JPH061027A - 熱転写型プリンタ - Google Patents

熱転写型プリンタ

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JPH061027A
JPH061027A JP15965892A JP15965892A JPH061027A JP H061027 A JPH061027 A JP H061027A JP 15965892 A JP15965892 A JP 15965892A JP 15965892 A JP15965892 A JP 15965892A JP H061027 A JPH061027 A JP H061027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink sheet
cassette
thermal transfer
torque
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP15965892A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kawaguchi
幸治 川口
Masayoshi Shiraishi
政良 白石
Naoki Kawada
直樹 川和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
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Publication of JPH061027A publication Critical patent/JPH061027A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 インクシート巻取り部において1台の熱転写
型プリンタで属性の異なるインクシートを使用可能と
し、さらに安定したインクシートの搬送を図る。 【構成】 カセットを装着すると同時にカセットに設け
た突起部7が駆動部のアイドルギア12を軸方向に押し
込み、アイドルギア12はギア15とギア20の両方に
連結する。このときインクシートはギア15とギア20
それぞれに設けられたトルクリミッタの設定値の合計値
によって決定される巻取りトルクで巻取られる。 【効果】カセットの突起部の有無でインクシートの巻取
りトルクが選択可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インクシートとイン
クシート巻取り機構を含む熱転写型プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写型プリンタの印字機構を図
5に基づいて説明する。インクシート101はインク面
110を受像紙102と対向させた状態でサーマルヘッ
ド103とプラテン104の間を通過し、その先に設け
られたピールローラー108で受像紙と剥離され、受像
紙102はピールローラー108の先に設けられたキャ
プスタン109によって搬送される。この時ヘッドホル
ダ105に固定したサーマルヘッド103は支軸106
を回軸とし加圧ばね107でインクシート101と受像
紙102をプラテン104に圧接させ、また、サーマル
ヘッド103の発熱抵抗体に画情報に対応した熱パルス
を印加することにより熱転写記録が行われる。
【0003】上記のような印字機構ではインクシートの
送りに関しては以下のような条件が必要となる。 インクシートの張力によって受像紙を引き出してはな
らない。 インクシートの送り速度は受像紙の送り速度以下であ
ってはならない。 インクシートの張力はインクシートを引き剥せるだけ
の大きさが必要である。
【0004】さらに熱転写型プリンタのインクシートに
はカラーとモノクロがあり、また記録方式も溶融型と昇
華型があるため受像紙やインクシートの特性、印字速
度、ヘッド圧(受像紙とインクシートをプラテンでサー
マルヘッドに圧接する力)等が異なり上記条件における
インクシートの張力、つまりインクシートを巻取る際の
巻取りトルクの適正値は当然それぞれ異なる。
【0005】したがって従来は各々専用の熱転写型プリ
ンタを用意していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】設定されたインクシー
トの巻取りトルクが使用する受像紙とインクシートのう
ち適正値として最も大きいトルクを必要とするものに合
わせてある熱転写型プリンタにおいては、適正な巻取り
トルクが前記熱転写型プリンタに設定された値より小さ
いインクシートで印字した場合に、適正な巻取りトルク
よりも大きい値で巻取るために受像紙を引き出してしま
う可能性があり、またそれによって設定された紙送り速
度を管理できずに出力画像に影響を与えたりする。
【0007】また、逆の場合には巻取りトルクの不足で
インクシートを受像紙から剥離できずにジャムやシワが
発生する。したがって従来は昇華型と溶融型など記録方
式の異なる場合やカラーやモノクロなど属性の異なるイ
ンクシートの場合ではインクシートの巻取りトルクの設
定値をどれかに合わせているために、設定値を合わせて
いるインクシート以外では安定したインクシートの搬送
が保証できず各々専用の熱転写プリンタが必要という課
題を有していた。
【0008】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するため1台の熱転写型プリンタで属性
の異なるインクシートを使用可能とし、さらに安定して
インクシートを搬送させる熱転写型プリンタを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明はインクシートをカセット式に供給する熱
転写型プリンタの、特にインクシート巻取り機構部に関
して、インクシートを巻取るための駆動手段として換え
歯車を介した構成とし、インクシートの属性に応じて前
記カセットに1つ以上の突起部または切り欠き部を設
け、カセットをプリンタ本体に装着すると同時にカセッ
トの突起部または切り欠き部が換え歯車を動作させる構
成とすることによりインクシートの巻取りトルクをカセ
ットの出し入れと連動して自動的に切り換え、1台の熱
転写型プリンタで属性の異なるインクシートを使用可能
とし、さらに安定したインクシートの搬送が図れるよう
にした。
【0010】
【作用】上記のように構成された熱転写型プリンタにお
いては、プリンタ本体にカセットを装着すると同時に巻
取り駆動部側ではインクシートの属性に応じて設定した
最適な巻取りトルクが自動的に選択され、それによって
インクシートは安定した搬送を行う。
【0011】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1と図2は本実施例におけるカセットの構
成図である。図1は溶融用のカセットであり、突起部を
持たない。その構成は溶融用インクシート1を巻回した
供給ロール2と、供給ロール2から供給された溶融用イ
ンクシート1を巻取るための巻取りロール3と、供給ロ
ール2と巻取りロール3を覆うカセットカバー4a、4
bからなり、記録装置本体に脱着可能である。また供給
ロール2と巻取りロール3の駆動部側には本体装着時に
下記に述べるインクシート巻取り駆動部の巻取りリール
9と噛み合い、一体で回動するような巻取りボビン5が
設けられている。
【0012】図2は昇華用のカセットであり、カセット
カバー9aには中空円筒状の突起部7を持ち、昇華用イ
ンクシート8が供給ロール2に巻回してある。その他の
構成は前記溶融用のカセットと同じである。図3は本実
施例におけるカセットが装着されていない状態のインク
シート巻取り駆動部の側面図である。
【0013】図3において巻取り駆動部側では巻取りリ
ール9はリールギア10に固定され、またシャフト11
に回転可能に取り付けられている。そしてリールギア1
0はアイドルギア12と連結し、アイドルギア12はシ
ャフト13に回転可能、かつ軸方向に移動可能に取り付
けられ、さらにカセット側に付勢するように圧縮コイル
ばね14で予圧をかけている。
【0014】そしてアイドルギア12はギア15と連結
し、ギア15はトルクリミッタ16を介してシャフト1
7に固定され、シャフト17は本体フレーム18とギア
フレーム19に回転可能に軸受を介して軸支されてい
る。さらにギア15と同歯数のギア20がギア15と同
軸上にトルクリミッタ21を介してシャフト17に固定
されている。またシャフト17にギア22が固定されて
おり、このギア22に駆動源からの動力を入力する。
【0015】図4(a)、(b)は本実施例における溶
融用と昇華用のカセットをそれぞれ本体に装着した時の
側面図である。このときカセットは本体のインクシート
巻取り側とは逆側面からロールの軸方向に挿入し、装着
する。次にその動作を図4(a)、(b)に基づいて説
明する。
【0016】図4(a)は溶融用のカセットを本体に装
着した場合であり、その動作は巻取りボビン5が巻取り
リール9に噛み合うだけで巻取り駆動部側は図2の状態
と変わらない。ここでトルクリミッタ16の設定値をt
1 とし、ギア15からリールギア10までの減速比をe
とすると、このときの巻取りトルクT1 は T1 =et1 となる。
【0017】図4(b)は昇華用のカセットを本体に装
着した場合であり、その動作は昇華用カセットの突起部
7がアイドルギア12を本体フレーム18側に押し込ん
で軸方向に移動させ、アイドルギア12はギア15とギ
ア20の両方に連結する。ここでトルクリミッタ21の
設定値をt2 とすると、減速比eは変わらないので、こ
のときの巻取りトルクT2 は T2 =e(t1 +t2 ) となる。
【0018】したがって溶融型の最適な巻取りトルクを
1 とし、昇華型の最適な巻取りトルクをT2 とすると
トルクリミッタの設定値は t1 =T1 /e t2 =(T2 −T1 )/e となる。
【0019】このように機構を構成し、巻取りトルクを
設定することによりプリンタ本体にカセットを装着する
と同時に突起部7の有無で数種の巻取りトルクが自動的
に選択できるので、インクシートの属性に応じて最適な
巻取りトルクを設定しておけば1台の熱転写型プリンタ
で属性の異なるインクシートが使用可能となり、さらに
安定したインクシートの搬送を図ることができる。
【0020】なお、本実施例においてはインクシートの
属性を表す突起部として中空円筒状のものを示したが、
本発明はその形状に限定されるものではなく例えば角形
のものなど他の形状であっても同様の効果を奏すること
は明白である。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、イン
クシートをカセット式に供給する熱転写型プリンタの、
特にインクシート巻取り機構部に関して、インクシート
を巻取るための駆動手段として換え歯車を介した構成と
し、インクシートの属性に応じて前記カセットに1つ以
上の突起部または切り欠き部を設け、カセットをプリン
タ本体に装着すると同時にカセットの突起部または切り
欠き部が換え歯車を動作させる構成としたので、インク
シートの巻取りトルクをカセットの出し入れと連動して
自動的に切り換えることでインクシートの属性に合わせ
た最適な巻取りトルクを選択することができ、1台の熱
転写型プリンタで属性の異なるインクシートを使用可能
となり、それによって安定したインクシートの搬送が可
能となる。
【0022】そして例えば記録方式の異なる昇華型と溶
融型のインクシート巻取り機構の兼用が図れ、さらに安
定したインクシートの搬送による高品質な印字が可能な
熱転写型プリンタを得ることができる。またこれにより
製品として信頼性の向上や用途の拡大を図ることが出来
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写型プリンタの実施例における溶
融用のカセットの構成図である。
【図2】本発明の熱転写プリンタの実施例における昇華
用のカセットの構成図である。
【図3】本発明の熱転写プリンタの実施例におけるイン
クシート巻取り駆動部の側面図である。
【図4】(a)は本発明の熱転写プリンタの溶融用のカ
セットを本体に装着した時の側面図を示し、(b)は本
発明の熱転写プリンタの昇華用のカセットを本体に装着
した時の側面図である。
【図5】従来の熱転写型プリンタの印字機構を示す側面
図である。
【符号の説明】
5 巻取りボビン 7 突起部 9 巻取りリール 10 リールギア 12 アイドルギア 16 トルクリミッタ 21 トルクリミッタ 22 入力ギア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクシートをカセット式に供給する熱
    転写型プリンタのインクシート巻取り機構部において、 前記インクシートを巻取るための駆動手段として換え歯
    車を介した構成とし、 前記インクシートの属性に応じて前記カセットに1つ以
    上の突起部または切り欠き部を設け、前記カセットをプ
    リンタ本体に装着すると同時に前記カセットの前記突起
    部または前記切り欠き部が前記換え歯車を動作させるこ
    とを特徴とする熱転写型プリンタ。
JP15965892A 1992-06-18 1992-06-18 熱転写型プリンタ Pending JPH061027A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15965892A JPH061027A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 熱転写型プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP15965892A JPH061027A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 熱転写型プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH061027A true JPH061027A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15698520

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JP15965892A Pending JPH061027A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 熱転写型プリンタ

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JP (1) JPH061027A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334857A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Sato Corp 熱転写プリンタおよびトルクリミッタ
JP2021122958A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 キヤノン株式会社 インクカセットおよびプリンタ
US11794502B2 (en) 2020-01-31 2023-10-24 Canon Kabushiki Kaisha Ink cassette and printer

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