JPH08118688A - カラー感熱プリンタ - Google Patents

カラー感熱プリンタ

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Publication number
JPH08118688A
JPH08118688A JP25371194A JP25371194A JPH08118688A JP H08118688 A JPH08118688 A JP H08118688A JP 25371194 A JP25371194 A JP 25371194A JP 25371194 A JP25371194 A JP 25371194A JP H08118688 A JPH08118688 A JP H08118688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
recording paper
ultraviolet lamp
thermal
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP25371194A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Goto
覚 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP25371194A priority Critical patent/JPH08118688A/ja
Publication of JPH08118688A publication Critical patent/JPH08118688A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一な光定着を行うことができるカラー感熱
プリンタを提供する。 【構成】 イエロー定着用紫外線ランプ8は、カラー感
熱記録紙4の幅方向の長さより僅かに長い。イエロー定
着用紫外線ランプ8は、ガラス管の両端部8a,8bが
中央部8cよりもカラー感熱記録紙4に近接されるよう
に屈曲されている。両端部8a,8bは、紫外線の発光
量が少ないが、カラー感熱記録紙4との距離が短いた
め、カラー感熱記録紙4に照射される紫外線の照度はほ
ぼ等しくなり、均一な光定着が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー感熱プリンタに関
し、更に詳しくは、均一な光定着を行うことができるよ
うにしたカラー感熱プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、感熱プリンタと
熱転写プリンタとがあるが、これらのうち感熱プリンタ
は感熱記録紙に直接画像を熱記録することができるた
め、広く用いられている。また、最近では本出願人か
ら、カラー感熱記録紙を用いるカラー感熱プリンタが販
売されている。このカラー感熱記録紙は、支持体上にシ
アン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発
色層が順次層設されたもので、表面の感熱発色層から順
に熱記録が行われる。そして、次層の感熱発色層に熱記
録する際に、上層の熱記録済みの感熱発色層が再度発色
しないようにするために、光定着によって熱記録済みの
感熱発色層の発色能力を失わせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光定着には、棒状の紫
外線ランプが用いられており、この紫外線ランプからは
各感熱発色層に特有な波長域の紫外線が放射される。ま
た、紫外線ランプは、その部位によって発光量が異な
る。図4に示すように、紫外線ランプは中央部での発光
量が最も多く、両端部に近づくにしたがって発光量が減
少する。これにより、図5の破線20に示すように、カ
ラー感熱記録紙の両端付近の照射量は中央部に比べて小
さいので、定着ムラが発生するという問題がある。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、均一な光定着を行うことができるようにしたカラ
ー感熱プリンタを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のカラー感熱プリンタは、紫外線ラ
ンプは、その両端部を屈曲させて中央部よりもカラー感
熱記録紙に近接する形状としたものである。
【0006】
【作用】発光量の多い中央部からの紫外線がカラー感熱
記録紙の中央部に照射される。また、発光量の少ない両
端部から放射された紫外線もカラー感熱記録紙の両端に
照射されるが、紫外線ランプの両端部が屈曲されて中央
部よりもカラー感熱記録紙に近接する形状であるため、
カラー感熱記録紙の両端部の紫外線照度は、カラー感熱
記録紙の中央部とほぼ等しくなり、均一な光定着が行わ
れる。
【0007】
【実施例】感熱タイプのサーマルプリンタを示す図2に
おいて、プラテンドラム2は、パルスモータ(図示せ
ず)によって、回転軸3を中心にして矢線方向に間欠回
転する。このプラテンドラム2の外周には、カラー感熱
記録紙4が巻き付けられ、その先端がクランパ5で固定
される。また、プラテンドラム2の外周には、サーマル
ヘッド6,マゼンタ定着用紫外線ランプ7,イエロー定
着用紫外線ランプ8が配置されている。
【0008】サーマルヘッド6の下面には発熱素子アレ
イ10が設けられており、この発熱素子アレイ10は多
数の発熱素子がプラテンドラム2の軸方向にライン状に
形成されている。各発熱素子は、カラー感熱記録紙4を
押圧・加熱して、四角形をした画素内にドットを発色さ
せる。マゼンタ定着用紫外線ランプ7及びイエロー定着
用紫外線ランプ8は棒状をしており、マゼンタ定着用紫
外線ランプ7は、発光ピークが365nm付近の紫外線
を放出し、イエロー定着用紫外線ランプ8は、発光ピー
クが425nm付近の紫外線を放出する。
【0009】図3に示すように、カラー感熱記録紙4
は、支持体12上に、シアン感熱発色層13,マゼンタ
感熱発色層14,イエロー感熱発色層15,保護層16
が順次層設されている。シアン感熱発色層13は、熱感
度が最も低く、大きな熱エネルギーが与えられたときに
シアンに発色する。マゼンタ感熱発色層14は、熱感度
が中程度であり、加熱されたときにマゼンタに発色す
る。また、このマゼンタ感熱発色層14は、ほぼ365
nmの紫外線による光定着性を有する。イエロー感熱発
色層15は、熱感度が最も高く、比較的に小さな熱エネ
ルギーが与えられたときにイエローに発色する。このイ
エロー感熱発色層15は、ほぼ425nmの紫外線によ
る光定着性を有する。なお、シアン感熱発色層13の熱
感度は、通常の保管状態では発色しない程度であるので
光定着性は与えられていない。これらの感熱発色層13
〜15は、熱記録される順番に配置されている。なお、
図面では省略してあるが、各感熱発色層の間には、熱感
度を調節するための中間層が形成されている。
【0010】図1に示すように、イエロー定着用紫外線
ランプ8の長さは、カラー感熱記録紙4の幅方向の長さ
よりも僅かに長い。また、イエロー定着用紫外線ランプ
8の両端部8a,8bは、中央部8cよりもカラー感熱
記録紙4に近接されるようにガラス管が屈曲された形状
とされている。なお、イエロー定着用紫外線ランプ8の
長さを長くし、その中央部だけを用いて光定着すること
も考えられるが、こうすると、長い紫外線ランプが必要
となり、コスト高となるとともに、光源の大型化を招く
ことになる。
【0011】図4に示すように、紫外線ランプは、中央
部の発光量が最も多く、両端部に近づくにしたがって発
光量が減少してしまう。しかしながら、イエロー定着用
紫外線ランプ8の両端部8a,8bをカラー感熱記録紙
4に近接させてあるから、図5の符号22に示すよう
に、両端部8a,8bでの照度が中央部8cの照度とほ
ぼ等しくなる。これにより、イエロー感熱発色層15を
均一に光定着することができる。なお、マゼンタ定着用
紫外線ランプ7も同じ形態となっているので説明は省略
する。
【0012】次に、上記実施例の作用について説明す
る。図2に示すように、プリント開始スイッチ(図示せ
ず)が操作されると、カラー感熱記録紙4が給紙され、
先端がクランパ5によってクランプされる。プラテンド
ラム2は、パルスモータによって矢線方向に間欠回転さ
れ、カラー感熱記録紙4の記録エリアの先端がサーマル
ヘッド6に到達すると、サーマルヘッド6の発熱素子ア
レイ10がカラー感熱記録紙4に圧接される。発熱素子
アレイ10は、イエロー感熱発色層15の発色特性に合
わせた温度に発熱され、イエロー画像が1ラインずつ熱
記録されていく。
【0013】プラテンドラム2の回転が進み、カラー感
熱記録紙4のイエロー画像が熱記録された部分がイエロ
ー定着用紫外線ランプ8に到達すると、イエロー定着用
紫外線ランプ8が点灯され、発光ピークが425nm付
近の紫外線を放出する。イエロー定着用紫外線ランプ8
の中央部8cから放出された紫外線は、カラー感熱記録
紙4の中央部付近に照射される。また、イエロー定着用
紫外線ランプ8の両端部8a,8bから放出された紫外
線は、発光量は少ないがカラー感熱記録紙4に近接して
配置されているため、照度は、図5に符号22で示すよ
うに、中央部8cからの紫外線の照度とほぼ等しい程度
となる。これにより、イエロー感熱発色層15を均一に
定着することができる。
【0014】イエロー感熱発色層15への熱記録と定着
とが終了したカラー感熱記録紙4は、プラテンドラム2
の回転により再び記録エリアの先端がサーマルヘッド6
に到達する。サーマルヘッド6は、発熱素子アレイ10
をカラー感熱記録紙4に圧接し、発熱素子アレイ10
は、マゼンタ感熱発色層14の発色特性に合わせた温度
に発熱され、マゼンタ画像が1ラインずつ熱記録されて
いく。
【0015】カラー感熱記録紙4のマゼンタ画像が熱記
録された部分がマゼンタ定着用紫外線ランプ7に到達す
ると、発光ピークが365nm付近の紫外線が放出され
る。マゼンタ定着用紫外線ランプ7の中央部から放出さ
れた紫外線は、カラー感熱記録紙4の中央部付近に照射
される。また、マゼンタ定着用紫外線ランプ7は、その
両端部が屈曲されているから、カラー感熱記録紙4を均
一に光定着することができる。
【0016】マゼンタ感熱発色層14への熱記録と定着
とが終了したカラー感熱記録紙4は、プラテンドラム2
の回転により再び記録エリアの先端がサーマルヘッド6
に到達する。サーマルヘッド6は、発熱素子アレイ10
をカラー感熱記録紙4に圧接し、発熱素子アレイ10
は、シアン感熱発色層13の発色特性に合わせた温度に
発熱され、シアン画像が1ラインずつ熱記録される。こ
シアン画像の熱記録時には紫外線ランプは点灯されず、
熱記録済みのカラー感熱記録紙4は排出通路を通って排
紙トレイ等に排出される。
【0017】なお、上記実施例ではプラテンドラム方式
のカラー感熱プリンタについて説明したが、搬送ローラ
対を直線通路上に配置し、カラー感熱記録紙をニップし
てサーマルヘッドに対して直線的に往復動させる往復動
方式のカラー感熱プリンタにも採用することができる。
更に、3個のサーマルヘッドを用い、1回の回転又は直
線的搬送によって3色の画像を熱記録する3ヘッド1パ
スタイプのカラー感熱プリンタにも本考案を利用するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー感
熱プリンタは、紫外線ランプの両端部を屈曲して中央部
よりもカラー感熱記録紙に近接させる形状としたので、
カラー感熱記録紙に照射される紫外線の照度は全域に渡
ってほぼ一定となり、均一な光定着を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紫外線ランプの一例を示す説明図であ
る。
【図2】プラテンドラム方式のカラー感熱プリンタの構
成を示す概略図である。
【図3】カラー感熱記録紙の層構造を示す説明図であ
る。
【図4】紫外線ランプの発光量を示すグラフである。
【図5】カラー感熱記録紙に照射される紫外線の照度を
示すグラフである。
【符号の説明】
4 カラー感熱記録紙 7 マゼンタ定着用紫外線ランプ 8 イエロー定着用紫外線ランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なった色に発色する少なくとも第1〜
    第3の感熱発色層が層設されたカラー感熱記録紙を用
    い、このカラー感熱記録紙をサーマルヘッドに対して相
    対移動させながら、サーマルヘッドで各感熱発色層に選
    択的に熱記録を行い、この熱記録された部分に、カラー
    感熱記録紙の移動方向に対して垂直な方向に配置された
    棒状の紫外線ランプから紫外線を照射して光定着を行う
    カラー感熱プリンタにおいて、 前記紫外線ランプは、その両端部を屈曲させて中央部よ
    りもカラー感熱記録紙に近接させた形状にしたこと特徴
    とするカラー感熱プリンタ。
JP25371194A 1994-10-19 1994-10-19 カラー感熱プリンタ Pending JPH08118688A (ja)

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