JP3727152B2 - サーマルヘッドの駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーマルヘッドの駆動方法に関し、更に詳しくは、サーマルラインプリンタの各発熱素子の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サーマルプリンタには、熱転写プリンタと感熱プリンタとがある。前者の熱転写プリンタには、溶融型と昇華型とがあり、これらはインクフイルムを記録材料に重ね、インクフイルムの背後からサーマルヘッドを押し当てて加熱し、インクフイルムのインクを記録材料に転写するものである。後者の感熱プリンタは、感熱記録材料をサーマルヘッドで加熱して、感熱記録材料を発色させて熱記録するものである。これらのサーマルヘッドは、多数の発熱素子(抵抗素子)をライン状に主走査方向に配列した発熱素子アレイと、各発熱素子を駆動するドライバとを持っている。そして、記録材料を主走査方向と直交する副走査方向に送って1ラインずつ熱記録を行う。
【0003】
このように多数の発熱素子をライン状に配列したサーマルヘッドを用いて例えば感熱プリンタで熱記録を行う場合には、図17(A)に示すように、主走査方向の全発熱素子に対して同じタイミングで、バイアスパルスBとこれに続けて階調パルスKとを与えている。バイアスパルスBは、感熱発色層に発色直前の熱エネルギを与えるものであり、階調パルスは、画像データに応じた階調レベルとなるように階調表現のための熱エネルギを与えるものである。これらバイアスパルスB及び階調パルスKは、パルス幅を大きくした1つのパルス(連続通電)が用いられる他に、多数のパルスからなるパルス列が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように一律にバイアスパルスを全発熱素子に対して付与するため、図17(B)に示すように、1ライン記録中のサーマルヘッド全体の平均温度が変化し、その変化幅も大きくなる。この1ライン分を熱記録する間の温度変動により、(C)に示すように、発熱素子と記録材料との間の摩擦係数が変動し、これに伴い記録材料搬送系の負荷変動が発生する。例えば、印加された熱エネルギが高くなるほど発熱素子の表面温度が高くなるため、摩擦係数が小さくなる。そして、熱エネルギが低くなるほど摩擦係数が大きくなる。これは、記録材料の表面塗布層がパルスによって温度上昇して表面の状態が変化することに起因する。したがって、サーマルヘッドと記録材料との間の摩擦係数が変化するため、記録材料の搬送力伝達系、ヘッド保持部分、その他の構造系が受ける力が変動し、僅かに生じている機構部分の変形量が記録する画像に応じて変化することになる。この変形量の変動は記録材料の送り量の変動として現れ、(D)に示すように送り速度が変動する。したがって、この送り速度のむらによって単位面積当たりの熱エネルギの印加量が変わるため、濃度むらが発生する。
【0005】
このため、同時に発熱させる発熱素子の数を減らし熱を分散させることが検討されている。例えば特開昭63−275268号公報には、1ライン分の発熱素子を等間隔で間引きしたグループとその他のグループとに分け、それぞれを別の時間帯で加熱する感熱記録装置が記載されている。この感熱記録装置では、1ライン分の発熱素子を単に左右に2分割した従来のものに比べて、各グループの発熱素子が交互に配置されるため、主走査方向におけるサーマルヘッドの温度分布が均一になり、温度差に基づく発色濃度の差を無くすことができる。しかしながら、副走査方向における温度分布の均一化が充分に考慮されていないため、上記のように1ライン記録中の副走査方向における温度変動を効率良く抑えることができないという問題がある。特に、低濃度部分をプリントする際には、全素子が同時に冷却される期間が発生し、1ライン記録中の副走査方向における温度が変動しやすくなる。
【0006】
また、特開平6−270454号公報には、面積階調方式の感熱中間記録方法が開示されている。この感熱中間記録方法では、画素の記録開始位置を隣接する画素の記録開始位置に対して一定量例えば1/8ずつずらし、隣接する画素とのつながりにより発生する主走査方向のライン(スジ状ノイズ)の発生を抑えるようにしている。しかしながら、この感熱記録方法でも、低濃度部分をプリントする際には全素子が同時に冷却される期間が発生し、1ライン記録中の副走査方向における温度が変動しやすくなる。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、1ライン記録中における副走査方向における温度変動をなだらかにして、温度変動に基づく記録材料と発熱素子との間の摩擦係数の変動を抑え、この摩擦変動に起因する送り速度むらによる濃度むらの発生を抑えるようにしたサーマルヘッドの駆動方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載したサーマルヘッドの駆動方法は、多数の発熱素子をN(N≧2)個のグループに分けて、これらを第1〜第Nのグループとし、1ライン分のドットを記録するための1ライン記録時間をN等分し、これらの記録時間を第1〜第Nのサブライン記録時間とし、第1グループの発熱素子に対し、第1サブラインの記録時間の開始位置からバイアスパルスとこれに続けて階調パルスとを与え、第2グループの発熱素子に対し、第2サブラインの記録時間の開始位置からバイアスパルスとこれに続けて階調パルスとを与え、前記バイアスパルスは1つのサブライン記録時間の全期間で付与するようにしたものである。なお、前記グループ分けをその個数がほぼ等分になるように行うとともに、各グループの発熱素子を適数個単位でグループ順に交互に配置することが好ましい。また、一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で前記グループ分けを行うことが好ましい。また、前記感熱記録材料は少なくとも表層側から順に第1〜第3の感熱発色層を備え、これら第1〜第3の感熱発色層はイエロー、マゼンタ、シアンのいずれか1つに発色し、各感熱発色層の熱記録毎に、前記グループとサブライン記録時間とで決定される熱記録パターンを変えることが好ましい。更には、各感熱発色層の熱記録毎に前記分割数Nを変え、この分割数は深層の感熱発色層になるほど小さくなるようにすることが好ましい。
【0009】
請求項6記載のサーマルヘッドの駆動方法は、多数の発熱素子を主走査方向で交互に一定個数ずつ分けて第1及び第2のグループとし、1ライン分のドットを記録するための1ライン記録時間を2等分し、これらの記録時間を第1及び第2のサブライン記録時間とし、前記第1のグループの発熱素子に対し、第1サブライン記録時間にバイアスパルスを与えるとともに、第2サブライン記録時間に階調パルスを与え、第2のグループの発熱素子に対し、第1サブライン記録時間に階調パルスを与えるとともに第2サブライン記録時間にバイアスパルスを与え、前記バイアスパルスは1つのサブライン記録時間の全期間で付与するようにしたものである。
【0010】
請求項8記載のサーマルヘッドの駆動方法は、多数の発熱素子を4つのグループにほぼ等分になるように分けて、これらを第1〜第4のグループとし、これら各グループの発熱素子が適数個単位でグループ順に並べられるように配置され、1ライン分のドットを記録するための1ライン記録時間を4等分し、これらの記録時間を第1〜第4のサブライン記録時間とし、階調パルスを1つのサブライン記録時間を単位として第1及び第2階調パルスに分割し、第1サブライン記録時間には、第1〜第4のグループの発熱素子に対し、バイアスパルスの付与、第1階調パルスの付与、第2階調パルスの付与、冷却期間のいずれか1つを割り当て、第2サブライン記録時間以降では、前のサブライン記録時間でバイアスパルスを付与したグループの発熱素子に対し第1階調パルスを付与し、第1階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し第2階調パルスを付与し、第2階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し冷却期間とし、冷却期間であったグループの発熱素子に対しバイアスパルスを付与し、前記バイアスパルスは1つのサブライン記録時間の全期間で付与するようにしたものである。
【0011】
請求項10記載のサーマルヘッドの駆動方法は、各感熱発色層の熱記録の際に、前記分割数Nを、表層側の第1感熱発色層ではPとし、第2感熱発色層ではQとし、第3感熱発色層ではRとしたものである(但しP>Q>R、P≧5)。なお、前記多数の発熱素子のグループ分けは、一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で行うことが好ましい。また、各感熱発色層の熱記録毎に、前記グループとサブライン記録時間とで決定される熱記録パターンを変えることが好ましい。
【0012】
【作用】
1ラインの記録に際して、例えば発熱素子が2つのグループに分けられたときには、図2(A)に示すように、1ラインの記録時間も2等分され、これらが第1及び第2のサブラインとされる。そして、第1のグループ(奇数グループ)
の発熱素子には、第1サブラインの記録開始位置からバイアスパルスが与えられ、これに続いて第2サブラインの記録開始位置から階調パルスが与えられる。また、第2のグループ(偶数グループ)の発熱素子には、第1サブラインの記録開始位置から階調パルスが与えられ、次に、第2サブラインの記録開始位置ではバイアスパルスが与えられる。しかも、バイアスパルスは、サブラインの記録時間の全期間で与えられ、且つバイアスパルスは第1及び第2のグループに対して交互に与えられるため、サーマルヘッド全体では常にいずれかの発熱素子がバイアス加熱されるため、全発熱素子が一斉に冷却期間になることがない。したがって、(B)に示すように、1ライン記録中のサーマルヘッド全体の副走査方向における温度変動がゆるやかになる。これにより、(C)に示すように、温度変動に伴う記録材料と発熱素子との間の摩擦係数の変動をゆるやかなものにすることができる。したがって、(D)に示すように、摩擦係数の変動に伴う記録材料の送り速度むらの発生が無くなり、送り速度むらに起因する濃度むらの発生が抑えられる。同様にして、発熱素子を3個以上のグループに分ける場合でも、1ライン記録中にサーマルヘッド全体では常にいずれかの発熱素子がバイアス加熱されるため、全発熱素子が一斉に冷却期間になることがなく、同様にして1ライン記録中の副走査方向における温度変動が抑えられ、これに伴う濃度むらの発生が抑えられる。更に、多数の発熱素子のグループ分けを、一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で行うことにより、制御がより一層簡単になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
カラー感熱プリンタを示す図1において、カラー感熱記録材料(以下、単に記録材料という)10は送りローラ対11により矢印A1で示すプリント方向と、矢印B1で示す引き戻し方向とに往復動される。送りローラ対11はパルスモータ12により回転される。パルスモータ12はモータドライバ12aを介してシステムコントローラ13により回転制御される。
【0014】
図3に示すように、記録材料10は支持体5の上に、シアン感熱発色層6,ほぼ365nmの紫外線による光定着性を有するマゼンタ感熱発色層7,ほぼ420nmの紫色可視光線による光定着性を有するイエロー感熱発色層8,保護層9とが順次層設されている。これらの感熱発色層6〜8は、熱記録される順番で表層側から順に配置されている。図3では、各感熱発色層6〜8を分かりやすくするために、イエロー感熱発色層8に対しては「Y」,マゼンタ感熱発色層7に対しては「M」,シアン感熱発色層6に対しては「C」を付してある。また、図3では省略されているが、各感熱発色層6〜8の間には、マゼンタ感熱発色層7,シアン感熱発色層6の熱感度を調節するための中間層が形成されている。支持体5としては、不透明なコート紙又はプラスチックフイルムが用いられ、そしてOHPシートを作製する場合には、透明なプラスチックフイルムが用いられる。
【0015】
図4は各感熱発色層の発色特性を示すものである。この実施例の記録材料10は、イエロー感熱発色層6の発色熱エネルギが最も低く、シアン感熱発色層8の発色熱エネルギが最も高い。イエロー(Y)の画素を熱記録する場合には、バイアス熱エネルギBYに階調熱エネルギGYJ を加えた発色熱エネルギがカラー感熱記録材料10に与えられる。このバイアス熱エネルギBYは、イエロー感熱発色層6が発色する直前の熱エネルギであり、1画素の記録の始めのバイアス加熱期間中にカラー感熱記録材料10に与えられる。階調表現熱エネルギGYJ は、記録すべき画素の発色濃度に相当した階調レベルJに応じて決められるものであり、バイアス加熱期間に続く階調表現加熱期間中に、記録材料10に与えられる。なお、マゼンタM,シアンCも同様であるので、記号のみを付してある。
【0016】
図1に示すように、送りローラ対11により記録材料10が往復動され、プリント方向A1への第1回送りでは、サーマルヘッド14により記録材料10にイエロー画像が記録される。次の第2回送りではマゼンタ画像が、第3回送りではシアン画像が順次記録される。これにより3色面順次記録によりフルカラー画像が記録される。サーマルヘッド14は、その下面に発熱素子アレイ15を備えており、この発熱素子アレイ15に記録材料10を介してプラテンローラ16が圧着されている。
【0017】
発熱素子アレイ15は、図5(A)に示すように、多数の発熱素子151 〜15n が主走査方向にライン状に並べて構成されている。各発熱素子151 〜15n は抵抗素子から構成されており、これらの各発熱素子151 〜15n は、1画素を熱記録する際に発色の直前まで加熱するバイアス熱エネルギと、発色濃度に応じた階調表現熱エネルギとを記録材料10に与える。
【0018】
図1に示すように、送りローラ対11に対しプリント方向送りの下流側には、イエロー定着ランプ17及びマゼンタ定着ランプ18が順に配置されている。イエロー定着ランプ17は、発光ピークが420nm付近の紫色可視光線を放出し、マゼンタ定着ランプ18は、発光ピークが365nm付近の紫外線を放出する。例えばイエロー画像記録時にはイエロー定着ランプ17が点灯して、熱記録直後のイエロー感熱発色層が光定着される。また、マゼンタ画像記録時にはマゼンタ定着ランプ18が点灯して熱記録直後のマゼンタ感熱発色層が光定着される。
【0019】
図1に示すように、フレームメモリ20には、図示しないパソコンやデジタルスチールカメラ等の外部機器から、カラー画像データを構成するR(赤)、G(緑)、B(青)信号が各色毎に分離された状態で書き込まれている。メモリコントローラ21は、フレームメモリ20から1ライン分の画像データを読み出し、これを色変換部22に送る。色変換部22は、フレームメモリ20からの画像データに基づき、各感熱発色層をカラー画像データに応じた濃度及び色に発色させるために、イエロー、マゼンタ、シアンの画像データに変換する。例えば、イエロー画像を記録する際には、1ライン分のイエロー画像データに変換し、これを色補正部23に送る。
【0020】
色補正部23では、システムコントローラ13から入力される色補正データと、色変換部22からの例えばイエロー画像データとを加算して色補正を行い、この色補正したイエロー階調データを階調用ラインメモリ24に書き込む。この階調データは、画像データに応じた「00H 」〜「FFH 」の可変データとされている。
【0021】
バイアス用ラインメモリ25には1ライン分のバイアスデータがメモリコントローラ21により書き込まれる。このバイアスデータは「FFH 」の固定データとされている。
【0022】
第1スイッチング回路26は、1画素毎に交互にバイアス用ラインメモリ25と階調用ラインメモリ24とからデータを読み取り、これを第1及び第2サブライン用ラインメモリ27,28に書き込む。これにより、図6(A)に示すように、第1サブライン用ラインメモリ27には、第1発熱素子151 から順にB,K2J,B,K4J,B,K6J,・・・B,KnJが書き込まれる。なお、添字中の数字は発熱素子の番号を表し、Jは階調レベルを表している。また、図6(B)に示すように、第2サブライン用ラインメモリ28には、第1発熱素子151 から順にK1J,B,K3J,B,K5J,B・・・K(n-1)J,Bが書き込まれる。第2スイッチング回路29は、1/2ライン(1サブライン)毎に第1及び第2ラインメモリ27,28を切り換えて読み取り、読み取った印画用データをサーマルヘッドドライバ30に送る。
【0023】
図7及び図8に示すように、サーマルヘッドドライバ30は、シフトレジスタ31、ダウンカウンタ32、ラッチアレイ33、アンドゲートアレイ34、及びトランジスタ35から構成されており、サーマルヘッド14の基板に組み込まれている。シフトレジスタ31は、第1スイッチング回路29からの1ライン分の8ビットの印画用データをドットシフトクロック信号によりシフトして、これを発熱素子毎に設けられたダウンカウンタ33にプリセットする。印画用データは、例えばバイアスパルスの場合には「FFH 」がセットされて、階調パルスの場合には画像データに応じた「00H 」〜「FFH 」の可変データがセットされる。なお、冷却期間を設ける場合には階調パルスに割り振る可変データを、例えば「00H 」〜「7FH 」までとして残りの「80H 」〜「FFH 」を冷却期間に割り当てる。
【0024】
ダウンカウンタ32は、シフトレジスタ31によりプリセットされた値から、カウントクロック信号をダウンカウントする。このダウンカウントは、システムコントローラ13からのロード信号により開始する。そして、このカウント値が「0」になったときにボロー信号をラッチアレイ33のリセット端子に出力する。バイアスパルスのための印画データ「FFH 」がダウンカウンタにプリセットされている場合には、カウント値が「0」になる前にロード信号が入力されるため、ボロー信号がラッチアレイ33のリセット端子に出力されることはない。また、階調パルスのための印画データの場合には、「00H 」〜「FFH 」のいずれかの値がプリセットされるため、カウント値がプリセット値に達すると、ボロー信号がラッチアレイ33のリセット端子に出力される。
【0025】
ラッチアレイ33には、システムコントローラ13からセット信号が入力される。このセット信号は1ラインの記録開始毎にラッチアレイ33のセット端子に入力される。また、ラッチアレイ33のリセット端子には前記ボロー信号が入力される。したがって、ラッチアレイ33はセット信号が入力されてからボロー信号が入力されるまでラッチ信号をANDゲートアレイ34に送る。
【0026】
ANDゲートアレイ34は、システムコントローラ13からのイネーブル信号が入力されている期間内に、ラッチ信号が「H」の場合に「H」の信号を出力する。ANDゲートアレイ34の各出力端子には、トランジスタ35が接続されている。これらのトランジスタ35は、ANDゲートアレイ34の出力が「H」の場合にオンする。トランジスタ35には、発熱素子151 〜15n がそれぞれ直列に接続されている。また、発熱素子151 〜15n にはヘッド電源回路36が接続されている。したがって、発熱素子151 〜15n は印画用データに基づき連続通電され、これにより感熱発色層にバイアス熱エネルギと階調熱エネルギとが印加され、画像データに応じた濃度を有するドットが記録材料10に記録される。図8に、このサーマルヘッドドライバ30における上記作動のタイミングチャートが示してある。
【0027】
第1サブライン用ラインメモリ27と第2サブライン用ラインメモリ28に書き込まれた1ライン分の印画用データは、1サブライン記録毎に切り換えられて、サーマルヘッドドライバ30に送られるため、図5(B)に示すような各発熱素子151 〜15n の発熱パターンが得られる。なお、第1ラインの記録における第1サブラインで階調パルスKが割り振られた偶数グループの発熱素子は直前にバイアス加熱されないため発色することがないが、第1ラインのみであるから画質を損なう程の影響はない。なお、この偶数グループの発熱素子も第1ラインから発色させたい場合には、第1ラインの前にダミーラインを設けて、ここでバイアス熱エネルギを与えればよい。
【0028】
発熱パターンは、イエロー記録では図5(B)に示すパターンとなる。この発熱パターンの最小単位を太い点線でくくって示してある。マゼンタ記録では同(C)に示すパターンが選択され、シアン記録では同(D)に示すパターンが選択される。なお、バイアス加熱処理に対しては「B」が、階調加熱処理には「K」が記入してある。イエロー記録時には、奇数番のグループの発熱素子を、図2(A)(1)に示すようなバイアスパルスBと階調パルスKとにより駆動する。また、偶数番のグループの発熱素子を、図2(B)(2)に示すようなパルスB,Kで駆動する。これにより、図5(B)に示すように、第1サブラインの記録の際には、奇数グループの発熱素子に対してはバイアス熱エネルギが、偶数グループの発熱素子に対しては階調熱エネルギがそれぞれ付与され、第2サブラインの記録の際には、奇数グループの発熱素子に対して階調熱エネルギが、偶数グループに対してはバイアス熱エネルギが付与される。
【0029】
したがって、1ラインの記録中に、必ずどちらかのグループの発熱素子がバイアス加熱されるため、図2(B)に示すように、1ライン記録中の発熱素子の温度変動が図17(B)に示す各発熱素子を一斉駆動させるものと比べて抑えられ、その変動がなだらかにされる。これにより、図2(C)に示すように温度変動に伴う発熱素子と記録材料との間の摩擦係数の変動が抑えられる。したがって、搬送負荷変動が抑えられて、図2(D)に示すように、送りむらが少なくなるため、送りむらに起因する濃度むらの発生を効果的に抑えることができる。なお、シアン記録の際には他の色の記録に比べて高温で行われ、しかも、既にイエロー記録及びマゼンタ記録が終了しているので、これらの熱記録により記録材料の表面は平滑化されているので、温度変動に起因する送り速度むらの発生はそれほど生じることはなく、従来からのパターンと同じように、第1サブラインで全発熱素子を一斉にバイアス加熱し、この後に階調加熱している。もちろん、第1又は第2の発熱パターンを用いることで、1ライン記録中の温度変動を抑えるようにしてもよい。
【0030】
なお、サブライン記録時間の全期間中でバイアス加熱を行うようにしており、しかも連続通電方式としているため、通電時間を変えることにより、バイアス加熱に対するシェーディング補正、発熱素子の抵抗値ばらつき補正、熱履歴補正(蓄熱補正)を行うことはできないが、この場合には、ヘッド電源回路36で補正値に応じて駆動電圧を変えることにより、印加する熱エネルギを変えることができる。また、多数のパルスからなるパルス列によりバイアス加熱する場合には、上記のサーマルヘッド駆動電圧の変更の他に、個々のパルス幅を変えることで発熱量を制御する。また、このバイアス加熱に対する種々の補正を階調加熱側で補正してもよい。
【0031】
次に、各発熱素子を4つのグループに分けた実施形態について説明する。この場合には、1ラインの記録時間を4等分して、4つのサブライン記録時間に分け、各サブラインに対して、バイアス加熱、第1階調加熱、第2階調加熱、冷却期間を割り当てる。そして、バイアス加熱を行うサブラインに対しては、全期間中「FFH 」の固定データを与える。また、階調加熱を行うサブラインに対しては、「000H 」〜「1FFH 」の可変データを「00H 」〜「FFH 」単位で分けて、第1階調加熱で「000H 」〜「0FFH 」の可変データを与え、第2階調加熱で残りの「100H 」〜「1FFH 」の可変データを与える。また、冷却を行うサブラインに対しては「00H 」の固定データを与える。
【0032】
図9は発熱素子を4分割したときの発熱パターンを説明したものであり、(B)はイエロー記録用、(C)はマゼンタ記録用、(D)はシアン記録用を示している。本実施形態では、各色の記録毎に発熱パターンを変えており、これによりバイアス加熱部分の配置が変わっている。例えば、(B)に示すように、第1サブラインの記録期間中は、第1グループの各発熱素子をバイアス加熱し、第2グループの各発熱素子を加熱することのない冷却期間とし、第3グループの各発熱素子を第2階調データによって階調加熱し、第4グループの各発熱素子を第1階調データによって階調加熱する。なお、バイアス加熱処理に対しては「B」が、第1階調加熱処理には「K1」が、第2階調加熱処理には「K2」が、冷却期間には「R」が記入してある。
【0033】
第2サブラインの記録中は、第1サブラインで行った処理に続く処理を行う。すなわち、第1グループの各発熱素子を第1階調加熱し、第2グループの各発熱素子をバイアス加熱し、第3グループの各発熱素子を冷却期間とし、第4グループの各発熱素子を第2階調加熱する。以下、第3及び第4サブラインでも第2サブラインの記録中の処理と同じように、前のサブラインで行った処理に続く処理を行う。なお、各グループに対する各処理の割り当ては図示のものに限定されることなく、その順列を変えてもよい。なお、発熱パターンの最小単位を太い点線でくくってある。
【0034】
図10は、上記加熱パターンを行うための電気回路図であり、図1に示す実施形態と同一のものには同一符号が付してある。本実施形態では、4つのグループ及び4つのサブラインに分けるため、4個のラインメモリを2組設けて、これらラインメモリ41〜48をスイッチング回路49,50で選択的に読み取り、ヘッドドライバ30に送る。
【0035】
イエロー,マゼンタ,シアンの各色の画像データは、各色毎に分離されてフレームメモリ51に書き込まれている。そして、フレームメモリ51から1ライン分の画像データが順に読みだされ、これが加算器52に送られる。加算器52には、補正データ演算部53からフレームメモリ51の1ライン読み出しに同期して補正データが送られる。補正データは、色補正データ、シェーディング補正データ、各発熱素子の抵抗値むら補正データ等がある。シェーディング補正データは、記録ライン数に応じて決定されている。また、発熱素子の抵抗値ムラ補正データは、各発熱素子毎に求められている。これら画像データ及び補正データは8ビットであり、これが加算器で加算されて桁上がりして9ビットデータ(「000H 」〜「1FFH 」)にされ、分離回路54に送られる。
【0036】
分離回路54では、9ビットの補正済み画像データを、1つのサブライン記録時間を単位として第1及び第2階調パルスK1,K2に分割する。具体的には、例えば、9ビット目が「1」ならば、K1を「FFH 」、K2を下8桁の8ビットデータ「00H 」〜「FFH 」に分離する。また、9ビット目が「0」ならば、K1を下8桁の8ビットデータ「00H 」〜「FFH 」、K2を「00H 」に分離する。そして、K1を第1階調データ用ラインメモリ42に、K2を第2階調データ用ラインメモリ43に書き込む。また、バイアスデータ用ラインメモリ41には、「FFH 」の固定データが書き込まれている。冷却期間用ラインメモリ44には、「00H 」の固定データが書き込まれている。なお、これらバイアスデータ用及び冷却期間用ラインメモリ41,44を用いる他に、単に「FFH 」及び「00H 」のデータ発生器を用いてもよい。
【0037】
第1スイッチング回路49は、1画素毎に第1〜第4ラインメモリ41〜44から順番にデータを読み取り、これを第1〜第4サブライン用ラインメモリ45〜48に書き込む。これにより、図11(A)に示すように、第1サブライン用ラインメモリには、第1発熱素子から順にB,K12J,K23J,R,B,K16J,K27J,R,・・・K1(n-2)J,K2(n-1)J,Rが書き込まれる。また、同(B)に示すように、第2サブライン用ラインメモリには、第1発熱素子から順にK11J,K22J,R,B,K15J,K26J,R,・・・K2(n-2)J,R,Bが書き込まれる。また、同(C)に示すように、第3サブライン用ラインメモリには、第1発熱素子から順にK21J,R,B,K14J,K25J,R,・・・K2(n-3)J,R,B,K1nJ,が書き込まれる。また、同(D)に示すように、第4サブライン用ラインメモリには、第1発熱素子から順にR,B,K13J,K24J,R,・・・K2(n-3)J,R,B,K1(n-1)J,K2nJが書き込まれる。
【0038】
第2スイッチング回路50は、1/4ライン(1サブライン)毎に第1〜第4のラインメモリ45〜48を切り換えて読みだして、この印画用データをサーマルヘッドドライバ30に送る。サーマルヘッドドライバ30は上記実施形態と同じように、印画用データに基づき各発熱素子151 〜15n を駆動して感熱記録層を加熱する。これにより、画像データに応じた熱エネルギが感熱発色層に付与され、1ライン分のドットが記録される。図12に、このときのサーマルヘッドドライバ30におけるタイミングチャートが示してある。
【0039】
図13は、各色の記録毎に発熱パターンとサイズを変えた実施形態のものであり、同図(A)に示されるように、最上層のイエロー感熱発色層の記録の際には、各発熱素子を5個のグループにほぼ等分になるように分けて、これらを第1〜第5のグループとする。そして、これら各グループの発熱素子を1個単位でグループ順に並べるように配置する。
【0040】
また、1ライン分のドットを記録するための1ライン記録時間を5等分し、これらの記録時間を第1〜第5のサブライン記録時間とする。また、これに合わせて、階調パルスを1つのサブライン記録時間を単位として第1、第2、第3の階調パルスに分離する。そして、第1サブライン記録時間には、第1〜第5のグループの発熱素子に対し、バイアスパルスの付与、第1階調パルスの付与、第2階調パルスの付与、第3階調パルスの付与、冷却期間のいずれか1つを割り当て、第2サブライン記録時間以降では、前のサブライン記録時間でバイアスパルスを付与したグループの発熱素子に対し第1階調パルスを付与し、第1階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し第2階調パルスを付与し、第2階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し第3階調パルスを付与し、第3階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し冷却を行い、冷却を行ったグループの発熱素子に対しバイアスパルスを付与する。
【0041】
マゼンタ感熱発色層の熱記録の際には、図13(B)に示すように、各発熱素子を4個のグループにほぼ等分になるように分けて、これらを第1〜第4のグループとし、これら各グループの発熱素子を適数個単位でグループ順に並べるように配置する。また、1ライン分のドットを記録するための1ライン記録時間を4等分し、これらの記録時間を第1〜第4のサブライン記録時間とする。
【0042】
シアン感熱発色層の熱記録の際には、図13(C)の発熱パターンのように、各発熱素子を3個のグループにほぼ等分になるように分けて、これらを第1〜第3のグループとし、これら各グループの発熱素子を1個単位でグループ順に並べるように配置する。また、1ライン分のドットを記録するための1ライン記録時間を3等分し、これらの記録時間を第1〜第3のサブライン記録時間とする。そして、第1サブライン記録時間には、第1〜第3のグループの発熱素子に対し、バイアスパルスの付与、階調パルスの付与、冷却期間のいずれか1つを割り当て、第2サブライン記録時間以降では、前のサブライン記録時間で行った処理の次の処理を行う。
【0043】
このように、深層になるほど発熱パターンのサイズを小さくすることにより、1ライン記録中のバイアス加熱期間を深層になるほど長くすることができ、各感熱記録層に応じた最適なバイアス加熱を電圧やパルス幅を変更することなく簡単に行うことができる。
【0044】
なお、上記実施形態では、バイアス加熱及び階調加熱を連続通電により行うようにしたが、この他に、多数のパルスからなるパルス列によりバイアス加熱及び階調加熱を行うようにしてもよい。この場合にも、バイアス加熱を行うサブライン記録時間中は全区間でバイアスパルス列を付与する。
【0045】
また、上記実施形態ではダウンカウンタを用いて階調制御を行うサーマルヘッドドライバ30を用いたが、これに限定されることなく、階調制御可能なサーマルヘッドドライバを有するサーマルヘッドであれば、本発明を実施することができる。
【0046】
なお、上記実施形態では、ライン状の発熱素子131 〜13n を交互に1個ずつグループG1,G2に振り分けたが、この他に、2個ずつ又はそれ以上の単位でグループG1,G2に振り分けてもよい。また、複数のサブラインを用いて階調加熱したが、この他に複数のサブラインを用いてバイアス加熱してもよい。
【0047】
上記実施形態では、バイアス熱エネルギにより、感熱発色層を発色する直前の温度に予熱しており、これにより、バイアス加熱の後に僅かでも階調加熱を加えると発色するようにしている。しかしながら、本発明では、上記のような厳密な意味での発色直前の温度への予熱の他に、画質低下を起こさない範囲での発色直前付近の温度を含んだ予熱もバイアス加熱も含まれる。
【0048】
上記実施形態では送りローラ対11を用いて記録材料を往復動させて1つのサーマルヘッドで3色を順次記録する1ヘッド3パス方式の感熱プリンタとしたが、この他に3つのサーマルヘッドにより記録材料の1回の送りで3色順次記録する3ヘッド1パス方式の感熱プリンタに本発明を実施してもよい。また、上記実施形態では、キャプスタン駆動方式の感熱プリンタとしたが、この他にプラテンドラムを用いて記録材料を送るプラテンドラム方式の感熱プリンタに本発明を実施してもよい。また、カラー感熱プリンタに実施したが、この他に、熱溶融型のサーマルプリンタに本発明を実施してもよい。更には、ラインプリンタの他に、シリアルプリンタに本発明を実施してもよい。
【0049】
なお、上記各実施形態において、多数の発熱素子のグループ分けを、一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で行うようにしてもよい。例えば、図14に示すように、1ラインを512画素で記録する場合には、64個のANDゲートアレイ34とトランジスタ35とからなるドライバIC70を8個(701 〜708 )用いる。なお、図7に示す実施形態と同一構成部材には同一符号が付してある。ドライバIC70はANDゲートアレイ34とトランジスタ35とからなるものの他に、その他の素子を含んだものであってもよく、また、トランジスタ35のみであってよい。要するに、各発熱素子をグループ単位で駆動するものであればよい。
【0050】
図15(A)はこのときの各発熱素子のグループ分けを示すものであり、第1発熱素子151 から第64発熱素子1564を第1グループG1とし、第65発熱素子1565から第128発熱素子15128 を第2グループG2とし、第129発熱素子15129 から第192発熱素子15192 を第3グループG3とし、第193発熱素子15193 から第256発熱素子15256 を第4グループG4とし、以下残りの発熱素子もそれぞれ第1グループG1〜第4グループG4にグループ分けする。
【0051】
図15(B),(C),(D)は、このようにしてグループ分けした場合の発熱パターンを示すもので、ドライバIC701 〜708 の各1個単位で各発熱素子グループG1〜G4が駆動されるため、制御をより一層簡単にすることができる。更に、各色を記録する際に、発熱パターンが変えられるため、モアレの発生を無くすことができる。なお、ドライバICのグループ分け個数は、「4」に限定されるものではなく、「2」以上であればよい。
【0052】
図16は記録する色によってドライバIC701 〜708 のグループ数を変えたものである。同図(A)に示すように、イエロー記録時には、ドライバIC701 〜708 を4つのグループG1,G2,G3,G4に分けて、(B)に示すような発熱パターンで各発熱素子を駆動する。また、マゼンタ及びシアン記録時には、(C)に示すように、ドライバIC701 〜708 を2つのグループG1,G2に分けて、(D)に示すような発熱パターンで各発熱素子を駆動する。この場合に、マゼンタ及びシアン記録時には、イエロー記録時に比べて高いバイアス熱エネルギを必要とするため、1ライン記録時間を4等分した内の2つのサブラインを用いてバイアス加熱を行う。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、多数の発熱素子をN(N≧2)個のグループに分けて、これらを第1〜第Nのグループとし、1ライン分のドットを記録するための1ライン記録時間をN等分し、これらの記録時間を第1〜第Nのサブライン記録時間とし、各グループの発熱素子に対し、各グループに対応するサブラインの記録時間の開始位置からバイアスパルスとこれに続けて階調パルスとを与え、前記バイアスパルスは1つのサブライン記録時間の全期間で付与するようにしたから、1ライン記録中にサーマルヘッド全体では常にいずれかの発熱素子がバイアス加熱されるため、全発熱素子が一斉に冷却期間になることがなく、1ライン記録中の副走査方向における温度変動が抑えられる。したがって、この温度変動による発熱素子の記録材料との間の摩擦係数の変動が抑えられる。これにより、1ライン記録周期内の記録材料の送り量の変動が抑えられ、送り速度が平均化されるため、濃度むらの発生を抑えることができる。
【0054】
また、1ラインの記録周期毎にサーマルヘッド全体の温度が下がり過ぎることがなくなるので、次のラインの記録のためのバイアス加熱期間を短くすることができ、プリント効率を向上させ、低消費電力型のサーマルプリンタを提供することができる。しかも、サーマルヘッドに供給する電源のピーク電流を下げることができ、電源を小型化することができる。更には、1ライン記録中の温度変動が抑えられるので、熱記録後に1ライン周期毎に発生する記録材料表面のうねりを無くすことができる。
【0055】
グループ分けをその個数がほぼ等分になるように行うとともに、各グループの発熱素子を適数個単位でグループ順に交互に配置することにより、サーマルヘッドの主走査方向における熱バランスが良好なものとなり、効率のよい熱記録が可能になる。
【0056】
感熱記録材料は少なくとも表層側から順に第1〜第3の感熱発色層を備え、これら第1〜第3の感熱発色層はイエロー、マゼンタ、シアンのいずれか1つに発色し、各感熱発色層の熱記録毎に、前記グループとサブライン記録時間とで決定される熱記録パターンを変えることにより、色ずれの発生が抑えられる。
【0057】
また、各感熱発色層の熱記録毎に前記分割数Nを変え、この分割数は深層の感熱発色層になるほど小さくなるようにしたから、深層に応じてバイアス加熱期間を長くとることができるようになり、効率のよい熱記録が行える。
【0058】
一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で、多数の発熱素子のグループ分けを行うから、ドライバIC単位で各発熱素子が駆動されるため、制御をより一層簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルプリンタの要部を示すブロック図である。
【図2】(A)はサーマルヘッドへの印画データの一例を、(B)はサーマルヘッド全体の平均温度の変動を、(C)は記録材料と発熱素子との間の摩擦係数の変動を、(D)は記録材料の送り速度の変動をそれぞれ示す説明図である。
【図3】同サーマルプリンタで用いるカラー感熱記録材料の層構造を示す概略図である。
【図4】同記録材料の発色特性を示すグラフである。
【図5】(A)は発熱素子アレイを拡大して示す平面図であり、(B)はイエロー記録時に用いる発熱パターンを、(C)はマゼンタ記録時に用いる発熱パターンを、(D)はシアン記録時に用いる発熱パターンを示す説明図である。
【図6】(A)は第1サブライン用ラインメモリに、(B)は第2サブライン用ラインメモリにそれぞれ書き込まれる印画データの一例を示す説明図である。
【図7】サーマルヘッドドライバの一例を示す電気回路図である。
【図8】同サーマルヘッドドライバにおけるタイミングチャートである。
【図9】(A)はサーマルヘッドの平面図を、(B)は他の実施形態におけるイエロー記録時の発熱パターンの一例を、(C)はマゼンタ記録時の発熱パターンの一例を、(D)はシアン記録時の発熱パターンの一例を示している。
【図10】同実施形態における電気回路図である。
【図11】同実施形態における各サブライン用ラインメモリに記録されるデータの一例を示す説明図である。
【図12】同実施形態のサーマルヘッドドライバにおけるタイミングチャートである。
【図13】記録する色により発熱パターンのサイズを変更するようにした実施形態における発熱素子アレイへの発熱パターンの一例を示す説明図である。
【図14】各発熱素子をグループ単位で駆動するようにしたドライバICを用いたサーマルヘッドドライバの一例を示す電気回路図である。
【図15】ドライバICを用いた実施形態を説明するためのもので、(A)はドライバIC単位による各発熱素子のグループ分けを示すサーマルヘッドの平面図を、(B)はこのときのイエロー記録時の発熱パターンの一例を、(C)はマゼンタ記録時の発熱パターンの一例を、(D)はシアン記録時の発熱パターンの一例を示している。
【図16】ドライバICを用いた他の実施形態を説明するためのもので、(A)はイエロー記録時のドライバIC単位による各発熱素子のグループ分けを示すサーマルヘッドの平面図を、(B)はイエロー記録時の発熱パターンの一例を、(C)はマゼンタ及びシアン記録時のドライバIC単位による各発熱素子のグループ分けを示すサーマルヘッドの平面図を、(D)はマゼンタ及びシアン記録時の発熱パターンの一例を示している。
【図17】従来のサーマルヘッド駆動方法を示すもので、(A)はサーマルヘッドへの印画データの一例を、(B)はサーマルヘッド全体の平均温度の変動を、(C)は記録材料と発熱素子との間の摩擦係数の変動を、(D)は記録材料の送り速度の変動をそれぞさ示す説明図である。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録材料
11 送りローラ対
13 システムコントローラ
14 サーマルヘッド
15 発熱素子アレイ
151 〜15n 発熱素子
20 フレームメモリ
21 メモリコントローラ
22 色変換部
23 色補正部
24 階調用ラインメモリ
25 バイアス用ラインメモリ
26,29,49,50 スイッチング回路
27,28,45〜48 サブライン用ラインメモリ
30 サーマルヘッドドライバ
41〜44 ラインメモリ
Claims (12)
- 多数の発熱素子を主走査方向にライン状に配置したサーマルヘッドと、少なくとも1つの感熱発色層を有する感熱記録材料とを用い、感熱記録材料を副走査方向に送りながら各発熱素子に、感熱発色層が発色する直前のバイアス熱エネルギを感熱発色層に与えるバイアスパルスと、発色濃度に応じた階調熱エネルギを感熱発色層に与える階調パルスとを与え、感熱記録材料に1ライン分のドットを記録するサーマルヘッドの駆動方法において、
前記多数の発熱素子をN(N≧2)個のグループに分けて、これらを第1〜第Nのグループとし、
前記1ライン分のドットを記録する際に掛かる1ライン記録時間をN等分し、これらの記録時間を第1〜第Nのサブライン記録時間とし、
第U(U=1〜N)サブラインの記録時間の全期間にわたってバイアスパルスを与え、これに続けて少なくとも第U+1サブライン記録時間(ただし、U=Nの場合は、次のラインの第1サブライン記録時間)に当該ラインの階調パルスを与え、
前記第1〜第Nのグループ毎にUの値を変え、前記サブライン記録時間を単位として、バイアスパルスおよび階調パルスを与えるタイミングをグループ毎にずらしたことを特徴とするサーマルヘッドの駆動方法。 - 前記グループ分けをその個数がほぼ等分になるように行うとともに、各グループの発熱素子を適数個単位でグループ順に交互に配置したことを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッドの駆動方法。
- 一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で前記グループ分けを行うことを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッドの駆動方法。
- 前記感熱記録材料は少なくとも表層側から順に第1〜第3の感熱発色層を備え、これら第1〜第3の感熱発色層はイエロー、マゼンタ、シアンのいずれか1つに発色し、各感熱発色層の熱記録毎に、前記グループとサブライン記録時間とで決定される熱記録パターンを変えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載のサーマルヘッドの駆動方法。
- 各感熱発色層の熱記録毎に前記分割数Nを変え、この分割数は深層の感熱発色層になるほど小さくなるようにしたことを特徴とする請求項4記載のサーマルヘッドの駆動方法。
- 多数の発熱素子を主走査方向にライン状に配置したサーマルヘッドと、イエロー、マゼンタ、シアンのいずれか1つに発色する表層側から順に配置された第1〜第3の感熱発色層を有する感熱記録材料とを用い、感熱記録材料を副走査方向に送りながら各発熱素子に、感熱発色層が発色する直前のバイアス熱エネルギを感熱発色層に付与するバイアスパルスと、発色濃度に応じた階調熱エネルギを感熱発色層に付与する階調パルスとを与え、感熱記録材料に1ライン分のドットを記録するサーマルヘッドの駆動方法において、
前記多数の発熱素子を主走査方向で交互に一定個数ずつ分けて第1及び第2のグループとし、
前記1ライン分のドットを記録する際に掛かる1ライン記録時間を2等分し、これらの記録時間を第1及び第2のサブライン記録時間とし、
前記第1のグループの発熱素子に対し、当該ラインの第1サブライン記録時間の全期間にわたってバイアスパルスを与えるとともに、当該ラインの第2サブライン記録時間に当該ラインの階調パルスを与え、第2のグループの発熱素子に対し、当該ラインの1つ前のラインの第2サブライン記録時間の全期間にわたってバイアスパルスを与えるとともに、当該ラインの第1サブライン記録時間に当該ラインの階調パルスを与え、前記サブライン記録時間を単位として、バイアスパルスおよび階調パルスを与えるタイミングをグループ毎にずらしたことを特徴とするサーマルヘッドの駆動方法。 - 前記多数の発熱素子の第1及び第2のグループへのグループ分けは、一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で行うことを特徴とする請求項6記載のサーマルヘッドの駆動方法。
- 多数の発熱素子を主走査方向にライン状に配置したサーマルヘッドと、イエロー、マゼンタ、シアンのいずれか1つに発色する表層側から順に配置された第1〜第3の感熱発色層を有する感熱記録材料とを用い、感熱記録材料を副走査方向に送りながら各発熱素子に、感熱発色層が発色する直前のバイアス熱エネルギを感熱発色層に付与するバイアスパルスと、発色濃度に応じた階調熱エネルギを感熱発色層に付与する階調パルスとを与え、感熱記録材料に1ライン分のドットを記録するサーマルヘッドの駆動方法において、
前記多数の発熱素子を4つのグループにほぼ等分になるように分けて、これらを第1〜第4のグループとし、これら各グループの発熱素子が適数個単位でグループ順に並べられるように配置され、
前記1ライン分のドットを記録する際に掛かる1ライン記録時間を4等分し、これらの記録時間を第1〜第4のサブライン記録時間とし、
前記階調パルスを1つのサブライン記録時間を単位として第1及び第2階調パルスに分割し、
第1サブライン記録時間には、第1〜第4のグループの発熱素子に対し、バイアスパルスの全期間にわたる付与、第1階調パルスの付与、第2階調パルスの付与、冷却期間のいずれか1つを割り当て、第2サブライン記録時間以降では、前のサブライン記録時間でバイアスパルスを付与したグループの発熱素子に対し第1階調パルスを付与し、第1階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し第2階調パルスを付与し、第2階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し冷却期間とし、冷却期間であったグループの発熱素子に対しバイアスパルスを全期間にわたって付与し、これらの処理をライン毎、グループ毎に繰り返し実行して、前記サブライン記録時間を単位として、バイアスパルスおよび階調パルスを与えるタイミングをグループ毎にずらしたことを特徴とするサーマルヘッドの駆動方法。 - 前記多数の発熱素子のグループ分けは、一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で行うことを特徴とする請求項8記載のサーマルヘッドの駆動方法。
- 多数の発熱素子を主走査方向にライン状に配置したサーマルヘッドと、イエロー、マゼンタ、シアンのいずれか1つに発色する表層側から順に配置された第1〜第3の感熱発色層を有する感熱記録材料とを用い、感熱記録材料を副走査方向に送りながら各発熱素子に、感熱発色層が発色する直前のバイアス熱エネルギを感熱発色層に付与するバイアスパルスと、発色濃度に応じた階調熱エネルギを感熱発色層に付与する階調パルスとを与え、感熱記録材料に1ライン分のドットを記録するサーマルヘッドの駆動方法において、
前記第1感熱発色層の熱記録の際には、前記多数の発熱素子をP(ただしP≧5)個のグループにほぼ等分になるように分けて、これらを第1〜第Pのグループとし、これら各グループの発熱素子を適数個単位でグループ順に並べるように配置し、
前記1ライン分のドットを記録する際に掛かる1ライン記録時間をP等分し、これらの記録時間を第1〜第Pのサブライン記録時間とし、
前記階調パルスを1つのサブライン記録時間を単位として第1、第2、・・・、第P−2の階調パルスに分割し、
第1サブライン記録時間には、第1〜第Pのグループの発熱素子に対し、バイアスパルスの全期間にわたる付与、第1階調パルスの付与、第2階調パルスの付与、・・・、第P−2の階調パルスの付与、冷却期間のいずれか1つを割り当て、第2サブライン記録時間以降では、前のサブライン記録時間でバイアスパルスを付与したグループの発熱素子に対し第1階調パルスを付与し、第V(V=1〜P−3)階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し第V+1の階調パルスを付与し、第P−2階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し冷却を行い、冷却を行ったグループの発熱素子に対しバイアスパルスを全期間にわたって付与し、これらの処理をライン毎、グループ毎に繰り返し実行して、前記サ ブライン記録時間を単位として、バイアスパルスおよび階調パルスを与えるタイミングをグループ毎にずらし、
前記第2感熱発色層の熱記録の際には、前記多数の発熱素子をQ(ただし4≦Q<P)個のグループにほぼ等分になるように分けて、これらを第1〜第Qのグループとし、これら各グループの発熱素子を適数個単位でグループ順に並べるように配置し、
前記1ライン分のドットを記録する際に掛かる1ライン記録時間をQ等分し、これらの記録時間を第1〜第Qのサブライン記録時間とし、
前記階調パルスを1つのサブライン記録時間を単位として第1、第2、・・・、第Q−2の階調パルスに分割し、
第1サブライン記録時間には、第1〜第Qのグループの発熱素子に対し、バイアスパルスの全期間にわたる付与、第1階調パルスの付与、第2階調パルスの付与、・・・、第Q−2の階調パルスの付与、冷却期間のいずれか1つを割り当て、第2サブライン記録時間以降では、前のサブライン記録時間でバイアスパルスを付与したグループの発熱素子に対し第1階調パルスを付与し、第W(W=1〜Q−3)階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し第W+1の階調パルスを付与し、第Q−2階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し冷却を行い、冷却を行ったグループの発熱素子に対しバイアスパルスを全期間にわたって付与し、これらの処理をライン毎、グループ毎に繰り返し実行して、前記サブライン記録時間を単位として、バイアスパルスおよび階調パルスを与えるタイミングをグループ毎にずらし、
前記第3感熱発色層の熱記録の際には、前記多数の発熱素子をR(ただし3≦R<Q)個のグループにほぼ等分になるように分けて、これらを第1〜第Rのグループとし、これら各グループの発熱素子を適数個単位でグループ順に並べるように配置し、
前記1ライン分のドットを記録する際に掛かる1ライン記録時間をR等分し、これらの記録時間を第1〜第Rのサブライン記録時間とし、
前記階調パルスを1つのサブライン記録時間を単位として第1、第2、・・・、第R−2の階調パルスに分割し、
第1サブライン記録時間には、第1〜第Rのグループの発熱素子に対し、バイアスパルスの全期間にわたる付与、第1階調パルスの付与、第2階調パルスの付与、・・・、第R−2の階調パルスの付与、冷却期間のいずれか1つを割り当て、第2サブライン記録時間以降では、前のサブライン記録時間でバイアスパルスを付与したグループの発熱素子に対し第1階調パルスを付与し、第X(X=1〜R−3)階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し第X+1の階調パルスを付与し(ただし、R=3の場合は、これを除く)、第R−2階調パルスを付与したグループの発熱素子に対し冷却を行い、冷却を行ったグループの発熱素子に対しバイアスパルスを全期間にわたって付与し、これらの処理をライン毎、グループ毎に繰り返し実行して、前記サブライン記録時間を単位として、バイアスパルスおよび階調パルスを与えるタイミングをグループ毎にずらしたことを特徴とするサーマルヘッドの駆動方法。 - 前記多数の発熱素子のグループ分けは、一定個数の発熱素子を駆動するためのドライバIC単位で行うことを特徴とする請求項10記載のサーマルヘッドの駆動方法。
- 各感熱発色層の熱記録毎に、前記グループとサブライン記録時間とで決定される熱記録パターンを変えたことを特徴とする請求項6ないし11いずれか1つ記載のサーマルヘッドの駆動方法。
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