JP5970742B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Description

ラベルロールから繰り出される台紙レスラベル用紙に所定事項を印字し、切断して発行される枚葉状の台紙レスラベルを対象物に貼付するラベル貼付装置に関する。
台紙の無い、所謂、台紙レスラベル用紙に所定事項を印字し、その印字量に応じてラベル用紙を切断して枚葉状の台紙レスラベルを発行する台紙レスラベルプリンタは知られている。
また、長尺帯状の台紙にラベル用紙が一定間隔で剥離可能に仮着された通常の台紙付きラベルロールを用い、印字発行されたラベルを対象物(例えば、ストレッチフィルムで包装された包装物)に貼付するラベル貼付装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1に開示されているラベル貼付装置で、印字発行されるラベルを貼付する場合、一つの台紙付きラベルロールに仮着されている各ラベルの長さ(台紙の長手方向に沿った長さ)は全て同じであるので、所定事項が印字されて発行されるラベルの長さは全て同じである。従って、予めラベルの貼付位置(例えば、商品の右下)を決めておけば、必ずその位置に貼付するよう貼付部の移動が制御される。
しかし、前記台紙レスラベルの場合は、各ラベルの長さは決まってなく印字量(印字情報の量)に応じて台紙レスラベル用紙を切断して枚葉状(単票)のラベルを形成する。従って、同じ台紙レスラベルロールから切断発行されるラベルであっても、発行されるラベル毎にラベルの長さが異なることがある。
そして、前記通常の台紙付きラベルを商品に貼付する技術を用いて、ラベルの長さが異なる台紙レスラベルを貼付した場合、前記通常の台紙付きラベルは一つのラベルロールに仮着されているラベルの長さは全て同じであるのでラベルの貼付条件が一定である為、前記のように、一つのラベルロールの途中で例えばラベル長が長くなったり、短くなったりした場合には、ラベルが商品に対して正しい位置に貼付されないということが生じる。具体的には、ラベルが商品からはみ出して貼付される、或いは所定場所(例えば、商品の右下角部)から貼付位置までの余白の量が一定でない等の問題が生じる。
そして、商品に対するラベルの貼付位置が一定でない不揃いの商品を、商品陳列棚に陳列した場合、見栄えが悪く、その結果、消費者の購買意欲を低下させる虞れもある。
特開2001−97332号公報
本発明は、上記従来の技術が有する問題に鑑みてなされたもので、台紙レスラベルロールから切断発行される長さの異なる台紙レスラベルを、対象物に対し正しい位置に貼付することができるラベル貼付装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のラベル貼付装置は、所定事項を印字し切断して枚葉状の台紙レスラベルを発行するラベル発行部と、その発行された台紙レスラベルを吸着保持して被貼付物に向け移動し貼付する貼付部と、前記貼付部の移動を制御する制御手段と、前記ラベル発行部から発行される台紙レスラベルのラベル長を判断する判断手段と、前記台紙レスラベルへ印字する商品データと、前記台紙レスラベルへ印字する印字項目の位置情報とラベル長が設定された印字フォーマットと、前記発行されたラベルを被貼付物に貼付するための貼付位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された、印字フォーマット、商品データ、貼付位置情報を読み出す読み出し手段と、を備え、前記判断手段は、前記読み出された印字フォーマットと商品データにより前記発行される台紙レスラベルのラベル長を判断し、前記制御手段は、前記判断されたラベル長と、前記読み出された印字フォーマットのラベル長との比較により、前記貼付位置情報の位置へ前記台紙レスラベルを貼付するよう前記貼付部の移動を制御することを特徴とする。
また、本発明のラベル貼付装置は、前記判断手段は、台紙レスラベルに印字される所定の印字項目の用紙搬送方向の印字データの量によりラベル長を判断することを特徴とする。
また、本発明のラベル貼付装置は、所定事項を印字し切断して枚葉状の台紙レスラベルを発行するラベル発行部と、その発行され台紙レスラベルを吸着保持して被貼付物に向け移動し貼付する貼付部と、前記被貼付物をラベル貼付位置に排出する排出部と、前記台紙レスラベルへ印字する商品データと、前台紙レスラベルへ印字する印字項目の位置情報とラベル長が設定された印字フォーマットと、前記発行され台紙レスラベルを被貼付物に貼付するための貼付位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された、印字フォーマット、商品データ、貼付位置情報を読み出す読み出し手段と、前記ラベル発行部、前記被貼付物の排出と前記貼付部の移動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記印字発行される台紙レスラベルのラベル長が、読み出された印字フォーマットのラベル長より短い場合は、前記貼付部の下降タイミングを早くするように制御し、前記印字発行されるラベル長が、読み出された印字フォーマットのラベル長より長い場合は、前記貼付部の下降タイミングを遅くするように制御することを特徴とする。
また、本発明のラベル貼付装置は、前記印字フォーマットは、前記印字項目に印字される商品データの量により印字範囲の変更を許可するか否かの可否フラグを更に記憶し、
前記制御手段は、前記商品データと前記印字フォーマットの可否フラグが位置変更を許可するフラグが設定されている場合、商品データの量により印字領域をずらして印字するように制御することを特徴とする。

本発明のラベル貼付装置は、ラベルロールから切断発行される長さの異なるラベルを、発行されるラベル長に応じて貼付部の移動が制御されるので、対象物に対し正しい位置に貼付することができる。
また、ラベル長が長くなる、或いは、短くなっても読み出された貼付位置情報の位置へ貼付されるよう貼付部の移動が制御されるので、確実にその貼付位置情報の位置にラベルが貼付されるようになる。
また、実際に印字する商品データと印字フォーマットに基づいてラベル長が判断されるので、その判断されたラベル長と、予め記憶されたフォーマットに設定された貼付位置情報とラベル長に基づいて、貼付部の移動が制御されるため、台紙レスラベルを対象物の正しい位置へ貼付することができる。また、予め設定されたラベル長との比較により、ラベル長の差が算出され、その差に基づき移動が制御されるので、全てのラベル長における貼付部の移動制御情報を予め設定しておく必要がない。
また、発行される台紙レスラベルを吸着保持する貼付部は、上下方向の移動を調整できるため、対象物が搬送移動されていても、移動手段の作動タイミングを変えることで、対象物の移動方向に沿う貼付位置を容易に変更することができる。
(a)は本発明に係るラベル貼付装置を包装機に取り付けた概略を示す縦断側面図、(b)はラベル発行部(台紙レスラベルプリンタ)の機構を示す該略図。 ラベル貼付装置部分を示す拡大側面図。 制御手段の電気的構成を示す説明図。 商品ファイルの概要を示す説明図。 ラベルフォーマットファイルの概要を示す説明図。 トレイファイルの概要を示す説明図。 (a)トレイに貼付されるラベルの位置関係を示す説明図、(b)はラベル吸着部の待機位置とラベル発行口との水平方向の位置関係を示す説明図、(c)はラベル吸着部の待機位置とラベル発行口との垂直方向の位置関係を示す説明図。 トレイ上の所定位置に長さの異なるラベルを180°回転して貼付(横貼り)した場合の状態を示し、(a)は基準長のラベルの貼付状態、(b)は基準長より短いラベルの貼付状態、(c)は基準長より短いラベルを、貼付部の移動を修正して貼付した貼付状態。 トレイ上の所定位置に長さの異なるラベルを90°回転して貼付(縦貼り)した場合の状態を示し、(a)は基準長のラベルの貼付状態、(b)は基準長より短いラベルの貼付状態、(c)は基準長より短いラベルを、貼付部の移動を修正して貼付した貼付状態。 本実施形態によるラベル発行部(台紙レスラベルプリンタ)の動作を説明する為のメインのフローチャート。 本実施形態によるドットデータへの展開ルーチンの動作を説明する為のフローチャート。 本実施形態による包装機の包装動作を説明するフローチャート。 本実施形態による、切断された台紙レスラベルの一例を示す模式図。 印字項目のデータ量の増減によった発行される長短ラベルの模式図。
以下、本発明の実施の形態の一例を、計量包装値付装置に組み込んだラベル貼付装置について図面に基づいて説明する。
図1(a)は計量包装値付装置の全体を示す概略図で、Aはストレッチフィルム包装機、Bは台紙レスラベル用紙に所定事項を印字し、台紙レスラベル用紙を切断して枚葉状の台紙レスラベルを発行するラベル発行部(計量ラベルプリンタ)、Cは前記ラベル発行部Bから発行された台紙レスラベルを吸着保持して包装済みの包装物(対象物)G’に貼付する貼付部で、前記ラベル発行部Bはストレッチフィルム包装機Aにおける包装物G’の排出路(ヒートシール部)10の側方上部に配置され、貼付部Cは前記排出路の上方に配置されている。
ストレッチフィルム包装機Aは、機枠14の前方に被包装物Gを載置する商品載置部13が配置され、該商品載置部13に載せた被包装物Gをプッシャコンベア1により機枠内部に設けたエレベータ2まで搬送する。尚、被包装物Gは容器であるトレイに収容された状態で搬送される場合を例示し、また、商品載置部13は計量部15の計量皿として構成されており、該商品載置部13の手前側近傍には被包装物Gの横幅を検出する幅検出センサー17aが設けられている。
更に、前記プッシャコンベア1による商品搬送路の途上には、該コンベア1の側方に位置させて被包装物Gの高さ及び奥行きを検出する高さ奥行き検出センサー17bが設けられている。検出センサー17bは上下方向に複数備わっているので、どの位置の検出センサー17bが検知したかにより高さが検知され、また、検出センサー17bが被包装物Gの先端を検知してから、被包装物Gの後端が該センサーを抜けるまでの時間が計測される。そして、プッシャコンベア1の駆動速度は一定であるので、前記時間により被包装物Gの奥行き寸法(搬送方向に沿った長さ)を計測することができる。
上記エレベータ2の上方には包装部3が設けられ、その包装部3の側方(プッシャコンベアと直角に交差した方向)にフィルムロール4をセットし、該フィルムロール4から繰り出されるフィルム4’をフィルムフィード機構5により引き出し、所定長さにカットした後に包装部3まで移送する。また、初期位置(下限位置)のエレベータ2上に被包装物Gが載置されているか否かを検知するエレベータセンサ17cが設けられている。
上記包装部3には、フィルムフィード機構5の上方に、被包装物Gの上面を覆うフィルム4’の端部を被包装物Gの底部側に折り込む後折り込み部材6と左右折り込み部材7,7’、その左右折り込み部材7,7’の上方に位置して包装済みの包装物G’を排出する排出プッシャ8、及び排出プッシャ8の移動方向前方位置に前折り込みローラ9が配設されている。排出プッシャ8は図1(a)の右に位置する初期位置(実線の位置)から排出路(ヒートシール部)10の直前まで移動し、包装物G’を排出路(ヒートシール部)10に押し出す。
上記フィルムフィード機構5は、フィルムの幅方向の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト5a,5bと、下側の弾性ベルト5bを上側の弾性ベルト5a側へ圧接するクランプ板5cとで構成され、それらが包装部3を挟んで前後に配置されている。
また、前折り込みローラ9の前方には、被包装物Gの底面側に折り込まれたフィルムの端部の重なり部を加熱して接着し排出する排出路(ヒートシール部)10と、その前部に排出手段11が配設され、機枠14上にはコンソール部12が、更に前記排出路(ヒートシール部)10の側方上部にラベル発行部(計量ラベルプリンタ)Bが、ヒートシール部10の上方には貼付部Cが設置されている。
上記ストレッチフィルム包装機Aにおいては、エレベータ2上に搬送された被包装物Gがエレベータ2の上昇により包装部3に張架されたフィルム4’に対して突き上げられ、被包装物Gの上面を覆ったフィルム4’の端部は、後折り込み部材6と左右折り込み部材7,7’とにより被包装物Gの底面側に折り込まれる。
次に、排出プッシャ8により被包装物Gを前記排出路(ヒートシール部)10へ向けて水平に押動しながら前記フィルム4’の前側端部を前折り込みローラ9で被包装物Gの底面側に折り込み、その底面側に折り込まれたフィルム端部の重なり部は排出路(ヒートシール部)10でヒートシールされ、包装物G’が得られる。
ラベル発行部Bは、被包装物Gを前記ストレッチフィルム包装機Aの商品載置部13の計量皿15に載置されることによって計量されたデータを基に、予め入力設定されている単価から商品の値段を算出し、その値段とそれ以外の商品データを台紙レスラベル用紙に印字し、該台紙レスラベル用紙を切断して枚葉状の台紙レスラベルを発行するもので、このラベル発行部Bには印字発行された台紙レスラベルLを、印字面を上にして略水平に保持するラベル発行口16が設けられている。
前記ラベル発行部Bは、具体的には台紙レスラベルプリンタで構成され、図1(b)の該略図に示すように、表面が感熱発色面、裏面が粘着面である台紙レスラベル用紙L’をロール状に巻いたラベルロールL”から台紙レスラベル用紙L’を引き出してサーマルヘッド67とステッピングモータ48で駆動されるプラテンローラ68との間で挟んで台紙レスラベル用紙L’を搬送すると共に加熱して印字を行なう。そして、印字後の台紙レスラベル用紙L’をカッター69で切断し、枚葉状の台紙レスラベルLとして発行するようになっている。
前記ラベル発行部Bのラベル発行口16に保持されている台紙レスラベルLを包装物G’に貼付する貼付部Cは、ラベル発行口16に保持されている台紙レスラベルLを吸着するラベル吸着部C1と、そのラベル吸着部C1を移動させる移動手段C2と、前記移動手段C2の動作を制御する制御手段C3とで構成されている。
ラベル吸着部C1は、図2に示すようにラベルを吸着保持するラベル吸着面18と、ラベル吸着面18の上部に配置され前記ラベル吸着面18にラベル吸着力を発生させる吸引ボックス部19とからなり、吸引ボックス部19はファン19aが回転することで該ボックス内が負圧となり、ラベル吸着面18に吸着力が生じるようになっている。
上記ラベル吸着部C1を移動させる移動手段C2は、ラベル吸着部C1を包装物G’の搬送方向と直交する方向、即ち包装物G’が排出される排出路(ヒートシール部)10及びこれに連接した排出手段11の幅方向に移動させる第1移動手段20と、ラベル吸着部C1を包装物G’の搬送面に対して上下方向に移動させる第2移動手段21と、ラベル吸着部C1におけるラベル吸着面18を包装物G’の搬送面と平行な水平面内で回転させる第3移動手段22とで構成されている。
第1移動手段20は、ストレッチフィルム包装機の包装部3の上方位置に排出プッシャ8の押動方向と直交して横架固定した2本のガイド杆20aと、そのガイド杆20aに嵌合してスライド自在としたケース20bと、前記ガイド杆20aに沿って平行に配置した無端ベルト20cと、その無端ベルト20cを正逆方向に移動走行させるステッピングモータ(水平移動用モータ)20dとプーリ20eとで構成され、前記ケース20bは無端ベルト20cに連結固定され、ガイド杆20aは機枠14にブラケットを介して取り付けられており、ステッピングモータ20dの作動でケース20bがガイド杆20aに沿って移動される。つまり、第1移動手段20は装置における左右方向(排出路の幅方向)に移動し、ステッピングモータ(水平移動用モータ)20dによって駆動されるので細かい幅で駆動可能になる。
そして、前記したラベル吸着部C1は、ガイド杆20aに沿って移動されるケース20bに基端が取り付けられた上下一対の平行アーム23,23’の先端に取り付けられると共に、その一対の平行アーム23,23’は第2移動手段21によってラベル吸着部C1を包装物G’に対して上下方向に移動させるように支持されている。
ラベル吸着部C1を保持する一対の平行アーム23,23’は、夫々の基端側がケース20bに対して上下方向に所定の間隔をおいて横架した2本のピン24,24’に回転可能に取り付けられ、上側の平行アーム23の他端側(先端側)はラベル吸着部C1の上部に連結された取付筒25の円弧溝26に移動可能に嵌合横架したピン27に連結され、下側の平行アーム23’の他端側(先端側)は前記ピン27の下側に位置して取付筒25に回転可能に横架された回転軸28に対して取り付けられている。従って、ラベル吸着部C1は回転軸28を中心として包装物G’の搬送方向に首振り揺動自在で、その首振り揺動する範囲は前記円弧溝26で規制される(首振り機構)。そして、前記した上側の平行アーム23の基端側に第2移動手段21が取り付けられ、下側の平行アーム23’周りには前記したラベル吸着部C1におけるラベル吸着面18を水平面内で回転させる第3移動手段22が取り付けられている。更に、上記ラベル吸着部C1が首振りした場合、その揺動した傾き角度に維持する角度維持手段が前記ケース20b内に設けられている。
第2移動手段21は、上側の平行アーム23の基端側が支持されているピン24に歯車29が固着され、その歯車29と噛み合って駆動回転させる歯車30がケース20bの上面に載置固定したステッピングモータ(上下移動用モータ)31の回転軸に固着されており、更に前記ピン24のケース20bより外側に突出した両側部に亘って支持腕32が一体的に固着され、その支持腕32でピン24に対して回動可能に支持されている上側の平行アーム23の下側面を支持するように構成されている。
それにより、第2移動手段21は、ステッピングモータ31が回転すると歯車30、歯車29を介してピン24が回転され、そのピン24の回転によって支持腕32が上下方向に回動されるため、ピン24に対して回転可能に支持されている平行アーム23は前記支持腕32で下側から支えられ、支持腕32の上下回動に連動して上下されると共に、該平行アーム23は支持腕32との当接から離れてピン24を中心として上方に回動自在となる。
第3移動手段22は、図2に示すように下側の平行アーム23’の基端側が支持されているピン24’の一側端に歯車33が固着され、その歯車33と噛み合う歯車34がケース20bの外側にブラケットを介して取り付けられたステッピングモータ(水平回転用モータ)35の回転軸に固着されており、前記ピン24’の他側端にスプロケット36が固着されている。又、前記したラベル吸着部C1に固着した取付筒25に回転可能に横架されている回転軸28の一側端にスプロケット37が固着され、そのスプロケット37と前記スプロケット36とに亘って歯付ベルト38が巻回され、且つ前記回転軸28の中間部には歯車39が固着され、その歯車39と噛み合う歯車40が、ラベル吸着面を一体回転状に係合支持した支持軸に固着されて構成されている(尚、移動手段の詳細は特開平9−77034号公報を参照)。
図3は上述した装置の電気的構成を示すブロック図で、ラベル発行部制御部Dと、包装機構制御部Eとを備えている。
ラベル発行部制御部Dは、主としてラベル発行部関係の制御を行なうもので、CPU41によって制御される。
包装機構制御部Eは、主としてストレッチ包装機Aの機構部の制御を行うもので、CPUによって制御される。
次に、ラベル発行部制御部Dについて説明すると、CPU41にはバス41aを介してROM42、RAM43、表示操作部(コンソール部12)44、計量部45、交信用のインターフェース回路(INF)46、インターフェース回路を介してサーマルヘッド47、プラテンローラを駆動するステッピングモータ48、サーマルヘッドで印字した台紙レスラベル用紙を切断するカッター49、ラベル吸着部C1を移動させる水平モータM1駆動回路50、水平基準位置センサーF1(51)、上下モータM2駆動回路52、上下基準位置センサーF2(53)、回転モータM3駆動回路54、回転基準位置センサーF3(55)、ラベル貼付センサーF4(56)、商品検出センサー57が接続されており、前記ROM42にはCPU41が実行する各種制御プログラムが記憶されている。
RAM43は、CPU41がROM42の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ、フラグ等のエリアと、商品毎に予め各種データが記憶されたプリセットデータエリアとを備えている。
プリセットデータエリアには、被包装物(商品番号)Gに対応して、値段計算及びラベル印字用のデータである「品名」、「単価」、「バーコード」等の各種商品データが記憶された商品ファイル(図4参照)、ラベル印字のフォーマットが定義されたラベルフォーマットファイル(図5参照)、トレイファイル(図6参照)等が記憶されている。その各ファイルの詳細については後述する。
表示操作部(コンソール部12)44は、キーボードとタッチパネルからなる操作部と、液晶表示器で構成された表示部を備えており、各種データ及び指令の入力、或いはCPU41の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。従って、本発明における台紙レスラベルLの貼付に関する各種データの入力等は、この表示操作部12の操作部を操作することで行うことができる。
計量部45は、商品載置部13に載置された被包装物Gの計量信号をCPU41へ供給するものである。
交信用のインターフェース回路(INF)46は、包装機構制御部Eと各種データ、指令の交信を行なうための回路である。
サーマルヘッド47、プラテンローラを駆動するステッピングモータ48、カッター49は、ラベル発行部Bの印字部を構成し、CPU41の指令に基づいて台紙レスラベルテープに品名、値段、単価、バーコード等の印字を行い、印字したラベルラベルテープをカッター49で枚葉状に切断して台紙レスラベルLを前記ラベル発行口16に発行する。
ラベル吸着部C1を移動させる水平モータM1駆動回路50は、ラベル吸着部C1を水平、即ち包装物G’の搬送方向と直交する方向に移動させる水平モータM1(前記第1移動手段20のモータ20d)を駆動する回路で、その水平モータM1としてはステッピングモータが使用されている。従って、ステッピングモータの駆動パルス数をカウントすることでラベル吸着部C1の位置を検出することができる(右回転の時はプラスカウント、左回転の時はマイナスカウント)。
水平基準位置センサーF1(51)は、ラベル吸着部C1が水平方向の基準位置に位置したことを検出するセンサーで、この基準位置からの前記駆動パルスのカウント値によってラベル吸着部C1の水平方向の位置決めが行われる。
上下モータM2駆動回路52及び上下基準位置センサーF2(53)は、モータM2(前記第2移動手段21のモータ31)がラベル吸着部C1を上下方向へ移動させるものである以外は前記した水平モータM1と同様である。
叉、回転モータM3駆動回路54及び回転基準位置センサーF3(55)は、モータM3(前記第3移動手段22のモータ35)がラベル吸着部C1を包装物G’の排出路面と平行な面で回転させるモータで、モータM3の駆動パルスで位置決めされるのは距離ではなく、回転角度である点を除くと前記した水平モータM1の場合と同じである。
ラベル貼付センサーF4(56)は、台紙レスラベルLが包装物G’に貼付されたこと、つまりラベル吸着部C1の吸着面18が包装物G’に当接されたことを検出するセンサーで、ラベル吸着部C1に上側方向の力が一定以上加わったことにより前記上側の平行アーム23が支持腕32から離間したことを検出している。
商品検出センサー57は、排出路(ヒートシール部)10の側方で、ラベル吸着部C1が貼付のために垂直下降する位置の若干手前(包装部3寄り)に配置され、該排出路に包装物G’の有無を検出してラベル貼付のための信号を発生するもので、包装物G’がラベル貼付場所、即ち排出路(ヒートシール部)へ位置した場合、その旨をCPU41へ供給する。
次に、包装機構制御部Eについて説明する。CPU58にはバス58aを介して交信用インターフェース回路(INF)59、ROM60、RAM61、操作部62、及び機構駆動部63が接続されている。
交信用インターフェース回路(INF)59は、前記したラベル発行部制御部Dと各種データ、指令の交信を行なうための回路である。
ROM60は、CPU58が実行する制御プログラムが記憶されている。
RAM61は、CPU58がROM60の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの他に、商品の形状データ(縦、横、高さ)に基づいて制御データを決定するための各種テーブル等が記憶されている。
操作部62は、装置の起動、停止等のためのスイッチである。
機構駆動部63は、包装を実行する場合に包装機の各機構部を駆動するための回路で、具体的にはエレベータ2を駆動するモータ64、被包装物Gを搬入するプッシャコンベア1の搬入モータ65、フィルムフィード機構5のフィルム移送モータ66等がある。尚、包装機の構成は先に簡単に説明したが、本発明と直接関係しないので、前記モータの制御の詳細については説明を省略する。
叉、機構駆動部63には、被包装物Gの横幅を検出する商品幅検出センサー17aと、被包装物Gの高さ、奥行きを検出する商品高さ奥行き検出センサー17bが接続されており、検出データをCPU58へ供給するようになっている。
前記ラベル発行部制御部Dと包装機構制御部Eとで授受されるデータ、指令で本発明と関係するのは、ラベル発行部制御部Dから包装機構制御部Eへは商品載置部13上に載置された被包装物Gの計量が安定したことを報知する信号が送信され、包装機構制御部Eからラベル発行部制御部Dへはラベル貼付位置決定のためのデータとして、前記商品の幅検出センサー17aで検出された一方の長さデータ(商品の中央から幅方向端部までの長さデータ)と、検出センサー17bにより検出された高さデータと奥行きデータとが送信される。
図4は本実施形態によるラベル発行部B(台紙レスラベルプリンタ)で管理する商品ファイルのデータ構成を示す説明図である。商品ファイルには、「品番」、「品名」、「値段」、「バーコード」、「添加物」、「ラベルフォーマット」、「トレイフォーマット」等の項目が設定されている。
前記ラベルフォーマットには、ラベルフォーマットファイルのラベルフォーマット番号が設定されて記憶されている。また、トレイフォーマットには、トレイファイルのトレイ番号が設定されて記憶されている。
図5は本実施形態によるラベル発行部B(台紙レスラベルプリンタ)で管理するラベルフォーマットファイルのデータ構成を示す説明図である。ラベルフォーマットファイルには、印字フォーマットを各種設定でき、フォーマットの種類を特定するフォーマット番号、ラベルテープの切断長さを決定するラベル長、更に、印字項目として商品名、添加物、メッセージ、原材料、値段、バーコード、単位、賞味期限、加工日時、店名等があり、それらの印字項目にはそれぞれ、印字位置(ラベルの左上を0,0とし、印字範囲の左上端を指す)、用紙(台紙レスラベルテープ)搬送方向の印字範囲である高さ、高さと直交する印字範囲である長さ、文字フォント種類を特定するフォントが設定されている。
図6はトレイファイルのデータ構成を示す説明図である。トレイファイルには、トレイの種類を特定するトレイ番号を設定し、それぞれのトレイ番号毎に、横幅、奥行き、高さ、風袋重量、ラベル貼付位置(トレイ端部からラベル中央部までの距離データ:X0、Y0)(貼付位置情報)、移動(貼付部の水平移動距離:X)、タイミング(排出プッシャが駆動してからの貼付部の下降タイミング:T)、90°回転(貼付部が吸着保持した台紙レスラベルを90°回転させるかを識別するフラグ、180°回転(貼付部が吸着保持した台紙レスラベルを180°回転させるかを識別するフラグ)等が設定されている。尚、トレイの横幅、奥行き、高さデータを設定しているが、商品幅検出センサー17a、商品高さ奥行き検出センサー17bで検出されているので、設定していなくてもよいし、あるいは検出センサー17a、検出センサー17bを設けずに自動でそれぞれの長さが検出されない場合には、トレイファイルに各長さを設定しておき、包装を開始する際に該当するトレイファイルを読み出して、各長さデータを設定するようにしてもよい。
前記ラベル貼付位置は、図7(a)に示すように、トレイ(包装物G’)上におけるラベル位置(X0、Y0)は、トレイの隣り合う辺からラベル中心までの距離で、例えば、横幅:200mm、縦幅:150mmのトレイで、X0:30mm、Y0:130mmが設定された例を示す。この場合、トレイ上におけるラベルの外周縁とトレイの端部との間には空白の距離が存在する。
また、回転角度0°の場合の移動距離(水平移動距離データ)Xは、予め入力設定されたトレイ端部からラベル中央部までの距離データ(X0、Y0)と、包装過程でトレイの横幅が検知された際に算出される。その算出された移動距離XとタイミングデータTとに基づいて貼付部の移動制御が行われる。但し、使用するトレイファイルをラベル貼付データファイルと関連付けるようにして、包装動作前に移動距離XとタイミングデータTとを算出するようにしてもよい。つまり、トレイは商品載置部13の中心に置かれ、トレイの横幅(L)と、トレイ端部からラベル中央までの距離X0が分かるので、移動距離Xが決定される。
例えば、回転角度0°の場合、移動距離Xはトレイの横幅(L)と入力されたX0によって決まる。タイミングデータTは、後述のように、入力されたY0と排出プッシャ8による包装物G’の搬送速度(一定)によって決定される。
また、トレイの幅データと、ラベル貼付データファイルに入力してあるX0データ、更に商品の高さデータ「H」に基づきラベル待機位置(X、Z)を算出する。
このラベル待機位置(X、Z)は、ラベル吸着部C1がラベル発行口16(初期位置)に発行されたラベルを吸着保持し、包装物G’に対して該ラベルを貼付するために待機する位置までの移動距離データで、「X」は初期位置からラベル待機位置までの水平距離、「Z」は初期位置からラベル待機位置までの垂直距離である(図7(b)、(c)参照)。尚、初期位置は図7(a)、(b)でのラベル発行位置に相当し、貼付部が発行されたラベルを吸着して移動を開始する位置である。
水平方向の移動距離X=XC−LR+X0 (図7(b)参照)
XC:ラベル吸着部C1の初期位置から搬送路の中心(商品の中心)までの距離。
LR:商品幅検出センサー17aにより検出(測定)。
X0:設定値。
以上により、水平方向の移動距離Xが決定する。
垂直方向の移動距離Z=(Z0−Z2)−H (図7(c)参照)
Z0:ラベル吸着部C1の初期位置から包装物G’の搬送面までに垂直距離で、機構上決定されている一定値。
Z2:ラベル待機位置からラベル接着位置(包装物上面)までの垂直距離で、被包装物Gの高さHによってラベル接着位置にバラツキが生じないように一定値に設定されている。
H:被包装物Gの高さで商品高さ検出センサー17bにより検出。
尚、商品検出センサー57が排出路(ヒートシール部)10の直前に位置し、ラベル貼付のタイミング時間Tは、包装物G’が商品検出センサー57により検出された時(T=0)から、ラベル吸着部C1を待機位置から降下開始させるまでの遅延時間であり、包装物G’上におけるY軸方向のラベル接着位置を定める。従って、時間T=T’の時にY0=0となるように設定した場合には、包装物G’の搬送速度が毎秒D(mm)とすると、貼付タイミング時間Tは、T=T’+Y0/Dにより算出される。Y0は貼付条件で予め入力設定されている。
ラベルの回転の有無はトレイファイルが呼び出された時に判明しており、例えば、90°の回転有りが設定されていれば、それに基づいて前記第3移動手段22の駆動が制御される。
しかし、例えば、同じ種類(サイズ)のトレイに貼付する台紙レスラベルのラベル長が異なる場合、そのラベルを前記貼付位置に基づいて貼付した場合、貼付位置がずれることになる。以下、その貼付位置のずれを図8に基づいて説明する。
例えば、図8(a)は、印字項目AA、BB、CC、DD、EEが印字発行されたラベル(基準長のラベル)が180°回転されて、排出されるトレイの右上の位置に貼付されるよう貼付条件を設定している場合を示し、AA,BBは商品名を示し、商品名が印字可能なように印字領域(例えば、行数)が設定されている。CC,DD,EEは、例えば、商品の添加物を示し、その添加物情報を印字可能なように印字領域(例えば、行数)がラベルフォーマットとして設定されている。
一方、図8(b)に示すように、例えば商品が異なる場合、ラベルにはFF,GGが商品名として印字され、CCが商品の添加物として印字されている。
この場合、商品名AA,BBのラベルに対し、商品名FF,GGのラベルは、添加物情報としてCCのみしか印字されていないので、商品名AA,BBのラベルに比べて添加物の印字領域が2行余白になるので、その分を詰めてラベルテープが切断される。
つまり、読み出された印字フォーマットにおけるラベル長(基準長)のラベル(商品名AA,BB)をトレイに貼付する場合は、図8(a)に示すように、トレイの右上の位置に貼付できるが、商品名FF,GGのラベルを同じようにラベル吸着部C1のX軸方向の移動距離を同じにした場合には、ラベル長が短くなった分だけ、図8(b)に示すようにずれて貼付され、トレイの右側縁とラベルの側端との間に設定以上の空白部分が生じる。
そして、貼付部の左右水平方向への移動を修正する方法としては、予め印字フォーマットとして読み出された基準のラベル長の移動距離は、トレイ上のラベルの貼付位置(X0、Y0)が設定されればトレイ毎に移動距離を算出できるので、その基準のラベル長の移動距離から、ラベルが短くなった分だけ貼付部のX軸方向の移動距離を少なくすることで、図8(c)に示すように予め設定した所定の位置にラベルを貼付することができる。つまり、図7(b)での移動距離Xは、X=XC-LR+X0-(基準の読み出されたラベル長-判断されたラベル長)となる。
また、上記例は、ラベル長が基準長より短いと判断された場合に、図8(b)においてラベルを図面上右に移動し貼付させる。つまり、移動距離Xが少なくなる例にて説明したが、判断されたラベルが基準長より長いと判断された場合には、図8(b)において、左方向へ移動させる必要があるので、移動距離Xは、その長くなった分だけ移動距離を増やすようにすることで、図8(a)と同様の位置にラベルを貼付することができるようになる。つまり、トレイにおける、ラベルの貼付位置(X0、Y0)を設定しておき、印字フォーマットが読み出され、そのフォーマットにおけるラベル長と、発行されるラベル長が比較され、その長さが短い場合には、貼付部のX軸方向の移動距離をその短くなった分だけ少なくするようにする。また、その長さが長い場合には、その長くなった分だけ貼付部のX軸方向の移動距離を長くするようにする。これにより、トレイにおける設定してある貼付位置(X0、Y0)に貼付することができる。
また、他の例として、図9(a)、(b)の例がある。図9(a)、(b)は、図8(a)、(b)で示したと同じラベルを90°回転して、排出されるトレイの右下の位置に貼付(縦貼り)した場合を示し、この場合は、ラベルを吸着保持した貼付部の下降タイミングを調整することによって前記位置に貼付するが、読み出された印字フォーマットのラベル長(基準長)のラベル(商品名AA,BBのラベル)の貼付位置に対し、ラベル長の短い商品名FF,GGのラベルも基準長のラベルの下降タイミングと同じタイミングで下降させて貼付した場合は図示のようにずれて貼付され、トレイの下側縁とラベルの側端との間に設定以上の空白部分が生じる。
また、ラベルの貼付位置が図9(a)に示すような排出されるトレイの右下の位置(X0、Y0)に設定されている場合、基準のラベル長の下降タイミングは図7に基づく演算により算出される。つまり、前述のように、ラベル貼付のタイミング時間Tは包装物G’が商品検出センサー57により検出された時(T=0)から、ラベル吸着部C1を待機位置から降下開始させるまでの遅延時間であり、包装物G’上におけるY軸方向のラベル接着位置を定める。従って、時間T=T’の時にY0=0となるように設定した場合には、包装物G’の搬送速度が毎秒D(mm)とすると、貼付タイミング時間Tは、T’+Y0/Dにより算出される。Y0は貼付条件で予め入力設定されている。
そして、トレイ上の予め設定された貼付位置(X0、Y0)に貼付されるが、例えば、印字発行されるラベル長が、読み出された印字フォーマットのラベル長(基準のラベル長)より短い場合には、その短くなった長さ分、降下のタイミングを早くすることで予め設定した所定の位置にラベルを貼付することができる。
例えば、基準のラベル長を60mmとした場合、印字発行されるラベルの長さが40mmであれば、基準のラベル長に対し20mm短いことになる。その20mm短い分、基準のラベル長の降下のタイミングに対しどれだけ早く降下させればよいかを算出する。ここで、前記排出プッシャの駆動速度は一定(例えば、10mm/s)、貼付部の待機位置、下降速度も一定なので、ラベル長さが20mm短くなった分、2秒早く下降させれば、図9(c)に示すように予め設定した所定の位置にラベルを貼付することができる。
また、上記例はラベル長が短くなった場合に、その短くなった分のラベルの長さに応じて、貼付部の下降タイミングを早くする例で説明したが、ラベル長が基準のラベル長よりも長いと判断された場合には、その長くなったラベルの長さに応じて貼付部の下降タイミングを遅くするように制御すればよい。
このように、本発明は、このラベル長の異なる台紙レスラベルを、同じトレイに貼付した場合に生じる貼付位置のずれを無くし、正しい位置に貼付できるように貼付部の移動を、ラベル長に応じて修正制御するものである。
次に、ラベル発行部B(台紙レスラベルプリンタ)によるラベルの印字発行の流れを図10及び図11に基づいて説明する。図10は、本実施形態によるラベル発行部Bの動作を説明する為のメインのフローチャートである。
(ステップS1)…RAM43を参照し、ラベル発行を行う値付モードであるか否かを判断する。値付モードでない(NO)と判断した場合はステップS2に進み、値付けモードであると判断(YES)した場合にはステップS3に進む。
(ステップS2)…設定モードでのファイルデータ設定や、レポートモードでの実績レポート出力や、メンテナンスモードでのメンテナンス等を行い、ステップS1に戻る。
(ステップS3)…表示操作部12を用いて操作者によって、印字する商品の品番が読み出される。そして、商品ファイルにはラベルフォーマット番号、トレイフーマット番号が関連付けて記憶されているので、例えば、ラベルフォーマット番号#1が商品ファイルの特定された品番に設定されている場合は、フォーマット番号#1によって特定されるラベル長データをはじめとする各印字項目の印字領域情報のフォーマットデータが読み出される。尚、フォーマット番号#1によって特定されるフォーマットデータにおいて、品名は3行分、添加物は4行分の印字範囲があるものとする(図13(a)参照)。また、品番に設定されているトレイフォーマット番号により、トレイファイルに設定されているトレイNo.が読み出され、使用するトレイの横幅、高さ、奥行き長さや、ラベルの貼付位置(X0、Y0)、貼付部の装置における水平移動距離Xや、貼付部が降下するタイミング、貼付部90°を回転するか、あるいは180°回転するかの情報等が読み出される。
また、品番0001が指定された時には、値付けする商品の商品データとして、品番0001によって特定される商品の商品データ(例えば、品名、値段、添加物等)が呼び出される。尚、品番0001によって特定される商品の添加物は、それぞれ1行分の印字データ量であるものとする(図4参照)
(ステップS4)…ステップS3で呼び出したフォーマットに従って、ステップS4で呼び出した商品データの印字データを、ドットデータに展開する、尚、詳細は図11で説明する。S3で呼び出されたベルフォーマットエリアのラベル長データと、後述の図11のステップS28で用紙搬送方向の印字位置を上方に詰める場合は、その詰める行数分減算され、ラベル長が算出される。つまり、基準のラベル長はS3で読み出され、一文字分の文字の高さは予め決められており、また、印字の排出方向における文字と文字との行間の長さも予め定められているので、前記詰めた行数の長さを算出し、発行するラベル長も算出することができる。
(ステップS9)…算出した時間を包装機構制御部Eへ送信する。
(ステップS10)…貼付部Cのラベル吸着部C1をラベル発行部Bのラベル発行口16へ移動させる。
(ステップS11)…ラベル発行口16に保持されたラベルLをラベル吸着部C1が吸着し、吸着後、ラベル吸着部C1を待機位置へ移動する。
(ステップS12)…前記商品ファイルのトレイフォーマットに設定されたトレイ番号に対し、ラベルを90°または180°回転のフラグ設定に基づいてラベル吸着部C1を回転させる。例えば、品番0001のトレイフォーマットにトレイ番号1が設定され、そのトレイ番号1はトレイファイルで90°回転有りのフラグが設定されているため、ラベル吸着部C1は90°回転される(図4、6参照)。
(ステップS13)…ラベル吸着部C1は待機位置から下降を開始し、包装物G’にラベルを貼付する。下降のタイミングは、基準のラベル長に対する長短差により下降のタイミングを早くする、或いは遅くする。
(ステップS14)…ラベル吸着部C1が吸着保持するラベルが、包装物G’の上面に貼付されたかを判断する。ラベル貼付の判断は、ラベル貼付センサー56で検出される。ラベル貼付が確認されるまで繰り返し検出動作が行われ、ラベル貼付が検知されるとステップS15に進む。
(ステップS15)…貼付部Cが上昇し、初期位置に戻り、次のラベル貼付のために待機する。
図11は本実施形態によるドットデータへの展開ルーチンの動作を説明する為のフローチャートである。
(ステップS21)…先ず、図10のステップS3で呼び出したラベルフォーマットデータの中で、判断処理(ステップS22〜ステップS25の各判断処理のうち少なくともステップS22の判断処理)がされていない、用紙搬送方向に対して最も上流側の印字項目を検索する。例えば、上記判断処理の初回であれば、最も上流側の印字項目は「商品名」となる。
(ステップS22)…ステップS21で検索した印字項目が「品名」であるか否かを判断する。判断結果が「品名」でない(NO)の場合はステップS23に進む。
(ステップS23)…印字項目が「添加物」であるか否かを判断する。判断結果が「添加物」でない(NO)の場合にはステップS24に進む。
(ステップS24)…印字項目が「原材料」であるか否かを判断する。判断結果が「原材料」でない(NO)の場合にはステップS25に進む。
(ステップS25)…印字項目が「メッセージ」であるか否かを判断する。
尚、ステップS22〜S25において判断する「品名」、「添加物」、「原材料」、「メッセージ」の各印字項目は、それぞれの印字データ量に応じて、用紙搬送方向の印字範囲(高さ)を変化させる印字項目として予め定めたものである。より詳細には、上記各印字項目は、用紙搬送方向の印字範囲(例えば行数)に対し、用紙搬送方向の印字データ量(例えば行数)が少ない場合に、当該印字範囲を小さく(短く)させる印字項目として予め定めたものである。
(ステップS26)…ステップS21で検索した印字項目が、上記「品名」、「添加物」、「原材料」、「メッセージ」の何れかに該当する場合(ステップS22:YES、ステップS23:YES、ステップS24:YES、ステップS25:YES)には、当該印字項目について該当する印字データが、ラベルフォーマットデータの当該印字項目の高さ(用紙搬送方向の印字範囲)を満たすか否かを判断する。つまり、ステップS22〜S25においてYESとなった各印字項目について、ステップS3で呼び出したラベルフォーマットデータの高さ(用紙搬送方向の印字範囲)と、ステップS4で呼び出した商品データにおける用紙搬送方向の印字データ量とを比較し、高さに対し印字データ量が少ない場合には満たさないと判断し、少なくない場合には満たすと判断する。例えば、印字項目「品名」の場合、用紙搬送方向の印字範囲(高さ)は3行分であるのに対し、印字データは1行分と少ないため、満たさないと判断される。
(ステップS27)…ステップS26で印字データが、ラベルフォーマットデータの該当印字項目の高さを満たさない(NO)と判断した場合には、満たさない部分と(余裕の高さ部分)と用紙搬送方向との位置が重なる他の印字項目(ステップS3で呼び出したラベルフォーマットデータの他の印字項目)の印字データがあるか否かを判断する。換言すれば、満たさない部分(余裕の高さ部分)と高さ位置が重なる印字データの他の印字項目があるかを判断する。即ち、呼び出したラベルフォーマットデータの他の印字項目の印字データであって、余裕の高さ部分に印字する印字データがあるかを判断する。例えば、印字項目「品名」の場合、用紙搬送方向の印字範囲(高さ)は3行分、印字データは1行分である為、満たさない部分(余裕の高さ部分)は2行分である為、「バーコード」、「値段」、「単位」、「添加物」、「店名」の各印字項目の印字データであって、当該2行分の部分に印字する印字データがあるか否かを判断する。
つまり、ステップS27では、印字項目が用紙搬送方向に並列に配置されているようなフォーマットデータがステップS3で呼び出された場合に、当該並列に配置された一の印字項目について満たさない部分(余裕の高さ部分)があったときに、当該フォーマットデータにおいて、当該並列に配置された他の印字項目の印字データが当該満たさない部分に印字されることになっているかどうかを判断する。
(ステップS28)…高さ位置が重なる印字データの他の印字項目がない(NO)と判断した場合には、高さ範囲の満たさない部分(余裕分)、呼び出したフォーマットデータ中の印字位置順において以降の全項目の用紙搬送方向の位置データを、上方に詰めるように減算して位置を変更する。例えば、ステップS26で印字項目「品名」について判断した場合には、バーコード、値段、単位、添加物、店名の各印字項目の用紙搬送方向の位置データは、「品名」の2行分小さくなる。即ち、当該各印字項目は、用紙搬送方向に対して、「品名」の2行分上流に詰めて印刷されるようにする。また、ラベル長データも「品名」の2行分短くする。
(ステップS29)…呼び出したラベルフォーマットデータの全項目について処理したか否かを判断し、全項目について処理していない(NO)の場合にはステップS21に戻る。呼び出したラベルフォーマットデータの全項目について処理した(YES)の場合には、ステップS30に進む。
(ステップS30)…ステップS21で検索した印字項目について、呼び出した商品データエリアの同じ項目の商品データを、その印字範囲の左上詰めで、ドット展開エリアにドットデータに変換して書き込む。この際、呼び出したフォーマットエリアのフォーマットデータの位置、フォントデータに基づいて行う。そして、図10のメインルーチンに戻る。
メインルーチンに戻る際、フォーマット番号#1、品番0001が入力されていた場合には、図13の右図のように、ドットデータを展開する。つまり、品名以降の印字項目は、「品名」の2行分、上方に移動し、さらに、「添加物」以降である「店名」は、「添加物」の3行分、上方に移動する。そして、呼び出したラベルフォーマットデータのラベル長データは、「品名」の2行分と、「添加物」の3行分、短くなる。
また、図14(a),(b)は、ラベル長が変わる場合の例を、より具体的な例を用いて説明する。いずれも「品名」が「天ぷら盛り合わせ」で同じであるが、その盛り合わせの点数の相違により「添加物」のデータ量が異なる例を示し、(a)図のラベルは印字項目「添加物」のデータ量が3行、(b)図のラベルは同じ印字項目「添加物」のデータ量が6行で、例えば図13に示すフォーマット番号#1のフォーマットに対しては、(a)図のラベルは印字項目「品名」について2行分、印字項目「添加物」について1行分の余裕があり、合計3行分が詰めて印字される。従って、フォーマット番号#1の設定されたラベル長よりも3行分短いラベルとなる。そして、フォーマット番号#1には、その基準となるラベル長が設定されており、前記のように一文字分の文字の高さ、一行の行間の長さは予め決まっているので、3行分の長さが短くなった場合に短縮される長さが分かり、読み出されたフォーマットにおけるラベル長に基づき発行するラベル長を算出することができる。
また、(b)図のラベルは印字項目「品名」について2行分の余裕、印字項目「添加物」については2行分の超過があり、結果、余裕分と超過分の相殺によりフォーマット番号#1の設定されたラベル長と略同じ長さのラベルとなる。
図12は被包装物Gをストレッチフィルム包装機で包装する動作を示すフローチャートである。尚、図12に示す各ステップは、CPU58が制御する。
(ステップS41)…商品載置部13の計量部15に被包装物Gを載せ、計量が安定すると計量安定信号が入力される。
(ステップS42)…プッシャコンベア1が駆動して、前記商品載置部13上の被包装物Gをエレベータに向けて搬送する。
(ステップS43)…ステップS9で算出した当該被包装物Gに貼付するラベルの、印字からラベル貼付までに掛かる時間を受信する。
(ステップS44)…前記受信した時間と、被包装物Gを包装して排出するまでの時間との時間差を算出する(時間差判断手段)。被包装物Gをフィルムで包装し、その包装物G’を排出路(ヒートシール部)10に排出するまでに掛かる時間は、エレベータの速度、及び排出プッシャの速度が一定で、且つそれらの移動距離は装置構成の時点で判明している為、前記時間は確定している。
(ステップS45)…前記算出した時間差がゼロ以上か否かを判断する。
(ステップS46)…前記判断結果がゼロ以上である場合は、該時間を記憶する。
(ステップS47)…ステップS42で搬送された被包装物Gがエレベータ2上に到達したか否かを、エレベータの下限位置近傍に位置するエレベータセンサ17cにより判断する。エレベータ上に被包装物Gが到達していない場合は、到達が確認されるまで判断を繰り返す。
(ステップS48)…エレベータ上に被包装物Gが到達し、ステップS46で時間が記憶されているので、前記記憶した時間差分エレベータの上昇を遅らせる。
(ステップS49)…ステップS45の判断結果がゼロ以下(NO)の場合、被包装物Gがエレベータ2上に到達したか否かを判断する。エレベータ上に被包装物Gが到達していない(NO)の場合は、到達が確認されるまで判断を繰り返す。エレベータ上に被包装物Gが到達している(YES)の場合は、ステップS50に進む。
(ステップS50)…エレベータを包装部に向けて上昇させ、包装を行う。包装は、包装部に張架されたフィルムに対しエレベータの上昇で被包装物の上面を被い、そのフィルムの周縁端部を左右折り込み板、後折り込み板の作動で該被包装物の底面側に折り込む。
(ステップS51)…排出プッシャが駆動して前記被包装物Gを排出路に向けて押し出し、残った前側のフィルム端部を被包装物の底面側に折り込み、包装を完了する。尚、排出路に排出された包装物G’は、該部のヒータで前記折り込まれたフィルム端部の重合部がヒートシールされる。
従って、台紙レスラベルロールを用いたラベル発行部からラベル長が長い台紙レスラベルが発行される場合で、包装が完了し、包装物Gが図1における排出路(ヒートシール部)10の貼付部の真下を通過するまでに、貼付部が通過する包装物G’と接触できない場合でも、エレベータが上昇する時間を遅らせることで、包装から包装物の排出の時間に、ラベルの印字から貼付の時間が間に合うようになるので、ラベル長が長くなっても包装物にラベルを貼付することができるようになる。
また、ステップS48で、S44での差の時間だけエレベータの上昇を遅らせる説明をしたが、必ずしもその差の時間に限らず、その差よりも多少多い時間遅らせるようにしてもよい。この場合には貼付部が包装物G’が通過する上方でラベルを吸着して待機し、商品検出センサー57で包装物G’の先端が検知されてから所定のタイミングで貼付部が下降されるようになる。
なお、上記実施例では、エレベータが上昇するタイミングを変える例で示したが、その他、包装の過程、つまり、左右折り込み部材7、7’、後折り込み部材6、あるいは排出プシャ8の駆動する速度を変えることで、包装完了までの時間を遅らせることが考えられる。しかし、各折り込み部材の駆動速度は変更せずに、上記のようにエレベータの上昇タイミングを変えることで、包装の仕上がりに影響を与えることが少ないのでより好ましい。
本発明は図示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更することができる。
(1)実施の形態では、所定の印字項目、例えば「品名」、「添加物」等の印字データ量に応じて、当該印字範囲を小さくした例を示したが、これに限らず、例えば、印字領域を示す印字フォーマット毎に、「位置変更を許可する」、或いは「位置変更を許可しない」のフラグを設け、許可するフラグが設定されている印字フォーマットが設定されているときのみ、印字領域をずらして印字するようにしてもよい。
(2)実施の形態では、予め指定した印字項目の印字データと、その印字領域とに基づいて、その印字項目以降の印字を詰めるようにした例を説明したが、これに限定されず、例えば、印字項目を設定することなく、特許第2580967号のように、ドットイメージ中の連続した空白ドットの行数を計数して、その空白ドット行を減少するようにすることで、ラベル長を小さくするようにしてもよい。
(3)実施の形態では、所定の印字項目の印字データが、用紙搬送方向に対して当該印字項目の印字領域に満たない場合に、ラベル長が短くなる例を示したが、これに限らず、例えば、印字データが印字領域を超える場合には、当該印字データが用紙搬送方向に収まるように、当該印字項目の印字領域を用紙搬送方向に拡張し、以降の印字項目の印字位置をずらすことでラベル長を長くする場合においても本発明を利用することができる。
(4)実施の形態では、包装機としてエレベータによる突き上げ方式の例を示し、ラベル長の長短差に伴うラベルの印字発行からラベル貼付までの時間の変化に対し、包装を行うエレベータの上昇(駆動)タイミングを調整し、長短差のある台紙レスラベルでも包装物の所定位置に正しく貼付できるようにしたが、他の包装方式においても包装に関与する作動部の動作タイミングを調整することで同様の効果が得られる。
(5)実施の形態では、ある長さのラベルを基準としてラベルフォーマットに設定し、その基準のラベルフォーマットに対し、印字データ量の増減によりラベル長を決定し、基準のラベルとの比較で貼付部の移動を修正する例を示したが、これに限らず、例えば、複数のラベル長毎に貼付部の移動距離、下降タイミング等を設定したテーブルを記憶設定し、これに対し実際に印字発行したラベルが前記テーブルに設定された複数のラベル長から近似するラベル長を決定し、そのラベル長に設定された移動距離、下降タイミング等に基づいて貼付部を移動するようにしてもよい。
(6)実施の形態では、トレイファイルを設けて、トレイ毎のラベル貼付位置を設定した例を説明したが、これに限らず、例えば、ラベルの貼付位置条件(トレイの右下/右上/左下/左上、縦貼り/横貼り、トレイ端部からの距離(X0,Y0)等)を設定し、使用するトレイの横幅、奥行き、高さの各データは包装過程にセンサー(商品幅検出センサー、商品高さ検出センサー等)によって計測し、貼付部の移動距離(X)は式より、また、降下のタイミング(T)はトレイの奥行き寸法より求め、それに基づいて貼付部の移動を制御するようにしてもよい。また、ラベルの貼付位置は、トレイ端部から貼付ラベルの中心までの距離に限らず、トレイの端部から貼付ラベルの外周縁までの距離(空白部分)で特定してもよい。
(7)実施の形態では、包装機にて包装され、該包装機に附設された貼付装置により包装物に台紙レスラベルを貼付する装置を用いて本発明を説明したが、当該包装機に限定されず、例えば包装機能は有しなく、コンベア上を搬送される包装物に対して台紙レスラベルを貼付するラベル貼付装置で本発明を利用してもよい。
(8)実施の形態では、発行された台紙レスラベルを貼付部で吸着して水平方向に移動し、搬送される包装物の直上位置まで移動し、包装物が下方を通過するタイミングで貼付部を下降させることで包装物にラベルを貼付する装置で説明したが、これに限らず、前記水平移動機構は有しなく、包装物が通過する直上でラベルが発行されて該位置で貼付部が待機し、発行される台紙レスラベルの印字発行方向の長さが変わった場合には、貼付部の包装物へ下降するタイミングを変えるよう制御してもよい。
(9)上記実施の形態では、ラベル貼付のタイミング時間Tは、包装物G’が商品検出センサー57により検出された時(T=0)から、ラベル吸着部C1を待機位置から降下開始させるまでの遅延時間にて説明したが、これに限らず、例えば一定速度で駆動する排出プッシャ8が駆動を開始し、トレイの奥行きが特定されるとトレイの先端が排出路(ヒートシール部)10の貼付部の直下に位置するまでの距離が算出され、ラベルの貼付位置Y0が図10のフローのS3で読み出されるので、前記距離とY0とに基づき、ラベル吸着部C1の下降タイミングを算出するようにしてもよい。
(10)上記実施の形態では、ラベルを対象物へ貼付するための貼付位置情報を記憶し、該貼付位置情報を読み出して、その貼付位置情報の位置にラベルを貼付するために、ラベル長が変わったとしても、貼付部の移動を制御することで、その読み出された貼付位置にラベルが貼付される例にて説明したがこれに限らない。例えば貼付位置を常に固定(例えばトレイの右下の角部)とする場合、トレイの横幅、奥行き、高さの長さは包装の過程で検知されるので、それらのトレイの長さデータと、貼付位置が必ず右下の角度という情報に基づき、貼付部のX軸方向の移動距離、貼付部の下降タイミングを算出することで、貼付の移動を制御するようにしてもよい。つまり、この場合は、貼付位置情報を記憶するファイル、また、そのファイルから貼付位置情報を読み出す手段は不要になる。
また、上記実施の形態では貼付部の移動を、例えば基準長よりラベル長が短くなったと判断された場合、その短くなった分だけ貼付部の移動を少なくする例を示したがこれに限らず、例えば、貼付位置が固定の場合には、予め想定されるラベル長毎の貼付部の移動距離や、貼付部の下降タイミングを記憶したファイルを用意し、ラベル長が算出される毎に、そのファイルを参照して貼付部を移動させるための制御情報を得て、貼付部の移動を制御するようにしてもよい。また、貼付位置が固定でない場合においても、貼付位置毎に、想定されるラベル長毎の貼付部の移動距離や、貼付部の下降タイミングを記憶したファイルを用意し、前記同様に該ファイルを参照することで貼付部の移動を制御するようにしてもよい。
A…ストレッチフィルム包装機 B…ラベル発行部(台紙レスラベルプリンタ)
C…貼付部 D…ラベル発行部制御部(制御手段)
L…台紙レスラベル(ラベル) 43…RAM(貼付位置情報記憶手段)

Claims (4)

  1. 所定事項を印字し切断して枚葉状の台紙レスラベルを発行するラベル発行部と、
    その発行された台紙レスラベルを吸着保持して被貼付物に向け移動し貼付する貼付部と、
    前記貼付部の移動を制御する制御手段と、
    前記ラベル発行部から発行される台紙レスラベルのラベル長を判断する判断手段と、
    前記台紙レスラベルへ印字する商品データと、前記台紙レスラベルへ印字する印字項目の位置情報とラベル長が設定された印字フォーマットと、前記発行された台紙レスラベルを被貼付物に貼付するための貼付位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された、印字フォーマット、商品データ、貼付位置情報を読み出す読み出し手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記読み出された印字フォーマットと商品データにより前記発行される台紙レスラベルのラベル長を判断し、前記制御手段は、前記判断されたラベル長と、前記読み出された印字フォーマットのラベル長との比較により、前記貼付位置情報の位置へ前記台紙レスラベルを貼付するよう前記貼付部の移動を制御することを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 前記判断手段は、台紙レスラベルに印字される所定の印字項目の用紙搬送方向の印字データの量によりラベル長を判断することを特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 所定事項を印字し切断して枚葉状の台紙レスラベルを発行するラベル発行部と、
    その発行され台紙レスラベルを吸着保持して被貼付物に向け移動し貼付する貼付部と、
    前記被貼付物をラベル貼付位置に排出する排出部と、
    前記台紙レスラベルへ印字する商品データと、前台紙レスラベルへ印字する印字項目の位置情報とラベル長が設定された印字フォーマットと、前記発行され台紙レスラベルを被貼付物に貼付するための貼付位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された、印字フォーマット、商品データ、貼付位置情報を読み出す読み出し手段と、
    前記ラベル発行部、前記被貼付物の排出と前記貼付部の移動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記印字発行される台紙レスラベルのラベル長が、読み出された印字フォーマットのラベル長より短い場合は、前記貼付部の下降タイミングを早くするように制御し、前記印字発行されるラベル長が、読み出された印字フォーマットのラベル長より長い場合は、前記貼付部の下降タイミングを遅くするように制御することを特徴とするラベル貼付装置。
  4. 前記印字フォーマットは、前記印字項目に印字される商品データの量により印字範囲の変更を許可するか否かの可否フラグを更に記憶し、
    前記制御手段は、前記商品データと前記印字フォーマットの可否フラグが位置変更を許可するフラグが設定されている場合、商品データの量により印字領域をずらして印字するように制御することを特徴とする請求項3に記載のラベル貼付装置。
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