JP4137498B2 - 熱活性シートの熱活性化装置およびその熱活性化装置を用いたプリンタ装置 - Google Patents

熱活性シートの熱活性化装置およびその熱活性化装置を用いたプリンタ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱されることにより発色したり粘着性を発現する熱活性剤層がシート状基体の少なくとも片面に形成されている熱活性シートの熱活性化装置およびその熱活性化装置を用いたプリンタ装置に係り、特に感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物の熱活性シートへの付着を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるライナーレスラベルの一種としての熱活性シート(例えば、感熱性粘着ラベル)は、例えば食品のPOSラベル、物流・配送ラベル、医療用ラベル、バゲッジタグ、ビン・缶類の表示ラベルの貼付など幅広い分野で使用されている。
この感熱性粘着ラベルは、シート状のラベル基体(例えばベースペーパー)の裏面側に通常時には非粘着性を示し加熱されることにより粘着性を発現する感熱性粘着剤層を、表面側に印刷可能面を、それぞれ形成して構成されている。
前記感熱性粘着剤は、熱可塑性樹脂、固体可塑剤等を主成分とするもので、常温では非粘着性であるが、熱活性化装置によって加熱すると活性化されて粘着性が発現する性質を有している。通常、活性化温度は50〜150℃であり、この温度領域で感熱性粘着剤中の固体可塑剤が溶融し、熱可塑性樹脂に粘着性が付与される。そして、溶融した固体可塑剤は過冷却状態を経て徐々に結晶化するため粘着性は所定時間持続され、この粘着性を有している間にガラス瓶等の対象物に貼着して使用される。
【0003】
なお、感熱性粘着ラベルの印刷可能面は、例えば感熱性発色層で構成され、一般的なサーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ装置によって、所望の文字や画像等が印刷され、その印刷後に、前記熱活性化装置によって感熱性粘着剤層が活性化されるようになっている。
【0004】
また、前記サーマルプリンタ装置内に前記熱活性化装置を搭載し、感熱性粘着ラベルへの感熱印刷と感熱性粘着剤層の活性化を連続して行うことができるようにしたプリンタ装置も開発されつつある。
【0005】
このようなプリンタ装置は、例えば図11に示すような構成となっていた。
【0006】
図11において、符号P2はサーマルプリンタユニット、符号C2はカッターユニット、符号A2は熱活性化ユニット、符号Rはロール状に巻回された感熱性粘着ラベルを示す。
【0007】
サーマルプリンタユニットP2は、印刷用サーマルヘッド100と、該印刷用サーマルヘッド100に圧接されるプラテンローラ101と、プラテンローラ101を回転させる図示しない駆動系(例えば電動モータとギア列等)等を備えている。
そして、プラテンローラ101を図11ではD1方向(時計回り)に回動させることにより、感熱性粘着ラベルRを引き出し、引き出された感熱性粘着ラベルRに感熱方式の印刷を行ってから、D2方向(右側方向)へ搬出するようになっている。
また、プラテンローラ101は、図示しない加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ等)を備え、その弾撥力によりプラテンローラ101の表面がサーマルヘッド100に圧接されるようになっており、感熱性粘着ラベルRの押圧手段を兼ねるようになっている。
また、感熱性粘着ラベルRは、例えば図12に示すような構成となっている。
即ち、ラベル基体としてのベースペーパー500の一方側(図12では表面側)に、印刷可能面を形成する感熱性発色層としてのサーマルコート層501が設けられ、その上に例えば値札の枠や単位等の文字や模様等が印刷された有色印刷層502が形成されている。また、ベースペーパー500の他方側(図12では裏面側)には、熱可塑性樹脂、固体可塑剤等を主成分とする感熱性粘着剤を塗布した熱活性剤層Kが形成されている。
【0008】
図11のプリンタユニットPは、図示しない印刷制御装置からの印刷信号に基づいて、印刷用サーマルヘッド100およびプラテンローラ101が稼働することにより感熱性粘着ラベルRのサーマルコート層501に対して所望の印刷を行うことができる。
【0009】
カッターユニットC2は、サーマルプリンタユニットP2によって感熱印刷が行われた感熱性粘着ラベルRを適当な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆動源(図示省略)によって作動される可動刃200、固定刃201等から構成されている。なお、可動刃200は図示しない制御装置の制御により所定のタイミングで作動される。
【0010】
熱活性化ユニットA2は、例えば図示しない駆動源によって回動され、切断された感熱性粘着ラベルRの挿入、排出を行う挿入用ローラ300と排出用ローラ301を備え、その挿入用ローラ300と排出用ローラ301の間に、熱活性用サーマルヘッド400と、この熱活性用サーマルヘッド400に圧接されるプラテンローラ401が配設されている。プラテンローラ401は図示しない駆動系(例えば電動モータとギア列等)を備えており、プラテンローラ401をD4方向(図11では時計回り)に回動させ、D3方向およびD5方向に回転する挿入用ローラ300および排出用ローラ301によって感熱性粘着ラベルRをD6方向(図11では右側方向)へ搬送するようになっている。また、プラテンローラ401は、図示しない加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ等)を備え、その弾撥力によりプラテンローラ401の表面が熱活性用サーマルヘッド400に押圧力Fで圧接されるようになっている。
【0011】
また、符号Sで示されるのは、感熱性粘着ラベルRの排出を検出する排出検出センサである。この排出検出センサSによる感熱性粘着ラベルRの排出の検出に基づいて、次の感熱性粘着ラベルRの印刷、搬送および熱活性が行われる。
そして、熱活性用サーマルヘッド400およびプラテンローラ401は、図示しない制御装置によって所定のタイミングで稼働され、熱活性用サーマルヘッド400から付与される熱により感熱性粘着ラベルRの熱活性剤層Kが活性化されて粘着力を発現するようになる。
【0012】
このような構成のサーマルプリンタユニットP2により感熱性粘着ラベルRの粘着力が発現された後、酒類、薬品瓶などのガラス瓶やプラスチック容器等への表示ラベルの貼付作業、あるいは値札や広告ラベルの貼付作業を行うことにより、従来の一般的な粘着ラベルシートのように剥離シート(ライナー)が不要となるためコストを低減することができるという利点があり、使用後に廃棄物となる剥離シートを必要としないので省資源および環境問題の観点からもメリットがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の感熱性粘着ラベルRの熱活性化ユニットA2においては、感熱性粘着ラベルRの搬送手段(特にプラテンローラ401)やサーマルヘッド400に、感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物(熱により化学的に変化した物質あるいは炭化した物質など)が付着するという問題があった。
【0014】
即ち、プラテンローラ401はサーマルヘッド400に対して常に押圧力Fによって圧接された状態にあるため、前記カッターユニットC2によって所定の長さに切断された感熱性粘着ラベルRの熱活性剤層Kが熱活性用サーマルヘッド400の発熱素子Hによって加熱され活性化された後、感熱性粘着ラベルRがプラテンローラ401から離脱する際に、図13(a)に示すように、熱活性剤層Kの感熱性粘着剤は、加熱による軟化によってプラテンローラ401と熱活性用サーマルヘッド400との間に一部が押圧力Fによってしごき出されて感熱性粘着ラベルRのベースペーパー500から剥離した状態となる。
【0015】
さらに、感熱性粘着ラベルRが排出され、一旦空転状態となるプラテンローラ401に対して、図13(a)のように分離した状態の感熱性粘着剤G1は、図13(b)に示すように、活性化により発生した粘着力によってプラテンローラ401の周面に付着した状態となる。
【0016】
そして、図13(a),(b)のような状態が複数回繰り返されることにより、図13(c)に示すように、プラテンローラ401の周面に粒状の感熱性粘着剤G1が多数付着した状態となる。さらに、このように付着した感熱性粘着剤G1は、熱活性用サーマルヘッド400により度重なる加熱を受けることにより化学的に変化したり、あるいは炭化した変成物G2となって、プラテンローラ401の周面に強固に付着する場合も生じる。
【0017】
さらに、プラテンローラ401の周面に付着した感熱性粘着剤G1は、熱活性用サーマルヘッド400による複数回の加熱により溶融して強い粘着力を有するため、搬送されて来る感熱性粘着ラベルRの表面側に一部が付着して印刷面を汚損する虞があった。
【0018】
また、付着した多数の感熱性粘着剤G1によってプラテンローラ401の周面の平滑性が損なわれ、搬送されて来る感熱性粘着ラベルRの熱活性剤層Kを均一に加熱できなくなり、十分な粘着力を発揮できない事態を生じるという問題を抱えていた。
【0019】
この発明は、上記問題点を解決すべく案出されたものであり、熱活性シートの押圧手段や活性化用加熱手段に対する感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物の付着を防止することのできる熱活性シートの熱活性化装置およびその熱活性化装置を用いたプリンタ装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る熱活性シートの熱活性化装置(熱活性化ユニットA1)は、シート状基材(例えば、ベースペーパー500)の少なくとも一方の面に熱活性剤層(例えば、熱活性剤層K)が形成されてなる熱活性シート(例えば、感熱性粘着ラベルR)の前記熱活性剤層を加熱して活性化させるための活性化用加熱手段(例えば、サーマルヘッド40および発熱素子H)と、該活性化用加熱手段に圧接され、前記感熱性粘着シートを前記活性化用加熱手段との間に挟持しながら所定の方向に搬送するプラテンローラと、該プラテンローラと前記活性化用加熱手段とが圧接されるように押圧する押圧手段とを少なくとも備える熱活性シートの熱活性化装置であって、前段のカッターユニットにおいて所定の長さに切断されて搬送されて来た前記感熱性粘着シートの終端を検出する熱活性シート検出手段と前記押圧手段による、前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との押圧状態を解除させる押圧解除手段と前記熱活性シートの前記終端が前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に到達した時に前記活性化用加熱手段からの加熱によって軟化し、前記熱活性シートの前記終端からしごき出された熱活性剤が、前記押圧解除手段を作動させて前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との前記押圧状態を解除させることによって、前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に付着するのを回避するように、前記熱活性シート検出手段からの検出信号に基づいて前記押圧解除手段を制御する制御手段とを備えるようにした。
【0021】
また、前記押圧解除手段は、前記活性化用加熱手段と前記プラテンローラを垂直方向に離間させて前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との押圧状態を解除させるようにできる。これにより、プラテンローラと活性化用加熱手段との間に作用する押圧力を解除させることができる。
【0022】
また、前記押圧解除手段は、前記活性化用加熱手段と前記プラテンローラを水平方向に離間させて前記プラテンローラと活性化用加熱手段との押圧状態を解除させるようにしてもよい。これにより、プラテンローラと活性化用加熱手段との間に作用する押圧力を解除させることができる。
【0023】
前記活性化用加熱手段は、電気的発熱源で構成され、前記押圧手段は、前記電気的発熱源を前記プラテンローラに対して付勢する第1の付勢手段、または前記プラテンローラを前記電気的発熱源に対して付勢する第2の付勢手段、から構成され、前記押圧解除手段は、前記第1の付勢手段に抗して前記電気的発熱源を垂直方向に移動させる第1の移動手段、または前記第2の付勢手段に抗して前記プラテンローラを垂直方向に移動させる第2の移動手段、で構成されるようにしてもよい。これにより、プラテンローラと電気的発熱源との間に作用する押圧力の解除を実現することができる。
【0024】
また、前記第1の移動手段は、前記電気的発熱源の下面側に設けられ、電気的発熱源と共に上下動可能な作動杵部材と、該作動杵部材の一部と当接して回転運動を上下動運動に変換させるカム機構とから構成され、前記第1の付勢手段は、前記作動杵部材に設けられ、前記電気的発熱源を前記プラテンローラ側に付勢する弾撥部材で構成され、前記カム機構は、前記弾撥部材の付勢力に抗して前記作動杵部材を降下させるように構成してもよい。
【0025】
また、前記第1の移動手段は、前記電気的発熱源の下面側に設けられ、電気的発熱源と共に上下動可能な作動杵部材と、該作動杵部材の一部と当接して上下動させるアクチュエータとから構成され、前記第1の付勢手段は、前記作動杵部材に設けられ、前記電気的発熱源を前記プラテンローラ側に付勢する弾撥部材で構成され、前記アクチュエータは、前記弾撥部材の付勢力に抗して前記作動杵部材を降下させるように構成してもよい。
【0026】
また、前記第2の移動手段は、前記プラテンローラと共に上下動可能な作動杵部材と、該作動杵部材の一部と当接して回転運動を上下動運動に変換させるカム機構とから構成され、前記第2の付勢手段は、前記作動杵部材に設けられ、前記プラテンローラを前記電気的発熱源側に付勢する弾撥部材で構成され、前記カム機構は、前記弾撥部材の付勢力に抗して前記作動杵部材を上昇させるように構成してもよい。
【0027】
また、前記第2の移動手段は、前記プラテンローラと共に上下動可能な作動杵部材と、該作動杵部材の一部と当接して上下動させるアクチュエータとから構成され、前記第2の付勢手段は、前記作動杵部材に設けられ、前記プラテンローラを前記電気的発熱源側に付勢する弾撥部材で構成され、前記アクチュエータは、前記弾撥部材の付勢力に抗して前記作動杵部材を上昇させるように構成してもよい。
【0028】
また、前記アクチュエータは、ソレノイド,空気圧シリンダ装置,油圧シリンダ装置の何れかで構成されるようにできる。これにより、電気的発熱源またはプラテンローラの上下動を容易に実現することができる。
【0029】
また、前記押圧解除手段の作動に連動させて前記電気的発熱源への給電を遮断するようにしてもよい。これにより、電気的発熱源に僅かに付着する可能性のある熱活性剤の焼き付き等を防止することができる。また、熱活性が不要な状態において、電気的発熱源への給電を遮断しているので消費電力を低減することもできる。
【0030】
また、前記熱活性シート検出手段は、前記熱活性シートの前端部または後端部の到来の有無を検出可能な光学式センサもしくはマイクロスイッチなどで構成されるようにできる。これにより、熱活性シートの検出を確実且つ安価に実現することができる。
【0031】
また、前記熱活性シート検出手段は、前記搬送手段による前記熱活性シートの搬送路の途中の1箇所または2箇所以上に設けられるようにしてもよい。これにより、熱活性シートの所定位置(例えば、電気的発熱源が設けられた位置)における存在の有無を確実に検出することができる。
【0032】
また、前記制御手段は、前記プラテンローラによる前記熱活性シートの搬送速度情報と、前記熱活性シート検出手段から前記活性化用加熱手段までの距離情報と、前記熱活性シート検出手段からの検出信号とに基づいて、前記感熱性粘着シートの前記終端が前記熱活性シート検出手段から前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に到達するまでの時間を算出し、該算出した結果に基づいて前記押圧解除手段の作動タイミングを決定するようにできる。これにより、熱活性シートの長さが変更になった場合などにも的確な作動タイミングで押圧解除手段を作動させることができる。
【0033】
また、前記搬送速度情報および前記距離情報が前記制御手段の記憶部に予め記憶されているようにしてもよい
【0034】
また、前記プラテンローラによる熱活性シートの搬送速度情報を複数の熱活性シート検出手段による検出結果に基づいて取得するようにしてもよい。これにより、熱活性シートの搬送速度情報を正確に取得することができ、熱活性シートの長さを正確に算出して的確な作動タイミングで押圧解除手段を作動させることができる。
【0035】
また、前記電気的発熱源は、複数の発熱素子を並設したサーマルヘッドで構成されるようにしてもよい。これにより、例えばサーマルプリンタに用いられるサーマルヘッドを流用することにより容易に熱活性シートの熱活性化装置を構成することができる。
【0036】
また、前記電気的発熱源は、単体の抵抗体からなるいわゆる熱バーで構成されるようにしてもよい。これにより、例えばレーザープリンタ等に用いられる熱バーを流用することにより容易に熱活性シートの熱活性化装置を構成することができる。
【0037】
また、前記電気的発熱源は、円柱状の抵抗体からなる熱ロールで構成されるようにしてもよい。これにより、例えばレーザープリンタ等に用いられる熱ロールを流用することにより容易に熱活性シートの熱活性化装置を構成することができる。
【0038】
また、前記熱活性剤は、熱活性粘着材料のみではなく感熱記録材料や静電インクトナー等で構成されるようにしてもよい。これにより、例えば熱活性シートとして感熱記録材料を塗布した感熱紙等を用いる場合に電気的発熱源やプラテンローラに感熱記録材料が付着する事態を回避することができる。
【0039】
また、更に、前段のカッターユニットにおいて所定の長さに切断され搬送されて来た前記感熱性粘着シートを取り込み、前記プラテンローラに搬送する挿入用ローラを備えるように構成することができる。
【0040】
また、他の発明に係るプリンタ装置は、上述の何れかの熱活性シートの熱活性化装置を備えるようにした。これにより、熱活性シートを汚損することのない熱活性シート用のプリンタ装置を実現することができる。
【0041】
また、感熱発色層が形成された熱活性シートの感熱発色層に当接して印刷を行うサーマルヘッドを備えるようにしてもよい。これにより、熱活性シートへの印刷と熱活性剤層の活性化を連続して行うことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0043】
図1は本発明に係るサーマルプリンタ装置の構成を示す概略図、図2はサーマルプリンタ装置の制御ブロック図である。
図1において、符号P1はサーマルプリンタユニット、符号C1はカッターユニット、符号A1は熱活性化装置としての熱活性化ユニット、符号Rはロール状に巻回された熱活性シートとしての感熱性粘着ラベルを示す。
【0044】
サーマルプリンタユニットP1は、一般的な構成であり、印刷用サーマルヘッド10と、該印刷用サーマルヘッド10に圧接されるプラテンローラ11と、プラテンローラ11を回転させる図示しない駆動系(例えば第1ステッピングモータM1とギア列等)を備えている。
【0045】
そして、プラテンローラ11を図1ではD1方向(時計回り)に回動させることにより、感熱性粘着ラベルRを引き出し、引き出された感熱性粘着ラベルRに感熱方式の印刷を行ってから、D2方向(右側方向)へ搬出するようになっている。また、プラテンローラ11は、図示しない加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ等)を備え、その弾撥力によりプラテンローラ11の表面が印刷用サーマルヘッド10に押圧力Fで圧接されるようになっている。
【0046】
印刷用サーマルヘッド10の発熱素子H1は、ドット印字が可能なようにヘッドの幅方向に並設された複数の比較的小さな抵抗体で構成されている。一方、後述する熱活性用サーマルヘッド40の電気的発熱源としての発熱素子H2は、印刷用のようにドット単位で分割されている必要はなく、レーザープリンタ等に用いられる熱バーのように連続した抵抗体としてもよい。また、サーマルヘッドや熱バーに代えて、レーザープリンタ等に用いられる円柱状の抵抗体を回動させる熱ロールを採用することも可能である。
【0047】
なお、印刷用サーマルヘッド10と熱活性用サーマルヘッド40とに同じ構成の抵抗体を用いることにより部品を共通化してコストの低廉化を図ることもできる。
【0048】
本実施形態で用いた感熱性粘着ラベルRは、例えば前出の図12に示すような構成となっている。なお、必要に応じて、ベースペーパー500上に断熱層を設けるようにしてもよい。
【0049】
そして、後述する制御装置1500からの印刷信号に基づいて、印刷用サーマルヘッド10(発熱素子H1)および印刷用プラテンローラ11(第1ステッピングモータM1)が稼働することにより感熱性粘着ラベルRのサーマルコート層501に対して所望の印刷を行うことができる。
【0050】
カッターユニットC1は、サーマルプリンタユニットP1によって感熱印刷が行われた感熱性粘着ラベルRを適当な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆動源(図示省略)によって作動される可動刃20、固定刃21等から構成されている。なお、可動刃20の図示しないカッター駆動部20Aは後述する制御装置1500の制御により所定のタイミングで作動される。
【0051】
熱活性化ユニットA1は、例えば図示しない駆動源(第2ステッピングモータM2)によって回動され、切断された感熱性粘着ラベルRの挿入、排出を行う挿入用ローラ30と排出用ローラ31を備え、その挿入用ローラ30と排出用ローラ31の間に、熱活性用サーマルヘッド40と、この熱活性用サーマルヘッド40に圧接される熱活性用プラテンローラ41が配設されている。熱活性用プラテンローラ41は駆動系(例えば第2ステッピングモータM2とギア列等)を備えており、熱活性用プラテンローラ41をD4方向(図1では時計回り)に回動させ、D3方向およびD5方向に回転する挿入用ローラ30および排出用ローラ31によって感熱性粘着ラベルRをD6方向(図1では右側方向)へ搬送するようになっている。なお、熱活性用プラテンローラ41は、例えば硬質ゴム等で構成される。
【0052】
熱活性用サーマルヘッド40の下面には、熱活性用サーマルヘッド40と共に上下動可能なL字形の作動杵部材50が設けられており、この作動杵部材50の上面50aにカム機構60の偏心カム61の周面が摺接されている。
カム機構60は、後述する制御装置1500によって駆動制御される駆動源(第3ステッピングモータM3)を備え、その第3ステッピングモータM3の回転軸62に偏心カム61が固設されている。
【0053】
また、作動杵部材50の下面50bには付勢手段としてのコイルバネ70が配設されており、作動杵部材50を介して熱活性用サーマルヘッド40を熱活性用プラテンローラ41側へ押圧するようになっている。
【0054】
符号S1は、感熱性粘着ラベルRの位置を検出する熱活性シート検出手段としての感熱性粘着ラベル検出センサであり、フォトセンサまたはマイクロスイッチ等で構成される。
【0055】
そして、図3(a)のように熱活性用サーマルヘッド40が熱活性用プラテンローラ41側に押圧され、感熱性粘着ラベルRが挟持された状態から、感熱性粘着ラベル検出センサS1による感熱性粘着ラベルRの位置検出に基づいて前記カム機構60が作動されると、図3(b)のように熱活性用サーマルヘッド40が降下され、熱活性用サーマルヘッド40の熱活性用プラテンローラ41側への押圧状態が解除される。これにより、感熱性粘着剤が熱活性用サーマルヘッド40や熱活性用プラテンローラ41に付着する事態を回避することができる。
サーマルプリンタ装置の制御装置1500は、図2に示すように、制御部を統括するワンチップのマイクロコンピュータ1000と、マイクロコンピュータ1000によって実行される制御プログラム等を格納するROM1010と、各種印字フォーマット等を格納するRAM1020と、印字データや印字フォーマットデータ等の入力、設定あるいは呼び出しを行うための操作部1030と、印字データ等を表示する液晶表示パネル等で構成される表示部1040と、制御部と駆動装置間のデータの入出力を行うインタフェース1050とから構成されている。
【0056】
インタフェース1050には、プリンタユニットP1の印刷用サーマルヘッド10の発熱素子H1、熱活性化ユニットA1の熱活性用サーマルヘッド40の発熱素子H2、カッターユニットC1のカッター駆動部20A、第1〜第3ステッピングモータM1〜M3、感熱性粘着ラベル検出センサS1がそれぞれ接続されている。
【0057】
なお、後述するように第3ステッピングモータM3に代えてソレノイド80を接続することもできる。
【0058】
そして、制御装置1500の制御によりサーマルプリンタ装置が稼働を開始されると、まず、サーマルプリンタユニットP1によって感熱性粘着ラベルRの印刷可能面(サーマルコート層501)に感熱印刷が行われる。次いで、印刷用プラテンローラ11の回動によってカッターユニットC1に搬送された感熱性粘着ラベルRは、所定タイミングでカッター駆動部20Aによって稼働される可動刃20によって所定の長さに切断される。
【0059】
続いて、切断後の感熱性粘着ラベルRは、熱活性化ユニットA1の挿入用ローラ30によって熱活性化ユニットA1内に取り込まれ、所定のタイミングで稼働される熱活性用サーマルヘッド40(発熱素子H)および熱活性用プラテンローラ41によって熱エネルギーを付与される。これにより、感熱性粘着ラベルRの熱活性剤層Kは、活性化されて粘着力を発揮するようになる。次いで、排出用ローラ31の稼働によってサーマルプリンタ装置の外部へ排出される。
【0060】
ここで、感熱性粘着ラベル検出センサS1によって、感熱性粘着ラベルRが存在しない状態が検出されると、その検出信号に基づいてカム機構60の第3ステッピングモータM3が駆動され、偏心カム61が回動されて、図3(b)に示すように、熱活性用サーマルヘッド40が降下され、熱活性用サーマルヘッド40の熱活性用プラテンローラ41側への押圧状態が解除される。
【0061】
これにより、例えば、感熱性粘着ラベルRの熱活性剤層Kが熱活性用サーマルヘッド40の発熱素子Hによって加熱され活性化された後、感熱性粘着ラベルRが熱活性用プラテンローラ41から離脱する際に、熱活性剤層Kの感熱性粘着剤は、加熱による軟化によって熱活性用プラテンローラ41と熱活性用サーマルヘッド40との間に一部がしごき出されて感熱性粘着ラベルRのベースペーパー500から剥離した状態となっても、熱活性用サーマルヘッド40と熱活性用プラテンローラ41は離間した状態とされているため、しごき出された感熱性粘着剤は熱活性剤層から分離した状態にならず、そのまま感熱性粘着ラベルRの終端に付着したまま搬送されるので、その感熱性粘着剤が熱活性用サーマルヘッド40や熱活性用プラテンローラ41に付着する事態を確実に回避することができる。
【0062】
したがって、熱活性化ユニットA1により次に搬送されて来る感熱性粘着ラベルRの熱活性を行う際に、印刷面を汚損したり、熱活性用プラテンローラ41の周面に感熱性粘着剤が堆積して熱活性用サーマルヘッド40との接触が不均一となり熱活性が不十分となる事態を未然に回避することが可能となる。
【0063】
なお、図3(b)に示すように、熱活性用サーマルヘッド40と熱活性用プラテンローラ41は離間された状態において、制御装置1500の制御により、熱活性用サーマルヘッド40への給電を遮断するようにしてもよい。これにより、熱活性が不要な状態において、熱活性用サーマルヘッド40への給電を遮断して消費電力を低減することができる。
【0064】
また、図3に示す実施例では、感熱性粘着ラベル検出センサS1は、感熱性粘着ラベルRの搬送方向において、熱活性用プラテンローラ41および熱活性用サーマルヘッド40の後側に配設する場合について述べたが、感熱性粘着ラベル検出センサの配設位置はこれに限られない。
【0065】
即ち、図4(a)に示すように、感熱性粘着ラベル検出センサS2を、感熱性粘着ラベルRの搬送方向において熱活性用プラテンローラ41および熱活性用サーマルヘッド40の前側に配設するようにしてもよい。また、図4(b)に示すように、感熱性粘着ラベル検出センサS3を、熱活性用プラテンローラ41および熱活性用サーマルヘッド40と略同位置に配設するようにしてもよい。
【0066】
さらに、図4(c)に示すように、感熱性粘着ラベル検出センサS4,S5を、感熱性粘着ラベルRの搬送方向において熱活性用プラテンローラ41および熱活性用サーマルヘッド40の前後に2個配設するようにしてもよい。
この場合には、感熱性粘着ラベル検出センサS4,S5による感熱性粘着ラベルRの前端部と後端部の検出信号に基づいて、感熱性粘着ラベルRの長さ情報や搬送速度情報を算出することができ、それらの情報に基づいて、カム機構60の第3ステッピングモータM3を的確なタイミングで作動させることが可能となる。なお、感熱性粘着ラベルRの長さ情報や搬送速度情報等に基づいてカム機構60等の押圧解除手段を制御する押圧解除処理の詳細については、フローチャートに基づいて後述する。
【0067】
また、図3に示す実施例では、作動杵部材50を降下させる機構として、偏心カム61を備えるカム機構60を用いる場合を示したが、これに限らず、カム機構60に代えて、ソレノイド,空気圧シリンダ装置、油圧シリンダ装置等を配設し、ロッドの伸縮によって作動杵部材50を降下させるようにしてもよい。また、ギア列の組合せによって、作動杵部材50を降下させる仕組みとすることも考えられる。
【0068】
次に、図5を参照して、熱活性化ユニットA1における押圧解除手段の他の実施形態について説明する。
【0069】
この実施形態では、作動杵部材51に熱活性用プラテンローラ41を回動可能に取り付け、この作動杵部材51にソレノイド80の伸縮ロッド81を作用させて、作動杵部材51を熱活性用プラテンローラ41と共に上昇させることにより、熱活性用プラテンローラ41と熱活性用サーマルヘッド40とを離間させるようになっている。
【0070】
より具体的には、図5(a)に示すように、L字形の作動杵部材51の垂直部51aの下端側に熱活性用プラテンローラ41を回動可能に軸支し、作動杵部材51の水平部51の下方側に伸縮ロッド81を備えるソレノイド80を配設している。ソレノイド80の伸縮ロッド81は通常時において縮んだ状態で作動杵部材51の水平部51の下面に当接されている。ソレノイド80は、前出の図2に鎖線で示すように、制御装置1500にインターフェース1050を介して接続され、マイクロコンピュータ1000の制御により所定のタイミングで作動されるようになっている。
【0071】
また、作動杵部材51の水平部51の上面には付勢手段としてのコイルバネ71が配設され、図5(a)に示すように、作動杵部材51を介して熱活性用プラテンローラ41を熱活性用サーマルヘッド40側に圧接させるようになっている。
【0072】
また、符号S1は、感熱性粘着ラベルRの位置を検出する熱活性シート検出手段としての感熱性粘着ラベル検出センサであり、フォトセンサまたはマイクロスイッチ等で構成される。
【0073】
そして、図5(a)のように熱活性用プラテンローラ41が熱活性用サーマルヘッド40側に押圧され、感熱性粘着ラベルRが挟持された状態から、感熱性粘着ラベル検出センサS1による感熱性粘着ラベルRの位置検出に基づいて、前記ソレノイド80が作動されて伸縮ロッド81が伸長し、図(b)のように熱活性用プラテンローラ41が上昇され、熱活性用プラテンローラ41の熱活性用サーマルヘッド40側への押圧状態が解除される。これにより、感熱性粘着剤が熱活性用サーマルヘッド40や熱活性用プラテンローラ41に付着する事態を回避することができる。
【0074】
なお、図5に示す実施例では、作動杵部材51および熱活性用プラテンローラ41の上方への移動手段として、ソレノイド80を用いた場合について述べたが、これに限定されるものではなく、ソレノイドに代えて空気圧シリンダ装置、油圧シリンダ装置等を用いることもできる。また、ソレノイド等に代えて、前出の図3に示すようなカム機構を設け、偏心カムの回動によって作動杵部材51および熱活性用プラテンローラ41を上方に移動させるようにしてもよい。また、ギア列の組合せによって、作動杵部材51を上昇させる仕組みとすることも考えられる。
【0075】
また、感熱性粘着ラベル検出センサの位置や配設数は、前記実施例と同様に適宜変更することができる(図4参照)。
【0076】
次に、図6から図10のフローチャートを参照して、制御装置1500で行われる押圧解除処理について説明する。
【0077】
図6および図7は、図4(a)に示すように、感熱性粘着ラベルRの搬送方向において、熱活性用サーマルヘッド40および熱活性用プラテンローラ41の手前側に感熱性粘着ラベル検出センサS1を1個配置した場合における熱活性化ユニットの押圧解除処理▲1▼の処理手順を示すフローチャートである。
【0078】
この処理が開始されると、まずステップS100で、感熱性粘着ラベル検出センサS1が感熱性粘着ラベルRの挿入端の検出したか否かの判定が行われ、検出したと判定された場合にはステップS101に移行し、制御装置1500のROM1010またはRAM1020に予め記憶されている搬送手段(例えば、熱活性用プラテンローラ41)の搬送速度情報を読み出してからステップS102に移行する。ステップS102では、制御装置1500のROM1010またはRAM1020に予め記憶されている感熱性粘着ラベル検出センサS1から熱活性部位(熱活性用サーマルヘッド40の発熱素子H2)までの距離情報を読み出してからステップS103に移行する。
【0079】
ステップS103では、感熱性粘着ラベルRの先端が熱活性部位が到達するまでの時間を算出(距離情報/搬送速度情報)してステップS104に移行する。ステップS104では、算出した時間に達したか否かを判定し、達した場合にはステップS105に移行する。
【0080】
ステップS105では、押圧手段による押圧状態を維持(即ち、例えばカム機構を用いる場合には、偏心カム61が図3(a)のように下死点で作動杵部材50と当接するようにし、ソレノイドを用いる場合には図5(a)に示すように伸縮ロッド81が縮んだ状態(オフ状態)とする)してステップS106に移行し、熱活性部位(発熱素子H2)への給電を開始する。
【0081】
次いで、ステップS107に移行して熱活性用プラテンローラ41による感熱性粘着ラベルRの搬送を開始する。これにより、感熱性粘着ラベルRの熱活性化が開始される。
【0082】
次に、ステップS108に移行して、感熱性粘着ラベル検出センサS1で感熱性粘着ラベルRの終端を検出したか否かが判定され、検出したと判定された場合にはステップS109に移行する。ステップS109では、感熱性粘着ラベルRの終端が熱活性部位(発熱素子H2)まで到達する時間を計算してからステップS110に移行する。
【0083】
ステップS110では、計算した時間に達したか否かを判定し、達したと判定された場合にはステップS111に移行して、発熱素子H2への給電を遮断してからステップS112に進む。これにより、感熱性粘着ラベルRの熱活性が不要な状態における消費電力の低減を図ることができる。
ステップS112では、押圧手段による押圧状態の解除を行う。即ち、例えば図4に示すように押圧解除手段としてカム機構60を用いる場合には、第3ステッピングモータM3を駆動させて偏心カム61を回動させ、図3(b)に示すように作動杵部材50を下降させて、熱活性用サーマルヘッド40を熱活性用プラテンローラ41から離間させることにより押圧状態を解除させる。また、図5に示すように押圧解除手段としてソレノイド80を用いる場合には、このソレノイド80をオンさせて伸縮ロッド81を伸長させ、図5(b)に示すように作動杵部材51を上昇させて、熱活性用サーマルヘッド40を熱活性用プラテンローラ41から離間させることにより押圧状態を解除させ、ステップS113に移行して排出ローラー31の回転を停止させてからリターンする。
【0084】
これにより、熱活性用サーマルヘッド40の熱活性用プラテンローラ41側への押圧状態を解除することができるので、感熱性粘着剤が熱活性用サーマルヘッド40や熱活性用プラテンローラ41に付着する事態を回避することができる。また、この押圧解除処理▲1▼では、感熱性粘着ラベルRの先端および後端が発熱素子H2に到達するまでの時間等を算出し、その算出結果に基づいて押圧状態を解除するタイミングを決定しているので、感熱性粘着ラベルRの長さ等が変化する場合にも柔軟に対応させることができる。
【0085】
次に、図8のフローチャートを参照して、図4(b)に示すように、熱活性用サーマルヘッド40および熱活性用プラテンローラ41と略同位置に感熱性粘着ラベル検出センサS3を1個配置した場合における熱活性化ユニットの押圧解除処理▲2▼の処理手順を説明する。
【0086】
この処理が開始されると、ステップS200で感熱性粘着ラベル検出センサS3で、感熱性粘着ラベルRの挿入端を検出したか否かが判定され、検出したと判定された場合にはステップS201に移行し、押圧手段による押圧状態を維持(即ち、例えばカム機構を用いる場合には、偏心カム61が図3(a)のように下死点で作動杵部材50と当接するようにし、ソレノイドを用いる場合には図5(a)に示すように伸縮ロッド81が縮んだ状態(オフ状態)とする)してステップS202に移行する。
【0087】
ステップS202では、熱活性部位(発熱素子H2)への給電を開始してからステップS203に進み、熱活性用プラテンローラ41による感熱性粘着ラベルRの搬送を開始する。これにより、感熱性粘着ラベルRの熱活性化が開始される。
【0088】
次いで、ステップS204で感熱性粘着ラベル検出センサS3によって感熱性粘着ラベルRの終端を検出したか否かが判定され、検出したと判定された場合にはステップS205に移行する。ステップS205では、発熱素子H2への給電を停止してステップS206に移行する。これにより、感熱性粘着ラベルRの熱活性が不要な状態における消費電力の低減を図ることができる。
【0089】
ステップS206では、押圧状態の解除を行う。即ち、例えば図4に示すように押圧解除手段としてカム機構60を用いる場合には、第3ステッピングモータM3を駆動させて偏心カム61を回動させ、図3(b)に示すように作動杵部材50を下降させて、熱活性用サーマルヘッド40を熱活性用プラテンローラ41から離間させることにより押圧状態を解除させる。また、図5に示すように押圧解除手段としてソレノイド80を用いる場合には、このソレノイド80をオンさせて伸縮ロッド81を伸長させ、図5(b)に示すように作動杵部材51を上昇させて、熱活性用サーマルヘッド40を熱活性用プラテンローラ41から離間させることにより押圧状態を解除させ、ステップS207に移行して排出ローラー31の回転を停止させてからリターンする。これにより、熱活性用サーマルヘッド40の熱活性用プラテンローラ41側への押圧状態を解除することができるので、感熱性粘着剤が熱活性用サーマルヘッド40や熱活性用プラテンローラ41に付着する事態を回避することができる。また、この押圧解除処理▲2▼では、前述の押圧解除処理▲1▼のように感熱性粘着ラベルRの先端および後端が発熱素子H2に到達するまでの時間等を算出する必要がないので、処理手順が簡単であり装置制御を容易化することができる。
【0090】
次に、図9および図10のフローチャートを参照して、図4(c)に示すように、熱活性用サーマルヘッド40および熱活性用プラテンローラ41の前後に感熱性粘着ラベル検出センサS4,S5を配置した場合における熱活性化ユニットの押圧解除処理▲3▼の処理手順を説明する。
【0091】
この処理が開始されると、ステップS300で感熱性粘着ラベル検出センサS4によって感熱性粘着ラベルRの挿入端を検出したか否かが判定され、検出したと判定された場合にはステップS301に移行する。ステップS301では、制御装置1500のROM1010またはRAM1020に予め記憶されている搬送手段(例えば、熱活性用プラテンローラ41)の搬送速度情報を読み出してからステップS302に移行する。
【0092】
ステップS302では、制御装置1500のROM1010またはRAM1020に予め記憶されている感熱性粘着ラベル検出センサS4から熱活性部位(熱活性用サーマルヘッド40の発熱素子H2)までの距離情報を読み出してからステップS303に移行する。
【0093】
ステップS303では、感熱性粘着ラベルRの先端が発熱素子H2まで到達するのに要する時間を算出してステップS304に移行する。ステップS304では、算出した時間が経過したか否かを判定し、経過したと判定された場合にはステップS305に移行する。
【0094】
ステップS305では、押圧手段による押圧状態を維持(即ち、例えばカム機構を用いる場合には、偏心カム61が図3(a)のように下死点で作動杵部材50と当接するようにし、ソレノイドを用いる場合には図5(a)に示すように伸縮ロッド81が縮んだ状態(オフ状態)とする)してステップS306に移行し、熱活性部位(発熱素子H2)への給電を開始する。
【0095】
次いで、ステップS307に移行して熱活性用プラテンローラ41による感熱性粘着ラベルRの搬送を開始する。これにより、感熱性粘着ラベルRの熱活性化が開始される。
【0096】
続いて、ステップS308でタイマーカウントをオンしてからステップS309に移行し、感熱性粘着ラベル検出センサS5によって感熱性粘着ラベルRの先端を検出したか否かが判定され、検出したと判定された場合にはステップS310に移行する。ステップS310ではタイマーカウントをオフしてステップS311に移行し、制御装置1500のROM1010またはRAM1020に予め記憶されている感熱性粘着ラベル検出センサS5から熱活性部位(熱活性用サーマルヘッド40の発熱素子H2)までの距離情報を読み出してからステップS312に移行する。
【0097】
ステップS312では、タイマーでカウントした時間と前記距離情報から感熱性粘着ラベルRの搬送速度を算出(距離情報/時間)してからステップS313に移行する。ステップS313では、感熱性粘着ラベル検出センサS4によって感熱性粘着ラベルRの終端を検出したか否かが判定され、検出したと判定された場合にはステップS314に移行する。
【0098】
ステップS314では、制御装置1500のROM1010またはRAM1020に予め記憶されている熱活性部位(発熱素子H2)から感熱性粘着ラベル検出センサS4までの距離情報を読み込み、ステップS315では、感熱性粘着ラベルRの終端が発熱素子H2に到達するまでの時間を算出してステップS316に移行する。
【0099】
ステップS316では、算出した時間が経過したか否かが判定され、経過したと判定された場合にはステップS317に移行して、発熱素子H2への給電を遮断してステップS318に進む。これにより、感熱性粘着ラベルRの熱活性が不要な状態における消費電力の低減を図ることができる。
【0100】
ステップS318では、押圧状態の解除を行う。即ち、例えば図4に示すように押圧解除手段としてカム機構60を用いる場合には、第3ステッピングモータM3を駆動させて偏心カム61を回動させ、図3(b)に示すように作動杵部材50を下降させて、熱活性用サーマルヘッド40を熱活性用プラテンローラ41から離間させることにより押圧状態を解除させる。また、図5に示すように押圧解除手段としてソレノイド80を用いる場合には、このソレノイド80をオンさせて伸縮ロッド81を伸長させ、図5(b)に示すように作動杵部材51を上昇させて、熱活性用サーマルヘッド40を熱活性用プラテンローラ41から離間させることにより押圧状態を解除させ、ステップS319に移行して排出ローラー31の回転を停止させてからリターンする。これにより、熱活性用サーマルヘッド40の熱活性用プラテンローラ41側への押圧状態を解除することができるので、感熱性粘着剤が熱活性用サーマルヘッド40や熱活性用プラテンローラ41に付着する事態を回避することができる。また、この押圧解除処理▲3▼では、感熱性粘着ラベル検出センサS4およびS5の検出結果に基づいて感熱性粘着ラベルRの先端および後端が発熱素子H2に到達するまでの時間等を算出し、その算出結果に基づいて押圧状態を解除するタイミングを決定しているので、感熱性粘着ラベルRの長さ等が変化する場合にも柔軟に対応させることができる。
【0101】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0102】
例えば、感熱性粘着ラベルRの搬送方向において、熱活性用サーマルヘッド40および熱活性用プラテンローラ41の手前側に感熱性粘着ラベル検出センサを2個設け、各検出センサによる感熱性粘着ラベルRの先端および後端の検出結果に基づいて、押圧解除のタイミングを決定することもできる。
【0103】
また、本実施形態では、プリンタユニットとして感熱方式を用いる場合について述べたが、これに限定されるものではなく、インクジェット方式、レーザープリント方式等を用いることも可能である。その場合には、感熱性粘着シートの印刷可能面に、サーマルコート層に代えて各印刷方式に適した表面加工を施すこととなる。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る熱活性シートの熱活性化装置は、シート状基材の少なくとも一方の面に熱活性剤層が形成されてなる熱活性シートの前記熱活性剤層を加熱して活性化させるための活性化用加熱手段と、該活性化用加熱手段に圧接され、前記感熱性粘着シートを前記活性化用加熱手段との間に挟持しながら所定の方向に搬送するプラテンローラと、該プラテンローラと前記活性化用加熱手段とが圧接されるように押圧する押圧手段とを少なくとも備える熱活性シートの熱活性化装置であって、前段のカッターユニットにおいて所定の長さに切断されて搬送されて来た前記感熱性粘着シートの終端を検出する熱活性シート検出手段と、前記押圧手段による、前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との押圧状態を解除させる押圧解除手段と、前記熱活性シートの前記終端が前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に到達した時に前記活性化用加熱手段からの加熱によって軟化し、前記熱活性シートの前記終端からしごき出された熱活性剤が、前記押圧解除手段を作動させて前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との前記押圧状態を解除させることによって、前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に付着するのを回避するように、前記熱活性シート検出手段からの検出信号に基づいて前記押圧解除手段を制御する制御手段とを備えるようにしたので、前記熱活性シートの前記終端が前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に到達した時に前記活性化用加熱手段からの加熱によって軟化し、前記熱活性シートの前記終端からしごき出された熱活性剤が、前記押圧解除手段を作動させて前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との前記押圧状態を解除させることによって、前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に付着する事態を回避することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタ装置の構成を示す概略図である。
【図2】サーマルプリンタ装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】押圧解除手段の実施例の概略構成を示す説明図である。
【図4】押圧解除手段の感熱性粘着ラベル検出センサの配設位置を示す説明図である。
【図5】押圧解除手段の他の実施例の概略構成を示す説明図である。
【図6】熱活性化ユニットの押圧解除処理▲1▼の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6の処理の続きを示すフローチャートである。
【図8】熱活性化ユニットの押圧解除処理▲2▼の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】熱活性化ユニットの押圧解除処理▲3▼の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図9の処理の続きを示すフローチャートである。
【図11】従来のサーマルプリンタ装置の構成を示す概略図である。
【図12】熱活性シートの構成例を示す断面図である。
【図13】従来の熱活性化装置における感熱性粘着剤等の付着状況を示す説明図である。
【符号の説明】
P1,P2 サーマルプリンタ装置
10 印刷用サーマルヘッド
11 印刷用プラテンローラ
C1,C2 カッター装置
20 可動刃
21 固定刃
A1,A2 熱活性化装置
30 挿入用ローラ
31 排出用ローラ
40 熱活性用サーマルヘッド
41 熱活性用プラテンローラ
50,51 作動杵部材
60 カム機構
80 ソレノイド
70,71 コイルバネ
H1,H2 発熱素子
G1 感熱性粘着剤
G2 感熱性粘着剤の変成物
R 感熱性粘着ラベル
500 ベースペーパー
501 サーマルコート層
502 有色印刷層
K 熱活性剤層
1500 制御装置
1000 マイクロコンピュータ
1010 ROM
1020 RAM
S1〜S5 感熱性粘着ラベル検出センサ

Claims (22)

  1. シート状基材の少なくとも一方の面に熱活性剤層が形成されてなる熱活性シートの前記熱活性剤層を加熱して活性化させるための活性化用加熱手段と、該活性化用加熱手段に圧接され、前記感熱性粘着シートを前記活性化用加熱手段との間に挟持しながら所定の方向に搬送するプラテンローラと、該プラテンローラと前記活性化用加熱手段とが圧接されるように押圧する押圧手段とを少なくとも備える熱活性シートの熱活性化装置であって、
    前段のカッターユニットにおいて所定の長さに切断されて搬送されて来た前記感熱性粘着シートの終端を検出する熱活性シート検出手段と、
    前記押圧手段による、前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との押圧状態を解除させる押圧解除手段と、
    前記熱活性シートの前記終端が前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に到達した時に前記活性化用加熱手段からの加熱によって軟化し、前記熱活性シートの前記終端からしごき出された熱活性剤が、前記押圧解除手段を作動させて前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との前記押圧状態を解除させることによって、前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に付着するのを回避するように、前記熱活性シート検出手段からの検出信号に基づいて前記押圧解除手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする熱活性シートの熱活性化装置。
  2. 前記押圧解除手段は、前記活性化用加熱手段と前記プラテンローラを垂直方向に離間させて前記プラテンローラと前記活性化用加熱手段との押圧状態を解除させることを特徴とする請求項1に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  3. 前記押圧解除手段は、前記活性化用加熱手段と前記プラテンローラを水平方向に離間させて前記プラテンローラと活性化用加熱手段との押圧状態を解除させることを特徴とする請求項1に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  4. 前記活性化用加熱手段は、電気的発熱源で構成され、
    前記押圧手段は、前記電気的発熱源を前記プラテンローラに対して付勢する第1の付勢手段、または前記プラテンローラを前記電気的発熱源に対して付勢する第2の付勢手段、から構成され、
    前記押圧解除手段は、前記第1の付勢手段に抗して前記電気的発熱源を垂直方向に移動させる第1の移動手段、または前記第2の付勢手段に抗して前記プラテンローラを垂直方向に移動させる第2の移動手段、で構成されることを特徴とする請求項に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  5. 前記第1の移動手段は、前記電気的発熱源の下面側に設けられ、電気的発熱源と共に上下動可能な作動杵部材と、該作動杵部材の一部と当接して回転運動を上下動運動に変換させるカム機構と、から構成され、
    前記第1の付勢手段は、前記作動杵部材に設けられ、前記電気的発熱源を前記プラテンローラ側に付勢する弾撥部材で構成され、
    前記カム機構は、前記弾撥部材の付勢力に抗して前記作動杵部材を降下させるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  6. 前記第1の移動手段は、前記電気的発熱源の下面側に設けられ、電気的発熱源と共に上下動可能な作動杵部材と、該作動杵部材の一部と当接して上下動させるアクチュエータと、から構成され、
    前記第1の付勢手段は、前記作動杵部材に設けられ、前記電気的発熱源を前記プラテンローラ側に付勢する弾撥部材で構成され、
    前記アクチュエータは、前記弾撥部材の付勢力に抗して前記作動杵部材を降下させるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  7. 前記第2の移動手段は、前記プラテンローラと共に上下動可能な作動杵部材と、該作動杵部材の一部と当接して回転運動を上下動運動に変換させるカム機構と、から構成され、
    前記第2の付勢手段は、前記作動杵部材に設けられ、前記プラテンローラを前記電気的発熱源側に付勢する弾撥部材で構成され、
    前記カム機構は、前記弾撥部材の付勢力に抗して前記作動杵部材を上昇させるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  8. 前記第2の移動手段は、前記プラテンローラと共に上下動可能な作動杵部材と、該作動杵部材の一部と当接して上下動させるアクチュエータと、から構成され、
    前記第2の付勢手段は、前記作動杵部材に設けられ、前記プラテンローラを前記電気的発熱源側に付勢する弾撥部材で構成され、
    前記アクチュエータは、前記弾撥部材の付勢力に抗して前記作動杵部材を上昇させるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  9. 前記アクチュエータは、ソレノイド,空気圧シリンダ装置,油圧シリンダ装置の何れかで構成されることを特徴とする請求項6または請求項8に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  10. 前記押圧解除手段の作動に連動させて前記電気的発熱源への給電を遮断することを特徴とする請求項4から請求項9の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  11. 前記熱活性シート検出手段は、前記熱活性シートの始端も検出可能な光学式センサで構成されることを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  12. 前記熱活性シート検出手段は、前記熱活性シートの始端も検出可能なマイクロスイッチで構成されることを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  13. 前記熱活性シート検出手段は、前記熱活性シートの搬送路の途中の1箇所または2箇所以上に設けられることを特徴とする請求項1から請求項12の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  14. 前記制御手段は、前記プラテンローラによる前記熱活性シートの搬送速度情報と、前記熱活性シート検出手段から前記活性化用加熱手段までの距離情報と、前記熱活性シート検出手段からの検出信号とに基づいて、前記感熱性粘着シートの前記終端が前記熱活性シート検出手段から前記プラテンローラ及び前記活性化用加熱手段に到達するまでの時間を算出し、該算出した結果に基づいて前記押圧解除手段の作動タイミングを決定することを特徴とする請求項1から請求項13の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  15. 前記搬送速度情報および前記距離情報が、前記制御手段の記憶部に予め記憶されていることを特徴とする請求項14に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  16. 前記プラテンローラによる熱活性シートの搬送速度情報を複数の熱活性シート検出手段による検出結果に基づいて取得することを特徴とする請求項14に記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  17. 前記電気的発熱源は、複数の発熱素子を並設したサーマルヘッドで構成されることを特徴とする請求項4から請求項16の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  18. 前記電気的発熱源は、単体の抵抗体で構成されることを特徴とする請求項4から請求項16の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  19. 前記電気的発熱源は、円柱状の抵抗体からなる熱ロールで構成されることを特徴とする請求項4から請求項16の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  20. 更に、前段のカッターユニットにおいて所定の長さに切断され搬送されて来た前記感熱性粘着シートを取り込み、前記プラテンローラに搬送する挿入用ローラを備えることを特徴とする請求項から請求項19の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置。
  21. 前記請求項1から請求項20の何れかに記載の熱活性シートの熱活性化装置を備えることを特徴とするプリンタ装置。
  22. 前記熱活性シートには、感熱発色層が形成され、該感熱発色層に当接して印刷を行うサーマルヘッドを備えることを特徴とする請求項21に記載のプリンタ装置。
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