JP2753166B2 - シリアルプリンタのカラー感熱記録方法 - Google Patents
シリアルプリンタのカラー感熱記録方法Info
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- JP2753166B2 JP2753166B2 JP3291760A JP29176091A JP2753166B2 JP 2753166 B2 JP2753166 B2 JP 2753166B2 JP 3291760 A JP3291760 A JP 3291760A JP 29176091 A JP29176091 A JP 29176091A JP 2753166 B2 JP2753166 B2 JP 2753166B2
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- thermal
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- thermal head
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルプリンタのカ
ラー感熱記録方法に関するものである。
ラー感熱記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、感熱プリンタと
熱転写プリンタとがあるが、これらのうち感熱プリンタ
は感熱記録材料に直接に画像を熱記録することができる
ため、転写シート等の廃棄物が発生せず、また構造が簡
単である等の特長がある。このような特長から感熱プリ
ンタは広く用いられる傾向にあり、例えばファクシミリ
の殆どはモノクロの感熱プリンタが組み込まれている。
最近では、例えば、特開昭61ー213169号公報に
記載されているように、支持体上にマゼンタ感熱発色
層,シアン感熱発色層,イエロー感熱発色層を順次層設
して、フルカラーの画像を直接に熱記録することができ
るようにしたカラー感熱記録材料が提案されている。
熱転写プリンタとがあるが、これらのうち感熱プリンタ
は感熱記録材料に直接に画像を熱記録することができる
ため、転写シート等の廃棄物が発生せず、また構造が簡
単である等の特長がある。このような特長から感熱プリ
ンタは広く用いられる傾向にあり、例えばファクシミリ
の殆どはモノクロの感熱プリンタが組み込まれている。
最近では、例えば、特開昭61ー213169号公報に
記載されているように、支持体上にマゼンタ感熱発色
層,シアン感熱発色層,イエロー感熱発色層を順次層設
して、フルカラーの画像を直接に熱記録することができ
るようにしたカラー感熱記録材料が提案されている。
【0003】また、特開昭61ー213169号公報に
は、カラー感熱記録材料にカラー画像を記録するための
カラー感熱プリンタが記載されている。このカラー感熱
プリンタは、サーマルヘッドの下流側に、光源と三色フ
イルタとからなる光源ユニットが配置されている。熱記
録に際しては、カラー感熱記録材料を装着したドラムを
正転させて、サーマルヘッドでイエロー感熱発色層にイ
エロー画像を記録するとともに、イエロー画像を記録し
た部分に、イエローフイルタを通して光源からの光を照
射してイエロー感熱発色層を光定着させる。次に、ドラ
ムを逆転させてカラー感熱記録材料を記録開始位置にい
ったん戻してから、ドラムを正転させながらサーマルヘ
ッドでシアン画像をシアン感熱記録層に記録する。これ
とともに、シアンフイルタを通して光源からの光をシア
ン画像を記録した部分に照射し、シアン感熱発色層を光
定着する。再びドラムを逆転してカラー感熱記録材料を
初期位置に戻してから、ドラムを正転させながらサーマ
ルヘッドでマゼンタ画像をマゼンタ感熱発色層に記録
し、そしてマゼンタフイルタを使用して光定着する。
は、カラー感熱記録材料にカラー画像を記録するための
カラー感熱プリンタが記載されている。このカラー感熱
プリンタは、サーマルヘッドの下流側に、光源と三色フ
イルタとからなる光源ユニットが配置されている。熱記
録に際しては、カラー感熱記録材料を装着したドラムを
正転させて、サーマルヘッドでイエロー感熱発色層にイ
エロー画像を記録するとともに、イエロー画像を記録し
た部分に、イエローフイルタを通して光源からの光を照
射してイエロー感熱発色層を光定着させる。次に、ドラ
ムを逆転させてカラー感熱記録材料を記録開始位置にい
ったん戻してから、ドラムを正転させながらサーマルヘ
ッドでシアン画像をシアン感熱記録層に記録する。これ
とともに、シアンフイルタを通して光源からの光をシア
ン画像を記録した部分に照射し、シアン感熱発色層を光
定着する。再びドラムを逆転してカラー感熱記録材料を
初期位置に戻してから、ドラムを正転させながらサーマ
ルヘッドでマゼンタ画像をマゼンタ感熱発色層に記録
し、そしてマゼンタフイルタを使用して光定着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したカラー感熱プ
リンタは、カラー感熱記録材料の2往復半で、イエロー
画像,シアン画像,マゼンタ画像を面順次感熱記録を行
うものであるため、熱記録に時間がかかるという問題が
ある。また、カラー感熱記録材料を往復動させてライン
ヘッドにより三色画像を面順次感熱記録するため、カラ
ー感熱記録材料の全幅分の長さのラインヘッドと光定着
用の光源が必要になり、装置構成が大掛かりとなり、装
置が大型化し、且つ製造コストも上昇するという問題が
ある。
リンタは、カラー感熱記録材料の2往復半で、イエロー
画像,シアン画像,マゼンタ画像を面順次感熱記録を行
うものであるため、熱記録に時間がかかるという問題が
ある。また、カラー感熱記録材料を往復動させてライン
ヘッドにより三色画像を面順次感熱記録するため、カラ
ー感熱記録材料の全幅分の長さのラインヘッドと光定着
用の光源が必要になり、装置構成が大掛かりとなり、装
置が大型化し、且つ製造コストも上昇するという問題が
ある。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、感熱記録タイプのシリアルプリンタを小型で且つ
安価に提供することができるようにしたカラー感熱記録
方法を提供することを目的とする。
あり、感熱記録タイプのシリアルプリンタを小型で且つ
安価に提供することができるようにしたカラー感熱記録
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、支持体上に第1ないし第3の感熱発色層
を層設したカラー感熱記録材料に、サーマルヘッドによ
りカラー感熱記録を行うシリアルプリンタのカラー感熱
記録方法において、前記第3の感熱記録層を光定着する
ための第1の光源と、前記第2の感熱記録層を光定着す
るための第2の光源とをサーマルヘッドの両側にそれぞ
れ配置してヘッド部を構成し、このヘッド部を感熱記録
材料の幅方向で第1の方向に移動しながら、サーマルヘ
ッドで第3の感熱発色層に画像を記録するとともに、第
1の光源を点灯してサーマルヘッドが通過したカラー感
熱記録材料の部分を照射して第3の感熱発色層を光定着
し、次にヘッド部を第1の方向と逆の第2の方向に移動
しながら、サーマルヘッドで第2の感熱発色層に画像を
記録するとともに、第2の光源を点灯してサーマルヘッ
ドが通過したカラー感熱記録材料の部分を照射して第2
の感熱発色層を光定着し、次にヘッド部を第1の方向に
移動しながらサーマルヘッドで第1の感熱発色層に画像
を記録するようにして1行の記録を行うようにしたもの
である。
に、本発明は、支持体上に第1ないし第3の感熱発色層
を層設したカラー感熱記録材料に、サーマルヘッドによ
りカラー感熱記録を行うシリアルプリンタのカラー感熱
記録方法において、前記第3の感熱記録層を光定着する
ための第1の光源と、前記第2の感熱記録層を光定着す
るための第2の光源とをサーマルヘッドの両側にそれぞ
れ配置してヘッド部を構成し、このヘッド部を感熱記録
材料の幅方向で第1の方向に移動しながら、サーマルヘ
ッドで第3の感熱発色層に画像を記録するとともに、第
1の光源を点灯してサーマルヘッドが通過したカラー感
熱記録材料の部分を照射して第3の感熱発色層を光定着
し、次にヘッド部を第1の方向と逆の第2の方向に移動
しながら、サーマルヘッドで第2の感熱発色層に画像を
記録するとともに、第2の光源を点灯してサーマルヘッ
ドが通過したカラー感熱記録材料の部分を照射して第2
の感熱発色層を光定着し、次にヘッド部を第1の方向に
移動しながらサーマルヘッドで第1の感熱発色層に画像
を記録するようにして1行の記録を行うようにしたもの
である。
【0007】また、別の発明は、更に、サーマルヘッド
で第2の感熱発色層に画像を記録する際に、第1の光源
を点灯してサーマルヘッドが通過する前のカラー感熱記
録材料の部分を照射して第3の感熱発色層を光定着し、
また、サーマルヘッドで第1の感熱発色層に画像を記録
する際に、第2の光源を点灯してサーマルヘッドが通過
する前のカラー感熱記録材料の部分を照射して第2の感
熱発色層を光定着するようにしたものである。
で第2の感熱発色層に画像を記録する際に、第1の光源
を点灯してサーマルヘッドが通過する前のカラー感熱記
録材料の部分を照射して第3の感熱発色層を光定着し、
また、サーマルヘッドで第1の感熱発色層に画像を記録
する際に、第2の光源を点灯してサーマルヘッドが通過
する前のカラー感熱記録材料の部分を照射して第2の感
熱発色層を光定着するようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明は、サーマルヘッドの往き行程で第3の
感熱発色層に画像を記録するとともに、第1の光源を点
灯してサーマルヘッドが通過したカラー感熱記録材料の
部分を照射して第3の感熱発色層を光定着する。また、
サーマルヘッドの戻り行程で第2の感熱発色層に画像を
記録するとともに、第2の光源を点灯しサーマルヘッド
が通過したカラー感熱記録材料の部分を照射して第2の
感熱発色層を光定着する。これにより、効率良く光定着
を行うことができる。更に、サーマルヘッドの戻り行程
で、第2の感熱発色層に画像を記録する前に、第1の光
源を点灯してこの戻り行程中でも第3の感熱発色層を光
定着するとともに、次の第1の感熱発色層に画像を記録
する往き行程で第1の感熱発色層の画像の記録前に、第
2の光源を点灯しこの往き行程でも第2の感熱発色層を
光定着することにより、光定着を往復の行程で行うこと
ができ、これにより、光源をその分だけ小さくすること
が可能になり、装置構成をコンパクトにすることができ
る。
感熱発色層に画像を記録するとともに、第1の光源を点
灯してサーマルヘッドが通過したカラー感熱記録材料の
部分を照射して第3の感熱発色層を光定着する。また、
サーマルヘッドの戻り行程で第2の感熱発色層に画像を
記録するとともに、第2の光源を点灯しサーマルヘッド
が通過したカラー感熱記録材料の部分を照射して第2の
感熱発色層を光定着する。これにより、効率良く光定着
を行うことができる。更に、サーマルヘッドの戻り行程
で、第2の感熱発色層に画像を記録する前に、第1の光
源を点灯してこの戻り行程中でも第3の感熱発色層を光
定着するとともに、次の第1の感熱発色層に画像を記録
する往き行程で第1の感熱発色層の画像の記録前に、第
2の光源を点灯しこの往き行程でも第2の感熱発色層を
光定着することにより、光定着を往復の行程で行うこと
ができ、これにより、光源をその分だけ小さくすること
が可能になり、装置構成をコンパクトにすることができ
る。
【0009】
【実施例】本発明を実施したシリアルプリンタの概略構
成を示す図2において、長尺のカラー感熱記録材料10
は、送りローラ対11,12により、ヘッド部13があ
るプリント位置に送られる。送りローラ対11,12
は、モータ14により間欠回転され、カラー感熱記録材
料10を所定ピッチで間欠的に送る。カラー感熱記録材
料10はロール状に巻き取り収納されてプリンタ内に配
置されている。そして、コントローラ15により所定長
さ分だけ送られると、カッタ駆動部16を介しカッタ1
7を駆動して、カラー感熱記録材料10を所定の長さで
切断する。
成を示す図2において、長尺のカラー感熱記録材料10
は、送りローラ対11,12により、ヘッド部13があ
るプリント位置に送られる。送りローラ対11,12
は、モータ14により間欠回転され、カラー感熱記録材
料10を所定ピッチで間欠的に送る。カラー感熱記録材
料10はロール状に巻き取り収納されてプリンタ内に配
置されている。そして、コントローラ15により所定長
さ分だけ送られると、カッタ駆動部16を介しカッタ1
7を駆動して、カラー感熱記録材料10を所定の長さで
切断する。
【0010】ヘッド部13には後に詳しく説明するよう
に、サーマルヘッド20と第1及び第2の光源21,2
2とが配置されており、タイミングベルト23が固定さ
れている。タイミングベルト23はプーリー24,25
間に掛け巡らされており、モータ26の正逆方向の回転
により、ギヤ18,19(図4参照)を介し回動させら
れる。これにより、ヘッド部13をカラー感熱記録材料
10の幅方向で往復動させる。
に、サーマルヘッド20と第1及び第2の光源21,2
2とが配置されており、タイミングベルト23が固定さ
れている。タイミングベルト23はプーリー24,25
間に掛け巡らされており、モータ26の正逆方向の回転
により、ギヤ18,19(図4参照)を介し回動させら
れる。これにより、ヘッド部13をカラー感熱記録材料
10の幅方向で往復動させる。
【0011】図3〜図6に示すように、ヘッド部13に
はガイド棒27が挿通されており、且つヘッド部13は
ガイドレール28により支持されている。これにより、
ヘッド部13はカラー感熱記録材料10の幅方向で案内
される。なお、符号29は、サーマルヘッド20や各光
源21,22のコードが帯状に束ねられたハーネスを示
している。ヘッド部13は、ヘッドベース35と、この
ヘッドベース35上に取り付けたサーマルヘッド20,
第1及び第の光源21,22,遮光ローラ36,37
と、サーマルヘッド20をカラー感熱記録材料10に適
度な圧力で接触させるヘッドロード部38とから構成さ
れている。サーマルヘッド20は、多数の発熱素子をラ
イン状に配列して構成されており、記録すべき画素の色
とその濃度に応じた温度に各発熱素子が発熱する。
はガイド棒27が挿通されており、且つヘッド部13は
ガイドレール28により支持されている。これにより、
ヘッド部13はカラー感熱記録材料10の幅方向で案内
される。なお、符号29は、サーマルヘッド20や各光
源21,22のコードが帯状に束ねられたハーネスを示
している。ヘッド部13は、ヘッドベース35と、この
ヘッドベース35上に取り付けたサーマルヘッド20,
第1及び第の光源21,22,遮光ローラ36,37
と、サーマルヘッド20をカラー感熱記録材料10に適
度な圧力で接触させるヘッドロード部38とから構成さ
れている。サーマルヘッド20は、多数の発熱素子をラ
イン状に配列して構成されており、記録すべき画素の色
とその濃度に応じた温度に各発熱素子が発熱する。
【0012】ヘッドロード部38は、ヘッドロードプレ
ート39を取付軸40によりヘッドベース35に回動自
在に取り付けて構成されている。このヘッドロードプレ
ート39には、ヘッドロードソレノイド41と退避用コ
イルバネ42とが設けられている他に、カラー感光材料
側の端部には、ヘッド取付部43が折り曲げて形成され
ている。そして、ヘッドロードソレノイド41はオン時
にプランジャ40aを引き込んでコイルバネ44を介し
ヘッドロードプレート39を図中時計方向に回動する。
これにより、サーマルヘッド20がカラー感熱記録材料
10に適度な圧力で接触するようになり、サーマルヘッ
ド20の記録状態となる。また、退避用コイルバネ42
は、ソレノイド41がオフの時にヘッドロードプレート
39を反時計方向へ回動して、サーマルヘッド20がカ
ラー感熱記録材料10に接触することのないようにして
いる。
ート39を取付軸40によりヘッドベース35に回動自
在に取り付けて構成されている。このヘッドロードプレ
ート39には、ヘッドロードソレノイド41と退避用コ
イルバネ42とが設けられている他に、カラー感光材料
側の端部には、ヘッド取付部43が折り曲げて形成され
ている。そして、ヘッドロードソレノイド41はオン時
にプランジャ40aを引き込んでコイルバネ44を介し
ヘッドロードプレート39を図中時計方向に回動する。
これにより、サーマルヘッド20がカラー感熱記録材料
10に適度な圧力で接触するようになり、サーマルヘッ
ド20の記録状態となる。また、退避用コイルバネ42
は、ソレノイド41がオフの時にヘッドロードプレート
39を反時計方向へ回動して、サーマルヘッド20がカ
ラー感熱記録材料10に接触することのないようにして
いる。
【0013】第1及び第2の光源21,22は、サーマ
ルヘッド20の両側に配置されている。第1の光源21
内には、ピーク波長が420nmの近紫外線(青紫光)
を発生するイエロー定着ランプ46が配置されており、
スリット48を介しカラー感熱記録材料10を照射し
て、イエロー定着を行う。第2の光源22内には、ピー
ク波長が365nmの紫外線を発生するマゼンタ定着ラ
ンプ47が配置されており、スリット48を介しカラー
感熱記録材料10を照射して、マゼンタ定着を行う。各
光源21,22は、全体が円柱状に構成されており、図
7に示すように、上部及び下部には、ヘッド13の移動
に伴いカラー感熱記録材料10に接触して回転するロー
リングカラー50,51が、抜き止めキャップ52及び
リング53により回動自在に取り付けられている。ま
た、本体部54の周面には縦方向に長くスリット48が
形成されている。また、本体部54の底部にはソケット
55が配置されており、これにより各ランプ46,又は
47が本体部54内に取り付けられる。なお、上記ピー
ク波長の異なるランプ46,47を用いる他に、同じ紫
外線ランプを用い、これにバンドパスフイルタを組み合
わせて、特定波長域の電磁線を取り出すようにしてもよ
い。
ルヘッド20の両側に配置されている。第1の光源21
内には、ピーク波長が420nmの近紫外線(青紫光)
を発生するイエロー定着ランプ46が配置されており、
スリット48を介しカラー感熱記録材料10を照射し
て、イエロー定着を行う。第2の光源22内には、ピー
ク波長が365nmの紫外線を発生するマゼンタ定着ラ
ンプ47が配置されており、スリット48を介しカラー
感熱記録材料10を照射して、マゼンタ定着を行う。各
光源21,22は、全体が円柱状に構成されており、図
7に示すように、上部及び下部には、ヘッド13の移動
に伴いカラー感熱記録材料10に接触して回転するロー
リングカラー50,51が、抜き止めキャップ52及び
リング53により回動自在に取り付けられている。ま
た、本体部54の周面には縦方向に長くスリット48が
形成されている。また、本体部54の底部にはソケット
55が配置されており、これにより各ランプ46,又は
47が本体部54内に取り付けられる。なお、上記ピー
ク波長の異なるランプ46,47を用いる他に、同じ紫
外線ランプを用い、これにバンドパスフイルタを組み合
わせて、特定波長域の電磁線を取り出すようにしてもよ
い。
【0014】図2に示すように、ヘッド制御部60は、
TVカメラ,ビデオ再生機,スキャナー等の画像信号入
力部61から取り込んだ画像信号に応じてサーマルヘッ
ド20の各発熱素子の発熱量を制御する。ランプ制御部
62は、イエロー画像の熱記録時にイエロー定着用の第
1の光源21を発光させ、そしてマゼンタ画像の熱記録
時にマゼンタ定着用の第2の光源22を発光させる。コ
ントローラ15は、ヘッド制御部60,ランプ制御部6
2,カッター駆動部16,ドライバ63,64をそれぞ
れシーケンス制御する。ドライバ63は送りローラ対1
1を回転させるためのモータ14を制御する。また、ド
ライド59は、ヘッド部13を横方向に移動させるため
のモータ26を制御する。
TVカメラ,ビデオ再生機,スキャナー等の画像信号入
力部61から取り込んだ画像信号に応じてサーマルヘッ
ド20の各発熱素子の発熱量を制御する。ランプ制御部
62は、イエロー画像の熱記録時にイエロー定着用の第
1の光源21を発光させ、そしてマゼンタ画像の熱記録
時にマゼンタ定着用の第2の光源22を発光させる。コ
ントローラ15は、ヘッド制御部60,ランプ制御部6
2,カッター駆動部16,ドライバ63,64をそれぞ
れシーケンス制御する。ドライバ63は送りローラ対1
1を回転させるためのモータ14を制御する。また、ド
ライド59は、ヘッド部13を横方向に移動させるため
のモータ26を制御する。
【0015】図8は、カラー感熱記録材料の一例を示す
ものである。支持体70の上に、シアン感熱発色層7
1,マゼンタ感熱発色層72,イエロー感熱発色層7
3,保護層74が順次層設されている。これらの各感熱
発色層71〜73は、熱記録される順番に表面から層設
されているが、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順
番に熱記録する場合には、イエロー感熱発色層とマゼン
タ感熱発色層との位置が入れ換えられる。
ものである。支持体70の上に、シアン感熱発色層7
1,マゼンタ感熱発色層72,イエロー感熱発色層7
3,保護層74が順次層設されている。これらの各感熱
発色層71〜73は、熱記録される順番に表面から層設
されているが、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順
番に熱記録する場合には、イエロー感熱発色層とマゼン
タ感熱発色層との位置が入れ換えられる。
【0016】前記支持体70としては、不透明なコート
紙又はプラスチックフイルムが用いられ、またOHPシ
ートを作成する場合には透明なプラスチックフイルムが
用いられる。シアン感熱発色層71は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層7
2としては、最大吸収波長が360±20nmであるジ
アゾニウム塩化合物と、これと熱反応してマゼンタに発
色するカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発
色層72は、サーマルヘッドでマゼンタ画像を熱記録し
た後に、360±20nmの紫外線を照射するとジアゾ
ニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われる。イエ
ロー感熱発色層73は、最大吸収波長が420±20n
mであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応してイ
エローに発色するカプラーとを含有している。このイエ
ロー感熱発色層73も、420nm±20nm付近の近
紫外線を照射すると光定着して発色能力が失われる。な
お、このカラー感熱記録材料は、平成2年4月4日に本
出願人によって出願された特願平2ー89384号に詳
細に説明されている。
紙又はプラスチックフイルムが用いられ、またOHPシ
ートを作成する場合には透明なプラスチックフイルムが
用いられる。シアン感熱発色層71は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層7
2としては、最大吸収波長が360±20nmであるジ
アゾニウム塩化合物と、これと熱反応してマゼンタに発
色するカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発
色層72は、サーマルヘッドでマゼンタ画像を熱記録し
た後に、360±20nmの紫外線を照射するとジアゾ
ニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われる。イエ
ロー感熱発色層73は、最大吸収波長が420±20n
mであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応してイ
エローに発色するカプラーとを含有している。このイエ
ロー感熱発色層73も、420nm±20nm付近の近
紫外線を照射すると光定着して発色能力が失われる。な
お、このカラー感熱記録材料は、平成2年4月4日に本
出願人によって出願された特願平2ー89384号に詳
細に説明されている。
【0017】図9は、各感熱発色層71〜73の特性を
示すものである。横軸の熱エネルギーは、サーマルヘッ
ド20の発熱素子が発生する熱エネルギーを表してお
り、イエロー感熱発色層73の熱エネルギーが最も低
く、シアン感熱発色層71の熱エネルギーが最も高い。
この熱エネルギーの差異の主たる要因は、シアン感熱発
色層71は、イエロー感熱発色層73,マゼンタ感熱発
色層72を介して加熱しなければならないからである。
示すものである。横軸の熱エネルギーは、サーマルヘッ
ド20の発熱素子が発生する熱エネルギーを表してお
り、イエロー感熱発色層73の熱エネルギーが最も低
く、シアン感熱発色層71の熱エネルギーが最も高い。
この熱エネルギーの差異の主たる要因は、シアン感熱発
色層71は、イエロー感熱発色層73,マゼンタ感熱発
色層72を介して加熱しなければならないからである。
【0018】図10は、イエロー感熱発色層の吸収特性
と、イエロー定着光源の発光特性を示すものである。イ
エロー感熱発色層73は、点線で示すように、ほぼ30
0nm〜450nmの範囲に光吸収性があり、この範囲
の紫外線を照射すると、ジアゾニウム塩化合物が分解し
て光定着する。そこで、イエロー定着ランプ46は、ハ
ッチング80で示すように、420nmの発光エネルギ
ーが最大となっている。
と、イエロー定着光源の発光特性を示すものである。イ
エロー感熱発色層73は、点線で示すように、ほぼ30
0nm〜450nmの範囲に光吸収性があり、この範囲
の紫外線を照射すると、ジアゾニウム塩化合物が分解し
て光定着する。そこで、イエロー定着ランプ46は、ハ
ッチング80で示すように、420nmの発光エネルギ
ーが最大となっている。
【0019】図11は、マゼンタ感熱発色層の吸収特性
と、マゼンタ定着光源の発光特性を示すものである。マ
ゼンタ感熱発色層72は、点線で示すように、ほぼ30
0nm〜400nmの範囲に光吸収性がある。そこで、
マゼンタ定着ランプ47は、ハッチング81で示すよう
に、365nmの発光エネルギーが最大となっている。
これらの定着ランプ46,47についても特願平2ー8
9384号に示されている。
と、マゼンタ定着光源の発光特性を示すものである。マ
ゼンタ感熱発色層72は、点線で示すように、ほぼ30
0nm〜400nmの範囲に光吸収性がある。そこで、
マゼンタ定着ランプ47は、ハッチング81で示すよう
に、365nmの発光エネルギーが最大となっている。
これらの定着ランプ46,47についても特願平2ー8
9384号に示されている。
【0020】次に、図2に示す装置の作用について図1
を参照して説明する。コントローラ15に熱記録を指示
すると、パルスモータ14が始動し、送りローラ対1
1,12を回転させる。送りローラ対11,12は、供
給リール(図示省略)からカラー感熱記録材料10を引
き出して、これの先頭位置がヘッド部13のあるプリン
ト位置にセットされるように、カラー感熱記録材料10
を搬送する。カラー感熱記録材料10がプリント位置に
セットされた後は、イエロー画像の熱記録が開始され
る。まず、ヘッド制御部60は、画像入力部61からイ
エロー画像の第1行分の画像信号を読み出す。この1行
分の画像信号は、図9に示す発色特性を考慮して駆動信
号に変換される。この1行分の駆動信号は、サーマルヘ
ッド20に送られる。コントローラ15は、次にモータ
26を回転させ、ヘッド部13を図2中の符号Aで示さ
れる矢印の方向に移動させ(以下、このA方向の移動を
往動という)、この移動に同期させて、1行分の駆動信
号に基づきサーマルヘッド20を駆動する。これととも
に、イエロー定着用の第1の光源21を発光させる。こ
れにより、各発熱素子が記録すべき濃度に応じた温度に
発熱され、カラー感熱記録材料10にイエロー画像の第
1行目が熱記録される。また、この熱記録とともに、第
1の光源21が点灯することで、420nm付近の近紫
外線を発生し、イエロー画像が熱記録されたカラー感熱
記録材料10の部分を照射する。この420nmの近紫
外線によって、イエロー感熱発色層73に含有されたジ
アゾニウム塩化合物を分解し、発色能力を消失させる。
を参照して説明する。コントローラ15に熱記録を指示
すると、パルスモータ14が始動し、送りローラ対1
1,12を回転させる。送りローラ対11,12は、供
給リール(図示省略)からカラー感熱記録材料10を引
き出して、これの先頭位置がヘッド部13のあるプリン
ト位置にセットされるように、カラー感熱記録材料10
を搬送する。カラー感熱記録材料10がプリント位置に
セットされた後は、イエロー画像の熱記録が開始され
る。まず、ヘッド制御部60は、画像入力部61からイ
エロー画像の第1行分の画像信号を読み出す。この1行
分の画像信号は、図9に示す発色特性を考慮して駆動信
号に変換される。この1行分の駆動信号は、サーマルヘ
ッド20に送られる。コントローラ15は、次にモータ
26を回転させ、ヘッド部13を図2中の符号Aで示さ
れる矢印の方向に移動させ(以下、このA方向の移動を
往動という)、この移動に同期させて、1行分の駆動信
号に基づきサーマルヘッド20を駆動する。これととも
に、イエロー定着用の第1の光源21を発光させる。こ
れにより、各発熱素子が記録すべき濃度に応じた温度に
発熱され、カラー感熱記録材料10にイエロー画像の第
1行目が熱記録される。また、この熱記録とともに、第
1の光源21が点灯することで、420nm付近の近紫
外線を発生し、イエロー画像が熱記録されたカラー感熱
記録材料10の部分を照射する。この420nmの近紫
外線によって、イエロー感熱発色層73に含有されたジ
アゾニウム塩化合物を分解し、発色能力を消失させる。
【0021】イエロー画像の1行分の熱記録が終了して
ヘッド部13がストロークエンドになると、コントロー
ラ15は、ヘッド部13の移動とサーマルヘッド20の
駆動を停止し、ヘッド部13を図中の符号Bで示される
矢印方向に移動させる(以下、このB方向の移動を復動
という)。ヘッド制御部60は、予め画像入力部61か
らマゼンタ画像の第1行分の画像信号を読み出してお
り、この1行分の画像信号は、図9に示す発色特性を考
慮して駆動信号に変換され、この1行分の駆動信号は、
サーマルヘッド20に送られる。そして、復動に同期さ
せてサーマルヘッド20が駆動される。これにより、各
発熱素子が記録すべき濃度に応じた温度に発熱され、カ
ラー感熱記録材料10にマゼンタ画像の第1行目が熱記
録される。また、この熱記録とともに、第1の光源21
も依然として点灯しているため、マゼンタ画像の熱記録
の前に、イエロー画像の光定着が確実に行われる。これ
とともに、マゼンタ定着用の第2の光源21も点灯し
て、マゼンタ画像を記録した部分に、365nmの紫外
線を照射してマゼンタ感熱発色層72を光定着する。な
お、このマゼンタ画像の熱記録時には、図9に示されて
いるように、ほぼ40〜70mJ/mm2 の範囲内で、
かつ記録すべき濃度に応じた熱エネルギーが用いられ
る。この範囲の熱エネルギーは、イエロー感熱発色層7
3を記録するに必要な熱エネルギーよりも高いが、既に
イエロー感熱発色層73は光定着されているから、この
イエロー感熱発色層73が発色することはない。
ヘッド部13がストロークエンドになると、コントロー
ラ15は、ヘッド部13の移動とサーマルヘッド20の
駆動を停止し、ヘッド部13を図中の符号Bで示される
矢印方向に移動させる(以下、このB方向の移動を復動
という)。ヘッド制御部60は、予め画像入力部61か
らマゼンタ画像の第1行分の画像信号を読み出してお
り、この1行分の画像信号は、図9に示す発色特性を考
慮して駆動信号に変換され、この1行分の駆動信号は、
サーマルヘッド20に送られる。そして、復動に同期さ
せてサーマルヘッド20が駆動される。これにより、各
発熱素子が記録すべき濃度に応じた温度に発熱され、カ
ラー感熱記録材料10にマゼンタ画像の第1行目が熱記
録される。また、この熱記録とともに、第1の光源21
も依然として点灯しているため、マゼンタ画像の熱記録
の前に、イエロー画像の光定着が確実に行われる。これ
とともに、マゼンタ定着用の第2の光源21も点灯し
て、マゼンタ画像を記録した部分に、365nmの紫外
線を照射してマゼンタ感熱発色層72を光定着する。な
お、このマゼンタ画像の熱記録時には、図9に示されて
いるように、ほぼ40〜70mJ/mm2 の範囲内で、
かつ記録すべき濃度に応じた熱エネルギーが用いられ
る。この範囲の熱エネルギーは、イエロー感熱発色層7
3を記録するに必要な熱エネルギーよりも高いが、既に
イエロー感熱発色層73は光定着されているから、この
イエロー感熱発色層73が発色することはない。
【0022】マゼンタ画像の1行分の熱記録が終了して
ヘッド部13がストロークエンドになると、コントロー
ラ15は、ヘッド部13の移動とサーマルヘッド20の
駆動を停止し、ヘッド部13を往動させる。ヘッド制御
部60は、予め画像入力部61からシアン画像の第1行
分の画像信号を読み出しており、この1行分の画像信号
は、図9に示す発色特性を考慮して駆動信号に変換さ
れ、これがサーマルヘッド20に送られる。そして、往
動に同期させてサーマルヘッド20が駆動される。これ
により、カラー感熱記録材料10にシアン画像の第1行
目が熱記録される。また、この熱記録とともに、第2の
光源21も依然として点灯しているため、シアン画像の
熱記録の前に、マゼンタ画像の光定着が確実に行われ
る。なお、シアン感熱発色層71は、感熱発色するに必
要な熱エネルギーがほぼ80mJ/mm2 以上であるた
め、通常の保管状態では発色することはない。そこで、
このシアン感熱発色層41に対しては光定着を省略して
いる。第1行目の三色順次熱記録後に、カラー感熱記録
材料10が1行分送られ、同様に第2行目が熱記録され
る。以下同様にして次々と各ラインを三色順次熱記録し
て、所望のカラー画像をカラー感熱記録材料10に熱記
録する。また、送りローラ対11の回転によりカラー感
熱記録材料10が1コマ分の長さだけ送られると、コン
トローラ15はカッタ駆動部16を介しカッタ17を作
動させ、カラー感熱記録材料10をシート状に切断す
る。
ヘッド部13がストロークエンドになると、コントロー
ラ15は、ヘッド部13の移動とサーマルヘッド20の
駆動を停止し、ヘッド部13を往動させる。ヘッド制御
部60は、予め画像入力部61からシアン画像の第1行
分の画像信号を読み出しており、この1行分の画像信号
は、図9に示す発色特性を考慮して駆動信号に変換さ
れ、これがサーマルヘッド20に送られる。そして、往
動に同期させてサーマルヘッド20が駆動される。これ
により、カラー感熱記録材料10にシアン画像の第1行
目が熱記録される。また、この熱記録とともに、第2の
光源21も依然として点灯しているため、シアン画像の
熱記録の前に、マゼンタ画像の光定着が確実に行われ
る。なお、シアン感熱発色層71は、感熱発色するに必
要な熱エネルギーがほぼ80mJ/mm2 以上であるた
め、通常の保管状態では発色することはない。そこで、
このシアン感熱発色層41に対しては光定着を省略して
いる。第1行目の三色順次熱記録後に、カラー感熱記録
材料10が1行分送られ、同様に第2行目が熱記録され
る。以下同様にして次々と各ラインを三色順次熱記録し
て、所望のカラー画像をカラー感熱記録材料10に熱記
録する。また、送りローラ対11の回転によりカラー感
熱記録材料10が1コマ分の長さだけ送られると、コン
トローラ15はカッタ駆動部16を介しカッタ17を作
動させ、カラー感熱記録材料10をシート状に切断す
る。
【0023】なお、上記実施例では、カラー感熱記録材
料10はロール状に巻き取られたものを用い、これをカ
ッタ17で所定の長さに切断するようにしたが、この他
に、予め所定の長さで切断されたカラー感熱記録シート
を用いてもよい。
料10はロール状に巻き取られたものを用い、これをカ
ッタ17で所定の長さに切断するようにしたが、この他
に、予め所定の長さで切断されたカラー感熱記録シート
を用いてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘッド部の往き行程と、戻り行程の両方で画像を熱記録
するとともに、往き行程と戻り行程との両方で光定着を
行うから、効率良く熱記録することができる。しかも、
往きと戻りの両方の2行程で各色を光定着するため、光
定着時間が1行程の場合に比べて倍となり、その分だけ
光定着用光源をコンパクトに構成することができるよう
になる。
ヘッド部の往き行程と、戻り行程の両方で画像を熱記録
するとともに、往き行程と戻り行程との両方で光定着を
行うから、効率良く熱記録することができる。しかも、
往きと戻りの両方の2行程で各色を光定着するため、光
定着時間が1行程の場合に比べて倍となり、その分だけ
光定着用光源をコンパクトに構成することができるよう
になる。
【図1】本発明の方法を実施するシリアルプリンタの手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図2】同シリアルプリンタの一例を示す概略図であ
る。
る。
【図3】ヘッド部を示す斜視図である。
【図4】ヘッド部を示す平面図である。
【図5】ヘッド部を示す正面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】光源を示す断面図である。
【図8】カラー感熱記録材料の層構造を示す説明図であ
る。
る。
【図9】カラー感熱記録材料の発色特性を示すグラフで
ある。
ある。
【図10】イエロー感熱発色層の吸収特性と、イエロー
定着光源の分光エネルギーを示すグラフである。
定着光源の分光エネルギーを示すグラフである。
【図11】マゼンタ感熱発色層の吸収特性と、マゼンタ
定着光源の分光エネルギーを示すグラフである。
定着光源の分光エネルギーを示すグラフである。
10 カラー感熱記録材料 13 ヘッド部 20 サーマルヘッド 21 第1の光源(イエロー定着用) 22 第2の光源(マゼンタ定着用) 48 スリット
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体上に第1ないし第3の感熱発色層
を層設したカラー感熱記録材料に、サーマルヘッドによ
りカラー感熱記録を行うシリアルプリンタのカラー感熱
記録方法において、前記第3の感熱記録層を光定着する
ための第1の光源と、前記第2の感熱記録層を光定着す
るための第2の光源とをサーマルヘッドの両側にそれぞ
れ配置してヘッド部を構成し、このヘッド部を感熱記録
材料の幅方向で第1の方向に移動しながら、サーマルヘ
ッドで第3の感熱発色層に画像を記録するとともに、第
1の光源を点灯してサーマルヘッドが通過したカラー感
熱記録材料の部分を照射して第3の感熱発色層を光定着
し、次にヘッド部を第1の方向と逆の第2の方向に移動
しながら、サーマルヘッドで第2の感熱発色層に画像を
記録するとともに、第2の光源を点灯してサーマルヘッ
ドが通過したカラー感熱記録材料の部分を照射して第2
の感熱発色層を光定着し、次にヘッド部を第1の方向に
移動しながらサーマルヘッドで第1の感熱発色層に画像
を記録するようにして1行の記録を行うようにしたこと
を特徴とするシリアルプリンタのカラー感熱記録方法。 - 【請求項2】 支持体上に第1ないし第3の感熱発色層
を層設したカラー感熱記録材料に、サーマルヘッドによ
りカラー感熱記録を行うシリアルプリンタのカラー感熱
記録方法において、前記第3の感熱記録層を光定着する
ための第1の光源と、前記第2の感熱記録層を光定着す
るための第2の光源とをサーマルヘッドの両側にそれぞ
れ配置してヘッド部を構成し、このヘッド部を感熱記録
材料の幅方向で第1の方向に移動しながら、サーマルヘ
ッドで第3の感熱発色層に画像を記録するとともに、第
1の光源を点灯してサーマルヘッドが通過したカラー感
熱記録材料の部分を照射して第3の感熱発色層を光定着
し、次にヘッド部を第1の方向と逆の第2の方向に移動
しながら、サーマルヘッドで第2の感熱発色層に画像を
記録するとともに、第1の光源を点灯してサーマルヘッ
ドが通過する前のカラー感熱記録材料の部分を照射して
第3の感熱発色層を光定着し、且つ第2の光源を点灯し
てサーマルヘッドが通過したカラー感熱記録材料の部分
を照射して第2の感熱発色層を光定着し、次にヘッド部
を第1の方向に移動しながらサーマルヘッドで第1の感
熱発色層に画像を記録するとともに、第2の光源を点灯
してサーマルヘッドが通過する前のカラー感熱記録材料
の部分を照射して第2の感熱発色層を光定着するように
して1行の記録を行うようにしたことを特徴とするシリ
アルプリンタのカラー感熱記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3291760A JP2753166B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | シリアルプリンタのカラー感熱記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3291760A JP2753166B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | シリアルプリンタのカラー感熱記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05124352A JPH05124352A (ja) | 1993-05-21 |
JP2753166B2 true JP2753166B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=17773066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3291760A Expired - Fee Related JP2753166B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | シリアルプリンタのカラー感熱記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2753166B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6181359B1 (en) | 1999-05-26 | 2001-01-30 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Color thermosensitive printer and optical fixing device therefor |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990010996A (ko) * | 1997-07-21 | 1999-02-18 | 윤종용 | 잉크젯 프린터의 셔틀 감열 기록 장치 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP3291760A patent/JP2753166B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6181359B1 (en) | 1999-05-26 | 2001-01-30 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Color thermosensitive printer and optical fixing device therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05124352A (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
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