JPH0538824A - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
- Publication number
- JPH0538824A JPH0538824A JP3219227A JP21922791A JPH0538824A JP H0538824 A JPH0538824 A JP H0538824A JP 3219227 A JP3219227 A JP 3219227A JP 21922791 A JP21922791 A JP 21922791A JP H0538824 A JPH0538824 A JP H0538824A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording material
- coloring layer
- fixing device
- yellow
- magenta
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 定着用光源に感熱記録材料が接触しないよう
にする。 【構成】 イエロー用光定着器16及びマゼンタ用光定
着器17とカラー感熱記録材料13との間に、カラー感
熱記録材料13の送り方向に対して斜めに細いワイヤ2
2,23が張ってある。 【効果】 感熱記録材料が紫外線ランプに接触し、その
熱で記録されるのが防止され、また距離がほぼ一定に保
たれるから、ムラのない均一な光定着を行うことができ
る。
にする。 【構成】 イエロー用光定着器16及びマゼンタ用光定
着器17とカラー感熱記録材料13との間に、カラー感
熱記録材料13の送り方向に対して斜めに細いワイヤ2
2,23が張ってある。 【効果】 感熱記録材料が紫外線ランプに接触し、その
熱で記録されるのが防止され、また距離がほぼ一定に保
たれるから、ムラのない均一な光定着を行うことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱記録した感熱記録材
料を光定着するサーマルプリンタに関するものである。
料を光定着するサーマルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタでは、支持体上に感熱
発色層を層設した感熱記録材料が用いられ、この感熱発
色層にサーマルヘッドを押し当てて加熱し、これを発色
させるようにしている。サーマルヘッドで加熱されない
部分は、発色能力を備えているから、保存中に熱が加わ
ると発色してしまう。そこで、感熱記録材料の熱記録後
に、光定着器で電磁線例えば紫外線を照射することで、
発色能力を消失させるようにしている。
発色層を層設した感熱記録材料が用いられ、この感熱発
色層にサーマルヘッドを押し当てて加熱し、これを発色
させるようにしている。サーマルヘッドで加熱されない
部分は、発色能力を備えているから、保存中に熱が加わ
ると発色してしまう。そこで、感熱記録材料の熱記録後
に、光定着器で電磁線例えば紫外線を照射することで、
発色能力を消失させるようにしている。
【0003】また、イエロー感熱発色層,マゼンタ感熱
発色層,シアン感熱発色層を支持体上に順次層設し、3
回の熱記録でカラー画像を記録するカラー感熱記録材料
も知られている(例えば特開昭61−213169
号)。このカラー感熱記録材料では、表面側に層設され
た第1番目の感熱発色層,例えばイエロー感熱発色層の
熱記録後に,第2番目のマゼンタ感熱発色層が熱記録さ
れる。このマゼンタ感熱発色層の熱記録時に、イエロー
感熱発色層も一緒に加熱されるから、その未記録部分が
発色することになる。そこで、イエロー感熱発色層に
は、ほぼ420nmの近紫外線で光分解するジアゾニウ
ム塩化合物が含有され、またマゼンタ感熱発色層にはほ
ぼ365nmの紫外線で光分解するジアゾニウム塩化合
物が含有されている。
発色層,シアン感熱発色層を支持体上に順次層設し、3
回の熱記録でカラー画像を記録するカラー感熱記録材料
も知られている(例えば特開昭61−213169
号)。このカラー感熱記録材料では、表面側に層設され
た第1番目の感熱発色層,例えばイエロー感熱発色層の
熱記録後に,第2番目のマゼンタ感熱発色層が熱記録さ
れる。このマゼンタ感熱発色層の熱記録時に、イエロー
感熱発色層も一緒に加熱されるから、その未記録部分が
発色することになる。そこで、イエロー感熱発色層に
は、ほぼ420nmの近紫外線で光分解するジアゾニウ
ム塩化合物が含有され、またマゼンタ感熱発色層にはほ
ぼ365nmの紫外線で光分解するジアゾニウム塩化合
物が含有されている。
【0004】前記光定着器に用いられる紫外線ランプ
は、感熱記録材料に照射される有効光量を増大させて定
着効率を向上させるために、感熱記録材料との距離を可
能な限り狭めた位置に取り付けられており、例えばプラ
テンドラムに巻き付けられた感熱記録材料との間隔は約
5ミリ程度に設定されている。
は、感熱記録材料に照射される有効光量を増大させて定
着効率を向上させるために、感熱記録材料との距離を可
能な限り狭めた位置に取り付けられており、例えばプラ
テンドラムに巻き付けられた感熱記録材料との間隔は約
5ミリ程度に設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記感熱記
録材料は、先端がクランプ部材で固定されているが後端
はフリーであるため、この後端側がプラテンドラムの表
面から離れて紫外線ランプの表面に接触する場合があ
る。感熱記録材料が紫外線ランプと接触すると、紫外線
ランプの熱で未だ熱記録していない層が記録されてしま
うという問題があった。
録材料は、先端がクランプ部材で固定されているが後端
はフリーであるため、この後端側がプラテンドラムの表
面から離れて紫外線ランプの表面に接触する場合があ
る。感熱記録材料が紫外線ランプと接触すると、紫外線
ランプの熱で未だ熱記録していない層が記録されてしま
うという問題があった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、感熱記録材料がランプに接触する
のを防止したサーマルプリンタを提供することを目的と
する。
めになされたもので、感熱記録材料がランプに接触する
のを防止したサーマルプリンタを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルプリン
タは、定着用の紫外線ランプと感熱記録材料との間に、
感熱記録材料の移動方向に対して斜めにワイヤ状部材を
張ったものである。
タは、定着用の紫外線ランプと感熱記録材料との間に、
感熱記録材料の移動方向に対して斜めにワイヤ状部材を
張ったものである。
【0008】
【実施例】プラテンドラム10は、図1に示すように、
回転軸11にパルスモータ(図示せず)が連結されてお
り、クランプ部材12で先端が固定されたカラー感熱記
録材料13を巻き付けた状態で矢線方向に回転する。プ
リント位置にはサーマルヘッド15,その下流のプラテ
ンドラム10の下方にはイエロー用光定着器16及びマ
ゼンタ用光定着器17が配置されている。サーマルヘッ
ド15は、周知のように、多数の発熱素子が主走査方向
にライン状に配列されており、各発熱素子は画素の濃度
に応じた熱エネルギーを発生する。イエロー用光定着器
16は発光ピークがほぼ420nmの棒状をした紫外線
ランプ18とリフレクタ19とからなり、マゼンタ用光
定着器17は発光ピークがほぼ365nmの紫外線ラン
プ20とリフレクタ21とからなる。
回転軸11にパルスモータ(図示せず)が連結されてお
り、クランプ部材12で先端が固定されたカラー感熱記
録材料13を巻き付けた状態で矢線方向に回転する。プ
リント位置にはサーマルヘッド15,その下流のプラテ
ンドラム10の下方にはイエロー用光定着器16及びマ
ゼンタ用光定着器17が配置されている。サーマルヘッ
ド15は、周知のように、多数の発熱素子が主走査方向
にライン状に配列されており、各発熱素子は画素の濃度
に応じた熱エネルギーを発生する。イエロー用光定着器
16は発光ピークがほぼ420nmの棒状をした紫外線
ランプ18とリフレクタ19とからなり、マゼンタ用光
定着器17は発光ピークがほぼ365nmの紫外線ラン
プ20とリフレクタ21とからなる。
【0009】プラテンドラム10の外周面とイエロー用
光定着器16及びマゼンタ用光定着器17との間には、
図2に示すように、2本の細い,例えば直径3ミリ程度
のワイヤ22,23がカラー感熱記録材料13の移動方
向に対してそれぞれ斜めになるように互いにクロスして
取り付けられている。このワイヤ22,23は、プラテ
ンドラム10の外周面との距離d(図1を参照)が例え
ば5ミリとなるように取り付けられており、カラー感熱
記録材料13がプラテンドラム10の外周面から巻き緩
んだ場合に、カラー感熱記録材料13がイエロー用光定
着器16及びマゼンタ用光定着器17に接触しないよう
にしている。
光定着器16及びマゼンタ用光定着器17との間には、
図2に示すように、2本の細い,例えば直径3ミリ程度
のワイヤ22,23がカラー感熱記録材料13の移動方
向に対してそれぞれ斜めになるように互いにクロスして
取り付けられている。このワイヤ22,23は、プラテ
ンドラム10の外周面との距離d(図1を参照)が例え
ば5ミリとなるように取り付けられており、カラー感熱
記録材料13がプラテンドラム10の外周面から巻き緩
んだ場合に、カラー感熱記録材料13がイエロー用光定
着器16及びマゼンタ用光定着器17に接触しないよう
にしている。
【0010】ワイヤ22,23をカラー感熱記録材料1
3の移動方向に対して斜めに取り付けた理由は、もし移
動方向と一致させた場合にワイヤ22,23がイエロー
用光定着器16及びマゼンタ用光定着器17からの紫外
線を遮り、定着ムラの原因になるのを避けるためであ
る。なお、ワイヤ22,23の材料としては、イエロー
用光定着器16及びマゼンタ用光定着器17が放出する
紫外線や熱に対して変形,変質することがないものであ
れば、例えば銅等の金属や強化プラスチック等任意の材
料のものが使用できる。
3の移動方向に対して斜めに取り付けた理由は、もし移
動方向と一致させた場合にワイヤ22,23がイエロー
用光定着器16及びマゼンタ用光定着器17からの紫外
線を遮り、定着ムラの原因になるのを避けるためであ
る。なお、ワイヤ22,23の材料としては、イエロー
用光定着器16及びマゼンタ用光定着器17が放出する
紫外線や熱に対して変形,変質することがないものであ
れば、例えば銅等の金属や強化プラスチック等任意の材
料のものが使用できる。
【0011】図3に示すように、カラー感熱記録材料1
3は、支持体25の上に、シアン感熱発色層26,マゼ
ンタ感熱発色層27,イエロー感熱発色層28が順次層
設されている。これらの各感熱発色層26〜28は、熱
記録される順番に表面から配置されているが、例えばマ
ゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱記録する場合に
は、イエロー感熱発色層28とマゼンタ感熱発色層27
との位置が入れ換えられる。
3は、支持体25の上に、シアン感熱発色層26,マゼ
ンタ感熱発色層27,イエロー感熱発色層28が順次層
設されている。これらの各感熱発色層26〜28は、熱
記録される順番に表面から配置されているが、例えばマ
ゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱記録する場合に
は、イエロー感熱発色層28とマゼンタ感熱発色層27
との位置が入れ換えられる。
【0012】前記支持体25としては、不透明なコート
紙又はプラスチックフイルムが用いられ、またOHPシ
ートを作成する場合には透明なプラスチックフイルムが
用いられる。シアン感熱発色層26は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層2
7としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これと熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
27は、熱記録後に365nm付近の紫外線を照射する
とジアゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われ
る。イエロー感熱発色層28は、最大吸収波長が約42
0nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応し
てイエローに発色するカプラーとを含有している。この
イエロー感熱発色層28は、ほぼ420nm付近の近紫
外線(青紫光)を照射すると光定着して発色能力が失わ
れる。
紙又はプラスチックフイルムが用いられ、またOHPシ
ートを作成する場合には透明なプラスチックフイルムが
用いられる。シアン感熱発色層26は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層2
7としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これと熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
27は、熱記録後に365nm付近の紫外線を照射する
とジアゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われ
る。イエロー感熱発色層28は、最大吸収波長が約42
0nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応し
てイエローに発色するカプラーとを含有している。この
イエロー感熱発色層28は、ほぼ420nm付近の近紫
外線(青紫光)を照射すると光定着して発色能力が失わ
れる。
【0013】図4は、各感熱発色層26〜28の発色特
性を示すものである。横軸の熱エネルギーは、発熱素子
が発生する熱エネルギーを表しており、イエロー感熱発
色層28の熱エネルギーが最も低く、シアン感熱発色層
26の熱エネルギーが最も高い。この熱エネルギーの差
異の主たる要因は、シアン感熱発色層26は、イエロー
感熱発色層28,マゼンタ感熱発色層27を介して加熱
しなければならないからである。
性を示すものである。横軸の熱エネルギーは、発熱素子
が発生する熱エネルギーを表しており、イエロー感熱発
色層28の熱エネルギーが最も低く、シアン感熱発色層
26の熱エネルギーが最も高い。この熱エネルギーの差
異の主たる要因は、シアン感熱発色層26は、イエロー
感熱発色層28,マゼンタ感熱発色層27を介して加熱
しなければならないからである。
【0014】次に、上記実施例の作用について説明す
る。プラテンドラム10が矢線方向に回転され、カラー
感熱記録材料13の記録エリアの先端がサーマルヘッド
15に達すると、イエロー画像の熱記録が開始される。
サーマルヘッド15は、画素の記録濃度に応じて例えば
40〜60mJ/mm2 の範囲内の熱エネルギーを発生
し、イエロー感熱発色層28にイエロー画像を1ライン
ずつ熱記録する。プラテンドラム10が1回転する間に
サーマルヘッド15による熱記録が行われる。
る。プラテンドラム10が矢線方向に回転され、カラー
感熱記録材料13の記録エリアの先端がサーマルヘッド
15に達すると、イエロー画像の熱記録が開始される。
サーマルヘッド15は、画素の記録濃度に応じて例えば
40〜60mJ/mm2 の範囲内の熱エネルギーを発生
し、イエロー感熱発色層28にイエロー画像を1ライン
ずつ熱記録する。プラテンドラム10が1回転する間に
サーマルヘッド15による熱記録が行われる。
【0015】プラテンドラム10の回転が進んで、クラ
ンプ部材12がイエロー用光定着器16の位置に達する
直前から紫外線ランプ18が点灯される。これによっ
て、サーマルヘッド15で記録された部分にほぼ420
nmの近紫外線が紫外線ランプ18から照射され、イエ
ロー感熱発色層28の光定着が行われる。この時、クラ
ンプ部材12で固定された先端付近は紫外線ランプ18
との距離が安定しているが、プラテンドラム10の回転
が進むにつれてカラー感熱記録材料13の端部13aが
プラテンドラム10の外周面から垂れ下がり、紫外線ラ
ンプ18に接近しようとする。しかし、ワイヤ22,2
3によってカラー感熱記録材料13はプロテクトされる
ので、紫外線ランプ18に近づき過ぎることがなく、次
のマゼンタ感熱発色層27が紫外線ランプ18の熱で記
録されてしまうことが回避される。
ンプ部材12がイエロー用光定着器16の位置に達する
直前から紫外線ランプ18が点灯される。これによっ
て、サーマルヘッド15で記録された部分にほぼ420
nmの近紫外線が紫外線ランプ18から照射され、イエ
ロー感熱発色層28の光定着が行われる。この時、クラ
ンプ部材12で固定された先端付近は紫外線ランプ18
との距離が安定しているが、プラテンドラム10の回転
が進むにつれてカラー感熱記録材料13の端部13aが
プラテンドラム10の外周面から垂れ下がり、紫外線ラ
ンプ18に接近しようとする。しかし、ワイヤ22,2
3によってカラー感熱記録材料13はプロテクトされる
ので、紫外線ランプ18に近づき過ぎることがなく、次
のマゼンタ感熱発色層27が紫外線ランプ18の熱で記
録されてしまうことが回避される。
【0016】プラテンドラム10が2回転目に入ると、
サーマルヘッド15はマゼンタ感熱発色層27にマゼン
タ画像を1ラインずつ熱記録する。このマゼンタ画像の
記録時には、イエロー感熱発色層28も加熱されるが、
既に発色能力が消失されているから、イエロー感熱発色
層28が発色することはない。プラテンドラム10の回
転が進んで、クランプ部材12がイエロー用光定着器1
6の位置に達する直前から紫外線ランプ18が消灯さ
れ、これに代わってマゼンタ用光定着器17の紫外線ラ
ンプ20が点灯される。これによって、カラー感熱記録
材料13にはほぼ365nmの紫外線が照射され、マゼ
ンタ感熱発色層27の光定着が行われる。
サーマルヘッド15はマゼンタ感熱発色層27にマゼン
タ画像を1ラインずつ熱記録する。このマゼンタ画像の
記録時には、イエロー感熱発色層28も加熱されるが、
既に発色能力が消失されているから、イエロー感熱発色
層28が発色することはない。プラテンドラム10の回
転が進んで、クランプ部材12がイエロー用光定着器1
6の位置に達する直前から紫外線ランプ18が消灯さ
れ、これに代わってマゼンタ用光定着器17の紫外線ラ
ンプ20が点灯される。これによって、カラー感熱記録
材料13にはほぼ365nmの紫外線が照射され、マゼ
ンタ感熱発色層27の光定着が行われる。
【0017】プラテンドラム10が更に回転して3回転
目になると、サーマルヘッド15はシアン画像をシアン
感熱発色層26に1ラインずつ熱記録する。プラテンド
ラム10の回転が進んで、クランプ部材12がマゼンタ
用光定着器17の位置に達する直前に紫外線ランプ20
が消灯される。そして、プラテンドラム10が4回転目
に入る直前にシアン画像の熱記録が終了される。なお、
シアン感熱発色層26は、感熱発色するに必要な熱エネ
ルギーがかなり高く、通常の保管状態では発色すること
はないので、このシアン感熱発色層26に対しては光定
着が省略されている。
目になると、サーマルヘッド15はシアン画像をシアン
感熱発色層26に1ラインずつ熱記録する。プラテンド
ラム10の回転が進んで、クランプ部材12がマゼンタ
用光定着器17の位置に達する直前に紫外線ランプ20
が消灯される。そして、プラテンドラム10が4回転目
に入る直前にシアン画像の熱記録が終了される。なお、
シアン感熱発色層26は、感熱発色するに必要な熱エネ
ルギーがかなり高く、通常の保管状態では発色すること
はないので、このシアン感熱発色層26に対しては光定
着が省略されている。
【0018】本発明の別の実施例を示す図5において、
カラー感熱記録材料13は、サーマルヘッド31の左右
に設けられたキャプスタンローラ32,33とピンチロ
ーラ34,35とでニップされて矢線で示す副走査方向
に移動される。また、キャプスタンローラ32,33と
ピンチローラ34,35の外側にはカラー感熱記録材料
13を支持して搬送するためのベルト36,37が設け
られている。そして、ベルト36,37の各上方にはイ
エロー用光定着器16,マゼンタ用光定着器17が取り
付けられ、これらとカラー感熱記録材料13との間に
は、クロスしたワイヤ22,23がそれぞれカラー感熱
記録材料13の搬送方向に対して斜めに取り付けられて
いる。キャプスタンローラ32,33及びベルト36,
37の駆動ローラ38,39は、サーマルヘッド31の
下方に設けられたプラテンドラム40とともにモータ4
1によって回転駆動される。
カラー感熱記録材料13は、サーマルヘッド31の左右
に設けられたキャプスタンローラ32,33とピンチロ
ーラ34,35とでニップされて矢線で示す副走査方向
に移動される。また、キャプスタンローラ32,33と
ピンチローラ34,35の外側にはカラー感熱記録材料
13を支持して搬送するためのベルト36,37が設け
られている。そして、ベルト36,37の各上方にはイ
エロー用光定着器16,マゼンタ用光定着器17が取り
付けられ、これらとカラー感熱記録材料13との間に
は、クロスしたワイヤ22,23がそれぞれカラー感熱
記録材料13の搬送方向に対して斜めに取り付けられて
いる。キャプスタンローラ32,33及びベルト36,
37の駆動ローラ38,39は、サーマルヘッド31の
下方に設けられたプラテンドラム40とともにモータ4
1によって回転駆動される。
【0019】カラー感熱記録材料13が矢線方向に移動
する際には、イエロー用光定着器16が点灯され、矢線
と反対方向に移動する際には、マゼンタ用光定着器17
が点灯されて熱記録された各々の感熱発色層を光定着す
る。この時、カラー感熱記録材料13は移動中に浮動し
やすく、特にその端部はイエロー用光定着器16,マゼ
ンタ用光定着器17の発熱温度の影響によりカールしや
すくなっているが、ワイヤ22,23によりカラー感熱
記録材料13はイエロー用光定着器16,マゼンタ用光
定着器17に所定距離以上に接近することがなく、カラ
ー感熱記録材料13がイエロー用光定着器16,マゼン
タ用光定着器17の熱で記録されてしまうことが回避さ
れる。
する際には、イエロー用光定着器16が点灯され、矢線
と反対方向に移動する際には、マゼンタ用光定着器17
が点灯されて熱記録された各々の感熱発色層を光定着す
る。この時、カラー感熱記録材料13は移動中に浮動し
やすく、特にその端部はイエロー用光定着器16,マゼ
ンタ用光定着器17の発熱温度の影響によりカールしや
すくなっているが、ワイヤ22,23によりカラー感熱
記録材料13はイエロー用光定着器16,マゼンタ用光
定着器17に所定距離以上に接近することがなく、カラ
ー感熱記録材料13がイエロー用光定着器16,マゼン
タ用光定着器17の熱で記録されてしまうことが回避さ
れる。
【0020】上記実施例は、サーマルヘッド又は記録紙
を副走査方向に相対移動して記録するラインプリンタで
あるが、本発明は二次元に相対移動して記録するシリア
ルプリンタに対しても適用することができる。このシリ
アルプリンタでは、発熱素子が主走査方向に配列され、
熱記録時に副走査方向に移動するサーマルヘッドが用い
られ、そして記録紙は主走査方向に移動する。
を副走査方向に相対移動して記録するラインプリンタで
あるが、本発明は二次元に相対移動して記録するシリア
ルプリンタに対しても適用することができる。このシリ
アルプリンタでは、発熱素子が主走査方向に配列され、
熱記録時に副走査方向に移動するサーマルヘッドが用い
られ、そして記録紙は主走査方向に移動する。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のサ
ーマルプリンタによれば、定着用の紫外線ランプと感熱
記録材料との間にワイヤ状部材を張ったので、感熱記録
材料が浮動しても感熱記録材料が紫外線ランプに接触す
ることを防止し、感熱記録材料が過剰に定着されること
を防止することができる。また、ワイヤ状部材を感熱記
録材料の移動方向に対して斜めに配置したので、ワイヤ
状部材が紫外線を遮って未定着部分を生じるさせること
もない。また、感熱記録材料の浮動を抑え、感熱記録材
料と紫外線ランプとの距離をほぼ一定に保つことができ
るので、均一な光定着を行うことができる。
ーマルプリンタによれば、定着用の紫外線ランプと感熱
記録材料との間にワイヤ状部材を張ったので、感熱記録
材料が浮動しても感熱記録材料が紫外線ランプに接触す
ることを防止し、感熱記録材料が過剰に定着されること
を防止することができる。また、ワイヤ状部材を感熱記
録材料の移動方向に対して斜めに配置したので、ワイヤ
状部材が紫外線を遮って未定着部分を生じるさせること
もない。また、感熱記録材料の浮動を抑え、感熱記録材
料と紫外線ランプとの距離をほぼ一定に保つことができ
るので、均一な光定着を行うことができる。
【図1】サーマルプリンタの概略を示す説明図である。
【図2】サーマルプリンタの平面図である。
【図3】カラー感熱記録材料の層構造を示す説明図であ
る。
る。
【図4】カラー感熱記録材料の発色特性を示すグラフで
ある。
ある。
【図5】本発明の別の実施例を示す概略図である。
10,40 プラテンドラム 13 カラー感熱記録材料 15,31 サーマルヘッド 16 イエロー用光定着器 17 マゼンタ用光定着器 22,23 ワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 感熱記録材料の感熱発色層に熱記録して
から、定着用光源からの電磁線を照射して定着するサー
マルプリンタにおいて、前記定着用光源と感熱記録材料
との間に、感熱記録材料の移動方向に対して斜めにワイ
ヤ状部材を張ったことを特徴とするサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219227A JPH0538824A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219227A JPH0538824A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | サーマルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538824A true JPH0538824A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16732196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3219227A Pending JPH0538824A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538824A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5424761A (en) * | 1992-03-12 | 1995-06-13 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Cover member for an optical fixing lamp |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3219227A patent/JPH0538824A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5424761A (en) * | 1992-03-12 | 1995-06-13 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Cover member for an optical fixing lamp |
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