JP3020691B2 - サーマルプリンタの光定着器 - Google Patents

サーマルプリンタの光定着器

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタの光
定着器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱記録には、感熱記録方法と熱転写記録
方法とがあるが、廃棄物が発生せず、かつランニングコ
ストが安いという特長から、感熱記録方法が広く用いら
れている。最近では、例えば、特開昭61ー21316
9号公報に記載されているように、支持体上にシアン感
熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層を
順次層状に設け、多色画像を直接に熱記録することがで
きるカラー感熱記録材料が提案されている。このカラー
感熱記録材料は、感度が高い表層の感熱発色層から感度
が低い深層の感熱発色層に順次熱記録を行うが、次の感
熱発色層を熱記録する際に、その上にある熱記録済みの
感熱発色層が再度熱記録されないようにするために、熱
記録後に個々の感熱発色層に特有な波長域の電磁線を照
射して発色能力を失わせている。この定着を行うため
に、サーマルプリンタには、例えば紫外線を発生する紫
外線ランプを備えた光定着器が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、紫外線ランプ
とカラー感熱記録材料との間隔が変動すると定着強度が
変化して定着ムラが発生する。したがって、上記光定着
器とカラー感熱記録材料との間には、カラー感熱記録材
料の浮動を抑えて定着ムラを防止するガイド部材が設け
られている。このため、従来のサーマルプリンタは、構
造が複雑となり、光定着器を設置するスペースが必要で
あり、そのために小型化が困難であった。また、従来
は、プラテンドラムに感熱記録材料を巻きつけて、光定
着器を発光させながらプラテンドラムを回転させて光定
着するため、大サイズ又は長尺の感熱記録材料の場合
に、その長さ分だけ定着時間が長くなり、プリント時間
がかかるという問題がある。
【0004】本発明は、定着ムラの発生を防止すること
ができるとともに、装置の小型化に寄与できるサーマル
プリンタの光定着器を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーマルプリンタの光定着器は、感熱発色
層を支持体上に層設した感熱記録材料を用い、この感熱
記録材料の全面をプラテンドラムに巻きつけて、サーマ
ルヘッドにより感熱発色層に熱記録してから感熱発色層
に特有な電磁線を照射して光定着するサーマルプリンタ
において、前記プラテンドラムの少なくとも感熱記録材
料が巻きつけられる部分を、前記電磁線に対する透過性
を有する材料で作るとともに、プラテンドラムの内部に
電磁線を放出する光源を収納したものである。
【0006】
【実施例】プラテンドラム10は、図2に示すように、
その回転軸11を一対の軸受け12により支承すること
により、フレーム13に回転自在に保持されている。回
転軸11の軸端部にはプーリー14が固定されており、
これにタイミングベルト15を介しパルスモータ(図示
せず)が連係されている。このパルスモータの回転によ
り図1に示すように矢線方向に連続又は間欠回転され
る。
【0007】プラテンドラム10の外周には、図1に示
すように、感熱記録材料16が巻き付けられ、その先端
部がクランプ部材17で押え付けられている。図3に示
すように、プリント位置には、サーマルヘッド18が配
置されている。このサーマルヘッド18は、周知のよう
に、多数の発熱素子が主走査方向にライン状に配列され
て、構成されている。各発熱素子は、感熱記録材料16
を加熱して発色させ、ドットパターンの画像を感熱記録
材料16にプリントする。また、プラテンドラム10の
周面には、ピンチローラ19が回転自在に接触してお
り、感熱記録材料16をプラテンドラム10側に押さえ
ている。
【0008】図2に示すように、プラテンドラム10
は、回転軸11を有する1対の円盤部20,21と、こ
の円盤部20,21の間に取り付けられる透明の筒部材
22とから構成されている。筒部材22は、円盤部2
0,21の内側面に突出して形成された段部23に嵌め
られて、円盤部20,21に取り付けられている。この
筒部材22は、透明プラスチックからなる内筒部材24
と、この上に取り付けられる透明ゴムからなる外筒部材
25とから構成されている。これら内筒部材24,外筒
部材25ともに、UV光透過率のよい材料が用いられて
いる。また、一方の円盤部20の回転中心にはソケット
30が取り付けられており、このソケット30には、光
定着用の紫外線を発するランプ31が取付キャップ部3
2を介し取り付けられている。ランプ31は、U字形状
に折り曲げられており、その発光面積が拡大されてい
る。なお、U字形状の折り曲げ管を用いる他に、直管型
を用いてもよく、この場合には円盤部20,21の両方
にソケットを取り付ける。
【0009】前記クランプ部材17は、プラテンドラム
10の周面に密着するクランプ本体35と、これの両端
に取り付けられるアーム36とから構成されている。ア
ームには長孔34,37が形成されており、アーム36
の中央部にある長孔37には回転軸11が配置されてお
り、また、長孔34にはガイドピン33が配置されてい
る。この長孔34,37及びガイドピン33,回転軸1
1により、アーム36は、収納溝38内で移動自在に取
り付けられている。また、収納溝38内には、図3に示
すように、コイルバネ39が配置されており、このコイ
ルバネ39はクランプ本体35をプラテンドラム10の
周面に密着させる方向でアーム36を付勢している。更
に、収納溝38内には、ソレノイド40が配置されてい
る。ソレノイド40のプランジャ41はアーム36に連
係されており、ソレノイド40がオンになると、プラン
ジャ41を介しアーム36を押し出して、プラテンドラ
ム10の周面からクランプ本体35を離し、感熱記録材
料16のクランプ待ち状態になる。
【0010】また、円盤部20,21の外側面には、回
転軸11を中心とした円弧状のプリント基板42,4
3、44,45が形成されている。一方の円盤部20に
形成されたプリント基板42,43は、プラテンドラム
10内に配置されたランプ31の電源コード46が接続
されている。また、他方の円盤部21に形成されたプリ
ント基板44,45には、ソレノイド40の電源コード
が接続されている。これら各プリント基板42,43,
44,45には給電ブラシ47が接触されている。給電
ブラシ47は、前記フレーム13に取付ブラケット48
を介し配置されている。なお、プラテンドラム10の回
転時に、給電ブラシ47は各プリント基板42,43,
44,45に接触するが、クランプ部材16のアーム3
6は、円盤部20,21の収納溝38内に入っており、
円盤部20,21の外側面から突出していないため、ア
ーム36が給電ブラシ47に当たることはなく、プラテ
ンドラム10の回転の障害となることは無い。
【0011】図4に示すように、感熱記録材料16は、
支持体50に感熱発色層51を層状に設けたものであ
り、支持体50はプラテンドラム10内に配置されたラ
ンプ31からの紫外線を透過する材料により構成されて
いる。
【0012】プリント時には、図3に示すように、ソレ
ノイド40のオンによりクランプ部材17が開き、クラ
ンプ本体35とプラテンドラム10の周面との隙間に、
感熱記録材料16の先端が挿入される。この後、ソレノ
イド40がオフになりコイルバネ39の付勢によりクラ
ンプ部材17が感熱記録材料16の先端を固定する。そ
の後、プラテンドラム10が矢線方向に回転し、サーマ
ルヘッド18に対面するプリント位置へ感熱記録材料1
6を移動させる。サーマルヘッド18は、主走査方向に
配列された複数の発熱素子を発熱させ、感熱記録材料1
6を加熱する。そして、プラテンドラム10がほぼ1回
転すると、プラテンドラム10の回転が停止する。した
がって、感熱記録材料16の全面に亘って熱記録が行わ
れる。
【0013】プラテンドラム10が回転を停止すると、
プラテンドラム10内のランプ31が所定時間発光す
る。このランプ31によって紫外線が照射された感熱記
録材料16は光定着される。
【0014】この光定着後に、感熱記録材料16をプラ
テンドラム10から排出する。この排出時には、ソレノ
イド40をオンにしてクランプ部材17を開き、プラテ
ンドラム10からプリント済み感熱記録材料16を外
す。
【0015】なお、上記実施例では、単色の感熱記録材
料16を用いたが、この他に、ベース部材に、シアン感
熱発色層,マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層を
層状に設けたカラー感熱記録材料を用いてもよい。この
場合には、紫外線の波長が異なった2種類のランプをプ
ラテンドラム10内に配置し、プリント中の感熱発色層
の種類に応じてこれらを選択的に点灯して、カラー感熱
記録を行う。なお、各ランプの紫外線が感熱記録材料に
均一に照射されるように、プラテンドラム内には、同一
の波長の紫外線を発するランプを複数本配置することが
望ましい。
【0016】また、上記実施例は、サーマルヘッド又は
記録紙を副走査方向に相対移動して記録するラインプリ
ンタについて説明したが、本発明は二次元に相対移動し
て記録するシリアルプリンタに対しても適用することが
できる。このシリアルプリンタでは、発熱素子が主走査
方向に配列され、熱記録時に副走査方向に移動するサー
マルヘッドが用いられ、そして記録紙は主走査方向に移
動する。また、本発明は、光定着を必要とする装置であ
れば適用が可能であり、特にコピーやファックス等に応
用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の光
定着器によれば、電磁線を透過する材料で作ったプラテ
ンドラム内に光定着用光源を配置し、このプラテンドラ
ムに感熱記録材料の全面を巻きつけたから、従来のよう
にプラテンドラムを1回転させて光定着するものに比べ
て1度の発光で感熱記録材料の全面を光定着することが
できる。したがって、プラテンドラムの周長に対応した
長さの感熱記録材料であっても、1度に光定着が可能に
なり、定着時間の短縮化が図れる。しかも、プラテンド
ラム内に光源が配置されるため、ランプが従来のように
プラテンローラの外部に配置されないので、装置をコン
パクトにまとめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したサーマルプリンタの光定着器
を示す斜視図である。
【図2】同縦断面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】感熱記録材料の層構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10 プラテンドラム 11 回転軸 16 感熱記録材料 17 クランプ部材 18 サーマルヘッド 22 筒部材 31 ランプ 40 ソレノイド 42,43,44,45 プリント基板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱発色層を支持体上に層設した感熱記
    録材料を用い、この感熱記録材料の全面をプラテンドラ
    ムに巻きつけて、サーマルヘッドにより感熱発色層に熱
    記録してから感熱発色層に特有な電磁線を照射して光定
    着するサーマルプリンタにおいて、前記プラテンドラム
    の少なくとも感熱記録材料が巻きつけられる部分を、
    記電磁線に対する透過性を有する材料で作るとともに、
    プラテンドラムの内部に電磁線を放出する光源を収納し
    たことを特徴とするサーマルプリンタの光定着器。
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