JP6217123B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、包装装置に関する。
フィルムにより商品を包装する包装機(包装装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された包装機では、商品(食品などが載置されたトレイなど)のサイズよりも広い間隔で平行に配置された一対のクランプによりフィルムが水平に張設され、この一対のクランプの上方に、後ろ折込板と前側固定部材とが、一対のクランプと略同じ間隔となるように配置されている。
この包装機では、水平に張設されたフィルムの下方から商品を押し上げて、商品の上面をフィルムで覆い、そのフィルムを左右一対の左右折込板により商品の下面に左右から折り込んだ後、左右折込板よりも下方に配置された後折込板が前方に移動して、左右から折り込まれたフィルムを更に前方に折り込むと共にフィルムをヒートシールして商品を包装する。
特許第3936248号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された包装機では、商品の突き上げ時、例えば、後ろ折込板と前側固定部材との間隔が商品のサイズと略同じ幅でそれぞれを配置した場合、フィルムと接触する商品のトレイの端部に過剰な力が加わり、商品のトレイが割れるなどの不具合が生じる虞がある。このため、商品がフィルムの下方から突き上げられた状態で、その商品と前側固定部材との間隔が所定間隔以上必要である。
また、商品の突き上げ時、その突き上げられた商品と前側固定部材との水平間隔が、例えば広すぎる場合、後折込板を前方に移動させてフィルムを商品の底部側に折り込む際に、商品が前方に移動して、商品のトレイの端部(前側固定部材側の端部)のフィルムの張力が小さくなり、包装状態が良好とならない場合がある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、物品(商品)に過剰な力を加えることなく、最適な張力でフィルムを張った状態で良好に包装することが可能な包装装置を提供すること、などを目的とする。
本発明の包装装置は、包装部に水平に張架したフィルムに対して、該フィルムの下方から被包装物を昇降手段により突き上げて、前記被包装物の上面をフィルムで覆い、前記フィルムを前記被包装物の底面側に折り込んで前記被包装物を包装し、前記包装された前記被包装物を排出方向の下流へ排出する包装装置であって、前記フィルムの幅方向の両側縁を挟持して前記包装部に張架する一対のフィルムフィード機構と、前記フィルムフィード機構の上方であって水平方向に前記被包装物のサイズよりも大きい所定間隔をあけて配置された、一対の前記排出方向の上流側に位置する第1の折込部材および前記排出方向の下流側に位置する第2の折込部材と、前記第1の折込部材および前記第2の折込部材を前記排出方向に沿って水平方向に移動させる折込部材駆動部と、制御部と、を有し、前記制御部は、前記フィルムフィード機構により張架された前記フィルムの下方から、前記昇降手段により前記被包装物を、前記第1の折込部材および前記第2の折込部材の間を通って、該第1の折込部材と該第2の折込部材よりも高く突き上げた状態で、前記折込部材駆動部により、前記第1の折込部材を、前記被包装物の底面部近傍を通って該被包装物の前記第2の折込部材側の端部近傍の折込終端位置にまで水平移動させるとともに、前記第2の折込部材を前記第1の折込部材に向かって水平移動させることで、前記フィルムに張力を付与しながら該フィルムを前記被包装物の底面側に折り込むように制御を行い、前記昇降手段による前記被包装物の突き上げ完了時、前記第1の折込部材と前記第2の折込部材が、前記フィルムに当接する位置、又は、前記フィルムから僅かに離れた位置に配置され、前記制御部は、前記折込部材駆動部により、前記第1の折込部材および前記第2の折込部材を、前記折込終端位置まで移動させることで、前記フィルムを前記被包装物の底面側に折り込む制御を行い、前記フィルムにより包装された前記被包装物を排出方向の下流へ排出し、前記第1の折込部材は、後折込板であり、前記第2の折込部材は、ローラーであることを特徴とする。
本発明によれば、被包装物に過剰な力を加えることなく、フィルムに最適な張力を付与した状態で良好に包装可能な包装装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る包装装置の一例を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る包装装置の概要を示す図。 本発明の実施形態に係る包装装置の電気的なブロック図。 本発明の実施形態に係る包装装置の左右折込板、後折り込み板、テンションローラーの一例を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る包装装置の左右折込板、後折り込み板、テンションローラーの動作の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る包装装置の動作の一例を示す図、(a)は、昇降手段(エレベータ)上に載置された被包装物が、フィルムの下方に位置した状態の一例を示す図、(b)は昇降手段(エレベータ)により被包装物をフィルムの下方から押し上げ、被包装物の上面をフィルムにより覆い、左右折込板および後ろ折込板の下方に被包装物が位置する状態を示す図、(c)は昇降手段(エレベータ)により被包装物をフィルムの下方から押し上げ、且つ、左右折込板および後ろ折込板より上方に被包装物が位置する状態を示す図、(d)は後ろ折込板が前方に移動し、前折込部材のテンションローラーが後方に移動して、被包装物の底面側にフィルムを折り込んだ状態の一例を示す図。 本発明の他の実施形態に係る包装装置の動作の一例を示すフローチャート。
本発明の実施形態に係る包装装置100を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係る包装装置100の一例を示す斜視図である。図2は本発明の実施形態に係る包装装置100の概要を示す図である。図3は本発明の実施形態に係る包装装置100の電気的なブロック図である。図4は本発明の実施形態に係る包装装置100の左右折込板である左右折込部材7a、7b、後折込部材6、テンションローラー9の一例を示す斜視図である。図5は本発明の実施形態に係る包装装置100の左右折込部材7(7a、7b)、後折込部材6、テンションローラー9の動作の一例を示す図である。図6は本発明の実施形態に係る包装装置100の動作の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る包装装置100は、包装部16に張架したフィルム17aに対して、そのフィルム17aの下方から被包装物wを昇降手段(エレベータ14)により突き上げて、被包装物wの上面をフィルム17aで覆い、折込板(後折込部材)でフィルム17aを被包装物wの底面側に折り込んで被包装物wを包装する。
包装装置100は、フィルムロール17からフィルム17aを引き出し、そのフィルム17aの幅方向の両側縁を挟持して包装部16に張架する一対のフィルムフィード機構5を有する。
一対のフィルムフィード機関の上方には、第1の折込部材(後折込部材6)と、第2の折込部材(前折込ローラーであるテンションローラー9)とが所定間隔をあけて配置されている。
詳細には、図6に示したように、フィルム折込前の初期時では、板形状の後折込部材6とテンションローラー9との間の距離は、一対のフィルムフィード機構5のクランパ5f、5gにより張架されたフィルム幅方向の長さよりも短く、被包装物wのサイズ(詳細にはフィルムの幅方向に沿った被包装物の長さ)よりも長い。
具体的には、後折込部材6とテンションローラー9との間の距離は、一対のフィルムフィード機構5のクランパ5f、5gにより張架されたフィルム幅方向の長さと、被包装物wのサイズ(詳細には、フィルムの幅方向に沿った被包装物wの長さ)との略半分となるように配置される。
より具体的には、水平に張架されたフィルム17aの下方からエレベータ14により被包装物wが突き上げられた状態で、後折込板である後折込部材6とテンションローラー9とが、初期位置において、そのフィルム17aに僅かに触れる位置、又は、フィルム17aから僅かに離れた位置となるように配置されている。
包装装置100は、被包装物wを昇降手段(エレベータ14)で突き上げ完了後、折込部材駆動部が、後折込部材6を、被包装物wの底面部近傍を通って、その被包装物のテンションローラー9側の端部近傍の折込終端位置にまで水平移動させて被包装物wの底面側にフィルム17aを折り込むとともに、テンションローラー9を後折込部材6に向かって水平移動させて、フィルム17aに張力を付与しながら、そのフィルム17aを被包装物wの底面側に折り込む。
尚、後折込部材6の折込終端位置は、被包装物wの底部側の中央の近傍、または、それより前方の位置であって、被包装物wの底部側の中央部と被包装物wの前方端部との間であってもよい。後折込部材6の折込終端位置は包装条件によって適宜設定可能である。
以下、本発明の実施形態の包装装置100を詳細に説明する。
図1、図2、図3、図4に示したように、本発明の実施形態に係る包装装置100は、ラベル貼付機能を有する。詳細には、包装装置100は、ストレッチ包装部11と、ラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)と、ラベル発行部40から発行されたラベルを受け取って包装済みの商品である物品にラベルを貼付するラベル貼付部41と、などを有する。
ラベル発行部40はストレッチ包装部11におけるヒータ部10(ヒートシール部)の側方上部に配置され、ラベル貼付部41はラベル発行部40の近傍に配置されている。
なお、ラベル貼付部41の構成は詳細に図示していないが、以下のような構成となっている。
ラベル貼付部41は、3つの駆動機構を備えており、第一の駆動機構は、水平モーターとその水平モーターを駆動させる駆動回路を備え、ラベル吸着部面を水平、即ち商品の搬送方向と直交する方向に移動させる水平モータ(第1の駆動機)を駆動する回路で、その水平モーターとしてはステッピングモータが使用されている。従って、ステッピングモータの駆動パルス数をカウントすることでラベル吸着部の位置を検出することができる。このステッピングモータは、例えば、右回転の時はプラスカウント、左回転の時はマイナスカウントとなるように構成されている。また、ラベル貼付部41は、水平基準位置センサを備え、この水平基準位置センサは、ラベル吸着部が水平方向の基準位置に位置したことを検出するセンサであり、この基準位置からの前記駆動パルスのカウント値によってラベル吸着部の水平方向の位置決めが行われる。
第二の駆動機構は、上下モーターと該上下モーターを駆動させる駆動回路及び上下基準位置センサとを備えたものであり、上下モータ(第2の駆動機構)がラベル吸着部を上下方向へ移動させるものである以外は前記した水平モーターと同様である。
第三の駆動機構は、ラベル吸着部を回転させるための回転モーターと該回転モーターを駆動させる駆動回路及び回転基準位置センサを備えたものであり、回転モータ(第3の駆動機構)は、ラベル吸着部を商品搬送面と平行な面で回転させるモーターで、回転モーターの駆動パルスで位置決めされる距離ではなく、回転角度である点を除くと前記した水平モーターの場合と同じである。
また、ラベル貼付部41は、ラベル貼付センサを更に備える。このラベル貼付センサはラベルが商品に貼付されたこと、つまりラベル吸着部の吸着面が物品w(商品)に当接されたことを検出するセンサであり、ラベル吸着部に上側方向の力が一定以上加わったことにより、前記上側の平行アームが支持腕から離間したことを検出する。
<ストレッチ包装部11>
ストレッチ包装部11は、機枠11aの前方に物品である被包装物wを載置する商品載置部12が配置され、その商品載置部12に載せた物品wをプッシャーコンベヤ13により機枠内部に設けたエレベータ14まで搬送する。
尚、物品wは容器であるトレイに収容された状態で搬送される場合を例示し、また、商品載置部12は計量部50の計量皿として構成されており、その商品載置部12の手前側近傍には物品wの横幅を検出する幅検出センサ15aが設けられている。
更に、プッシャーコンベヤ13による商品搬送路上には、そのプッシャーコンベヤ13の側方に位置させて物品wの高さを検出する高さ検出センサ15bは、高さを検出すると共に物品wの奥行き寸法(搬送方向に沿った長さ寸法)を計測する長さ検出センサを兼ねている。
商品載置部12に載置された物品wの横幅(L)を検出する幅検出センサ15aは、可動式の右側および左側の反射型光センサを有する。
物品wの右側長さ(LR)を検出する右側の反射型光センサおよび物品wの左側長さ(LL)を検出する左側の反射型光センサはそれぞれ、物品wが載置された略中央位置から横幅方向に離間するように移動して(商品の右側長さLL+商品の左側長さLR)を検出する。この物品wの横幅(寸法L)は包装機の制御に使用される。幅検出センサ15aは、長さデータL、即ち(LL+LR)をラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)の制御部に送信する。
また、物品wの高さHを検出する検出センサ15bは投光器と受光器を有し、投光器と受光器が商品搬送路の途中に搬送路を挟んで高さ方向に所定の間隔をおいて多数個配置され、搬送路上を搬送される商品の高さに応じて投光器の光が遮られることで商品の高さHを検出する。そして、その高さデータは包装機の制御に用いられると共に、ラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)の制御部に送信される。
また、物品wの縦幅wを検出する検出センサ15aは、所定の基準点に対するセンサの位置P0と、商品載置部12に載置された物品wがプッシャーコンベヤ13のプッシャーに押されて機枠内部に設けたエレベータ14に物品wを搬送する際、搬送路上を搬送される物品wによってセンサの投光器の光が遮られたときのプッシャーの位置Pとの差分(P0−P)として物品wの縦幅が検出される。
このように、物品w(トレイ)のサイズ(横幅L・高さH・縦幅W)は、ストレッチ包装部11の機枠内部に設けたエレベータ14に搬送される途中で検出される。
上記エレベータ14の上方には包装部16が設けられ、その包装部16の側方(プッシャーコンベヤと直角に交差した方向)にフィルムロール17をセットし、該フィルムロール17から繰り出されるフィルム17aをフィルムフィード機構5により引き出し、所定長さにカットした後に包装部16まで移送する。
上記包装部16には、フィルムフィード機構5の上方に、物品wの上面を覆うフィルム17aの端部を物品wの底部側に折り込む後折込部材6と左右折込部材7,7’、その左右折込部材7,7’の上方に位置して包装済みの物品wを排出する排出プッシャー(プッシャー)8、及び、排出プッシャー8の移動方向前方位置に前折り込みローラーであるテンションローラー9が配設されている(図4、図5、図6参照)。
本実施形態では、左右折込部材7a、7bはそれぞれ上下二枚の板7f、板7gで構成され、その上下板7f、板7g間に後折込部材6、およびテンションローラー9が摺動可能に配置されている。
上記フィルムフィード機構5は、フィルムの幅方向の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト5a,5bと、下側の弾性ベルト5bを上側の弾性ベルト5a側へ圧接するクランプ板5cとで構成され、それらが包装部16を挟んで前後に配置されている。つまり、フィルムフィード機構5は、それぞれ弾性ベルト5aとクランプ板5cとで構成される、前クランパと後クランパとを有する。
また、テンションローラー9の前方には、物品wの底面側に折り込まれたフィルムの端部の重なり部を加熱して接着し排出するヒータ(ヒートシール部)10とその前部に排出部が配設され、機枠11a上には表示操作部4(コンソール部)が、更にヒータ(ヒートシール部)10の側方上部にラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)が、ヒータ(ヒートシール部)10の上方にはラベル貼付部41が設置されている。
ヒータ部10(ヒートシール部)は、複数のプーリに亘ってガラス繊維等からなる無端状ベルトが回転可能に巻回され、その無端状ベルトの搬送面(往路側ベルト)の下部に熱板が配置されて構成されている。熱板は電気的に加熱されヒータ(ヒートシール部)の熱源となる。また、熱板は温度検出手段として制御手段を構成するサーモスタット(図示省略)に電気的に接続され、一定温度を保つように制御されている。サーモスタットが所定値以上の温度になると熱板への通電が遮断され、所定値以下の温度になると熱板に通電される。無端状ベルトはベルト全体が包装されて排出された商品の底面に折込まれたフィルムをヒートシール可能な温度に加熱維持されている。
プッシャー8の底部に断熱部は必須ではないが、発泡合成樹脂、例えばポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォーム等の断熱材で構成された断熱部が、排出プッシャー8の底部一面に設けるようにしてもよい。そして、排出プッシャー8の底部に設けられた断熱部の底面はヒータ(ヒートシール部)10の上面(無端状ベルトの表面)に対して擦らないよう僅かな隙間が設けられている。
また、排出プッシャー8の押圧面(物品wと接触してその被包装物を押圧移送する面)の前面に断熱部は必須ではないが、排出プッシャー8の押圧面に断熱材が貼着された断熱部を構成するようにしてもよい。これにより金属板で構成された押圧面がヒータ部10の熱で熱くなったとしても、包装済みの物品wと接する部分は断熱材からなる断熱部である為、包装するフィルムに熱で穴が開くのを防止することができる。
また、排出プッシャー8を移動させる駆動機構(図示省略)には、その排出プッシャー8が待機位置に位置することを検知する第1プッシャー位置検出センサと、排出プッシャー8が包装済みの物品wを排出部上のラベル貼付領域へ排出させた位置(即ち、ヒータ(ヒートシール部)10上に位置する)に移動したことを検知する第2プッシャー位置検出センサが設けられ、排出プッシャー8を第2プッシャー位置検出センサで検知すると排出プッシャー8を初期位置(待機位置)に戻す制御を行う。これにより、物品wをラベル貼付領域Lpへ排出させる移動制御が行なわれる。
つまり、排出プッシャー8を第1プッシャー位置検出センサで待機位置に位置していることを検知した後、第2プッシャー位置検出センサにより前記排出プッシャー8を検出することにより、物品wがラベル貼付領域Lpに位置していると判断することができる。
また、ラベル貼付領域Lpは、排出プッシャー8が物品wを排出部へ排出するという包装動作の完了を示す。尚、例えば、第1及び第2プッシャー位置検出センサは透過型フォトセンサが使用され、該位置にて排出プッシャー8に付いているフラグがセンサを遮ることで該位置に排出プッシャー8が位置していることを検知する。なお、第1及び第2プッシャー位置検出センサとしては、例えば反射型フォトセンサを使用してもよい。
上記構成のストレッチ包装部11は、プッシャーコンベヤ13でエレベータ14上に搬送された物品wがエレベータ14の上昇により包装部16に張架されたフィルム17aに対して突き上げられ、物品wの上面を覆ったフィルム17aの端部は、左右折込部材7a、7bと、後折込部材6と、テンションローラー9とにより物品wの底面側に折り込まれる。
次に、排出プッシャー8により物品wはヒータ(ヒートシール部)10へ向けて水平に押動され、その押動の途中、フィルム17aの前側端部は前折り込みローラー9で物品wの底面側に更に折り込まれ、その底面側に折り込まれたフィルム端部の重なり部はヒータ(ヒートシール部)10でヒートシールされ、フィルムで包装された物品wが得られる。そして、その包装を完了した物品wは排出プッシャー8の押動によってヒータ(ヒートシール部)10上から排出部上に排出される。
包装装置100は、上述したように、ラベル発行部40と、そのラベル発行部40から発行されたラベルを商品(物品)wに貼付するラベル貼付部41と、を備える。
ラベル貼付部41は、ラベル発行部40から発行されたラベルを受け取って搬送コンベア1’上を移動する商品w(物品)にラベルを貼付する。詳細には、ラベル貼付部41は、発行されるラベルを、空気の負圧作用によってラベルを吸着保持し、そのラベルを吸着保持した部材を、ラベル貼付領域Lpの商品w(物品)に押し付けてラベルを物品に貼付するように構成されている。
ラベル貼付部41によって貼付するラベルの貼付位置は、商品w(物品)の大きさ(例えば、トレイのサイズ)や形によって異なる。そのため、ラベル貼付部41は、搬送される商品w(物品)の大きさや形に合わせてラベルの貼付位置を変更できるように移動可能に支持されている。
ラベル発行部40(プリンタ)は、ラベル用紙として一方面が印字面で他方面が粘着層を有する貼付面である長尺帯状のラベル用紙がロール巻きされた台紙レスラベルロールを用いる台紙レスラベル発行部である。
ラベル発行部40は、ケース内にロール装填部23が設けられ、そのロール装填部23にセットされる台紙レスラベルロール21のラベル用紙の繰り出し方向前方位置に、印字部25と、印字された台紙レスラベル用紙を所定長さに切断する切断手段26と、が配置されている。台紙レスラベルロール21は、ロール装填部23に回転可能に支持される。
切断手段26は、印字部25で商品などの情報が印字され、ラベル送出口に向けて送出されるラベル用紙21’を所定長さの枚葉状に切断する。切断手段26は、ラベル送出口より水平状に送出されるラベル用紙21’を挟むように配置した上下一対の可動刃26aと固定刃26bとを有する。
印字部は、ラベル用紙の下方(貼付面側)に位置するプラテンローラと、ラベル用紙21’の上方(印字面側)に位置するサーマルヘッドとを有する。プラテンローラ25aは後述するステッピングモータ25cによって駆動回転するように構成されている。ラベル用紙21’の上方に位置するサーマルヘッドは、ラベル用紙21’を下側のローラ(プラテンローラ25a)とで挾着するように下方に付勢され、それによりラベル用紙21’を安定して送出し得るように構成されている。
また、印字部25のプラテンローラ25aは、それぞれの表面に剥離剤がコーティングされており、ラベル用紙21’の印字面とは反対側面に塗着されている粘着剤が付着しないように構成され、それによってラベル用紙21’の送出が円滑に行われるようになっている。尚、ラベル用紙21’の粘着層が上記ローラーに付着しにくくする構成は上記構成に限らず、上記ローラー自体又はローラーの最外周部分を易剥離性の部材で構成してもよい。
図3に示したように、本発明の実施形態に係る包装装置100は、ラベル発行貼付部40Eと包装機構制御部102Eとを備えている。ラベル発行貼付部40Eは、主としてラベル発行部40とラベル貼付部41などの制御を行なうもので、CPU41によって制御される。包装機構制御部102Eは、主としてストレッチ包装機の機構部の制御を行うもので、制御部61(CPU)によって制御される。
<包装機構制御部102E>
次に、包装機構制御部102Eについて説明する。
包装機構制御部102Eは、制御部61(CPU)、通信用インタフェース回路(INF)65、ROM62、RAM63、操作部64、及び、機構駆動部66を有する。各構成要素はバス(データ通信線など)61aを介して接続されている。
通信用インタフェース回路(INF)65は、ラベル発行貼付部40Eと各種データ、指令の通信を行なうための回路である。
ROM62は、CPU61が実行する制御プログラムを記憶している。
RAM63は、CPU61がROM62の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの他に、商品の形状データ(縦、横、高さ)に基づいて制御データを決定するための各種テーブル等が記憶されている。
操作部64は、装置の起動、停止等のためのスイッチである。
機構駆動部66は、包装を実行する場合に包装機の各機構部を駆動するための回路で、具体的にはエレベータを駆動するモーター67、被包装物を搬入するプッシャーコンベヤの搬入モーター68、フィルムフィード機構のフィルム移送モーター69、左右折込部材7を駆動する左右折込モーター70、後折込部材6を駆動する後ろ折込モーター71、前折込ローターであるテンションローラー9を駆動する前折込モーター72、排出プッシャー8を駆動する排出プッシャーモーター73、等がある。尚、包装機の詳細については説明を省略する。
また、機構駆動部66には、被包装物の横幅を検出する商品の幅検出センサ15aと、被包装物の高さを検出する高さ検出センサ15b、商品の長さを検出する長さ検出センサが接続されており、検出データをCPU61へ供給するようになっている。
ラベル発行貼付部40Eから包装機構制御部102Eへ、商品載置部上に載置された被包装物の計量が安定したことを報知する信号が送信される。また、包装機構制御部102Eからラベル発行貼付部40Eへ、ラベル貼付位置決定のためのデータとして、幅検出センサ15aで検出された一方の長さデータ(商品の中央から幅方向端部までの長さデータ)と、検出センサ15bにより検出された高さデータと、長さ(奥行き)データとなどが送信される。
<ラベル発行貼付部40E>
ラベル発行貼付部40Eは、CPU31、ROM33、RAM34、表示操作部(コンソール部)4、通信用のインタフェース回路(INF)46、ラベル発行部40、ラベル貼付部41、貼付駆動部42、搬送駆動部43、商品検出センサ59、計量部50、などを有する。各構成要素は、バス31d(データ通信線)などを介して接続されている。
ラベル発行部40は、サーマルヘッド(印字手段)25b、プラテンローラ25aを駆動するステッピングモータ25c、サーマルヘッド25bで印字したラベル用紙21’を切断する切断手段26としてのカッターなどを有する。サーマルヘッド(印字部)25b、ステッピングモータ25c、切断手段26としてのカッターなどは、インタフェース37を介して、CPU31に接続されている。
ROM33、RAM34などには、物品のサイズ、ラベルのサイズ、印字項目などが記憶される。詳細には、ROM33には、CPU31が実行する各種制御プログラムが記憶されている。RAM34は、CPU31がROM33の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ、フラグ等のエリアと、商品毎に予め各種データが記憶されたプリセットデータエリアとを備えている。プリセットデータエリアには、被包装物(商品番号)に対応して、値段計算及びラベル印字用のデータである「品名」、「単価」、「バーコード」等の各種商品データが記憶された商品ファイル、ラベル印字のフォーマットが定義されたラベルフォーマットファイル、トレイファイル、などが記憶されている。
表示操作部4(コンソール部)は、キーボードとタッチパネルからなる操作入力部38と、液晶表示器などで構成された表示部39と、を有する。表示操作部4(コンソール部)は、各種データ及び指令の入力、或いはCPU31の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行う。
本発明における台紙レスラベルLの貼付に関する各種データの入力等は、この表示操作部4の操作部または操作入力部38を操作することで行うことができる。
計量部50は、商品載置部に載置された被包装物の計量信号をCPU31へ供給するものである。
通信用のインタフェース回路46(INF)は、包装機構制御部102Eと各種データ、指令の通信を行う。
サーマルヘッド25b、ステッピングモータ25c、切断手段26としてのカッターは、ラベル発行部40の印字部を構成し、CPU31の指令に基づいて台紙レスラベルテープに品名、値段、単価、バーコード等の印字を行い、印字したラベルテープを切断手段26としてのカッターで枚葉状に切断して、台紙レスラベルLをラベル発行口に発行する。
商品検出センサ59は、排出路の側方で、ラベル吸着部が貼付のために垂直下降する位置の若干手前(包装部寄り)に配置され、該排出路に包装物の有無を検出して、ラベル貼付のための信号を発生する。商品検出センサ59は、包装物がラベル貼付場所、即ち排出路(ヒートシール部)へ位置した場合、その旨をCPU31へ出力する。
搬送駆動部43は、搬送コンベア(搬送手段1)を駆動する搬送モーターなどを有し、CPU31の制御により搬送モーターを駆動または駆動停止を行う。
CPU31は、各構成要素を統括的に制御する。CPU31は、ROM32、RAM34などから読み出した制御プログラム(PRG)などを実行することにより、コンピュータとしての包装装置100に各機能を実現させる。
<包装装置100の動作>
図6は本発明の実施形態に係る包装装置100の動作の一例を示す図である。図7は本発明の実施形態に係る包装装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図6、図7などを参照しながら、包装装置100の動作の一例を説明する。
ステップS11において、トレイを商品載置部12に載置する。詳細には、オペレータ(作業者)は、包装装置100の前部に位置する商品載置部12に被包装物wを載置する。
計量部50は、商品載置部12の計量皿に載置された被包装物wの重量を計量し、制御部61は、計量部50で計量された被包装物wの重量を示すデータを取得する。
ステップS13において、制御部61は、包装装置100内に被包装物wを搬送する処理を行う(インフィードスタート)。詳細には、制御部61は、搬入モーター68を駆動することにより、プッシャーコンベヤ13を回転駆動させ、被包装物wをプッシャーコンベヤ13によってエレベータ14まで搬送する制御を行う。
尚、プッシャーコンベヤ13による被包装物wの搬送途中において、被包装物wの縦、横、高さの各寸法を検出センサ15a、15bにより測定し、制御部61は検出センサ15a、15bにより測定された測定値に基づいて、フィルム17aの繰り出し長さを決定する。
ステップS15において、制御部61は、フィルムフィード制御を行う。詳細には、制御部61は、フィルム移送モーター69等のフィルムフィード機構5によって、フィルムロール17からフィルム17aを引き出し、被包装物wの計測したサイズ(寸法)に基づいてフィルム17aを所定の長さにカッターにより切断し、そのフィルム17aをセンタリングして、張架する制御を行う。
ステップS17において、制御部61は、エレベータ14を上昇させる制御を行う。詳細には、制御部61は、機構駆動部66を介してエレベータモーター67を駆動して、エレベータ14を上昇させる制御を行う。エレベータ14の上昇によって、張架されたフィルム17aに下方から突き上げられ、被包装物の上面がフィルム17aで覆われる。
具体的には、図6(a)、図6(b)に示したように、昇降手段(エレベータ14)上に被包装物wが載置され、制御部61の制御により、機構駆動部66を介してエレベータモーター67を駆動することにより、昇降手段(エレベータ14)上の被包装物wをフィルムに向けて上昇させ、図6(b)に示したように、被包装物wの上面がフィルム17aにより覆われる。
図6(c)に示したように、制御部61は、機構駆動部66を介してエレベータモーター67を更に駆動することにより、昇降手段(エレベータ14)上の被包装物wを更に上昇させ、被包装物(物品)の底面が図6(c)に示したように、後折込部材6、テンションローラー9、および、左右折込部材7(7a、7b)よりも上方の位置に突き上げて静止させる。
昇降手段(エレベータ14)による被包装物wの突き上げ完了時、後折込部材6とテンションローラー9が、フィルム17aに当接する位置、又は、フィルムから僅かに離れた位置に配置されている。
こうすることで、被包装物wを覆うフィルム17aの張力が、左右均等、前後均等となり、且つ、被包装物wにフィルム17aにより過剰な力が加わることを防止することができる。詳細には、図6(c)に示したように、被包装物wとテンションローラー9との間の水平距離Lmは、上記フィルム17aにより過剰な力が被包装物wに掛からないような距離に設定されている。
ステップS19において、制御部61は、左右折込部材7(7a、7b)を閉じるように制御を行う。詳細には、制御部61は、左右折込部材7(7a、7b)を閉じるように、機構駆動部66を介して左右折込モーター70を駆動する。制御部61は、昇降手段(エレベータ14)の上昇で、被包装物wの上面がフィルム17aで覆われた後、左右折込部材7a,7bが中央方向に摺動してフィルム17aの左右端部を被包装物wの底部側に折り込む(図4、図5参照)。
左右折込板(7a、7b)の摺動により被包装物wは左右折込板(7a、7b)で支えられ、同時にエレベータ14は下降を開始する。
尚、左右折込板(7a、7b)の摺動による左右端部の折り込みは、被包装物w(平板状トレイ)のサイズ、フィルムフィード機構5によるフィルム17aの張りの調整等に基づいて決定される。
次に、制御部61は、図6(d)に示したように、ステップS21による後折込部材6の前方へ移動制御を行うとともに、ステップS23によるテンションローラー9による後方への移動制御を行う。
詳細には、制御部61は、図6(d)に示したように、機構駆動部66、後ろ折込みモーター71により後折込部材6を前方に向けて水平状態で摺動させ、フィルム17aの後端部を被包装物wの底部側に折り込むとともに、機構駆動部66、前折り込みモーター72によりテンションローラー9を後方に向けて水平状態で摺動させて、フィルム17aに張力を付与しながら、フィルム17aを被包装物wの底部側に折り込む。
詳細には、後折込板としての後折込部材6およびテンションローラー9は、左右折込部材7の板7fと板7gの間を摺動する。
尚、後折込部材6の摺動に伴い、フィルムフィード機構5に挟持されているフィルム側部の開放タイミングを変えることで、包装完了時のフィルムの張り状態を可変することができる。
尚、上記制御部61によるステップS21とステップS23の制御は、同時並列処理で行うことが好ましい。
ステップS25において、制御部61は、排出プッシャーを駆動する制御を行う。詳細には、後折込部材6の摺動に続いて、排出プッシャー8が作動し、フィルム17aの左右端部と後端部が底部側に折り込まれた被包装物wをヒータ部10に向けて押し出す。この排出プッシャー8による押し出しは、中央プッシャー8aがその左右に位置する左右プッシャー8b、8cより前方に突出しており、しかも中央プッシャーは前方下向きの傾斜板で形成され、且つ、その傾斜板の後部に押え片が前方上向きに張り出して側面略く字形に構成されている為、被包装物wの後端部は中央プッシャー8aの傾斜板に沿って乗り上がり、しかもその乗り上がりは押え片(不図示)で規制される為、常に一定した姿勢で押し出される)。この押し出しにより、フィルム17aの前端部は前折り込みローラーであるテンションローラー9で被包装物wの底部側に更に折りこまれる。
ステップS27において、制御部61は、被包装物wの上面を覆うフィルム17aの左右端部、後端部、前端部が底部側に折り込まれた被包装物wは、排出プッシャー8でヒータ部10に排出され、このヒータ部10を通過する際に、折り込まれたフィルム17aの端部が加熱されて密着される。そしてヒータ部10から排出手段へ排出される。
尚、上記実施形態の包装装置100は、左右折込部材7a、7bが上下二枚の板7f、板7gで構成され、その上下板間に後折込部材6、およびテンションローラー9が摺動可能に配置された構成であるが、この形態に限られるものではない。例えば、包装装置100は、左右折込板が一枚板で構成され、その左右折込板の下方または上方に後折込部材6やテンションローラー9を摺動可能に配置した構成であってもよい。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る包装装置100は、包装部16に水平に張架したフィルム17aに対して、そのフィルム17aの下方から被包装物wを昇降手段であるエレベータ14により突き上げて、被包装物wの上面をフィルム17aで覆い、フィルム17aを被包装物wの底面側に折り込んで被包装物wを包装する。
また、包装装置100は、フィルム17aの幅方向の両側縁を挟持して包装部16に張架する一対のフィルムフィード機構5と、フィルムフィード機構5の上方であって水平方向に被包装物wのサイズよりも大きい所定間隔をあけて配置された、一対の第1の折込部材(後折込部材6)および第2の折込部材(テンションローラー9)と、後折込部材6およびテンションローラー9を移動させる折込部材駆動部(後ろ折込モーター71、前折込モーター72、機構駆動部66など)と、制御部61と、を有する。
制御部61は、フィルムフィード機構5により張架されたフィルム17aの下方から、エレベータ14により被包装物wを、後折込部材6およびテンションローラー9の間を通って、その後折込部材6とテンションローラー9よりも高く突き上げた状態で、折込部材駆動部により、後折込部材6を、被包装物wの底面部近傍を通って該被包装物wのテンションローラー9側の端部近傍の折込終端位置にまで水平移動させるとともに、テンションローラー9を後ろ折込部材6に向かって水平移動させることで、フィルム17aに張力を付与しながらフィルム17aを被包装物wの底面側に折り込むように制御を行う。
こうすることで、テンションローラー9によりフィルム17aに最適な張力を付与した状態で良好に包装可能な包装装置100を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100において、水平に張架されたフィルム17aの下方から、昇降手段としてのエレベータ14による被包装物wの突き上げ完了時、第1の折込部材である後折込部材6とテンションローラー9が、フィルム17aに当接する位置、又は、フィルム17aから僅かに離れた位置に配置されている。制御部61は、折込部材駆動部(後ろ折込モーター71、前折込モーター72、機構駆動部66など)により、後折込部材6およびテンションローラー9を、上記折込終端位置まで移動させることで、フィルム17aを被包装物wの底面側に折り込む制御を行う。
このように、エレベータ14による被包装物の突き上げ時、第1の折込部材である後折込部材6とテンションローラー9が、フィルム17aに当接する位置、又は、フィルム17aから僅かに離れた位置に配置されているので、トレイなどの被包装物wの端部に過剰な力が加わることがなく、トレイなどの被包装物が破損することを防止することができる。
また、フィルム17aの折り込み時、テンションローラー9を後折込部材6に向けて水平移動させて、フィルム17aに張力を付与しながら、後折込部材6を被包装物wの底面部近傍を通って該被包装物wのテンションローラー9側の端部近傍の折込終端位置にまで水平移動させるとともに、テンションローラー9を折込終端位置にまで移動させることにより、フィルム17aを被包装物wの底面側に折り込む。
すなわち、包装装置100は、後折込部材6を前方に移動させた場合であっても、テンションローラー9が、フィルム17aに張力を付与しながら、被包装物wのテンションローラー9側の端部近傍の折込終端位置にまで移動しながら、被包装物wの底面側に折り込む。このため、例えば、後折込部材6の前方移動時に、被包装物wが前方に移動することを防止することができる。
また、後折込部材6の前方移動時に、トレイの端部(テンションローラー9側端部)のフィルムの張力が小さくなることを防止することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100は、第1の折込部材である後折込部材6と第2の折込部材であるテンションローラー9よりも上方に配置された一対の左右折込部材7(7a、7b)を有する。制御部61は、昇降手段(エレベータ14)による被包装物wの突き上げ完了時、左右折込部材7(7a、7b)により被包装物wの底面側にフィルム17aを折り込んだ後、後折込部材6およびテンションローラー9により、被包装物wの底面側にフィルム17aを折り込む制御を行う。
このようにすることで、良好な状態で折込部材6をフィルム17aにより包装することができる包装装置100を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載される。
[付記1]
包装部に水平に張架したフィルムに対して、該フィルムの下方から被包装物を昇降手段により突き上げて、前記被包装物の上面をフィルムで覆い、前記フィルムを前記被包装物の底面側に折り込んで前記被包装物を包装する包装装置であって、
前記フィルムの幅方向の両側縁を挟持して前記包装部に張架する一対のフィルムフィード機構と、
前記フィルムフィード機構の上方であって水平方向に前記被包装物のサイズよりも大きい所定間隔をあけて配置された、一対の第1の折込部材および第2の折込部材と、
前記第1の折込部材および前記第2の折込部材を移動させる折込部材駆動部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、前記フィルムフィード機構により張架された前記フィルムの下方から、前記昇降手段により前記被包装物を、前記第1の折込部材および前記第2の折込部材の間を通って、該第1の折込部材と該第2の折込部材よりも高く突き上げた状態で、前記折込部材駆動部により、前記第1の折込部材を、前記被包装物の底面部近傍を通って該被包装物の前記第2の折込部材側の端部近傍の折込終端位置にまで水平移動させるとともに、前記第2の折込部材を前記第1の折込部材に向かって水平移動させることで、前記フィルムに張力を付与しながら該フィルムを前記被包装物の底面側に折り込むように制御を行うことを特徴とする
包装装置。
[付記2]
前記昇降手段による前記被包装物の突き上げ完了時、前記第1の折込部材と前記第2の折込部材が、前記フィルムに当接する位置、又は、前記フィルムから僅かに離れた位置に配置され、
前記制御部は、前記折込部材駆動部により、前記第1の折込部材および前記第2の折込部材を、前記折込終端位置まで移動させることで、前記フィルムを前記被包装物の底面側に折り込む制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
[付記3]
前記第1の折込部材は、後ろ折込板であり、
前記第2の折込部材は、テンションローラーであることを特徴とする付記1または付記2に記載の包装装置。
[付記4]
前記第1の折込部材と第2の折込部材よりも上方に配置された一対の左右折込板を有し、
前記制御部は、前記昇降手段による前記被包装物の突き上げ完了時、前記左右折込板により被包装物の底面側に前記フィルムを折り込んだ後、前記第1の折込部材および第2の折込部材により、前記被包装物の底面側に前記フィルムを折り込む制御を行うことを特徴とする付記1から付記3の何れかに記載の包装装置。
1 ベルトコンベア(搬送手段)
1’ 搬送コンベア
4 表示操作部(タッチパネル)
5 フィルムフィード機構
5a 弾性ベルト
5b 弾性ベルト
5c クランプ板
5f、5g クランパ
6 後折込部材(第1の折込部材、後折込板)
7 左右折込部材(左右折込板)
8 排出プッシャー(プッシャー)
9 テンションローラー(前折り込みローラー、第2の折込部材)
10 ヒータ部
11 ストレッチ包装部
11a 機枠
12 商品載置部
13 プッシャーコンベヤ
14 エレベータ(昇降手段)
15a 幅検出センサ
15b 高さ検出センサ
16 包装部
17 フィルムロール
17a フィルム
21 台紙レスラベルロール
21’ ラベル用紙
23 ロール装填部
25 印字部
25a プラテンローラ
25b サーマルヘッド
25c ステッピングモータ
26 切断手段
26a 可動刃
26b 固定刃
31 制御部(CPU)
31d バス(データ通信線)
33 ROM
34 RAM
37 インタフェース
38 操作入力部
39 表示部
40 ラベル発行部
40E ラベル発行貼付部
40a ケース
41 ラベル貼付部(貼付手段)
42 貼付駆動部
43 搬送駆動部
46 インタフェース回路
50 計量部
51 クランパ
52 クランパ
59 商品検出センサ
61 CPU
61a バス
62 ROM
63 RAM
64 操作部
65 通信用インタフェース回路
66 機構駆動部
67 エレベータモーター(昇降手段駆動部)
68 搬入モーター
69 フィルム移送モーター
70 左右折り込みモーター
71 後ろ折り込みモーター
72 前折り込みモーター
73 排出プッシャーモーター
100 包装装置
102 ストレッチ包装機
102E 包装機構制御部
w 物品(被包装物、商品)

Claims (2)

  1. 包装部に水平に張架したフィルムに対して、該フィルムの下方から被包装物を昇降手段により突き上げて、前記被包装物の上面をフィルムで覆い、前記フィルムを前記被包装物の底面側に折り込んで前記被包装物を包装し、前記包装された前記被包装物を排出方向の下流へ排出する包装装置であって、
    前記フィルムの幅方向の両側縁を挟持して前記包装部に張架する一対のフィルムフィード機構と、
    前記フィルムフィード機構の上方であって水平方向に前記被包装物のサイズよりも大きい所定間隔をあけて配置された、一対の前記排出方向の上流側に位置する第1の折込部材および前記排出方向の下流側に位置する第2の折込部材と、
    前記第1の折込部材および前記第2の折込部材を前記排出方向に沿って水平方向に移動させる折込部材駆動部と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記フィルムフィード機構により張架された前記フィルムの下方から、前記昇降手段により前記被包装物を、前記第1の折込部材および前記第2の折込部材の間を通って、該第1の折込部材と該第2の折込部材よりも高く突き上げた状態で、前記折込部材駆動部により、前記第1の折込部材を、前記被包装物の底面部近傍を通って該被包装物の前記第2の折込部材側の端部近傍の折込終端位置にまで水平移動させるとともに、前記第2の折込部材を前記第1の折込部材に向かって水平移動させることで、前記フィルムに張力を付与しながら該フィルムを前記被包装物の底面側に折り込むように制御を行い、
    前記昇降手段による前記被包装物の突き上げ完了時、前記第1の折込部材と前記第2の折込部材が、前記フィルムに当接する位置、又は、前記フィルムから僅かに離れた位置に配置され、
    前記制御部は、前記折込部材駆動部により、前記第1の折込部材および前記第2の折込部材を、前記折込終端位置まで移動させることで、前記フィルムを前記被包装物の底面側に折り込む制御を行い、前記フィルムにより包装された前記被包装物を排出方向の下流へ排出し、
    前記第1の折込部材は、後折込板であり、
    前記第2の折込部材は、ローラーであることを特徴とする包装装置。
  2. 前記第1の折込部材と第2の折込部材よりも上方に配置された一対の左右折込板を有し、
    前記制御部は、前記昇降手段による前記被包装物の突き上げ完了時、前記左右折込板により被包装物の底面側に前記フィルムを折り込んだ後、前記第1の折込部材および第2の折込部材により、前記被包装物の底面側に前記フィルムを折り込む制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
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