JPH07227987A - サーマルヘッド駆動制御方法及び装置 - Google Patents

サーマルヘッド駆動制御方法及び装置

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JPH07227987A
JPH07227987A JP6019658A JP1965894A JPH07227987A JP H07227987 A JPH07227987 A JP H07227987A JP 6019658 A JP6019658 A JP 6019658A JP 1965894 A JP1965894 A JP 1965894A JP H07227987 A JPH07227987 A JP H07227987A
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JP
Japan
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thermal head
scanning direction
heating
main scanning
bias
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JP6019658A
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English (en)
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Koji Fukuda
浩司 福田
Kazuo Miyaji
一雄 宮地
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 サーマルヘッド14の各発熱素子17,17
Eに、バイアスパルス列と階調パルス列とを与えて、所
定の階調レベルになるように発熱させる。サーマルヘッ
ド14の主走査方向における両端E近くの各発熱素子1
7Eに対し、主走査方向における画像の濃度を均一にす
るために、各発熱素子17E毎に濃度補正熱エネルギを
与えるための補正パルスPCの個数データNBcを予め
求めておく。この補正パルスPCの個数データNBc
を、基準バイアスパルスの個数データNBbに加えてバ
イアスパルス列を作成する。このパルス列によりバイア
ス加熱する。 【効果】 プリントエリアPAの主走査方向における濃
度がほぼ均一になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタに用
いられるサーマルヘッド駆動制御方法及び装置に関し、
更に詳しくは、バイアス熱エネルギと階調表現熱エネル
ギとを発生させるためのサーマルヘッド駆動制御方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、熱転写プリンタ
と感熱プリンタとがある。前者の熱転写プリンタには、
溶融型と昇華型とがあり、これらはインクフイルムを記
録紙に重ね、インクフイルムの背後からサーマルヘッド
を押し当てて加熱し、インクフイルムのインクを記録紙
に転写するものである。後者の感熱プリンタは、感熱記
録紙をサーマルヘッドで加熱して、感熱記録紙を発色さ
せて画素を熱記録するものである。
【0003】サーマルプリンタでは、1画素を熱記録す
る際に、1個のバイアス加熱用駆動パルスと、画素の濃
度に応じた個数の階調表現加熱用駆動パルスとをサーマ
ルヘッドの各発熱素子に与えている。このバイアス加熱
用駆動パルスは、インク転写又は発色が始まる直前の状
態まで発熱素子を急速にバイアス加熱するために用いら
れる。例えば、カラー感熱プリンタでは、プラテンドラ
ムにカラー感熱記録シートを巻きつけて、このカラー感
熱記録シートにサーマルヘッドを接触させ、プラテンド
ラムを3回転させて各1回転毎に各色を記録することに
よって3色面順次記録を行い、フルカラーの画像をカラ
ー感熱記録シートに記録している。カラー感熱記録シー
トは、例えば特開昭61−213169号に記載されて
いるような、マゼンタ感熱発色層,シアン感熱発色層,
イエロー感熱発色層を支持体上に順次層設したものが用
いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記カラー
感熱記録シートはその最下層の発色層、例えばシアン感
熱発色層を印画する場合には、発色に高い熱エネルギを
必要とする。このため印画中はヘッド全体が蓄熱され、
その蓄熱による温度分布が各発熱素子の温度に影響を与
えやすい。このような影響は発色に高い熱エネルギを必
要とする低感度発色層の記録の際に顕著に現れ、具体的
には、サーマルヘッドの主走査方向の両端部付近の温度
が中央部の温度に比べて低くなる。このため、印画面の
主走査方向における両端部で濃度が低下するという問題
がある。また、カラー感熱記録シートの場合には各色で
発色感度が異なり、これに対応してサーマルヘッドの蓄
熱量も異なるため、印画面の主走査方向における両端部
でグレーバランスも変わってしまい、正しい色を再現す
ることができなくなってしまうという問題がある。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、印画面の主走査方向の両端部における濃度低下
を抑えるとともに、グレーバランスも変わることのない
ようにしたサーマルヘッド駆動制御方法及び装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載したサーマルヘッド駆動制御方法
は、サーマルヘッドの主走査方向の両端部付近の各発熱
素子に対し、主走査方向における画像の濃度を均一にす
るために各発熱素子毎に濃度補正熱エネルギを与え、こ
の濃度補正熱エネルギをサーマルヘッドの主走査方向に
おける両端に近づくほど高くしたものである。
【0007】また、請求項2に記載したサーマルヘッド
駆動制御方法は、サーマルヘッドの主走査方向の両端部
付近の各発熱素子に対し、主走査方向における画像の濃
度を均一にするために各発熱素子毎に濃度補正熱エネル
ギを与え、この濃度補正熱エネルギを、バイアス加熱用
駆動パルス列に濃度補正分の駆動パルスからなる駆動パ
ルス列を加えて発生させるとともに、濃度補正分の駆動
パルスをサーマルヘッドの主走査方向における両端に近
づくほど多くしたものである。また、請求項3に記載し
たサーマルヘッド駆動制御方法は、濃度補正熱エネルギ
をバイアス加熱で与える代わりに、階調表現加熱用駆動
パルス列に、濃度補正分の駆動パルスからなる駆動パル
ス列を加えて、階調加熱の際に濃度を補正するようにし
たものである。
【0008】また、請求項4に記載したサーマルヘッド
駆動制御方法は、カラー感熱記録に際して、サーマルヘ
ッドの主走査方向の両端部付近の各発熱素子に対し、主
走査方向における画像の濃度を均一にするために各発熱
素子毎に濃度補正熱エネルギを与え、この濃度補正熱エ
ネルギを、サーマルヘッドの主走査方向における両端に
近づくほど高くするとともに、発色感度が低い感熱発色
層になる程高くしたものである。
【0009】また、請求項5に記載したサーマルヘッド
駆動制御装置は、各発熱素子の主走査方向における位置
に基づき、主走査方向における画像の濃度を均一にする
ためのバイアス加熱用駆動パルス列のパルス個数を記憶
した手段と、画像データを1ライン分記憶するための第
1のラインメモリと、各発熱素子毎のバイアス加熱用駆
動パルス列のパルス個数を1ライン分記憶するための第
2のラインメモリと、これらラインメモリを切り換え
て、第2のラインメモリからのバイアス加熱用駆動パル
ス列で各発熱素子をバイアス加熱した後に、第1のライ
ンメモリからの画像データに基づき階調加熱するプリン
トコントローラとを備えたものである。
【0010】
【作用】予め、印画中におけるサーマルヘッドの主走査
方向の両端部に位置する各発熱素子の温度分布が求めら
れ、これに基づき主走査方向における濃度むらを無くし
てこれを均一にする補正データが決定される。この補正
データは、バイアス加熱時に補正する場合には、濃度補
正分の駆動パルスからなる駆動パルス列から構成され、
バイアス加熱用駆動パルス列に加えられる。また、階調
加熱時に補正する場合には、濃度補正分の駆動パルスか
らなる駆動パルス列が階調表現加熱用駆動パルス列に加
えられる。したがって、プリントエリアの主走査方向に
おける濃度分布、特に両端部付近の濃度分布が均一にな
るように改善される。また、カラー感熱記録に際して
は、各色毎に例えば濃度補正分の駆動パルスの個数が変
えられ、プリントエリアの主走査方向における両端部の
グレーバランスが変わることのないようにされ、正しい
色が再現されるようになる。
【0011】
【実施例】カラー感熱プリンタを示す図2において、プ
ラテンドラム10は、パルスモータ9で駆動される回転
軸11に取り付けられており、プリント時に矢線方向に
回転する。このプラテンドラム10の外周には、カラー
感熱記録シート12が巻き付けられ、その先端部がクラ
ンパ13で固定されている。また、プラテンドラム10
の外周には、サーマルヘッド14,マゼンタ定着用紫外
線ランプ15,イエロー定着用紫外線ランプ16とが配
置されている。
【0012】サーマルヘッド14の下面には発熱部17
が形成されており、この発熱部17は多数の発熱素子が
プラテンドラム10の軸方向にライン状に配置されてい
る。各発熱素子は、1画素を熱記録する際に、発色の直
前まで加熱するバイアス熱エネルギーと、発色濃度に応
じた階調表現熱エネルギーとをカラー感熱記録シート1
2に与える。マゼンタ定着用紫外線ランプ15は、発光
ピークが365nm付近の紫外線を放出し、イエロー定
着用紫外線ランプ16は、発光ピークが420nm付近
の紫外線を放出する。
【0013】図3に示すように、カラー感熱記録シート
12は、支持体20の上に、シアン感熱発色層21,ほ
ぼ365nmの紫外線による光定着性を有するマゼンタ
感熱発色層22,ほぼ420nmの紫外線による光定着
性を有するイエロー感熱発色層23,保護層24とが順
次層設されている。これらの感熱発色層21〜23は、
熱記録される順番に配置されている。
【0014】図4は各感熱発色層の発色特性を示すもの
である。この実施例のカラー感熱記録シート12は、イ
エロー感熱発色層23の発色熱エネルギーが最も低く、
シアン感熱発色層21の発色熱エネルギーが最も高い。
イエロー(Y)の画素を熱記録する場合には、バイアス
熱エネルギーBYに階調表現熱エネルギーGYJ を加え
た発色熱エネルギーがカラー感熱記録シート12に与え
られる。このバイアス熱エネルギーBYは、イエロー感
熱発色層23が発色する直前の熱エネルギーであり、こ
れは一定な値である。階調表現熱エネルギーGYJ は、
記録すべき画素の発色濃度に相当した階調レベルJに応
じて決められる。なお、マゼンタM,シアンCも同様で
あるので、記号のみを付してある。
【0015】プリント部を示す図5において、フレーム
メモリ30には、例えば電子スチルカメラで撮影した1
フレームの画像データが、色毎に分離された状態で書き
込まれている。画像データは、本実施例では階調表現用
駆動パルス(以下、階調パルスという)のパルス数デー
タNGとして記憶されている。システムコントローラ3
5は、プリントに際して、フレームメモリ30からプリ
ントすべき色の階調パルス数データNGを1ラインずつ
読み出して、これを第1のセレクタ31で選択した第1
又は第2のラインメモリ32,33の一方に書き込む。
セレクタ31は、奇数行の階調パルス数データNGを第
1ラインメモリ32に、偶数行の階調パルス数データN
Gを第2ラインメモリ33に書き込むようにシステムコ
ントローラ35で制御される。
【0016】システムコントローラ35はマイクロコン
ピュータから構成されており、各部をシーケンス制御す
る。先ず、電源投入後の初期設定時に、システムコント
ローラ35は、第3のラインメモリ34に、バイアス加
熱用駆動パルス(以下、バイアスパルスという)のパル
ス数データNBを書き込む。バイアスパルス数データN
Bは、サーマルヘッドの主走査方向における温度分布を
均一にする値であり、実験等によって求められる。具体
的には、図6に示すように、印画後のプリントエリアP
Aの主走査方向における濃度分布を測定して、この濃度
分布がフラットになるように、各発熱素子の濃度補正用
駆動パルスの個数が決定される。そして、図1に示すよ
うに、基準バイアスパルス列のパルス数データNBbに
濃度補正用駆動パルス(以下、補正パルスという)PC
の個数データNBcが加算されて、各発熱素子毎にバイ
アスパルス数データNBが求められる。そして、これが
各発熱素子に対応させてシステムコントローラ35のR
OM38(図5参照)の所定領域に予め記憶されてい
る。本実施例では、バイアスパルス数の最大個数を25
5としている。
【0017】図6はサーマルヘッドの主走査方向におけ
る濃度補正を行わない場合の濃度低下の一例を示すもの
であり、主走査方向の中央部がほぼフラットな濃度分布
となっているのに対し、その両端部PAEはプリントエ
リアPAの縁Eに近づくにしたがい濃度が低くなってい
る。このため、両端部に位置する発熱素子17Eに対し
ては、図7に示すように、基準となるバイアスパルスP
Bからなる基準バイアスパルス列PBbGの他に、所定
個数の補正パルスPCからなる補正パルス列PBcGを
加える。図1に示すように、この補正パルスPCの個数
データNBcは、両端Eに近い位置にある発熱素子17
Eになるほど、多く設定されている。したがって、プリ
ントエリアPAの主走査方向における両端部PAEの温
度分布がバイアス加熱の終了時点でほぼ均一にされ、主
走査方向における濃度むらが改善される。基準バイアス
パルスの個数データNBbに補正パルスの個数データN
Bcを加算したバイアスパルス数データNBは、サーマ
ルプリンタの工場出荷時やサーマルヘッド14の交換後
の初期設定時にROM38に書き込まれる。
【0018】図5に示すように、システムコントローラ
35は、プリント開始信号によりシステム1ラインスタ
ート信号を発生し、これをメモリコントローラ42に出
力する。メモリコントローラ42は、システム1ライン
スタート信号と1ラインエンド信号とに基づき、セレク
タ40を切り換えるとともにシステム1ラインエンド信
号及び1ラインスタート信号を発生する。
【0019】先ず、メモリコントローラ42はシステム
1ラインスタート信号をシステムコントローラ35から
受け取ると、セレクタ40を切り換えて、第3ラインメ
モリ34をコンパレータ41に接続するとともに、1ラ
インスタート信号をプリントコントローラ43に出力す
る。また、メモリコントローラ42は、システムコント
ローラ35からのシステム1ラインスタート信号の発生
回数をカウントするカウンタPと、プリントコントロー
ラ43からの1ラインエンド信号の発生回数をカウント
するカウンタQとを備えており、これのカウント値p,
qに応じて、セレクタ40を切り換えるとともに、1ラ
インスタート信号とシステム1ラインエンド信号を出力
する。すなわち、カウント値pが奇数の場合には、第1
ラインメモリ32をコンパレータ41に接続するととも
に、1ラインスタート信号をプリントコントローラ43
に送る。また、カウント値pが偶数の場合には、第2ラ
インメモリ33をコンパレータ41に接続するととも
に、1ラインスタート信号をプリントコントローラ43
に送る。また、カウント値qが偶数の場合には、システ
ム1ラインエンド信号をシステムコントローラ35に出
力する。
【0020】セレクタ40には、第1〜第3ラインメモ
リ32,33,34が接続されており、1つのラインメ
モリのデータのみをコンパレータ41に送る。
【0021】プリントコントローラ43は、メモリコン
トローラ42から1ラインのプリントスタート信号が入
力された時に、コンパレータ41に8ビットの比較デー
タCを順に出力する。このとき、プリントコントローラ
43は、1ラインスタート信号の発生回数をカウントし
ており、奇数個目の1ラインスタート信号を受け取る
と、バイアスパルスを作成するための比較データCをコ
ンパレータ41に出力する。また、偶数個目の1ライン
スタート信号を受け取ると、階調パルスを作成するため
の比較データCをコンパレータ41に出力する。例え
ば、バイアスパルスの作成時には、16進数で「1」〜
「FF」の比較データCが順に出力され、階調パルスの
作成時には、同じく16進数で「1」〜「FF」の比較
データCが順に出力される。なお、本実施例では、階調
パルスの作成時には16進数で「1」〜「FF」の比較
データCを用いて255階調の表現を行うようにしてい
るが、この階調表現数は各感熱発色層の特性に応じて適
宜比較データCを増減することで変えることができる。
【0022】コンパレータ41は、プリントコントロー
ラ43から「1」の比較データCが送られると、この比
較データCと、各発熱素子のバイアスパルス数データN
Bとを比較する。この比較により、バイアスパルス数デ
ータNBが比較データCと等しいか又は大きいときに
「1」の駆動データが得られる。この比較によって得た
1ライン分の駆動データは、シリアル信号としてシフト
レジスタ45に送られる。「1」の比較データCとの比
較が終了すると、プリントコントローラ43は、「2」
の比較データCを発生してコンパレータ41に送り、再
度1ライン分のバイアスパルス数データNBとの比較を
行う。したがって、「1」から「FF」の比較データC
を用いることにより、各発熱素子のバイアスパルス数デ
ータNBは、255回比較されて最大255ビットの駆
動データに変換され、255回に分けてシフトレジスタ
45に送られる。各回の比較によって作成されたシリア
ルな駆動データは、プリントコントローラ43からのク
ロックによってシフトレジスタ45内でシフトされてパ
ラレルな駆動データに変換される。これにより、コンパ
レータ41からは最大で255個のバイアスパルスが出
力される。そして、1ライン分の比較データCの出力が
終わると、プリントコントローラ43は1ラインの印画
終了を示す1ラインエンド信号をメモリコントローラ4
2に出力する。
【0023】また、「1」から「FF」の比較データC
を用いることにより、各発熱素子の階調パルス数データ
NBは、255回比較されて最大255ビットの駆動デ
ータに変換され、255回に分けてシフトレジスタ45
に送られる。そして、1ライン分の比較データCの出力
が終わると、プリントコントローラ43は1ラインの印
画終了を示す1ラインエンド信号をメモリコントローラ
42に出力する。
【0024】シフトレジスタ45でパラレル信号に変換
された駆動データは、ラッチ信号に同期してラッチ回路
アレイ46にラッチされる。ANDゲートアレイ47
は、ストローブ信号が入力されたときに、入力中の駆動
データが「1」の場合に、「1」の駆動パルスを出力す
る。
【0025】ANDゲートアレイ47の各出力端子に
は、トランジスタ48a〜48nがそれぞれ接続されて
おり、駆動パルスが入力されたトランジスタがONす
る。これらのトランジスタ48a〜48nには、ライン
状に配列された発熱素子17a〜17nがそれぞれ直列
に接続されている。各発熱素子17a〜17nとして
は、抵抗素子が用いられる。
【0026】ストローブ信号発生回路44は、システム
コントローラ35及びプリントコントローラ43からの
信号によって制御され、発熱素子17a〜17nのON
時間とOFF時間とを決定するためのストローブ信号を
発生する。ストローブ信号は、バイアス加熱用と階調表
現用の2種類があり、バイアス加熱を行うためのストロ
ーブ信号は、階調表現加熱を行うためのストローブ信号
に比べてパルス幅が長く設定されている。なお、ストロ
ーブ信号発生回路44は、例えば本出願人が既に出願し
た特願平5−74508号に詳しく説明されている。
【0027】次に、上記実施例の作用について図8に示
すフローチャートに基づき各図を参照して説明する。プ
リント開始スイッチ(図示せず)が操作されると、シス
テムコントローラ35は、カラー感熱記録シート12を
巻きつけたプラテンドラム10を回転させる。また、シ
ステムコントローラ35は、紙送り中にフレームメモリ
30から第1ラインのイエローの階調パルス数データN
Gを画素毎に読み出し、これを第1のラインメモリ32
に書き込む。また、各発熱素子の主走査方向における温
度分布を均一にするために、バイアスパルス数データN
Bを読み出し、これを第3のラインメモリ34に書き込
む。
【0028】プラテンドラム10が一定ステップずつ間
欠回転して、カラー感熱記録シート12の記録エリアの
先端がサーマルヘッド14に達すると、第1ラインの熱
記録が可能となり、システムコントローラ35はシステ
ム1ラインスタート信号を発生させ、これをメモリコン
トローラ42に送る。メモリコントローラ42は、シス
テム1ラインスタート信号により、セレクタ40を第3
ラインメモリ34に接続し、各発熱素子のバイアスパル
ス数データNBをコンパレータ41に送る。また、メモ
リコントローラ42は、1ラインスタート信号を発生さ
せ、これをプリントコントローラ43に送る。プリント
コントローラ43は、1ラインスタート信号により、比
較データCをコンパレータ41に送る。このとき、1ラ
インスタート信号の発生回数をカウントしており、これ
が奇数であるときには、バイアス加熱用の比較データC
として「1」〜「FF」を送る。また、偶数であるとき
には、階調表現用の比較データCとして「1」〜「F
F」を送る。本実施例では、バイアス加熱及び階調表現
加熱ともに255個の比較データCを用いており、最大
で255個のパルスが発生するようにされているが、階
調表現用パルス数データNBを色毎に変える場合には、
これに対応して比較データCも変更される。
【0029】コンパレータ41は、各発熱素子のバイア
スパルス数データNBと、プリントコントローラ43か
ら出力された比較データCとを比較し、その比較結果を
駆動データとして出力する。コンパレータ41から出力
された1ライン分のシリアルな駆動データは、シフトレ
ジスタ45に送られ、そしてクロックによってシフトレ
ジスタ45内でシフトされてパラレルな駆動データに変
換される。システムコントローラ35は、第1ラインが
熱記録可能な状態にあることを確認してから、ラッチ回
路アレイ46にパラレルな駆動データをラッチする。こ
のラッチされた駆動データは、ANDゲートアレイ47
に入力される。
【0030】他方、プリントコントローラ43からのバ
イアス加熱用ストローブ要求信号により、ストローブ信
号発生回路44はバイアス加熱用ストローブ信号をAN
Dゲートアレイ47に出力する。ANDゲートアレイ4
7は、駆動データが「1」となっている場合に、ストロ
ーブ信号が入力されている間中、バイアスパルスを発生
する。このバイアスパルスによって、例えばトランジス
タ48aがONするから、発熱素子17aが通電され
て、バイアス加熱が開始される。
【0031】以下、コンパレータ41によりバイアスパ
ルス数データNBと比較データCとが順に比較され、こ
の比較結果により、各発熱素子の位置に応じたパルス数
分の駆動パルスが各発熱素子に与えられる。このため、
図1(B)に示すように、両端部付近の発熱素子17E
が中央部の発熱素子17よりも多くの駆動パルスで加熱
されるため、サーマルヘッド14の各発熱素子17,1
7Eはほぼ一定にバイアス加熱される。
【0032】プリントコントローラ43は、出力してい
る比較データCの大きさからバイアス加熱の終了近くを
判定し、バイアス加熱の終了時に1ラインエンド信号を
メモリコントローラ42に送る。メモリコントローラ4
2は、この1ラインエンド信号によりセレクタ40を切
り換えて、第1のラインメモリ32の階調パルス数デー
タNGをコンパレータ41に出力するとともに、1ライ
ンスタート信号をプリントコントローラ43に送る。プ
リントコントローラ43には、2回目の1ラインスター
ト信号が入力されるため、プリントコントローラ43の
カウンタのカウント値は偶数になる。これにより、プリ
ントコントローラ43は、階調表現用の比較データ
「1」〜「FF」をコンパレータ41に順に出力する。
この比較データCは、コンパレータ41で第1のライン
メモリ32から読み出した第1ラインのイエローの階調
パルス数データNGと比較される。イエロー画像を熱記
録する画素では、コンパレータ41の出力が「1」とな
り、イエロー画像を記録しない画素では「0」となる。
【0033】コンパレータ41から出力された1ライン
分の駆動データは、シフトレジスタ45,ラッチ回路ア
レイ46を経てから、ANDゲートアレイ47に送られ
る。そして、駆動データが「1」となっている発熱素子
だけが、短いストローブ信号の入力中に通電される。以
下同様にして、階調レベル「2」〜「J」まで比較さ
れ、階調表現熱エネルギーをカラー感熱記録シート12
に与える。
【0034】図1(A)は印画パターンの一例であり、
図1(B)は、この印画パターンの中央ラインCLを熱
記録する際に各発熱素子に加えられる駆動パルス列の個
数の一例を示したものである。印画パターンは、プリン
トエリアPAの中央部に矩形状の濃いグレー部分PA1
を記録し、その他のエリアを薄いグレー部分PA2とし
て記録したものである。この印画パターンを記録する場
合には、図1(B)に示すようなパルス数データNBが
用いられる。この場合に、階調データは印画パターンに
応じて、そのパルス数が変えられている。また、バイア
スデータは、二点鎖線で示す基準バイアスパルス個数デ
ータNBbに、濃度補正パルスPCの個数データNBc
が加算されている。この補正パルスPCの個数データN
Bcは、主走査方向の両端部付近において、温度分布が
フラットになるように、端Eに近づくにしたがい補正パ
ルスPCの個数NBcが増加するように設定されてい
る。基準バイアスパルス個数データNBbは、例えばイ
エロー記録時には「32」であり、マゼンタ記録時には
「72」であり、シアン記録時には「113」である。
また、補正パルス個数データNBcは、例えばイエロー
記録時には最大で「10」であり、マゼンタ記録時には
最大で「36」であり、シアン記録時には最大で「5
0」である。なお、NBb,NBcは一例であり、これ
らは、サーマルヘッドや感熱記録シートの種別に応じて
決定される。このように各発熱素子の位置に対応させた
バイアス熱エネルギが各発熱素子に与えられ、バイアス
加熱の終了時点ではサーマルヘッドの各発熱素子は、ほ
ぼフラットな温度分布となる。この後、各発熱素子に
は、階調パルス数データNGに応じた階調表現用熱エネ
ルギーが与えられる。
【0035】第1のラインメモリ32からの階調パルス
数データNGの読み出し中に、システムコントローラ3
5はセレクタ31を切り換えて、第2ラインの階調パル
ス数データNGをフレームメモリ30から読み出して、
これを第2のラインメモリ33に書き込む。したがっ
て、次のラインを熱記録するときにラインメモリに既に
階調パルス数データNGが書き込まれているため、印画
が効率良く行われる。以下、同様にして、一方のライン
メモリから階調パルス数データNGを読みだしている時
には、他方のラインメモリには次のラインの階調パルス
数データNGが書き込まれる。
【0036】プリントコントローラ43は、第1ライン
の階調パルス列の発生終了後に、1ラインエンド信号を
メモリコントローラ42に送る。メモリコントローラ4
2は、この2回目の1ラインエンド信号によりシステム
1ラインエンド信号をシステムコントローラ35に出力
する。システムコントローラ35は、システム1ライン
エンド信号により第1ラインの印字終了を確認し、これ
により、プラテンドラム10を1ライン分回転させて紙
送りを行なう。この紙送り中に、システムコントローラ
35は、システム1ラインスタート信号をメモリコント
ローラ42に送る。メモリコントローラ42は、セレク
タ40を切り換えて、第3ラインメモリ34のバイアス
パルス数データNBをコンパレータ41に送る。その
後、前述したように、バイアスパルス列を発生させる
と、これに続いて第2ラインメモリ33に切り換え、第
2ラインの階調パルス数データNGに基づき階調パルス
列を発生させる。そして、K(Kは最大255)個のバ
イアスパルスとJ(Jは最大255)個の階調パルスと
を各発熱素子に与えて、第2ラインを熱記録する。以
下、同様にして、第3ライン以降を順次熱記録して、イ
エロー画像の1フレーム分の行記録が終了する。
【0037】図7は1画素を記録する場合に、サーマル
ヘッド14の両端部に位置する発熱素子17の1つに与
えられる駆動パルス列の一例を示すもので、基準バイア
スパルス列PBbGと、これに連続する補正パルス列P
BcGと、階調レベルに応じた個数の階調パルスPGか
らなる階調パルス列PGGとから構成されている。
【0038】イエロー画像の熱記録中に、図2に示すよ
うに、プラテンドラム10の回転とともに、カラー感熱
記録シート12のイエロー画像を熱記録した部分がイエ
ロー定着用紫外線ランプ16に達する。このイエロー定
着用紫外線ランプ16は、420nm付近の近紫外線を
カラー感熱記録シート12に照射する。これにより、イ
エロー感熱記録シート12に含有されたジアゾニウム塩
化合物が分解して発色能力が消失する。
【0039】プラテンドラム10が1回転して記録エリ
アが再びサーマルヘッド14の位置にくると、マゼンタ
画像が1ラインずつ熱記録される。このマゼンタ画像の
熱記録では、イエロー画像の熱記録の基準バイアスパル
スの個数データNBbyよりも個数が多くされたNBb
mが用いられる。したがって、比較的に大きな発色熱エ
ネルギーがカラー感熱記録シート12に与えられるが、
イエロー感熱発色層23は既に光定着されているので、
このイエロー感熱発色層23が再び発色することはな
い。マゼンタ画像を記録したカラー感熱記録シート12
は、マゼンタ用紫外線ランプ15によって、365nm
付近の紫外線が照射され、マゼンタ感熱発色層22が光
定着される。
【0040】プラテンドラム10が更に1回転して記録
エリアが再びサーマルヘッド14の位置にくると、シア
ン感熱発色層21にシアン画像が1ラインずつ熱記録さ
れる。このシアン感熱発色層21は、発色熱エネルギー
が通常の保管状態では発色しない値になっているので、
シアン感熱発色層21に対しては光定着性が与えられて
いない。そこで、シアン感熱発色層21の熱記録では、
マゼンタ用紫外線ランプ15,イエロー用紫外線ランプ
16は消灯している。このシアン画像の熱記録ではマゼ
ンタ画像の熱記録の基準バイアスパルスの個数データN
Bbmよりも個数が多くされたNBbcが用いられる。
【0041】なお、上記実施例では、各発熱素子毎に基
準バイアスパルス数NBbに補正バイアスパルス数NB
cを加算したバイアスパルス数データNBを記憶した
が、この他に、基準バイアスパルス数NBbと、各補正
バイアスパルス数NBcとを記憶しておき、これをデジ
タル演算部で加算して、これをバイアスパルス数NBと
してもよい。
【0042】また、上記実施例では、バイアス加熱の際
に、主走査方向における濃度補正を行うようにしたが、
この他に、図9に示すように、階調加熱の際に濃度補正
を行うようにしてもよい。図9は図1(A)に示す印画
パターンのセンターラインCLを記録する場合の駆動パ
ルスを示す一例である。この場合には、階調データに基
づく基準階調パルスの個数データNGbに濃度補正分の
補正パルスの個数データNGcを加算した階調パルスの
個数データNGからなる階調パルス列により階調加熱さ
れ、濃度補正が行われる。ただし、単に補正パルスを追
加すると、最大濃度(255階調)付近の階調パルス数
データNGの場合に補正パルスを加算する余裕がなくな
るため、予め最大濃度を例えば200階調程度に設定し
ておき、残りの55階調分を濃度補正パルス用の余裕分
としておくこともある。
【0043】また、上記実施例は、ラインプリンタに本
発明を実施したものであるが、この他にシリアルプリン
タに本発明を実施してもよい。この場合にも、サーマル
ヘッドの移動により記録される各行の両端部が濃度補正
されるため、各行の境界部に発生していた濃度低下を抑
えることができ、各行の境界部分が濃度低下で目立つこ
とがなくなる。同様にして、ラインプリンタにおいて、
4面等のマルチ画面を印画する場合に、上もしくは下の
ブロックが印画しないブロックであっても本発明を適用
することができ、この場合には各印画ブロックの境界部
が濃度低下で目立つことがなくなる。
【0044】また、上記実施例では、各発熱素子の抵抗
値のばらつきを考慮せずに主走査方向における温度上昇
のばらつきを補正したが、この他に、各発熱素子の抵抗
値を測定し、これに基づき抵抗値のばらつきによる濃度
ばらつきを補正することができるように考慮した補正デ
ータを求めてもよい。また、サーマルヘッドの主走査方
向の温度上昇のばらつきの補正量を記録ライン数毎に変
化させてもよく、この場合にはプリントエリア全体につ
いてほぼ所定の濃度にすることができるようになり、よ
り一層プリント品質を向上することができる。
【0045】また、上記実施例では、第1〜第3のライ
ンメモリを設け、これをセレクタで切り換えるようにし
たが、この他に、メモリのエリアを分割して各ラインメ
モリを構成し、これをメモリコントローラで読み分ける
ようにしてもよい。また、本発明は、感熱記録の他に、
熱転写記録に対しても適用することができる。更に、バ
イアスパルスと階調パルスのパルス数を色毎に変更する
代わりに、ストローブ信号のON/OFF時間を色毎に
変えるようにしてもよい。また、これらを併用して、各
色毎にパルス数を変更するとともにストローブ信号のO
N/OFF時間を変更するようにしてもよい。また、バ
イアス加熱と階調表現加熱とでは、ストローブ信号の長
さを変えるようにしたが、同じストローブ信号を用いる
ようにしてもよい。この場合には、加熱量に合わせてそ
れぞれのパルス数を変更する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーマルヘッドの主走査方向における両端部近くの各発
熱素子に対し、両端に近づくにしたがい次第にその発熱
量が大きくなるように濃度補正熱エネルギを与えたか
ら、プリントエリアの主走査方向における濃度分布をほ
ぼ均一にすることができる。
【0047】また、濃度補正熱エネルギを、バイアスパ
ルス列に濃度補正分の駆動パルスからなる駆動パルス列
を加えて発生させたから、多数のパルスからなるパルス
列により各発熱素子を駆動することができ、きめ細かな
発熱制御を行うことができる。したがって、より一層濃
度むらの発生を少なくすることができる。また、濃度補
正熱エネルギを、階調表現加熱用駆動パルス列に、濃度
補正分の駆動パルスからなる駆動パルス列を加えて、階
調加熱で与えるようにしたから、上記同様にきめ細かな
発熱制御が行え、より一層濃度むらの発生を抑えること
ができる。
【0048】また、カラー感熱記録に際して、前記濃度
補正熱エネルギを発色感度が低い感熱発色層になる程大
きくしたから、各色毎に濃度むらを補正することがで
き、プリントエリアの主走査方向における両端部のグレ
ーバランスが変わることのないようにされ、正しい色が
再現されるようになる。
【0049】また、主走査方向における濃度むらを補正
したバイアスパルス列のパルス個数を各発熱素子毎に記
憶した手段と、画像データを1ライン分記憶するための
第1のラインメモリと、各発熱素子毎のバイアスパルス
列のパルス個数を1ライン分記憶するための第2のライ
ンメモリと、これらラインメモリを切り換えて、第2の
ラインメモリからのバイアスパルス列で各発熱素子をバ
イアス加熱した後に、第1のラインメモリからの画像デ
ータに基づき階調加熱するプリントコントローラとを備
えたから、バイアス加熱に際して簡単に主走査方向で濃
度補正を行うことができる。しかも、第2のラインメモ
リを設けて各ラインの記録時にバイアスパルス列を書き
込み、これに基づき各ラインのバイアス加熱を行うた
め、副走査方向における記録ライン毎にバイアス加熱量
を制御することもできる。したがって、プリントエリア
の主走査方向のみならず副走査方向においても、バイア
ス加熱量を簡単に変えることができ、プリントエリア全
体の濃度むらを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッド駆動制御方法で記録さ
れる印画パターンの一例と、この印画パターンの記録時
の画像データとバイアスデータとの一例を示す説明図で
あり、(A)は記録される印画パターンとサーマルヘッ
ドとを示し、(B)は(A)の中央ラインCLにおける
画像データとバイアスデータとを示している。
【図2】カラー感熱プリンタの要部を示す概略図であ
る。
【図3】カラー感熱記録シートの層構造を示す説明図で
ある。
【図4】各感熱発色層の発色特性を示すグラフである。
【図5】本発明を実施したサーマルヘッド駆動制御装置
の要部を示すブロック図である。
【図6】サーマルヘッドの主走査方向における濃度補正
を行う前のプリントエリアの主走査方向における濃度分
布の一例を示すグラフである。
【図7】サーマルヘッドの両端部近くにある発熱素子に
加えられる駆動パルス列の一例を示す説明図である。
【図8】カラー感熱プリンタの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】階調加熱時に濃度補正を行う第2実施例におけ
る画像データと濃度補正データとバイアスデータとの一
例を示す説明図である。
【符号の説明】
12 カラー感熱記録シート 14 サーマルヘッド 17a〜17n 発熱素子 17E 両端部に位置する発熱素子 31,41 セレクタ 32〜34 ラインメモリ 35 システムコントローラ 42 メモリコントローラ 43 プリントコントローラ 44 ストローブ信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9121−2H B41M 5/26 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発熱素子を主走査方向にライン状
    に並べたサーマルヘッドを用い、このサーマルヘッドと
    記録シートとを相対的に副走査方向に移動しながら、サ
    ーマルヘッドの各発熱素子にバイアス熱エネルギと階調
    表現熱エネルギとを与えて、画像を記録シートに熱記録
    するサーマルプリンタのサーマルヘッド駆動制御方法に
    おいて、 サーマルヘッドの主走査方向の両端部付近の各発熱素子
    に対し、主走査方向における画像の濃度を均一にするた
    めに各発熱素子毎に濃度補正熱エネルギを与え、この濃
    度補正熱エネルギを、サーマルヘッドの主走査方向にお
    ける両端に近づくほど高くしたことを特徴とするサーマ
    ルヘッド駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 多数の発熱素子を主走査方向にライン状
    に並べたサーマルヘッドを用い、このサーマルヘッドと
    記録シートとを相対的に副走査方向に移動しながら、サ
    ーマルヘッドの各発熱素子に、バイアス加熱用駆動パル
    ス列と、これに続いて階調表現加熱用駆動パルス列とを
    与えて、画像を記録シートに熱記録するサーマルプリン
    タのサーマルヘッド駆動制御方法において、 サーマルヘッドの主走査方向の両端部付近の各発熱素子
    に対し、主走査方向における画像の濃度を均一にするた
    めに各発熱素子毎に濃度補正熱エネルギを与え、この濃
    度補正熱エネルギを、バイアス加熱用駆動パルス列に、
    濃度補正分の駆動パルスからなる駆動パルス列を加えて
    発生させるとともに、濃度補正分の駆動パルスをサーマ
    ルヘッドの主走査方向における両端に近づくほど多くし
    たことを特徴とするサーマルヘッド駆動制御方法。
  3. 【請求項3】 多数の発熱素子を主走査方向にライン状
    に並べたサーマルヘッドを用い、このサーマルヘッドと
    記録シートとを相対的に副走査方向に移動しながら、サ
    ーマルヘッドの各発熱素子に、バイアス加熱用駆動パル
    ス列と、これに続いて階調表現加熱用駆動パルス列とを
    与えて、画像を記録シートに熱記録するサーマルプリン
    タのサーマルヘッド駆動制御方法において、 サーマルヘッドの主走査方向の両端部付近の各発熱素子
    に対し、主走査方向における画像の濃度を均一にするた
    めに各発熱素子毎に濃度補正熱エネルギを与え、この濃
    度補正熱エネルギを、階調表現加熱用駆動パルス列に、
    濃度補正分の駆動パルスからなる駆動パルス列を加えて
    発生させるとともに、濃度補正分の駆動パルスをサーマ
    ルヘッドの主走査方向における両端に近づくほど多くし
    たことを特徴とするサーマルヘッド駆動制御方法。
  4. 【請求項4】 イエロー,マゼンタ,シアンの各感熱発
    色層を発色感度の高いものから順に最上層より備えたカ
    ラー感熱記録シートを用い、多数の発熱素子を主走査方
    向にライン状に並べたサーマルヘッドにより、このサー
    マルヘッドと記録シートとを相対的に副走査方向に移動
    しながら、サーマルヘッドを記録シートに押しつけてサ
    ーマルヘッドの各発熱素子にバイアス熱エネルギと階調
    表現熱エネルギとを与えて、各色の画像を面順次で記録
    シートに記録するサーマルプリンタのサーマルヘッド駆
    動制御方法において、 サーマルヘッドの主走査方向の両端部付近の各発熱素子
    に対し、主走査方向における画像の濃度を均一にするた
    めに各発熱素子毎に濃度補正熱エネルギを与え、この濃
    度補正熱エネルギを、サーマルヘッドの主走査方向にお
    ける両端に近づくほど高くするとともに、発色感度が低
    い感熱発色層になる程高くしたことを特徴とするサーマ
    ルヘッド駆動制御方法。
  5. 【請求項5】 多数の発熱素子を主走査方向にライン状
    に並べてなるサーマルヘッドの各発熱素子に、バイアス
    加熱用駆動パルス列と、これに続いて階調表現加熱用駆
    動パルス列とを与えて画像を記録するサーマルプリンタ
    のサーマルヘッド駆動制御装置において、 前記各発熱素子の主走査方向における位置に基づき、主
    走査方向における画像の濃度を均一にするためのバイア
    ス加熱用駆動パルス列のパルス個数を記憶した手段と、
    画像データを1ライン分記憶するための第1のラインメ
    モリと、各発熱素子毎のバイアス加熱用駆動パルス列の
    パルス個数を1ライン分記憶するための第2のラインメ
    モリと、これらラインメモリを切り換えて、第2のライ
    ンメモリからのバイアス加熱用駆動パルス列で各発熱素
    子をバイアス加熱した後に、第1のラインメモリからの
    画像データに基づき階調加熱するプリントコントローラ
    とを備えたことを特徴とするサーマルヘッド駆動制御装
    置。
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