JP2728324B2 - カラー感熱記録方法 - Google Patents

カラー感熱記録方法

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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー感熱記録方法に
関し、更に詳しくは2種類の感熱発色層が同時に発色し
ないように改良したカラー感熱記録方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドで多色画像を直接に記録
することができるカラー感熱記録材料が従来から知られ
ている(例えば、特開昭61ー213169号)。ま
た、本出願人は、図5に示すように、支持体2上に、シ
アン感熱発色層3,マゼンタ感熱発色層4,イエロー感
熱発色層5,保護層6を順次層設したカラー感熱記録材
料7を提案している(特願平2ー89384号)。この
カラー感熱記録材料7は、図6に示すように、最上層で
あるイエロー感熱発色層5は熱記録感度が最も高く、最
下層であるシアン感熱発色層3の熱記録感度が最も低
い。
【0003】前記シアン感熱発色層3は、電子供与性染
料前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加
熱されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層
4としては、例えば最大吸収波長が365nmのジアゾ
ニウム塩化合物と、これに熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
4は、熱記録後に365nmの紫外線を照射するとジア
ゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われる。イ
エロー感熱発色層5は、例えば最大吸収波長が420n
mのジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応してイエロ
ーに発色するカプラーとを含有している。このイエロー
感熱発色層5は420nmの近紫外線を照射すると光定
着して発色能力が失われる。
【0004】カラー感熱記録材料7に多色画像を熱記録
する場合には、複数の発熱素子をライン状に配列したサ
ーマルヘッドが用いられ、サーマルヘッドとカラー感熱
記録材料7とを相対的に移動しながら、まずサーマルヘ
ッドで第1層であるイエロー感熱発色層5を熱記録す
る。この熱記録中に、サーマルヘッドの各発熱素子は、
例えば特開平3−221468号公報に記載されている
ように、発色温度近くまで温度上昇させるための幅広い
バイアス用パルスと、原画の画素濃度に応じて通電時間
を変えるための幅狭の複数の階調パルスとで駆動され、
所望の濃度を持ったインクドットを画素に記録する。
エロー画像の熱記録後に、420nmの近紫外線を照射
してイエロー画像を光定着する。次に、第2層であるマ
ゼンタ感熱発色層4に、イエロー感熱発色層5よりも高
い熱エネルギーを与えて、マゼンタ感熱発色層4を熱
録してから、365nmの紫外線を照射してマゼンタ画
像を光定着する。最後に、最も大きい熱エネルギーを用
いて第3層であるシアン感熱発色層3を熱記録する。
際は各感熱発色層の間に、中間層が形成されているが、
この中間層の厚みを大きくすると感度が低下して実用上
問題があるが、特性曲線の重複を避けることが可能であ
る。このような重なりのないカラー感熱記録材料は、例
えば特願平2−134303号で提案されている。この
カラー感熱記録材料では、イエロー感熱発色層(第3の
感熱発色層)のみが発色可能な熱をサーマルヘッドに加
えて該層に含有されているジアゾニウム塩化合物とカプ
ラーとを発色させる。第3の感熱発色層の熱記録後に光
定着してから、マゼンタ感熱発色層(第2の感熱発色
層)が発色可能で、かつシアン感熱発色層(第1の感熱
発色層)は発色しないような熱を加える。この第2の感
熱発色層の光定着後に、第1の感熱発色層を加熱して発
色させる。次の条件でサーマルヘッドを駆動することに
より、イエロー,マゼンタ,シアンの中間調画像を混色
を招くことなく、独立して記録することができた。 サーマルヘッド:印字エネルギーが0.5W/ドット
(京セラ製) 画素密度:8本/mm サーマルヘッドの駆動パルス:一定電圧で、通電時間が
階調レベルに応じて、0 .2msで変化した1個のパル
イエロー:0.4〜2.0ms マゼンタ:2.4〜4.0ms シアン:4.4〜6.0ms
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特性曲線が色間で一部
重複しているカラー感熱記録材料を使用したときに、各
層に対応した色がそれぞれ所望の濃度にまで記録するこ
とができ、しかも特性曲線の一部が重なっている他の層
の色の発色をできるだけ抑制することができるカラー感
熱記録方法を提供することである。すなわち、本発明に
用いられるカラー感熱記録材料では、図6の特性曲線か
ら分るように、発色熱エネルギーの領域EAでは、イエ
ロー感熱発色層5の高濃度域と、マゼンタ感熱発色層4
の低濃度域とが重複している。このために、高濃度のイ
エロー画像を記録した場合に、この熱エネルギーでマゼ
ンタ感熱発色層4も同時に発色してしまい、本来の色調
を再現することができなくなる。また、領域EBでは、
マゼンタ感熱発色層4の高濃度域と、シアン感熱発色層
3の低濃度域とが重複しているから、やはり同じ問題が
発生する。そこで、従来は、イエロー感熱発色層5と、
マゼンタ感熱発色層4の熱記録では、各感熱発色層のす
ぐ下にある感熱発色層が発色しない範囲内の熱エネルギ
ーを用いている。この理由から、従来のカラー感熱記録
方法は、高濃度の画像を記録することができないことが
あった
【0006】本発明は、上層の感熱発色層を高濃度に発
色させても、下層にある別の感熱発色層が、余剰熱エネ
ルギーで同時に発色するのを抑えるようにしたカラー感
熱記録方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、混色を防止
するために各種の実験を行い、その結果、混色を生じな
い低い熱エネルギーを複数回与えることよって、混色を
招くことなく、高濃度を出せることを見出した。本発明
は、この知見に基づくものであり、その要旨とするとこ
ろは、下層の発色熱エネルギーと重複が生じている上層
の感熱発色層を熱記録する際に、下層の発色熱エネルギ
ーよりも低い熱エネルギーで、熱記録を複数回行うよう
にしたものである。この複数回の熱記録は、僅かな時間
差をもってサーマルヘッドを続けて駆動する他に、プリ
ント時間が多少長くなるが、カラー感熱記録材料をサー
マルヘッドに2回以上対面させて行うやり方がある。
【0008】
【実施例】図2において、プラテンドラム10は、その
外周にカラー感熱記録材料7を保持し、熱記録時にパル
スモータ12によって矢線方向に回転される。このプラ
テンドラム10にクランプ部材13が取り付けられてお
り、カラー感熱記録材料7の少なくとも1ケ所例えば先
端をプラテンドラム10に固定する。クランプ部材13
はコ字形をしており、両端部に設けた長穴13a,13
bが、プラテンドラム軸15,ガイドピン16にそれぞ
れ嵌合している。このクランプ部材13は、通常はスプ
リング17によってプラテンドラム10に圧接してお
り、カラー感熱記録材料7の着脱時に、ソレノイド18
によってプラテンドラム10から離れる方向に移動され
る。
【0009】前記プラテンドラム10の外周には、多数
の発熱素子をライン状に配列したサーマルヘッド20
と、光定着器21とが設けられている。光定着器21
は、図3の実線で示すように、ほぼ365nmと420
nmに発光ピークを持った棒状の紫外線ランプ22と、
点線で示すような透過特性を持ったカットフイルタ23
とから構成されている。このカットフイルタ23は、ソ
レノイド等によって紫外線ランプ22の前に入れられた
ときに、ほぼ420nm付近の近紫外線を透過する。給
排紙通路24には、搬送ローラ対25が配置されてお
り、これを通ってカラー感熱記録材料7が搬送される。
また、給排紙通路24のプラテンドラム側には、排紙時
にカラー感熱記録材料7の後端を給排紙通路24に案内
するための分離爪26が設けられている。この実施例で
は、1つの通路が給紙通路と排紙通路に兼用されている
が、これらは別個に設けてもよい。
【0010】イエロー,マゼンタ,シアンの各画像は、
各画素ごとにバイアス熱エネルギーを発生するバイアス
パルスと、階調表現熱エネルギーを発生させるための階
調パルスによりサーマルヘッド20が駆動されて熱記録
される。図4に示すように、例えば64階調の場合に
は、バイアス加熱を含めて、1ライン分の駆動データが
65回に分けて読み出され、65回のストローブ信号に
より、サーマルヘッド20の各発熱素子が選択的に駆動
され、64階調の画像を表現する。なお、T1は1画素
の熱記録に要する時間であり、熱記録感度が高いものほ
ど短く設定される。T2は、バイアス加熱を行うための
バイアスパルスの幅であり、熱記録感度が高いものほど
狭く設定される。T3は階調パルスのON期間であり、
熱記録感度が高いものほど狭く設定される。これらのパ
ルス幅T2,T3は、ストローブ信号によって決められ
る。T4は階調パルスのOFF期間であり、各感熱発色
層とも同じである。T5は冷却時間であり、階調レベル
によって異なり、熱記録感度が高い感熱発色層ほど短く
てよい。
【0011】次に、図1及び図7を参照してカラー感熱
プリンタの作用について簡単に説明する。給紙時には、
プラテンドラム10は、クランプ部材13が図2におい
てほぼ垂直となった状態で停止している。ソレノイド1
8が通電されると、クランプ部材13がクランプ解除位
置にセットされる。搬送ローラ対25は、カセット(図
示せず)から供給されたカラー感熱記録材料7をニップ
してプラテンドラム10に向けて搬送する。この搬送ロ
ーラ対25は、カラー感熱記録材料7の先端がプラテン
ドラム10とクランプ部材13との間に入り込んだとき
にいったん停止する。その後、ソレノイド18がOFF
すると、クランプ部材13はスプリング17によって戻
され、カラー感熱記録材料7の先端をクランプする。こ
のクランプ後に、プラテンドラム10と搬送ローラ対2
5とが回転するから、カラー感熱記録材料7がプラテン
ドラム10の外周に巻き付けられる。
【0012】プラテンドラム10が一定ステップずつ間
欠回転して、カラー感熱記録材料7の記録エリアの先端
がサーマルヘッド20に達すると、イエロー感熱発色層
5に対する第1回目の熱記録が開始される。この熱記録
に際して、図7に示す発色濃度D1 までの範囲について
は、下層のマゼンタ感熱発色層4が発色されることがな
いので、サーマルヘッド20は従来と同様に駆動され
る。即ち、図4に示すようなバイアスパルスと画像デー
タに応じた個数の階調パルスが発熱素子に与えられて発
熱され、各画素は所望の濃度に発色される。
【0013】発色濃度範囲D1 〜D3 では、この発色濃
度に対応した熱エネルギーE2 〜E3 でそのままサーマ
ルヘッド20を駆動すると、下層のマゼンタ感熱発色層
4もイエロー感熱発色層5と同時に発色されて混色が生
じる。そこで、サーマルヘッド20は、熱エネルギーE
1 〜E2 の範囲内で2回熱記録することで、所望の濃度
に発色させる。例えば、発色濃度D2 の場合には、1回
目に熱エネルギーE4を与えて濃度D4 に発色させ、第
2回目に熱エネルギーE4 を与えて最終的に発色濃度D
2 を得る。このように、熱記録を2回行うことで、図7
に示すように、特性曲線が実線で示すYから点線で示す
Y′に変化し、混色を招くことなく、高濃度に発色させ
ることができる。ここで、E 4 の決め方は、サーマルヘ
ッド20に所定電圧で連続的に通電することにより得ら
れるイエロー感熱発色層5の最大発色濃度D max に対し
て、2回記録の場合にはD max /2よりもやや高めで、
かつマゼンタの混色が生じ始める濃度D 1 よりも小さい
濃度D 4 に対応する特性曲線Y上の熱エネルギーをE 4
の目安とすればよい。 このように定めると、1回目の記
録で目標発色濃度の半分以上の濃度に発色し、層中に残
っている未反応のカプラーは次の2回目の記録時には1
回目の記録時よりも減ってしまっているので、第2回目
の記録で第1回目と同じエネルギーE 4 を与えても、1
回目の濃度D 4 より低い濃度がD 4 に加算される結果、
等しいエネルギーE 4 を2回印加することにより、目標
濃度D 2 が得られる。もし、3回の熱記録を行う場合に
は、D max /3よりもやや高めの濃度に発色するエネル
ギーがE 4 の目安となる。
【0014】イエロー画像の第1ラインが記録される
と、パルスモータ12によってプラテンローラ10が1
画素分ステップ回転され、これとともにイエロー画像の
第2ラインの熱記録が行われる。以下、同様にしてイエ
ロー画像の第3ライン目以降がカラー感熱記録材料7に
熱記録されて、全ラインが熱記録される。
【0015】プラテンローラ10の回転で、再びカラー
感熱記録材料7の記録エリアの先端がサーマルヘッド2
0に達すると、イエロー感熱発色層5に対する第2回目
の熱記録が行われる。この第2回目のイエロー熱記録で
は、第1回目と同じ条件で行われる。
【0016】第2回目のイエロー熱記録中に、イエロー
画像を熱記録した部分が光定着器21に達すると、ここ
でイエロー感熱発色層5が光定着される。この光定着器
21は、カットフイルタ23が紫外線ランプ22の前に
セットされているから、420nm付近の近紫外線がカ
ラー感熱記録材料7に照射される。これにより、イエロ
ー感熱発色層5に残っていたアゾニウム塩化合物が光分
解して発色能力が消失する。
【0017】プラテンドラム10が1回転してカラー感
熱記録材料7の記録エリアが再びサーマルヘッド20の
位置にくると、サーマルヘッド20は、前記イエロー感
熱発色層5の熱記録と同様に、マゼンタ感熱発色層4に
対する第1回目の熱記録を行う。この時、イエロー感熱
発色層5は既に光定着されているので、このイエロー感
熱発色層5が発色することはない。
【0018】プラテンドラム10が再度1回転すると、
マゼンタ画像の第2回目の熱記録が開始される。この第
2回目のマゼンタ記録中に、カラー感熱記録材料7が定
着器21に達すると、ここで光定着される。この場合に
は、カットフイルタ23が紫外線ランプ22の前から退
避しているので、紫外線ランプ22から放射された全て
の電磁線がカラー感熱記録材料7に照射される。この電
磁線のうち、365nm付近の紫外線によってマゼンタ
感熱発色層4が光定着される。このようにマゼンタ感熱
発色層4に対しても2回記録するから、イエロー熱記録
の場合と同様に、下層にあるシアン感熱発色層3を発色
させることなく、マゼンタ感熱発色層4の熱記録を行う
ことができる。
【0019】プラテンドラム10が更に1回転して記録
エリアが再びサーマルヘッド20の位置にくると、シア
ン画像の熱記録が開始される。サーマルヘッド20は、
発色濃度に応じた熱エネルギーをカラー感熱記録材料7
に与え、シアン画像を1ラインずつシアン感熱発色層3
に熱記録する。このシアン感熱発色層3では、混色の問
題が発生しないから、1回の熱記録が行われる。また、
光定着器21がOFF状態であるため、光定着も行われ
ない。
【0020】イエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像
の熱記録が終了した後に、プラテンドラム10と搬送ロ
ーラ対25とが逆転する。このプラテンドラム10の逆
転により、カラー感熱記録材料7の後端が分離爪26に
よって給排紙通路24に案内され、そして搬送ローラ対
25にニップされる。この後にプラテンドラム10が給
紙位置に達すると、ソレノイド18が通電されるととも
に、プラテンドラム10が停止する。ソレノイド18の
通電により、クランプ部材13がスプリング17に抗し
て移動するから、カラー感熱記録材料7の先端のクラン
プが解除される。これにより、熱記録済みカラー感熱記
録材料7は、給排紙通路24を経てトレイに排出され
る。
【0021】以上説明した実施例では、イエロー感熱発
色層とマゼンタ感熱発色層の2層に対する重複熱記録の
回数をそれぞれ2回としたが、カラー感熱記録材料の発
色特性に応じて3回以上にしてもよい。また、重複熱記
録をイエロー感熱発色層とマゼンタ感熱発色層の2層に
対して行ったが、例えば混色の影響が大きいイエロー感
熱発色層のみに対して行うようにしてもよい。この場合
には、プリント時間がマゼンタ記録1回分だけ短縮され
る。
【0022】所定の時間差をもって発熱素子を複数回駆
動してもよい。こうすると、プラテンドラムの1回転
で、1色の熱記録ができるので、プリント時間が短縮さ
れる。図8はこの実施例を示すものであり、発熱素子が
同一画素に対面している間に、冷却時間T 6 (時間T 4
よりも充分に長い)を挟んで、2つのパルス群で2回駆
動する。以上の実施例では、同色に対する2回の熱記録
を同一条件で行っているが、1回目と2回目で変えても
よい。この場合には、2種類のテーブルデータを用い、
同じ画像データに対して、熱記録の回数に応じて異なっ
た駆動信号を発生させる。また、いずれの場合も、実験
によって1回目と2回目の熱エネルギーを決るもので
ある。
【0023】なお、最下層であるシアン感熱発色層の発
色には、通常の保管状態では起こり得ない熱エネルギー
が必要であるため、これに対しては光定着性を与えてい
ないが、必要に応じてシアン感熱発色層に対しても光定
着性を与えてもよい。
【0024】また、多数の発熱素子を主走査方向に配列
し、カラー感熱記録材料を副走査方向に移動して熱記録
するラインプリンタについて説明したが、本発明はサー
マルヘッドとカラー感熱記録材料を二次元に相対移動し
て熱記録するシリアルプリンタに対しても利用すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、下層の発色熱エネルギーと重複が生じている上層
の感熱発色層を熱記録する際に、下層の発色熱エネルギ
ーよりも低い熱エネルギーで、複数回熱記録するように
したから、発色濃度を高めた場合でも同時発色による混
色を抑え、色再現性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー感熱記録方法を示すフローチャ
ートである。
【図2】本発明を実施するカラー感熱プリンタの概略図
である。
【図3】光定着器の紫外線ランプとカットフイルタの特
性を示すグラフである。
【図4】ヘッド駆動部の各信号と、発熱素子の発熱状態
を示す波形図である。
【図5】カラー感熱記録材料の層構造の一例を示す説明
図である。
【図6】各感熱発色層の発色特性を示すグラフである。
【図7】熱記録の回数とイエロー感熱発色層の発色特性
との関係を示すグラフである。
【図8】 連続して2回記録するようにした実施例の駆動
パルスを示すグラフである。
【符号の説明】
3 シアン感熱発色層 4 マゼンタ感熱発色層 5 イエロー感熱発色層 7 カラー感熱記録材料 20 サーマルヘッド 21 光定着器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に電子供与性染料前駆体と電子
    受容性化合物を主成分として含有する第1の感熱発色
    層,最大吸収波長が360±20nmであるジアゾニウ
    ム塩化合物とこれと熱的に反応して発色するカプラーを
    含有する第2の感熱発色層,最大吸収波長が420±2
    0nmであるジアゾニウム塩化合物とこれと熱的に反応
    して発色するカプラーを含有する第3の感熱発色層を順
    次層設したカラー感熱記録材料であって、サーマルヘッ
    ドを所定電圧で所定幅のパルスで連続的に駆動して、第
    3の感熱発色層を選択的に発色させた場合に、第2の感
    熱発色層の少量の発色が避けられず、又は/及び第3の
    感熱発色層の光定着後に、サーマルヘッドを所定電圧で
    所定幅のパルスで連続的に駆動して、第2の感熱発色層
    を選択的に発色させた場合に、第1の感熱発色層の少量
    の発色が避けられない発色特性を持ったカラー感熱記録
    材料を用いて、サーマルヘッドにより同じ画素部分を発
    色させるべき1色に対応する1層を選択的に加熱させる
    ために、発色温度近くまで温度上昇させるためのバイア
    スパルスと、原画像の濃度に応じて通電時間を変えるた
    めの階調パルスの組み合わせにより、第3の感熱発色層
    の表面から複数回加熱発色させてカラー画素を形成する
    に際し、該同じカラー画素を該1色に対応する1層分記
    録を完了する期間に、サーマルヘッドを駆動するパルス
    群を複数に分けて、各パルス群の間に階調パルス間の休
    止時間に比べて充分長い冷却時間を取り、かつ該1つの
    パルス群によっては所望の画素濃度よりも低く記録さ
    れ、該複数群のパルス群によって所望の最終濃度に達す
    るようなパルス群の条件で印画することを特徴とするカ
    ラー感熱記録方法。
  2. 【請求項2】 支持体上に電子供与性染料前駆体と電子
    受容性化合物を主成分として含有する第1の感熱発色
    層,最大吸収波長が360±20nmであるジアゾニウ
    ム塩化合物とこれと熱的に反応して発色するカプラーを
    含有する第2の感熱発色層,最大吸収波長が420±2
    0nmであるジアゾニウム塩化合物とこれと熱的に反応
    して発色するカプラーを含有する第3の感熱発色層を順
    次層設したカラー感熱記録材料であって、サーマルヘッ
    ドを所定電圧で所定幅のパルスで連続的に駆動して、第
    3の感熱発色層を選択的に発色させた場合に、第2の感
    熱発色層の少量の発色が避けられず、又は/及び第3の
    感熱発色層の光定着後に、 サーマルヘッドを所定電圧で
    所定幅のパルスで連続的に駆動して、第2の感熱発色層
    を選択的に発色させた場合に、第1の感熱発色層の少量
    の発色が避けられない発色特性を持ったカラー感熱記録
    材料を用いて、サーマルヘッドにより同じ画素部分を発
    色させるべき1色に対応する1層を選択的に加熱させる
    ために、発色温度近くまで温度上昇させるためのバイア
    スパルスと、原画像の濃度に応じて通電時間を変えるた
    めの階調パルスの組み合わせにより、第3の感熱発色層
    の表面から複数回加熱発色させてカラー画素を形成する
    に際し、該カラー画素を含む1色の画像を複数の面順次
    画像で形成し、該カラー画素には1つのパルス群の単位
    で、所望の画素濃度よりも低く印画し、面順次に上記複
    数回印画を繰り返して、所望の画素濃度を得るようにす
    ることを特徴とするカラー感熱記録方法。
JP28314891A 1991-10-29 1991-10-29 カラー感熱記録方法 Expired - Fee Related JP2728324B2 (ja)

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