JPH08187883A - サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ

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JPH08187883A
JPH08187883A JP332095A JP332095A JPH08187883A JP H08187883 A JPH08187883 A JP H08187883A JP 332095 A JP332095 A JP 332095A JP 332095 A JP332095 A JP 332095A JP H08187883 A JPH08187883 A JP H08187883A
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JP
Japan
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heating
thermal
recording
thermosensitive
color
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JP332095A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Saito
斉藤  均
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 プラテンドラム10の外周に、サーマルヘッ
ド20と、レーザービーム装置21と、光定着器22,
23とを設ける。レーザービーム装置21を、レーザー
光源30,変調器31、光偏向部32,結像部33から
構成する。サーマルヘッド20により感熱記録材料11
を主走査方向Mに均一にバイアス加熱する。バイアス加
熱直後に、変調器31で、画像データに基づきレーザー
ビームを変調させて、レーザービームを主走査方向Mに
走査し、階調加熱する。 【効果】 階調加熱をレーザービームにより行うから、
細かなレベルで階調加熱することができるとともに、記
録画素サイズを小さくすることができる。これにより、
階調が豊富で高解像度な画像を記録することができる。
サーマルヘッド20によりバイアス加熱するから、急速
加熱が可能になる他に、低出力のレーザーを用いて高速
プリントが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルプリント方法及
びサーマルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱プリンタでは、加熱によって
発色するカラー感熱記録材料が用いられ、サーマルヘッ
ドとカラー感熱記録材料とを相対移動しながら、サーマ
ルヘッドでカラー感熱記録材料を押圧・加熱してフルカ
ラー画像を記録する。このカラー感熱記録材料は、少な
くともシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロ
ー感熱発色層がベース上に順次層設されている。各感熱
発色層を選択的に発色させるために、各感熱発色層は熱
感度が異なっており、最下層にあるシアン感熱発色層の
熱感度が最も低く、最上層にあるイエロー感熱発色層の
熱感度が最も高い。また、次の感熱発色層を記録する際
に、その上にある記録済みの感熱発色層が再度記録され
ないように、この記録済みの感熱発色層に特有な電磁線
を照射して定着する。
【0003】サーマルヘッドには、多数の発熱素子がラ
イン状に形成されており、1色の画像を1ラインずつ記
録する。この1ラインを記録する場合に、各発熱素子は
記録すべき感熱発色層の特性曲線に基づいた発色熱エネ
ルギー(mJ/mm2 )をカラー感熱記録材料に与え、
カラー感熱記録材料上で仮想的に四角に区画した画素内
を発色させてドットを形成する。この発色熱エネルギー
は、記録すべき感熱発色層が発色する直前の熱エネルギ
ー(以下、これをバイアス熱エネルギーという)と、所
望の濃度に発色させるための熱エネルギー(以下、これ
を階調熱エネルギーという)とからなる。このバイアス
熱エネルギーは感熱発色層の種類に応じて決まる一定な
値であるが、階調熱エネルギーは階調レベルを表す画像
データに応じて変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、階調の豊
富な画像を記録するためには階調熱エネルギーを細かい
階調レベルで制御する必要がある。また、高解像度な画
像を記録するためには記録される画素を小さくする必要
がある。しかしながら、サーマルヘッドの各発熱素子を
小さくするには限界がある。また、サーマルヘッドはバ
イアス加熱も行い、このバイアス加熱はプリント速度を
速くするために急速に行う必要がある。したがって、急
速加熱が要求されるバイアス加熱と、細かい階調レベル
が要求される階調加熱とを1つの発熱素子で行うには限
界がある。このため、どちらか一方が犠牲になってしま
い、プリントの高速化と高品質化との双方を満足させる
ことは困難であった。このような問題は、感熱記録材料
を直接発色させて行う感熱記録の他に、インクフイルム
を記録材料に重ね、インクフイルムの背後からサーマル
ヘッドを押し当てて加熱し、インクフイルムのインクを
記録材料に転写する昇華型熱転写記録方法でも発生す
る。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、高品質なプリントを高速で行えるようにしたサー
マルプリント方法及びサーマルプリンタを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のサーマルプリント方法では、熱記録
開始近くの温度まで加熱する予備加熱をサーマルヘッド
により行い、この予備加熱に続けて画像データに応じた
本加熱をレーザービームにより行うようにしたものであ
る。
【0007】また、請求項2記載のサーマルプリント方
法では、熱記録開始直前の温度まで加熱するバイアス加
熱をサーマルヘッドにより行い、このバイアス加熱に続
けて画像データに応じた階調レベルに加熱する階調加熱
をレーザービームにより行うようにしたものである。
【0008】また、請求項3記載のサーマルプリント方
法では、特定の感熱発色層に、複数の画素からなる1ラ
インを記録する際に、各画素を発色直前まで加熱するた
めのバイアス加熱をサーマルヘッドにより行い、各画素
の発色濃度に応じた階調加熱をレーザービームにより行
うようにしてフルカラー画像を記録するものである。
【0009】また、請求項4記載のサーマルプリンタで
は、特定の感熱発色層に、複数の画素からなる1ライン
を記録する際に、各画素を発色直前まで加熱するための
バイアス加熱を行うサーマルヘッドと、各画素の発色濃
度に応じた階調加熱を行うレーザービーム装置とを備
え、サーマルヘッドでバイアス加熱した直後にレーザー
ビームにより階調加熱するものである。
【0010】
【作用】熱記録開始近くの温度まで加熱する予備加熱が
サーマルヘッドにより行われる。サーマルヘッドが用い
られるため急速加熱が可能になり、高速でプリントされ
る。次に予備加熱に続けて画像データに応じた本加熱が
レーザービームにより行われる。レーザービームが用い
られるため階調加熱が細かなレベルで可能になり、階調
の豊富な画像が得られる。また、発熱素子(抵抗素子)
に比べて記録画素サイズが小さくなり、高解像度な画像
が得られる。
【0011】
【実施例】カラー感熱プリンタの実施例を示す図1,図
2において、プラテンドラム10は、その外周にシート
状をしたカラー感熱記録材料11を保持し、プリント時
にパルスモータ12によって、矢線で示す副走査方向S
に回転される。このプラテンドラム10にクランパ13
が取り付けられており、これはカラー感熱記録材料11
の先端をプラテンドラム10に固定する。クランパ13
はコ字形をしており、プラテンドラム10の両端部に取
り付けられている。このクランパ13は、カム機構14
によってプラテンドラム10に圧接したクランプ位置
と、離れたクランプ解除位置との間でシフトする。
【0012】前記プラテンドラム10の外周には、サー
マルヘッド20と、レーザービーム装置21と、光定着
器22,23とが設けられている。サーマルヘッド20
は、複数の発熱素子(抵抗素子)を主走査方向にライン
状に形成した発熱素子アレイ24(図2参照)を角部に
持っている。このサーマルヘッド20はサーマルヘッド
駆動回路25により駆動され、感熱記録材料11を主走
査方向Mに均一にバイアス加熱する。
【0013】図1に示すように、レーザービーム装置2
1は、レーザー光源30,変調器31、光偏向部32,
結像部33から構成されている。レーザー光源30はレ
ーザーを発光する。変調器31は変調回路34により駆
動され、画像データに基づきレーザービームを変調させ
る。光偏向部32は、コリメート光学系35,シリンダ
ーレンズ36,ポリゴンミラー37,シリンダーレンズ
38から構成されており、サーマルヘッド20でバイア
ス加熱された直後の感熱記録材料11にレーザービーム
を主走査方向Mに走査する。ポリゴンミラー37はミラ
ー駆動部40によって回転される。タイミング制御部4
1は、サーマルヘッド20の端部近くに配置されたレー
ザービームセンサ42からのビーム検出信号に基づき同
期信号を発生させ、これを変調回路34に送る。結像部
33はfθレンズから構成されており、記録する画素に
応じたビーム径になるようにレーザービームを絞り込
む。変調回路34にはラインメモリ43からの1ライン
分の画像データが送られる。変調回路34は、同期信号
と画像データとに基づきレーザービームを変調させるよ
うに変調器31を駆動して、レーザービームの1回の走
査により1ライン分の階調加熱を行う。
【0014】画像メモリ44には、ビデオカメラやスキ
ャナで取り込んだイエロー,マゼンタ,シアンの各色毎
の画像データが書き込まれている。この画像メモリ44
からは、例えば、イエロー画像の記録時にイエロー画像
データが1ラインずつシステムコントローラ45によっ
て読み出され、これが各ラインの記録毎に画像用ライン
メモリ43に書き込まれる。この画像用ラインメモリ4
3からの1ライン分の画像データは変調回路34に送ら
れる。
【0015】図2に示すように、光定着器22は、発光
ピークが420nmの紫外線ランプ22aとリフレクタ
22bとから構成されている。また、光定着器23は発
光ピークが365nmの紫外線ランプ23aとリフレク
タ23bとから構成されている。
【0016】給排紙通路46には搬送ローラ対47が配
置されており、これを通ってカラー感熱記録材料11が
搬送される。また、給排紙通路46のプラテンドラム側
には排紙時にカラー感熱記録材料11の後端を給排紙通
路46に案内するための分離爪48が設けられている。
この実施例では、1つの通路が給紙通路と排紙通路とに
兼用されているが、これらは別個に設けてもよい。
【0017】図3はカラー感熱記録材料11の一例を示
すものである。支持体50の上に、シアン感熱発色層5
1,マゼンタ感熱発色層52,イエロー感熱発色層5
3,保護層54が順次層設されている。これらの各感熱
発色層51〜53は、熱記録される順番に表面から層設
されているが、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順
番に熱記録する場合には、イエロー感熱発色層53とマ
ゼンタ感熱発色層52との位置が入れ換えられる。図3
では、各感熱発色層51〜53を分かりやすくするため
に、イエロー感熱発色層53に対しては「Y」,マゼン
タ感熱発色層52に対しては「M」,シアン感熱発色層
51に対しては「C」が付してある。また、図面では省
略されているが、各感熱発色層51〜53の間には、マ
ゼンタ感熱発色層52,シアン感熱発色層51の熱感度
を調節するための中間層が形成されている。支持体50
としては、不透明なコート紙又はプラスチックフイルム
が用いられ、そしてOHPシートを作製する場合には、
透明なプラスチックフイルムが用いられる。
【0018】シアン感熱発色層51は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層5
2としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これに熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
52は、熱記録後に365nm付近の紫外線を照射する
とジアゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われ
る。イエロー感熱発色層53は、最大吸収波長が約42
0nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応し
てイエローに発色するカプラーとを含有している。この
イエロー感熱発色層53は420nmの近紫外線を照射
すると光定着して発色能力が失われる。
【0019】各感熱発色層51〜53の発色特性を示す
図4において、イエロー感熱発色層53の熱感度が最も
高く、シアン感熱発色層51の熱感度が最も低い。イエ
ロー「Y」のインクドットを1記録画素内に熱記録する
場合には、バイアス熱エネルギにBYに、階調表現用熱
エネルギGYj を加えた発色熱エネルギがカラー感熱記
録材料11に与えられる。このバイアス熱エネルギBY
は、イエロー感熱発色層53が発色する直前の熱エネル
ギであり、1記録画素の記録の始めのバイアス加熱期間
中にサーマルヘッド20の発熱素子アレイ24によりカ
ラー感熱記録材料11に与えられる。階調表現用熱エネ
ルギは、イエロー画素の階調レベルに応じて決められる
ものであり、バイアス加熱期間に続く階調表現加熱期間
中に、レーザービームによってカラー感熱記録材料11
に与えられる。なお、マゼンタM,シアンCも同様であ
るので、符号のみを付してある。
【0020】次に、本実施例の作用を説明する。給紙時
には、プラテンドラム10はクランパ13が図2におい
て垂直となった状態で停止しており、この状態ではカム
機構14によってクランパ13はクランプ解除位置にセ
ットされている。搬送ローラ対47は、カセット(図示
せず)から供給されたカラー感熱記録材料11をニップ
してプラテンドラム10に向けて搬送する。この搬送ロ
ーラ対47は、カラー感熱記録材料11の先端がプラテ
ンドラム10とクランパ13との間に入り込んだときに
いったん停止する。その後、カム機構14によりクラン
パ13はクランプ位置にセットされ、カラー感熱記録材
料11の先端をクランプする。このクランプ後に、プラ
テンドラム10と搬送ローラ対47とが回転するから、
カラー感熱記録材料11がプラテンドラム10の外周に
巻き付けられる。
【0021】プラテンドラム10が一定ステップずつ間
欠回転して、カラー感熱記録材料11の記録エリアの先
端がサーマルヘッド20の発熱素子アレイ24に達する
とイエロー画像の熱記録が開始される。この熱記録に際
しては、まずサーマルヘッド20によりバイアス加熱が
行われる。バイアス加熱後に感熱記録材料11は1ライ
ン分送られて、バイアス加熱されたラインがサーマルヘ
ッド20の先端から出る。この直後にレーザービームに
よって1ラインが階調加熱される。この1ラインの階調
加熱は次のように行われる。まず、図1に示すように、
画像用ラインメモリ43から1ライン分のイエロー用画
像データが読み出される。変調回路34はこの画像デー
タに基づき変調器31を駆動してレーザービームを変調
する。変調回路34にはタイミング制御部41から同期
信号が送られており、レーザービームの変調と走査とを
同期させて行う。
【0022】イエロー画像の第1ラインが記録される
と、プラテンローラ10が1ライン分だけステップ回転
する。また、画像メモリ44からイエロー画像の第2ラ
イン目の画像データが読み出され、これが画像用ライン
メモリ43に書き込まれる。このイエロー画像の第2ラ
イン目の画像データに基づいて、カラー感熱記録材料1
1に第2ライン目が熱記録される。イエロー画像を熱記
録した部分が光定着器22に達すると420nm付近の
近紫外線がカラー感熱記録材料11に照射される。これ
により、イエロー感熱発色層53に含有されたジアゾニ
ウム塩化合物が分解して発色能力が消失して、イエロー
感熱発色層53が光定着される。イエロー画像の最後の
ラインに対するバイアス加熱と階調加熱とが終了する
と、サーマルヘッド20の駆動が停止されるとともに、
レーザービームの発光が停止される。
【0023】プラテンドラム10が1回転して記録エリ
アの先端が再びサーマルヘッド20の発熱素子アレイ2
4の位置にくると、マゼンタ画像が1ラインずつマゼン
タ感熱発色層52に記録される。この場合にも、発熱素
子アレイ24がマゼンタ用バイアスデータにより駆動さ
れ、感熱記録材料11にバイアス加熱が行われ、この
後、1ライン分のマゼンタ用画像データによってレーザ
ービームが変調されて主走査方向Mに走査され、1ライ
ン分の階調加熱が行われる。この階調加熱によるマゼン
タ画像の発色熱エネルギは、イエロー画像の発色熱エネ
ルギよりも大きいが、イエロー感熱発色層53は既に光
定着されているので、このイエロー感熱発色層53が再
度発色することはない。第2ライン以降も同様にして熱
記録される。マゼンタ画像を記録したカラー感熱記録材
料11は定着器23により365nm付近の近紫外線が
カラー感熱記録材料11に照射され光定着される。
【0024】プラテンドラム10が更に1回転して記録
エリアの先端が再びサーマルヘッド20の発熱素子アレ
イ24の位置にくると、シアン画像が1ラインずつシア
ン感熱発色層51に記録される。この場合にも、サーマ
ルヘッド20がシアン用バイアスデータにより駆動さ
れ、感熱記録材料11にバイアス加熱が行われ、この
後、1ライン分のシアン用画像データによってレーザー
ビームが変調されて主走査方向Mに走査され、1ライン
分の階調加熱が行われる。第2ライン以降も同様にして
熱記録される。このシアン感熱発色層51は、発色熱エ
ネルギが通常の保管状態では発色しない値になっている
ので、シアン感熱発色層51に対しては光定着性が与え
られていない。そこで、シアン感熱発色層51の熱記録
では、光定着器22,23はOFF状態になっている。
【0025】イエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像
の熱記録が終了した後に、プラテンドラム10と搬送ロ
ーラ対47とが逆転する。このプラテンドラム10の逆
転により、カラー感熱記録材料11の後端が分離爪48
によって給排紙通路46に案内され、そして搬送ローラ
対47にニップされる。その後にプラテンドラム10が
給紙位置に達すると、プラテンドラム10が停止する。
また、カム機構14によってクランパ13が開いてクラ
ンプ解除位置になり、カラー感熱記録材料11の先端の
クランプが解除される。これにより、熱記録済みカラー
感熱記録材料11は、給排紙通路46を経てトレイに排
出される。
【0026】なお、サーマルヘッド20で用いるバイア
スデータは各色毎に変更する他に、サーマルヘッド20
の主走査方向における蓄熱や放熱による影響を補正する
ために、各発熱素子毎に異なった値を設定するとよい。
また、記録ライン数の増加に伴う副走査方向Sにおける
蓄熱の影響を排除するために、所定の記録ライン数毎に
バイアスデータを変更するとよい。このため、記録ライ
ン数に合わせたバイアスデータを実験等により予め求め
ておき、これをシステムコントローラ45内のメモリに
書き込んでおくとよい。更に、各発熱素子は、その抵抗
値にばらつきがあり、同じ駆動パルスで駆動しても発熱
量に差異が生じる。このため、この発熱量の誤差を補正
するために、抵抗値誤差を考慮して各発熱素子毎にバイ
アスデータを設定するとよい。なお、サーマルヘッド2
0の発熱素子数は主走査方向における画像データ数と同
数に設定することなく、感熱記録材料11の主走査方向
に均一にバイアス加熱することが可能であれば、その発
熱素子数を減らすようにしてもよい。
【0027】また、上記実施例では1ラインのバイアス
加熱後に記録材料11を副走査方向Sに1ライン分をス
テップ送りして、バイアス加熱された記録材料11の位
置にレーザービームで階調加熱するようにしたが、この
他に、レーザービームによる階調加熱の走査タイミング
に同期させるように連続的に記録材料を送ってもよい。
この場合には、バイアス加熱直後の感熱記録位置に階調
加熱を行うことができるため、効率のよい熱記録を行う
ことができる。
【0028】また、上記実施例では、フルカラープリン
タに本発明を実施したものであるが、この他に、モノク
ロプリンタに実施してもよく、この場合にも高解像度な
中間調画像を熱記録することができる。また、上記実施
例では感熱記録方式に本発明を実施したものであるが、
この他に、昇華型熱転写記録方式に本発明を実施しても
よい。
【0029】また、上記実施例ではサーマルヘッド20
により発色直前の温度となるバイアス加熱を行い、レー
ザービームで階調加熱を行うようにしたが、この他に、
サーマルヘッドによる加熱はバイアス加熱に限定される
ことなく、発色近くの温度まで予備加熱し、この後、画
像データに対応した所定の濃度となるように、レーザー
ビームにより本加熱を行うようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、サーマルヘッドにより
発色近くの温度まで予備的に加熱し、又はバイアス加熱
したから、急速加熱が行え、高速プリントが可能にな
る。また、予備加熱又はバイアス加熱に続けて画像デー
タに応じた本加熱、又は階調加熱をレーザービームによ
り行うから、階調を表現するための加熱を細かなレベル
で行うことができ、階調が豊富な画像を熱記録すること
ができる。しかも、レーザービームのビーム径を小さく
することで、従来のように発熱素子で階調加熱するもの
に比べて、記録画素サイズを小さくすることができ、よ
り一層高解像度な画像を記録することができる。このよ
うにサーマルヘッドで予備加熱又はバイアス加熱するか
ら、低出力のレーザーで熱記録することができる他に、
低出力のレーザーを用いても高速で熱記録することがで
きる。しかも、レーザービームにより高品質な画像が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタを示す概
略図である。
【図2】カラー感熱プリンタの要部を示す側面図であ
る。
【図3】カラー感熱記録材料の層構造を示す説明図であ
る。
【図4】カラー感熱記録材料の発色特性を示す特性曲線
図である。
【符号の説明】
10 プラテンドラム 11 カラー感熱記録材料 20 サーマルヘッド 21 レーザービーム装置 22,23 定着器 30 レーザー光源 31 変調器 32 光偏向部 33 結像部 37 ポリゴンミラー 46 給排紙通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/325 B41M 5/34 B41J 3/20 115 D 116 117 C B41M 5/18 N

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱記録開始近くの温度まで加熱する予備
    加熱をサーマルヘッドにより行い、この予備加熱に続け
    て画像データに応じた本加熱をレーザービームにより行
    うことを特徴とするサーマルプリント方法。
  2. 【請求項2】 熱記録開始直前の温度まで加熱するバイ
    アス加熱と、これに続けて画像データに応じた階調レベ
    ルに加熱する階調加熱とを行って熱記録するサーマルプ
    リント方法において、 前記バイアス加熱をサーマルヘッドにより行い、前記階
    調加熱をレーザービームにより行うことを特徴とするサ
    ーマルプリント方法。
  3. 【請求項3】 イエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色
    層、シアン感熱発色層の少なくとも3種類の感熱発色層
    を積層したカラー感熱記録材料を用い、このカラー感熱
    記録材料を移動させながら、上層にある熱感度が高い感
    熱発色層から順に熱記録するとともに、上層の感熱記録
    層の記録直後及び中層の感熱記録層の記録直後に、各感
    熱記録層に特有な電磁線をカラー感熱記録材料に照射し
    て定着しフルカラー画像をカラー感熱記録材料に記録す
    るサーマルプリント方法において、 前記特定の感熱発色層に、複数の画素からなる1ライン
    を記録する際に、各画素を発色直前まで加熱するための
    バイアス加熱をサーマルヘッドにより行い、各画素の発
    色濃度に応じた階調加熱をレーザービームにより行うこ
    とを特徴とするサーマルプリント方法。
  4. 【請求項4】 イエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色
    層、シアン感熱発色層の少なくとも3種類の感熱発色層
    を積層したカラー感熱記録材料を用い、このカラー感熱
    記録材料を移動させながら、上層にある熱感度が高い感
    熱発色層から順に熱記録するとともに、上層の感熱記録
    層の記録直後及び中層の感熱記録層の記録直後に、各感
    熱記録層に特有な電磁線をカラー感熱記録材料に照射し
    て定着しフルカラー画像をカラー感熱記録材料に記録す
    るサーマルプリンタにおいて、 前記特定の感熱発色層に、複数の画素からなる1ライン
    を記録する際に、各画素を発色直前まで加熱するための
    バイアス加熱を行うサーマルヘッドと、各画素の発色濃
    度に応じた階調加熱を行うレーザービーム装置とを備
    え、サーマルヘッドでバイアス加熱した直後にレーザー
    ビームにより階調加熱することを特徴とするサーマルプ
    リンタ。
JP332095A 1995-01-12 1995-01-12 サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ Pending JPH08187883A (ja)

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