JPH08192524A - カラー感熱プリント方法 - Google Patents
カラー感熱プリント方法Info
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- JPH08192524A JPH08192524A JP7006018A JP601895A JPH08192524A JP H08192524 A JPH08192524 A JP H08192524A JP 7006018 A JP7006018 A JP 7006018A JP 601895 A JP601895 A JP 601895A JP H08192524 A JPH08192524 A JP H08192524A
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 カラー感熱記録材料16の通過域に沿って、
イエロー用サーマルヘッド,マゼンタ用サーマルヘッ
ド,シアン用サーマルヘッドを配置して、カラー感熱記
録材料16の1回の移動でフルカラー画像を記録する。
イエロー記録の前に、印画領域PAを外れた位置にイエ
ロー用サーマルヘッドによりレジスタマーク58を記録
する。マゼンタ記録及びシアン記録の際に、マークセン
サによりレジスタマーク58を検出し、この検出信号に
基づき印画領域PAの記録開始位置を合わせる。 【効果】 各色の記録位置がずれるレジストレーション
エラーを防止することができる。
イエロー用サーマルヘッド,マゼンタ用サーマルヘッ
ド,シアン用サーマルヘッドを配置して、カラー感熱記
録材料16の1回の移動でフルカラー画像を記録する。
イエロー記録の前に、印画領域PAを外れた位置にイエ
ロー用サーマルヘッドによりレジスタマーク58を記録
する。マゼンタ記録及びシアン記録の際に、マークセン
サによりレジスタマーク58を検出し、この検出信号に
基づき印画領域PAの記録開始位置を合わせる。 【効果】 各色の記録位置がずれるレジストレーション
エラーを防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のサーマルヘッド
を用いて、カラー感熱記録材料の1回通しでフルカラー
画像を記録するカラー感熱プリント方法に関し、更に詳
しくはカラー感熱記録材料の搬送負荷変動に起因するレ
ジストレーションエラーの発生を防止するカラー感熱プ
リント方法に関するものである。
を用いて、カラー感熱記録材料の1回通しでフルカラー
画像を記録するカラー感熱プリント方法に関し、更に詳
しくはカラー感熱記録材料の搬送負荷変動に起因するレ
ジストレーションエラーの発生を防止するカラー感熱プ
リント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱プリント方法では、加熱によ
って発色するカラー感熱記録材料が用いられ、サーマル
ヘッドとカラー感熱記録材料とを相対移動しながら、サ
ーマルヘッドでカラー感熱記録材料を押圧・加熱してフ
ルカラー画像を記録する。このカラー感熱記録材料は、
少なくともシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イ
エロー感熱発色層がベース上に順次層設されている。各
感熱発色層を選択的に発色させるために、各感熱発色層
は熱感度が異なっており、最下層にあるシアン感熱発色
層の熱感度が最も低く、最上層にあるイエロー感熱発色
層の熱感度が最も高い。また、次の感熱発色層を記録す
る際に、その上にある記録済みの感熱発色層が再度記録
されないように、この記録済みの感熱発色層に特有な電
磁線を照射して定着する。
って発色するカラー感熱記録材料が用いられ、サーマル
ヘッドとカラー感熱記録材料とを相対移動しながら、サ
ーマルヘッドでカラー感熱記録材料を押圧・加熱してフ
ルカラー画像を記録する。このカラー感熱記録材料は、
少なくともシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イ
エロー感熱発色層がベース上に順次層設されている。各
感熱発色層を選択的に発色させるために、各感熱発色層
は熱感度が異なっており、最下層にあるシアン感熱発色
層の熱感度が最も低く、最上層にあるイエロー感熱発色
層の熱感度が最も高い。また、次の感熱発色層を記録す
る際に、その上にある記録済みの感熱発色層が再度記録
されないように、この記録済みの感熱発色層に特有な電
磁線を照射して定着する。
【0003】サーマルヘッドには、多数の発熱素子がラ
イン状に形成されており、1色の画像を1ラインずつ記
録する。この1ラインを記録する場合に、各発熱素子は
記録すべき感熱発色層の特性曲線に基づいた発色熱エネ
ルギー(mJ/mm2 )をカラー感熱記録材料に与え、
カラー感熱記録材料上で仮想的に四角に区画した画素内
を発色させてドットを形成する。この発色熱エネルギー
は、記録すべき感熱発色層が発色する直前の熱エネルギ
ー(以下、これをバイアス熱エネルギーという)と、所
望の濃度に発色させるための熱エネルギー(以下、これ
を階調熱エネルギーという)とからなる。このバイアス
熱エネルギーは感熱発色層の種類に応じて決まる一定な
値であるが、階調熱エネルギーは階調レベルを表す画像
データに応じて変化する。
イン状に形成されており、1色の画像を1ラインずつ記
録する。この1ラインを記録する場合に、各発熱素子は
記録すべき感熱発色層の特性曲線に基づいた発色熱エネ
ルギー(mJ/mm2 )をカラー感熱記録材料に与え、
カラー感熱記録材料上で仮想的に四角に区画した画素内
を発色させてドットを形成する。この発色熱エネルギー
は、記録すべき感熱発色層が発色する直前の熱エネルギ
ー(以下、これをバイアス熱エネルギーという)と、所
望の濃度に発色させるための熱エネルギー(以下、これ
を階調熱エネルギーという)とからなる。このバイアス
熱エネルギーは感熱発色層の種類に応じて決まる一定な
値であるが、階調熱エネルギーは階調レベルを表す画像
データに応じて変化する。
【0004】高速プリントを行うために、カラー感熱記
録材料の通過域中に3個のサーマルヘッドを配置し、カ
ラー感熱記録材料を上流側から下流側へ1回通す間に、
各サーマルヘッドでイエロー画像,マゼンタ画像,シア
ン画像を順次記録して、フルカラー画像を形成する1パ
ス3ヘッド方式のカラー感熱プリント方法が知られてい
る。1パス3ヘッド方式には1プラテンドラムタイプと
3プラテンタイプとがある。1プラテンドラムタイプ
は、1個のプラテンドラムの周面に3個のサーマルヘッ
ドを配置してクランパや押さえローラ等によりプラテン
ドラム周面にカラー感熱記録材料を固定する。また、3
プラテンタイプは、各サーマルヘッドに対しそれぞれプ
ラテンローラやプラテンプレートが配置される。
録材料の通過域中に3個のサーマルヘッドを配置し、カ
ラー感熱記録材料を上流側から下流側へ1回通す間に、
各サーマルヘッドでイエロー画像,マゼンタ画像,シア
ン画像を順次記録して、フルカラー画像を形成する1パ
ス3ヘッド方式のカラー感熱プリント方法が知られてい
る。1パス3ヘッド方式には1プラテンドラムタイプと
3プラテンタイプとがある。1プラテンドラムタイプ
は、1個のプラテンドラムの周面に3個のサーマルヘッ
ドを配置してクランパや押さえローラ等によりプラテン
ドラム周面にカラー感熱記録材料を固定する。また、3
プラテンタイプは、各サーマルヘッドに対しそれぞれプ
ラテンローラやプラテンプレートが配置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この1パス3ヘッド方
式で3プラテンタイプのカラー感熱プリント方法を用い
た場合には、1プラテンドラムタイプと異なりカラー感
熱記録材料が押さえローラ等でプラテンドラムに固定さ
れないため、搬送ローラ対のスリップや各サーマルヘッ
ドのアップダウンに伴う負荷変動、印画率の変化による
動摩擦係数の変化等により、各色における記録位置がず
れてしまうレジストレーションエラーが発生してしまう
という問題がある。
式で3プラテンタイプのカラー感熱プリント方法を用い
た場合には、1プラテンドラムタイプと異なりカラー感
熱記録材料が押さえローラ等でプラテンドラムに固定さ
れないため、搬送ローラ対のスリップや各サーマルヘッ
ドのアップダウンに伴う負荷変動、印画率の変化による
動摩擦係数の変化等により、各色における記録位置がず
れてしまうレジストレーションエラーが発生してしまう
という問題がある。
【0006】本発明は、カラー感熱記録材料の搬送負荷
変動に起因する各色の記録開始位置のずれを防止するよ
うにしたカラー感熱プリント方法を提供することを目的
とするものである。
変動に起因する各色の記録開始位置のずれを防止するよ
うにしたカラー感熱プリント方法を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のカラー感熱プリント方法は、第1サ
ーマルヘッドによりレジスタマークを記録し、第2サー
マルヘッド及び第3サーマルヘッドの近くでその上流側
に配置したマークセンサにより前記レジスタマークを検
出し、この検出信号に基づき各サーマルヘッドによる記
録開始位置を合わせるようにしたものである。
に、請求項1記載のカラー感熱プリント方法は、第1サ
ーマルヘッドによりレジスタマークを記録し、第2サー
マルヘッド及び第3サーマルヘッドの近くでその上流側
に配置したマークセンサにより前記レジスタマークを検
出し、この検出信号に基づき各サーマルヘッドによる記
録開始位置を合わせるようにしたものである。
【0008】また、請求項2記載のカラー感熱プリント
方法は、カラー感熱記録材料を搬送するための記録材料
搬送信号をタイミング基準として前記レジスタマークを
検出するようにしたものである。
方法は、カラー感熱記録材料を搬送するための記録材料
搬送信号をタイミング基準として前記レジスタマークを
検出するようにしたものである。
【0009】また、請求項3記載のカラー感熱プリント
方法は、前記レジスタマークをカラー感熱記録材料の印
画領域よりも上流側に配置し、このレジスタマークに基
づき各印画領域毎に切り離すようにしたものである。
方法は、前記レジスタマークをカラー感熱記録材料の印
画領域よりも上流側に配置し、このレジスタマークに基
づき各印画領域毎に切り離すようにしたものである。
【0010】また、請求項4記載のカラー感熱プリント
方法は、前記各サーマルヘッドにおけるカラー感熱記録
材料の搬送速度を微少変動させて各サーマルヘッドの間
でカラー感熱記録材料に一定範囲のたるみを発生させ、
このたるみによって搬送負荷変動を吸収するようにした
ものである。
方法は、前記各サーマルヘッドにおけるカラー感熱記録
材料の搬送速度を微少変動させて各サーマルヘッドの間
でカラー感熱記録材料に一定範囲のたるみを発生させ、
このたるみによって搬送負荷変動を吸収するようにした
ものである。
【0011】また、請求項5記載のカラー感熱プリント
方法は、前記カラー感熱記録材料の搬送速度の微少変動
に対応させて、濃度むらを補正するようにサーマルヘッ
ドで発生する熱エネルギを修正するようにしたものであ
る。
方法は、前記カラー感熱記録材料の搬送速度の微少変動
に対応させて、濃度むらを補正するようにサーマルヘッ
ドで発生する熱エネルギを修正するようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】第1サーマルヘッドによりレジスタマークが記
録される。このレジスタマークは、例えばカラー感熱記
録材料の印画領域よりも上流側に配置される。この後、
所定長さの搬送後に第1サーマルヘッドにより印画領域
の記録開始位置に例えばイエロー画像の第1ラインが記
録される。レジスタマークは第2サーマルヘッドの近く
に配置されたマークセンサで検出される。レジスタマー
クを検出するタイミングを、例えば記録材料搬送用モー
タの駆動パルスによって計ることによって、レジスタマ
ークの検出精度が改善される。このレジスタマークの検
出信号に基づき印画領域の記録開始位置に第2サーマル
ヘッドが位置されたときに、この第2サーマルヘッドに
より例えばマゼンタ画像の第1ラインが記録される。同
様にして、レジスタマークが第3サーマルヘッドの近く
に配置されたマークセンサで検出される。そして、この
マーク検出信号に基づき印画領域の記録開始位置に第3
サーマルヘッドが位置されたときに、この第3サーマル
ヘッドにより例えばシアン画像の第1ラインが記録され
る。このように、各マークセンサによりレジスタマーク
が検出され、これに基づき各サーマルヘッドにおける記
録開始位置が合わせられる。
録される。このレジスタマークは、例えばカラー感熱記
録材料の印画領域よりも上流側に配置される。この後、
所定長さの搬送後に第1サーマルヘッドにより印画領域
の記録開始位置に例えばイエロー画像の第1ラインが記
録される。レジスタマークは第2サーマルヘッドの近く
に配置されたマークセンサで検出される。レジスタマー
クを検出するタイミングを、例えば記録材料搬送用モー
タの駆動パルスによって計ることによって、レジスタマ
ークの検出精度が改善される。このレジスタマークの検
出信号に基づき印画領域の記録開始位置に第2サーマル
ヘッドが位置されたときに、この第2サーマルヘッドに
より例えばマゼンタ画像の第1ラインが記録される。同
様にして、レジスタマークが第3サーマルヘッドの近く
に配置されたマークセンサで検出される。そして、この
マーク検出信号に基づき印画領域の記録開始位置に第3
サーマルヘッドが位置されたときに、この第3サーマル
ヘッドにより例えばシアン画像の第1ラインが記録され
る。このように、各マークセンサによりレジスタマーク
が検出され、これに基づき各サーマルヘッドにおける記
録開始位置が合わせられる。
【0013】また、サーマルヘッドの機械的な動き(カ
ラー感熱記録材料への圧接の有無)及びサーマルヘッド
の通電状態によって、カラー感熱記録材料の搬送負荷が
変動する。この搬送負荷変動が発生すると、サーマルヘ
ッドで記録中のラインに濃度ムラが発生する。これを防
ぐために、カラー感熱記録材料の先端が各サーマルヘッ
ドにおけるカラー感熱記録材料の搬送部に到達した時点
でそのくわえこみを少し遅らせることにより、各サーマ
ルヘッド間にたるみを形成する。
ラー感熱記録材料への圧接の有無)及びサーマルヘッド
の通電状態によって、カラー感熱記録材料の搬送負荷が
変動する。この搬送負荷変動が発生すると、サーマルヘ
ッドで記録中のラインに濃度ムラが発生する。これを防
ぐために、カラー感熱記録材料の先端が各サーマルヘッ
ドにおけるカラー感熱記録材料の搬送部に到達した時点
でそのくわえこみを少し遅らせることにより、各サーマ
ルヘッド間にたるみを形成する。
【0014】このたるみによってカラー感熱記録材料が
各サーマルヘッドの間で一時的に貯留され、搬送負荷変
動が発生したときにこのたるみによって搬送負荷変動が
吸収される。たるみは搬送負荷変動によって増減し、た
るみが一定範囲外となると、このたるみが形成されてい
るいずれか一方のカラー感熱記録材料の搬送部が制御さ
れ、このたるみを一定範囲内にするように搬送速度が微
少変動される。たるみ量の維持のための搬送速度の変動
量は搬送負荷変動に比べて微少であり且つゆるやかに変
動するから、これによる濃度むらの影響は少ない。な
お、たるみを一定に保つための搬送速度の微少変動に対
応させて、この微少変動を受けるサーマルヘッドで発生
する熱エネルギを修正し、この微少変動による濃度変動
を補正してもよい。この場合には、濃度むらの発生がよ
り一層抑えられる。
各サーマルヘッドの間で一時的に貯留され、搬送負荷変
動が発生したときにこのたるみによって搬送負荷変動が
吸収される。たるみは搬送負荷変動によって増減し、た
るみが一定範囲外となると、このたるみが形成されてい
るいずれか一方のカラー感熱記録材料の搬送部が制御さ
れ、このたるみを一定範囲内にするように搬送速度が微
少変動される。たるみ量の維持のための搬送速度の変動
量は搬送負荷変動に比べて微少であり且つゆるやかに変
動するから、これによる濃度むらの影響は少ない。な
お、たるみを一定に保つための搬送速度の微少変動に対
応させて、この微少変動を受けるサーマルヘッドで発生
する熱エネルギを修正し、この微少変動による濃度変動
を補正してもよい。この場合には、濃度むらの発生がよ
り一層抑えられる。
【0015】
【実施例】図2は、本発明を実施した直線移動型のカラ
ー感熱プリンタを示すものである。3個のプラテンロー
ラ10,11,12が適切な間隔で配置されている。各
プラテンローラ10〜12には、イエロー用サーマルヘ
ッド13,マゼンタ用サーマルヘッド14,シアン用サ
ーマルヘッド15が対向して配置されている。各プラテ
ンローラ10〜12には、カラー感熱記録材料16の搬
送方向上流側にガイドローラ対17,18,19が、下
流側に搬送ローラ対20,21,22が配置されてい
る。搬送ローラ対20〜22は、ピンチローラ20a〜
22aとキャプスタン20b〜22bとから構成されて
おり、キャプスタン20b〜22bはパルスモータ2
5,26,27によりそれぞれ独自に回転駆動される。
これにより、ロール状に巻き取られたカラー感熱記録材
料16は各サーマルヘッド13〜15に順次送られる。
ー感熱プリンタを示すものである。3個のプラテンロー
ラ10,11,12が適切な間隔で配置されている。各
プラテンローラ10〜12には、イエロー用サーマルヘ
ッド13,マゼンタ用サーマルヘッド14,シアン用サ
ーマルヘッド15が対向して配置されている。各プラテ
ンローラ10〜12には、カラー感熱記録材料16の搬
送方向上流側にガイドローラ対17,18,19が、下
流側に搬送ローラ対20,21,22が配置されてい
る。搬送ローラ対20〜22は、ピンチローラ20a〜
22aとキャプスタン20b〜22bとから構成されて
おり、キャプスタン20b〜22bはパルスモータ2
5,26,27によりそれぞれ独自に回転駆動される。
これにより、ロール状に巻き取られたカラー感熱記録材
料16は各サーマルヘッド13〜15に順次送られる。
【0016】ガイドローラ対17の下流側には、カラー
感熱記録材料16の先端を検出するための先端センサ3
0が配置されている。この先端センサ30は、投光部と
受光部とを備えており、光軸をカラー感熱記録材料16
が遮ることにより、カラー感熱記録材料16の先端を光
学的に検出する。この先端を検出した時点から、モータ
駆動パルスをカウントすることで、カラー感熱記録材料
16の搬送位置が測定される。同様に、ガイドローラ対
18,19の搬送方向下流側にはマークセンサ31,3
2が配置されている。マークセンサ31,32は投光部
及び受光部を備えており、カラー感熱記録材料16で反
射した投光部からの光を検出することで、後に詳しく説
明するようにレジスタマーク58(図4参照)を検出す
る。この検出信号に基づきマゼンタ記録及びシアン記録
に際して、各印画領域PAの先端を特定し、各色の画像
が合うように重ねられる。
感熱記録材料16の先端を検出するための先端センサ3
0が配置されている。この先端センサ30は、投光部と
受光部とを備えており、光軸をカラー感熱記録材料16
が遮ることにより、カラー感熱記録材料16の先端を光
学的に検出する。この先端を検出した時点から、モータ
駆動パルスをカウントすることで、カラー感熱記録材料
16の搬送位置が測定される。同様に、ガイドローラ対
18,19の搬送方向下流側にはマークセンサ31,3
2が配置されている。マークセンサ31,32は投光部
及び受光部を備えており、カラー感熱記録材料16で反
射した投光部からの光を検出することで、後に詳しく説
明するようにレジスタマーク58(図4参照)を検出す
る。この検出信号に基づきマゼンタ記録及びシアン記録
に際して、各印画領域PAの先端を特定し、各色の画像
が合うように重ねられる。
【0017】前記サーマルヘッド13〜15は、多数の
発熱素子をライン状に配列した発熱素子アレイ13a,
14a,15aを備え、これらはプラテンローラ10〜
12の軸方向(主走査方向)に延びている。また、各サ
ーマルヘッド13〜15は、発熱素子アレイ13a,1
4a,15aがカラー感熱記録材料16に圧接した位置
と、カラー感熱記録材料16から退避した位置との間を
移動する。
発熱素子をライン状に配列した発熱素子アレイ13a,
14a,15aを備え、これらはプラテンローラ10〜
12の軸方向(主走査方向)に延びている。また、各サ
ーマルヘッド13〜15は、発熱素子アレイ13a,1
4a,15aがカラー感熱記録材料16に圧接した位置
と、カラー感熱記録材料16から退避した位置との間を
移動する。
【0018】イエロー用サーマルヘッド13とマゼンタ
用サーマルヘッド14との間には、イエロー用定着器3
3が配置されている。このイエロー用定着器33は、発
光ピークが420nmの近紫外線を放出する紫外線ラン
プ34とリフレクタ35とから構成されている。また、
マゼンタ用サーマルヘッド14とシアン用サーマルヘッ
ド15との間には、マゼンタ用定着器36が配置されて
いる。このマゼンタ用定着器36は、発光ピークが36
5nmの紫外線を放出する紫外線ランプ37とリフレク
タ38とから構成されている。
用サーマルヘッド14との間には、イエロー用定着器3
3が配置されている。このイエロー用定着器33は、発
光ピークが420nmの近紫外線を放出する紫外線ラン
プ34とリフレクタ35とから構成されている。また、
マゼンタ用サーマルヘッド14とシアン用サーマルヘッ
ド15との間には、マゼンタ用定着器36が配置されて
いる。このマゼンタ用定着器36は、発光ピークが36
5nmの紫外線を放出する紫外線ランプ37とリフレク
タ38とから構成されている。
【0019】定着器33とガイドローラ対18との間に
は、ガイドプレート40及びガイドローラ41とが配置
されている。このガイドプレート40上には、搬送ロー
ラ対20,21の間の搬送速度差によってカラー感熱記
録材料16にたるみ量LSyのたるみ43を形成する。
ガイドプレート40上にはこのたるみ量LSyを検出す
るためのたるみセンサ42が配置されている。たるみセ
ンサ42は投光器及び受光器を備えたマイクロ変位計が
用いられている。同様に、定着器36とガイドローラ対
19との間には、ガイドプレート44,ガイドローラ4
5,たるみセンサ46が配置されており、上記と同じに
ようにガイドプレート44上にたるみ量LSmのたるみ
47を形成する。
は、ガイドプレート40及びガイドローラ41とが配置
されている。このガイドプレート40上には、搬送ロー
ラ対20,21の間の搬送速度差によってカラー感熱記
録材料16にたるみ量LSyのたるみ43を形成する。
ガイドプレート40上にはこのたるみ量LSyを検出す
るためのたるみセンサ42が配置されている。たるみセ
ンサ42は投光器及び受光器を備えたマイクロ変位計が
用いられている。同様に、定着器36とガイドローラ対
19との間には、ガイドプレート44,ガイドローラ4
5,たるみセンサ46が配置されており、上記と同じに
ようにガイドプレート44上にたるみ量LSmのたるみ
47を形成する。
【0020】マゼンタ記録用の搬送ローラ対22の下流
側には、カッタ49が設けられている。このカッタ49
は後述するレジスタマーク58を基準にして印画エリア
PA毎にこれらを切り離す。更に、カッタ49は所定数
の印画が終了した時点で、未感熱記録部分と感熱記録部
分とを切り離す。
側には、カッタ49が設けられている。このカッタ49
は後述するレジスタマーク58を基準にして印画エリア
PA毎にこれらを切り離す。更に、カッタ49は所定数
の印画が終了した時点で、未感熱記録部分と感熱記録部
分とを切り離す。
【0021】図3に示すように、システムコントローラ
50は、第1〜第3搬送部51〜53と、イエロー記録
部55,マゼンタ記録部56,シアン記録部57とを所
定のシーケンスで制御して、各色の画像を順次記録す
る。第1搬送部51はイエロー記録のための搬送を行
い、第2搬送部52はマゼンタ記録のための搬送を行
い、第3搬送部53はシアン記録のための搬送を行う。
更に、システムコントローラ50は、各色の印画領域P
Aを合わせるためにイエロー記録部55を制御して、図
4に示すようなレジスタマーク58をカラー感熱記録材
料16に記録する。このレジスタマーク58は例えば矩
形状に形成されており、カラー感熱記録材料16の印画
領域PAの外であってその搬送方向の上流側に記録され
る。この場合に、レジスタマーク58の記録される位置
は、記録材料11の両側縁部や中央等に限定されない。
50は、第1〜第3搬送部51〜53と、イエロー記録
部55,マゼンタ記録部56,シアン記録部57とを所
定のシーケンスで制御して、各色の画像を順次記録す
る。第1搬送部51はイエロー記録のための搬送を行
い、第2搬送部52はマゼンタ記録のための搬送を行
い、第3搬送部53はシアン記録のための搬送を行う。
更に、システムコントローラ50は、各色の印画領域P
Aを合わせるためにイエロー記録部55を制御して、図
4に示すようなレジスタマーク58をカラー感熱記録材
料16に記録する。このレジスタマーク58は例えば矩
形状に形成されており、カラー感熱記録材料16の印画
領域PAの外であってその搬送方向の上流側に記録され
る。この場合に、レジスタマーク58の記録される位置
は、記録材料11の両側縁部や中央等に限定されない。
【0022】レジスタマーク58の記録時には、レジス
タマーク58を検出するマークセンサ31,32の感度
波長域に合わせた色になるように、熱エネルギが印加さ
れる。例えば、マークセンサ31,32の感度波長が赤
側にピーク波長をもっている場合には、図5に示すよう
に、最高濃度のマゼンタを記録する熱エネルギER(E
R=BM+GMmax ,BM:マゼンタ記録時のバイアス
熱エネルギ,GMmax:マゼンタ記録時の最高濃度とな
る熱エネルギ)をカラー感熱記録材料16に印加する。
これにより、図6に示すイエロー感熱発色層98,マゼ
ンタ感熱発色層97が同時に発色して赤色でレジスタマ
ーク58が記録され、マークセンサ31,32の検出感
度を上げることができる。この他に、最高濃度のシアン
を記録する熱エネルギBC+GCmax によりレジスタマ
ーク58を記録することで、イエロー,マゼンタ,シア
ンの各感熱発色層98,97,96を同時に発色させる
ことができ、レジスタマーク58が黒色で記録されるよ
うになる。
タマーク58を検出するマークセンサ31,32の感度
波長域に合わせた色になるように、熱エネルギが印加さ
れる。例えば、マークセンサ31,32の感度波長が赤
側にピーク波長をもっている場合には、図5に示すよう
に、最高濃度のマゼンタを記録する熱エネルギER(E
R=BM+GMmax ,BM:マゼンタ記録時のバイアス
熱エネルギ,GMmax:マゼンタ記録時の最高濃度とな
る熱エネルギ)をカラー感熱記録材料16に印加する。
これにより、図6に示すイエロー感熱発色層98,マゼ
ンタ感熱発色層97が同時に発色して赤色でレジスタマ
ーク58が記録され、マークセンサ31,32の検出感
度を上げることができる。この他に、最高濃度のシアン
を記録する熱エネルギBC+GCmax によりレジスタマ
ーク58を記録することで、イエロー,マゼンタ,シア
ンの各感熱発色層98,97,96を同時に発色させる
ことができ、レジスタマーク58が黒色で記録されるよ
うになる。
【0023】図7はマークセンサ31の一例を示す概略
図であり、この実施例ではラインセンサが用いられる。
他方のマークセンサ32も同じように構成されている。
マークセンサ31は8セグメントの受光素子31a,3
1b,・・・31hを備えており、これらの受光素子3
1a〜31hがカラー感熱記録材料16の搬送方向に並
ぶように配置されている。各受光素子31a〜31h間
のピッチは0.127mmとされている。各受光素子31
a〜31hからの信号はアンプ59a〜59hで増幅さ
れた後に、ドットセレクタ60で順次取り込まれA/D
変換器61でデジタル化されて、システムコントローラ
50に送られる。
図であり、この実施例ではラインセンサが用いられる。
他方のマークセンサ32も同じように構成されている。
マークセンサ31は8セグメントの受光素子31a,3
1b,・・・31hを備えており、これらの受光素子3
1a〜31hがカラー感熱記録材料16の搬送方向に並
ぶように配置されている。各受光素子31a〜31h間
のピッチは0.127mmとされている。各受光素子31
a〜31hからの信号はアンプ59a〜59hで増幅さ
れた後に、ドットセレクタ60で順次取り込まれA/D
変換器61でデジタル化されて、システムコントローラ
50に送られる。
【0024】システムコントローラ50は、デジタル化
された濃度信号(正確には疑似濃度信号)に基づきレジ
スタマーク58のエッジ位置を検出する。図8は、マー
クセンサ31からの濃度信号の一例を示している。レジ
スタマーク58が2値的に印画されていれば、正確にエ
ッジ位置を一義的に検出することができるが、実際には
レジスタマーク58のエッジ部分はなまっており、この
ため図8に示すように、得られたマーク濃度信号もなだ
らかな曲線となる。そこで、最小値Dmin と最大値Dma
x とから平均値Dave を求めて、このときの平均値Dav
e が位置する感熱記録材料16の位置データを基準エッ
ジ位置PMstと規定し、この基準エッジ位置PMst
に基づきマゼンタ記録及びシアン記録の第1ラインを記
録する。これにより、各色の印画領域PAを正確に合わ
せることができ、レジストレーションエラーのないフル
カラー感熱記録が可能になる。
された濃度信号(正確には疑似濃度信号)に基づきレジ
スタマーク58のエッジ位置を検出する。図8は、マー
クセンサ31からの濃度信号の一例を示している。レジ
スタマーク58が2値的に印画されていれば、正確にエ
ッジ位置を一義的に検出することができるが、実際には
レジスタマーク58のエッジ部分はなまっており、この
ため図8に示すように、得られたマーク濃度信号もなだ
らかな曲線となる。そこで、最小値Dmin と最大値Dma
x とから平均値Dave を求めて、このときの平均値Dav
e が位置する感熱記録材料16の位置データを基準エッ
ジ位置PMstと規定し、この基準エッジ位置PMst
に基づきマゼンタ記録及びシアン記録の第1ラインを記
録する。これにより、各色の印画領域PAを正確に合わ
せることができ、レジストレーションエラーのないフル
カラー感熱記録が可能になる。
【0025】図3に示すように、システムコントローラ
50は、第1搬送部51のモータコントローラ65にパ
ルスモータ25の回転開始と停止とを指令する。このモ
ータコントローラ65は、周期が一定のモータ駆動パル
スをモータドライバ66に送り、パルスモータ25を一
定速度で回転させる。カウンタ67は、先端センサ30
がカラー感熱記録材料16の先端を検出した時点からカ
ウントを開始し、先端の搬送位置を測定する。各サーマ
ルヘッド13〜15の移動や通電のタイミングを決定す
るために、カウンタ67のカウント値がシステムコント
ローラ50に送られる。第2及び第3搬送部52,53
も第1搬送部51と基本的には同様に構成されており、
更に、マークセンサ31,32からのレジスタマーク検
出信号に基づき各サーマルヘッド14,15の発熱素子
アレイ14a,15aに印画領域PAの先端が位置した
タイミングで、各発熱素子を駆動して、各色の第1ライ
ンの記録を行う。
50は、第1搬送部51のモータコントローラ65にパ
ルスモータ25の回転開始と停止とを指令する。このモ
ータコントローラ65は、周期が一定のモータ駆動パル
スをモータドライバ66に送り、パルスモータ25を一
定速度で回転させる。カウンタ67は、先端センサ30
がカラー感熱記録材料16の先端を検出した時点からカ
ウントを開始し、先端の搬送位置を測定する。各サーマ
ルヘッド13〜15の移動や通電のタイミングを決定す
るために、カウンタ67のカウント値がシステムコント
ローラ50に送られる。第2及び第3搬送部52,53
も第1搬送部51と基本的には同様に構成されており、
更に、マークセンサ31,32からのレジスタマーク検
出信号に基づき各サーマルヘッド14,15の発熱素子
アレイ14a,15aに印画領域PAの先端が位置した
タイミングで、各発熱素子を駆動して、各色の第1ライ
ンの記録を行う。
【0026】図1(A)は第1搬送部51,イエロー記
録部55におけるレジスタマーク58とイエロー画像と
の記録手順を示している。先端センサ30によりカラー
感熱記録材料16の先端が検出されると、パルスモータ
25のモータ駆動パルス数がカウンタ67によりカウン
トされる。このカウント値Nyが所定値A1になるとレ
ジスタマーク58の記録が開始され、カウント値Nyが
所定値A2になるまでレジスタマーク58の記録が行わ
れる。これにより、先端から所定の位置にレジスタマー
ク58が記録される。更に、カウント値Nyが所定値A
3になると、イエロー画像の1ラインの記録が行われ
る。カウント値Nyが所定値A4になるとイエロー画像
の最終ラインの記録の終了が検出され、カウンタ67が
リセットされる。そして、次の画像の記録がある場合に
は、カウンタ67によりモータ駆動パルスがカウントさ
れ、以下同じようにして、レジスタマーク58の記録と
イエロー画像の記録とが行われる。また、次の画像の記
録が無い場合には、所定量を送った後にカッタ49でカ
ラー感熱記録材料16が切断される。
録部55におけるレジスタマーク58とイエロー画像と
の記録手順を示している。先端センサ30によりカラー
感熱記録材料16の先端が検出されると、パルスモータ
25のモータ駆動パルス数がカウンタ67によりカウン
トされる。このカウント値Nyが所定値A1になるとレ
ジスタマーク58の記録が開始され、カウント値Nyが
所定値A2になるまでレジスタマーク58の記録が行わ
れる。これにより、先端から所定の位置にレジスタマー
ク58が記録される。更に、カウント値Nyが所定値A
3になると、イエロー画像の1ラインの記録が行われ
る。カウント値Nyが所定値A4になるとイエロー画像
の最終ラインの記録の終了が検出され、カウンタ67が
リセットされる。そして、次の画像の記録がある場合に
は、カウンタ67によりモータ駆動パルスがカウントさ
れ、以下同じようにして、レジスタマーク58の記録と
イエロー画像の記録とが行われる。また、次の画像の記
録が無い場合には、所定量を送った後にカッタ49でカ
ラー感熱記録材料16が切断される。
【0027】図1(B)は第2搬送部52,マゼンタ記
録部56におけるマゼンタ画像の記録手順を示してい
る。図3に示すように、システムコントローラ50は、
第2搬送部52のモータコントローラ68にパルスモー
タ26の回転開始と停止とを指令する。このモータコン
トローラ68は、周期が一定のモータ駆動パルスをモー
タドライバ69に送り、パルスモータ26を一定速度で
回転させる。マークセンサ31により前記レジスタマー
ク58が検出されると、パルスモータ26のモータ駆動
パルス数がカウンタ70によりカウントされる。このカ
ウント値Nmが所定値A5になると、マゼンタ画像の第
1ラインの記録が開始される。そして、カウント値Nm
が所定値A6に達すると、マゼンタ画像の記録を終了
し、カウンタ70がリセットされる。そして、次の画像
の記録がある場合には、カウンタ70によりモータ駆動
パルスがカウントされ、以下同じようにして、レジスタ
マーク58の検出とマゼンタ画像の記録とが行われる。
また、次の画像の記録が無い場合には、他のシアン記録
部57におけるカラー感熱記録材料16の搬送に合わせ
てマゼンタ画像の記録済み感熱記録材料16がマゼンタ
搬送部56から送りだされる。第3搬送部52及びシア
ン記録部57も、同じような処理手順でシアン画像を記
録する。
録部56におけるマゼンタ画像の記録手順を示してい
る。図3に示すように、システムコントローラ50は、
第2搬送部52のモータコントローラ68にパルスモー
タ26の回転開始と停止とを指令する。このモータコン
トローラ68は、周期が一定のモータ駆動パルスをモー
タドライバ69に送り、パルスモータ26を一定速度で
回転させる。マークセンサ31により前記レジスタマー
ク58が検出されると、パルスモータ26のモータ駆動
パルス数がカウンタ70によりカウントされる。このカ
ウント値Nmが所定値A5になると、マゼンタ画像の第
1ラインの記録が開始される。そして、カウント値Nm
が所定値A6に達すると、マゼンタ画像の記録を終了
し、カウンタ70がリセットされる。そして、次の画像
の記録がある場合には、カウンタ70によりモータ駆動
パルスがカウントされ、以下同じようにして、レジスタ
マーク58の検出とマゼンタ画像の記録とが行われる。
また、次の画像の記録が無い場合には、他のシアン記録
部57におけるカラー感熱記録材料16の搬送に合わせ
てマゼンタ画像の記録済み感熱記録材料16がマゼンタ
搬送部56から送りだされる。第3搬送部52及びシア
ン記録部57も、同じような処理手順でシアン画像を記
録する。
【0028】図9に示すように、たるみ量コントローラ
73は第1搬送部51のモータコントローラ65に接続
されており、モータ駆動パルス数を増減することにより
カラー感熱記録材料16の搬送速度を微少に変化させ、
ガイドプレート40上に一定範囲内のたるみ量LSy
(L1<LSy<L2;L1,L2は一定値)のたるみ
43を形成する。たるみセンサ42からのたるみ高さ信
号はアンプ76により次のA/D変換器77に適した電
圧レベルまで増幅され、これがA/D変換器77でデジ
タル化された後、演算処理回路78に送られる。演算処
理回路78では、平均値操作と非直線性の補正を行った
後、一定の換算を行い、たるみ量LSyを求め、このた
るみ量LSyと予め定めた一定値L1,L2と大小の比
較を行う。例えば、たるみ43が増加する場合にはLS
yは一定値L2よりも大きくなるので、この増加分を換
算した値をプログラマブルインターバルタイマ79のロ
ード値として出力する。なお、たるみ量LSyに換算す
ることなく、単にたるみ高さ信号に基づいてたるみ量を
一定範囲に保持する制御を行うようにしてもよい。
73は第1搬送部51のモータコントローラ65に接続
されており、モータ駆動パルス数を増減することにより
カラー感熱記録材料16の搬送速度を微少に変化させ、
ガイドプレート40上に一定範囲内のたるみ量LSy
(L1<LSy<L2;L1,L2は一定値)のたるみ
43を形成する。たるみセンサ42からのたるみ高さ信
号はアンプ76により次のA/D変換器77に適した電
圧レベルまで増幅され、これがA/D変換器77でデジ
タル化された後、演算処理回路78に送られる。演算処
理回路78では、平均値操作と非直線性の補正を行った
後、一定の換算を行い、たるみ量LSyを求め、このた
るみ量LSyと予め定めた一定値L1,L2と大小の比
較を行う。例えば、たるみ43が増加する場合にはLS
yは一定値L2よりも大きくなるので、この増加分を換
算した値をプログラマブルインターバルタイマ79のロ
ード値として出力する。なお、たるみ量LSyに換算す
ることなく、単にたるみ高さ信号に基づいてたるみ量を
一定範囲に保持する制御を行うようにしてもよい。
【0029】プログラマブルインターバルタイマ79は
このロード値に基づきモータ駆動パルスを、カラー感熱
記録材料16のたるみ量LSyの増加分の割合に比例し
て定常のパルス数レートより減らす。これにより、キャ
プスタン20bで送られるカラー感熱記録材料16の搬
送量が一時的に減少するので、たるみ量は少なくなり、
一定量のたるみ43になるようにされる。また、たるみ
43が減少する場合には上記と逆の作用となり、たるみ
43が増加して一定量のたるみになるようにされる。同
様にして、第2搬送部52のモータコントローラ68に
たるみ量コントローラ74が接続されている。このたる
み量コントローラ74はたるみ量コントローラ73と同
様に構成されており、たるみ47のたるみ量LSmを一
定範囲(L1<LSm<L2)に保つ制御を行う。
このロード値に基づきモータ駆動パルスを、カラー感熱
記録材料16のたるみ量LSyの増加分の割合に比例し
て定常のパルス数レートより減らす。これにより、キャ
プスタン20bで送られるカラー感熱記録材料16の搬
送量が一時的に減少するので、たるみ量は少なくなり、
一定量のたるみ43になるようにされる。また、たるみ
43が減少する場合には上記と逆の作用となり、たるみ
43が増加して一定量のたるみになるようにされる。同
様にして、第2搬送部52のモータコントローラ68に
たるみ量コントローラ74が接続されている。このたる
み量コントローラ74はたるみ量コントローラ73と同
様に構成されており、たるみ47のたるみ量LSmを一
定範囲(L1<LSm<L2)に保つ制御を行う。
【0030】図10はたるみ量LSyが一定範囲(L1
<LSy<L2)となるようにする処理手順を示してい
る。カラー感熱記録材料16の先端通過時には、所定量
の範囲のたるみが発生するまで下流の搬送ローラ対18
の回転を停止することにより、たるみ43がガイドプレ
ート40上に形成される。図11はこのときの処理手順
を示している。
<LSy<L2)となるようにする処理手順を示してい
る。カラー感熱記録材料16の先端通過時には、所定量
の範囲のたるみが発生するまで下流の搬送ローラ対18
の回転を停止することにより、たるみ43がガイドプレ
ート40上に形成される。図11はこのときの処理手順
を示している。
【0031】したがって、一方のサーマルヘッドで熱記
録中に、他方のサーマルヘッドの上下動や発熱量の変動
によってその感熱記録材料の搬送量が変動しても、間に
たるみ43,47があることによりこの変動分が吸収さ
れ、一方のサーマルヘッド側の感熱記録材料16の搬送
速度に影響がでることがない。したがって、搬送速度変
動に起因する濃度むらを無くすことができる。
録中に、他方のサーマルヘッドの上下動や発熱量の変動
によってその感熱記録材料の搬送量が変動しても、間に
たるみ43,47があることによりこの変動分が吸収さ
れ、一方のサーマルヘッド側の感熱記録材料16の搬送
速度に影響がでることがない。したがって、搬送速度変
動に起因する濃度むらを無くすことができる。
【0032】図3に示すように、システムコントローラ
50は、各カウンタ67,70のカウント値に基づい
て、イエロー記録部55,マゼンタ記録部56,シアン
記録部57に、サーマルヘッド13〜15のアップダウ
ンの指示と、画像の1ラインの記録開始を指示するため
の1ラインプリント開始信号を送る。
50は、各カウンタ67,70のカウント値に基づい
て、イエロー記録部55,マゼンタ記録部56,シアン
記録部57に、サーマルヘッド13〜15のアップダウ
ンの指示と、画像の1ラインの記録開始を指示するため
の1ラインプリント開始信号を送る。
【0033】イエロー記録部55は、イエロー(Y)用
プリントコントローラ80を備え、このイエロー用プリ
ントコントローラ80は、システムコントローラ50か
らの1ラインプリント開始信号を受け取ったときに、イ
エロー画像の1ラインの記録を開始する。また、この1
ラインプリント開始信号をカウンタでカウントすること
により、記録すべきラインを特定する。更に、イエロー
記録部55は、イエロー画像の記録前にレジスタマーク
58を印画エリアPAの上流側に形成する。
プリントコントローラ80を備え、このイエロー用プリ
ントコントローラ80は、システムコントローラ50か
らの1ラインプリント開始信号を受け取ったときに、イ
エロー画像の1ラインの記録を開始する。また、この1
ラインプリント開始信号をカウンタでカウントすること
により、記録すべきラインを特定する。更に、イエロー
記録部55は、イエロー画像の記録前にレジスタマーク
58を印画エリアPAの上流側に形成する。
【0034】メモリ81には、イエロー画像の記録に用
いられるバイアスデータ、レジスタマーク用記録データ
等が記憶されている。このイエロー画像用バイアスデー
タは、イエロー用サーマルヘッド13の各発熱素子に共
通して用いられるものであり、メモリ81から読み出し
た1個のバイアスデータから、1ライン分のバイアスデ
ータが作成される。バイアス用ラインメモリ82は、使
用するバイアスデータの種類が変わる場合にのみ書き込
まれ、そして種類が変わるまでは各ラインに対して共通
に使用される。なお、各発熱素子は、その抵抗値にバラ
ツキがあり、同じ駆動パルスで駆動しても発熱量に差異
が生じる。そこで、この発熱量の誤差を補正するため
に、抵抗値誤差を考慮して各発熱素子毎にバイアスデー
タを設定するのが好ましい。
いられるバイアスデータ、レジスタマーク用記録データ
等が記憶されている。このイエロー画像用バイアスデー
タは、イエロー用サーマルヘッド13の各発熱素子に共
通して用いられるものであり、メモリ81から読み出し
た1個のバイアスデータから、1ライン分のバイアスデ
ータが作成される。バイアス用ラインメモリ82は、使
用するバイアスデータの種類が変わる場合にのみ書き込
まれ、そして種類が変わるまでは各ラインに対して共通
に使用される。なお、各発熱素子は、その抵抗値にバラ
ツキがあり、同じ駆動パルスで駆動しても発熱量に差異
が生じる。そこで、この発熱量の誤差を補正するため
に、抵抗値誤差を考慮して各発熱素子毎にバイアスデー
タを設定するのが好ましい。
【0035】イエロー用画像メモリ83には、ビデオカ
メラやスキャナー等で取り込んだイエロー画像データが
書き込まれている。イエロー用画像メモリ83は、イエ
ロー画像の記録時にイエロー画像データが1ラインずつ
読み出され、画像用ラインメモリ84に書き込まれる。
なお、青色画像データを画像メモリに取り込み、記録時
に1ライン分を読み出してからイエロー画像データに変
換してもよい。
メラやスキャナー等で取り込んだイエロー画像データが
書き込まれている。イエロー用画像メモリ83は、イエ
ロー画像の記録時にイエロー画像データが1ラインずつ
読み出され、画像用ラインメモリ84に書き込まれる。
なお、青色画像データを画像メモリに取り込み、記録時
に1ライン分を読み出してからイエロー画像データに変
換してもよい。
【0036】セレクタ85は、レジスタマーク又はイエ
ロー画像の1ラインを記録する際に、最初にバイアス用
ラインメモリ82から1ライン分のバイアスデータを画
素毎に順番に読み出して、コンパレータ86に送る。バ
イアス加熱が終了すると、セレクタ85は画像用ライン
メモリ84から、1ライン分のレジスタマーク記録デー
タ又はイエロー画像データを読み出してコンパレータ8
6に送る。
ロー画像の1ラインを記録する際に、最初にバイアス用
ラインメモリ82から1ライン分のバイアスデータを画
素毎に順番に読み出して、コンパレータ86に送る。バ
イアス加熱が終了すると、セレクタ85は画像用ライン
メモリ84から、1ライン分のレジスタマーク記録デー
タ又はイエロー画像データを読み出してコンパレータ8
6に送る。
【0037】比較データ発生回路87は、印画する階調
数が例えば「256」の場合には、バイアス加熱と階調
加熱の両方において、「0」から「255」の比較デー
タを順番に発生する。コンパレータ86は、各比較デー
タ毎に1ライン分のデータを画素毎にに順番に比較し、
1ライン分の駆動データを発生する。各画素毎の比較に
おいて、バイアスデータ又は画像データが比較データよ
りも大きい場合には「1」の駆動データを発生し、それ
以外のときに「0」の駆動データを発生する。したがっ
て、バイアス加熱では、1ラインの各バイアスデータが
256回比較され、1個のバイアスデータは結果的に2
56ビットのバイアス駆動データに変換される。同様
に、階調加熱では、1ライン分の各イエロー画像データ
が256回比較され、1個のイエロー画像データが結果
的に256ビットの階調駆動データに変換される。
数が例えば「256」の場合には、バイアス加熱と階調
加熱の両方において、「0」から「255」の比較デー
タを順番に発生する。コンパレータ86は、各比較デー
タ毎に1ライン分のデータを画素毎にに順番に比較し、
1ライン分の駆動データを発生する。各画素毎の比較に
おいて、バイアスデータ又は画像データが比較データよ
りも大きい場合には「1」の駆動データを発生し、それ
以外のときに「0」の駆動データを発生する。したがっ
て、バイアス加熱では、1ラインの各バイアスデータが
256回比較され、1個のバイアスデータは結果的に2
56ビットのバイアス駆動データに変換される。同様
に、階調加熱では、1ライン分の各イエロー画像データ
が256回比較され、1個のイエロー画像データが結果
的に256ビットの階調駆動データに変換される。
【0038】コンパレータ86は、1ライン分の駆動デ
ータをシリアルに出力して駆動回路88に送る。この駆
動回路88は、まずシリアルな駆動データをパラレルな
1ライン分の駆動データに変換する。次に、1ライン分
の各駆動データと、ストローブ信号発生回路89からの
ストローブ信号との論理積を求める。すなわち、駆動デ
ータが「1」の場合には、ストローブ信号の幅を持った
駆動パルスが発生する。駆動データが「0」の場合に
は、駆動パルスは発生しない。また、ストローブ信号
は、バイアス加熱と階調加熱とでは、ストローブ信号の
幅が違っており、カラー感熱記録材料16の特性曲線に
よって決まるが、一般的にはバイアス加熱時の方が幅が
広い。
ータをシリアルに出力して駆動回路88に送る。この駆
動回路88は、まずシリアルな駆動データをパラレルな
1ライン分の駆動データに変換する。次に、1ライン分
の各駆動データと、ストローブ信号発生回路89からの
ストローブ信号との論理積を求める。すなわち、駆動デ
ータが「1」の場合には、ストローブ信号の幅を持った
駆動パルスが発生する。駆動データが「0」の場合に
は、駆動パルスは発生しない。また、ストローブ信号
は、バイアス加熱と階調加熱とでは、ストローブ信号の
幅が違っており、カラー感熱記録材料16の特性曲線に
よって決まるが、一般的にはバイアス加熱時の方が幅が
広い。
【0039】イエロー用サーマルヘッド13は、アップ
ダウン機構90によって、発熱素子アレイ13aがカラ
ー感熱記録材料16に圧接した位置と、カラー感熱記録
材料16から離れた位置へ移動する。イエロー用サーマ
ルヘッド13は、カラー感熱記録材料16に圧接してか
ら、カラー感熱記録材料16の搬送が安定するまでの時
間、すなわちカラー感熱記録材料16が所定ライン数だ
け搬送された後に、発熱素子アレイ13aへの通電が開
始される。また、イエロー画像の記録が終了して発熱素
子アレイ13aへの通電が停止してから、カラー感熱記
録材料16が所定ライン数だけ搬送された後にイエロー
用サーマルヘッド13が退避する。アップダウン機構9
0は、カム機構又はソレノイド等で構成されており、イ
エロー用サーマルヘッド13を上下動させる。マゼンタ
記録部56,シアン記録部57も前述したイエロー記録
部55と同じ構成であるから、その詳細なブロック図及
び説明を省略する。
ダウン機構90によって、発熱素子アレイ13aがカラ
ー感熱記録材料16に圧接した位置と、カラー感熱記録
材料16から離れた位置へ移動する。イエロー用サーマ
ルヘッド13は、カラー感熱記録材料16に圧接してか
ら、カラー感熱記録材料16の搬送が安定するまでの時
間、すなわちカラー感熱記録材料16が所定ライン数だ
け搬送された後に、発熱素子アレイ13aへの通電が開
始される。また、イエロー画像の記録が終了して発熱素
子アレイ13aへの通電が停止してから、カラー感熱記
録材料16が所定ライン数だけ搬送された後にイエロー
用サーマルヘッド13が退避する。アップダウン機構9
0は、カム機構又はソレノイド等で構成されており、イ
エロー用サーマルヘッド13を上下動させる。マゼンタ
記録部56,シアン記録部57も前述したイエロー記録
部55と同じ構成であるから、その詳細なブロック図及
び説明を省略する。
【0040】図6はカラー感熱記録材料16の層構造の
一例を示すものである。支持体95の上に、シアン感熱
発色層96,マゼンタ感熱発色層97,イエロー感熱発
色層98,保護層99が順次層設されている。各感熱発
色層96〜98は、表面からの距離に依存した熱感度を
持っている。また、各感熱発色層96〜98は、熱記録
される順番に表面から層設されているが、例えばマゼン
タ,イエロー,シアンの順番に熱記録する場合には、イ
エロー感熱発色層98とマゼンタ感熱発色層97との位
置が入れ換えられる。各感熱発色層を分りやすくするた
めに、イエロー感熱発色層98に対しては「Y」,マゼ
ンタ感熱発色層97に対しては「M」,シアン感熱発色
層96に対しては「C」を付してある。
一例を示すものである。支持体95の上に、シアン感熱
発色層96,マゼンタ感熱発色層97,イエロー感熱発
色層98,保護層99が順次層設されている。各感熱発
色層96〜98は、表面からの距離に依存した熱感度を
持っている。また、各感熱発色層96〜98は、熱記録
される順番に表面から層設されているが、例えばマゼン
タ,イエロー,シアンの順番に熱記録する場合には、イ
エロー感熱発色層98とマゼンタ感熱発色層97との位
置が入れ換えられる。各感熱発色層を分りやすくするた
めに、イエロー感熱発色層98に対しては「Y」,マゼ
ンタ感熱発色層97に対しては「M」,シアン感熱発色
層96に対しては「C」を付してある。
【0041】図面では省略されているが、各感熱発色層
96〜98の間には、マゼンタ感熱発色層97,シアン
感熱発色層96の熱感度を調節するための中間層が形成
されている。支持体95としては、不透明なコート紙又
はプラスチックフイルムが用いられ、そしてOHPシー
トを作製する場合には、透明なプラスチックフイルムが
用いられる。
96〜98の間には、マゼンタ感熱発色層97,シアン
感熱発色層96の熱感度を調節するための中間層が形成
されている。支持体95としては、不透明なコート紙又
はプラスチックフイルムが用いられ、そしてOHPシー
トを作製する場合には、透明なプラスチックフイルムが
用いられる。
【0042】シアン感熱発色層96は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層9
7としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これに熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
97は、熱記録後に365nm付近の紫外線を照射する
とジアゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われ
る。イエロー感熱発色層98は、最大吸収波長が約42
0nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応し
てイエローに発色するカプラーとを含有している。この
イエロー感熱発色層98は420nmの近紫外線を照射
すると光定着して発色能力が失われる。
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層9
7としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これに熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
97は、熱記録後に365nm付近の紫外線を照射する
とジアゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われ
る。イエロー感熱発色層98は、最大吸収波長が約42
0nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応し
てイエローに発色するカプラーとを含有している。この
イエロー感熱発色層98は420nmの近紫外線を照射
すると光定着して発色能力が失われる。
【0043】各感熱発色層96〜98の発色特性を示す
図5において、イエロー感熱発色層98の熱感度が最も
高く、シアン感熱発色層96の熱感度が最も低い。イエ
ロー「Y」のドットをカラー感熱記録材料16上の1個
の画素内に記録する場合には、バイアス熱ネルギーBY
に、階調熱エネルギーGYJ を加えた発色熱エネルギー
がカラー感熱記録材料16に与えられる。このバイアス
熱エネルギーBYは、イエロー感熱発色層98が発色す
る直前の熱エネルギーであり、バイアス加熱期間中にカ
ラー感熱記録材料16に与えられる。また、バイアス熱
エネルギーの大きさは、バイアスデータで表されたバイ
アスパルスの個数によって決まる。
図5において、イエロー感熱発色層98の熱感度が最も
高く、シアン感熱発色層96の熱感度が最も低い。イエ
ロー「Y」のドットをカラー感熱記録材料16上の1個
の画素内に記録する場合には、バイアス熱ネルギーBY
に、階調熱エネルギーGYJ を加えた発色熱エネルギー
がカラー感熱記録材料16に与えられる。このバイアス
熱エネルギーBYは、イエロー感熱発色層98が発色す
る直前の熱エネルギーであり、バイアス加熱期間中にカ
ラー感熱記録材料16に与えられる。また、バイアス熱
エネルギーの大きさは、バイアスデータで表されたバイ
アスパルスの個数によって決まる。
【0044】階調熱エネルギーは、画像データに応じて
決められるものであり、バイアス加熱期間に続く階調加
熱期間中に、カラー感熱記録材料16に与えられる。な
お、マゼンタM,シアンCも同様であるので、符号のみ
を付してある。
決められるものであり、バイアス加熱期間に続く階調加
熱期間中に、カラー感熱記録材料16に与えられる。な
お、マゼンタM,シアンCも同様であるので、符号のみ
を付してある。
【0045】記録状態を示す図12において、イエロー
用サーマルヘッド13は、主走査方向Mに延びた発熱素
子アレイ13aが形成されている。この発熱素子アレイ
13aは、ライン状に配列された多数の発熱素子100
a,100b,100c,・・・から構成されている。
各発熱素子は、例えば主走査方向Mの長さL1が140
μmであり、副走査方向Sの長さL2が100μmであ
る。
用サーマルヘッド13は、主走査方向Mに延びた発熱素
子アレイ13aが形成されている。この発熱素子アレイ
13aは、ライン状に配列された多数の発熱素子100
a,100b,100c,・・・から構成されている。
各発熱素子は、例えば主走査方向Mの長さL1が140
μmであり、副走査方向Sの長さL2が100μmであ
る。
【0046】イエロー用サーマルヘッド13は、イエロ
ー画像を1ラインずつ記録する。この1本のラインは、
主走査方向Mに延びており、その副走査方向Sの長さL
3が例えば156μmである。この1本のラインは、複
数の画素101からなり、各画素101は対応する発熱
素子で記録される。
ー画像を1ラインずつ記録する。この1本のラインは、
主走査方向Mに延びており、その副走査方向Sの長さL
3が例えば156μmである。この1本のラインは、複
数の画素101からなり、各画素101は対応する発熱
素子で記録される。
【0047】カラー感熱記録材料16を搬送するための
パルスモータ25〜27は、1ラインを記録する間に、
一定周期のモータ駆動パルスが20個与えられる。この
20個のモータ駆動パルスによって、副走査方向に連続
的に156μm移動する。バイアス加熱期間の開始時点
では、例えば発熱素子100aは、符合102で示す位
置にある。そして、10個のモータ駆動パルスによっ
て、符号103に示す位置まで移動したときに、ほぼバ
イアス加熱が終了する。このバイアス加熱期間におい
て、バイアスデータで発熱素子100aを駆動したとき
には発色しない。
パルスモータ25〜27は、1ラインを記録する間に、
一定周期のモータ駆動パルスが20個与えられる。この
20個のモータ駆動パルスによって、副走査方向に連続
的に156μm移動する。バイアス加熱期間の開始時点
では、例えば発熱素子100aは、符合102で示す位
置にある。そして、10個のモータ駆動パルスによっ
て、符号103に示す位置まで移動したときに、ほぼバ
イアス加熱が終了する。このバイアス加熱期間におい
て、バイアスデータで発熱素子100aを駆動したとき
には発色しない。
【0048】バイアス加熱後に階調加熱が開始される
が、この期間に対してはモータ駆動パルスが7個当てら
れ、符号103で示す位置から符号104で示す位置ま
で移動する。この階調加熱期間で画素101が発色し、
その濃度は階調駆動パルスの個数に関係する。階調加熱
期間の後に、発熱素子100aが通電されない冷却期間
があり、これにはぼぼ3個のモータ駆動パルスが与えら
れている。なお、発熱素子100aは、副走査方向にの
み相対移動するが、図面を分りやすくするために、位置
102〜104は、主走査方向にずらして描いてある。
が、この期間に対してはモータ駆動パルスが7個当てら
れ、符号103で示す位置から符号104で示す位置ま
で移動する。この階調加熱期間で画素101が発色し、
その濃度は階調駆動パルスの個数に関係する。階調加熱
期間の後に、発熱素子100aが通電されない冷却期間
があり、これにはぼぼ3個のモータ駆動パルスが与えら
れている。なお、発熱素子100aは、副走査方向にの
み相対移動するが、図面を分りやすくするために、位置
102〜104は、主走査方向にずらして描いてある。
【0049】次に、上記実施例の作用について説明す
る。プリントすべき画像の3色画像データを取り込み、
色毎に設けた画像メモリに書き込む。この画像データの
取込み後に、プリント開始スイッチ(図示せず)を操作
する。このプリント開始スイッチが操作されると、シス
テムコントローラ50は、イエロー用定着器33,マゼ
ンタ用定着器36を点灯させるとともに、給紙機構(図
示せず)を作動させてカラー感熱記録材料16の給紙を
行う。また、システムコントローラ50は、モータコン
トローラ65にモータ回転を指示する。このモータコン
トローラ65は、周期が一定のモータ駆動パルスをドラ
イバ66に送って、パルスモータ25を一定速度で回転
させる。図2に示すように、このパルスモータ25の回
転は、ガイドローラ対17,搬送ローラ対20を駆動さ
せる。
る。プリントすべき画像の3色画像データを取り込み、
色毎に設けた画像メモリに書き込む。この画像データの
取込み後に、プリント開始スイッチ(図示せず)を操作
する。このプリント開始スイッチが操作されると、シス
テムコントローラ50は、イエロー用定着器33,マゼ
ンタ用定着器36を点灯させるとともに、給紙機構(図
示せず)を作動させてカラー感熱記録材料16の給紙を
行う。また、システムコントローラ50は、モータコン
トローラ65にモータ回転を指示する。このモータコン
トローラ65は、周期が一定のモータ駆動パルスをドラ
イバ66に送って、パルスモータ25を一定速度で回転
させる。図2に示すように、このパルスモータ25の回
転は、ガイドローラ対17,搬送ローラ対20を駆動さ
せる。
【0050】給紙されたカラー感熱記録材料16は、ガ
イドローラ対17に案内され、プラテンローラ10に向
けて搬送される。この搬送中に、カラー感熱記録材料1
6の先端が先端センサ30で検出される。この先端セン
サ30の検出信号でカウンタ67のカウント動作が開始
され、モータ駆動パルスの個数をカウントして、カラー
感熱記録材料16の搬送位置を測定する。
イドローラ対17に案内され、プラテンローラ10に向
けて搬送される。この搬送中に、カラー感熱記録材料1
6の先端が先端センサ30で検出される。この先端セン
サ30の検出信号でカウンタ67のカウント動作が開始
され、モータ駆動パルスの個数をカウントして、カラー
感熱記録材料16の搬送位置を測定する。
【0051】システムコントローラ50は、図1(A)
に示すように、カウンタ67のカウント値Nyをチェッ
クしており、このカウント値Nyに基づきレジスタマー
ク58の記録開始及び停止、イエロー画像の記録開始及
び停止、カッタ48の作動を行う。レジスタマーク58
の記録開始では、先ずイエロー用サーマルヘッド13の
下降をイエロー用プリントコントローラ80に指示す
る。この下降指示は、カウンタ67のカウント値Nyが
A2−B(B:押圧助走区間をモータ駆動パルス数に変
換した値)になった時に行われる。この指示により、イ
エロー用プリントコントローラ80は、アップダウン機
構90を作動させ、イエロー用サーマルヘッド13を下
降させ、発熱素子アレイ13aをカラー感熱記録材料1
6に圧接する。
に示すように、カウンタ67のカウント値Nyをチェッ
クしており、このカウント値Nyに基づきレジスタマー
ク58の記録開始及び停止、イエロー画像の記録開始及
び停止、カッタ48の作動を行う。レジスタマーク58
の記録開始では、先ずイエロー用サーマルヘッド13の
下降をイエロー用プリントコントローラ80に指示す
る。この下降指示は、カウンタ67のカウント値Nyが
A2−B(B:押圧助走区間をモータ駆動パルス数に変
換した値)になった時に行われる。この指示により、イ
エロー用プリントコントローラ80は、アップダウン機
構90を作動させ、イエロー用サーマルヘッド13を下
降させ、発熱素子アレイ13aをカラー感熱記録材料1
6に圧接する。
【0052】イエロー用サーマルヘッド13の圧接後
に、イエロー用プリントコントローラ80は、メモリ8
1からレジスタマーク記録データを読みだして、これを
バイアス用ラインメモリ82と画像用ラインメモリ84
とに書き込む。レジスタマーク記録データは赤色となる
ように記録する場合には、図13(B)に示すようなマ
ゼンタ用バイアスデータとマゼンタの最高濃度発色デー
タとが用いられる。なお、レジスタマーク58の記録の
際には、イエロー発色温度を越えてバイアス加熱される
ため、各ラインメモリ82,84に記録されるデータ
は、レジスタマークの記録位置に対応する発熱素子のみ
が対象となり、それ以外の発熱素子のアドレスには
「0」のデータが書き込まれる。システムコントローラ
50は、カウンタ67のカウント値NyがA1に達して
いると判断したときに、イエロー用プリントコントロー
ラ80にレジスタマーク58の記録開始を指示する。
に、イエロー用プリントコントローラ80は、メモリ8
1からレジスタマーク記録データを読みだして、これを
バイアス用ラインメモリ82と画像用ラインメモリ84
とに書き込む。レジスタマーク記録データは赤色となる
ように記録する場合には、図13(B)に示すようなマ
ゼンタ用バイアスデータとマゼンタの最高濃度発色デー
タとが用いられる。なお、レジスタマーク58の記録の
際には、イエロー発色温度を越えてバイアス加熱される
ため、各ラインメモリ82,84に記録されるデータ
は、レジスタマークの記録位置に対応する発熱素子のみ
が対象となり、それ以外の発熱素子のアドレスには
「0」のデータが書き込まれる。システムコントローラ
50は、カウンタ67のカウント値NyがA1に達して
いると判断したときに、イエロー用プリントコントロー
ラ80にレジスタマーク58の記録開始を指示する。
【0053】先ず、イエロー用プリントコントローラ8
0は、セレクタ85をバイアス用ラインメモリ82に接
続してから、バイアス用ラインメモリ82の読出しを開
始する。このバイアス用ラインメモリ82から、例えば
数値が「240」の1ライン分のバイアスデータが、1
個ずつ順番に読み出されてコンパレータ86に送られ
る。他方、イエロー用プリントコントローラ80は、比
較データ発生回路87のカウンタをリセットする。この
比較データ発生回路87は、例えば「0」の比較データ
をコンパレータ86に送る。
0は、セレクタ85をバイアス用ラインメモリ82に接
続してから、バイアス用ラインメモリ82の読出しを開
始する。このバイアス用ラインメモリ82から、例えば
数値が「240」の1ライン分のバイアスデータが、1
個ずつ順番に読み出されてコンパレータ86に送られ
る。他方、イエロー用プリントコントローラ80は、比
較データ発生回路87のカウンタをリセットする。この
比較データ発生回路87は、例えば「0」の比較データ
をコンパレータ86に送る。
【0054】コンパレータ86は、入力されたバイアス
データと、「0」の比較データとを比較し、前者が後者
よりも大きいときに、「1」のバイアス駆動データを出
力する。コンパレータ86は、「0」の比較データのも
とで、1ライン分の標準バイアスデータを比較するか
ら、全てが「1」となった1ライン分のバイアス駆動デ
ータをシリアルに出力する。
データと、「0」の比較データとを比較し、前者が後者
よりも大きいときに、「1」のバイアス駆動データを出
力する。コンパレータ86は、「0」の比較データのも
とで、1ライン分の標準バイアスデータを比較するか
ら、全てが「1」となった1ライン分のバイアス駆動デ
ータをシリアルに出力する。
【0055】シリアルなバイアス駆動データは、駆動回
路88に送られてシフトレジスタでパラレルなバイアス
駆動データに変換される。次に、1ライン分のバイアス
駆動データと、ストローブ信号発生回路89からのバイ
アス加熱用ストローブ信号とはANDゲートアレイに送
られてその論理積が求められる。全てのバイアス駆動デ
ータは「1」であるから、バイアス加熱用ストローブ信
号の幅と同じパルス幅を持った1ライン分のバイアス駆
動パルスが出力される。このバイアス駆動パルスは、図
13(B)において符号「0B 」が付してある。1ライ
ン分のバイアス駆動パルスによって、発熱素子アレイ1
3aの各発熱素子100a,100b・・・が同時に駆
動されて発熱する。
路88に送られてシフトレジスタでパラレルなバイアス
駆動データに変換される。次に、1ライン分のバイアス
駆動データと、ストローブ信号発生回路89からのバイ
アス加熱用ストローブ信号とはANDゲートアレイに送
られてその論理積が求められる。全てのバイアス駆動デ
ータは「1」であるから、バイアス加熱用ストローブ信
号の幅と同じパルス幅を持った1ライン分のバイアス駆
動パルスが出力される。このバイアス駆動パルスは、図
13(B)において符号「0B 」が付してある。1ライ
ン分のバイアス駆動パルスによって、発熱素子アレイ1
3aの各発熱素子100a,100b・・・が同時に駆
動されて発熱する。
【0056】0番目のバイアス駆動パルスによる発熱が
終了すると、イエロー用プリントコントローラ80は、
比較データ発生回路87のカウンタをインクリメントし
て、「1」の比較データを発生させる。次に、イエロー
用プリントコントローラ80は、バイアス用ラインメモ
リ82から第2回目の読出しを開始する。このバイアス
用ラインメモリ82は、再び1ライン分のレジスタマー
ク用のバイアスデータをシリアルに読み出してコンパレ
ータ86に送る。前述した手順により、図13(B)に
おいて「1B 」を付した1番目のバイアス駆動パルスが
1ライン分作成され、発熱素子アレイ18aの各発熱素
子100a,100b・・・を同時に駆動する。
終了すると、イエロー用プリントコントローラ80は、
比較データ発生回路87のカウンタをインクリメントし
て、「1」の比較データを発生させる。次に、イエロー
用プリントコントローラ80は、バイアス用ラインメモ
リ82から第2回目の読出しを開始する。このバイアス
用ラインメモリ82は、再び1ライン分のレジスタマー
ク用のバイアスデータをシリアルに読み出してコンパレ
ータ86に送る。前述した手順により、図13(B)に
おいて「1B 」を付した1番目のバイアス駆動パルスが
1ライン分作成され、発熱素子アレイ18aの各発熱素
子100a,100b・・・を同時に駆動する。
【0057】このように発熱素子アレイ13aの各発熱
素子100a,100b・・・は、バイアス加熱期間内
で241回の発熱を行うことにより、各発熱素子はマゼ
ンタ感熱発色層97が発色する直前のバイアス熱エネル
ギーBMを発生する。このバイアス加熱はマゼンタ感熱
記録時のものが用いられるため、イエロー感熱発色層9
8は最高濃度で発色し、またマゼンタ感熱発色層97は
バイアス加熱される。
素子100a,100b・・・は、バイアス加熱期間内
で241回の発熱を行うことにより、各発熱素子はマゼ
ンタ感熱発色層97が発色する直前のバイアス熱エネル
ギーBMを発生する。このバイアス加熱はマゼンタ感熱
記録時のものが用いられるため、イエロー感熱発色層9
8は最高濃度で発色し、またマゼンタ感熱発色層97は
バイアス加熱される。
【0058】バイアス加熱が終了すると、階調加熱が開
始される。まず、イエロー用プリントコントローラ80
は、比較データ発生回路87のカウンタをリセットして
「0」に、またセレクタ85を切り換えて、画像用ライ
ンメモリ84をコンパレータ86に接続する。次に、イ
エロー用プリントコントローラ80は、画像用ラインメ
モリ84に書き込まれているレジスタマーク用画像デー
タを1個ずつ順次読み出してコンパレータ86に送る。
始される。まず、イエロー用プリントコントローラ80
は、比較データ発生回路87のカウンタをリセットして
「0」に、またセレクタ85を切り換えて、画像用ライ
ンメモリ84をコンパレータ86に接続する。次に、イ
エロー用プリントコントローラ80は、画像用ラインメ
モリ84に書き込まれているレジスタマーク用画像デー
タを1個ずつ順次読み出してコンパレータ86に送る。
【0059】コンパレータ86は、最初に「0」の比較
データと、シリアルに入力される各イエロー画像データ
とを順次比較する。イエロー画像データが比較データよ
りも大きい場合には、コンパレータ86は「1」の階調
駆動データを出力し、それ以外の場合には「0」の階調
駆動データを出力する。このコンパレータ86は、1ラ
イン分の各階調駆動データをシリアルに発生して、これ
らを駆動回路88に送る。
データと、シリアルに入力される各イエロー画像データ
とを順次比較する。イエロー画像データが比較データよ
りも大きい場合には、コンパレータ86は「1」の階調
駆動データを出力し、それ以外の場合には「0」の階調
駆動データを出力する。このコンパレータ86は、1ラ
イン分の各階調駆動データをシリアルに発生して、これ
らを駆動回路88に送る。
【0060】駆動回路88では、1ライン分の階調駆動
データをパラレル変換してから、階調用のストローブ信
号を用いて階調駆動パルスに変換する。ここで、階調駆
動データが「0」の場合には、階調駆動パルスは発生し
ない。この1ラインの階調駆動パルスによって、発熱素
子アレイ13aの各発熱素子100a,100b・・・
が選択的に駆動されて発熱する。この第1番目の階調駆
動パルスは、図13(B)において符号「0K 」が付し
てある。
データをパラレル変換してから、階調用のストローブ信
号を用いて階調駆動パルスに変換する。ここで、階調駆
動データが「0」の場合には、階調駆動パルスは発生し
ない。この1ラインの階調駆動パルスによって、発熱素
子アレイ13aの各発熱素子100a,100b・・・
が選択的に駆動されて発熱する。この第1番目の階調駆
動パルスは、図13(B)において符号「0K 」が付し
てある。
【0061】以下同様にして、「1」から「255」ま
での比較データを用い、各発熱素子を選択的に駆動す
る。レジスタマーク用画像データはマゼンタ最高濃度と
なるように「255」が用いられ、またレジスタマーク
58分の発熱素子のみが駆動されるため、対応する発熱
素子のみが256回駆動され、階調熱エネルギーを発生
する。したがって、対応する発熱素子は0番目から25
5番目の階調駆動パルスで駆動され、レジスタマーク5
8の記録位置にある発熱素子によってマゼンタ感熱発色
層97は最高濃度で発色する。これにより、イエロー感
熱発色層98とマゼンタ感熱発色層97とが最高濃度で
発色されるため、レジスタマーク58の記録位置には、
四角形をした画素内に赤いドットが形成される。
での比較データを用い、各発熱素子を選択的に駆動す
る。レジスタマーク用画像データはマゼンタ最高濃度と
なるように「255」が用いられ、またレジスタマーク
58分の発熱素子のみが駆動されるため、対応する発熱
素子のみが256回駆動され、階調熱エネルギーを発生
する。したがって、対応する発熱素子は0番目から25
5番目の階調駆動パルスで駆動され、レジスタマーク5
8の記録位置にある発熱素子によってマゼンタ感熱発色
層97は最高濃度で発色する。これにより、イエロー感
熱発色層98とマゼンタ感熱発色層97とが最高濃度で
発色されるため、レジスタマーク58の記録位置には、
四角形をした画素内に赤いドットが形成される。
【0062】各発熱素子は、階調加熱が終了すると、図
13(B)に示すように、冷却期間に入って自然冷却が
行われる。なお、冷却期間の最小値は、発熱素子に25
6個の階調駆動パルスを供給して発熱させた後、発熱素
子が常温のもとで所定温度まで低下するに必要な時間か
ら決められている。
13(B)に示すように、冷却期間に入って自然冷却が
行われる。なお、冷却期間の最小値は、発熱素子に25
6個の階調駆動パルスを供給して発熱させた後、発熱素
子が常温のもとで所定温度まで低下するに必要な時間か
ら決められている。
【0063】冷却期間が終了した時点で、システムコン
トローラ50は、1ラインプリント開始信号をイエロー
用プリントコントローラ80に送り、レジスタマーク5
8の第2ラインの記録を開始させる。この第2ラインの
記録でもマゼンタ用バイアスデータでバイアス加熱し、
次にマゼンタの最高濃度データで階調加熱を行う。以
下、同様にして、カウント値NyがA2になるまで、レ
ジスタマーク58を記録する。
トローラ50は、1ラインプリント開始信号をイエロー
用プリントコントローラ80に送り、レジスタマーク5
8の第2ラインの記録を開始させる。この第2ラインの
記録でもマゼンタ用バイアスデータでバイアス加熱し、
次にマゼンタの最高濃度データで階調加熱を行う。以
下、同様にして、カウント値NyがA2になるまで、レ
ジスタマーク58を記録する。
【0064】カウント値NyがA3になると、システム
コントローラ50はイエロー記録部55にプリントを指
示する。イエロー画像の第1ラインの記録に際しては、
サーマルヘッド13の各発熱素子は、バイアスデータに
よって、図13(A)に示すように、0番〜240番の
バイアス駆動パルスで駆動され、バイアス熱エネルギー
BYを発生する。次に、イエロー画像データに応じた個
数の階調駆動パルスで各発熱素子が駆動され、イエロー
感熱発色層98を加熱して発色させる。これにより、イ
エロー画像の第1ラインが記録される。冷却期間の終了
後に、前述したレジスタマーク58の記録と同様な手順
で、イエロー画像の第2ラインの記録が開始される。こ
うして、バイアス加熱,階調加熱,冷却とを繰り返し
て、イエロー感熱発色層98を加熱・発色させて、イエ
ロー画像の第3ライン以降を順次記録する。そして、プ
ラテンローラ10の回転で、イエロー画像が記録された
部分がイエロー用定着器33に到達すると、発光ピーク
が420nmの近紫外線が照射され、イエロー感熱発色
層98が定着されて発色能力が消失される。
コントローラ50はイエロー記録部55にプリントを指
示する。イエロー画像の第1ラインの記録に際しては、
サーマルヘッド13の各発熱素子は、バイアスデータに
よって、図13(A)に示すように、0番〜240番の
バイアス駆動パルスで駆動され、バイアス熱エネルギー
BYを発生する。次に、イエロー画像データに応じた個
数の階調駆動パルスで各発熱素子が駆動され、イエロー
感熱発色層98を加熱して発色させる。これにより、イ
エロー画像の第1ラインが記録される。冷却期間の終了
後に、前述したレジスタマーク58の記録と同様な手順
で、イエロー画像の第2ラインの記録が開始される。こ
うして、バイアス加熱,階調加熱,冷却とを繰り返し
て、イエロー感熱発色層98を加熱・発色させて、イエ
ロー画像の第3ライン以降を順次記録する。そして、プ
ラテンローラ10の回転で、イエロー画像が記録された
部分がイエロー用定着器33に到達すると、発光ピーク
が420nmの近紫外線が照射され、イエロー感熱発色
層98が定着されて発色能力が消失される。
【0065】図1(B)に示すように、システムコント
ローラ50は、第2搬送部52のマークセンサ31に基
づくモータ駆動パルス数のカウント値Nmをチェックし
ており、カウント値NmがA5−B(Bは押圧助走区間
をモータ駆動パルス数に換算したもの)に達したと判断
すると、マゼンタ記録部56にマゼンタ用サーマルヘッ
ド14の下降を指示する。マゼンタ記録部56はマゼン
タ用サーマルヘッド14を下降させてカラー感熱記録材
料16に圧接する。その後、カウント値NmがA5に達
したと判断すると、システムコントローラ50はマゼン
タ記録部56にプリントを指示する。
ローラ50は、第2搬送部52のマークセンサ31に基
づくモータ駆動パルス数のカウント値Nmをチェックし
ており、カウント値NmがA5−B(Bは押圧助走区間
をモータ駆動パルス数に換算したもの)に達したと判断
すると、マゼンタ記録部56にマゼンタ用サーマルヘッ
ド14の下降を指示する。マゼンタ記録部56はマゼン
タ用サーマルヘッド14を下降させてカラー感熱記録材
料16に圧接する。その後、カウント値NmがA5に達
したと判断すると、システムコントローラ50はマゼン
タ記録部56にプリントを指示する。
【0066】マゼンタ画像の記録では、メモリからマゼ
ンタバイアスデータが読みだされ、これがバイアス用ラ
インメモリに書き込まれる。また、マゼンタ用画像メモ
リから画像用ラインメモリに各ラインの記録に際して画
像データが書き込まれる。そして、イエロー記録と同じ
ような動作によって、図13(B)に示すように、一定
個数のバイアス駆動パルスと、マゼンタ画像データに応
じた個数の階調駆動パルスで各発熱素子を駆動して、マ
ゼンタ感熱発色層97を加熱・発色させる。そして、1
ライン毎にバイアス加熱と階調加熱とが繰り返され、印
画領域PAのイエロー画像に重なるように、マゼンタ画
像が順次記録される。マゼンタ画像が記録された部分が
マゼンタ用定着器36に到達すると、発光ピークが36
5nmの紫外線が照射され、マゼンタ感熱発色層97が
定着されて発色能力が消失される。
ンタバイアスデータが読みだされ、これがバイアス用ラ
インメモリに書き込まれる。また、マゼンタ用画像メモ
リから画像用ラインメモリに各ラインの記録に際して画
像データが書き込まれる。そして、イエロー記録と同じ
ような動作によって、図13(B)に示すように、一定
個数のバイアス駆動パルスと、マゼンタ画像データに応
じた個数の階調駆動パルスで各発熱素子を駆動して、マ
ゼンタ感熱発色層97を加熱・発色させる。そして、1
ライン毎にバイアス加熱と階調加熱とが繰り返され、印
画領域PAのイエロー画像に重なるように、マゼンタ画
像が順次記録される。マゼンタ画像が記録された部分が
マゼンタ用定着器36に到達すると、発光ピークが36
5nmの紫外線が照射され、マゼンタ感熱発色層97が
定着されて発色能力が消失される。
【0067】同様にしてレジスタマーク58がシアン記
録部57のマークセンサ32で検出され、この検出タイ
ミングに基づき第3搬送部53のモータ駆動パルス数が
カウントされ、このカウント値Ncに基づき、印画領域
PAにシアン画像が記録される。シアン記録部57は、
図13(C)に示すように、一定個数のバイアス駆動パ
ルスと、シアン画像データに応じた個数の階調駆動パル
スで各発熱素子を駆動して、シアン感熱発色層96を加
熱・発色させる。これにより、イエロー画像及びマゼン
タ画像の第1ラインに重なるように、シアン画像の第1
ラインが記録される。同様にしてカラー感熱記録材料1
6に、シアン画像の第2ライン以降を順次記録する。
録部57のマークセンサ32で検出され、この検出タイ
ミングに基づき第3搬送部53のモータ駆動パルス数が
カウントされ、このカウント値Ncに基づき、印画領域
PAにシアン画像が記録される。シアン記録部57は、
図13(C)に示すように、一定個数のバイアス駆動パ
ルスと、シアン画像データに応じた個数の階調駆動パル
スで各発熱素子を駆動して、シアン感熱発色層96を加
熱・発色させる。これにより、イエロー画像及びマゼン
タ画像の第1ラインに重なるように、シアン画像の第1
ラインが記録される。同様にしてカラー感熱記録材料1
6に、シアン画像の第2ライン以降を順次記録する。
【0068】3個のサーマルヘッド13〜15によって
フルカラー画像が記録されたカラー感熱記録材料16
は、カウント値Ncに基づきレジスタマーク58の位置
でカッタ49により各画像毎に切り離されてトレイ等に
排出される。レジスタマーク58における切断に際して
は、レジスタマーク58のエッジ位置に基づき1回のカ
ットで切断する他に、レジスタマーク58の両エッジ位
置でそれぞれカットを行い、レジスタマーク58を切り
落とすようにしてもよい。
フルカラー画像が記録されたカラー感熱記録材料16
は、カウント値Ncに基づきレジスタマーク58の位置
でカッタ49により各画像毎に切り離されてトレイ等に
排出される。レジスタマーク58における切断に際して
は、レジスタマーク58のエッジ位置に基づき1回のカ
ットで切断する他に、レジスタマーク58の両エッジ位
置でそれぞれカットを行い、レジスタマーク58を切り
落とすようにしてもよい。
【0069】カラー感熱記録材料16の記録中に、3個
のサーマルヘッド13〜15は、カラー感熱記録材料1
6に対して予め決められた位置でアップ又はダウンさ
れ、そして通電の開始又は停止が行われる。例えば、イ
エロー用サーマルヘッド13の記録中に、マゼンタ用サ
ーマルヘッド14が下降(圧接)され、その後通電が開
始される。逆に、マゼンタ用サーマルヘッド14の記録
中に、イエロー用サーマルヘッド13の通電が停止さ
れ、その後上昇(退避)される。これらのサーマルヘッ
ドの挙動により、カラー感熱記録材料16の搬送負荷変
動が発生するが、これらの搬送負荷変動はガイドプレー
ト40上に形成されたカラー感熱記録材料16のたるみ
43で吸収され、これらの搬送負荷変動が他のサーマル
ヘッドのカラー感熱記録材料に影響を与えることがな
い。また、同様にマゼンタ用サーマルヘッド14とシア
ン用サーマルヘッド15との間で発生する搬送負荷変動
もガイドプレート43上に形成されたたるみ47で吸収
され、これによる濃度むらが発生することがない。
のサーマルヘッド13〜15は、カラー感熱記録材料1
6に対して予め決められた位置でアップ又はダウンさ
れ、そして通電の開始又は停止が行われる。例えば、イ
エロー用サーマルヘッド13の記録中に、マゼンタ用サ
ーマルヘッド14が下降(圧接)され、その後通電が開
始される。逆に、マゼンタ用サーマルヘッド14の記録
中に、イエロー用サーマルヘッド13の通電が停止さ
れ、その後上昇(退避)される。これらのサーマルヘッ
ドの挙動により、カラー感熱記録材料16の搬送負荷変
動が発生するが、これらの搬送負荷変動はガイドプレー
ト40上に形成されたカラー感熱記録材料16のたるみ
43で吸収され、これらの搬送負荷変動が他のサーマル
ヘッドのカラー感熱記録材料に影響を与えることがな
い。また、同様にマゼンタ用サーマルヘッド14とシア
ン用サーマルヘッド15との間で発生する搬送負荷変動
もガイドプレート43上に形成されたたるみ47で吸収
され、これによる濃度むらが発生することがない。
【0070】図14は,1個のバイアス駆動パルスによ
ってバイアス加熱を行うようにした実施例を示すもので
ある。この場合には、バイアス熱エネルギー,濃度ムラ
の有無及び種類に応じて、ストローブ信号のパルス幅が
調節される。
ってバイアス加熱を行うようにした実施例を示すもので
ある。この場合には、バイアス熱エネルギー,濃度ムラ
の有無及び種類に応じて、ストローブ信号のパルス幅が
調節される。
【0071】また、上記実施例では3個のプラテンロー
ラを用いたが、この他に、固定配置したプラテンプレー
トを用いてもよい。また、カラー感熱記録材料に、ブラ
ック発色層を形成して4層構造としたり、更には肌色等
の特定色を発色する感熱発色層を加えて5層構造として
もよい。
ラを用いたが、この他に、固定配置したプラテンプレー
トを用いてもよい。また、カラー感熱記録材料に、ブラ
ック発色層を形成して4層構造としたり、更には肌色等
の特定色を発色する感熱発色層を加えて5層構造として
もよい。
【0072】上記実施例では、ガイドプレート40,4
4上のたるみ量を一定にするために、搬送ローラ対2
0,21の回転速度をゆっくり微少変化させている。こ
のたるみ量を一定するための回転速度の微少変動で僅か
ながら濃度むらが発生する。この濃度むらは他のサーマ
ルヘッドの挙動による搬送速度変動よりもかなり小さく
無視することができるが、この微少変動に合わせてバイ
アス加熱量を補正してもよい。この場合には、濃度変動
がより少ない高品質なプリントを行うことができるよう
になる。
4上のたるみ量を一定にするために、搬送ローラ対2
0,21の回転速度をゆっくり微少変化させている。こ
のたるみ量を一定するための回転速度の微少変動で僅か
ながら濃度むらが発生する。この濃度むらは他のサーマ
ルヘッドの挙動による搬送速度変動よりもかなり小さく
無視することができるが、この微少変動に合わせてバイ
アス加熱量を補正してもよい。この場合には、濃度変動
がより少ない高品質なプリントを行うことができるよう
になる。
【0073】例えば、搬送負荷の微少変動により変動し
たたるみ量を一定にするために、例えばイエロー用パル
スモータ25の回転速度を僅かに上げてたるみ量を増や
す場合には、イエロー用サーマルヘッド20で記録中の
ラインの幅が広くなるとともに熱エネルギーが小さくな
るから、イエロー濃度が低くなる。これを防止するため
に、この回転速度を僅かに上げるときに、図15(A)
に示すように、そのバイアス駆動パルスを通常のときよ
りも増やした、例えば「245」の修正バイアスデータ
を用い、246個のバイアス駆動パルスで発熱素子を駆
動する。こうすると、バイアス加熱時の熱エネルギーが
バイアス熱エネルギーよりも大きくなり、発色濃度が高
くなるから、白スジの発生が防止される。
たたるみ量を一定にするために、例えばイエロー用パル
スモータ25の回転速度を僅かに上げてたるみ量を増や
す場合には、イエロー用サーマルヘッド20で記録中の
ラインの幅が広くなるとともに熱エネルギーが小さくな
るから、イエロー濃度が低くなる。これを防止するため
に、この回転速度を僅かに上げるときに、図15(A)
に示すように、そのバイアス駆動パルスを通常のときよ
りも増やした、例えば「245」の修正バイアスデータ
を用い、246個のバイアス駆動パルスで発熱素子を駆
動する。こうすると、バイアス加熱時の熱エネルギーが
バイアス熱エネルギーよりも大きくなり、発色濃度が高
くなるから、白スジの発生が防止される。
【0074】また、たるみ量を一定にするために、イエ
ロー用パルスモータ25の回転を僅かに下げてたるみ量
を減らす場合には、イエロー用サーマルヘッド13で記
録中のラインは幅が狭くなるとともに熱エネルギーが高
くなるため、イエロー濃度が高くなる。これを防止する
ために、この回転速度を僅かに下げるときに、図15
(B)に示すように、そのバイアス駆動パルスを通常の
ときよりも減らした、例えば「235」の修正バイアス
データを用い、236個のバイアス駆動パルスで発熱素
子を駆動する。こうすると、バイアス加熱時の熱エネル
ギーがバイアス熱エネルギーよりも小さくなり、発色濃
度が低くなるから、黒スジの発生が防止される。上記修
正バイアスデータは、各記録部55,56,57のメモ
リ81に書き込んでおき、パルスモータのパルスレート
を変更して搬送速度を微少変化する際に対応する修正デ
ータをバイアス用ラインメモリ82に書き込み、これに
より修正バイアス加熱する。
ロー用パルスモータ25の回転を僅かに下げてたるみ量
を減らす場合には、イエロー用サーマルヘッド13で記
録中のラインは幅が狭くなるとともに熱エネルギーが高
くなるため、イエロー濃度が高くなる。これを防止する
ために、この回転速度を僅かに下げるときに、図15
(B)に示すように、そのバイアス駆動パルスを通常の
ときよりも減らした、例えば「235」の修正バイアス
データを用い、236個のバイアス駆動パルスで発熱素
子を駆動する。こうすると、バイアス加熱時の熱エネル
ギーがバイアス熱エネルギーよりも小さくなり、発色濃
度が低くなるから、黒スジの発生が防止される。上記修
正バイアスデータは、各記録部55,56,57のメモ
リ81に書き込んでおき、パルスモータのパルスレート
を変更して搬送速度を微少変化する際に対応する修正デ
ータをバイアス用ラインメモリ82に書き込み、これに
より修正バイアス加熱する。
【0075】なお、濃度ムラの補正のために、バイアス
熱エネルギーを修正しているが、この代わりに階調加熱
の熱エネルギーを修正したり、あるいはその両方を修正
してもよい。
熱エネルギーを修正しているが、この代わりに階調加熱
の熱エネルギーを修正したり、あるいはその両方を修正
してもよい。
【0076】また、上記実施例では図8に示すように、
マークセンサ31,32によるドットポジションPMs
tの検出をDmax とDmin との平均値Dave の検出レベ
ルにより求めたが、この他に、図16に示すように、モ
ータ駆動パルスの立ち上がりのタイミングでマーク検出
レベルの変化したポジションPMst’を基準エッジ位
置としてもよい。この場合にはマークの位置検出精度を
より一層上げることができる。
マークセンサ31,32によるドットポジションPMs
tの検出をDmax とDmin との平均値Dave の検出レベ
ルにより求めたが、この他に、図16に示すように、モ
ータ駆動パルスの立ち上がりのタイミングでマーク検出
レベルの変化したポジションPMst’を基準エッジ位
置としてもよい。この場合にはマークの位置検出精度を
より一層上げることができる。
【0077】また、上記実施例ではラインセンサを用い
たマークセンサ31,32によってレジスタマーク58
を検出したが、この他に、図17に示すように、LED
110とホトセンサ111とによりレジスタマーク58
を検出するようにしてもよい。この場合には、ホトセン
サ111の前に斜めスリット112を形成し、レジスタ
マーク58がスリット112を通過する時の光量変化か
らマーカ基準エッジ位置PMstを検出するようにして
もよい。例えば、変化光量の中心をマーカ基準エッジ位
置PMstとするとよい。
たマークセンサ31,32によってレジスタマーク58
を検出したが、この他に、図17に示すように、LED
110とホトセンサ111とによりレジスタマーク58
を検出するようにしてもよい。この場合には、ホトセン
サ111の前に斜めスリット112を形成し、レジスタ
マーク58がスリット112を通過する時の光量変化か
らマーカ基準エッジ位置PMstを検出するようにして
もよい。例えば、変化光量の中心をマーカ基準エッジ位
置PMstとするとよい。
【0078】また、上記実施例ではレジスタマーク58
を矩形状に形成したが、この形状は、ライン状、十字
状、丸状、三角形状、多角形状に形成してもよい。ま
た、上記実施例では赤色のレジスタマーク58を記録す
る際に、バイアス熱エネルギBMと階調熱エネルギGM
とからなる熱エネルギーERを印加したが、これに変え
てシアン用バイアス熱エネルギ程度のバイアス加熱を行
うことにより、レジスタマークを記録してもよい。この
場合には、レジスタマークを一気に熱記録することがで
き、レジスタマークのエッジをより一層くっきりと記録
することができる。更に、レジスタマーク58を記録す
る際に、強めのエッジ強調をかけて印画してもよく、こ
の場合には、レジスタマークのエッジ位置をさらにより
一層確実に検出することができるようになる。
を矩形状に形成したが、この形状は、ライン状、十字
状、丸状、三角形状、多角形状に形成してもよい。ま
た、上記実施例では赤色のレジスタマーク58を記録す
る際に、バイアス熱エネルギBMと階調熱エネルギGM
とからなる熱エネルギーERを印加したが、これに変え
てシアン用バイアス熱エネルギ程度のバイアス加熱を行
うことにより、レジスタマークを記録してもよい。この
場合には、レジスタマークを一気に熱記録することがで
き、レジスタマークのエッジをより一層くっきりと記録
することができる。更に、レジスタマーク58を記録す
る際に、強めのエッジ強調をかけて印画してもよく、こ
の場合には、レジスタマークのエッジ位置をさらにより
一層確実に検出することができるようになる。
【0079】また、上記実施例ではマイクロ変位計によ
りたるみセンサを構成したが、この他に、図18に示す
ように、揺動アーム116の先端にルーパーローラ11
7を回動自在に設け、搬送量の微少変動により形成され
たたるみ部分にルーパーローラ117を接触させてお
き、揺動アーム116の変位角度をポテンショメータ1
19により検出することでたるみ量を検出するようにし
てもよい。また揺動アーム116の代わりにルーパーロ
ーラをスライダ等によって上下動させ、これの変位によ
りたるみ量を検出してもよい。また、たるみの形成はそ
の上流側の搬送ローラ対の回転速度を変えることにより
行ったが、この他に下流側の搬送ローラ対の回転速度を
変えてたるみを一定量に保つようにしてもよい。
りたるみセンサを構成したが、この他に、図18に示す
ように、揺動アーム116の先端にルーパーローラ11
7を回動自在に設け、搬送量の微少変動により形成され
たたるみ部分にルーパーローラ117を接触させてお
き、揺動アーム116の変位角度をポテンショメータ1
19により検出することでたるみ量を検出するようにし
てもよい。また揺動アーム116の代わりにルーパーロ
ーラをスライダ等によって上下動させ、これの変位によ
りたるみ量を検出してもよい。また、たるみの形成はそ
の上流側の搬送ローラ対の回転速度を変えることにより
行ったが、この他に下流側の搬送ローラ対の回転速度を
変えてたるみを一定量に保つようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】本発明では、第1サーマルヘッドにより
レジスタマークを記録し、第2サーマルヘッド及び第3
サーマルヘッドの近くでその上流側に配置したマークセ
ンサにより前記レジスタマークを検出し、この検出信号
に基づき各サーマルヘッドによる記録開始位置を合わせ
るようにしたから、レジストレーションエラーを無くし
て各色の記録開始位置がずれることのないプリントを得
ることができる。しかも、第1サーマルヘッドを用いて
レジスタマークを記録したから、マークを記録するため
に別個のマーク記録装置を用いることもなく、構成を簡
単にすることができる。
レジスタマークを記録し、第2サーマルヘッド及び第3
サーマルヘッドの近くでその上流側に配置したマークセ
ンサにより前記レジスタマークを検出し、この検出信号
に基づき各サーマルヘッドによる記録開始位置を合わせ
るようにしたから、レジストレーションエラーを無くし
て各色の記録開始位置がずれることのないプリントを得
ることができる。しかも、第1サーマルヘッドを用いて
レジスタマークを記録したから、マークを記録するため
に別個のマーク記録装置を用いることもなく、構成を簡
単にすることができる。
【0081】また、レジスタマークをカラー感熱記録材
料の印画領域よりも上流側に配置し、このレジスタマー
クに基づき各印画領域毎に切り離すようにしたから、レ
ジスタマークを利用して各印画領域毎に切断することが
でき、正確な位置でこれらを切り離すことが容易に行え
るようになる。しかも、印画枚数が増加するほど記録材
料の送り時のスリップ量が累積されるが、このようなス
リップ量の累積誤差の影響を受けることなく、各印画領
域から一定した位置で記録材料を切り離すことができる
ようになる。また、感熱記録においては、各色の印画率
が変化する場合にサーマルヘッドの温度変動となって現
れ、これは摩擦係数に影響を与えるため搬送負荷変動と
なる。したがって、一義的に一定距離でカットするとカ
ット位置がずれることになるが、このような欠点もレジ
スタマークを用いることによって解消することができ
る。
料の印画領域よりも上流側に配置し、このレジスタマー
クに基づき各印画領域毎に切り離すようにしたから、レ
ジスタマークを利用して各印画領域毎に切断することが
でき、正確な位置でこれらを切り離すことが容易に行え
るようになる。しかも、印画枚数が増加するほど記録材
料の送り時のスリップ量が累積されるが、このようなス
リップ量の累積誤差の影響を受けることなく、各印画領
域から一定した位置で記録材料を切り離すことができる
ようになる。また、感熱記録においては、各色の印画率
が変化する場合にサーマルヘッドの温度変動となって現
れ、これは摩擦係数に影響を与えるため搬送負荷変動と
なる。したがって、一義的に一定距離でカットするとカ
ット位置がずれることになるが、このような欠点もレジ
スタマークを用いることによって解消することができ
る。
【0082】また、サーマルヘッドの挙動に起因する搬
送負荷変動を各サーマルヘッドの間に設けたカラー感熱
記録材料のたるみにより吸収するようにしたから、搬送
負荷変動による濃度変動を無くすことができる。これに
よりスジ状の濃度ムラの発生を防止することができる。
送負荷変動を各サーマルヘッドの間に設けたカラー感熱
記録材料のたるみにより吸収するようにしたから、搬送
負荷変動による濃度変動を無くすことができる。これに
よりスジ状の濃度ムラの発生を防止することができる。
【0083】また、カラー感熱記録材料のたるみは少な
くとも一方のサーマルヘッドの記録材料搬送系の搬送速
度をゆっくり微少に変化させて行うから、この速度変化
によっては大きな濃度変動となることがない。なお、こ
のような速度変化による濃度変動を抑えるために、この
速度変化に対応させてバイアスデータを変更して速度変
動による単位当たりの印加熱エネルギを一定にすること
により、より一層濃度ムラを無くすことができる。
くとも一方のサーマルヘッドの記録材料搬送系の搬送速
度をゆっくり微少に変化させて行うから、この速度変化
によっては大きな濃度変動となることがない。なお、こ
のような速度変化による濃度変動を抑えるために、この
速度変化に対応させてバイアスデータを変更して速度変
動による単位当たりの印加熱エネルギを一定にすること
により、より一層濃度ムラを無くすことができる。
【図1】本発明の方法を示すフローチャートであり、
(A)はイエロー記録部におけるレジスタマークとイエ
ロー画像との記録手順を示し、(B)はマゼンタ記録部
におけるマゼンタ画像の記録手順を示している。
(A)はイエロー記録部におけるレジスタマークとイエ
ロー画像との記録手順を示し、(B)はマゼンタ記録部
におけるマゼンタ画像の記録手順を示している。
【図2】本発明を実施するための直線搬送型のカラー感
熱プリンタを示す概略図である。
熱プリンタを示す概略図である。
【図3】カラー感熱プリンタの電気構成を示すブロック
図である。
図である。
【図4】レジスタマークと印画領域との位置関係を示す
説明図であり、(A)はイエロー記録、(B)はマゼン
タ記録のものである。
説明図であり、(A)はイエロー記録、(B)はマゼン
タ記録のものである。
【図5】カラー感熱記録材料の発色特性を示す特性曲線
図である。
図である。
【図6】カラー感熱記録材料の層構造の一例を示す図で
ある。
ある。
【図7】マークセンサの一例を示す概略図である。
【図8】マークセンサによるドットポジションとマーク
濃度との関係を示す線図である。
濃度との関係を示す線図である。
【図9】たるみコントローラを示すブロック図である。
【図10】たるみ量を一定に保つ処理手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図11】たるみ量を形成するための処理手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図12】カラー感熱記録材料の記録状態を示す説明図
である。
である。
【図13】ラインを記録する場合の駆動パルスの波形図
であり、(A)はイエロー記録、(B)はマゼンタ記
録、(C)はシアン記録のものである。
であり、(A)はイエロー記録、(B)はマゼンタ記
録、(C)はシアン記録のものである。
【図14】1個のバイアス駆動パルスでバイアス加熱を
行う場合の波形図である。
行う場合の波形図である。
【図15】たるみを形成するためにカラー感熱記録材料
の搬送速度を微少変化させるときに、この微少変化に対
応させてバイアス加熱を行う場合の波形図である。
の搬送速度を微少変化させるときに、この微少変化に対
応させてバイアス加熱を行う場合の波形図である。
【図16】マークセンサとモータ駆動パルスとによるド
ットポジションとマーク濃度との関係を表す線図であ
る。
ットポジションとマーク濃度との関係を表す線図であ
る。
【図17】他のマークセンサを示す概略図であり、
(A)は側面図であり、(B)は斜めスリットを表す平
面図である。
(A)は側面図であり、(B)は斜めスリットを表す平
面図である。
【図18】他のたるみセンサを示す概略図である。
10〜12 プラテンローラ 13〜15 サーマルヘッド 16 カラー感熱記録材料 17〜19 ガイドローラ対 20〜22 搬送ローラ対 25〜27 パルスモータ 30 先端センサ 31,32 マークセンサ 33,36 光定着器 42,46 たるみセンサ 43,47 たるみ 51〜53 搬送部 55〜57 記録部 58 レジスタマーク 64,65 たるみコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/34
Claims (5)
- 【請求項1】 イエロー感熱発色層,マゼンタ感熱発色
層,シアン感熱発色層の少なくとも3種類の感熱発色層
を積層したカラー感熱記録材料を用い、このカラー感熱
記録材料の通過域に沿って、特定の感熱発色層を1ライ
ンずつ記録する第1から第3の少なくとも3個のサーマ
ルヘッドと各サーマルヘッドが圧接される少なくとも3
個のプラテンとを上流側から順に配置し、カラー感熱記
録材料が上流側から下流側へ移動する際に、上流側にあ
る第1サーマルヘッドから順番にカラー感熱記録材料に
圧接させてから通電を開始して、上層にある熱感度が高
い感熱発色層から順に記録して、1回の移動でカラー感
熱記録材料にフルカラー画像を記録するとともに、第1
サーマルヘッドによる記録直後及び第2サーマルヘッド
による記録直後に、各サーマルヘッドで記録された感熱
発色層に特有な電磁線をカラー感熱記録材料に照射して
定着するカラー感熱プリント方法において、 第1サーマルヘッドによりカラー感熱記録材料にレジス
タマークを記録し、第2サーマルヘッド及び第3サーマ
ルヘッドの近くでその上流側に配置したマークセンサに
より前記レジスタマークを検出し、この検出信号に基づ
き各サーマルヘッドによる記録開始位置を合わせること
を特徴とするカラー感熱プリント方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のカラー感熱プリント方法
において、 前記カラー感熱記録材料を搬送するための記録材料搬送
信号をタイミング基準として前記レジスタマークを検出
するようにしたことを特徴とするカラー感熱プリント方
法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のカラー感熱プリン
ト方法において、 前記レジスタマークをカラー感熱記録材料の印画領域よ
りも上流側に配置し、このレジスタマークに基づき各印
画領域毎に切り離すことを特徴とするカラー感熱プリン
ト方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか1つ記載のカ
ラー感熱プリント方法において、 前記各サーマルヘッドにおけるカラー感熱記録材料の搬
送速度を微少変動させて各サーマルヘッドの間でカラー
感熱記録材料に一定範囲のたるみを発生させ、このたる
みによって搬送負荷変動を吸収することを特徴とするカ
ラー感熱プリント方法。 - 【請求項5】 請求項4記載のカラー感熱プリント方法
において、 前記カラー感熱記録材料の搬送速度の微少変動に対応さ
せて、濃度むらを補正するようにサーマルヘッドで発生
する熱エネルギを修正することを特徴とするカラー感熱
プリント方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7006018A JPH08192524A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | カラー感熱プリント方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7006018A JPH08192524A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | カラー感熱プリント方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08192524A true JPH08192524A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11626961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7006018A Pending JPH08192524A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | カラー感熱プリント方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08192524A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002103286A (ja) * | 2000-09-26 | 2002-04-09 | Seiko Epson Corp | ロール紙及びプリンタ |
| US6644773B2 (en) | 2002-03-15 | 2003-11-11 | International Business Machines Corporation | Method, system, and article of manufacture for performing registration calibration for printing devices |
| JPWO2002074547A1 (ja) * | 2001-03-21 | 2004-07-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷装置、印刷方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
| JP2006056164A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Noritsu Koki Co Ltd | 昇華型熱転写プリンタ |
| JP2006188010A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Alps Electric Co Ltd | プリンタ |
| US7391429B2 (en) | 2004-11-26 | 2008-06-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus and method of using the same |
| JP2018115052A (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 三菱電機株式会社 | ペーパーテンション制御機構およびプリンター |
| JP2020032723A (ja) * | 2014-10-21 | 2020-03-05 | ジェン−プローブ・インコーポレーテッド | 曲面を有する物体上に印刷するための方法及び装置 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP7006018A patent/JPH08192524A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP4608841B2 (ja) * | 2001-03-21 | 2011-01-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷装置、印刷方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
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