JP2002211019A - 感熱プリンタ - Google Patents

感熱プリンタ

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JP2002211019A
JP2002211019A JP2001006829A JP2001006829A JP2002211019A JP 2002211019 A JP2002211019 A JP 2002211019A JP 2001006829 A JP2001006829 A JP 2001006829A JP 2001006829 A JP2001006829 A JP 2001006829A JP 2002211019 A JP2002211019 A JP 2002211019A
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thermal
color
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layer
recording paper
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JP2001006829A
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Tomoyoshi Nishimura
友良 西村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各感熱発色層に記録する各色画像の粒状性を
最良にするヘッドタッチ条件とする。 【解決手段】 カラー感熱記録紙18は矢印A方向に搬
送される。発熱素子69の鉛直中心線TCLとプラテン
ローラ63の鉛直中心線PCLとの距離OSLを、イエ
ロー感熱発色層(Y層)はOSL=+100μm、マゼ
ンタ感熱発色層(M層)はOSL=±0μm、シアン感
熱発色層(C層)はOSL=−100μmとする。これ
により、各感熱発色層において最良の粒状性で各色画像
がそれぞれ熱記録される。また、カラー感熱記録紙18
の出射角度EAを、Y層はEA=0度、M層はEA=2
度、C層はEA=6度とする。これにより、Y層では発
熱素子アレイ69aとカラー感熱記録紙18との接触が
安定し、C層では熱記録時にカラー感熱記録紙18から
流出した潤滑剤等の再転写による光沢ムラがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発熱素子を
ライン状に配置した少なくとも3個のサーマルヘッドを
用いて、感熱記録材料の1回の搬送でカラー画像を記録
する感熱プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱プリンタは、加熱によって発
色する少なくとも3色の感熱発色層を有するカラー感熱
記録紙を用いて、サーマルヘッドとカラー感熱記録紙と
を相対移動させながら、サーマルヘッドでカラー感熱記
録紙をプラテンローラに押し付けつつ加熱してフルカラ
ー画像を記録する。カラー感熱記録紙には、少なくとも
シアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱
発色層が支持体上に順次層設されている。各感熱発色層
を選択的に発色させるために、各感熱発色層はそれぞれ
熱感度が異なっており、最下層にあるシアン感熱発色層
の熱感度が最も低く、最上層にあるイエロー感熱発色層
の熱感度が最も高い。また、次に熱感度の高い感熱発色
層を記録する際に、記録済みの感熱発色層が再度発色し
ないように、この記録済みの感熱発色層に特有な電磁線
を照射して光定着する。
【0003】カラー感熱プリンタとしては、1ヘッド3
パス方式と3ヘッド1パス方式とが一般によく知られて
いる。1ヘッド3パス方式は、1個のサーマルヘッドを
用い、カラー感熱記録紙を3回往復動させて3色面順次
に記録するものである。3ヘッド1パス方式では、カラ
ー感熱記録紙の搬送路に沿って、適当な間隔で上流側か
らイエロー用サーマルヘッド、マゼンタ用サーマルヘッ
ド、シアン用サーマルヘッドが配置されている。また、
イエロー用サーマルヘッドとマゼンタ用サーマルヘッド
との間にはイエロー用紫外線ランプが、マゼンタ用サー
マルヘッドとシアン用サーマルヘッドとの間にはマゼン
タ用紫外線ランプがそれぞれ配置されている。
【0004】そして、カラー感熱記録紙を上流から下流
に向けて搬送する間に、まずイエロー用サーマルヘッド
によって、最上層のイエロー感熱発色層にイエロー色画
像を熱記録する。イエロー色画像の熱記録後に、イエロ
ー用紫外線ランプで紫外線を照射してイエロー感熱発色
層を光定着する。次に、マゼンタ用サーマルヘッドによ
って、マゼンタ感熱発色層にイエロー感熱発色層より高
い熱エネルギーを与えてマゼンタ色画像を熱記録する。
マゼンタ色画像記録後に、マゼンタ用紫外線ランプで紫
外線を照射してマゼンタ感熱発色層を光定着する。最後
に、シアン用サーマルヘッドによって、シアン感熱発色
層に最も高い熱エネルギーを与えてシアン色画像を熱記
録する。このようにして、カラー感熱記録紙を上流側か
ら下流側へ搬送する間に、イエロー色画像、マゼンタ色
画像、シアン色画像の熱記録及び光定着を順次行ってフ
ルカラー画像を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
3ヘッド1パス方式の感熱プリンタでは、サーマルヘッ
ドとプラテンローラのオフセット量や、サーマルヘッド
からの感熱記録紙の出射角度等のヘッドタッチ条件が各
サーマルヘッドで同一となっているために、各感熱発色
層に記録した各色画像の粒状性に差があるほか、熱記録
時に感熱記録紙から流出した潤滑剤等が感熱記録紙に再
転写して光沢ムラが発生するなどプリント品質の低下を
招いていた。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、各感熱発色層に最適なヘッドタッチ条
件にして、各感熱発色層に記録する各色画像の粒状性を
最良にするとともに、潤滑剤等の再転写による光沢ムラ
の発生を抑える感熱プリンタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の感熱プリンタは、少なくとも3色の感熱発
色層を層設した感熱記録材料を用いて、複数の発熱素子
をライン状に配置した少なくとも3個のサーマルヘッド
と、これらのサーマルヘッドが圧接する少なくとも3個
のプラテンローラとを感熱記録材料の搬送路の上流側か
ら順に配置し、感熱記録材料が搬送路に沿って搬送され
る間に各感熱発色層に各色画像を記録してカラー画像を
形成する感熱プリンタにおいて、感熱記録材料の搬送方
向において、各感熱発色層に応じて各発熱素子の中心と
各プラテンローラの回転軸中心との間のオフセット量を
変えるものである。また、上層の感熱発色層に記録する
サーマルヘッドの発熱素子中心とプラテンローラの回転
軸中心との位置関係を基準位置とし、前記感熱発色層よ
り下層の少なくとも1色の感熱発色層に記録するサーマ
ルヘッドの発熱素子中心に対してプラテンローラの回転
軸中心が基準位置よりも感熱記録材料の搬送方向上流側
にあることが好ましい。さらに、感熱記録材料の各サー
マルヘッドからの出射角度において、上層の感熱発色層
より下層の少なくとも1つの感熱発色層の出射角度を大
きくすることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る3ヘッド1
パス方式のカラー感熱プリンタの概略図である。カラー
感熱プリンタ10は、給紙部11、イエロー画像記録部
12、マゼンタ画像記録部13、シアン画像記録部1
4、イエロー用光定着器15、マゼンタ用光定着器1
6、カッタ17から構成される。給紙部11には、カラ
ー感熱記録紙18をロール状に巻き取った記録紙ロール
18aが支持軸19に回動自在に支持されている。カラ
ー感熱記録紙18は、給紙ローラ対20により記録紙ロ
ール18aから引き出されて矢印A方向に搬送される。
【0009】カラー感熱記録紙18は、図2に示すよう
に、支持体21の上にシアン感熱発色層22、マゼンタ
感熱発色層23、イエロー感熱発色層24、保護層25
が順次層設されている。シアン感熱発色層22は、最下
層にあるため熱感度が最も低く、比較的大きな熱エネル
ギーを与えたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発
色層23は、中間層にあるため熱感度が中程度であり、
シアン感熱発色層22よりも小さな熱エネルギーを与え
たときにマゼンタに発色する。イエロー感熱発色層24
は、最上層にあるため熱感度が最も高く、比較的に小さ
な熱エネルギーを与えたときにイエローに発色する。ま
た、保護層25は透明な樹脂層であり、各感熱発色層2
2〜24に傷が付くことを防止するとともに、ブロッキ
ング(貼りつき)防止等のため潤滑剤等が添加されてい
る。なお、各感熱発色層22〜24の位置は適宜変更す
ることができる。また、例えばブラック感熱発色層等を
設けて4層以上としてもよい。
【0010】図1において、イエロー画像記録部12
は、搬送ローラ対31、サーマルヘッド32、プラテン
ローラ33、ヘッド押圧機構34、ヘッドドライバ35
から構成されている。搬送ローラ対31は、図示しない
パルスモータによって回転駆動され、カラー感熱記録紙
18をニップして矢印A方向に搬送する。この搬送ロー
ラ対31は、一対のローラのうち上側がピンチローラで
あり、下側がキャプスタンローラであって、カラー感熱
記録紙18の先端がその位置に達したときにピンチロー
ラが移動されてニップ状態となる。
【0011】サーマルヘッド32は、カラー感熱記録紙
18の搬送経路の上方に配置され、これと対向する位置
で搬送経路の下方にはプラテンローラ33が配置され
る。サーマルヘッド32には、ヘッド押圧機構34とヘ
ッドドライバ35とが設けられている。ヘッド押圧機構
34は、後述する発熱素子アレイがプラテンローラ33
上のカラー感熱記録紙18を所定の押圧力で押圧する記
録位置と、離間する退避位置との間でサーマルヘッド3
2を選択的にセットする。ヘッドドライバ35は、イエ
ロー色画像データに応じて後述する発熱素子アレイの各
発熱素子をそれぞれ所定の温度に発熱させる。なお、図
示しないパルスモータ、ヘッド押圧機構34及びヘッド
ドライバ35は、図示しないシステムコントローラによ
ってそれぞれ制御される。また、マゼンタ画像記録部1
3及びシアン画像記録部14も同様であるので、符号の
みを付し説明を省略する。
【0012】図3は、各画像記録部12〜14のサーマ
ルヘッド、プラテンローラ、カラー感熱記録紙及び搬送
ローラ対の関係を示すモデルの断面図である。符号61
は搬送ローラ対、符号62はサーマルヘッド、符号63
はプラテンローラ、符号18はカラー感熱記録紙を示し
ている。サーマルヘッド62は、アルミナ基板(図示せ
ず)、グレーズ層64、このグレーズ層64の一部をシ
リンドリカル状突条に形成した部分グレーズ64a、発
熱抵抗体薄膜からなる抵抗膜65、電極66,67、保
護層68から構成される。
【0013】各電極66,67はそれぞれ櫛状に形成さ
れており、これらの電極66,67で挟まれた抵抗膜6
5の部分が発熱素子69となる。このようにして形成さ
れる発熱素子69は、その中心が部分グレーズ64aの
頂点と合致するように配置され、主走査方向(カラー感
熱記録紙18の幅方向)に発熱素子アレイ69aを形成
する。なお、グレーズ層64の厚み、部分グレーズ64
aの厚み及び発熱素子69の長さは、記録媒体や記録速
度等によって適宜決定される。
【0014】カラー感熱記録紙18は、搬送ローラ対6
1によって矢印A方向に搬送される。発熱素子アレイ6
9aは、図示しないヘッド押圧機構によって、このカラ
ー感熱記録紙18を所定の押圧力でプラテンローラ63
に向かって押圧する。このとき、発熱素子アレイ69a
はCRで示す領域でカラー感熱記録紙18と接触し、プ
ラテンローラ63はこの接触領域CRの部分が僅かに変
形することによって、発熱素子アレイ69aとカラー感
熱記録紙18との接触を安定化させる。また、発熱素子
アレイ69aは、図示しないヘッドドライバにより駆動
され、各色画像データに応じて各発熱素子69を所定の
温度に発熱させて各感熱発色層22〜24に熱記録を行
う。
【0015】ここで、発熱素子69の中心を通る鉛直中
心線をTCL、プラテンローラ63の回転中心RCを通
る鉛直中心線をPCL、これらの鉛直中心線TCLとP
CLとの距離、すなわちサーマルヘッド62とプラテン
ローラ63のオフセット量をOSLとすると、オフセッ
ト量OSLと各感熱発色層22〜24のRMS粒状度と
の関係は、図4に示すようになっている。
【0016】図4は、横軸にオフセット量OSL(μ
m)、縦軸にRMS粒状度がとってある。RMS粒状度
が小さいほど粒状性が良好であり、大きいほど粒状性が
悪い。図中Yの曲線はイエロー感熱発色層24、Mの曲
線はマゼンタ感熱発色層23、Cの曲線はシアン感熱発
色層22のものであり、オフセット量OSLの符号が
「−」では、発熱素子69の鉛直中心線TCLがプラテ
ンローラ63の鉛直中心線PCLよりカラー感熱記録紙
18の搬送方向上流側に位置することを意味し、符号が
「+」では、発熱素子69の鉛直中心線TCLがプラテ
ンローラ63の鉛直中心線PCLよりカラー感熱記録紙
18の搬送方向下流側に位置することを意味する。
【0017】図4から、各感熱発色層22〜24によっ
てオフセット量OSLを変化させたときのRMS粒状度
特性が異なることが判る。このことから、図1におい
て、イエロー画像記録部12ではオフセット量OSLを
『+100μm』、マゼンタ画像記録部13ではオフセ
ット量OSLを『±0μm』、シアン画像記録部14で
はオフセット量OSLを『−100μm』として各サー
マルヘッド32,42,52を配置することにより、各
感熱発色層22〜24に記録する各色画像の粒状性はそ
れぞれ最良となり、品質の良いフルカラー画像がプリン
トできる。なお、オフセット量OSLは上記の数値に限
られず、記録媒体や記録速度等によって適宜決定される
ものである。
【0018】また、上層の感熱発色層ほど搬送ローラ対
61のテンション変動の影響により、発熱素子アレイ6
9aとカラー感熱記録紙18との接触が不安定になる。
そこで、図3において、サーマルヘッド62と平行なカ
ラー感熱記録紙18の搬送経路をAL、カラー感熱記録
紙18の出射角度をEAとしたときに、この出射角度E
Aを『0度』、つまりカラー感熱記録紙18の搬送をサ
ーマルヘッド62と平行にすると、発熱素子アレイ69
aとカラー感熱記録紙18との接触が安定する。
【0019】一方、下層の感熱発色層では、出射角度E
Aが小さくサーマルヘッド62とカラー感熱記録紙18
との間の隙間が狭いと、熱記録時に保護層25から流出
した潤滑剤等がカラー感熱記録紙18の表面に再転写し
て光沢ムラが発生する。したがって、下層の感熱発色層
では出射角度EAを大きくしてサーマルヘッド62とカ
ラー感熱記録紙18との間に適当な隙間を確保し、潤滑
剤等の再転写による光沢ムラの発生を防止する。
【0020】このことから、図1において、イエロー画
像記録部12では出射角度EAが『0度』、マゼンタ画
像記録部13では出射角度EAが『2度』、シアン画像
記録部14では出射角度EAが『6度』となるように各
搬送ローラ対31,41,51を配置する。これによ
り、イエロー画像記録部12ではサーマルヘッド32と
カラー感熱記録紙18との接触が安定し、シアン画像記
録部14ではサーマルヘッド52とカラー感熱記録紙1
8との間に適当な隙間が確保され、潤滑剤等の再転写に
よる光沢ムラが発生することがない。なお、出射角度E
Aは上記の数値に限られず、記録媒体や記録速度等によ
って適宜決定されるものである。
【0021】イエロー用光定着器15は、発光ピーク波
長が420nmの紫光可視光線を照射する紫外線ランプ
15aとリフレクタ15bとからなり、イエロー色画像
が記録されたイエロー感熱発色層24の記録エリアを光
定着する。また、マゼンタ用光定着器16は、発光ピー
ク波長が365nmの紫外線を照射する紫外線ランプ1
6aとリフレクタ16bとからなり、マゼンタ色画像が
記録されたマゼンタ感熱発色層23の記録エリアを光定
着する。なお、イエロー用光定着器15及びマゼンタ用
光定着器16は、図示しないシステムコントローラによ
って点灯が制御される。
【0022】こうして、各画像記録部12〜14におい
て最良の粒状性で各色画像が順次記録され、各光定着器
15,16で熱記録済みの感熱発色層が光定着されたカ
ラー感熱記録紙18は、各画像毎にカッタ17で切り離
され、カラープリント71となる。
【0023】次に、上記構成の作用について説明する。
カラー感熱プリンタ10のプリントキーが操作されてプ
リント開始が指示されると、システムコントローラはイ
エロー用光定着器15、マゼンタ用光定着器16を点灯
させ、パルスモータを回転させる。そして、給紙ローラ
対20によって記録紙ロール18aからカラー感熱記録
紙18を引き出して矢印A方向に搬送する。カラー感熱
記録紙18は、退避位置にセットされたイエロー用のサ
ーマルヘッド32とプラテンローラ33との間を通って
搬送ローラ対31に向って搬送される。
【0024】カラー感熱記録紙18の先端が搬送ローラ
対31に達すると、カラー感熱記録紙18の搬送が停止
され、ヘッド押圧機構34によりサーマルヘッド32が
記録位置にセットされる。なお、カラー感熱記録紙18
の先端が搬送ローラ対31に達したか否かは、パルスモ
ータの駆動パルスをカウントしてカラー感熱記録紙18
の送り量を測定することにより判断される。
【0025】システムコントローラは、ヘッドドライバ
35を介して発熱素子アレイ39aの各発熱素子をイエ
ロー色画像データに応じて発熱させ、イエロー感熱発色
層24を所望の濃度に発色させる。このとき、サーマル
ヘッド32とプラテンローラ33とはオフセット量OS
Lが『+100μm』とされているので、最良の粒状性
でイエロー色画像が記録される。
【0026】1ラインの記録が終わるとカラー感熱記録
紙18が1ライン分搬送され、次のラインの熱記録が同
様にして行われる。このとき、カラー感熱記録紙18の
出射角度EAは『0度』とされているので、発熱素子ア
レイ39aとカラー感熱記録紙18との接触は安定して
いる。そして、イエロー色画像のプリントが終わるまで
熱記録とカラー感熱記録紙18の搬送が繰り返される。
イエロー色画像が熱記録された部分がイエロー用光定着
器15に達すると、紫外線ランプ15aからの紫外線の
照射によってイエロー感熱発色層24が光定着される。
【0027】イエロー色画像が光定着されたカラー感熱
記録紙18は、退避位置にセットされたマゼンタ用のサ
ーマルヘッド42とプラテンローラ43との間を通って
搬送ローラ対41に向けて搬送される。カラー感熱記録
紙18の先端が搬送ローラ対41に達すると、ヘッド押
圧機構44によりサーマルヘッド42が記録位置にセッ
トされる。なお、カラー感熱記録紙18の先端が搬送ロ
ーラ対41に達したか否かは、前記と同様にして判断さ
れる。
【0028】サーマルヘッド42の位置にイエロー色画
像の先端が達すると、システムコントローラはヘッドド
ライバ45を介して発熱素子アレイ49aの各発熱素子
をマゼンタ色画像データに応じて発熱させ、イエロー色
画像に重なるようにマゼンタ感熱発色層23を所望の濃
度に発色させる。このとき、サーマルヘッド42とプラ
テンローラ43とはオフセット量OSLが『±0μm』
とされているので、最良の粒状性でマゼンタ色画像が記
録される。
【0029】1ラインの記録が終わるとカラー感熱記録
紙が1ライン分搬送され、次のラインの熱記録が同様に
して行われる。このとき、カラー感熱記録紙18の出射
角度EAは『2度』とされているので、発熱素子アレイ
49aとカラー感熱記録紙18との接触は安定してい
る。そして、マゼンタ色画像のプリントが終わるまで熱
記録とカラー感熱記録紙18の搬送が繰り返される。マ
ゼンタ色画像が熱記録された部分がマゼンタ用光定着器
16に達すると、紫外線ランプ16aからの紫外線の照
射によってマゼンタ感熱発色層が光定着される。
【0030】マゼンタ色画像が光定着されたカラー感熱
記録紙18は、退避位置にセットされたシアン用のサー
マルヘッド52とプラテンローラ53との間を通って搬
送ローラ対51に向けて搬送される。カラー感熱記録紙
18の先端が搬送ローラ対51に達すると、ヘッド押圧
機構54によりサーマルヘッド52が記録位置にセット
される。なお、カラー感熱記録紙18の先端が搬送ロー
ラ対51に達したか否かは、前記と同様にして判断され
る。
【0031】サーマルヘッド52の位置にイエロー色画
像及びマゼンタ色画像の先端が達すると、システムコン
トローラはヘッドドライバ55を介して発熱素子アレイ
59aの各発熱素子をシアン色画像データに応じて発熱
させ、イエロー色画像及びマゼンタ色画像に重なるよう
にシアン感熱発色層22を所望の濃度に発色させる。こ
のとき、サーマルヘッド52とプラテンローラ53とは
オフセット量OSLが『−100μm』とされているの
で、最良の粒状性でシアン色画像が記録される。
【0032】1ラインの記録が終わるとカラー感熱記録
紙18が1ライン分搬送され、次のラインの熱記録が同
様にして行われる。このとき、カラー感熱記録紙18の
出射角度EAは『6度』とされているので、サーマルヘ
ッド52とカラー感熱記録紙18との間には適当な隙間
が確保され、熱記録時にカラー感熱記録紙18の保護層
25から流出した潤滑剤等がカラー感熱紙18の表面に
再転写して光沢ムラが発生することはない。こうして、
シアン色画像のプリントが終わるまで熱記録とカラー感
熱記録紙18の搬送が繰り返され、各感熱発色層22〜
24において最良の粒状性で記録された各色画像による
フルカラー画像がカラー感熱記録紙18に形成される。
【0033】なお、上記実施形態では、発熱素子の中心
が部分グレーズの頂点と合致するように配置して、サー
マルヘッドあるいはプラテンローラの位置を調整してオ
フセット量OSLを変化させるようにしているが、部分
グレーズ上の発熱素子の配置位置を変えることによりオ
フセット量OSLを変化させてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の感熱プリンタに
よれば、カラー感熱記録紙の搬送方向において、各感熱
発色層に応じて各サーマルヘッドの発熱素子の中心と各
プラテンローラの回転軸中心との間のオフセット量を変
えるようにしたので、各感熱発色層において最良の粒状
性で各色画像を記録することができる。また、カラー感
熱記録紙の各サーマルヘッドからの出射角度において、
上層より下層の感熱発色層の出射角度を大きくしたの
で、熱記録時にカラー感熱記録紙の保護層から流出した
潤滑剤等が再転写して光沢ムラが発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー感熱プリンタの概略図であ
る。
【図2】カラー感熱記録紙の断面図である。
【図3】サーマルヘッド、プラテンローラ、カラー感熱
記録紙及び搬送ローラ対の関係を示すモデルの断面図で
ある。
【図4】各感熱発色層におけるRMS粒状度特性を示す
グラフである。
【符号の説明】
12 イエロー画像記録部 13 マゼンタ画像記録部 14 シアン画像記録部 18 カラー感熱記録紙 31,41,51,61 搬送ローラ対 32,42,52,62 サーマルヘッド 33,43,53,63 プラテンローラ 39a,49a,59a,69a 発熱素子アレイ 64 グレーズ層 65 抵抗膜 66,67 電極 68 保護層 69 発熱素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3色の感熱発色層を層設した
    感熱記録材料を用いて、複数の発熱素子をライン状に配
    置した少なくとも3個のサーマルヘッドと、これらのサ
    ーマルヘッドが圧接する少なくとも3個のプラテンロー
    ラとを前記感熱記録材料の搬送路の上流側から順に配置
    し、前記感熱記録材料が搬送路に沿って搬送される間に
    各感熱発色層に各色画像を記録してカラー画像を形成す
    る感熱プリンタにおいて、 前記感熱記録材料の搬送方向において、前記各感熱発色
    層に応じて前記各発熱素子の中心と前記各プラテンロー
    ラの回転軸中心との間のオフセット量を変えるようにし
    たことを特徴とする感熱プリンタ。
  2. 【請求項2】 上層の感熱発色層に記録するサーマルヘ
    ッドの発熱素子中心とプラテンローラの回転軸中心との
    位置関係を基準位置とし、前記感熱発色層より下層の少
    なくとも1色の感熱発色層に記録するサーマルヘッドの
    発熱素子中心に対してプラテンローラの回転軸中心が前
    記基準位置よりも前記感熱記録材料の搬送方向上流側に
    あることを特徴とする請求項1記載の感熱プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記感熱記録材料の前記各サーマルヘッ
    ドからの出射角度において、上層の感熱発色層より下層
    の少なくとも1つの感熱発色層の出射角度を大きくした
    ことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の感熱
    プリンタ。
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