JP2942680B2 - カラー感熱記録方法 - Google Patents

カラー感熱記録方法

Info

Publication number
JP2942680B2
JP2942680B2 JP29544492A JP29544492A JP2942680B2 JP 2942680 B2 JP2942680 B2 JP 2942680B2 JP 29544492 A JP29544492 A JP 29544492A JP 29544492 A JP29544492 A JP 29544492A JP 2942680 B2 JP2942680 B2 JP 2942680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
coloring layer
pulse
thermosensitive
recording material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29544492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06143643A (ja
Inventor
秀幸 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP29544492A priority Critical patent/JP2942680B2/ja
Priority to US08/145,107 priority patent/US5587732A/en
Publication of JPH06143643A publication Critical patent/JPH06143643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2942680B2 publication Critical patent/JP2942680B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/34Multicolour thermography
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0021Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation
    • B41J11/00214Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation using UV radiation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー感熱記録方法に
関し、更に詳しくは2種類の感熱発色層が同時に発色し
ないように改良したカラー感熱記録方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドで多色画像を直接に記録
することができるカラー感熱記録材料が従来から知られ
ている(例えば、特開昭61ー213169号)。ま
た、本出願人は、図10に示すように、支持体2上に、
シアン感熱発色層3,マゼンタ感熱発色層4,イエロー
感熱発色層5,保護層6を順次層設したカラー感熱記録
材料7を提案している(特願平2ー89384号)。こ
のカラー感熱記録材料7は、図6に示すように、最上層
であるイエロー感熱発色層5は熱記録感度が最も高く、
最下層であるシアン感熱発色層3の熱記録感度が最も低
い。
【0003】前記シアン感熱発色層3は、電子供与性染
料前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加
熱されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層
4としては、例えば最大吸収波長が365nmのジアゾ
ニウム塩化合物と、これに熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
4は、熱記録後に365nmの紫外線を照射するとジア
ゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われる。イ
エロー感熱発色層5は、例えば最大吸収波長が420n
mのジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応してイエロ
ーに発色するカプラーとを含有している。このイエロー
感熱発色層5は420nmの近紫外線を照射すると光定
着して発色能力が失われる。
【0004】カラー感熱記録材料7に多色画像を熱記録
する場合には、複数の発熱素子をライン状に配列したサ
ーマルヘッドが用いられ、サーマルヘッドとカラー感熱
記録材料7とを相対的に移動しながら、まずサーマルヘ
ッドで第1層であるイエロー感熱発色層5を熱記録す
る。この熱記録中に、サーマルヘッドの各発熱素子は、
例えば特開平3ー221468号公報に記載されている
ように、発色温度近くまで温度上昇させるための幅広い
バイアス用パルスと、原画の画素濃度に応じて通電時間
を変えるための幅狭の複数の階調パルスとで駆動され、
所望の濃度を持ったドットを画素に記録する。イエロー
画像の熱記録後に、420nmの近紫外線を照射してイ
エロー画像を光定着する。次に、第2層であるマゼンタ
感熱発色層4に、イエロー感熱発色層5よりも高い熱エ
ネルギーを与えて、マゼンタ感熱発色層4を熱記録して
から、365nmの紫外線を照射してマゼンタ画像を光
定着する。最後に、最も大きい熱エネルギーを用いて第
3層であるシアン感熱発色層3を熱記録する。
【0005】実際は各感熱発色層の間に、中間層が形成
されているが、この中間層の厚みを大きくすると感度が
低下して実用上問題があるが、特性曲線の重複を避ける
ことが可能である。このような重なりのないカラー感熱
記録材料は、例えば特願平2ー134303号で提案さ
れている。このカラー感熱記録材料では、イエロー感熱
発色層(第3の感熱記録層)のみが発色可能な熱をサー
マルヘッドで加えて該層に含有されているジアゾニウム
塩化合物とカプラーとを発色させる。第3の感熱発色層
の熱記録後に光定着してから、マゼンタ感熱発色層(第
2の感熱発色層)が発色可能で、かつシアン感熱発色層
(第1の感熱発色層)は発色しないような熱を加える。
この第2の感熱発色層の光定着後に、第1の感熱発色層
を加熱して発色させる。次の条件でサーマルヘッドを駆
動することにより、イエロー,マゼンタ,シアンの中間
調画像を混色を招くことなく、独立して記録することが
できた。 サーマルヘッド:印字エネルギーが0.5W/ドット
(京セラ製) 画素密度:8本/mm サーマルヘッドの駆動パルス:一定電圧で、通電時間が
階調レベルに応じて、0.2msで変化した1個のパル
ス イエロー:0.4〜2.0ms マゼンタ:2.4〜4.0ms シアン :4.4〜6.0ms
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特性曲線が色間で一部
重複しているカラー感熱記録材料を使用したときに、各
層に対応した色がそれぞれ所望の濃度にまで記録するこ
とができ、しかも特性曲線の一部が重なっている他の層
の色の発色をできるだけ抑制することができるカラー感
熱記録方法を提供することである。すなわち、本発明に
用いられるカラー感熱記録材料では、図6の特性曲線か
ら分るように、発色熱エネルギーの領域EAでは、イエ
ロー感熱発色層5の高濃度域と、マゼンタ感熱発色層4
の低濃度域とが重複している。このために、高濃度のイ
エロー画像を記録した場合に、この熱エネルギーでマゼ
ンタ感熱発色層4も同時に発色してしまい(図10参
照)、イエローとマゼンタの混色が生じて本来の色調を
再現することができなくなる。また、領域EBでは、マ
ゼンタ感熱発色層4の高濃度域と、シアン感熱発色層3
の低濃度域とが重複しているから、やはり同じ問題が発
生する。そこで、イエロー感熱発色層5と、マゼンタ感
熱発色層4の熱記録では、各感熱発色層のすぐ下にある
感熱発色層が発色しない範囲内の熱エネルギーを用いる
と、高濃度の画像を記録することができなかったり、図
11に示すように、1個の発熱素子によって発色される
発色部8が発熱素子のサイズ9より小さくなってドット
周辺の白抜けが生じることがあった。
【0007】これを解決するため、ヘッド温度のピーク
をM回に分けることが考えられるが、N階調の印画を行
うためには、M×N回の階調パルスを発生させ、トータ
ルの印加エネルギーを1/Mの時とほぼ同じにするため
に各階調パルスの幅を1/Mにし、さらに、従来と同じ
速度でプリントするためにはM倍の高速処理を行う必要
がある。しかし、このような高速・高精度の制御は、実
際には極めて困難であり、実現の可能性が低い。また、
ヘッドの印加電圧を下げて階調パルスの幅を長くするこ
とが考えられるが、1ラインあたりの印画時間が長くな
るという欠点が生じる。
【0008】本発明は、上層の感熱発色層を高濃度に発
色させても、プリント速度を低下させることなく、下層
にある別の感熱発色層が、余剰熱エネルギーで同時に発
色するのを抑えるようにしたカラー感熱記録方法を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、混色を生じな
い低い熱エネルギーで、サーマルヘッドとカラー感熱記
録材料とが連続的に相対移動する間に、熱記録を複数回
行うようにしたものであり、この複数回の熱記録は、サ
ーマルヘッドを駆動するパルス群を、バイアスパルスの
幅を複数等分するとともに、この等分数に対応して各階
調パルスの幅及び総合計数を変更することなく複数に配
分し、サーマルヘッドを続けて駆動することにより行わ
れる。また、前記パルス群の各々は、中間部にバイアス
パルスを配し、この前後に階調パルスを配したものとす
ることができる。
【0010】
【実施例】図2において、プラテンドラム10は、その
外周にカラー感熱記録材料7を保持し、熱記録時にパル
スモータ12によりベルト13を介して矢線方向に回転
される。このプラテンドラム10にクランプ部材14が
取り付けられており、カラー感熱記録材料7の少なくと
も1ケ所例えば先端をプラテンドラム10に固定する。
パルスモータ12の回転力はベルト13を介してプラテ
ンドラム10に伝達されているため、パルスモータ12
はステップ回転しているが、プラテンドラム10はほぼ
等速回転する。
【0011】前記プラテンドラム10の外周には、図4
に示すように、多数の発熱素子18をライン状に配列し
たサーマルヘッド20と、光定着器21とが設けられて
いる。光定着器21は、図3の実線で示すように、ほぼ
365nmと420nmに発光ピークを持った棒状の紫
外線ランプ22と、点線で示すような透過特性を持った
カットフイルタ23とから構成されている。このカット
フイルタ23は、ソレノイド等によって紫外線ランプ2
2の前に入れられたときに、ほぼ400nmより短波長
の近紫外線をカットし、400nm以上の近紫外線を透
過する。給排紙通路24には、搬送ローラ対25が配置
されており、これを通ってカラー感熱記録材料7が搬送
される。また、給排紙通路24のプラテンドラム側に
は、排紙時にカラー感熱記録材料7の後端を給排紙通路
24に案内するための分離爪26が設けられている。こ
の実施例では、1つの通路が給紙通路と排紙通路に兼用
されているが、これらは別個に設けてもよい。
【0012】図5はサーマルヘッドの駆動回路を示すも
のである。フレームメモリ30には、1フレーム分の画
像データが書き込まれている。熱記録に際しては、画素
の副走査方向での位置をNとすると、まず「N=1」と
なる第1ラインの画像データがフレームメモリ30から
読み出されてラインメモリ31に書き込まれる。主走査
方向での画素位置を「i」とすると、ラインメモリ31
に書き込まれたn個の画像データAi は、順番に読み出
されてコンパレータ32に送られる。このコンパレータ
32は、各画素の画像データAi と、制御回路33から
出力された階調データBとを比較し、画像データAi
階調データBと同じか大きい場合に「1」の駆動データ
を出力し、そうでない場合に「0」の駆動データを発生
する。
【0013】前記制御回路33は、例えば16階調の場
合に、図1に示すように、モータ駆動パルスの4パルス
でプラテンドラム10が1ライン分回転される間に、4
ビットの階調データ「0」〜「15」を奇数と偶数とに
分け、かつ階調データ「0」は一定間隔で2回発生し
て、「0」,「1」,「3」,「5」・・・「13」,
「15」,「0」,「2」,「4」,・・・「12」,
「14」のように順番に発生する。制御回路33は、ま
ず「0」の階調データを発生してコンパレータ32に送
る。このコンパレータ32は、「i=1」の第1番目の
画素の画像データA1 と比較し、「1」又は「0」の駆
動データを発生する。次に、ラインメモリ31から読み
出した「i=2」の第2番目の画素の画像データA2
比較して駆動データを発生する。以下、同様にして第n
番目の画素の画像データの比較が行なわれる。
【0014】前記コンパレータ32は、1ライン分のシ
リアルな駆動データを出力し、これをシフトレジスタ3
4に送る。このシリアルな駆動データは、クロックによ
ってシフトレジスタ34内でシフトされて、n個のパラ
レルな駆動データに変換される。このn個の駆動データ
は、n個のラッチ回路からなるラッチアレイ35に送ら
れる。制御回路33は、ストロープ信号がゲートアレイ
36に供給中かどうかを確認し、そうでないと判定した
場合には、内蔵したタイマーをスタートさせる。これと
ともに、ラッチ信号を発生して各駆動データをラッチ回
路にラッチさせる。
【0015】前記ラッチアレイ35には、n個のゲート
回路からなるゲートアレイ36が接続されている。制御
回路33は、ラッチ信号の発生後に、ストローブ信号の
発生を開始し、これをゲートアレイ36に供給する。そ
して、階調データBが零以外の場合には、タイマーが階
調表現用単位通電時間TG を計時した時に、ストローブ
信号の発生を停止する。階調データBが「0」の場合に
は、タイマーがバイアス加熱用通電時間TB (TB >T
G )を計時した時に、ストローブ信号の発生を停止す
る。この通電時間TB は、1ライン中に必要なバイアス
加熱時間のほぼ1/2に設定され、1ライン中に2回発
熱素子に供給される。通電時間TG は、1ステップの階
調を表現するための階調表現加熱に用いられる。
【0016】前記ゲートアレイ36の各ゲート回路は、
駆動データが「1」のときに、ストローブ信号が入力さ
れる時間だけゲート回路が開き、駆動データが「0」の
ときは閉じている。各ゲート回路には、各トランジスタ
38a〜38nが直列に接続されており、開いているゲ
ート回路に接続されたトランジスタだけがONする。こ
れらのトランジスタ38a〜38nは、各発熱素子18
a〜18nを個別に駆動して発熱させる。
【0017】1ラインを構成するn個の画像データAi
の比較と通電が終了すると、制御回路33は、次の
「1」の階調データを発生してコンパレータ32に送
る。コンパレータ32は、再びn個の画像データAi
順番に比較してシリアルな駆動データを発生し、そして
前述した手順によって各発熱素子18a〜18nを個別
に駆動する。以後は2ずつ大きくしてこれを繰り返すこ
とで階調データが「15」となるが、その次には「0」
を発生し、以後は2づつ大きくして「14」まで繰り返
す。このようにして「0」〜「15」の階調データを用
いることにより、n個の画像データが16回比較され、
16組のシリアルな駆動データに変換される。この後
は、「N=2」となる第2ラインの画像データがライン
メモリ32に書き込まれ、前述した手順が繰り返され
る。
【0018】なお、図1に示したT1 は1画素の熱記録
に要する時間であり、熱記録感度が高いものほど短く設
定される。Rは冷却時間であり、階調レベルによって異
なり、熱記録感度が高い感熱発色層ほど短くてよい。
【0019】次に、上記実施例の作用を説明する。給紙
時には、プラテンドラム10は、クランプ部材14が図
2においてほぼ垂直となった状態で停止しており、クラ
ンプ部材14がクランプ解除位置にセットされる。搬送
ローラ対25は、カセット(図示せず)から供給された
カラー感熱記録材料7をニップしてプラテンドラム10
に向けて搬送する。この搬送ローラ対25は、カラー感
熱記録材料7の先端がプラテンドラム10とクランプ部
材14との間に入り込んだときにいったん停止する。そ
の後、クランプ部材14によってカラー感熱記録材料7
の先端がクランプされ、プラテンドラム10と搬送ロー
ラ対25とが回転するから、カラー感熱記録材料7がプ
ラテンドラム10の外周に巻き付けられる。
【0020】プラテンドラム10がベルト13の緩衝効
果によって連続的に回転して、カラー感熱記録材料7の
記録エリアの先端がサーマルヘッド20に達すると、イ
エロー感熱発色層5に対する熱記録が開始される。ま
ず、第1ラインのn個の画像データAi がフレームメモ
リ30から読み出されてラインメモリ31に書き込まれ
る。次に、ラインメモリ31から各画素の画像データA
i を順番に読み出してコンパレータ32に送り、ここで
制御回路33からの階調データBと比較する。そして、
画像データAi が階調データBと同じか大きい値である
場合にはコンパレータ32の出力が「1」となり、それ
以外の場合には「0」となる。この各画素の比較結果
は、シリアルな駆動データとしてシフトレジスタ34に
送られ、ここでパラレルな駆動データに変換される。こ
のパラレルな駆動データは、ラッチ信号に同期してラッ
チアレイ35でラッチされ、そして「1」の駆動データ
が入力されているゲート回路にストローブ信号が入力さ
れている時間だけ開き、これに接続されたトランジスタ
をONする。これにより、トランジスタ38a〜38n
は、駆動データに応じて各発熱素子18a〜18nを選
択的に通電する。
【0021】各発熱素子18a〜18nは、プラテンド
ラム10が1ライン分連続的に回転される間に、発熱温
度のピークが2度になるように、図1に示した駆動パル
スによって加熱される。その結果、イエロー感熱発色層
5は、図7に示すように、副走査方向で1画素中の2箇
所が発色される。この2箇所の発色部40,41に与え
られた熱エネルギーは、それぞれマゼンタ感熱発色層5
を発色させない範囲であるから、図8に示すように、イ
エロー感熱発色層5のみが発色される。発色部40,4
1の各濃度は、対応する画像データの濃度より低いが、
これらが近接した2箇所に印字されるため、所定の観察
距離から見た場合には、所定の濃度に見える。第1ライ
ンの画素の熱記録が終了すると同時にプラテンドラム1
0が1ライン分回転されており、以下、同様の繰り返し
により、各ラインの画素が順次記録される。
【0022】イエロー画像を熱記録した部分が光定着器
21に達すると、ここでイエロー感熱発色層5が光定着
される。この光定着器21は、カットフイルタ23が紫
外線ランプ22の前にセットされているから、420n
m付近の近紫外線がカラー感熱記録材料7に照射され
る。これにより、イエロー感熱発色層5に残っていたジ
アゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が消失する。
【0023】プラテンドラム10が1回転してカラー感
熱記録材料7の記録エリアが再びサーマルヘッド20の
位置にくると、サーマルヘッド20は、前記イエロー感
熱発色層5の熱記録と同様に、マゼンタ感熱発色層4に
対する熱記録を行う。この時、イエロー感熱発色層5は
既に光定着されているので、このイエロー感熱発色層5
が発色することはない。
【0024】マゼンタ画像を熱記録した部分が定着器2
1に達すると、ここで光定着される。この場合には、カ
ットフイルタ23が紫外線ランプ22の前から退避して
いるので、紫外線ランプ22から放射された全ての電磁
線がカラー感熱記録材料7に照射される。この電磁線の
うち、365nm付近の紫外線によってマゼンタ感熱発
色層4が光定着される。このようにマゼンタ感熱発色層
4に対しても、発熱温度のピークを2度に分けて1画素
を熱記録するから、イエロー熱記録の場合と同様に、下
層にあるシアン感熱発色層3を発色させることなく、マ
ゼンタ感熱記録層4の熱記録を行うことができる。
【0025】プラテンドラム10が更に1回転して記録
エリアが再びサーマルヘッド20の位置にくると、シア
ン画像の熱記録が開始される。サーマルヘッド20は、
発色濃度に応じた熱エネルギーをカラー感熱記録材料7
に与え、シアン画像を1ラインずつシアン感熱発色層3
に熱記録する。このシアン感熱発色層3では、混色の問
題が発生しないが、ドット分離の問題が発生するので、
イエロー熱記録と同様に熱記録が行われる。また、光定
着器21がOFF状態であるため、光定着は行われな
い。
【0026】イエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像
の熱記録が終了した後に、プラテンドラム10と搬送ロ
ーラ対25とが逆転する。このプラテンドラム10の逆
転により、カラー感熱記録材料7の後端が分離爪26に
よって給排紙通路24に案内され、そして搬送ローラ対
25にニップされる。この後にプラテンドラム10が給
紙位置に達すると、プラテンドラム10が停止するとと
もに、クランプ部材14によるカラー感熱記録材料7の
先端のクランプが解除される。これにより、記録済みカ
ラー感熱記録材料7は、給排紙通路24を経てトレイに
排出される。
【0027】図9に示す発熱素子の駆動パルスは、2個
のバイアスパルスをそれぞれのパルス群の中間部で供給
するようにしたもので、4ビットの階調データ「0」〜
「15」を「15」,「11」,「7」,「3」,
「0」,「2」,「6」,「10」,「14」,「1
3」,「9」,「5」,「1」,「0」,「4」,
「8」,「12」の順序に発生させたものである。即
ち、コンパレータ32には、「B=15」から始まり、
「B=B−4」の手順で4個ずつ減算され、「B=−
1」となった時に「B=0」にされて、その後「B=
2」から「B=B+4」の手順で4個ずつ「B=14」
まで加算され、さらに1ラインの中間から「B=13」
から「「B=B−4」の手順で4個ずつ減算され、「B
=−3」となった時に「B=0」にされ、その後「B=
4」から「B=B+4」の手順で4個ずつ「B=12」
まで加算される階調データ(B)が出力される。これに
よって、各画素の階調が異なる場合にも、そのバイアス
パルスの通電時間TB の中心位置は、常に1画素の記録
時間T1 のそれぞれ1/4,3/4になる。したがっ
て、記録される各ドットの中心が主走査方向に直線状に
並ぶから、色ズレが生じないという利点かある。
【0028】以上説明した実施例では、イエロー感熱発
色層とマゼンタ感熱発色層の2層に対する熱記録を1画
素内で発熱温度のピークが2回になるように行なった
が、カラー感熱記録材料の発色特性に応じて3回以上に
してもよい。また、このような熱記録方式をイエロー感
熱発色層とマゼンタ感熱発色層の2層に対して行った
が、例えば混色の影響が大きいイエロー感熱発色層のみ
に対して行うようにしてもよい。
【0029】また、多数の発熱素子を主走査方向に配列
し、カラー感熱記録材料を副走査方向に移動して熱記録
するラインプリンタについて説明したが、本発明はサー
マルヘッドとカラー感熱記録材料を二次元に相対移動し
て熱記録するシリアルプリンタに対しても利用すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、サーマルヘッドを駆動するパルス群を、バイアス
パルスの幅を複数等分するとともに、この等分数に対応
して各階調パルスの幅及び総合計数を変更することなく
複数に配分し、サーマルヘッドとカラー感熱記録材料と
が連続的に相対移動する間に、サーマルヘッドを続けて
駆動するようにしたので、プリント速度を低下させるこ
となく、発色濃度を高めた場合でも同時発色による混色
を抑え、色再現性を良好にすることができる。また、1
画素内に複数個の発色部が形成されるから、画素周辺に
白抜けが生じることがなくなる。また、最も深層のシア
ン感熱発色層の低濃度域を熱記録する際に、ドットが分
離したようになるドット分離現象が防止できる。また、
前記パルス群の各々は、中間部にバイアスパルスを配
し、この前後に階調パルスを配するようにしたので、記
録される各ドットの中心が主走査方向に直線状に並び、
色ズレの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続して2回記録するようにした発熱素子の駆
動パルスを示す波形図である。
【図2】本発明を実施するカラー感熱プリンタの概略図
である。
【図3】光定着器の紫外線ランプとカットフイルタの特
性を示すグラフである。
【図4】サーマルヘッドの発熱素子の配列状態を示す平
面図である。
【図5】サーマルヘッドの駆動回路を示すブロック図で
ある。
【図6】各感熱発色層の発色特性を示すグラフである。
【図7】1画素内における発色部の形成状態を示す説明
図である。
【図8】カラー感熱記録材料の層構造の一例を示すとと
もに、イエロー感熱発色層の発色状態を示す説明図であ
る。
【図9】別の実施例における発熱素子の駆動パルスを示
す波形図である。
【図10】従来の感熱記録方法における混色の状態を示
す説明図である。
【図11】従来の感熱記録方法における1画素内におけ
る発色部の形成状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3 シアン感熱発色層 4 マゼンタ感熱発色層 5 イエロー感熱発色層 7 カラー感熱記録材料 8,40,41 発色部 18 発熱素子 20 サーマルヘッド 21 光定着器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/355 B41J 2/36 B41M 5/28 - 5/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に電子供与性染料前駆体と電子
    受容性化合物を主成分として含有する第1の感熱発色
    層,最大吸収波長が360±20nmであるジアゾニウ
    ム塩化合物とこれと熱的に反応して発色するカプラーを
    含有する第2の感熱発色層,最大吸収波長が420±2
    0nmであるジアゾニウム塩化合物とこれと熱的に反応
    して発色するカプラーを含有する第3の感熱発色層を順
    次層設したカラー感熱記録材料であって、サーマルヘッ
    ドを所定電圧で所定幅のパルスで連続的に駆動して、第
    3の感熱発色層を選択的に発色させた場合に、第2の感
    熱発色層の少量の発色が避けられず、又は/及び第3の
    感熱発色層の光定着後に、サーマルヘッドを所定電圧で
    所定幅のパルスで連続的に駆動して、第2の感熱発色層
    を選択的に発色させた場合に、第1の感熱発色層の少量
    の発色が避けられない発色特性を持ったカラー感熱記録
    材料を用いて、サーマルヘッドにより同じ画素部分を発
    色させるべき1色に対応する1層を選択的に加熱させる
    ために、発色温度近くまで温度上昇させるためのバイア
    スパルスと、原画像の濃度に応じて通電時間を変えるた
    めの階調パルスの組み合わせにより、第3の感熱発色層
    の表面から複数回加熱発色させてカラー画素を形成する
    に際し、該同じカラーで発色させるべき画素を該1色に
    対応する1層分記録を完了する期間に、サーマルヘッド
    を駆動するパルス群を、バイアスパルスの幅を複数に等
    分するとともに、階調パルスをその幅及び総合計数を変
    更することなくバイアスパルスの等分数に対応してほぼ
    均等に配分するように、複数に分割し、該複数に分割さ
    れた中の1つのパルス群によっては所望の画素濃度より
    も低く記録され、該複数に分割されたすべてのパルス群
    によって所望の最終濃度に達するようなパルス群の条件
    で、サーマルヘッドとカラー感熱記録材料とが連続的に
    相対移動する間に、印画することを特徴とするカラー感
    熱記録方法。
  2. 【請求項2】 前記パルス群の各々は、中間部にバイア
    スパルスが配され、バイアスパルスの前後に階調パルス
    が配されていることを特徴とする請求項1記載のカラー
    感熱記録方法。
JP29544492A 1992-11-04 1992-11-04 カラー感熱記録方法 Expired - Fee Related JP2942680B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29544492A JP2942680B2 (ja) 1992-11-04 1992-11-04 カラー感熱記録方法
US08/145,107 US5587732A (en) 1992-11-04 1993-11-03 Color thermal printing method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29544492A JP2942680B2 (ja) 1992-11-04 1992-11-04 カラー感熱記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06143643A JPH06143643A (ja) 1994-05-24
JP2942680B2 true JP2942680B2 (ja) 1999-08-30

Family

ID=17820675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29544492A Expired - Fee Related JP2942680B2 (ja) 1992-11-04 1992-11-04 カラー感熱記録方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5587732A (ja)
JP (1) JP2942680B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3039608B2 (ja) * 1995-03-14 2000-05-08 三菱電機株式会社 中間調記録方法及び装置
US6195110B1 (en) * 1997-07-28 2001-02-27 Fuji Photo Film Co., Ltd. Thermal printing method and apparatus having groups of separately drive heating elements in the thermal head
JP2001150712A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Fuji Photo Film Co Ltd サーマルプリント方法
US20030035138A1 (en) * 2001-08-17 2003-02-20 Schilling Mary K. Internet-based custom package-printing process
TW487640B (en) * 2001-08-23 2002-05-21 Hi Touch Imaging Tech Co Ltd Method for increasing the gray level resolution of thermal print head
WO2005000586A2 (en) * 2003-06-27 2005-01-06 Dymo Tape printing apparatus and tape cassette

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59227472A (ja) * 1983-06-09 1984-12-20 Hitachi Ltd 感熱転写プリンタ
DE3577063D1 (de) * 1984-11-30 1990-05-17 Fuji Photo Film Co Ltd Thermisches aufzeichnungsgeraet.
JPH02231148A (ja) * 1988-11-04 1990-09-13 Canon Inc 記録ヘッド駆動方法および前記ヘッド駆動方法を用いた記録装置
JPH03221468A (ja) * 1990-01-27 1991-09-30 Fuji Photo Film Co Ltd 溶融型熱転写記録方法
JPH03288688A (ja) * 1990-04-04 1991-12-18 Fuji Photo Film Co Ltd 多色感熱記録材料
JPH0428585A (ja) * 1990-05-24 1992-01-31 Fuji Photo Film Co Ltd 多色感熱記録方法
JP2902813B2 (ja) * 1991-05-13 1999-06-07 富士写真フイルム株式会社 熱記録方法及び装置
JP2728324B2 (ja) * 1991-10-29 1998-03-18 富士写真フイルム株式会社 カラー感熱記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5587732A (en) 1996-12-24
JPH06143643A (ja) 1994-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5376952A (en) Direct color thermal printing method and direct color thermal printer
JPH02231148A (ja) 記録ヘッド駆動方法および前記ヘッド駆動方法を用いた記録装置
JP2942680B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP2695069B2 (ja) 感熱記録材料への光ビーム記録方法および装置
JP2728324B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP2896275B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP2942679B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP3231069B2 (ja) サーマルヘッド
US5480236A (en) Line memory controller for printer and method thereof
JPH07227987A (ja) サーマルヘッド駆動制御方法及び装置
JP2818705B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP3251989B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JP2002046297A (ja) サーマルヘッド
JPH04220360A (ja) サーマルヘッド
JP2753167B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP3471142B2 (ja) 感熱プリンタ
JP2921808B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP2660106B2 (ja) サーマルプリンタ
JP2862219B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP2806649B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP3369012B2 (ja) カラー感熱プリント方法
JPH0872273A (ja) 画像記録方法
JPH07314759A (ja) 感熱記録方法
JPH08187883A (ja) サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ
JPH06143630A (ja) カラー感熱プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370