JP2006082425A - カラー感熱プリンタ、およびプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 リアルタイムで起こる搬送速度や搬送負荷の変動に即座に対応して修正する。
【解決手段】 カラー感熱プリンタ2は、サーマルヘッド18を挟んでカラー感熱記録紙10の搬送経路の両側にそれぞれ配置され、記録紙10を搬送する第1、第2搬送ローラ対15、16と、これらを駆動する搬送モータ12と、搬送モータ12の駆動力の搬送ローラ対15、16への伝達を切り替える第1、第2クラッチ30、31と、搬送ローラ対15、16の回転速度を検出する第1、第2エンコーダ32、33と、記録紙10の搬送方向下流側の搬送ローラ対にのみ駆動力を伝達させるように、クラッチ30、31の動作を制御し、記録紙10の搬送方向上流側の搬送ローラ対の回転速度の検出結果に基づいて、回転速度が一定となるように搬送モータ12の動作を制御するシステムコントローラ21とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、副走査方向に往復搬送されるカラー感熱記録紙に対してサーマルヘッドで画像を記録するカラー感熱プリンタ、および副走査方向に往復搬送される記録材料に対して記録ヘッドで画像を記録するプリンタに関する。
副走査方向に往復搬送される記録材料に対して記録ヘッドで画像を記録するプリンタとして、シアン、マゼンタ、イエローに発色する感熱発色層を支持体上に順に層設したカラー感熱記録紙を往復搬送する間に、複数の発熱素子がライン状に配列された1個のサーマルヘッドにて熱記録を行う、いわゆる1ヘッド3パス方式のカラー感熱プリンタが知られている。
上記のようなカラー感熱プリンタには、カラー感熱記録紙を搬送する搬送ローラ対のスリップや、サーマルヘッドのアップダウンに伴う負荷変動、画像の記録濃度によるサーマルヘッドとカラー感熱記録紙との動摩擦係数の変化などにより、黒スジや白スジ、カラーレジストレーションずれなどの記録不良が発生するという問題があった。
上記問題を解決するために、3ヘッド1パス方式のカラー感熱プリンタにおいて、少なくとも1個のサーマルヘッドの記録中に、他のサーマルヘッドの通電開始または通電停止によってスジ状の濃度ムラが発生するラインに対して、この濃度ムラに応じてカラー感熱記録紙を搬送するモータの速度を修正するカラー感熱プリント方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、スキャナでテストパターンを読み取り、テストパターンの1ドット毎にRGB3色の輝度を測定し、この測定結果からテストパターンのライン幅方向の輝度の平均値を算出し、算出した輝度の平均値から1ドット毎のRGBの輝度比を算出して、輝度比の算出結果からカラーレジストレーションが発生した色を特定し、そのずれ方向およびずれ量を算出するカラーレジストレーションずれの測定方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−142423号公報 特開2004−142259号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の手法は、テストパターンなどから濃度ムラやカラーレジストレーションずれを測定し、これに応じてカラー感熱記録紙の搬送速度を予測制御するため、リアルタイムで起こるカラー感熱記録紙の搬送速度や搬送負荷の変動に対処することができないという問題があった。特に、1ヘッド3パス方式のようにカラー感熱記録紙を往復搬送するカラー感熱プリンタでは、1方向に搬送するものと比べて変動が大きくなるため、より高画質なプリントを得るためには、リアルタイムで起こる変動に即座に対応して修正することが要求される。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、リアルタイムで起こるカラー感熱記録紙または記録材料の搬送速度や搬送負荷の変動に即座に対応して修正することができ、より高画質なプリントを得ることができるカラー感熱プリンタ、およびプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、副走査方向に往復搬送されるカラー感熱記録紙に対してサーマルヘッドで画像を記録するカラー感熱プリンタにおいて、前記サーマルヘッドを挟んで前記カラー感熱記録紙の搬送経路の両側にそれぞれ配置され、前記カラー感熱記録紙を搬送する第1、第2搬送ローラ対と、前記第1、第2搬送ローラ対を駆動する駆動手段と、前記駆動手段の駆動力の前記第1、第2搬送ローラ対への伝達を切り替える第1、第2伝達切替手段と、前記第1、第2搬送ローラ対の回転速度を検出する第1、第2速度検出手段と、前記カラー感熱記録紙の搬送方向下流側の搬送ローラ対にのみ前記駆動力を伝達させるように、前記第1、第2伝達切替手段の動作を制御するとともに、前記カラー感熱記録紙の搬送方向上流側の搬送ローラ対の前記回転速度の検出結果に基づいて、前記回転速度が一定となるように前記駆動手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、副走査方向に往復搬送される記録材料に対して記録ヘッドで画像を記録するプリンタにおいて、前記記録ヘッドを挟んで前記記録材料の搬送経路の両側にそれぞれ配置され、前記記録材料を搬送する第1、第2搬送ローラ対と、前記第1、第2搬送ローラ対を駆動する駆動手段と、前記駆動手段の駆動力の前記第1、第2搬送ローラ対への伝達を切り替える第1、第2伝達切替手段と、前記第1、第2搬送ローラ対の回転速度を検出する第1、第2速度検出手段と、前記記録材料の搬送方向下流側の搬送ローラ対にのみ前記駆動力を伝達させるように、前記第1、第2伝達切替手段の動作を制御するとともに、前記記録材料の搬送方向上流側の搬送ローラ対の前記回転速度の検出結果に基づいて、前記回転速度が一定となるように前記駆動手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のカラー感熱プリンタ、およびプリンタによれば、サーマルヘッドまたは記録ヘッドを挟んでカラー感熱記録紙または記録材料の搬送経路の両側にそれぞれ配置され、カラー感熱記録紙または記録材料を搬送する第1、第2搬送ローラ対と、第1、第2搬送ローラ対を駆動する駆動手段と、駆動手段の駆動力の第1、第2搬送ローラ対への伝達を切り替える第1、第2伝達切替手段と、第1、第2搬送ローラ対の回転速度を検出する第1、第2速度検出手段と、カラー感熱記録紙または記録材料の搬送方向下流側の搬送ローラ対にのみ駆動力を伝達させるように、第1、第2伝達切替手段の動作を制御するとともに、カラー感熱記録紙または記録材料の搬送方向上流側の搬送ローラ対の回転速度の検出結果に基づいて、回転速度が一定となるように駆動手段の動作を制御する制御手段とを備えたので、リアルタイムで起こるカラー感熱記録紙または記録材料の搬送速度や搬送負荷の変動に即応することができる。したがって、より高画質なプリントを得ることができる。
図1において、本発明を適用したカラー感熱プリンタ2には、記録材料として、長尺のカラー感熱記録紙(以下、単に記録紙という)10が使用される。記録紙10は、ロール状に巻かれた記録紙ロール11の形態でカラー感熱プリンタ2にセットされる。
記録紙10は、周知のように、支持体上にシアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層、および保護層が順次層設された構造となっている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。
イエロー感熱発色層は、420〜450nmの近紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365〜390nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。なお、例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にした記録紙を使用してもよい。
記録紙ロール11の外周面には、搬送モータ12によって回転される給紙ローラ13が当接している。搬送モータ12はステッピングモータであり、モータドライバ14から入力される駆動パルスによって駆動される。給紙ローラ13が図中反時計方向に回転すると、記録紙ロール11は図中時計方向に回転し、記録紙10が記録紙ロール11から送り出される。給紙ローラ13が図中時計方向に回転すると、記録紙ロール11は図中反時計方向に回転し、記録紙10が記録紙ロール11に巻き戻される。なお、記録紙10の搬送位置は、搬送モータ12に入力される駆動パルスを、後述するシステムコントローラ21でカウントすることにより管理される。
記録紙ロール11から送り出された記録紙10は、水平方向に配置された搬送経路内に送り込まれる。この搬送経路内には、記録紙10を挟み込んで搬送する第1、第2搬送ローラ対15、16および排紙ローラ対17が配置されている。第1、第2搬送ローラ対15、16および排紙ローラ対17は、搬送モータ12によって回転されるキャプスタンローラ15a〜17aと、このキャプスタンローラ15a〜17aに圧接するピンチローラ15b〜17bとからなり、記録紙10を図中A方向とB方向とに往復搬送する。
第1搬送ローラ対15と第2搬送ローラ対16との間には、サーマルヘッド18と、このサーマルヘッド18に向き合うように搬送経路の下方に配置されたプラテンローラ19とが設けられている。サーマルヘッド18の記録紙10に対向する表面には、記録紙10の搬送方向と直交する方向に、複数の発熱素子がライン状に配列された発熱素子アレイ20が設けられている。発熱素子アレイ20は、システムコントローラ21からヘッドドライバ22に入力された駆動データに基づいて発熱し、記録紙10の各感熱発色層を発色させる。
プラテンローラ19は、記録紙10の搬送に応じて従動回転し、記録紙10と発熱素子アレイ20との当接状態を安定させる。また、プラテンローラ19は、上下方向に移動自在とされ、図示しないバネによって発熱素子アレイ20に圧接する方向に付勢されている。記録紙10の給紙時および排紙時には、カムやソレノイドなどから構成されるシフト機構(図示せず)によってプラテンローラ19が下降し、サーマルヘッド18との記録紙10の挟持が解除される。
第2搬送ローラ対16のA方向下流側、および第1搬送ローラ対15のA方向上流側には、記録紙10の記録面に対面してイエロー用定着器23、およびマゼンタ用定着器24が配置されている。また、イエロー用定着器23と排紙ローラ対17との間には、記録紙10を所定のプリントサイズにカットするカッター25が配置されている。さらに、排紙ローラ対17のA方向下流側には、画像記録済みの記録紙10を外部に排出する排紙口26が設けられている。
イエロー用定着器23、マゼンタ用定着器24は、発光ピーク波長が420〜450nmの近紫外線を放出してイエロー感熱発色層を定着するイエロー用定着光源23aと、発光ピーク波長が365〜390nmの紫外線を放出してマゼンタ感熱発色層を定着するマゼンタ用定着光源24aと、これらの光源23a、24aからの光を記録紙10に向けて反射させるリフレクタ23b、24bとからなる。各光源23a、24aは、ランプドライバ27によって駆動される。
図2に示すように、第1、第2搬送ローラ対15、16と搬送モータ12との間には、第1、第2クラッチ30、31が接続されている。第1、第2クラッチ30、31は、搬送モータ12の駆動力の第1、第2搬送ローラ対15、16への伝達を切り替えるためのものであり、各クラッチ30、31が切られると、搬送モータ12の駆動力は伝達されず、各搬送ローラ対15、16はフリーローラとして機能する。
システムコントローラ21は、第1、第2搬送ローラ対15、16のうち、記録紙10の搬送方向下流側の搬送ローラ対にのみ搬送モータ12の駆動力を伝達させるように、第1、第2クラッチ30、31の動作を制御する。つまり、記録紙10をA方向に搬送する際には、第1クラッチ30を切って、第1搬送ローラ対15を記録紙10の搬送に合わせて従動回転するフリーローラとし、第2クラッチ31を繋げて、第2搬送ローラ対16を記録紙10の搬送を担う駆動ローラとして機能させる。一方、記録紙10をB方向に搬送する際には、前者とは逆に、第1クラッチ30を繋げて第1搬送ローラ対15を駆動ローラとし、第2クラッチ31を切って第2搬送ローラ対16をフリーローラとして機能させる。
第1、第2搬送ローラ対15、16には、第1、第2エンコーダ32、33が取り付けられている。第1、第2エンコーダ32、33は、複数の検出孔が所定角度毎に穿たれた検出円板と、検出孔の通過を検知してパルス信号を出力するフォトインタラプタ(ともに図示せず)とからなり、パルス信号のパルス数またはパルス幅を元に、第1、第2搬送ローラ対15、16の回転速度を検出し、この検出結果をシステムコントローラ21に送信する。
システムコントローラ21は、第1、第2搬送ローラ対15、16のうち、記録紙10の搬送方向上流側の搬送ローラ対、すなわち、フリーローラとして機能している搬送ローラ対(記録紙10をA方向に搬送している場合は第1搬送ローラ対15、B方向に搬送している場合は第2搬送ローラ対16)の回転速度の検出結果に基づいて、回転速度が一定となるように搬送モータ12の動作を制御する。具体的には、図3に示すように、回転速度の変動を打ち消すように、検出した回転速度(実線で示す)とは逆位相の制御信号(破線で示す)を加える。実際には、搬送モータ12はステッピングモータであるため、モータドライバ14を介して与える駆動パルスのパルス幅を変化させる。
次に、上記構成を有するカラー感熱プリンタ2の動作について説明する。画像記録開始操作が実行されると、搬送モータ12の正転によって給紙ローラ13が反時計方向に回転され、記録紙10が記録紙ロール11からA方向に送り出される。記録紙10の先端部は搬送経路内を移動して、第1、第2搬送ローラ対15、16にニップされ、さらにA方向下流側に搬送される。このとき、システムコントローラ21により、第1クラッチ30が切られて第1搬送ローラ対15はフリーローラとして機能し、第2クラッチ31が繋げられて第2搬送ローラ対16は駆動ローラとして機能する。
記録紙10の画像記録エリアの先端が画像記録開始位置に到達すると、搬送モータ12の回転が一旦停止される。次いで、プラテンローラ19がシフト機構によって上昇され、発熱素子アレイ20との間で記録紙10が挟持される。この状態で再び搬送モータ12が駆動され、記録紙10がA方向に搬送されながら、ヘッドドライバ22に入力された駆動データに基づいて発熱した発熱素子アレイ20により、記録紙10のイエロー感熱発色層にイエロー画像が記録される。
イエロー画像の記録時に、記録紙10の画像記録エリアの先端がイエロー用定着器23の直下に到達すると、ランプドライバ27によりイエロー用定着光源23aが点灯され、画像記録済みのイエロー感熱発色層が定着される。
イエロー画像の記録が終了すると、プラテンローラ19がシフト機構によって下降され、サーマルヘッド18とによる記録紙10の挟持が解除される。記録紙10は、イエロー感熱発色層の定着が終了するまで(画像記録エリアの後端がイエロー用定着器23の直下に到達するまで)、A方向に搬送される。
イエロー画像の記録時およびイエロー感熱発色層の定着時には、フリーローラとして機能している第1搬送ローラ対15の回転速度が第1エンコーダ32により検出され、その検出結果がシステムコントローラ21に送信される。そして、この回転速度の検出結果に基づいて、システムコントローラ21により回転速度が一定となるように搬送モータ12の動作が制御される。
イエロー感熱発色層の定着後、搬送モータ12が逆転され、記録紙10がB方向に搬送される。このとき、システムコントローラ21により、第1クラッチ30が繋げられて第1搬送ローラ対15は駆動ローラとして機能し、第2クラッチ31が切られて第2搬送ローラ対16はフリーローラとして機能する。
記録紙10の画像記録エリアの後端が発熱素子アレイ20に対面する位置まで搬送されると、搬送モータ12の回転が停止される。そして、イエロー画像記録時と同様に、プラテンローラ19がシフト機構によって上昇され、発熱素子アレイ20との間で記録紙10が挟持される。この状態で再び搬送モータ12が逆転駆動され、記録紙10がB方向に搬送されながら、記録紙10のマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像が記録される。
マゼンタ画像の記録時に、記録紙10の画像記録エリアの後端がマゼンタ用定着器24の直下に到達すると、イエロー感熱発色層の定着時と同様に、ランプドライバ27によりマゼンタ用定着光源24aが点灯され、画像記録済みのマゼンタ感熱発色層が定着される。
マゼンタ画像の記録が終了すると、プラテンローラ19がシフト機構によって下降され、サーマルヘッド18とによる記録紙10の挟持が解除される。記録紙10は、マゼンタ感熱発色層の定着が終了するまで(画像記録エリアの先端がマゼンタ用定着器24の直下に到達するまで)、B方向に搬送される。
マゼンタ画像の記録時およびマゼンタ感熱発色層の定着時には、フリーローラとして機能している第2搬送ローラ対16の回転速度が第2エンコーダ33により検出され、その検出結果がシステムコントローラ21に送信される。そして、イエロー画像の記録時およびイエロー感熱発色層の定着時と同様に、この回転速度の検出結果に基づいて、システムコントローラ21により回転速度が一定となるように搬送モータ12の動作が制御される。
マゼンタ感熱発色層の定着後、搬送モータ12が再び正転され、記録紙10がA方向に搬送される。このとき、イエロー画像の記録時およびイエロー感熱発色層の定着時と同様に、システムコントローラ21により、第1クラッチ30が切られて第1搬送ローラ対15はフリーローラとして機能し、第2クラッチ31が繋げられて第2搬送ローラ対16は駆動ローラとして機能する。
記録紙10の画像記録エリアの先端が発熱素子アレイ20に対面する位置まで搬送されると、搬送モータ12の回転が停止される。そして、イエロー、マゼンタ画像記録時と同様に、プラテンローラ19がシフト機構によって上昇され、発熱素子アレイ20との間で記録紙10が挟持される。この状態で再び搬送モータ12が正転駆動され、記録紙10がA方向に搬送されながら、記録紙10のシアン感熱発色層にシアン画像が記録される。
シアン画像の記録時には、イエロー画像記録時およびイエロー感熱発色層の定着時と同様に、フリーローラとして機能している第1搬送ローラ対15の回転速度が第1エンコーダ32により検出され、その検出結果がシステムコントローラ21に送信される。そして、イエロー、マゼンタ画像の記録時およびイエロー、マゼンタ感熱発色層の定着時と同様に、この回転速度の検出結果に基づいて、システムコントローラ21により回転速度が一定となるように搬送モータ12の動作が制御される。
シアン画像記録後の記録紙10は、第1、第2搬送ローラ対15、16によりA方向に搬送され、カッター25により所定のプリントサイズに切断された後、排紙ローラ対17により排紙口26から外部に排出される。
上記のように、第1、第2搬送ローラ対15、16のうち、フリーローラとして機能する搬送ローラ対の回転速度を検出し、この回転速度の検出結果に基づいて、回転速度が一定となるように、システムコントローラ21により搬送モータ12の動作を制御するので、リアルタイムで起こる記録紙10の搬送速度や搬送負荷の変動に即座に対応して修正することができる。したがって、より高画質なプリントを得ることができる。
上記実施形態では、カラー感熱プリンタ2を例示して説明したが、他のサーマルプリンタ、例えば熱転写型プリンタや熱昇華型プリンタは勿論のこと、レーザープリンタやインクジェットプリンタなどにも適用することができる。
本発明を適用したカラー感熱プリンタの構成を示す概略図である。 第1、第2搬送ローラ対周辺の構成を示すブロック図である。 搬送モータの制御例を示すグラフである。
符号の説明
2 カラー感熱プリンタ
10 カラー感熱記録紙(記録紙)
12 搬送モータ
15、16 第1、第2搬送ローラ対
18 サーマルヘッド
21 システムコントローラ
23、24 イエロー用、マゼンタ用定着器
30、31 第1、第2クラッチ
32、33 第1、第2エンコーダ

Claims (2)

  1. 副走査方向に往復搬送されるカラー感熱記録紙に対してサーマルヘッドで画像を記録するカラー感熱プリンタにおいて、
    前記サーマルヘッドを挟んで前記カラー感熱記録紙の搬送経路の両側にそれぞれ配置され、前記カラー感熱記録紙を搬送する第1、第2搬送ローラ対と、
    前記第1、第2搬送ローラ対を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段の駆動力の前記第1、第2搬送ローラ対への伝達を切り替える第1、第2伝達切替手段と、
    前記第1、第2搬送ローラ対の回転速度を検出する第1、第2速度検出手段と、
    前記カラー感熱記録紙の搬送方向下流側の搬送ローラ対にのみ前記駆動力を伝達させるように、前記第1、第2伝達切替手段の動作を制御するとともに、前記カラー感熱記録紙の搬送方向上流側の搬送ローラ対の前記回転速度の検出結果に基づいて、前記回転速度が一定となるように前記駆動手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするカラー感熱プリンタ。
  2. 副走査方向に往復搬送される記録材料に対して記録ヘッドで画像を記録するプリンタにおいて、
    前記記録ヘッドを挟んで前記記録材料の搬送経路の両側にそれぞれ配置され、前記記録材料を搬送する第1、第2搬送ローラ対と、
    前記第1、第2搬送ローラ対を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段の駆動力の前記第1、第2搬送ローラ対への伝達を切り替える第1、第2伝達切替手段と、
    前記第1、第2搬送ローラ対の回転速度を検出する第1、第2速度検出手段と、
    前記記録材料の搬送方向下流側の搬送ローラ対にのみ前記駆動力を伝達させるように、前記第1、第2伝達切替手段の動作を制御するとともに、前記記録材料の搬送方向上流側の搬送ローラ対の前記回転速度の検出結果に基づいて、前記回転速度が一定となるように前記駆動手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
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