JP7064748B2 - ラベル発行装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル発行装置に関する。
ラベルには、台紙がある台紙付きのラベルと台紙が無い台紙無しラベル(以下、台紙レスラベル)がある。台紙レスラベルを発行するラベルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このラベルプリンタは、例えば、ロール状のラベルロール(台紙レスラベルロール)から繰り出された、連続するラベル用紙(台紙レスラベル用紙)に所定の印字を施し、切断手段などにより所定の長さに切断して、枚葉状のラベルを発行する。
特許文献1に記載されたラベルプリンタは、台紙レスラベル用紙を切断後、次の印字のために、回転駆動部により、プラテンローラ及び逆送りのためのローラである回転ローラを逆回転させて、台紙レスラベル用紙を紙送り方向(繰り出し方向)に対して反対方向に移動するバックフィードを行って、台紙レスラベル用紙の先端(切断端面)をサーマルヘッドである印字部付近まで移動させ、その状態で待機する制御を行う。
特開2016-032925号公報
しかしながら、特許文献1のラベルプリンタは、一対の回転ローラを有し、台紙レスラベル用紙を挟持してバックフィードを行っており、一対のローラ同士が、常に押圧しあいニップ圧が掛かる状態にあり、押圧されている部分が凹んだ状態に変形してしまう虞があった。
このように、ローラがへこんだ状態に変形すると、一対のローラは、台紙レスラベル用紙を挟持する力が減少してしまい、台紙レスラベル用紙を確実に搬送することができず、正しく印字できない虞があった。
本発明は、上記問題点に鑑みて、台紙レスラベル用紙を確実に搬送することができ、正しい印字を行うことが可能なラベル発行装置(ライナレスラベルプリンタ)の提供を目的とする。
本発明のラベル発行装置は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
一方が印字面で他方が粘着面からなる台紙レスラベル用紙を搬送し、サーマルヘッドとプラテンローラとからなる印字部で前記印字面に印字を施し、前記印字された台紙レスラベル用紙を枚葉状にしてラベルを発行するラベル発行装置において、前記台紙レスラベル用紙の搬送を補助する第1搬送補助部と、前記第1搬送補助部と対向し近接する位置に第2搬送補助部と、を有し、前記第1搬送補助部と前記第2搬送補助部との間に前記台紙レスラベル用紙を通紙させることで前記第1搬送補助部の外周面に沿って前記粘着面を自着させ、前記第1搬送補助部の駆動に伴い前記自着した粘着面の粘着力で前記台紙レスラベル用紙を搬送方向と対向する下流側から上流へと搬送させ、前記第2搬送補助部は、前記台紙レスラベル用紙の搬送方向と直交し前記第1搬送補助部を跨ぐ両方あるいは一方において前記台紙レスラベル用紙を前記第1搬送補助部の外周面に沿って湾曲させる位置に組み付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、台紙レスラベル用紙を確実に搬送でき、正しい印字を行うことができるラベル発行装置(ライナレスラベルプリンタ)を提供することができる。
本発明の実施形態に係るラベル発行装置(ライナレスラベルプリンタ)の一例を示す概念図である。 ラベル発行装置の電気的構成の一例を示す図である。 ラベル発行装置の一例を示す概略斜視図である。 カバー体(上カバー部)が開状態の台紙レスラベル発行装置の一例を示す概略俯瞰図である。 ラベル発行装置(ライナレスラベルプリンタ)の一例を示す概念図である。 ラベル発行装置の第2搬送補助部の一例を示す図、(a)は底面図、(b)は(a)のA-A線に沿った断面の一例を示す図、(c)は斜視図である。 ラベル発行装置の2つのローラを有する第2搬送補助部の一例を示す図、(a)は底面図、(b)は(a)のA-A線に沿った断面の一例を示す図、(c)は斜視図である。 ラベル発行装置のローラと突部を有する第2搬送補助部の一例を示す図、(a)は底面図、(b)は(a)のA-A線に沿った断面の一例を示す図である。 ラベル発行装置のローラと複数の突部を有する第2搬送補助部の一例を示す図、(a)は底面図、(b)は(a)のA-A線に沿った断面の一例を示す図、(c)は斜視図である。 ラベル発行装置の複数の突部を有する第2搬送補助部の一例を示す図、(a)は底面図、(b)は(a)のA-A線に沿った断面の一例を示す図。
本発明の実施形態に係るラベル発行装置は、一方が印字面で他方が粘着面からなる台紙レスラベル用紙を搬送し、サーマルヘッドとプラテンローラとからなる印字部で前記印字面に印字を施し、前記印字された台紙レスラベル用紙を枚葉状にしてラベルを発行する。このラベル発行装置は、台紙レスラベル用紙の搬送を補助する第1搬送補助部を有し、第1搬送補助部の外周面に前記粘着面を自着させ、前記第1搬送補助部の駆動に伴い前記自着した粘着面の粘着力で前記台紙レスラベル用紙を搬送方向と対向する下流側から上流へと搬送(バックフィード)させる。
以下、本発明に係るラベル発行装置(ライナレスラベルプリンタ)の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。なお、実施の形態を説明する図面では、原則として同一の構成要素に同一の符号を付し繰り返しの説明は省略する。
図1~図4に示すように、ラベル発行装置としての台紙レスラベル発行装置1は、例えば、持ち運び可能な卓上型のラベル発行装置である。台紙レスラベル発行装置1は、開口部2aを有するケース2(本体部)と、ケース2の開口部2aを開閉するカバー体3とを有する。
本実施の形態の台紙レスラベル発行装置1は、小型で持ち運んで携帯が可能な大きさの印刷装置である。台紙レスラベル発行装置1は、例えば、店舗で販売する商品の値引きのための情報の2次元シンボル(2次元コード)やバーコード、商品情報等が印刷されたラベルや、商品に貼り付けるための価格を示す2次元シンボル(2次元コード)やバーコード、商品情報等を示すラベルを発行する。
また、台紙レスラベル発行装置1は、台紙無しのライナレスラベルを発行するが、台紙付きのラベルを発行可能に構成されていてもよい。
台紙付きのラベルと台紙無しのライナレスラベルとは、ケース2(本体部)にラベルロールを収容するときのラベル用紙の通し方(設置の仕方)が異なる。台紙レスラベル発行装置1は、ケース2(本体部)にプレート板90と共に組み付けられたセンサ(91、92)を有しており、ケース2(本体部)に収容されるラベル用紙の通し方(設置の仕方)を検知して、収容するラベルの方式(例えば台紙レスラベル用紙の他に台紙付きラベル用紙も使用できるスペックが組み込まれている場合)に応じてオペレータに所定の操作メッセージの報知や印刷制御を行うことができる。例えば、反射型センサあるいは透過型センサでどちらのラベル用紙がセットされたかを判断し、操作メッセージを報知したり印字制御を行ったりする。また、通紙部131側に切断された枚葉状のラベルの有り無を検出する図示していないセンサを設けても良い。このラベル有り無しセンサを設けることによってラベルの自動連続発行を行うことができる。例えば、同一のラベルを複数枚発行する場合においてラベル有り無しセンサでラベル無を検出した場合、ラベルが取り除かれたとは判断し次のラベルを自動発行するようにしてもよい。これにより効率の良いラベル貼付とラベル発行を行うことができるので作業効率をアップさせることができる。また、センサ(91、92)とラベル有り無しセンサとを組み合わせることによりラベル発行時のジャム(ラベル詰まり)を判断しオペレータにラベル詰まりを報知することができる。例えば、センサ(91、92)でラベルを検出しラベル有り無しセンサでラベル無を検出した場合は発行口までの間でラベルがジャム(ラベル詰まり)をしていると判断できる。これによりオペレータにいち早く報知を行いエラー(トラブル)の対処をスムーズに行うことができる。また、ケース2(本体部)に設けられたプレート板90は、ラベル用紙の搬送及びバックフィード時に装置内部にラベル用紙を巻き込んでしまう、あるいは第1搬送補助部の駆動回転時に台紙レスラベルを当該第1搬送補助部に巻き付くことを防止することも兼ねている。このプレート板90があることによってラベル用紙の搬送トラブル(エラー)を軽減させることができる。
ケース2内には、ロール紙収容部4が設けられ、そのロール紙収容部4に台紙レスラベルロール5がセットされる。また、台紙レスラベル発行装置1は、ケース2内において、台紙レスラベルロール5から繰り出された台紙レスラベル用紙6の繰り出し方向(搬送方向)下流側の位置に、印字部19(印字ヘッド19a,プラテンローラ19b)と、印字された台紙レスラベル用紙をせん断により所定長さに切断する一対の刃体からなる切断手段20(可動刃20a,固定刃20b)を有する。
カバー体3は、回動軸2bを中心に上下に回動して、ケース2の開口部2aを開閉可能に構成されている。
なお、本実施形態では、台紙レスラベル用紙6は、一方の面(裏面6b)に粘着面(粘着層)、他方の面(表面6a)に印字面を有する。
また、台紙レスラベル発行装置1は、切断手段20よりも台紙レスラベル用紙の搬送方向上流側に、オイル含浸体22(オイル塗布手段)を取り付けた支持アーム23が回動可能に設けられている。支持アーム23は、押圧手段としてのオイル塗布操作子7(SS3)を有する。例えば、操作者等がオイル塗布操作子7(SS3)をオイル塗布方向へ操作する場合、オイル含浸体22は、切断手段20(刃体)の可動刃20aに当接して、オイルを切断手段20(刃体)に塗布する。
そして、付勢手段による付勢力または操作者等により、オイル塗布操作子7がオイル塗布方向に対して逆方向に移動した場合、オイル塗布操作子7と切断手段20とが離間する。支持アーム23の近傍には、オイル塗布手段の作動を検出する検出部105(センサ)が設けられている。
なお、後述するように、台紙レスラベル発行装置1は、操作子(不図示)が操作された場合、カバー体3の開閉動に連係して、支持アーム23が回動するように構成されていてもよい。詳細には、操作子を操作することで、カバー体3が開動して、且つ、支持アーム23が回動して、オイル含浸体22を切断手段20(刃体)の可動刃20aに当接するように構成する。そして、ロール紙収容部4に新しい台紙レスラベルロール5をセットしてカバー体3を閉じると、支持アーム23を切断手段20から離反する方向に移動するように構成している。
上述のような構成の台紙レスラベル発行装置では、ロール紙収容部4にセットした1個の台紙レスラベルロール5を使い切り、新しいロール紙に交換するためにカバー体3を開動する操作子を操作すると、ケース2の上面が開放され、ロール紙収容部4にセットされた台紙レスラベルロール5の交換が可能となり、且つ、切断手段20の可動刃20aにオイルを塗布することができる。
よって、ロール紙(台紙レスラベルロール5)を交換する度に切断手段20の可動刃20aにオイルが塗布される。一つの台紙レスラベルロール5を使い切ることは、刃体が一定の量の台紙レスラベル用紙を切断したことである。つまり、その一定の量の切断毎に確実にオイルが刃体に塗布されるため、オイルの使用量を抑制しつつ、刃体への糊等の付着を防止することができる。
また、図1に示したように、台紙レスラベル発行装置1は、印字部19(印字ヘッド19a,プラテンローラ19b)と、台紙レスラベルロール5が収容されるロール紙収容部4との間に、第1搬送補助部が設けられている。第1搬送補助部は、送りローラ124を有する。第1搬送補助部の送りローラ124は、印字された台紙レスラベル用紙6が切断手段20により切断された後、次の印字のために、台紙レスラベル用紙6をバックフィード方向(紙送り方向(繰り出し方向)に対して反対方向)に移動するバックフィードを行って、台紙レスラベル用紙6の先端(切断端面)を印字部19(印字ヘッド19a,プラテンローラ19b)付近まで移動させる。第1搬送補助部の送りローラ124と対向し近接する位置に第2搬送補助部224が設けられている。第1搬送補助部、第2搬送補助部224の詳細については後述する。
<台紙レスラベル発行装置の電気的構成>
図2に示すように、台紙レスラベル発行装置1は、制御部8(CPU)、フラッシュメモリ9(記憶部)、RAM10(記憶部)、操作部11、表示部12(報知手段)、通信部13、印字制御部14、印字発行部15、カッタ駆動部16、検出部105、及びカウンタ17等を有する。各構成要素は通信線等により接続されている。
制御部8は、フラッシュメモリ9などに記憶されたプログラム(制御プログラム)を実行して、台紙レスラベル発行装置の各構成要素を統括して制御する。
フラッシュメモリ9は、制御プログラムや、制御用データ等を記憶する読み出し専用メモリである。
RAM10は、一時的にデータを呼び出して処理する為のワークエリアを有し、その中に、印字データをドットデータに展開するドット展開エリア、ラベルフォーマットファイルから1つのフォーマットデータを呼び出して記憶する呼出フォーマットエリア、商品データを呼び出して記憶する呼出商品エリア等がある。
また、本実施形態では、RAM10には、ラベル印字のフォーマットを設定するラベルフォーマットファイル、ラベル印字用の各種商品データを設定する商品ファイル等を記憶しており、電源オフ時も商品ファイルやフォーマットファイルを保持するようにバッテリでバックアップしている。
操作部11は、台紙レスラベル発行装置の操作を行うための入力装置である。例えば、操作部11としては、表示部12と一体に構成するタッチパネルを採用してもよい。
表示部12は、各種のメニュー画面やデータを表示するディスプレイである。表示部12は、制御部8の制御により、台紙レスラベル発行装置に関する表示を行う。また、表示部12(報知手段)は、制御部8の制御により、カウンタ17(計数記憶手段)により計数する切断回数が所定値を超える場合、刃体にオイルを塗布するように報知する処理、例えば、カッタオイル塗布メッセージを表示する処理を行う。
通信部13は、制御部8の制御により、ホストコンピュータ等とデータ通信を行う。印字制御部14は、制御部8の制御により、印字発行部15の動作を制御する。印字発行部15は、ロール紙装着部にセットしたラベルロール(ロール紙)からラベル用紙を引き出し、例えば、商品ファイルから選択した商品の商品情報を印字するように構成している。
印字発行部15は、詳細には、台紙レスラベルロール5の台紙レスラベル用紙6を、印字部19を構成するサーマルヘッド(印字ヘッド19a)とステッピングモータで駆動するプラテンローラ19bとの間で挟んで台紙レスラベル用紙6を引き出すと共に、台紙レスラベル用紙6の表面6a(感熱発色面)を加熱して印字する。なお、印字部19は、インクを台紙レスラベル用紙に塗布することにより印字を行ってもよい。
カッタ駆動部16は、制御部8の指令に基づいて、印字部19よりも搬送方向下流位置に配置されたカッタ等の切断手段20を駆動して、印字後の台紙レスラベル用紙6を切断し、枚葉状の台紙レスラベル(用紙)を発行する。
制御部8は、フラッシュメモリ9やRAM10などの記憶部に記憶している制御プログラムを実行して、本発明に係る機能をコンピュータとしての台紙レスラベル発行装置を制御する。
<台紙レスラベル発行装置1の一実施形態>
図3に示すように、台紙レスラベル発行装置1は、カバー体3の上側に、この台紙レスラベル発行装置1をユーザが操作するための操作部11、及び、ユーザに種々の情報を表示するための表示部12を有する。図3、図4に示すように、台紙レスラベル発行装置1のケース2(本体部)には、カバー体3が開閉自在に設けられている。
図4に示すように、ケース2の側面には、係合爪127の近傍に、この係合爪127を回動して、係合軸113,114との係合を解除する操作を行うための係合解除操作子SS1(第2の操作子)を有する。
また、ケース2の側面には、切断手段20の近傍に、カッタ部31(切断手段20)のカッタの刃にオイルを塗布する操作を行うためのオイル塗布操作子SS3(第1の操作子)を有する。更に、この台紙レスラベル発行装置1は、ユーザが持ち運ぶ際に把持する取手HLを設ける。なお、係合解除操作子SS1は、ケース2の図示と反対側にも設けてもよい。
台紙レスラベル発行装置1は、カバー体3がケース2の上部に設けられており、ケース2の前面部には、印刷後の台紙レスラベル用紙(図示略)を切断して枚葉状の台紙レスラベルを形成するための切断手段20としてのカッタ部31を有する。
カッタ部31は、その下端部をケース2に回動自在に取り付けて、台紙レスラベルを外部に出すための通紙部131(ラベル発行口)、カッタの刃(刃体)と、この刃を駆動する駆動機構(図示略)等を収容したカッタ部カバー133、及び、カッタ部カバー133の上端部の両端にそれぞれ係合操作子134,135を有する。
また、カッタ部カバー133の表側には、通紙部131を通過した台紙レスラベル用紙を手操作で切断するためのセレーション部(図示略)が、通紙部131の近傍に設けられている。
また、係合操作子134,135を操作してケース2とカッタ部31との係合を解除し、カッタ部31を用紙搬送方向の下流側(手前側)に倒すと、図示しないオイルカートリッジとそれを収容したカートリッジ収容部とが露出し、オイルカートリッジを交換できるように、台紙レスラベル発行装置が構成されている。
ケース2の内部には、図4に示すように、ロール状に巻かれた感熱紙型の台紙レスラベルロール(図示略)を収容するロール紙収容部4が形成されている。ロール紙収容部4は、台紙レスラベルロール(図示略)を保持するためのラベル保持部122,123を有する。
また、図1、図4に示すように、ロール紙収容部4に収容された台紙レスラベルロール5から繰り出された台紙レスラベル用紙6がプラテンローラ19bや印字ヘッド19aへ至る経路の途中に、送りローラ124が設けられている。詳細には、ロール紙収容部4に収容された台紙レスラベルロール5と、プラテンローラ19bの間に送りローラ124が設けられている。この送りローラ124は、印字、切断後の台紙レスラベル用紙6をバックフィードする際に機能する。第1搬送補助部としての送りローラ124は、第2搬送補助部224と共に台紙レスラベル用紙をバックフィードする。
台紙レスラベル用紙6を引き出す経路の途中に、送りローラ124よりもカッタ部31側で、印字ヘッド19aの印刷位置で台紙レスラベルを平坦に保持するためのプラテンローラ19b、及び、カバー体3を係合するための係合爪127が設けられている。また、ケース2には、送りローラ124の駆動機構、及びプラテンローラ19bの駆動機構が設けられている(不図示)。また、ケース2には、送りローラ124やプラテンローラ19bを駆動するための駆動モータなどの駆動部(不図示)が設けられており、駆動部は制御部8により駆動制御される。また、送りローラ124にはワンウェイクラッチが設けられており、バックフィード時にのみ、駆動モータなどの駆動部からの力がワンウェイクラッチを介して送りローラ124に伝達され、送りローラ124が、切断後の台紙レスラベル用紙をバックフィード方向(搬送方向に対して逆方向)へ移動させる。また、送りローラ124にはワンウェイクラッチが設けられており、バックフィード以外の印字時などでは、駆動モータからの力が送りローラ124に伝達されず、送りローラ124が空転するように構成されている。
本実施形態では、図1、図4に示すように、カバー体3の下側(ロール紙収容部4と対向する面側)には、送りローラ124に従動する第2搬送補助部224であるローラ224a,224b(補助ローラ)が設けられている。また、カバー体3の下側には、台紙レスラベル用紙6に印刷情報を印刷するためのライン状のサーマルヘッド112等の印字ヘッド19aが設けられている。
また、カバー体3の下側には、係合軸113,114が設けられている。台紙レスラベル発行装置1は、カバー体3に設けられている係合軸113,114と、ケース2に設けられている係合爪127が係合することで、ケース2にカバー体3が閉状態に固定されるように構成されている。なお、第2搬送補助部224であるローラ224a,224b(補助ローラ)は、第1搬送補助部を跨いだ両方に設けるのが好ましいが、台紙レスラベル用紙を第1搬送補助部の外周面に沿って湾曲させて自着させることができれば何れか一方であってもよい。なお、第1搬送補助部を跨いだ一方に第2搬送補助部を設ける場合は台紙レスラベル用紙の搬送方向下流側に設けるのが好ましい(ローラ224a)。このように一方に第2搬送補助部を配置する方式を採用したとしても、第1搬送補助部の下流側外周面に沿って台紙レスラベル用紙の粘着面を湾曲させて自着させることができるので、第1搬送補助部を駆動して台紙レスラベル用紙をバックフィードさせる時において第1搬送補助部に自着する粘着面の面積が多くなるため、部品点数を少なくしても台紙レスラベル用紙を安定してバックフィードさせることができ経済的であり且つ正しい印字を行うことができるという効果を奏する。
図5、図6に示す第2搬送補助部224(224a,224b等)は、カバー体3に着脱自在に設けられている。詳細には、補助部材324は、板状の本体部325に複数の第2搬送補助部224を有し、カバー体3に着脱自在に設けられている。
第2搬送補助部224は、例えば、合成樹脂製のローラ224a,224bがシャフト225a,225bにより本体部325に回転自在に軸支されている。第2搬送補助部224のローラ224a,224bは、送りローラ124を挟んだ位置に配置されている。また、第2搬送補助部224のローラ224a,224bの最下端部224ad,224bdが、送りローラ124の最上部124tよりも低い位置に配置されている。
なお、第2搬送補助部224のローラ224aとローラ224bとの送りローラ124に対する位置は、同一であってもよいが、異ならせても良い。例えば、台紙レスラベル用紙6の搬送方向の上流側に位置するローラ224bは、台紙レスラベル用紙6の搬送方向の下流側に位置するローラ224aよりも高い位置に配置しても良い。
言い換えると、台紙レスラベル用紙6の搬送方向の上流側に位置するローラ224bは、台紙レスラベル用紙6の搬送方向の下流側に位置するローラ224aよりも送りローラ124から遠い距離を有するように配置しても良い。
つまり、台紙レスラベル用紙6の搬送方向の上流側に位置するローラ224bは、送りローラ124との間隔を多く設定して配置しても良い。台紙レスラベル用紙6の搬送方向の上流側に位置するローラ224bは、送りローラ124との間隔を多く設定すると、バックフィードのときに台紙レスラベル用紙6が尺取状になることを防止するので、印刷精度の低下を防止することができる。
シャフト225aは、本体部325(プレート)に設けられた挿通部(不図示)に挿通状態でローラ224aが軸支される。図6に示したローラ224b(補助ローラ)のシャフト225bは、本体部325(プレート)の支持部325sにより軸支されている。
シャフト225a,225bは棒状の部材でも良く、ばね状の部材で形成してローラ224aを軸支しても良い。シャフト225a,225bとしてばね状の部材(弾性部材)を採用した場合、シャフト225a,225bを本体部325(プレート)の挿通部(不図示)に挿通する作業が簡易である。また、シャフト225a,225bとしてばね状の部材(弾性部材)を採用した場合、シャフト225a,225bは、ローラ224a,224bの寸法誤差や取付誤差を吸収することができる。
また、本体部325(プレート)は、ローラ224aが設けられたシャフト225aを例えば、本体部325の裏面側から表面側に押圧(付勢)する弾性部材としてのばね板399を有する。第2搬送補助部224のローラ224a(補助ローラ)は、ばね板399の押圧により、送りローラ124に対して適切な間隔を維持できるように構成されており、この構成によって台紙レスラベル用紙の粘着面を第1搬送補助部の送りローラ124の表面に自着させることができる。
また、台紙レスラベル用紙を検出するための光センサ(不図示)による光が透過する透光部325hが、本体部325(プレート)の略中央部に設けられている。
また、本体部325(プレート)は、その先端部325a(搬送方向下流側の先端部)がプラテンローラ19b付近まで延出した形状に形成されている。
また、送りローラ124や第2搬送補助部224は、台紙レスラベル用紙6の幅以上の幅を有する。
台紙レスラベル発行装置の第2搬送補助部は、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図7に示した第2搬送補助部224B(224)は、補助部材324の本体部325(プレート)の搬送方向の上流側にローラ224bがシャフト225bにより軸支されており、それよりも搬送方向の下流側に第2搬送補助部224Bのローラ224aがシャフト225aにより軸支されている。また、シャフト225bは、本体部325(プレート)の支持部325saにより軸支されている。
図7に示したローラ224aは、シャフト225aの両端部、及び中央部に設けられており、その間の部分ではシャフト225aが露出しており、第2搬送補助部224Bが軽量化されている。
例えば、図8に示す第2搬送補助部224C(224)は、図7に示したローラ224aと、図7に示したローラ224bの代わりに、本体部325(プレート)から下方へ突出した突部328とを有する。その突部328の先端部(最下端部)の高さは、本体部325(プレート)に設けられたローラ224aの最下端部の高さと略同一である。
例えば、図9に示す第2搬送補助部224D(224)は、本体部325(プレート)の略中央部に設けられた、ローラ224a(図8を参照)よりも大きい外径のローラ224dと、ローラ224dの両端部側の位置に、本体部325(プレート)から下方へ突出した突部329,329と、搬送方向上流側の位置に、本体部325(プレート)から下方へ突出した突部328とを有する。
また、本体部325(プレート)は、ローラ224dが設けられたシャフト225dを送りローラ124側に押圧(付勢)する弾性部材としてのばね板399を有する。ローラ224d(補助ローラ)は、ばね板399の押圧により、送りローラ124に対して適切な間隔を維持できるように構成されており、この構成によって台紙レスラベル用紙の粘着面を第1搬送補助部の送りローラ124の表面に確実に自着または仮着させることができる。なお、台紙レスラベル用紙を屈曲(または湾曲)させるように第1搬送補助部と第2搬送補助部との間を通紙できるように適切な間隔(隙間)が維持できるように配置組み付けできる場合は前記ばね板399を特に設けなくてもよいが、しかしながら、第1搬送補助部や第2搬送補助部の組み付け(取付)誤差や寸法誤差等によって適切な間隔(隙間)が設けられない場合が想定できるため、組み付け誤差や作業ムラ等を吸収し、台紙レスラベル用紙の粘着面を確実に第1搬送補助部の外周面の一部分に自着または仮着させるためにも前記ばね板399を設けるのが好ましい。
すなわち、図9に示した第2搬送補助部224D(224)は、ローラ224dによって台紙レスラベル用紙の印字面である表面6aを送りローラに押圧することにより台紙レスラベル用紙を第1搬送補助部の外周面に沿って屈曲(または湾曲)させる機能と、突部329,329,328によって屈曲(または湾曲)させることによって台紙レスラベル用紙の粘着面を送りローラの外周面の一部分に対して曲面状に接するようにガイドする機能とを有する。この構造によって、台紙レスラベル用紙の粘着面を第1搬送補助部の外周面の一部分に自着または仮着させることができ、第1搬送補助部の駆動に伴い、自着または仮着させた台紙レスラベル用紙の粘着面の粘着力で台紙レスラベル用紙自身が搬送されることになる。
例えば、図10に示す第2搬送補助部224E(224)は、図7に示したローラ224bの代わりに、本体部325(プレート)の略中央部から下方へ突出した幅広の突部329Lと、搬送方向上流側の位置に、本体部325(プレート)から下方へ突出した突部328とを有する。第2搬送補助部224E(224)の突部329Lと突部328は、台紙レスラベルロール5の印刷面である表面6aに摺接して台紙レスラベル用紙を第1搬送補助部の外周面に沿って屈曲(または湾曲)するように押さえ、簡単な構造で、台紙レスラベル用紙の粘着面を第1搬送補助部の送りローラ124の外周面の一部分に対して曲面状に接するようにガイドすることができる。この構造によって、台紙レスラベル用紙の粘着面を第1搬送補助部の外周面の一部分に自着または仮着させることができる。
第2搬送補助部は、シャフトのみで構成しても良いし、あるいは、シャフトとローラの組み合わせにより構成しても良いし、あるいは、ローラのみで構成しても良いし、それらの組み合わせで適宜構成されていてもよい。何れの構成を採用した場合であっても、台紙レスラベル用紙の印刷面である表面6aを摺接または押圧する機能によって台紙レスラベル用紙を第1搬送補助部の外周面に沿って屈曲(または湾曲)させることができ、且つ、台紙レスラベル用紙の粘着面を第1搬送補助部の外周面の一部分に自着または仮着させることができる最適な構成となればよい。
また、ローラ224aは、台紙レスラベル用紙6を搬送するために十分な幅で形成してもよいし、台紙レスラベル用紙6の幅より幅広の寸法で形成しても良い。ローラ224aは、台紙レスラベル用紙6の幅より幅広である場合、台紙レスラベル用紙6の印刷面である表面6aを確実に押さえることができる。何れにしろ、台紙レスラベル用紙6の幅内で確実に表面6aを摺接または押圧し、且つ台紙レスラベル用紙6を屈曲(または湾曲)させる位置にローラ224aが組み付けられていればよい。従って、ローラ224aの数や大きさ(長さや太さ)は問わない。なお、第2搬送補助部の各種変形例を説明したが、何れの場合においても第1搬送補助部を跨いだ両方に設けるのが好ましいが、台紙レスラベル用紙を第1搬送補助部の外周面に沿って湾曲させて自着させることができれば何れか一方に設ける方式であってもよい。なお、第1搬送補助部を跨いだ一方に第2搬送補助部を設ける場合は台紙レスラベル用紙の搬送方向下流側に設けるのが好ましくその効果は前述の通りである。
次に、台紙レスラベルロール5を搬送し、台紙レスラベルを発行する台紙レスラベル発行装置1の動作の一例を説明する。
操作者は、台紙レスラベル発行装置1の操作部11等を操作して、発行するラベルの種類や枚数等を設定する。
台紙レスラベル発行装置1は、例えば、指定があるラベルを同一の内容で2枚発行する。同一ラベルを2枚発行する理由は、店舗においての値引きのラベルが、通常、商品の元のバーコードに重ねて貼る(上貼り)運用に対応するためである。
この理由は、商品のバーコードの位置や陳列状態によっては、値引きのバーコードが顧客に見えないため、値引きによる十分な販促効果を得ることができない。値引きの販促効果を十分にするため、バーコードに上貼りするラベルと別に同一の内容のラベルを1枚発行して顧客が認知し易い場所に貼り付ける。
また、台紙レスラベル発行装置1(印刷装置)は、設定を変更して、指定があるラベルを1枚、または同一のラベルを複数発行できる。
操作者からの、ラベル発行指示があると、台紙レスラベル発行装置1は、プラテンローラ19bを図示しない駆動機構のモータ等の動力により回転して、プラテンローラ19bの摩擦力により台紙レスラベル用紙6を搬送する。
第1搬送補助部の送りローラ124は、ラベル発行後に、次のラベルを印刷するためにプラテンローラ19bを逆回転して台紙レスラベルロール5をケース2内に引き戻す(バックフィードする)場合に、図示しない駆動機構の駆動力をワンウェイクラッチ機構(不図示)によりプラテンローラ19bの回転に連動して、逆回転する。
また、第1搬送補助部の送りローラ124は、プラテンローラ19bが正回転して台紙レスラベル用紙6を通紙部131へ送り出すときには、プラテンローラ19b(主回転体)に連動しないように構成されている。
ケース側に送りローラ124が配置されており、第2搬送補助部224がカバー体3側に配置されている。
また、第2搬送補助部224は、台紙レスラベルロール5の搬送方向に対して送りローラ124の回転軸の回転中心を台紙レスラベルロール5側と通紙部131に、送りローラ124(第1搬送補助部)と接触しない複数の位置に配置されている。本実施形態においての第2搬送補助部224は、送りローラ124を挟んだ位置に配置している。
言い換えると、送りローラ124と第2搬送補助部224との間に間隙を設ける場合は、送りローラ124と第2搬送補助部224との間隙が0.1mm~0.3mm程度であることが好ましい。このため、台紙レスラベル用紙6は、ケース2をカバー体3が覆う状態のとき、送りローラ124と第2搬送補助部224が形成する間を通って送り出され、バックフィードする。このとき、台紙レスラベル用紙6の印刷面である表面6aは第2搬送補助部224に当接し屈曲(または湾曲)状態で案内される。
また、台紙レスラベル用紙6の接着面を有する裏面6bは、送りローラ124に当接して案内される。言い換えると、台紙レスラベル用紙6の接着面を有する裏面6bは、第2搬送補助部224が台紙レスラベル用紙6の印刷面である表面6aと当接することで、送りローラ124に沿って屈曲(または湾曲)し接着するよう押圧され、台紙レスラベルロール5は、送りローラ124に接着する(自着または仮着した)状態で案内される。
このため、送りローラ124と第2搬送補助部224とが接触しない配置をしていても、台紙レスラベルロール5の接着面である裏面6bが送りローラ124に沿った状態で接着(自着または仮着)する状態となるので、台紙レスラベル用紙をバックフィードするときも、台紙レスラベル用紙の粘着面の粘着力で送りローラ124をグリップした状態で確実に台紙レスラベル用紙を上流側へ搬送できる。
また、送りローラ124と第2搬送補助部224とが接触しない配置をしている。このため、送りローラ124と第2搬送補助部224とが接触しての変形を防止でき、送りローラ124の長期間の使用が可能となる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係るラベル発行装置(台紙レスラベル発行装置等)は、一方が印字面(表面6a)で、他方が粘着面(裏面6b)からなる台紙レスラベル用紙6を搬送し、サーマルヘッド112(印字ヘッド19a)とプラテンローラ19bとからなる印字部19で印字面(表面6a)に印字を施し、印字された台紙レスラベル用紙6を枚葉状にしてラベルを発行する。このラベル発行装置は、台紙レスラベル用紙6の搬送を補助する第1搬送補助部(送りローラ124)と、第1搬送補助部(送りローラ124)と対向し近接する位置に第2搬送補助部224とを有し、第1搬送補助部(送りローラ124)と第2搬送補助部224との間に台紙レスラベル用紙6を通紙させることで第1搬送補助部(送りローラ124)の外周面に沿って粘着面(裏面6b)を自着させ、第1搬送補助部(送りローラ124)の駆動に伴い前記自着した粘着面の粘着力で前記台紙レスラベル用紙6を搬送方向と対向する下流側から上流へと搬送させる。
すなわち、簡単な構成で、台紙レスラベル用紙6を確実にバックフィードすることができ、バックフィード動作の信頼性を高めて正しい印字が可能なラベル発行装置(台紙レスラベル発行装置)を提供することができる。
また、詳細には、第1搬送補助部の送りローラ124と、第2搬送補助部224との間を通る台紙レスラベル用紙6の裏面6bの粘着面を、送りローラ124の外周面の一部分に対して接した状態で、バックフィードするように構成されている。送りローラ124の外周面と台紙レスラベル用紙6の粘着面との摩擦力が大きいので、例えば送りローラ124の一部分を局所的に押圧して変形させることなく、台紙レスラベル用紙6を確実にバックフィードすることができ、バックフィード動作の信頼性を高めて正しい印字が可能な台紙レスラベル発行装置(ライナレスラベルプリンタ)を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置(台紙レスラベル発行装置等)は、第1搬送補助部(送りローラ124)と対向し近接する位置に第2搬送補助部224が配置されている。ラベル発行装置は、台紙レスラベル用紙6を第1搬送補助部(送りローラ124)と第2搬送補助部224との間を通紙させることで、第1搬送補助部(送りローラ124)の外周面に沿って台紙レスラベル用紙6の粘着面を自着させる。すなわち、簡単な構成で、台紙レスラベル用紙6を第2搬送補助部224と第1搬送補助部(送りローラ124)とにより確実にバックフィードすることができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置の第2搬送補助部224は、ラベル用紙の印字面に接する突部(328,329,329L等)、または、印字面に接し軸支回転するローラ(224a,224b,224d等)の何れかであることが好ましい。すなわち、簡単な構成で、第2搬送補助部224を実現することができる。
また、本実施形態では、第2搬送補助部224は、台紙レスラベル用紙6の幅内に設けられている。簡単な構成で、第2搬送補助部224と第1搬送補助部の送りローラ124により、低抵抗で、ラベル用紙を確実に搬送することができる。
または、上述したように、本発明の実施形態に係るラベル発行装置は、制御部8の制御に応じて、プラテンローラ19bの駆動により台紙レスラベル用紙6を搬送方向である上流側から下流へと搬送する。また、ラベル発行装置は、制御部8の制御に応じて、ラベル用紙を切断後、第1搬送補助部の駆動により台紙レスラベル用紙6を搬送方向と対向する下流側から上流へと搬送(バックフィード)する。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置の第2搬送補助部224は、台紙レスラベル用紙6の搬送方向と直交し第1搬送補助部(送りローラ124)を跨ぐ両方あるいは一方において台紙レスラベル用紙6を第1搬送補助部(送りローラ124)の外周面に沿って湾曲させる位置に組み付けられている。すなわち、第1搬送補助部(送りローラ124)と第2搬送補助部224の簡単な構成により、台紙レスラベル用紙6を確実にバックフィードすることができ、バックフィード動作の信頼性を高めて正しい印字が可能なラベル発行装置(台紙レスラベル発行装置)を提供することができる。
また、ラベル発行装置は、本体部(ケース2)と該本体部(ケース2)に対して開閉可能な蓋部(カバー体3)とからなる。第2搬送補助部224が蓋部(カバー体3)に設けられている。詳細には、蓋部(カバー体3)には、プラテンローラ19bと対応する位置にサーマルヘッド112が組み付けられている。また、プラテンローラ19bと第1搬送補助部の送りローラ124は、本体部に組み付けられている。第1搬送補助部の送りローラ124と対応する位置に第2搬送補助部224が組み付けられている。このため、蓋部が開閉可能なラベル発行装置において、簡単な構成で、上記第1搬送補助部の送りローラ124と、第2搬送補助部224を実現することができる。
詳細には、本体部に対して、開閉可能な蓋部(カバー体3)に第2搬送補助部が設けられ、本体部側に送りローラが設けられている場合、台紙レスラベル用紙を引き出した状態で蓋部(カバー体3)を閉じるだけで、第1搬送補助部の送りローラと、第2搬送補助部との間を通過するように台紙レスラベル用紙を簡単に設置することができる。
なお、第1搬送補助部の送りローラと第2搬送補助部との素材は同一の素材が好ましいが異種の素材で形成しても良い。
また、台紙レスラベル用紙は、送りローラに対して接触しない間隙を有して配置された第2搬送補助部との間を台紙レスラベル用紙が通過するとき、台紙レスラベル用紙の粘着面が送りローラに貼り付く。このため、台紙レスラベル用紙の粘着面が送りローラの外周にしっかり貼り付くので、台紙レスラベル用紙のバックフィードの信頼性が高まる。また、ラベルが尺取状に折曲しないので、印刷精度の低下を防止することができる。
また、第2搬送補助部は、回転して台紙レスラベル用紙を案内可能なローラであっても良い。第2搬送補助部が回転可能なローラの場合、サブプラテンの回転に追随して補助部も回転できるので、台紙レスラベル用紙のバックフィードが円滑になり、台紙レスラベル用紙がスリップせず、また、部分的に折曲することなく台紙レスラベル用紙のバックフィードの信頼性が高まる。
また、回転して台紙レスラベル用紙を案内可能なローラは、弾性を有する軸を回転する。このため、第2搬送補助部は、送りローラと適切な間隔を維持できる。
1…台紙レスラベル発行装置(ライナレスラベルプリンタ)
2…ケース
3…カバー体(蓋部)
5…台紙レスラベルロール
6…台紙レスラベル用紙
19…印字部
19b…プラテンローラ
20…切断手段
112…サーマルヘッド
124…送りローラ(第1搬送補助部)
224…第2搬送補助部
224a…ローラ
224b…ローラ
324…補助部材
328,329,329L…突部

Claims (5)

  1. 一方が印字面で他方が粘着面からなる台紙レスラベル用紙を搬送し、サーマルヘッドとプラテンローラとからなる印字部で前記印字面に印字を施し、前記印字された台紙レスラベル用紙を枚葉状にしてラベルを発行するラベル発行装置において、
    前記台紙レスラベル用紙の搬送を補助する第1搬送補助部と、
    前記第1搬送補助部と対向し近接する位置に第2搬送補助部と、を有し、
    前記第1搬送補助部と前記第2搬送補助部との間に前記台紙レスラベル用紙を通紙させることで前記第1搬送補助部の外周面に沿って前記粘着面を自着させ、前記第1搬送補助部の駆動に伴い前記自着した粘着面の粘着力で前記台紙レスラベル用紙を搬送方向と対向する下流側から上流へと搬送させ
    前記第2搬送補助部は、前記台紙レスラベル用紙の搬送方向と直交し前記第1搬送補助部を跨ぐ両方あるいは一方において前記台紙レスラベル用紙を前記第1搬送補助部の外周面に沿って湾曲させる位置に組み付けられている
    ことを特徴とするラベル発行装置。
  2. 前記第2搬送補助部は、前記印字面に接する突部、または、前記印字面に接し軸支回転するローラの何れかであることを特徴とする請求項1に記載のラベル発行装置。
  3. 前記第2搬送補助部は、前記台紙レスラベル用紙の幅内に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラベル発行装置。
  4. ラベル発行装置は本体部と該本体部に対して開閉可能な蓋部とからなり、
    前記第2搬送補助部が前記蓋部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載のラベル発行装置。
  5. 前記プラテンローラの駆動により前記台紙レスラベル用紙を搬送方向である上流側から下流へと搬送し、前記第1搬送補助部の駆動により前記台紙レスラベル用紙を搬送方向と対向する下流側から上流へと搬送する
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載のラベル発行装置。
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