JP3121176B2 - サーマルヘッド駆動制御方法及び装置 - Google Patents

サーマルヘッド駆動制御方法及び装置

Info

Publication number
JP3121176B2
JP3121176B2 JP14759193A JP14759193A JP3121176B2 JP 3121176 B2 JP3121176 B2 JP 3121176B2 JP 14759193 A JP14759193 A JP 14759193A JP 14759193 A JP14759193 A JP 14759193A JP 3121176 B2 JP3121176 B2 JP 3121176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
line
bias
heating element
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14759193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07137320A (ja
Inventor
伸雄 勝間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP14759193A priority Critical patent/JP3121176B2/ja
Priority to US08/262,333 priority patent/US5608333A/en
Publication of JPH07137320A publication Critical patent/JPH07137320A/ja
Priority to US08/763,780 priority patent/US5912693A/en
Priority to US08/763,781 priority patent/US5698987A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3121176B2 publication Critical patent/JP3121176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタに用
いられるサーマルヘッド駆動制御方法及び装置に関し、
更に詳しくは、バイアス加熱用駆動パルスと階調表現加
熱用駆動パルスとを発生させるためのサーマルヘッド駆
動制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、熱転写プリンタ
と感熱プリンタとがある。前者の熱転写プリンタには、
溶融型と昇華型とがあり、これらはインクフイルムを記
録紙に重ね、インクフイルムの背後からサーマルヘッド
を押し当てて加熱し、インクフイルムのインクを記録紙
に転写するものである。後者の感熱プリンタは、感熱記
録紙をサーマルヘッドで加熱して、感熱記録紙を発色さ
せてインクドットを熱記録するものである。
【0003】サーマルプリンタでは、1画素を熱記録す
る際に、1個のバイアス加熱用駆動パルスと、画素の濃
度に応じた個数の階調表現加熱用駆動パルスとをサーマ
ルヘッドの各発熱素子に与えている。このバイアス加熱
用駆動パルスは、インク転写又は発色が始まる直前の状
態まで発熱素子を急速にバイアス加熱するために用いら
れる。例えば、カラー感熱プリンタでは、バイアス加熱
用駆動パルスによって、発熱素子が例えば4ms程度通
電され、階調表現加熱用駆動パルスによって1階調当た
り10μs程度通電される。
【0004】ところで、このようにきめ細かな発熱制御
が印字結果に正確に反映されるためには、サーマルヘッ
ドを構成している各発熱素子の抵抗値が全て均一である
ことが必要である。しかしながら、発熱素子の抵抗値
は、一般に5%程度のバラツキがあり、これに起因して
発熱量がばらつくため記録画像に色むら等の不都合な現
象が発生する。
【0005】これを改善するため、例えば特開平2−2
48262号公報に記載されているように、サーマルヘ
ッドに設けられた数百個の発熱素子の抵抗値を全て測定
し、この測定結果に基づいて画像データを補正してプリ
ントするサーマルプリンタが提案されている。また、画
像データを補正する代わりに、特開平2−292060
号公報に記載されているように、濃度補正パルスを階調
パルスの間に挿入して、濃度むらを補正するサーマルプ
リンタが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、濃度補
正パルスを挿入する方法では、補正パルス発生回路が新
たに必要になり、構成が複雑になって製造コストが上昇
するという問題がある。更に、補正パルスを与えるため
に、何も補正しないときに比べて、プリント時間が長く
なってしまうという問題がある。
【0007】また、画像データに直接補正データを乗じ
て補正する方法では、大量の演算処理が必要になるた
め、高速演算回路が必要になり製造コストが上昇すると
いう問題がある。しかも、演算によって量子化誤差が大
きくなってしまうため、プリント画像に擬似輪郭が発生
してしまい、プリント品質が低下するという問題もあ
る。
【0008】本発明は、各発熱素子の抵抗値のばらつき
に起因する濃度むらの発生を抑えるようにしたサーマル
ヘッド駆動制御方法及び装置を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載したサーマルヘッド駆動制御方法
は、サーマルヘッドの各発熱素子の抵抗値を検出して記
憶し、この抵抗値に基づき各発熱素子のバイアス加熱量
を一定にするためのバイアス加熱用駆動パルス列の個数
を求め、この求めた個数分のバイアス加熱用駆動パルス
を対応する各発熱素子に与えるものである。
【0010】また、請求項2に記載したサーマルヘッド
駆動制御装置は、各発熱素子の抵抗値に基づき各発熱素
子のバイアス加熱量を一定にするためのバイアス加熱用
駆動パルス列のパルス個数を記憶した手段と、画像デー
タを1ライン分記憶するための第1のラインメモリと、
各発熱素子毎のバイアス加熱用駆動パルス列のパルス個
数を1ライン分記憶するための第2のラインメモリと、
これらラインメモリを切り換えて、第2のラインメモリ
からのバイアス加熱用駆動パルス列による各発熱素子の
バイアス加熱と、第1のラインメモリからの画像データ
に基づく階調加熱とを行うプリントコントローラとを備
えたものである。
【0011】
【作用】各発熱素子の抵抗値が検出され、これが記憶さ
れる。この抵抗値が基準抵抗値に比べてやや小さい発熱
素子では、バイアス加熱用駆動パルス列のパルス数が基
準抵抗値のものに比べて少なくされる。また、抵抗値が
基準抵抗値に比べてやや大きい発熱素子では、バイアス
加熱用駆動パルス列のパルス数が基準抵抗値のものに比
べて多くされる。これにより、各発熱素子の抵抗値にば
らつきがあってもバイアス加熱において、その発熱量が
均一になる。したがって、抵抗値のばらつきに起因する
濃度むらが少なくなる。
【0012】
【実施例】カラー感熱プリンタを示す図2において、プ
ラテンドラム10は、パルスモータ(図示せず)で駆動
される回転軸11に取り付けられており、プリント時に
矢線方向に回転する。このプラテンドラム10の外周に
は、カラー感熱記録材料12が巻き付けられ、その先端
部がクランパ13で固定されている。また、プラテンド
ラム10の外周には、サーマルヘッド14,マゼンタ定
着用紫外線ランプ15,イエロー定着用紫外線ランプ1
6とが配置されている。
【0013】サーマルヘッド14の下面には発熱部17
が形成されており、この発熱部17は多数の発熱素子が
プラテンドラム10の軸方向にライン状に配置されてい
る。各発熱素子は、1画素を熱記録する際に、発色の直
前まで加熱するバイアス熱エネルギーと、発色濃度に応
じた階調表現熱エネルギーとをカラー感熱記録材料12
に与える。マゼンタ定着用紫外線ランプ15は、発光ピ
ークが365nm付近の紫外線を放出し、イエロー定着
用紫外線ランプ16は、発光ピークが420nm付近の
紫外線を放出する。
【0014】図3に示すように、カラー感熱記録材料1
2は、支持体20の上に、シアン感熱発色層21,ほぼ
365nmの紫外線による光定着性を有するマゼンタ感
熱発色層22,ほぼ420nmの紫外線による光定着性
を有するイエロー感熱発色層23,保護層24とが順次
層設されている。これらの感熱発色層21〜23は、熱
記録される順番に配置されている。
【0015】図4は各感熱発色層の発色特性を示すもの
である。この実施例のカラー感熱記録材料12は、イエ
ロー感熱発色層23の発色熱エネルギーが最も低く、シ
アン感熱発色層21の発色熱エネルギーが最も高い。イ
エロー(Y)の画素を熱記録する場合には、バイアス熱
エネルギーBYに階調表現熱エネルギーGYJ を加えた
発色熱エネルギーがカラー感熱記録材料12に与えられ
る。このバイアス熱エネルギーBYは、イエロー感熱発
色層23が発色する直前の熱エネルギーであり、これは
一定な値である。階調表現熱エネルギーGYJ は、記録
すべき画素の発色濃度に相当した階調レベルJに応じて
決められる。なお、マゼンタM,シアンCも同様である
ので、記号のみを付してある。
【0016】プリント部を示す図1において、フレーム
メモリ30には、例えば電子スチルカメラで撮影した1
フレームの画像データが、色毎に分離された状態で書き
込まれている。システムコントローラ35は、プリント
に際して、フレームメモリ30からプリントすべき色の
画像データを1ラインずつ読み出して、これを第1のセ
レクタ31で選択した第1又は第2のラインメモリ3
2,33の一方に書き込む。セレクタ31は、奇数行の
画像データを第1ラインメモリ32に、偶数行の画像デ
ータを第2ラインメモリ33に書き込むようにシステム
コントローラ35で制御される。
【0017】システムコントローラ35はマイクロコン
ピュータから構成されており、各部をシーケンス制御す
る。先ず、電源投入後の初期設定時に、システムコント
ローラ35は、第3のラインメモリ34に、バイアス加
熱用駆動パルス数データを書き込む。バイアス加熱用駆
動パルス数データは、各発熱素子の抵抗値に基づき予め
実験等により決定され、これの変換テーブルがシステム
コントローラ35のROM38の所定領域に予め記憶さ
れている。バイアス加熱用駆動パルスの個数は、抵抗値
が高い発熱素子ではバイアス加熱用駆動パルス数が多く
され、抵抗値が低い発熱素子ではバイアス加熱用駆動パ
ルス数が少なくされる。本実施例では、最大抵抗値の発
熱素子を基準にして、これのバイアス加熱用駆動パルス
数を255としている。そして、最大抵抗値と各発熱素
子の抵抗値との差から、バイアス加熱用駆動パルス数の
減少数を決定して、255からこの減少数を引いて、各
発熱素子のバイアス加熱用駆動パルス数を決定する。
【0018】各発熱素子17a〜17nの抵抗値は、サ
ーマルプリンタの工場出荷時やサーマルヘッド14の交
換後の初期設定時に、抵抗値検出回路37で検出され、
これがRAM36内に記憶される。抵抗値検出回路37
は、トランジスタ48a〜48nにより各発熱素子17
a〜17nを1個ずつ選択してこれに所定の電圧を印加
し、これの電圧降下時間から抵抗値を検出するものであ
り、例えば本出願人が既に出願した特願平4−2336
26号に詳しく説明されている。システムコントローラ
35は、検出した抵抗値に基づきROM38に記憶した
変換テーブルによりバイアス加熱用駆動パルスの個数を
各発熱素子毎に求め、これをRAM36内の所定領域に
記憶する。
【0019】また、システムコントローラ35は、プリ
ント開始信号によりシステム1ラインスタート信号を発
生し、これをメモリコントローラ42に出力する。メモ
リコントローラ42は、システム1ラインスタート信号
と1ラインエンド信号とに基づき、セレクタ40を切り
換えるとともにシステム1ラインエンド信号及び1ライ
ンスタート信号を発生する。
【0020】先ず、メモリコントローラ42はシステム
1ラインスタート信号をシステムコントローラ35から
受け取ると、セレクタ40を切り換えて、第3ラインメ
モリ34をコンパレータ41に接続するとともに、1ラ
インスタート信号をプリントコントローラ43に出力す
る。また、メモリコントローラ42は、システムコント
ローラ35からのシステム1ラインスタート信号の発生
回数をカウントするカウンタPと、プリントコントロー
ラ43からの1ラインエンド信号の発生回数をカウント
するカウンタQとを備えており、これのカウント値p,
qに応じて、セレクタ40を切り換えるとともに、1ラ
インスタート信号とシステム1ラインエンド信号を出力
する。すなわち、カウント値pが奇数の場合には、第1
ラインメモリ32をコンパレータ41に接続するととも
に、1ラインスタート信号をプリントコントローラ43
に送る。また、カウント値pが偶数の場合には、第2ラ
インメモリ33をコンパレータ41に接続するととも
に、1ラインスタート信号をプリントコントローラ43
に送る。また、カウント値qが偶数の場合には、システ
ム1ラインエンド信号をシステムコントローラ35に出
力する。
【0021】セレクタ40には、第1〜第3ラインメモ
リ32,33,34が接続されており、1つのラインメ
モリのデータのみをコンパレータ41に送る。
【0022】プリントコントローラ43は、メモリコン
トローラ42から1ラインのプリントスタート信号が入
力された時に、コンパレータ41に8ビットの比較デー
タを順に出力する。このとき、プリントコントローラ4
3は、1ラインスタート信号の発生回数をカウントして
おり、奇数個目の1ラインスタート信号を受け取ると、
バイアス加熱用駆動パルスを作成するための比較データ
をコンパレータ41に出力する。また、偶数個目の1ラ
インスタート信号を受け取ると、階調表現用駆動パルス
を作成するための比較データをコンパレータ41に出力
する。例えば、バイアス加熱用駆動パルスの作成時に
は、16進数で「1」〜「FF」の比較データが順に出
力され、階調表現用駆動パルスの作成時には、16進数
で「1」〜「3F」の比較データが順に出力される。な
お、本実施例では、階調表現用駆動パルスの作成時には
16進数で「1」〜「3F」の比較データを用いて64
階調の表現を行うようにしているが、この階調表現数は
各感熱発色層の特性に応じて適宜比較データを増減する
ことで変えることができる。
【0023】コンパレータ32は、プリントコントロー
ラ43から「1」の比較データが送られると、この比較
データと、各発熱素子のバイアス加熱用駆動パルス数デ
ータとを比較する。この比較により、バイアス加熱用駆
動パルス数データが比較データと等しいか又は大きいと
きに「1」の駆動データが得られる。この比較によって
得た1ライン分の駆動データは、シリアル信号としてシ
フトレジスタ45に送られる。「1」の比較データとの
比較が終了すると、プリントコントローラ43は、
「2」の比較データを発生してコンパレータ41に送
り、再度1ライン分のバイアス加熱用駆動パルス数デー
タとの比較を行う。したがって、「1」から「FF」の
比較データを用いることにより、各発熱素子のバイアス
加熱用駆動パルス数データは、256回比較されて最大
256ビットの駆動データに変換され、256回に分け
てシフトレジスタ45に送られる。各回の比較によって
作成されたシリアルな駆動データは、プリントコントロ
ーラ43からのクロックによってシフトレジスタ45内
でシフトされてパラレルな駆動データに変換される。こ
れにより、コンパレータ41からは最大で256個のバ
イアス加熱用駆動パルス数が出力される。そして、1ラ
イン分の比較データの出力が終わると、プリントコント
ローラ43は1ラインの印画終了を示す1ラインエンド
信号をメモリコントローラ42に出力する。
【0024】また、「1」から「3F」の比較データを
用いることにより、各発熱素子の階調表現用駆動パルス
数データは、64回比較されて最大64ビットの駆動デ
ータに変換され、64回に分けてシフトレジスタ45に
送られる。これにより、例えば、図6に示すように、第
1発熱素子の画像データが64階調の場合には64個続
きの階調表現用駆動パルスが作成され、第2発熱素子の
画像データが62階調の場合には62個続きの階調表現
用駆動パルスが作成される。同様にして、61階調の場
合には61個続き、5階調の場合には5個続きの階調表
現用駆動パルスが作成される。そして、1ライン分の比
較データの出力が終わると、プリントコントローラ43
は1ラインの印画終了を示す1ラインエンド信号をメモ
リコントローラ42に出力する。
【0025】シフトレジスタ45でパラレル信号に変換
された駆動データは、ラッチ信号に同期してラッチ回路
アレイ46にラッチされる。ANDゲートアレイ47
は、ストローブ信号が入力されたときに、入力中の駆動
データが「1」の場合に、「1」の駆動パルスを出力す
る。
【0026】ANDゲートアレイ47の各出力端子に
は、トランジスタ48a〜48nがそれぞれ接続されて
おり、駆動パルスが入力されたトランジスタがONす
る。これらのトランジスタ48a〜48nには、ライン
状に配列された発熱素子17a〜17nがそれぞれ直列
に接続されている。各発熱素子17a〜17nとして
は、抵抗素子が用いられる。
【0027】ストローブ信号発生回路44は、システム
コントローラ35及びプリントコントローラ43からの
信号によって制御され、発熱素子17a〜17nのON
時間とOFF時間とを決定するためのストローブ信号を
発生する。ストローブ信号は、バイアス加熱用と階調表
現用の2種類があり、バイアス加熱を行うためのストロ
ーブ信号は、階調表現加熱を行うためのストローブ信号
に比べてパルス幅が長く設定されている。更に、ストロ
ーブ信号は、プリントすべき色によってパルス幅が変え
られる。このため、各ストローブ信号の設定データは、
各色毎に予め求められ、これがRAM36の所定領域に
記憶されている。なお、ストローブ信号発生回路44
は、例えば本出願人が既に出願した特願平5−7450
8号に詳しく説明されている。
【0028】次に、上記実施例の作用について図5を参
照して説明する。プリント開始スイッチ(図示せず)が
操作されると、システムコントローラ35は、カラー感
熱記録材料12を巻きつけたプラテンドラム10を回転
させる。また、システムコントローラ35は、紙送り中
にフレームメモリ30から第1ライン目のイエロー画像
データを画素毎に読み出し、これを第1のラインメモリ
32に書き込む。また、各発熱素子の抵抗値のばらつき
に起因するバイアス加熱量の変動を少なくするために、
バイアス加熱用駆動パルス数データを読み出し、これを
第3のラインメモリ34に書き込む。
【0029】プラテンドラム10が一定ステップずつ間
欠回転して、カラー感熱記録材料12の記録エリアの先
端がサーマルヘッド14に達すると、第1ライン目の熱
記録が可能となり、システムコントローラ35はシステ
ム1ラインスタート信号を発生させ、これをメモリコン
トローラ42に送る。メモリコントローラ42は、シス
テム1ラインスタート信号により、セレクタ40を第3
ラインメモリ34に接続し、各発熱素子のバイアス加熱
用駆動パルス数データをコンパレータ41に送る。ま
た、メモリコントローラ42は、1ラインスタート信号
を発生させ、これをプリントコントローラ43に送る。
プリントコントローラ43は、1ラインスタート信号に
より、比較データをコンパレータ41に送る。このと
き、1ラインスタート信号の発生回数をカウントしてお
り、これが奇数であるときには、バイアス加熱用の比較
データ「1」〜「FF」を送る。また、偶数であるとき
には、階調表現用の比較データ「1」〜「3F」を送
る。
【0030】コンパレータ41は、各発熱素子のバイア
ス加熱用駆動パルス数データ(B)と、プリントコント
ローラ43から出力された比較データ(C)とを比較
し、その比較結果を駆動データとして出力する。コンパ
レータ41から出力された1ライン分のシリアルな駆動
データは、シフトレジスタ45に送られ、そしてクロッ
クによってシフトレジスタ45内でシフトされてパラレ
ルな駆動データに変換される。システムコントローラ3
5は、第1ライン目が熱記録の可能な状態にあることを
確認してから、ラッチ回路アレイ46にパラレルな駆動
データをラッチする。このラッチされた駆動データは、
ANDゲートアレイ47に入力される。
【0031】他方、プリントコントローラ43からのバ
イアス加熱用ストローブ要求信号により、ストローブ信
号発生回路44はバイアス加熱用ストローブ信号をAN
Dゲートアレイ47に出力する。ANDゲートアレイ4
7は、駆動データが「1」となっている場合に、ストロ
ーブ信号が入力されている間中、バイアス加熱用駆動パ
ルスを発生する。このバイアス加熱用駆動パルスによっ
て、例えばトランジスタ48aがONするから、発熱素
子17aが通電されて、バイアス加熱が開始される。
【0032】以下、コンパレータ41によりバイアス加
熱用駆動パルス数データ(B)と比較データ(C)とが
順に比較され、この比較結果により、各発熱素子の抵抗
値に応じたパルス数分の駆動パルスが各発熱素子に与え
られる。このため、各発熱素子の抵抗値にばらつきがあ
る場合でも、この抵抗値のばらつきに応じて各発熱素子
が加熱されるため、サーマルヘッドの各発熱素子はほぼ
一定にバイアス加熱される。
【0033】プリントコントローラ43は、出力してい
る比較データの大きさからバイアス加熱の終了近くを判
定し、バイアス加熱の終了時に1ラインエンド信号をメ
モリコントローラ42に送る。メモリコントローラ42
は、この1ラインエンド信号によりセレクタ40を切り
換えて、第1のラインメモリ32の画像データをコンパ
レータ41に出力するとともに、1ラインスタート信号
をプリントコントローラ43に送る。プリントコントロ
ーラ43には、2回目の1ラインスタート信号に入力さ
れるため、プリントコントローラ43のカウンタのカウ
ント値は偶数になる。これにより、プリントコントロー
ラ43は、階調表現用の比較データ「1」〜「3F」を
コンパレータ41に順に出力する。この比較データ
(C)は、コンパレータ41で第1のラインメモリ32
から読み出した第1ライン目のイエロー画像データ
(A)と比較される。イエロー画像を熱記録する画素で
は、コンパレータ41の出力が「1」となり、イエロー
画像を記録しない画素では「0」となる。
【0034】コンパレータ41から出力された1ライン
分の駆動データは、シフトレジスタ45,ラッチ回路ア
レイ46を経てから、ANDゲートアレイ47に送られ
る。そして、駆動データが「1」となっている発熱素子
だけが、短いストローブ信号の入力中に通電される。以
下同様にして、階調レベル「2」〜「J」まで比較さ
れ、階調表現熱エネルギーをカラー感熱記録材料12に
与える。
【0035】図6は各発熱素子の駆動パルス列の一例を
示したものである。この例では、第1発熱素子が最大抵
抗値を示しており、これを基準にして、各発熱素子への
バイアス加熱用駆動パルス数を減らすようにしている。
例えば最大抵抗値の発熱素子を256個のバイアス加熱
用駆動パルスで加熱する場合に、第2発熱素子が第1発
熱素子よりも抵抗が低い場合には、例えば252個の駆
動パルスでバイアス加熱する。また、第3発熱素子が第
1発熱素子よりも抵抗がやや低い場合には、例えば25
4個の駆動パルスでバイアス加熱する。この駆動パルス
数は、各発熱素子の抵抗値に応じて決定されるものであ
り、予め実験等により求められた抵抗値と駆動パルス数
との変換テーブルを用いて決定され、これがシステムコ
ントローラのRAM36に記憶されている。また、階調
表現用駆動パルス列は、例えば第1発熱素子の画像デー
タが64階調の最大濃度であるときには64個続きの駆
動パルスで第1発熱素子を駆動する。同様に、第2発熱
素子の画像データが62階調であるときには62個続き
の駆動パルスで第2発熱素子を駆動する。以下同様にそ
の他の発熱素子も画像データに応じた個数の駆動パルス
で駆動される。これにより、各発熱素子の画像データに
応じた階調表現用熱エネルギーで各発熱素子が発熱され
る。
【0036】第1のラインメモリ32からの画像データ
の読み出し中に、システムコントローラ35はセレクタ
31を切り換えて、第2ライン目の画像データをフレー
ムメモリ30から読み出して、これを第2のラインメモ
リ33に書き込む。したがって、次のラインを熱記録す
るときにラインメモリに画像データを記録する必要がな
く、印画が効率良く行われる。以下、同様にして、一方
のラインメモリから画像データを読みだしている時に
は、他方のラインメモリには次のラインの画像データが
書き込まれる。
【0037】プリントコントローラ43は、第1ライン
の階調表現用駆動パルス列の発生終了後に、1ラインエ
ンド信号をメモリコントローラ42に送る。メモリコン
トローラ42は、この2回目の1ラインエンド信号によ
りシステム1ラインエンド信号をシステムコントローラ
35に出力する。システムコントローラ35は、システ
ム1ラインエンド信号により第1ライン目の印字終了を
確認し、これにより、プラテンドラム10を1ライン分
回転させて紙送りを行なう。この紙送り中に、システム
コントローラ35は、システム1ラインスタート信号を
メモリコントローラ42に送る。メモリコントローラ4
2は、セレクタ40を切り換えて、第3ラインメモリ3
4のバイアス加熱用駆動パルス数データをコンパレータ
41に送る。その後、前述したように、バイアス加熱用
駆動パルス列を発生させると、これに続いて第2ライン
メモリ33に切り換え、第2ライン目の画像データに基
づき階調表現用駆動パルス列を発生させる。そして、K
(Kは最大256)個のパイアス加熱用駆動パルスとJ
(Jは最大64)個の階調表現用駆動パルスとを各発熱
素子に与えて、第2ライン目を熱記録する。以下、同様
にして、第3ライン目以降を順次熱記録して、イエロー
画像の1フレーム分の行記録が終了する。
【0038】このイエロー画像の熱記録中に、図2に示
すように、プラテンドラム10の回転とともに、カラー
感熱記録材料12のイエロー画像を熱記録した部分がイ
エロー定着用紫外線ランプ16に達する。このイエロー
定着用紫外線ランプ16は、420nm付近の近紫外線
をカラー感熱記録材料12に照射する。これにより、イ
エロー感熱記録材料12に含有されたジアゾニウム塩化
合物が分解して発色能力が消失する。
【0039】プラテンドラム10が1回転して記録エリ
アが再びサーマルヘッド14の位置にくると、マゼンタ
画像が1ラインずつ熱記録される。このマゼンタ画像の
熱記録では、イエロー画像の熱記録に比べて、各ストロ
ーブ信号のON時間設定データが大きいので、ストロー
ブ信号のパルス幅が長くなる。したがって、比較的に大
きな発色熱エネルギーがカラー感熱記録材料12に与え
られるが、イエロー感熱発色層23は既に光定着されて
いるので、このイエロー感熱発色層23が再び発色する
ことはない。マゼンタ画像を記録したカラー感熱記録材
料12は、マゼンタ用紫外線ランプ15によって、36
5nm付近の紫外線が照射され、マゼンタ感熱発色層2
2が光定着される。
【0040】プラテンドラム10が更に1回転して記録
エリアが再びサーマルヘッド14の位置にくると、シア
ン感熱発色層21にシアン画像が1ラインずつ熱記録さ
れる。このシアン感熱発色層21は、発色熱エネルギー
が通常の保管状態では発色しない値になっているので、
シアン感熱発色層21に対しては光定着性が与えられて
いない。そこで、シアン感熱発色層21の熱記録では、
マゼンタ用紫外線ランプ15,イエロー用紫外線ランプ
16は消灯している。
【0041】なお、上記実施例では、各発熱素子毎にそ
の抵抗値に基づきバイアス加熱用駆動パルス数を決定す
る際に、検出した最大抵抗値を基準にして、この基準抵
抗値に対する差を求めている。そして、最大抵抗値に対
しては256個のバイアス加熱用駆動パルスを与え、各
発熱素子の抵抗低下値に基づきバイアス加熱用駆動パル
ス数を減少するようにしたが、この他に、検出した抵抗
値に基づき平均抵抗値を求め、この平均抵抗値に対して
バイアス加熱用駆動パルス数を増減するようにしてもよ
い。更には、最小抵抗値に基づき、各発熱素子毎のバイ
アス加熱用駆動パルス数を決定するようにしてもよい。
【0042】また、上記実施例では、第1〜第3のライ
ンメモリを設け、これをセレクタで切り換えるようにし
たが、この他に、メモリのエリアを分割して、各ライン
メモリを構成し、これをメモリコントローラで読み分け
るようにしてもよい。また、本発明は、感熱記録の他
に、熱転写記録に対しても適用することができる。更
に、ラインプリンタの他に、シリアルプリンタにも利用
することができる。また、ストローブ信号のON/OF
F時間を色毎に変える代わりに、バイアス加熱用駆動パ
ルスと階調表現用駆動パルスのパルス数を色毎に変更す
るようにしてもよい。また、バイアス加熱と階調表現加
熱とでは、ストローブ信号の長さを変えるようにした
が、同じストローブ信号を用いるようにしてもよい。こ
の場合には、加熱量に合わせてそれぞれのパルス数を変
更する。更には、バイアス加熱と階調表現加熱の順序を
入れ換えてもよく、この場合にも、同じ熱エネルギーを
記録材料に与えることができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、各発熱素子の抵抗値に基づきバイアス加熱用駆動
パルス数を決定して、各発熱素子の抵抗値に応じてバイ
アス加熱用駆動パルス数を加減したから、各発熱素子の
抵抗値にばらつきがある場合でも、各発熱素子のバイア
ス加熱量をほぼ一定にすることができる。これにより、
発熱素子の抵抗値のばらつきに起因する濃度むらの発生
を少なくすることができる。しかも、多数のパルスから
なるパルス列により各発熱素子を駆動するから、きめ細
かな発熱制御を行うことができ、より一層濃度むらの発
生を少なくすることができる。また、抵抗値のばらつき
に応じてバイアス加熱用駆動パルス数を決定したから、
精度よくバイアス加熱することができ、本来発色させた
い画素が発色しなかったり、本来発色させたくない画素
が発色してしまったりすることがなくなる。したがっ
て、各色を精度よく発色させることができ、色むらの発
生を抑えることができる。また、バイアスエネルギに対
して補正を行うため、1色当たり1回の演算でよく、演
算処理が簡単になる他に、バイアス加熱用に複数のライ
ンメモリなどを必要とせず、構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッド駆動制御装置の要部を
示すブロック図である。
【図2】カラー感熱プリンタの概略図である。
【図3】カラー感熱記録材料の層構造を示す説明図であ
る。
【図4】各感熱発色層の発色特性を示すグラフである。
【図5】カラー感熱プリンタの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】バイアス加熱用駆動パルス列と階調表現用駆動
パルス列との一例を示す説明図である。
【符号の説明】
12 カラー感熱記録材料 14 サーマルヘッド 17a〜17n 発熱素子 31,41 セレクタ 32〜34 ラインメモリ 35 システムコントローラ 37 抵抗値検出回路 42 メモリコントローラ 43 プリントコントローラ 44 ストローブ信号発生回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発熱素子をライン状に並べてなる
    サーマルヘッドの各発熱素子に、バイアス加熱用駆動パ
    ルス列と、階調表現加熱用駆動パルス列とを与えて画像
    を記録するサーマルプリンタのサーマルヘッド駆動制御
    方法において、前記各発熱素子の抵抗値に基づき各発熱
    素子のバイアス加熱量を一定にするためのバイアス加熱
    用駆動パルス列のパルス個数を求め、この求めた個数分
    のバイアス加熱用駆動パルス列を対応する発熱素子に与
    えることを特徴とするサーマルヘッド駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 多数の発熱素子をライン状に並べてなる
    サーマルヘッドの各発熱素子に、バイアス加熱用駆動パ
    ルス列と、階調表現加熱用駆動パルス列とを与えて画像
    を記録するサーマルプリンタのサーマルヘッド駆動制御
    装置において、前記各発熱素子の抵抗値に基づき各発熱
    素子のバイアス加熱量を一定にするためのバイアス加熱
    用駆動パルス列のパルス個数を記憶した手段と、画像デ
    ータを1ライン分記憶するための第1のラインメモリ
    と、各発熱素子毎のバイアス加熱用駆動パルス列のパル
    ス個数を1ライン分記憶するための第2のラインメモリ
    と、これらラインメモリを切り換えて、第2のラインメ
    モリからのバイアス加熱用駆動パルス列による各発熱素
    子のバイアス加熱と、第1のラインメモリからの画像デ
    ータに基づく階調加熱とを行うプリントコントローラと
    を備えたことを特徴とするサーマルヘッド駆動制御装
    置。
JP14759193A 1993-06-18 1993-06-18 サーマルヘッド駆動制御方法及び装置 Expired - Fee Related JP3121176B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14759193A JP3121176B2 (ja) 1993-06-18 1993-06-18 サーマルヘッド駆動制御方法及び装置
US08/262,333 US5608333A (en) 1993-06-18 1994-06-17 Method of driving heating element to match its resistance, thermal printer, and resistance measuring device
US08/763,780 US5912693A (en) 1993-06-18 1996-12-11 Method of driving heating element to match its resistance, thermal printer, and resistance measuring device
US08/763,781 US5698987A (en) 1993-06-18 1996-12-11 Method of driving heating element to match its resistance, thermal printer, and resistance measuring device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14759193A JP3121176B2 (ja) 1993-06-18 1993-06-18 サーマルヘッド駆動制御方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07137320A JPH07137320A (ja) 1995-05-30
JP3121176B2 true JP3121176B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=15433821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14759193A Expired - Fee Related JP3121176B2 (ja) 1993-06-18 1993-06-18 サーマルヘッド駆動制御方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3121176B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07137320A (ja) 1995-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3590702B2 (ja) サーマルヘッドの抵抗データ測定方法及び装置並びにこれを備えたサーマルプリンタ
US5142302A (en) Thermal transfer video printer having improved temperature correction function of coloring density
JPH0813546B2 (ja) カラー感熱記録方法
JPH04338563A (ja) 画像記録装置
US5537140A (en) Color direct thermal printing method and direct color thermal printer
US5528276A (en) Method and device for equalizing resistance of heating element of thermal head of thermal printer
JP3121176B2 (ja) サーマルヘッド駆動制御方法及び装置
JP3034151B2 (ja) サーマルヘッド駆動制御装置
JPH07227987A (ja) サーマルヘッド駆動制御方法及び装置
JP2942679B2 (ja) カラー感熱記録方法
JP3231069B2 (ja) サーマルヘッド
JP3310789B2 (ja) カラー感熱プリント方法
JP3681508B2 (ja) カラー感熱発色記録方法及び装置
JP3251989B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JP2614660B2 (ja) 熱転写記録装置
JP2862219B2 (ja) カラー感熱記録方法
JPH10286987A (ja) サーマルプリンタ
JPH06328760A (ja) サーマルプリンタ
JP3276095B2 (ja) サーマルプリンタ及び発熱素子駆動方法
JPH06286198A (ja) サーマルヘッド駆動制御装置
JPH07144428A (ja) サーマルヘッド駆動制御装置
JPH0781118A (ja) サーマルヘッド駆動制御装置
JP2921808B2 (ja) カラー感熱記録方法
JPH07314758A (ja) サーマルヘッド駆動制御方法及び装置
JPH07323596A (ja) サーマルヘッド駆動制御方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071020

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071020

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071020

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees