JP6716896B2 - 貼付装置及びプログラム - Google Patents
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Description
また、ラベル上貼り装置でも同様の問題が起こる可能性がある。
物品を搬送する搬送部と、
前記搬送部よりも下方に配置され、ラベル発行口から発行されるラベルを、前記ラベルを物品に貼付する貼付位置まで移送するラベル移送部と、
前記搬送部よりも上方に位置する操作部に設けられた第1の移送指示手段と、
前記搬送部よりも下方に配置され、前記ラベルとなる用紙をロール状にしたロール状連続体を取付けるロール状連続体取付け部の近傍に配置された第2の移送指示手段と、
制御部とを有し、
前記制御部は、前記第1の移送指示手段により移送指示された場合に、前記発行されたラベルを前記貼付位置の近傍へ移送するように前記ラベル移送部を制御し、
前記第2の移送指示手段により移送指示された場合に、前記発行されたラベルを前記ラベル発行口の近傍へ移送するように前記ラベル移送部を制御することを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、物品を搬送する搬送部と、前記搬送部よりも下方に配置され、ラベル発行口から発行されるラベルを、前記ラベルを物品に貼付する貼付位置まで移送するラベル移送部と、前記搬送部よりも上方に位置する操作部に設けられた第1の移送指示手段と、前記搬送部よりも下方に配置され、前記ラベルとなる用紙をロール状にしたロール状連続体を取付けるロール状連続体取付け部の近傍に配置された第2の移送指示手段と、制御部とを有する貼付装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記制御部は、前記第1の移送指示手段により移送指示された場合に、前記発行されたラベルを前記貼付位置の近傍へ移送するように前記ラベル移送部を制御し、
前記第2の移送指示手段により移送指示された場合に、前記発行されたラベルを前記ラベル発行口の近傍へ移送するように前記ラベル移送部を制御することを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係る貼付装置は、ロール状連続体から繰り出される記録紙を枚葉状のラベルに切断する切断手段と、切断されたラベルを物品に貼付可能な貼付位置まで搬送するラベル搬送部と、切断されたラベルをラベル搬送部の所定の位置(ラベル搬送部の上流側など)までの搬送を指示する第1の搬送指示手段(第1の排出制御手段)と、第1の搬送指示手段で搬送される所定の位置とは異なる位置(ラベル搬送部の下流側など)までラベルの搬送を指示する第2の搬送指示手段(第2の排出制御手段)とを有する。また、貼付装置は、物品を貼付位置まで搬送する物品搬送部を有する。上記第1の搬送指示手段は、物品搬送部よりも上方に配置されている。また、上記第2の搬送指示手段は、物品搬送部よりも下方に配置されている。
すなわち、貼付装置は、ラベル搬送指示が行われた搬送指示手段の位置に対応したラベル待機位置へラベルを搬送するので、高いメンテナンス性を有する。
また、フィルム包装手段c(包装部)に設けられたクランプ手段の上方には左右折り込み板7,7’と後折り込み板6、及び後折り込み板6の上方に位置させた排出手段4(排出プッシャ)が配設されている。
本実施形態では、貼付装置100は、包装装置Aの機体aの前面側に配置され、被貼付物の下面にラベルL1(例えば、図3参照)を貼付する。詳細には、貼付装置100は、被貼付物としての物品(商品)を所定の搬送方向へ搬送する物品搬送部101を有する。物品搬送部101は、物品(商品)の搬送方向の途中のラベル貼付位置に開口部101aを有する。開口部101aの下方には、下貼り用ラベルを発行する印刷装置、印刷装置から発行された下貼り用ラベルを開口部101a付近のラベル貼付位置まで搬送するラベル搬送部などが設けられている。下貼り装置としての貼付装置100の構成の詳細を後述する。
ラベル発行貼付部40Eは、ラベル下貼り装置を制御する下貼り用制御部とラベル上貼り装置上貼り用制御部を有する。尚、以下、下貼り用制御部について説明し、上貼り用制御部に関して説明を省略する。下貼り用制御部は、下貼り用印刷装置(印刷装置)と下貼り用貼付装置(貼付装置)などの制御を行うものであり、制御部(CPU)31によって制御する。
包装機構制御部102Eは、主としてストレッチ包装装置の機構部の制御を行うもので、CPU61によって制御される。
次に、包装機構制御部102Eについて説明する。
包装機構制御部102Eは、CPU61、通信用インタフェース回路(INF)65、ROM62、RAM63、操作部64、及び、機構駆動部66を有する。各構成要素はバス(データ通信線など)61aを介して接続されている。
RAM63は、CPU61がROM62の制御プログラム(PRG)を実行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの他に、商品の形状データ(縦、横、高さ)に基づいて制御データを決定するための各種テーブル等が記憶されている。
操作部64は、装置の起動、停止等のためのスイッチである。
また、機構駆動部66には、被包装物の横幅を検出する商品の幅検出センサ15aと、被包装物の高さを検出する高さ検出センサ15b、商品の長さを検出する長さ検出センサが接続されており、検出データをCPU61へ供給するようになっている。
ラベル発行貼付部40Eは、制御部31(CPU)、記憶部32、表示操作部h(コンソール部)、計量部ba、通信用のインタフェース回路(INF)46、ラベル発行部40(印刷部)、印刷部用のインタフェース37、物品搬送駆動部51、ラベル搬送駆動部52、第1検出センサ53、第2検出センサ54、第3検出センサ55などを有する。各構成要素は、バス(データ通信線)などを介して接続されている。
詳細には、ROM33には、制御部31が実行する各種制御プログラムが記憶されている。
RAM34は、制御部31によりROM33の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ、フラグ等のエリアと、商品毎に予め各種データが記憶されたプリセットデータエリアとを備えている。
プリセットデータエリアには、被包装物(商品番号)に対応して、値段計算及びラベル印字用のデータである「品名」、「単価」、「バーコード」等の各種商品データが記憶された商品ファイル、ラベル印字のフォーマットが定義されたラベルフォーマットファイル、トレイファイル、などが記憶されている。
台紙レスラベルの貼付に関する各種データの入力等は、この表示操作部hの操作部または操作入力部38を操作することで行うことができる。
計量部baは、商品載置部に載置された被包装物の計量信号を制御部31へ供給するものである。
サーマルヘッド25b、ステッピングモータ25c、切断部26としてのカッタは、ラベル発行部40の印字部を構成し、制御部31の指令に基づいてロール状連続体から繰り出された用紙(台紙レスラベルテープ)に印字データとして品名、値段、単価、バーコード等の印字を行い、印字された用紙を切断部26としてのカッタで枚葉状に切断して、台紙レスラベルL1を発行する。
その開口部101aの下方には、下貼り用ラベルを発行する印刷装置400、印刷装置400から発行された下貼り用ラベルを開口部101a付近のラベル貼付位置LPまで搬送するラベル搬送部521などが設けられている。つまり、ラベル搬送部521の上端部付近には、ラベルを物品に貼付するラベル貼付部524が設けられている。
ラベル搬送部521は、所定距離だけ離れて設けた複数のローラ521rに無端ベルト522などを配置し、モータなどのラベル搬送駆動部によりローラ521rを回転駆動することにより、無端ベルト522を回転させてラベルを搬送可能に構成されている。
詳細には、図6に示したように、ラベル搬送部521は、上下のローラ521rの間に板部材を有し、その板部材に複数の通気孔部521hが形成されている。このため、吸気ファン525の動作時、吸気ファン525は、通気孔部521hを介して、ラベル載置面上のラベルLに負圧を容易に作用させることができる。
尚、本実施形態では、ラベル搬送部521において、ラベル搬送部521により搬送されるラベルがベルトの裏側から吸気ファン525による負圧で保持した形態を説明したが、この形態に限られるものではない。例えば、ラベル搬送部521で搬送されているラベルに、ファンにより空気を吹付けて生じる押圧で、ラベルを保持する形態でもよいし、ラベルを保持しながら搬送出来れば、任意の方法であってもよい。
また、本実施形態では、加圧ファン526の本体部の下流側側面からラベル載置面側に板部材528を延設したので、加圧ファン526による風が拡散することを防止し、風圧の低減を防止することができる。
また、ラベル搬送部521は、下部のラベル発行口28付近に、第1検出センサ53を備え、その位置で用紙(ラベル)の有無を検出可能に構成されている。
物品搬送部の搬送路の比較的上流位置の近傍には、第3検出センサ55が設けられており、搬送されてくる被貼付物の位置を検出し、検出信号を制御部に出力する。
本実施形態では、貼付装置100は、筐体部101Kの上部に物品搬送ローラ部101U(ローラユニット)を有する。この物品搬送ローラ部101Uは、ローラ保持部101s、101tにより複数のローラ101rを保持するように構成されている。
物品搬送ローラ部101Uには、開口部101aが形成されている。その開口部101aにラベル搬送部のローラ521rや無端ベルト522の上部が位置するように配置されている。
メンテナンスの終了時、操作者などは、図8に示した状態で把持部101Gを奥側に押圧することで、物品搬送ローラ部101Uを容易に奥側に正規の位置まで移動させることができる。
しかしながら、例えば、短時間に次々に続けてトレイなどが搬送されてくる場合、ラベルの発行及びラベルの搬送に時間が掛かるため、ラベルをトレイに貼付するタイミングに間に合わず、トレイにラベルを貼付できない虞がある。
すなわち、印刷装置を有する貼付装置は、短時間に次々と搬送される被貼付物にラベルを短い貼付時間間隔で、高効率に貼付する。
尚、滞留位置は、ラベル搬送コンベアなどのラベル搬送部のラベル搬送路の全領域であってもよいし、その一部分であってもよい。つまり、ラベル搬送部によりラベルが搬送されている状態であれば、ラベルが滞留位置で滞留状態であるとする。
尚、制御部は、例えば、次々と搬送されてくる被貼付物の搬送時間間隔が所定時間よりも短い場合に高速貼付モードと判断し、それ以外の場合に通常貼付モードであると判別してもよい。
また、例えば、制御部は、操作入力部により高速貼付モードを指定する信号を受信した場合に高速貼付モードと判別し、通常貼付モードを指定する信号を受信した場合に通常貼付モードと判別してもよい。
このため、短時間に次々と搬送される被貼付物に貼付するラベルを高効率で発行可能な印刷装置を提供することができる。つまり、印刷装置400は、ラベル発行時間間隔の短縮を実現することができる。
つまり、次に発行されるラベルの印字データを用紙21aに印字部により印字しておき、カットせずに待機し、ラベルの滞留部での滞留の解除を条件に、次の記録紙(用紙21a)に対して切断手段(切断部26)により切断動作を行うことで、短時間に次のラベルを発行可能な印刷装置を提供することができる。
次に、手動貼付モードについて説明する。貼付装置及び印刷装置は、自動貼付モード及び手動貼付モードを有し、表示操作部hの操作入力部38(図4参照)により、自動貼付モード又は手動貼付モードを選択可能に構成されている。
詳細には、図14に示したように、第2検出センサ54により、ラベルLの下流側の先端部Ltが検出される位置よりも下流側に所定距離だけ離れた位置(ラベル待機位置)で待機するように、制御部がラベル搬送部521を制御する。具体的には、ラベル搬送部521により搬送されるラベルLの先端部Ltが第2検出センサ54の位置を通過後、ラベル搬送部521の駆動モータ(ステッピングモータの場合)のステップ数が所定のステップ数となったか否か、又は、搬送されるラベルLの先端部Ltが第2検出センサ54の位置を通過してから所定時間経過したか否か、などに基づいてラベル待機位置までラベルを搬送する制御を制御部が行う。
図15は上部及び下部に配置された排出制御手段としての紙送りボタン(搬送指示手段)の操作時の動作の一例を説明するためのフローチャートである。図16は上部及び下部に配置された紙送りボタン(搬送指示手段)の操作時の動作の一例を説明するための概念図である。
下部紙送りボタン29は、ロール状連続体(ラベルロール21)の取り付け部近傍に設けられている(図16参照)。詳細には、本実施形態では、下部紙送りボタン29は、印字部25やプラテンローラ25aなどを収容するラベル発行部40の筐体部に設けられている。
例えば、メンテナンス時、操作者(ユーザ)は、立った姿勢で、物品搬送部101の開口部の上部位置から上部の紙送りボタン38uの操作を行い、立ったままの姿勢でラベルLを手などにより容易に取り除くことができる。
例えば、メンテナンス時やラベル交換時、操作者(ユーザ)は、屈んだ姿勢で、物品搬送部101の下部位置から下部の紙送りボタン29の操作を行い、屈んだままの姿勢でラベルLを手などにより容易に取り除くことができる。
本実施形態によれば、上部の紙送りボタン38uと下部の紙送りボタン29の操作に応じて紙送り量を異ならせており、操作した場所の近傍にラベルが停止するので、従来と比べて操作者への動作負担を非常に軽減させることができる。
詳細には、ラベル移送部(ラベル搬送部521)は、所定の位置としてラベルを物品に貼付可能な位置(所定の位置)まで移送する。
すなわち、排出制御手段によりラベルを所望の位置へ移送可能な貼付装置を提供することができる。
尚、貼付装置100は、ラベルを物品(商品)に上貼りするラベル上貼り装置であってもよいし、ラベル下貼り装置であってもよい。
上述した実施形態では、第1の排出制御手段(上部紙送りボタン38u)の排出指示によりラベルが移送される一方の領域に臨む位置は、ラベルを物品に貼付する貼付位置(ラベル貼付部524)近傍である。また、第2の排出制御手段(下部紙送りボタン29)の排出指示によりラベルが移送される他方の領域に臨む位置は、ラベル排出口(ラベル発行口28)の近傍に配置されている。
すなわち、第1の排出制御手段又は第2の排出制御手段の配置位置に対応した位置へラベルを搬送する紙送り動作を行うことで、高いメンテナンス性を有する貼付装置を提供することができる。
また、第1の搬送指示手段(上部紙送りボタン38u)の操作に応じて、ラベルが搬送される所定の位置はラベル搬送部521の下流側に規定されている。第2の搬送指示手段(下部紙送りボタン29)の操作に応じて、ラベルが搬送される上記所定位置とは異なる位置は、ラベル搬送部521の上流側に規定されている。
すなわち、物品搬送部101より上方に配置されている第1の搬送指示手段が操作された場合、制御部は、ラベル搬送部521を駆動制御して、ラベル搬送部521の上流側にまでラベルを搬送し、物品搬送部101より下方に配置された第2の搬送指示手段(下部紙送りボタン29)が操作された場合、制御部は、ラベル搬送部521を駆動制御して、ラベル搬送部521の下流側にまでラベルを搬送するので、操作者の無駄な動きが少なく、操作者によりラベルを容易に取り除くことができる。
すなわち、紙送り操作が行われた搬送指示手段の位置に対応したラベル待機位置へラベルを搬送する紙送り動作を行うことで、高いメンテナンス性を有する貼付装置を提供することができる。
このため、メンテナンス時など、操作者がラベルを容易に取り除くことができる。
台紙レスラベルは、プラテンローラ上でのラベル待機時間が長時間経過すると、接着剤によってプラテンに貼り付いてしまい、貼り付いた状態で紙送りや印字発行を行うとラベルを巻き込んでしまい、トラブルになる場合がある。このラベルを巻き込んでしまうトラブルを防ぐためには、一度プラテンローラをバックフィードさせてプラテンローラからラベルを剥がすことを要する。印刷装置では、用紙のバックフィード時、ラベルをプラテンローラに貼りついていた場合など、送りローラの正回転時と比較して大きな力を要することがある。本実施形態では、送りローラの正回転時、ローラ24a、ローラ24bの押圧部がずれて用紙を押圧せずに又は僅かに押圧して駆動モータ(不図示)の負荷を低減し、バックフィード時(送りローラ逆回転時)に、ローラ24a、ローラ24bとで用紙を確実に押圧した状態で、駆動モータによりプラテンローラ25aおよびローラ24bを回転駆動することで、用紙をバックフィード方向に比較的大きな力で搬送する機構を印刷装置が有する。
以下、本発明の実施形態に係る印刷装置の送りローラの機構に関して、詳細に説明する。
固定部材242の立設部242aには、可動部材243を遊装する支持部材245が設けられている。本実施形態では、支持部材245は、可動部材243の孔部243hの内径よりも小さい外径の小径部245aと、小径部245aよりも大きい外径の大径部245bを有する。支持部材245は、ネジ245cなどにより固定部材242の立設部242aに固定されている。
つまり、可動部材243は、固定部材242の立設部242aに遊装されている。
本実施形態では、付勢手段241は、先端部に大径部を備えた柱形状の押圧部材2412と、その押圧部材2412の外周側に配置されたコイル状のバネ2411とを有する。バネ2411は、押圧部材2412の大径部2412aの外径よりも小さい内径に規定され、大径部2412aをローラ24b側へ付勢するように構成されている。
先ず、用紙21aを紙送り方向に搬送する場合を説明する。この場合、プラテンローラ25aおよびローラ24bは、駆動モータ(不図示)により正転方向に回転し、用紙21aを図17(a)に示した左方向に配送する。
この場合、図17(a)に示したように、従動ローラであるローラ24aが駆動ローラであるローラ24bに対して押圧しない又は僅かに押圧するように構成されている。
付勢手段241によるローラ24aに対する付勢力は規制され、ローラ24aは、ローラ24bに対して押圧しない、又は僅かに押圧する。
このため、正転方向の場合、駆動モータによりプラテンローラ25aを駆動する負荷が小さい。
<正転方向>
先ず、用紙21aを紙送り方向に搬送する場合(正転方向)の送りローラの動作を説明する。この場合、プラテンローラ25aおよびローラ24bは、駆動モータ(不図示)により正転方向に回転し、用紙21aを図17(a)に示した左方向に搬送する。
この場合、図17(a)に示したように、従動ローラであるローラ24aが駆動ローラであるローラ24bに対して押圧しない又は僅かに押圧するように構成されている。
具体的には、可動部材243の孔部243hの上部と、支持部材245の小径部245aの上端が当接し、可動部材243の立設部243aの上端部が、支持部材245の大径部245bに当接し、固定部材242の立設部242aの下端部242bと、可動部材243の立設部243aが当接した状態である。
付勢手段241によるローラ24aに対する付勢力は規制され、ローラ24aは、ローラ24bに対して押圧しない、又は僅かに押圧する。
このため、正転方向の場合、駆動モータによりプラテンローラ25aを駆動する負荷が小さい。
次に、バックフィード時(用紙21aを逆方向に搬送する)の送りローラの動作を説明する。この場合、プラテンローラ25aおよびローラ24bは、駆動モータ(不図示)により逆転方向に回転し、用紙21aを図17(b)に示した右方向に搬送する。図17(b)に示したように、従動ローラであるローラ24aが駆動ローラであるローラ24bに対して押圧するように構成されている。
詳細には、図17(b)に示したように、可動部材243の上端部が固定部材242の立設部242aの上部に当接し、可動部材243の立設部243aの中央部付近が支持部材245の大径部245bに当接することで、可動部材243の立設部243aが、上部を下部よりも下流側に位置するように傾斜した状態となる。この状態で、付勢手段241により可動部材243の受け部材243bを押圧することで、ローラ24aがローラ24bに対して押圧する。
このため、バックフィード時(逆転方向)の場合、ローラ24aがローラ24bに対して押圧した状態で、駆動モータによりプラテンローラ25aおよびローラ24bを回転駆動することで、比較的大きな力で用紙21aをバックフィードさせることができる。詳細には、例えば、プラテンローラ25aに用紙21aが貼りついている場合であっても、容易に用紙21aをバックフィードさせることができる。
図18に示した例と図17に示した例との相違点を説明する。図17に示した例では、複数の支持部材245(規制部材)によりL字形状の可動部材234を固定部材242に遊装している。
2つの支持部材245を設けることにより、バックフィード時や正回転時の可動部材234の傾きなどを高精度に設定することができる。また、可動部材234のメンテナンスが容易である。
また、送りローラの正転方向時には、用紙を押圧しない又は僅かに押圧することで、プラテンローラ25aおよびローラ24bを回転駆動する駆動モータの負荷を低減するこができる。
<付記1>
ロール状連続体から繰り出される記録紙を枚葉状のラベルに切断する切断手段と、前記切断されたラベルを物品に貼付可能な貼付位置まで搬送するラベル搬送部と、前記物品を貼付位置まで搬送する物品搬送部とを有する貼付装置において、
前記ラベル搬送部は、前記物品搬送部を貫通するラベル搬送経路を形成しており、
貼付装置の前記物品搬送部を挟んだ異なる領域のうち、一方の領域にある部位には、前記切断されたラベルを前記ラベル搬送部のラベル搬送経路上における一方の領域に臨む位置へ搬送することを指示する第1の搬送指示手段を設け、他方の領域にある部位には、前記切断されたラベルを前記ラベル搬送部のラベル搬送経路上における他方の領域に臨む位置へ搬送することを指示する第2の搬送指示手段を有する
ことを特徴とする貼付装置。
<付記2>
前記ラベル搬送部は、前記物品搬送部の一方の領域から前記物品搬送部の物品搬送経路に重なる位置にラベル搬送経路を形成しており、
前記物品の一方の領域側の面に対してラベルを貼付する
ことを特徴とする付記1記載の貼付装置。
<付記3>
前記物品搬送部は、上面に物品を載置して搬送するものであり、
前記一方の領域は、前記物品搬送部の下方の領域であり、
前記他方の領域は、前記物品搬送部の上方の領域である
ことを特徴とする付記1記載の貼付装置。
<付記4>
前記ロール状連続体を取付けるロール状連続体取付け部を前記一方の領域に有し、
操作者により操作される操作部を前記他方の領域に有するとともに、
前記第1の搬送指示手段は、前記ロール状連続体の取付け部の近傍に配置されている
前記第2の搬送指示手段は、前記操作部に配置され、
ことを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の貼付装置。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1.通常時、貼付位置付近までラベルを移送;紙送り時、貼付位置付近までラベルを移送、
2.通常時、貼付位置付近までラベルを移送;紙送り時、排出口付近までラベルを移送、
3.通常時、排出口付近までラベルを移送;紙送り時、排出口付近までラベルを移送、
4.通常時、排出口付近までラベルを移送;紙送り時、貼付位置付近までラベルを移送。
21a 用紙
24 送りローラ
25 印字部
25a プラテンローラ
25b サーマルヘッド
26 切断部
26a 固定刃
26b 可動刃
28 発行口(ラベル排出口)
29 紙送りボタン(下部の紙送りボタン(第2の排出制御手段))
31 制御部
38 操作入力部
38u 紙送りボタン(上部の紙送りボタン(第1の排出制御手段))
54 第2検出センサ(ラベル検出部)
64 操作部
100 貼付装置(ラベル下貼り装置)
101 物品搬送部
101U 物品搬送ローラ部
234 可動部材
400 印刷装置
521 ラベル搬送部(ラベル移送部)
523 滞留部
524 貼付部(ラベル貼付部)
527 跳ね上がり防止部材
L ラベル
Claims (2)
- 物品を搬送する搬送部と、
前記搬送部よりも下方に配置され、ラベル発行口から発行されるラベルを、前記ラベルを物品に貼付する貼付位置まで移送するラベル移送部と、
前記搬送部よりも上方に位置する操作部に設けられた第1の移送指示手段と、
前記搬送部よりも下方に配置され、前記ラベルとなる用紙をロール状にしたロール状連続体を取付けるロール状連続体取付け部の近傍に配置された第2の移送指示手段と、
制御部とを有し、
前記制御部は、前記第1の移送指示手段により移送指示された場合に、前記発行されたラベルを前記貼付位置の近傍へ移送するように前記ラベル移送部を制御し、
前記第2の移送指示手段により移送指示された場合に、前記発行されたラベルを前記ラベル発行口の近傍へ移送するように前記ラベル移送部を制御する
ことを特徴とする貼付装置。 - 物品を搬送する搬送部と、前記搬送部よりも下方に配置され、ラベル発行口から発行されるラベルを、前記ラベルを物品に貼付する貼付位置まで移送するラベル移送部と、前記搬送部よりも上方に位置する操作部に設けられた第1の移送指示手段と、前記搬送部よりも下方に配置され、前記ラベルとなる用紙をロール状にしたロール状連続体を取付けるロール状連続体取付け部の近傍に配置された第2の移送指示手段と、制御部とを有する貼付装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記制御部は、前記第1の移送指示手段により移送指示された場合に、前記発行されたラベルを前記貼付位置の近傍へ移送するように前記ラベル移送部を制御し、
前記第2の移送指示手段により移送指示された場合に、前記発行されたラベルを前記ラベル発行口の近傍へ移送するように前記ラベル移送部を制御する
ことを特徴とするプログラム。
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JP2015228945A JP6716896B2 (ja) | 2015-11-24 | 2015-11-24 | 貼付装置及びプログラム |
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