JP6701633B2 - カッター装置及びカッター装置を備えた用紙発行装置 - Google Patents

カッター装置及びカッター装置を備えた用紙発行装置 Download PDF

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Description

本発明は、印刷を施した帯状の用紙を切断するカッター装置、及び、該カッター装置を備えた用紙発行装置に関する。
ロール状に巻回された帯状の用紙に対して、印刷を施し、その後用紙をカッター手段により切断してラベルを発行するプリンタ装置は知られており、そのようなプリンタ装置において、カッター手段にエラーが生じたときには、カッター手段のカッター刃を初期位置に戻す処理を行うプリンタ装置は知られていた。(特許文献1)
特開2013−71227号公報
近年、ゴミの排出を減らすことを一つの目的として、台紙のないラベル用紙、いわゆるライナレスラベルが開発され、普及している。このようなライナレスラベルに印刷を施し、切断してラベルを発行する用紙発行(プリンタ)装置においては、用紙に台紙が存在しないことから、ラベルを切断するカッター装置のカッター刃にラベル裏面の糊が付着することがさけられず、オペレータが、カッター装置のカバー体を開けて、カッター刃に付着した糊を直接クリーニングペン等で清掃する必要があった。このとき、オペレータは、カッター刃を清掃しやすい状態となるように手動で上下移動させて清掃を行い、清掃が終了すると再び手動によりカッター刃を元の位置に戻してカバー体を閉じていた。しかしながら、カッター刃を手動で移動させるだけでは正確な初期位置の戻すことはできず、また、戻し忘れ等でカッター刃が切断位置に露出した状態のままカバー体が閉じられる場合がある。
この状態で用紙発行(プリンタ)装置を作動させると、用紙が切断位置に搬送されたときに用紙の先端が露出したカッター刃に当接してしまい、カッター装置内で用紙詰まりを発生させるという問題が生じる可能性があった。
そして、上記先行技術文献の発明は、カッター手段のエラーを検出した場合には、カッター刃を初期状態に復帰させることはできるが、カッター刃が手動で動かされた場合など、エラー状態以外についてのカッター刃の復帰については、何ら考慮されてはおらず、上記問題を解決出来るものではなかった。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであって、カッター装置において、用紙詰まり等のエラー状態が発生した場合のみならず、カッター刃の清掃等通常作業時において生じるカッター刃の移動に対しても、カッター刃の初期位置等への復帰動作を確実に、且つ安全に行うことが出来るカッター装置及びそのカッター装置を備えた用紙発行装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、カッター刃を構成する可動刃及び固定刃と、前記可動刃を前記固定刃に対して近接もしくは離間するように上下駆動させる駆動手段とを有し、前記駆動手段を駆動することにより帯状の用紙を切断するカッター装置において、前記カッター装置は、薄型矩形のケースの内部に収容して形成され、プリンタ装置の下流側側面に隣接して貼付装置が回動支持されると共に、前記貼付装置の上流側側面に隣接して前記ケースが回動支持され、前記ケースの下方位置には、前記用紙の搬送方向に貫通するように貫通口が形成され、前記固定刃の刃先が前記貫通口内の下方側から露出するように固定され、前記貫通口の上方側には、前記可動刃が前記固定刃に対して接離可能に支持されており、前記可動刃の初期位置からの移動を検出する可動刃位置検出手段を備え、前記カッター装置のエラー状態またはメンテナンス状態において、前記駆動手段によって前記可動刃を上端位置付近の初期位置に停止するように制御した後、エラー処理またはメンテナンス作業を行い、その後、前記エラー状態または前記メンテンナス状態が解消された際に、前記可動刃位置検出手段によって前記可動刃の移動が検出された場合、前記可動刃を前記初期位置に復帰させることを特徴とする。
また、本発明は、カッター刃を構成する可動刃及び固定刃と、前記可動刃を前記固定刃に対して近接もしくは離間するように上下駆動させる駆動手段とを有し、前記駆動手段を駆動制御することにより帯状の用紙を切断するカッター装置において、前記カッター装置は、薄型矩形のケースの内部に収容して形成され、プリンタ装置の下流側側面に隣接して貼付装置が回動支持されると共に、前記貼付装置の上流側側面に隣接して前記ケースが回動支持され、前記ケースの下方位置には、前記用紙の搬送方向に貫通するように貫通口が形成され、前記固定刃の刃先が前記貫通口内の下方側から露出するように固定され、前記貫通口の上方側には、前記可動刃が前記固定刃に対して接離可能に支持されており、前記カッター刃を覆うカバー体と、前記可動刃の初期位置からの移動を検出する可動刃位置検出手段と、前記カバー体の開閉を検出する開閉検出手段と、を備え、前記開閉検出手段により、前記カバー体の開が検出されたエラー状態またはメンテナンス状態において、前記駆動手段によって前記可動刃を上端位置付近の初期位置に停止するように制御した後、エラー処理またはメンテナンス作業を行い、その後、前記開閉検出手段が前記カバー体の閉を検出した際に、前記可動刃位置検出手段によって前記可動刃の移動が検出された場合、前記可動刃を前記初期位置に復帰させることを特徴とする。
本発明によれば、カッター装置を覆うカバー体を開閉して作業を行う用紙詰まり等のエラー処理や、定期的なカッター刃の清掃後に、確実且つ安全にカッター刃を初期位置に復帰させることができるので、カッター刃が切断位置に存在する状態のまま用紙が搬送されることが防止でき、カッター刃に対して用紙の先端が当接することなく用紙詰まりの発生を防止できる。
本発明の実施形態に係る用紙発行装置を備えている自動貼りラベルプリンタの正面図である。 本発明の実施形態に係る用紙発行装置の通常作動時の状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は用紙発行装置を構成するプリンタ装置、カッター装置、貼付装置の位置関係を模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る用紙発行装置のメンテナンス時等の状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は用紙発行装置を構成するプリンタ装置、カッター装置、貼付装置の位置関係を模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係るカッター装置を説明する図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。 本発明の実施形態に係る用紙発行装置を備えている自動貼りラベルプリンタの駆動を司る制御系のブロック図である。 本発明の実施形態に係る用紙発行装置の通常作動時の用紙の搬送状態を示す図である。
本発明の実施形態のカッター装置及びそのカッター装置を備える用紙発行装置について、図面を参考に説明する。
(自動貼りラベルプリンタの構成)
本発明の実施形態に係る用紙発行装置は、例えば、図1に示す自動貼りラベルプリンタに採用されている。自動貼りラベルプリンタは、用紙ロールRから繰り出される用紙に対して商品Aに関する情報を印刷してラベルLを作成し、作成されたラベルを自動で商品Aに貼付する装置であって、フレーム等により構成される装置本体の基台F1と、基台F1の後方位置より立ち上がる支柱フレームF2と、基台F1上に配置され、商品Aを図1の矢印X方向に搬送する搬送コンベア等の搬送手段Bと、前記支柱フレームF2によって上方より支持されて商品Aに貼付するラベルLを発行する用紙発行装置Pと、用紙発行装置Pに隣接して配置され、発行されたラベルLを搬送手段B上の商品Aに対して貼付する貼付装置等の付属装置Tと、自動貼りラベルプリンタに対する命令を入力したり、自動貼りラベルプリンタの状況を表示したりする表示操作部Cとを備えている。
なお、図1に示す実施形態の自動貼りラベルプリンタは、搬送手段Bの下面にも用紙発行装置P及び付属装置Tを備えており、商品Aの上下面にラベルLを貼付することができるように構成されている。商品の上下の用紙発行装置P及び付属装置Tは、ラベルLの向き(面)が異なるものの基本的な構成については同一であるので、以下、本発明の実施形態の用紙発行装置Pについて、上側の用紙発行装置Pを用いて説明する。
(用紙発行装置の構成)
図2、3を参考にして、本発明の実施形態の用紙発行装置を説明する。
本実施形態の用紙発行装置Pは、支柱フレームF2に対してブラケット等を介して上下動自在、及び、回動自在に支持されており、用紙に対して印刷を行うプリンタ装置1と、プリンタ装置1に隣接して設けられ、プリンタ装置1によって印刷が施された帯状の用紙を枚葉状に切断してラベルLを作成するカッター装置2とから構成されている。
プリンタ装置1は、支柱フレームF2により支持されるプリンタ機体11に対して、帯状の用紙を巻回してなる用紙ロールRを支持するラベルセット軸12と、用紙ロールRから繰り出される帯状の用紙に対して印刷を施すプリンタユニット13とを配置して構成されており、用紙ロールRから繰り出された帯状の用紙は、プリンタユニット13内に導かれて、矢印に示す方向に搬送される(図2の点線)。
プリンタユニット13の前面には、プリンタユニットに何らかの障害が生じていることを示すエラーランプ13aが配置されており、また、プリンタ機体11のラベルセット軸12の斜め上方位置には、ラベルセット軸12にセットされた用紙ロールRが前面側に外れることを防止するラベル抑え14が配置されている。
そして、プリンタ装置1のプリンタユニット13の用紙搬送方向下流には、プリンタユニット13により印刷が施された帯状の用紙を枚葉状に切断するカッター装置2が隣接して配置されており、パチン錠1bによりプリンタユニット13に留められている。
(貼付装置の構成)
用紙発行装置Pのカッター装置2のさらに下流には付属装置Tとして貼付装置3が配置されており、カッター装置2により切断されて作成された枚葉状のラベルLを搬送手段B上を搬送されてくる商品Aの上面に貼付している。貼付装置3は、枚葉状のラベルLをラベル圧着部材31により吸引保持し、貼付装置駆動手段32によりラベルLを保持したラベル圧着部材31を搬送手段B上を搬送されてくる商品Aの上面に押しつけることにより、商品AにラベルLを貼付している。
以上のプリンタ装置1、カッター装置2及び貼付装置3は、図2(b)に示すように、プリンタ装置1に対して、貼付装置3が第1ヒンジ41により回動自在に支持されており、貼付装置3に対して、カッター装置2が第2ヒンジ42により回動自在に支持されている。
したがって、カッター装置2に固定されているパチン錠1bを開放して、図3(b)に示すように、貼付装置3を第1ヒンジ41を中心として回動することにより、カッター装置2の上流側面を露出することができる。
また、貼付装置3に対してカッター装置2を第2ヒンジ42を中心として回動することで、カッター装置2の下流側面を露出することができ、カッター装置2の清掃等メンテナンス作業を容易に行うことができる。
なお、通常作動状態においては、貼付装置3は、カッター装置2を保護しているので、カッター装置2のカバー体としての機能を果たしている。そして、プリンタ装置1の貼付装置3に対向する側面には、カバー体(貼付装置)3の開閉状態を検出するカバー体開閉検出手段15が配置されており、カッター装置2がカバー体(貼付装置)3によって覆われている状態か否かを検出して、制御部51に出力している。
(カッター装置の構成)
用紙発行装置Pのカッター装置2の構成を、図4を参考にして、説明する。
プリンタ装置1の下流側側面に隣接して配置されるカッター装置2は、薄型矩形のケース21の内部に、カッター刃及びカッター刃を駆動する駆動手段を収容して形成されている。
ケース21の下方位置には、用紙の搬送方向に貫通するように貫通口21aが形成され、カッター刃を構成する固定刃22の刃先が貫通口21a内に下方側から露出するように固定されている。また、ケース21内の貫通口21aより上方位置には、カッター刃を構成する可動刃23が固定刃22に対して接離可能に支持されており、下方位置において固定刃22と協働して帯状の用紙を切断するように構成されている。
ケース21の可動刃23よりもさらに上方位置には、駆動手段としてステッピングモータ24が配置されており、ステッピングモータ24の出力軸に固定された出力歯車24aは、動力伝達手段25の伝達歯車25a及び伝達ロッド25b等に連結されているので、ステッピングモータ24の回転運動は往復運動に変換されてカッター刃の可動刃23をケース21内で固定刃22に対して近接もしくは離間するように上下駆動している。なお、ステッピングモータ24の出力歯車24a及び動力伝達手段25の伝達歯車25aは、ケース21外に露出しており、オペレータは指等により回転させることにより可動刃23を移動させることができる。
また、カッター装置2の可動刃23を駆動するステッピングモータ24に設けられたエンコーダにより可動刃位置検出手段26が構成されており、可動刃23の上下位置を検出して、制御部51に出力している。
上記カッター装置2は、所定回数用紙を切断することにより、カッター刃を構成する固定刃22及び可動刃23に、用紙の貼着面の糊が付着して、スムーズに駆動することを妨げたり、用紙をカッター刃に付着させてカッター装置2に巻き込む可能性が生じる。特に、用紙がライナレス用紙である場合には、糊の付着が著しい。そこで、カッター装置2については、定期的な清掃作業が必要となる。
具体的には、カッター装置2を覆うカバー体(貼付装置)3を第1ヒンジ41を中心にして開放し、さらに、カッター装置2をカバー体(貼付装置)3に対して第2ヒンジ42を中心に回動させて、カッター装置2の両面を露出させ、カッター装置2のケース21から露出している出力歯車24aや伝達歯車25aを指により回転させて可動刃23が貫通口21aに臨むように移動させる。そして、アルコール等をしみこませた綿棒やクリーニングペン等の清掃具で露出した固定刃22及び可動刃23の両側表面に付着したラベルの切り屑や糊等を拭き取ることによって清掃が行われる
なお、上記カッター装置2では、カッタ刃手動操作手段として、ステッピングモータ24の出力歯車24aや伝達手段の伝達歯車25aを利用しているが、可動刃23の駆動系とは別に可動刃23を安全に移動させるための手段を設けることも可能である。
(用紙発行装置の駆動制御)
本発明の上記実施形態の用紙発行装置の制御について、図5、6を参考に説明する。
本発明の実施形態の用紙発行装置は、用紙発行装置を含む自動貼りラベルプリンタ全体の駆動を制御する制御部(CPU)51と、制御部51により実行されるプログラムを記憶する記憶手段(ROM)52と、自動貼りラベルプリンタの各装置に設けられた検出手段の検出値や用紙に印刷する情報等を記憶する記憶手段(RAM)53と、自動貼りラベルプリンタの各装置の状態を表示するとともに、制御部に対する命令を入力させる表示操作部Cと、用紙の終了を検出するラベル検出手段56や詰まり検出手段57等の各検出手段と、エラーランプ13aや電源スイッチ等の各入出力手段と、剥離ローラ駆動手段61や貼付装置駆動手段32等の各駆動手段が接続されて構成されている。
なお、本実施形態においては、カッター装置2の駆動制御を行うために、カバー体(貼付装置)3の開閉を検出するカバー体開閉検出手段15、可動刃23の上下位置を検出する可動刃位置検出手段26及びステッピングモータ24が接続されている。
そして、前記制御部51は、ROM52に記憶されたプログラムの指令により、各検出手段や入出力手段からの入力情報に基づいて、各駆動手段の駆動制御を行うことによって、自動貼付ラベルプリンタを駆動制御している。
本実施形態の用紙発行装置の通常駆動状態においては、図6に示すように、用紙ロールRから繰り出された帯状の用紙が、押圧部材131により適度な張力を付与された状態でプリンタユニット13に導入されて、誘導ローラ132、133を介して剥離ローラ134,135間に誘導され、剥離ローラ駆動手段61により駆動される剥離ローラ134,135により搬送されている。剥離ローラ134,135によって搬送される帯状の用紙は剥離ローラ134,135の回転と同期して回転しているプラテンローラ136及びサーマルヘッド137により印刷が施され、プリンタユニット13に隣接して配置されているカッター装置2に送られる。
カッター装置2に送られた帯状の用紙は、印刷が施された用紙が所定距離搬送されたタイミングにおいてステッピングモータ24により可動刃23が上下して用紙を切断することにより、枚葉状のラベルを作成している。
(カッター装置復帰制御)
上記通常駆動状態において、詰まり検出手段57により用紙の詰まり等が検出されたり、ラベル検出手段56により用紙切れが検出されるなどして、制御部51が何らかのエラー信号を受信した場合には、制御部51は制御プログラムの命令により、カッター装置2の可動刃23を上端位置付近の初期位置に停止するようにステッピングモータ24を駆動制御した後、プリンタユニット13、カッター装置2、及び、貼付装置3の駆動を停止して、エラーランプ13aを点灯させる。
また、使用者により、作業の終了時や装置の清掃等のメンテナンス時に用紙発行装置Pの駆動スイッチが押されて停止された場合にも、同様に、制御部51は制御プログラムの命令により、カッター装置2の可動刃23を上端位置付近の初期位置に停止するように駆動手段を制御した後、プリンタユニット13、カッター装置2、及び、貼付装置3の駆動を停止させる。
ここで、用紙発行装置P内で発生した用紙詰まりや用紙切れ等のエラーを解消するために、また、清掃等のメンテナンスのために、オペレータは、プリンタユニット13のカバー部材13bやカッター装置2のカバー体(貼付装置)3を開放してプラテンローラ136等の各種ローラやカッター刃(固定刃22や可動刃23)を露出させて用紙を取り除いてエラーを解消したり、清掃等のメンテナンスを行った後に、カバー部材13bやカバー体(貼付装置)3を閉じている。
このうち、エラー発生時であって、カバー体開閉検出手段15によりカッター装置2のカバー体3の開状態が検出された場合で、可動刃位置検出手段26により可動刃23が移動していることが検出された時には、オペレータが、カッター装置2に詰まった用紙等を取り除いてエラーを解消したと考えられ、カッター刃の可動刃23が初期位置に戻れずに停止していたり、初期位置から移動している可能性が高い。
また、オペレータにより、作業の終了時や装置のメンテナンス時等に用紙発行装置Pの駆動スイッチが押されて用紙発行装置Pの停止した時であって、カバー体開閉検出手段15によりカッター装置2のカバー体3の開状態が検出された場合で、可動刃位置検出手段26により可動刃23が移動していることが検出された時には、オペレータによりカッター刃の清掃等が行われたと考えられ、手動によりカッター刃が移動された可能性が高い。
したがって、上記のようなカッター装置のエラー状態またはメンテナンス状態において、カバー体開閉検出手段15によりカッター装置2のカバー体3の開状態が検出された場合で、可動刃位置検出手段26によりカッター刃の可動刃の移動が検出された場合には、カッター装置2のエラー状態またはメンテナンス状態が解消された際に、カッター刃を所定位置に復帰させる。カッター装置2のエラー状態またはメンテナンス状態が解消されたことの判断は、例えば、カバー体3が閉められたことが検出されたことや、オペレータ等によりエラーの解消がボタン等により知らされたことなどをもってエラー状態またはメンテナンス状態が解消されたと判断することができるが、その他どのように行ってもよい。ここでは、カバー体開閉検出手段15によりカバー体3の閉が検出されたタイミングでカッター刃の可動刃を所定の位置に復帰させる。
一方、エラー発生時であっても、カバー体開閉検出手段15によりカバー体3の開状態が検出されなかった場合や、カバー体3の開状態は検出されたが、可動刃位置検出手段26により可動刃23が移動していないことが検出された時には、例えばオペレータがカッター装置2内では用紙が見当たらず、他のプリンタユニット13等のカバー部材13bを開けて用紙を取り除いたり、単に用紙の交換等をしたものと考えられ、カッター装置2の可動刃23は初期位置に停止している可能性が高い。
また、上記駆動スイッチが押されて用紙発行装置Pの停止した時であっても、カバー体開閉検出手段15によりカバー体3の開状態が検出されない場合等には、プリンタユニット13等のメンテナンスを行っただけであって、カッター装置2のカッター刃は初期位置に停止している可能性が高い。
そこで、本発明の実施形態の用紙発行装置においては、エラー等の解除がなされたときやメンテナンス作業が終了したとき、例えば、エラー処理やメンテナンスが終了してカッター装置2のカバー体3が閉じられたことが検出されたときに、可動刃位置検出手段26により、カッター刃が移動していることが検出されている場合には、カッター刃の復帰制御を行うように構成されている。
一方、カバー体開閉検出手段15によりカバー体3が閉じられたことが検出された場合であっても、可動刃位置検出手段26により、可動刃23が移動していることが検出されなければ、可動刃23の復帰制御を禁止して、ステッピングモータ24の駆動を行わないように構成されている。
以上のように、本発明の実施形態においては、カッター装置2のカッター刃がステッピングモータ24の駆動力以外の外力により移動させられたことが検出されると、カッター装置の通常使用状態への移行に伴って、カッター刃を初期状態に自動的に駆動復帰させるので、用紙発行時にカッター刃に対して用紙の先端が当接することを防止でき、用紙詰まりの発生を防止することができる。
また、カッター装置のカバー部材の開閉作業のみの検出では、復帰動作を行わないように設定されているので、不要な復帰動作を行うことなく、速やかに用紙発行動作に移行することができる。
さらに、カッター装置の復帰制御は、カッター装置のカバー体を閉鎖するタイミングで行うことにより、可動刃の駆動時に可動刃が露出していないので安全である。
本発明のプリンタ装置は、上記実施形態に限られるものではなく、どのような印刷方式であってもよい。また、用紙発行装置が配置される装置は、自動貼りラベルプリンタに限らず、POSレジスタや発券機等であっても良い。
1 :プリンタ装置
11 :プリンタ機体
12 :ラベルセット軸
13 :プリンタユニット
15 :カバー体開閉検出手段
2 :カッター装置
21 :ケース
21a :貫通口
22 :固定刃
23 :可動刃
24 :ステッピングモータ
24a :出力歯車
25 :動力伝達手段
25a :伝達歯車
25b :伝達ロッド
26 :可動刃位置検出手段
3 :カバー体(貼付装置)
31 :ラベル圧着部材
32 :貼付装置駆動手段
41 :第1ヒンジ
42 :第2ヒンジ
51 :制御部
52 :ROM
56 :ラベル検出手段
57 :詰まり検出手段
61 :剥離ローラ駆動手段

Claims (5)

  1. カッター刃を構成する可動刃及び固定刃と、前記可動刃を前記固定刃に対して近接もしくは離間するように上下駆動させる駆動手段とを有し、前記駆動手段を駆動することにより帯状の用紙を切断するカッター装置において
    前記カッター装置は、薄型矩形のケースの内部に収容して形成され、プリンタ装置の下流側側面に隣接して貼付装置が回動支持されると共に、前記貼付装置の上流側側面に隣接して前記ケースが回動支持され、前記ケースの下方位置には、前記用紙の搬送方向に貫通するように貫通口が形成され、前記固定刃の刃先が前記貫通口内の下方側から露出するように固定され、前記貫通口の上方側には、前記可動刃が前記固定刃に対して接離可能に支持されており、
    前記可動刃の初期位置からの移動を検出する可動刃位置検出手段を備え、
    前記カッター装置のエラー状態またはメンテナンス状態において、前記駆動手段によって前記可動刃を上端位置付近の初期位置に停止するように制御した後、エラー処理またはメンテナンス作業を行い、その後、前記エラー状態または前記メンテンナス状態が解消された際に、前記可動刃位置検出手段によって前記可動刃の移動が検出された場合、前記可動刃を前記初期位置に復帰させることを特徴とするカッター装置。
  2. カッター刃を構成する可動刃及び固定刃と、前記可動刃を前記固定刃に対して近接もしくは離間するように上下駆動させる駆動手段とを有し、前記駆動手段を駆動することにより帯状の用紙を切断するカッター装置において
    前記カッター装置は、薄型矩形のケースの内部に収容して形成され、プリンタ装置の下流側側面に隣接して貼付装置が回動支持されると共に、前記貼付装置の上流側側面に隣接して前記ケースが回動支持され、前記ケースの下方位置には、前記用紙の搬送方向に貫通するように貫通口が形成され、前記固定刃の刃先が前記貫通口内の下方側から露出するように固定され、前記貫通口の上方側には、前記可動刃が前記固定刃に対して接離可能に支持されており、
    前記カッター刃を覆うカバー体と、
    前記可動刃の初期位置からの移動を検出する可動刃位置検出手段と、
    前記カバー体の開閉を検出する開閉検出手段と、を備え、
    前記開閉検出手段により、前記カバー体の開が検出されたエラー状態またはメンテナンス状態において、前記駆動手段によって前記可動刃を上端位置付近の初期位置に停止するように制御した後、エラー処理またはメンテナンス作業を行い、その後、前記開閉検出手段が前記カバー体の閉を検出した際に、前記可動刃位置検出手段によって前記可動刃の移動が検出された場合、前記可動刃を前記初期位置に復帰させることを特徴とするカッター装置。
  3. 記開閉検出手段により、前記カバー体の閉を検出した場合であっても、前記可動刃位置検出手段により前記可動刃の移動を検出しない場合は、前記可動刃を前記初期位置に復帰させる動作を禁止する
    ことを特徴とする請求項2に記載のカッター装置。
  4. 前記可動刃を前記初期位置に復帰させる動作は、前記開閉検出手段により、前記カバー体の閉が検出されたタイミングで行われること
    を特徴とする請求項2または3に記載のカッター装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のカッター装置を有する用紙発行装置。
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