JPH04220360A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH04220360A
JPH04220360A JP41241490A JP41241490A JPH04220360A JP H04220360 A JPH04220360 A JP H04220360A JP 41241490 A JP41241490 A JP 41241490A JP 41241490 A JP41241490 A JP 41241490A JP H04220360 A JPH04220360 A JP H04220360A
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JP
Japan
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color
heating
bias
thermal
gradation
Prior art date
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JP41241490A
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English (en)
Inventor
Nobuo Katsuma
伸雄 勝間
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー感熱プリンタに
用いられるサーマルヘッドに関し、更に詳しくは2種類
の発熱部を設けてバイアス加熱と階調表現とを別個に行
うようにしたサーマルヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱プリンタは、サーマルヘッド
をカラー感熱記録材料に接触させ、3色順次熱記録によ
ってフルカラーの画像をカラー感熱記録材料に記録する
。カラー感熱記録材料としては、例えば特開昭61ー2
13169号に記載されているように、マゼンタ感熱発
色層,シアン感熱発色層,イエロー感熱発色層が支持体
上に順次層設されている。各感熱発色層を選択的に発色
させるために、各感熱発色層は発色に必要な熱エネルギ
ーが異なっており、深層の感熱発色層ほど高い熱エネル
ギーが必要である。また、次の感熱発色層を熱記録する
際に、その上にある熱記録済みの感熱発色層が再度熱記
録されないようにするために、熱記録済みの感熱発色層
に特有な電磁波を照射して光定着を行う。
【0003】前記各感熱発色層を発色させるには、発色
直前の熱エネルギー(以下、これをバイアス熱エネルギ
ーという)に、所望の濃度に発色させるための熱エネル
ギー(以下、これを階調表現熱エネルギーという)を加
えた発色熱エネルギーが必要である。このバイアス熱エ
ネルギーは、前述したように、深層の感熱発色層ほど大
きな値となる。従来のサーマルヘッドは、ライン状をし
た1個の発熱部を備え、この発熱部はライン画素数に対
応した個数の発熱素子から構成されている。図12に示
すように、濃度レベルが「I」の画素を熱記録する場合
に、まず発熱素子を一定時間通電してバイアス熱エネル
ギーをカラー感熱記録材料に与える。次に、発熱素子に
I個のパルス電流を供給して、I個に分割した階調表現
熱エネルギーをカラー感熱記録材料に与える。例えば、
64階調を表現する場合には、最大で64個のバルス電
流が発熱素子に与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のサーマ
ルヘッドでは、1個の発熱部でバイアス加熱と階調表現
とを行うために、プリント時間が長くなるという問題が
あった。また、サーマルヘッドを駆動するための駆動デ
ータには、バイアス加熱のためのデータも含まれている
ため、データ転送に時間がかかる他に、回路が複雑とな
るという問題がある。
【0005】本発明は、プリント処理時間を短縮すると
ともに、駆動データのビット数を小さくすることができ
るようにしたサーマルヘッドを提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーマルヘッドは、階調表現用の発熱部の
他に、バイアス加熱用の発熱部を設けたものである。こ
のバイアス加熱用発熱部は、バイアス熱エネルギーに応
じたバイアス信号で駆動され、他方各階調表現用発熱部
は階調表現熱エネルギーに応じた駆動データで駆動され
る。前記階調表現用発熱部はライン状に配列した複数の
発熱素子から構成され、これに近接してライン状をした
1本の発熱素子からなるバイアス加熱用発熱部が平行に
配置される。また、これらの2種類の発熱部を積層配置
してもよい。
【0007】
【実施例】図1において、プラテンドラム10は、その
外周にカラー感熱記録材料11を保持し、熱記録時にパ
ルスモータ(図示せず)によって回転される。このプラ
テンドラム10にクランプ部材12が取り付けられてお
り、カラー感熱記録材料11の少なくとも1ケ所例えば
先端をプラテンドラム10に固定する。クランプ部材1
2はコ字形をしており、両端部に設けた長穴12a,1
2bが、プラテンドラム軸15,ガイドピン16にそれ
ぞれ嵌合している。このクランプ部材12は、通常はス
プリング17によってプラテンドラム10に圧接してお
り、カラー感熱記録材料11のクランプ時又はクランプ
解除時に、ソレノイド18によってプラテンドラム10
から離れる方向に移動される。
【0008】前記プラテンドラム10の外周には、サー
マルヘッド20と、光定着器21とが設けられている。 サーマルヘッド20には、画素の発色濃度に応じた階調
表現熱エネルギーを発生する階調表現用発熱部22と、
一定のバイアス熱エネルギーを発生するバイアス加熱用
発熱部23とが設けられている。光定着器21は、図2
の実線で示すように、ほぼ365nmと420nmに発
光ピークを持った棒状の紫外線ランプ24と、点線で示
すような透過特性を持ったカットフイルタ25とから構
成されている。このカットフイルタ25は、ソレノイド
等によって紫外線ランプ24の前に入れられたときに、
ほぼ420nm付近の近紫外線を透過する。給排紙通路
27には、搬送ローラ対28が配置されており、これを
通ってカラー感熱記録材料11が搬送される。また、給
排紙通路27のプラテンドラム側には、排紙時にカラー
感熱記録材料11の後端を給排紙通路27に案内するた
めの分離爪29が設けられている。この実施例では、1
つの通路が給紙通路と排紙通路に兼用されているが、こ
れらは別個に設けてもよい。
【0009】図3はカラー感熱記録材料の一例を示すも
のである。支持体32の上に、シアン感熱発色層33,
マゼンタ感熱発色層34,イエロー感熱発色層35,保
護層36が順次層設されている。これらの各感熱発色層
33〜35は、熱記録される順番に表面から層設されて
いるが、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱
記録する場合には、イエロー感熱発色層35とマゼンタ
感熱発色層34との位置が入れ換えられる。前記支持体
32としては、不透明なコート紙又はプラスチックフイ
ルムが用いられ、そしてOHPシートを作製する場合に
は、透明なプラスチックフイルムが用いられる。シアン
感熱発色層33は、電子供与性染料前駆体と電子受容性
化合物を主成分として含有し、加熱されたときにシアン
に発色する。マゼンタ感熱発色層34としては、最大吸
収波長が約365nmであるジアゾニウム塩化合物と、
これに熱反応してマゼンタに発色するカプラーとを含有
している。このマゼンタ感熱発色層34は、熱記録後に
365nm付近の紫外線を照射するとジアゾニウム塩化
合物が光分解して発色能力が失われる。イエロー感熱発
色層35は、最大吸収波長が約420nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これと熱反応してイエローに発色す
るカプラーとを含有している。このイエロー感熱発色層
35は420nmの近紫外線を照射すると光定着して発
色能力が失われる。
【0010】図4は各感熱発色層33〜35の発色特性
を示すものである。この実施例のカラー感熱記録材料1
1は、イエロー感熱発色層35の発色熱エネルギーが最
も低く、シアン感熱発色層33の発色熱エネルギーが最
も高い。イエローYの画素を熱記録する場合には、バイ
アス熱エネルギーBYに階調表現熱エネルギーGYI 
を加えた発色熱エネルギーがカラー感熱記録材料11に
与えられる。このバイアス熱エネルギーBYは、イエロ
ー感熱記録層35が発色する直前の熱エネルギーであり
、これは一定な値である。階調表現熱エネルギーGYI
 は、記録すべき画素の発色濃度のレベルIに応じて決
められる。なお、マゼンタM及びシアンCも同様である
ので、符号のみを付してある。
【0011】図5は、カラー感熱プリンタの電気回路を
示すものである。画像データ入力部40は、カラースキ
ャナーやカラーTVカメラ等で構成され、赤色,緑色,
青色の三色の画像データをデータ処理部41に送る。こ
のデータ処理部41は、各色の画像データに対して色補
正や階調補正等を行う。画像処理された各色の画像デー
タは、フレームメモリ42に送られ、色毎に分離された
状態で記憶される。熱記録時には、フレームメモリ42
から、プリントすべき色の画像データが1ラインずつ読
み出されてラインメモリ43に書き込まれる。このライ
ンメモリ43から読み出した1ライン分の画像データは
、駆動データ発生部44に送られ、各画素毎に階調表現
熱エネルギーを発生するための駆動データに変換される
。また、駆動データ発生部44は、熱記録すべき色に応
じて決められたバイアス信号を発生する。これらの駆動
データとバイアス信号は、ヘッド駆動部45に送られる
。このヘッド駆動部45は、階調表現用発熱部22とバ
イアス加熱用発熱部23とを駆動する。なお、コントロ
ーラ46は各部をシーケンス制御する。
【0012】図6は、ヘッド駆動部の一例を示すもので
ある。駆動データは、画素数と階調ステップに応じた個
数のパルス列からなり、例えば256画素,64階調の
場合には1ラインの駆動パルス列は256×64個のパ
ルスから構成されている。1ライン分の駆動データは次
のようにして作られる。まず、第1番目の階調を示すデ
ータと画像データとを比較し、その画素を駆動するかど
うかを判断し、駆動するならば「1」とし、駆動しない
ならば「0」とする。この比較を1ラインの全ての画素
について行い、画像データをシリアルな駆動データに変
換する。このシリアルな駆動データは、クロック信号に
よってシフトレジスタ50に送られ、パラレル信号に変
換される。シフトレジスタ50でパラレル信号に変換さ
れた駆動データは、ラッチ信号によってラッチ回路51
にラッチされる。ANDゲート52は、ストローブ信号
が入力されたときに、ラッチされた信号が「1」の場合
に、「H」の信号を出力する。このANDゲート52の
各出力端子には、トランジスタ53a〜53nがそれぞ
れ接続されており、出力信号が「H」の場合にトランジ
スタがONする。これらのトランジスタ53a〜53n
には、抵抗素子54a〜54nが直列に接続されており
、これらの抵抗素子54a〜54nは発熱素子として機
能する。
【0013】次に、第2番目の階調を示すデータと、各
画素の画像データを比較し、前述したように駆動データ
に変換する。この駆動データに応じて各抵抗素子54a
〜54nを選択的に発熱させる。このように64階調の
場合には、1ライン分の駆動データが64回に分けて読
み出され、64回のストローブ信号により、各抵抗素子
54a〜54nが選択的に駆動され、64階調の画像が
表現される。なお、各抵抗素子54a〜54nは、実際
には連続した1本の抵抗素子54であるが、等価的に個
々の抵抗素子として表してある。トランジスタ55に、
バイアス加熱用発熱素子として用いられる抵抗素子56
が接続されており、トランジスタ55がONしたときに
抵抗素子56が通電され、バイアス熱エネルギーを発生
する。図7には、各部に供給される信号の波形が示され
ている。
【0014】図8はサーマルヘッドの構造を示すもので
ある。サーマルヘッド20は、ヘッド本体60上に基板
61が取り付けられており、これに階調表現用発熱部2
2とバイアス加熱用発熱部23とが形成されている。こ
れらの発熱部22,23は、抵抗素子54,56の上に
、絶縁性を有する保護層62,63がそれぞれ形成され
ている。
【0015】図9において、バイアス加熱用抵抗素子5
6の両側部に、+側電極66と、−側電極67がそれぞ
れ一部重なった状態で形成されている。また、+側電極
66から複数の電極片66aが伸びており、この一定ピ
ッチで配置された電極片66aが階調表現用抵抗素子5
4を横切っている。隣接する2個の電極片66aの間に
、ヘッド駆動部45に接続された電極片68が配置され
ている。1個の電極片68がトランジスタによって接地
されると、その両側にある2個の電極片66aから電極
片68に向けて電流が流れる。したがって、電極66a
,68で区画された2個の領域が同時に発熱することに
なる。
【0016】次に、上記実施例の作用について簡単に説
明する。熱記録に際しては、画像データ入力部40から
入力された各色の画像データは、画像処理部41で画像
処理されてからフレームメモリ42に色毎に分離された
状態で書き込まれる。給紙時には、クランプ部材12が
図1において垂直となった状態でプラテンドラム10が
停止している。ソレノイド18が通電されると、クラン
プ部材12がクランプ解除位置にセットされる。搬送ロ
ーラ対28は、カセット(図示せず)から供給されたカ
ラー感熱記録材料11をニップしてプラテンドラム10
に向けて搬送する。この搬送ローラ対28は、カラー感
熱記録材料11の先端がプラテンドラム10とクランプ
部材12との間に入り込んだときにいったん停止する。 その後、ソレノイド18がOFFすると、クランプ部材
12はスプリング17によって戻され、カラー感熱記録
材料11の先端をクランプする。このクランプ後に、プ
ラテンドラム10と搬送ローラ対28とが回転するから
、カラー感熱記録材料11がプラテンドラム10の外周
に巻き付けられる。
【0017】プラテンドラム10が一定ステップずつ間
欠回転して、カラー感熱記録材料11の記録エリアの先
端がサーマルヘッド20に達すると熱記録が開始される
。この熱記録に際しては、フレームメモリ42からイエ
ロー画像の画像データが1ライン分読み出されていった
んラインメモリ43に書き込まれる。次に、ラインメモ
リ43から画像データを読み出し、これを駆動データ発
生部44に送る。この駆動データ発生部44は、図7に
示すような信号を発生してヘッド駆動部45に送る。 このヘッド駆動部45は、図10に示すようにバイアス
加熱用抵抗素子56を一定時間通電して、バイアス熱エ
ネルギーBYをカラー感熱記録材料11に与える。また
、ヘッド駆動部45は、画像データに応じた個数のパル
ス電流を階調表現用抵抗素子54a〜54nに供給し、
カラー感熱記録材料11に階調表現熱エネルギーGYI
 を与えて所望の濃度に発色させる。例えば、64階調
の場合には、最大濃度の画素に対しては、64個のパル
ス電流が抵抗素子例えば64aに供給され、そして発色
しない画素の抵抗素子に対してはパルス電流が与えられ
ない。イエロー画像の第1ラインが記録されると、プラ
テンローラ10が1画素分ステップ回転し、これととも
にフレームメモリ42からイエロー画像の第2ラインの
画像データが読み出される。以下、同様にしてイエロー
画像の第2ライン目以降がカラー感熱記録材料11に熱
記録される。
【0018】イエロー画像が熱記録された部分が光定着
器21に達すると、ここでイエロー感熱発色層35が光
定着される。この光定着器21は、カットフイルタ25
が紫外線ランプ24の前にセットされているから、42
0nm付近の近紫外線がカラー感熱記録材料11に照射
される。これにより、イエロー感熱記録材料11に含有
されたジアゾニウム塩化合物が分解して発色能力が消失
する。
【0019】プラテンドラム10が1回転して記録エリ
アが再びサーマルヘッド20の位置にくると、マゼンタ
画像が1ラインずつマゼンタ感熱発色層34に記録され
る。このマゼンタ画像の熱プリント時には、バイアス加
熱用発熱部23によってバイアス熱エネルギーBMがカ
ラー感熱記録材料11に与えられ、そして階調表現用発
熱部22の各抵抗素子54a〜54nによって、画像デ
ータに応じた階調表現熱エネルギーGMI がカラー感
熱記録材料11に与える。このマゼンタ画像の発色熱エ
ネルギーは、イエロー画像の発色熱エネルギーよりも大
きいが、イエロー感熱発色層35は既に光定着されてい
るので、このイエロー感熱発色層35が発色することは
ない。マゼンタ画像を記録したカラー感熱記録材料11
は、前述したように定着器21で光定着される。この場
合には、カットフイルタ25が紫外線ランプ24の前か
ら退避しているので、紫外線ランプ24から放射された
全ての電磁波がカラー感熱記録材料11に照射される。 この電磁波のうち、365nm付近の紫外線によってマ
ゼンタ感熱発色層34が光定着される。
【0020】プラテンドラム10が更に1回転して記録
エリアが再びサーマルヘッド20の位置にくると、シア
ン画像が1ラインずつシアン感熱発色層33に記録され
る。この場合にバイアス加熱用発熱部23によってバイ
アス熱エネルギーBCがカラー感熱記録材料11に与え
られ、そして階調表現用発熱部22によって階調表現熱
エネルギーGCI がカラー感熱記録材料11に与えら
れる。このシアン感熱発色層33は、発色熱エネルギー
が通常の保管状態では発色することはない値になってい
るので、シアン感熱発色層33に対しては光定着性が与
えられていない。そこで、シアン感熱発色層33の熱記
録では、光定着器21がOFF状態にされる。
【0021】イエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像
の熱記録が終了した後に、プラテンドラム10と搬送ロ
ーラ対28とが逆転する。このプラテンドラム10の逆
転により、カラー感熱記録材料11の後端が分離爪29
によって給排紙通路27に案内され、そして搬送ローラ
対28にニップされる。この後にプラテンドラム10が
給紙位置に達すると、ソレノイド18が通電されるとと
もに、プラテンドラム10が停止する。ソレノイド18
の通電により、クランプ部材12がスプリング17に抗
して移動するから、カラー感熱記録材料11の先端のク
ランプが解除される。これにより、熱記録済みカラー感
熱記録材料11は、給排紙通路27を経てトレイに排出
される。
【0022】前記バイアス加熱用発熱部23と、階調表
現用発熱部22とは、できるだけ近接して配置し、同じ
部分を加熱するのがよい。しかし、電極66の配置等に
よって、2つの発熱部22,23の間隔が大きくなる場
合には、バイアス加熱後にプラテンドラム10を回転さ
せ、バイアス発熱部23でバイアス加熱させた部分を階
調表現用発熱部22に対面させる。こうすると、高階調
のカラー感熱プリンタでは、発色濃度が高い画素を記録
している間にバイアス加熱の熱が失われてしまうので、
充分なバイアス効果を得ることができい。図11に示す
実施例では、バイアス加熱を効果的に行うために、バイ
アス加熱用抵抗素子70と、階調表現用抵抗素子71と
が積層されている。なお、符号72,73は絶縁性を有
する保護層であり、符号74は基板である。
【0023】前記実施例では、バイアス加熱を一定時間
行っているが、ANDゲート52の出力端子にORゲー
トを接続し、このORゲートの出力信号でトランジスタ
55のON・OFF制御を行ってもよい。こうすると、
1ラインの最大発色濃度に応じた時間だけバイアス加熱
が行われる。また、バイアス加熱は、熱記録中に連続し
て行ってもよい。更にまた、バイアス加熱用抵抗素子を
画素毎に設け、対応する画素の抵抗素子と同時にON・
OFF制御をしてもよい。こうすると、発色濃度に応じ
た時間だけバイアス加熱を与えることができる。
【0024】
【発明の効果】上記構成を有する本発明は、階調表現用
発熱部とバイアス用発熱部とを設け、バイアス加熱と階
調表現加熱とを別個に行うようにしたから、従来のサー
マルヘッドを用いた場合に比べて、短時間で熱記録を行
うことができる。また、バイアス加熱のデータが駆動デ
ータに含まれていないため、駆動データのビット数が少
なくなる。したがって、駆動データの転送時間が短くな
るとともに、駆動データの発生回路が簡単となる。また
、階調表現加熱とともにバイアス加熱を行うことができ
るから、階調表現加熱が終了する前にバイアス加熱の熱
が失われることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッドを用いたカラー感熱プ
リンタの概略図である。
【図2】光定着器の紫外線ランプとカットフイルタの特
性を示すグラフである。
【図3】カラー感熱記録材料の層構造を示す説明図であ
る。
【図4】各感熱発色層の発色特性を示すグラフである。
【図5】カラー感熱プリンタの電気構成を示すブロック
図である。
【図6】ヘッド駆動部及び発熱部を示す回路図である。
【図7】ヘッド駆動部に供給される各信号の波形図であ
る。
【図8】本発明のサーマルヘッドの模式的断面図である
【図9】基板の平面図である。
【図10】バイアス加熱用抵抗素子と階調表現用抵抗素
子の通電状態を示す説明図である。
【図11】バイアス加熱用発熱部と階調表現用発熱部の
別の実施例を示すサーマルヘッドの断面図である。
【図12】従来のサーマルヘッドの発熱状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
11  カラー感熱記録材料 20  サーマルヘッド 21  光定着器 22  階調表現用発熱部 23  バイアス加熱用発熱部 54  階調表現用抵抗素子 56  バイアス加熱用抵抗素子 70  バイアス加熱用抵抗素子 71  階調表現用抵抗素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  階調表現用の発熱部とバイアス加熱用
    の発熱部とを設けたことを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】  複数の発熱素子をライン状に配置した
    階調表現用発熱部と、1個の発熱素子をライン状に配置
    したバイアス加熱用発熱部とを絶縁層を介して積層した
    ことを特徴とするサーマルヘッド。
JP41241490A 1990-12-20 1990-12-20 サーマルヘッド Pending JPH04220360A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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