JP2011093252A - 用紙搬送機構、及び熱転写プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙に微少突起痕が生じることを防止し、有効なグリップ力を発揮する用紙搬送機構を提供する。
【解決手段】外周面が平滑であり正逆回転可能な搬送駆動ローラ611と、外周面が平滑であり搬送駆動ローラ611の外周面に用紙Sを挟んで圧接する第1圧接ローラ612と、外周面が平滑であり搬送駆動ローラ611の外周面のうち第1圧接ローラ612よりもプリント部3に近い部分に圧接する第2圧接ローラ613とを備えた用紙搬送機構6とし、プリント部3によるプリント処理時には搬送駆動ローラ611に対する第1圧接ローラ612の圧接力である第1圧接力を搬送駆動ローラ611に対する第2圧接ローラ613の圧接力である第2圧接力よりも大きくし、用紙Sを排紙部5側へ搬送する時には第2圧接力を第1圧接力よりも大きく設定した。
【選択図】図1
【解決手段】外周面が平滑であり正逆回転可能な搬送駆動ローラ611と、外周面が平滑であり搬送駆動ローラ611の外周面に用紙Sを挟んで圧接する第1圧接ローラ612と、外周面が平滑であり搬送駆動ローラ611の外周面のうち第1圧接ローラ612よりもプリント部3に近い部分に圧接する第2圧接ローラ613とを備えた用紙搬送機構6とし、プリント部3によるプリント処理時には搬送駆動ローラ611に対する第1圧接ローラ612の圧接力である第1圧接力を搬送駆動ローラ611に対する第2圧接ローラ613の圧接力である第2圧接力よりも大きくし、用紙Sを排紙部5側へ搬送する時には第2圧接力を第1圧接力よりも大きく設定した。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙搬送機構、及び熱転写プリンタに関するものである。
従来より、熱転写プリンタにおいては、用紙を給紙部と排紙部との間で搬送する搬送機構として、搬送駆動ローラと、搬送駆動ローラとの間で用紙を挟み得る圧接ローラとを備えたものが知られている。この種の搬送機構では、用紙に対する有効なグリップ力が得られるようにすべく、搬送駆動ローラの外周面に微少突起を多数設け、搬送駆動ローラと圧接ローラとの間に用紙を挟んだ状態で搬送駆動ローラを回転駆動させて微少突起を用紙に食い込ませるように構成した態様が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、外周面に微少突起を設けた搬送駆動ローラを備えた搬送機構によって用紙を搬送した場合、用紙のうち搬送駆動ローラに密着し得る面には微少突起による食い込み痕(以下、「微少突起痕」と称する)が生じる。特に、用紙の両面にそれぞれプリント処理を行うプリンタにこのような搬送機構を適用した場合には、微少突起痕の発生により印刷品質が大きく損なわれる。
そこで、外周面に微少突起を設けていない搬送駆動ローラと圧接ローラとによって用紙を挟んで搬送する態様も考えられる。しかしながらこのような態様では、外周面に微少突起を設けた搬送駆動ローラを用いた態様と比較して、用紙に対するグリップ力が当然のことながら低下する。そして、このグリップ力の低下によって、適切なプリント処理を行うことができず、印刷品質が低下するという問題が考えられた。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであって、主たる目的は、用紙に微少突起痕が生じることを防止するとともに、用紙に対する有効なグリップ力を発揮する用紙搬送機構を提供することにある。
すなわち本発明は、サーマルヘッドとプラテンとの間で挟んだ用紙に熱転写プリント処理を行うプリント部を経由して用紙を給紙部と排紙部との間で搬送する用紙搬送機構に関するものである。具体的に、本発明の用紙搬送機構は、外周面が平滑であり、且つ用紙を給紙部側から排紙部側に向かって搬送する送り出し方向と、プリント部によってプリント処理を行う際に用紙を排紙部側から給紙部側に向かって搬送するプリント方向の両方に回転可能な搬送駆動ローラと、外周面が平滑であり、且つ搬送駆動ローラの外周面に用紙を挟んで圧接し得る第1圧接ローラと、外周面が平滑であり、且つ搬送駆動ローラの外周面のうち第1圧接ローラよりもプリント部に近い部分に用紙を挟んで圧接し得る第2圧接ローラと、搬送駆動ローラに対する第1圧接ローラの圧接力である第1圧接力、及び前記搬送駆動ローラに対する前記第2圧接ローラの圧接力である第2圧接力を制御する制御部とを備え、制御部が、プリント部によるプリント処理時には第1圧接力を第2圧接力よりも大きくし、用紙を排紙部側へ搬送する時には第2圧接力を第1圧接力よりも大きくするものであることを特徴としている。ここで、本発明における「平滑」とは、文言通り「滑らか」という意味に加えて、「若干のざらつきがあっても相対するローラとの当接力との関係で用紙に圧接痕が付かない(残らない)程度に滑らか」という意味も包含する。
このような用紙搬送機構であれば、外周面が平滑である搬送駆動ローラを用いてこの搬送駆動ローラの外周面に、同じく外周面が平滑である第1圧接ローラ及び第2圧接ローラを圧接させながら用紙を搬送する構成であるため、用紙に従来生じていたような微少突起痕が残ることがなく、印刷品質の向上を図ることができる。さらに、プリント部でプリント処理を行う際に、圧接力制御部によって搬送駆動ローラに対する第1圧接ローラの圧接力(第1圧接力)を搬送駆動ローラに対する第2圧接ローラの圧接力(第2圧接力)よりも大きくしているため、プリント処理時に用紙を搬送駆動ローラの外周面に巻き付けながら給紙部側へ搬送することができ、用紙に対するグリップ力を有効に向上させることができる。また、排紙部側へ用紙を搬送する際には、圧接力制御部によって搬送駆動ローラに対する第2圧接ローラの圧接力(第2圧接力)を搬送駆動ローラに対する第1圧接ローラの圧接力(第1圧接力)よりも大きくしているため、排紙部側への用紙の搬送を適切に行うことができる。
本発明の用紙搬送機構において、搬送駆動ローラの全体又は少なくとも表面部分を弾性変形可能に構成すれば、用紙を挟んだ状態で搬送駆動ローラに圧接する第1圧接ローラや第2圧接ローラの圧接力に応じて搬送駆動ローラにおける少なくとも表面部分が弾性変形することにより、用紙に対するグリップ力を有効に高めることができる。
特に、本発明に係る用紙搬送機構は、用紙の両面にプリント処理を行うプリンタに搬送用紙機構を適用することができる。この場合、プリント処理が施される用紙の表面及び裏面の何れにも微少突起痕が生じず、両面印刷の品質が従来のものより向上する。
また、本発明の熱転写プリンタは、サーマルヘッドとプラテンとの間で用紙を挟み込んだ状態で当該用紙に熱転写プリント処理を行うプリント部と、前述した用紙搬送機構とを備えたものであることを特徴としている。
このような熱転写プリンタであれば、上述した用紙搬送機構によって得られる種々の効果を発揮し、実用性に優れたものとなる。
用紙に微少突起痕を生じさせないことから、本発明の熱転写プリンタは、インクリボンをサーマルヘッドによって用紙の表面に押し当てて加熱することにより表面に昇華プリント処理を行う表面プリント部と、インクリボンをサーマルヘッドによって用紙の裏面に押し当てて加熱することにより裏面に昇華プリント処理を行う裏面プリント部とを備え、用紙の両面にプリント処理を施すものとすることができる。
本発明によれば、用紙に微少突起痕が生じることを防止できるとともに、用紙に対する有効なグリップ力を発揮する用紙搬送機構、及び熱転写プリンタを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る熱転写プリンタ1は、図1に内部機構の概略構成を示すように、用紙Sの表面Sa及び裏面Sbに対して昇華プリント処理を行うものである。この熱転写プリンタ1は、図1に示すように、給紙部2と、給紙部2から供給された用紙Sの表面Saに対して昇華プリント処理を施す表面プリント部3と、用紙Sの裏面Sbに対して昇華プリント処理を施す裏面プリント部4と、排紙部5(具体的には排紙口)と、プリント部3,4を介して給紙部2と排紙部5との間で用紙Sを搬送する用紙搬送機構6を備えたものである。
本実施形態では、表面プリント部3を給紙部2側に設け、裏面プリント部4を排紙部5側に設けている。すなわち、本実施形態の熱転写プリンタ1は、先ず表面プリント部3によって用紙Sの表面Saに昇華プリント処理を行い、その後に裏面プリント部4によって用紙Sの裏面Sbに昇華プリント処理を行うものである。なお、この熱転写プリンタ1は、図示しない共通の筐体内に、給紙部2、表面プリント部3、裏面プリント部4、排紙部5、及び用紙搬送機構6を設けている。
給紙部2は、ロール状に巻回した用紙Sを収容し得るものである。
表面プリント部3及び裏面プリント部4は、同一ないし略同一の構成を有するものであり、サーマルヘッド31,41と、このサーマルヘッド31,41と対向する位置に配置されたプラテンローラ32,42と、インクリボン33,43と、インクリボン33,43をサーマルヘッド31,41とプラテンローラ32,42との間に搬送するインクリボン搬送機構34,44と、サーマルヘッド31,41の作動等を制御するプリント制御部(図示省略)とを備えたものである。
サーマルヘッド31,41は、発熱素子(図示省略)を発熱させて用紙Sに印刷を行う周知のものである。本実施形態では、このサーマルヘッド31,41を、ヘッド駆動モータ(図示省略)により、プラテンローラ32,42との間で用紙Sを挟み得る位置と挟み得ない位置との間で移動可能に設定している。
プラテンローラ32,42は、サーマルヘッド31,41との間で用紙Sを挟み得るものであり、回転しながら用紙Sを順次搬送する機能を有する。したがって、このプラテンローラ32,42は用紙搬送機構6の機能の一部を担っている。プラテンローラ32,42は、後述する搬送駆動ローラ611,621に同期して正逆方向に回転可能である。
インクリボン33,43は、長尺なベースフィルムに例えばイエロー・マゼンタ・シアンの各色のインクを塗布したものである。ベースフィルムに塗布されるイエロー・マゼンタ・シアンの各色のインクは、熱によって昇華する染料を用いて形成されたものである。
インクリボン搬送機構34,44は、未使用のインクリボン33,43(ベースフィルムにインクが塗布されたもの)を巻回している供給側リボンコア341,441と、使用済みのインクリボン33,43(ベースフィルムからインクの一部又は全部が剥離されたもの)を巻き取る巻取側リボンコア342,442と、供給側リボンコア341,441から巻き出したインクリボン33,43をサーマルヘッド31,41側に案内する供給側リボンガイド343,443と、サーマルヘッド31,41を通過した後に用紙Sから剥離したインクリボン33,43を巻取側リボンコア342,442側に案内する巻取側リボンガイド344,444とを備えたものである。そして、供給側リボンコア341,441に巻回したインクリボン33,43は、供給側リボンガイド343,443及び巻取側リボンガイド344,444により、サーマルヘッド31,41側に巻き出されて昇華プリント処理に供された後、巻取側リボンコア342,442に順次巻き取られる。本実施形態では、それぞれインクリボン33,43とインクリボン搬送機構34,44との組をユニット化し、サーマルヘッド31,41やプラテンローラ32,42に対して着脱可能に構成している。
このような各部から構成される表面プリント部3及び裏面プリン部4は、サーマルヘッド31,41の熱によりイエロー・マゼンタ・シアンの各色インクを昇華させることで用紙Sの表面Saや裏面Sbにカラー画像を印刷する(形成する)機能を発揮する。そして、これら表面プリント部3及び裏面プリント部4は、サーマルヘッド31,41の温度を調整することにより印刷濃度のレベルを変化させた階調印刷を行うことができ、用紙Sの表面Sa及び裏面Sbに高品質なカラー画像を印刷することが可能である。
本実施形態に係る熱転写プリンタ1は、前述した通り、用紙搬送機構6により用紙Sを給紙部2から排紙部5に向かって搬送する過程で、先ず表面プリント部3によって用紙Sの表面Saに昇華プリント処理を施し、その後、裏面プリント部4によって用紙Sの裏面Sbに昇華プリント処理を施すものであり、ロール状をなす用紙Sの裏面Sbに対するプリント処理を施した後にカッター部7で切断して排紙部5(排紙口)から排出するように設定している。
用紙搬送機構6は、給紙部2にロール状に収容された用紙Sを、給紙部2と排紙部5との間に形成される搬送経路に沿って搬送するものである。なお、以下の説明における「上流側」とは「給紙部2側」を意味し、「下流側」とは「排紙部5側」を意味する。用紙搬送機構6は、表面プリント部3よりも上流側に配置した上流側用紙搬送部61、裏面プリント部4よりも下流側に配置した下流側用紙搬送部62、上流側用紙搬送部61よりも上流側に配置した給紙ローラ631と第1ピンチローラ632との組、表面プリント部3よりも下流側に配置した送りローラ641と第2ピンチローラ642との組、下流側用紙搬送部62よりも下流側に配置した排紙ローラ651と第3ピンチローラ652との組を用いて構成している。
上流側用紙搬送部61は、外周面が平滑な搬送駆動ローラ611と、搬送駆動ローラ611の外周面に用紙Sを挟んで圧接し得る第1圧接ローラ612及び第2圧接ローラ613と、搬送駆動ローラ611に対する第1圧接ローラ612の圧接力である第1圧接力、及び搬送駆動ローラ611に対する第2圧接ローラ613の圧接力である第2圧接力を制御する圧接力制御部614(本発明における「制御部」に相当)とを備えたものである。
搬送駆動ローラ611は、微少突起等が形成されていない平滑な外周面を有する円筒形状又は円柱形状をなすものである。この搬送駆動ローラ611は、全体又は少なくとも表面部分が例えばエラストマー等の材料から形成され、全体又は少なくとも表面部分が弾性変形可能なものである。そして、搬送駆動ローラ611は、用紙Sを給紙部2側から排紙部5側に向かって搬送する送り出し方向(図1における矢印A方向)と、表面プリント部3によってプリント処理を行う際に用紙Sを排紙部5側から給紙部2側に向かって搬送するプリント方向(図1における矢印B方向)に正逆回転可能とされている。
第1圧接ローラ612及び第2圧接ローラ613は、微少突起等が形成されていない平滑な外周面を有する円筒形状又は円柱形状をなし、全体又は少なくとも表面部分が例えばエラストマー等の材料から形成され、全体又は少なくとも表面部分が弾性変形可能なものである。これら第1圧接ローラ612及び第2圧接ローラ613は、搬送駆動ローラ611に用紙Sを介して圧接した状態において搬送駆動ローラ611の回転駆動に従動して回転する。第2圧接ローラ613は、搬送駆動ローラ611の外周面のうち送り出し方向(図1における矢印A方向)に沿って第1圧接ローラ612よりもプリント部(表面プリント部3、裏面プリント部4)に近い部分に用紙Sを介して圧接し得るものである。本実施形態では、上流側用紙搬送部61を表面プリント部3よりも上流側(給紙部2側)に配置している。そして、第2圧接ローラ613は第1圧接ローラ612よりも下流側(排紙部5側)に配置される。また、第1圧接ローラ612及び搬送駆動ローラ611の用紙Sへの接点pから第2圧接ローラ613及び搬送駆動ローラ611の用紙Sへの接点qとの間において、用紙Sが搬送駆動ローラ611の外周面に添接した状態(巻き付いた状態)で搬送される。本実施形態では、用紙Sの通常搬送時及びプリント処理時の何れにおいても用紙Sを搬送駆動ローラ611の外周面に巻き付けて用紙Sと搬送駆動ローラ611との高い摩擦力を得ることができるように、第1圧接ローラ612と第2圧接ローラ613との相対位置を、搬送駆動ローラ611の外周面上において相互に例えば周方向に90度以上離間させた位置に設定している。また、第1圧接ローラ612及び第2圧接ローラ613が搬送駆動ローラ611に圧接すると、各圧接ローラ612,613及び搬送駆動ローラ611は共に弾性変形し、上流側用紙搬送部61は、これら弾性変形した各圧接ローラ612,613と搬送駆動ローラ611との間に挟み込んだ用紙Sに対して高いグリップ力を奏する。
圧接力制御部614は、表面プリント部3によるプリント処理時、つまり搬送駆動ローラ611をプリント方向に回転させる際に、第1圧接力を第2圧接力よりも大きくし、用紙Sを排紙部5側へ搬送する時、すなわち搬送駆動ローラ611を送り出し方向に回転させる際には、第2圧接力を第1圧接力よりも大きくするように、各圧接力(第1圧接力、第2圧接力)を制御するものである。
下流側用紙搬送部62は、上流側用紙搬送部61と同一ないし略同一の構成を有するものであり、外周面が平滑な搬送駆動ローラ621と、搬送駆動ローラ621の外周面に用紙Sを挟んで圧接し得る第1圧接ローラ622及び第2圧接ローラ623と、搬送駆動ローラ621に対する第1圧接ローラ622の圧接力である第1圧接力、及び搬送駆動ローラ621に対する第2圧接ローラ623の圧接力である第2圧接力を制御する圧接力制御部624(本発明における「制御部」に相当)とを備えたものである。
搬送駆動ローラ621は、微少突起等が形成されていない平滑な外周面を有する円筒形状又は円柱形状をなすものである。この搬送駆動ローラ621は、全体又は少なくとも表面部分が例えばエラストマー等の材料から形成され、全体又は少なくとも表面部分が弾性変形可能なものである。そして、搬送駆動ローラ621は、用紙Sを給紙部2側から排紙部5側に向かって搬送する送り出し方向(図1における矢印C方向)と、裏面プリント部4によってプリント処理を行う際に用紙Sを排紙部5側から給紙部2側に向かって搬送するプリント方向(図1における矢印D方向)に正逆回転可能とされている。
第1圧接ローラ622及び第2圧接ローラ623は、微少突起等が形成されていない平滑な外周面を有する円筒形状又は円柱形状をなし、全体又は少なくとも表面部分が例えばエラストマー等の材料から形成され、全体又は少なくとも表面部分が弾性変形可能なものである。これら第1圧接ローラ622及び第2圧接ローラ623は、搬送駆動ローラ621に用紙Sを介して圧接した状態において搬送駆動ローラ621の回転駆動に従動して回転する。第2圧接ローラ623は、搬送駆動ローラ621の外周面のうち送り出し方向(図1における矢印C方向)に沿って第1圧接ローラ622よりも裏面プリント部4に近い部分に圧接し得るものである。本実施形態では、下流側用紙搬送部62を裏面プリント部4よりも上流側(給紙部2側)に配置している。そして、第2圧接ローラ623は第1圧接ローラ622よりも下流側(排紙部3側)に配置される。また、第1圧接ローラ622及び搬送駆動ローラ621の用紙Sへの接点rから第2圧接ローラ623及び搬送駆動ローラ621の用紙Sへの接点sとの間において用紙Sが搬送駆動ローラ621の外周面に添接した状態(巻き付いた状態)で搬送される。本実施形態では、用紙Sの通常搬送時及びプリント処理時の何れにおいても用紙Sを搬送駆動ローラ621の外周面に巻き付けて用紙Sと搬送駆動ローラ621との高い摩擦力を得ることができるように、第1圧接ローラ622と第2圧接ローラ623との相対位置を、搬送駆動ローラ621の外周面上において相互に例えば周方向に90度以上離間させた位置に設定している。また、第1圧接ローラ622及び第2圧接ローラ623が搬送駆動ローラ621に圧接すると、各圧接ローラ622,623及び搬送駆動ローラ621は共に弾性変形し、下流側用紙搬送部62は、これら弾性変形した各圧接ローラ622,623と搬送駆動ローラ621との間に挟み込んだ用紙Sに対して高いグリップ力を奏する。
圧接力制御部624は、裏面プリント部4によるプリント処理時、つまり搬送駆動ローラ621をプリント方向に回転させる際に、第1圧接力を第2圧接力よりも大きくし、用紙Sを排紙部5側へ搬送する時、すなわち搬送駆動ローラ621を送り出し方向に回転させる際には、第2圧接力を第1圧接力よりも大きくするように、各圧接力(第1圧接力、第2圧接力)を制御するものである。
次に、本実施形態に係る熱転写プリンタ1の動作及び作用、特に用紙搬送機構6における用紙搬送部(上流側用紙搬送部61、下流側用紙搬送部62)の動作及び作用について説明する。
先ず、給紙部2でロール状に巻回されている用紙Sを給紙ローラ631と第1ピンチローラ632との間を通過させて順次上流側用紙搬送部61及び表面プリント部3まで搬送する。この際、上流側用紙搬送部61は、搬送駆動ローラ611を送り出し方向(図1における矢印A方向)に回転駆動させるとともに、圧接力制御部614により第2圧接力(搬送駆動ローラ611に対する第2圧接ローラ613の圧接力)を第1圧接力(搬送駆動ローラ611に対する第1圧接ローラ612の圧接力)よりも大きくすることにより、用紙Sを搬送駆動ローラ611の外周面に巻き付けらながら表面プリント部3側へ搬送することができる。なお、搬送駆動ローラ611の外周面には用紙Sの裏面Sbが面している。また、本実施形態では、搬送駆動ローラ611を送り出し方向(図1における矢印A方向)に回転駆動させる際には、表面プリント部3のサーマルヘッド31をプラテンローラ32との間で用紙Sを挟み得ない位置に待機させ、用紙Sのスムーズな搬送を実現している。そして、用紙Sの表面Saにおける印刷設定領域のうち給紙部2側のエンド部分がプラテンローラ32を通過する時点ないし通過した時点で、表面プリント部3のサーマルヘッド31がプラテンローラ32との間で用紙Sを挟み得る位置に移動する一方で、上流側用紙搬送部61は、搬送駆動ローラ611をプリント方向(図1における矢印B方向)に回転駆動させて用紙Sを給紙部2側へ搬送するとともに、圧接力制御部614により第1圧接力を第2圧接力よりも大きくする。そして、搬送される用紙Sのうち、サーマルヘッド31とプラテンローラ32とによって挟まれる部分、搬送駆動ローラ611と第1圧接ローラ612とによって挟まれる部分、及び搬送駆動ローラ611と第2圧接ローラ613とによって挟まれる部分にそれぞれ負荷(ニップ圧)が作用する。本実施形態では、搬送駆動ローラ611をプリント方向(図1における矢印B方向)に回転駆動させる際に、第1圧接力を第2圧接力よりも大きくし、この第1圧接力を、プラテンローラ32に対するサーマルヘッド31の圧接力よりも大きく設定しているため、用紙Sを搬送駆動ローラ611の外周面に巻き付けらながら給紙部2側へスムーズに搬送することができ、表面プリント部3により用紙Sの表面Saに昇華プリント処理を適切に行うことができる。また、搬送駆動ローラ611の外周面に微少突起を設けていないため、用紙Sの裏面Sbに微少突起痕が残ることがない。
表面プリント部3による熱転写プリント処理を終えた後、上流側用紙搬送部61は、搬送駆動ローラ611を送り出し方向(図1における矢印A方向)へ回転駆動させて、用紙Sを排紙部5側へ搬送する。この際、圧接力制御部614により第2圧接力は第1圧接力よりも大きくなり、サーマルヘッド31はプラテンローラ32から離間する方向に退避移動することにより、用紙Sを搬送駆動ローラ611の外周面に巻き付けらながら排紙部5側へ適切に搬送することができる。
引き続いて、熱転写プリンタ1は、用紙Sを送りローラ641と第2ピンチローラ642との間を通過させて順次下流側用紙搬送部62及び表面プリント部4まで搬送する。この際、下流側用紙搬送部62は、搬送駆動ローラ621を送り出し方向(図1における矢印C方向)に回転駆動させるとともに、圧接力制御部624により第2圧接力(搬送駆動ローラ621に対する第2圧接ローラ623の圧接力)を第1圧接力(搬送駆動ローラ621に対する第1圧接ローラ622の圧接力)よりも大きくすることにより、用紙Sを搬送駆動ローラ621の外周面に巻き付けらながら裏面プリント部4側へ搬送することができる。なお、搬送駆動ローラ621の外周面には用紙Sの表面Saが面している。また、本実施形態では、搬送駆動ローラ621を送り出し方向(図1における矢印C方向)に回転駆動させる際には、裏面プリント部4のサーマルヘッド41をプラテンローラ42との間で用紙Sを挟み得ない位置に待機させ、用紙Sのスムーズな搬送を実現している。そして、用紙Sの裏面Sbにおける印刷設定領域のうち給紙部2側のエンド部分がプラテンローラ42を通過する時点ないし通過した時点で、裏面プリント部4のサーマルヘッド41がプラテンローラ42との間で用紙Sを挟み得る位置に移動する一方で、下流側用紙搬送部62は、搬送駆動ローラ621をプリント方向(図1における矢印D方向)に回転駆動させて用紙Sを給紙部2側へ搬送するとともに、圧接力制御部624により第1圧接力を第2圧接力よりも大きくする。そして、搬送される用紙Sのうち、サーマルヘッド41とプラテンローラ42とによって挟まれる部分、搬送駆動ローラ621と第1圧接ローラ622とによって挟まれる部分、及び搬送駆動ローラ621と第2圧接ローラ623とによって挟まれる部分にそれぞれ負荷(ニップ圧)が作用する。本実施形態では、搬送駆動ローラ621をプリント方向(図1における矢印D方向)に回転駆動させる際に、第1圧接力を第2圧接力よりも大きくし、この第1圧接力を、プラテンローラ42に対するサーマルヘッド41の圧接力よりも大きく設定しているため、用紙Sを搬送駆動ローラ621の外周面に巻き付けらながら給紙部2側へスムーズに搬送することができ、裏面プリント部4により用紙Sの裏面Sbに昇華プリント処理を適切に行うことができる。また、搬送駆動ローラ621の外周面に微少突起を設けていないため、用紙Sの表面Saに微少突起痕が残ることがない。
裏面プリント部4による熱転写プリント処理を終えた後、下流側用紙搬送部62は、搬送駆動ローラ621を送り出し方向(図1における矢印C方向)へ回転駆動させて、用紙Sを排紙部5側へ搬送する。この際、圧接力制御部624により第2圧接力は第1圧接力よりも大きくなり、サーマルヘッド41はプラテンローラ42から離間する方向に退避移動することにより、用紙Sを搬送駆動ローラ621の外周面に巻き付けらながら排紙部5側へ適切に搬送することができる。本実施形態では、裏面プリント部4によるプリント処理を終えた後、搬送用紙機構6によって用紙Sを排紙ローラ651と第3ピンチローラ652との間を通過させて排紙部5へ搬送する過程でカッター部7によって用紙Sを所定寸法に裁断し、カット紙として排出部5から筐体外へ排出するようにしている。
このように、本実施形態に係る用紙搬送機構6は、表面プリント部3に対応させて配置した上流側用紙搬送部61として、外周面に微少突起を設けていない搬送駆動ローラ611の外周面に、同じく外周面に微少突起を設けていない第1圧接ローラ612及び第2圧接ローラ613を圧接させながら用紙Sを搬送する構成であるため、用紙Sに微少突起痕が残ることがなく、印刷品質の向上を図ることができる。しかも、第1圧接ローラ612よりも表面プリント部3側に近い位置に第2圧接ローラ613を配置し、表面プリント部3でプリント処理を行う際に、圧接力制御部614によって搬送駆動ローラ611に対する第1圧接ローラ612の圧接力(第1圧接力)を搬送駆動ローラ611に対する第2圧接ローラ613の圧接力(第2圧接力)よりも大きく設定することにより、プリント処理時に用紙Sを搬送駆動ローラ611の外周面に巻き付けながら給紙部2側へ搬送することができ、用紙Sに対するグリップ力を有効に向上させることができる。また、排紙部5側へ用紙Sを搬送する際には、圧接力制御部614によって第2圧接力を第1圧接力よりも大きくしているため、用紙Sを排紙部5側へ適切に搬送することができる。
また、本実施形態に係る用紙搬送機構6は、裏面プリント部4に対応させて配置した下流側用紙搬送部62を備え、この下流側用紙搬送部62も上流側用紙搬送部61と同様ないし略同様の構成としているため、上述した諸効果を奏するものとなる。したがって、本実施形態に係る搬送用紙機構6は、用紙Sの両面Sa、Sbに熱転写プリント処理を行う熱転写プリンタ1に好適に用いることにより、用紙Sの両面Sa、Sbに微少突起痕を生じさせることがなく、両面印刷の品質向上に多いに寄与する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、用紙の両面にプリント処理を行うプリンタに本発明に係る搬送用紙機構を適用した態様を例示したが、用紙の片面にのみプリント処理を行うプリンタに本発明に係る搬送用紙機構を適用しても構わない。
また、用紙搬送機構として、搬送駆動ローラの外周面のうち第1圧接ローラと第2圧接ローラとの間の部分に用紙を挟んで圧接し得る補助圧接ローラ(第3圧接ローラ、第4圧接ローラ…個数は任意)を配置しても構わない。この場合、搬送駆動ローラに対する補助圧接ローラの圧接力は、搬送駆動ローラに対する第1圧接ローラ及び第2圧接ローラの圧接力よりも小さく設定すれば、印刷時及び通常搬送時における用紙の搬送をスムーズに行うことができる。
また、プリント部を構成するプラテンとして、ローラに代えてプレート状のものを適用してもよい。
前述した実施形態では、昇華式の熱転写プリンタに用紙搬送機構を適用した態様を例示したが、溶融式など他の熱転写プリンタに上述した構造及び作用効果を奏する用紙搬送機構を適用しても構わない。
また、搬送駆動ローラ及び各圧接ローラをプリント部よりも排紙部側(下流側)に配置した態様を採用することもできる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…熱転写プリンタ
2…給紙部
3、4…プリント部(表面プリント部、裏面プリント部)
5…排紙部
6…用紙搬送機構
611、621…搬送駆動ローラ
612、622…第1圧接ローラ
613、623…第2圧接ローラ
614、624…制御部(圧接力制御部)
S…用紙
2…給紙部
3、4…プリント部(表面プリント部、裏面プリント部)
5…排紙部
6…用紙搬送機構
611、621…搬送駆動ローラ
612、622…第1圧接ローラ
613、623…第2圧接ローラ
614、624…制御部(圧接力制御部)
S…用紙
Claims (4)
- 用紙を、サーマルヘッドとプラテンとの間に挟んだ用紙に熱転写プリント処理を行うプリント部を経由して給紙部と排紙部との間で搬送する用紙搬送機構であって、
外周面が平滑であり、且つ用紙を前記給紙部側から前記排紙部側に向かって搬送する送り出し方向と、前記プリント部によってプリント処理を行う際に用紙を前記排紙部側から前記給紙部側に向かって搬送するプリント方向の両方に回転可能な搬送駆動ローラと、
外周面が平滑であり、且つ前記搬送駆動ローラの外周面に用紙を挟んで圧接し得る第1圧接ローラと、
外周面が平滑であり、且つ前記搬送駆動ローラの外周面のうち前記第1圧接ローラよりも前記プリント部に近い部分に用紙を挟んで圧接し得る第2圧接ローラと、
前記搬送駆動ローラに対する前記第1圧接ローラの圧接力である第1圧接力、及び前記搬送駆動ローラに対する前記第2圧接ローラの圧接力である第2圧接力を制御する制御部とを備え、
当該制御部が、前記プリント部によるプリント処理時には前記第1圧接力を第2圧接力よりも大きくし、前記用紙を前記排紙部側へ搬送する時には前記第2圧接力を前記第1圧接力よりも大きくするものであることを特徴とする用紙搬送機構。 - 前記搬送駆動ローラは、全体又は少なくとも表面部分が弾性変形可能なものである請求項1に記載の用紙搬送機構。
- サーマルヘッドとプラテンとの間で用紙を挟み込んだ状態で当該用紙に熱転写プリント処理を行うプリント部と、
請求項1又は2の何れかに記載の用紙搬送機構とを備えたものであることを特徴とする熱転写プリンタ。 - 前記プリント部として、インクリボンをサーマルヘッドによって前記用紙の表面に押し当てて加熱することにより当該表面に昇華プリント処理を行う表面プリント部と、インクリボンをサーマルヘッドによって前記用紙の裏面に押し当てて加熱することにより当該裏面に昇華プリント処理を行う裏面プリント部とを用いている請求項3に記載の熱転写プリンタ。
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JP2009251224A JP2011093252A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 用紙搬送機構、及び熱転写プリンタ |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011093252A true JP2011093252A (ja) | 2011-05-12 |
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JP2009251224A Pending JP2011093252A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 用紙搬送機構、及び熱転写プリンタ |
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JP (1) | JP2011093252A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014076554A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Dainippon Printing Co Ltd | 枚葉型プリンタ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0417952U (ja) * | 1990-06-01 | 1992-02-14 | ||
JPH08324044A (ja) * | 1995-06-02 | 1996-12-10 | Casio Electron Mfg Co Ltd | 用紙搬送装置 |
-
2009
- 2009-10-30 JP JP2009251224A patent/JP2011093252A/ja active Pending
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