する当接部38aと、この当接部38aの裏側から主走査方向に沿って立設されたガイドシャフト38bとを有している。ガイドシャフト38bは、カラー感熱プリンタ2内のフレーム等に形成されたガイド穴41にスライド自在に挿入され、押圧整列板38が主走査方向において移動できるようにガイドする。当接部38aとガイド穴41との間で、ガイドシャフト38bの外周には、当接部38aを固定整列板37に向けて押圧する整列手段である、バネ42が組み込まれている。
押圧整列板38は、バネ42の付勢によって主走査方向で移動し、カラー感熱記録紙3の一方の側端縁3bを押圧する。押圧整列板38に側端縁3bが押圧されたカラー感熱記録紙3は、固定整列板37に向けて移動され、側端縁3aが固定整列板37に当接する。固定整列板37は、副走査方向に沿って長く配置されているため、固定整列板37に側端縁3aが押し付けられたカラー感熱記録紙3は、斜行が補正される。
Y用サーマルヘッド23の発熱素子アレイ29の固定整列板37側の端部30aは、固定整列板37によって規制された、カラー感熱記録紙3の側端縁3aの位置に合せて配置されている。そのため、発熱素子30を空発熱させることなく、固定整列板37側の側端縁3aぎりぎりまで印画を行なうことができる。
また、発熱素子アレイ29の押圧整列板38側の端部には、カラー感熱記録紙3の側端縁3bの外側に配置された、複数個の印画幅調整用発熱素子30bが設けられている。そのため、カラー感熱記録紙3の幅寸法に誤差が生じていても、印画幅調整用発熱素子30bを使用することで、空発熱をさせることなく、押圧整列板38側の側端縁3bぎりぎりまで印画を行なうことができる。
押圧整列板38の当接部38aの裏面には、主走査方向に沿って複数のスリット45aが形成されたエンコード板45が設けられている。このエンコード板45の側方には、エンコード板45のスリット45aを検出する略コ字形状のフォトインタラプタ46が配置されている。このフォトインタラプタ46から出力された検出信号は、Y用カウンタ回路47によってカウントされる。これらは、整列板位置検出手段を構成する。
図5に示すように、フォトインタラプタ46は、A検出部46aとB検出部46bの二つの検出部が設けられた二相出力型フォトインタラプタであり、それぞれの検出部46a,46bの検出信号を個別に出力する。複数のスリット45aは、エンコード板45が主走査方向に移動したときに、フォトインタラプタ46のA検出部46aとB検出部46bの両方に対面する状態と、いずれか一方だけに対面する状態と、両方ともに対面しない状態となるように配置されている。そのため、エンコーダ板45の主走査方向の移動によって、フォトインタラプタ46のA検出部46a及びB検出部46bから出力される出力信号は、図6に示すように、位相が90°ずれたものとなる。
カウンタ回路47は、例えば、押圧整列板38が固定整列板37から離れる方向に移動しているときに、A検出部46a及びB検出部46bの検出信号の立ち上がりと立ち下がりとをとらえてカウントアップする。また、押圧整列板38が固定整列板37に接近する方向に移動しているときには、やはりA検出部46a及びB検出部46bの検出信号の立ち上がりと立ち下がりとをとらえてカウントダウンする。これにより、カウンタ回路47のカウント値を参照することによって、押圧整列板38の現在位置を知ることができ、この押圧整列板38の位置からカラー感熱記録紙3の側端縁3bの位置を知ることができる。
M記録部19は、Y記録部18と同様に、M用搬送ローラ対50,M用サーマルヘッド51,M用プラテンローラ52,M用定着ランプ54,M用側端縁位置検出部55を備えている。また、C記録部20は、C用搬送ローラ対60,C用サーマルヘッド61,C用プラテンローラ62,C用側端縁位置検出部63を備えている。これらは、Y記録部18の構成部品とほぼ同様のものであるため、詳しい説明は省略する。
なお、本実施形態では、各記録部18〜26に搬送ローラ対22,50,60を配置したが、例えば、記録紙搬送手段としてC記録部20の搬送ローラ対60だけを使用してもよい。更に、この場合には、Y記録部18とM記録部19とには、カラー感熱記録紙3の搬送に従動して回転する従動ローラや、適度なテンションを発生するテンションローラ等を配置してもよい。
C用搬送ローラ対60のA方向下流側には、カラー感熱記録紙3の先端を検出する透過型の光学センサ68が組み込まれている。光学センサ68のA方向下流側には、カラー感熱記録紙3を副走査方向でカットするカッター69が配置されている。このカッター69は、搬送経路の下方に固定配置された固定刃69aと、搬送経路の上方に配置された移動刃69bとからなり、固定刃69aと移動刃69bとでカラー感熱記録紙3を挟み込んでカットする。なお、カッター69を組み込まずに、記録済みのカラー感熱記録紙3を帯状のまま排出してもよい。この場合には、ユーザーが帯状のカラー感熱記録紙3を所定位置でカットして、シート状のカラープリントを作成する。
図7は、カラー感熱プリンタ2の構成を示すブロック図である。カラー感熱プリンタ2は、システムコントローラ73によって制御されている。システムコントローラ73は、例えば、制御プログラムや制御データが記録されたROMや、ROMから読み出された制御プログラムや制御データを一時的に記録する作業領域となるRAMや、制御プログラムに基づいて各種演算処理を行なうCPU等からなる。
システムコントローラ73には、パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等、カラー感熱プリンタ2に対して画像データを入力する機器が接続されるI/Oポート76が接続されている。メモリコントローラ77は、フレームメモリ78とラインメモリ79とを制御するコントローラであって、I/Oポート76から入力された画像データRGBの各色画像データに分解してフレームメモリ78に記録し、このフレームメモリ78から、各色画像データを1ライン分ずつ読み出してラインメモリ79に記録する。
プリントデータ生成部82は、ラインメモリ79から1ライン分の色画像データを読み出して、各サーマルヘッド22,51,61を駆動するためのプリントデータを生成する。なお、上述したY用カウンタ回路47によってカウントされたカウント値は、システムコントローラ73に入力される。システムコントローラ73は、入力されたカウント値、すなわち押圧整列板38の位置から、カラー感熱記録紙3の側端縁3bの位置を算出する記録紙位置算出手段として作用する。システムコントローラ73によって求められたカラー感熱記録紙3の側端縁3bの位置は、プリントデータ生成部82に入力されて、カラー感熱記録紙3に対面しない発熱素子30が発熱されないように、プリントデータの補正に用いられる。
また、システムコントローラ73には、M用側端縁位置検出部55及びC用側端縁位置検出部63において、フォトインタラプタの検出信号のカウントに用いられるM用カウンタ回路85及びC用カウンタ回路86や、各サーマルヘッド22,51,61を駆動するヘッドドライバ87〜89、各定着ランプ25,54を駆動するランプドライバ90,91、搬送モータ14を駆動するモータードライバ92、カッター69を駆動するカッタ駆動機構83等が接続されて、制御されている。
次に、上記実施形態の作用について説明する。印画開始操作が行なわれると、搬送モータ14の正転によって給紙ローラ13が反時計方向に回転され、カラー感熱記録紙3が記録紙ロール4からA方向に送り出される。カラー感熱記録紙3の先端部が搬送経路内を移動して、光学センサ68によって検出されると、搬送モータ14の回転がいったん停止される。以後、搬送モータ14に供給されているパルスがカウントされ、このカウント値によってカラー感熱記録紙3の搬送位置がシステムコントローラ73に特定される。
システムコントローラ73は、シフト機構を制御してプラテンローラ24,52,62を上昇させ、各記録部18〜20の発熱素子アレイ29,51a,61aとの間にカラー感熱記録紙3を挟み込む。
図3及び図4に示すように、Y用側端縁位置検出部26は、押圧整列板38でカラー感熱記録紙3の側端縁3bを押圧して固定整列板37に側端縁3aを押し付け、カラー感熱記録紙3の斜行を補正する。また、押圧整列板38の移動にともない、フォトインタラプタ46は、エンコーダ板45のスリット45aを検出して2相の検出信号をY用カウンタ回路47に入力する。
システムコントローラ73は、Y用カウンタ回路47のカウント値、すなわち押圧整列板38の位置からカラー感熱記録紙3の側端縁3bの位置を算出し、これをプリントデータ生成部82に入力する。プリントデータ生成部82は、ラインメモリ79から入力された1ライン分のY画像データから、1ライン分のYプリントデータを生成する。また、先に算出したカラー感熱記録紙3の側端縁3bの位置に基づいて、カラー感熱記録紙3に対面しない発熱素子30が発熱されないように、Yプリントデータを補正する。
Y用ヘッドドライバ87は、プリントデータ生成部82から入力されたYプリントデータに基づいてY用サーマルヘッド22を駆動し、カラー感熱記録紙3のイエロー感熱発色層9にイエロー画像を1ライン分印画する。この時の印画は、押圧整列板38の位置から求めたカラー感熱記録紙3の側端縁3bの位置によって、補正されたYプリントデータに基づいて行なわれるため、カラー感熱記録紙3の主走査方向の端部まで余白なく印画を行なうことができ、かつカラー感熱記録紙3に対面しない発熱素子30に、空発熱を行なわせることもない。
このように、カラー感熱記録紙3の側端縁に接触した押圧整列板38の位置からカラー感熱記録紙3の側端縁の位置を検出するようにしたので、カラー感熱記録紙3に毛羽立ちやカールが発生していても、正確にカラー感熱記録紙3の側端縁3bの位置を得ることができる。また、検出に先立ち、カラー感熱記録紙3の斜行を補正するようにしたので、副走査方向及び主走査方向、回転方向のレジズトレーションずれの発生を防止することができる。更に、斜行を補正する整列手段と、側端縁を検出する検出手段とを一つにしたので、カラー感熱プリンタ2の小型化に資することができる。
1ライン分のイエロー画像の印画後、搬送モータ14は正転を再開し、カラー感熱記録紙3を印画の1ライン分A方向に搬送する。この1ラインの印画と搬送とを繰り返すことにより、カラー感熱記録紙3の1画面分の記録エリア内にイエロー画像が印画される。なお、Y用定着ランプ25は、イエロー画像の印画開始と同時にY用ランプドライバ90によって点灯され、イエロー感熱発色層9の定着を行なう。
上記イエロー画像の印画と同時に、M記録部19及びC記録部20においても、Y記録部18と同様に、M用側端縁位置検出部55及びM用側端縁位置検出部63を使用した、マゼンタ画像及びシアン画像の印画が行なわれている。マゼンタ感熱発色層8は、M用定着ランプ54によって定着される。イエロー,マゼンタ,シアンの画像が熱記録されたカラー感熱記録紙3は、カッター69によって切断され、1枚のシート状のカラープリントとして排紙口96からプリンタ外に排出される。
なお、上記実施形態では、一方の整列板だけを動かしたが、両方の整列板を動かして斜行を補正してもよい。また、検出手段としてフォトインタラプタを使用したが、CCDを用いたラインセンサ等、その他のセンサを使用してもよい。更に、一つの搬送経路に3個のサーマルヘッドを配置した1パス3ヘッドタイプのカラー感熱プリンタを例に説明したが、1個または2個のサーマルヘッドや、3個以上のサーマルヘッドを使用するカラー感熱プリンタについても、本発明を適用することができる。更に、上記実施形態では、カラー感熱プリンタを例に説明したが、熱転写型プリンタや熱昇華型プリンタ、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ等の各種プリンタにも利用することができる。
本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を示す概略図である。 カラー感熱記録紙の構造を示す要部断面図である。 Y用側端縁位置検出部の構成を示す上面図である。 Y用側端縁位置検出部の構成を示す斜視図である。 エンコード板とフォトインタラプタとの関係を示す説明図である。 フォトインタラプタの出力信号を示すタイミングチャートである。 カラー感熱プリンタの構成を示すブロック図である。
符号の説明
2 カラー感熱プリンタ
3 カラー感熱記録紙
18 Y記録部
19 M記録部
20 C記録部
26 Y用側端縁位置検出部
37 固定整列板
38 押圧整列板
42 バネ
45 エンコード板
46 フォトインタラプタ
47 Y用カウンタ回路
73 システムコントローラ

Claims (4)

  1. 記録紙の搬送方向に直交する幅方向の側端縁の位置を検出する側端縁位置検出装置において、
    前記幅方向において記録紙の両側端縁を挟むように対面して配置された一対の整列板と、これら一対の整列板のうち少なくとも一方を該記録紙の側端縁に押し付け、一対の整列板で記録紙の両側端縁を挟み込むことにより、記録紙の幅方向位置を規制する整列手段と、この整列手段によって移動された整列板の幅方向位置を検出する整列板位置検出手段と、この整列板位置検出手段によって検出された整列板の位置に基づいて、記録紙の側端縁位置を算出する記録紙位置算出手段とを設けたことを特徴とする記録紙の側端縁位置検出装置。
  2. 記録紙が供給される給紙部と、この給紙部から供給された記録紙を搬送する記録紙搬送手段と、記録紙の搬送方向と直交する幅方向において該記録紙の幅寸法よりも長い印画部を有し、搬送中の記録紙に印画部で印画を行うプリントヘッドと、入力されたプリントデータに基づいて印画部を駆動させる印画制御部と、給紙部とプリントヘッドへとの間の搬送経路内に、記録紙の幅方向で該記録紙の両側端縁を挟むように対面して配置された一対の整列板と、これら一対の整列板のうち少なくとも一方を該記録紙の側端縁に押し付け、一対の整列板で記録紙の両側端縁を挟み込むことにより、記録紙の幅方向位置を規制する整列手段と、この整列手段によって移動された整列板の幅方向位置を検出する整列板位置検出手段と、この整列板位置検出手段によって検出された整列板の位置に基づいて、記録紙の側端縁位置を算出する記録紙位置算出手段と、この記録紙位置算出手段によって算出された記録紙の側端縁位置に基づいて、記録紙に対面していない印画部が印画動作を行なわないように、前記プリントデータを補正するプリントデータ補正手段とを設けたことを特徴とするプリンタ。
  3. 前記記録紙の搬送経路内に、異なる色の印画を行なうプリントヘッドを複数個配置し、各プリントヘッドに対応して、一対の整列板と整列手段とをそれぞれ設け、各プリントヘッドごとに記録紙の側端縁位置を検出できるようにしたことを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
  4. 前記記録紙は、加熱によって、それぞれが異なる色に発色する複数の感熱発色層を備えたカラー感熱記録紙であり、前記複数のプリントヘッドは、各感熱発色層を加熱して発色させるサーマルヘッドであることを特徴とする請求項3記載のプリンタ。
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