JP6121754B2 - ラベル発行貼付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベルを発行し、発行されたラベルを物品に貼り付けるラベル発行貼付装置に関する。
包装物に貼付するためのラベルを発行するラベル発行手段と、このラベル発行手段が発行したラベルを包装物に貼付する貼付手段とを備えたラベル発行貼付装置が広く知られている。近年、表示義務内容の増大など、ラベルに表記する内容が増大しているという事情や、台紙レスラベルの普及などにより、発行されるラベルに表記する内容に応じてラベルの発行方向(ラベルの送り出し方向)のサイズを変化させることができるラベル発行貼付装置が普及してきている。
このようなラベル発行貼付装置において、特許文献1(特開2012−250717)では、発行されるラベルのサイズが異なる場合であっても、発行されたラベルを吸着する際にラベルを保持するラベル保持部の保持幅を調整することなく、ラベルを包装物に正しく貼付することができるラベル発行貼付装置が開示されている。
特開2012−250717号公報
しかしながら、上記従来のラベル発行貼付装置では、ラベル発行手段から発行されるラベルに、ラベルを包装物に貼り付けた後に、次に貼付するラベルを受け取りに所定の位置にまで戻ってくる貼付手段が接触するおそれがある。ラベルに貼付手段が接触した場合には、ラベルが落下したり、ラベルにひずみが発生したりして、貼付手段によってラベルを包装物に正常に貼付できなくなるおそれがある。
そこで、貼付手段が包装物にラベルを貼り付けるために移動する貼付領域と、ラベル発行手段から発行されるラベルの送り出し領域とを平面的にずらしたり、ラベル発行手段から発行されたラベルに干渉しないように貼付手段を迂回させたりするなどの方法が考えられる。しかし、この方法だと、機台のサイズが増大すると共に、貼付手段がラベルを吸着してから包装物にラベルを貼り付けるまでの時間が長くなり処理能力が低下するという問題が発生する。
そこで、本発明の目的は、機台のサイズを増大させることなく、処理能力の低下を最小限に抑制することができるラベル発行貼付装置を提供することにある。
本発明の一側面に係るラベル発行貼付装置は、ラベルを発行するラベル発行部と、ラベル発行部によって発行されたラベルを物品に貼付するラベル貼付部と、を備えたラベル発行貼付装置において、ラベル貼付部が、物品にラベルを貼付した位置からラベル発行部が発行する次の物品に貼付するラベルを受け取る位置まで移動する際に、ラベル発行部から送り出される次の物品に貼付するラベルの送り出し領域を通過するか否かを判定する判定部と、判定部においてラベル貼付部が送り出し領域を通過すると判定された場合に、ラベル貼付部が送り出し領域を通過する位置を目標位置として特定する目標位置特定部と、ラベル貼付部が送り出し領域を通過した時に、次の物品に貼付するラベルが目標位置に到達するように、ラベル発行部を制御する制御部と、を備える。
このラベル発行貼付装置では、ラベル貼付部が物品にラベルを貼付した位置から次の物品に貼付するラベルを受け取る位置まで移動する際に、ラベル発行部から送り出される次の物品に貼付するラベルの送り出し領域を通過する場合には、その通過位置を目標位置として特定し、ラベル貼付部が送り出し領域を通過したタイミングに合わせてその目標位置にラベルが到達するように制御されている。これにより、ラベル発行部から送り出されるラベルとラベル貼付部との接触が防止されると共に、この接触を防止するための調整時間を最小限に留めることができる。また、ラベル発行部から送り出されるラベルとラベル貼付部との接触を防止するために、ラベル貼付部が移動する移動領域とラベルの送り出し領域とを平面的にずらしたり、ラベル発行部から発行されたラベルに干渉しないようにラベル貼付部を迂回させたりするなど従来の構成に変更を加える必要がない。この結果、機台のサイズを増大させることなく、処理能力の低下を最小限に抑制することができる。
また、ラベル貼付部は、ラベルの送り出し方向においてラベル発行部から所定距離内の送り出し領域を通過しないように構成されており、目標位置特定部は、所定距離に該当する送り出し領域の位置を目標位置として特定してもよい。
送り出し領域においてラベル貼付部が通過しない非干渉領域が設けられている場合には、少なくともこの非干渉領域から先にラベルが送り出さなければ、ラベル貼付部と接触することはない。そこで、非干渉領域の境界となる位置、すなわち、所定距離に該当する送り出し領域の位置を目標位置として特定している。このラベル発行貼付装置の構成であっても、機台のサイズを増大させることなく、処理能力の低下を最小限に抑制することができる。
また、ラベル発行部は、印字発行中は停止しないでラベルを送り出し、制御部は、ラベル発行部における次の物品に貼付するラベルに対する印字開始時間を調整することにより、ラベル貼付部が送り出し領域を通過した時に、次の物品に貼付するラベルを目標位置に到達させてもよい。
この構成によれば、印字発行中は停止することなく、すなわち、印字発行中は連続して印字されるので、一時停止後、次の書き出し時に発生する印字の縮みなどを防止できる。これにより、良好な印字品質を維持することができる。
また、判定部は、送り出し領域とラベル貼付部が物品にラベルを貼付した位置において占有している領域との平面的な重なりの有無に基づいて、ラベル貼付部が送り出し領域を通過するか否かを判定してもよい。
また、判定部は、送り出し領域と、ラベル貼付部が物品にラベルを貼付した位置からラベル発行部が発行する次の物品に貼付するラベルを受け取る位置まで移動する際の軌跡との平面的な重なりの有無に基づいて、ラベル貼付部が送り出し領域を通過するか否かを判定してもよい。
これらの構成によれば、ラベル貼付部が送り出し領域を通過するか否かを容易に判定することができる。
物品を包装し、ラベル貼付部によってラベルが貼付される位置まで包装された物品を搬送する包装部と、下記式(1)に基づいて印字開始待ち時間Tを算出する算出部と、
T=T1+T2−T3・・・(1)
T1:包装部によって包装が開始されてからラベル貼付部によるラベルの貼付が完了するまでに要する時間
T2:ラベル貼付部が、包装された物品にラベルを貼付した位置から送り出し領域を通過するまでの移動に要する時間
T3:ラベル発行部が目標位置まで次の包装された物品に貼付するラベルを送り出すのに要する時間
を、更に備え、
制御部は、判定部においてラベル貼付部が送り出し領域を通過しないと判定された場合には、包装部が物品の包装を開始すると同時に、次の包装された物品に貼付するラベルの印字を開始するようにラベル発行部を制御し、判定部においてラベル貼付部が送り出し領域を通過すると判定された場合には、包装部が物品の包装を開始した後、算出部によって算出された印字開始待ち時間T遅れて次の包装された物品に貼付するラベルの印字を開始させるようにラベル発行部を制御してもよい。
この構成によれば、包装部による包装動作に要する時間と、ラベル発行部によるラベル発行動作及びラベル貼付部によるラベル貼付動作に要する時間とが互いに関連付けられている。このため、ラベル発行部及びラベル貼付部によるラベル発行貼付動作が、包装部による包装動作に追いつかないなどの問題が発生することを回避できる。
本発明によれば、機台のサイズを増大させることなく、処理能力の低下を最小限に抑制することができる。
一実施形態に係るラベル発行貼付装置の概略構成図である。 図1に示すラベル発行貼付装置における制御部のブロック図である。 ラベル発行貼付装置を上側から見た図であり、判定部における判定方法を説明するための図である。 ラベル発行貼付装置を側面から見た図であり、判定部における判定方法を説明するための図である。 ラベル発行貼付装置の動作を示すフローチャートである。 ラベル発行貼付装置の動作を示すフローチャートである。 ラベル発行貼付装置を上側から見た図であり、他の実施形態における判定部における判定方法を説明するための図である。 ラベル発行貼付装置を側面から見た図であり、他の実施形態における判定部における判定方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
一実施形態に係るラベル発行貼付装置1について説明する。図1は、ラベル発行貼付装置1の概略構成図である。図2は、ラベル発行貼付装置における制御部のブロック図である。図1に示すように、ラベル発行貼付装置1は、トレー内に食品等の被包装物を収容した物品M(以後、単に「物品M」と称す。)を計量及び包装し、包装された物品Mに計量値などが印刷されたラベルLを貼り付ける装置である。ラベル発行貼付装置1は、主として計量包装部10と、ラベル発行部30と、ラベル貼付部50と、制御部70とを備える。
計量包装部10は、物品Mを計量及び包装する。計量包装部10は、計量部13と、搬送部21と、包装部15と、プッシャ25とを有している。計量部13は、計量部13に載せられた物品Mを計量する。計量部13は、物品Mの計量値を制御部70に送信する。搬送部21は、計量された物品Mを包装部15まで搬送する。
包装部15は、物品Mを包装する。包装部15は、物品Mが載置されたリフト23を上昇させ、フィルムフィーダによって(図示せず)リフト上空に張設されたフィルムに押し付けることによって物品Mの上面を覆う。その後、折込板(図示せず)によってフィルムを物品Mの下面に折込むことによって物品Mを包装する。プッシャ25は、包装部15によって包装された物品Mをラベル貼付部50によってラベルLが貼り付けられる位置まで押し出す。
ラベル発行部30は、包装された物品Mに貼付するためのラベルLを発行する。ラベル発行部30は、ラベルシートホルダ31、搬送ローラ33、印字ローラ34、サーマルヘッド35、カッター37、及びラベル保持部41を有している。
ラベルシートホルダ31は、ロール状のラベルシートLsを回転可能に保持する。ラベルシートLsは、帯状の紙材であり、一方の面が印字面となっており、他方の面が粘着面となっている。印字面は、感熱発色層及びその上面にシリコンなどからなる剥離層が形成されている。粘着面には、粘着性のある接着剤層が形成されている。ラベルシートLsの一例は、粘着面に台紙が付いていない、台紙レスシートである。
搬送ローラ33は、ラベルシートLsを挟んで回転することにより、ラベルシートLsを搬送する搬送機構である。印字ローラ34及びサーマルヘッド35は、ラベルシートLsに印字する印字機構である。サーマルヘッド35は、図1に示すように、ラベルシートLsを挟んで、印字ローラ34と接触するように対向配置されている。サーマルヘッド35には複数の微小発熱体がラベルシートLsの送り出し方向と直交する方向に一次元配列されている。ラベルシートLsは、サーマルヘッド35に接触された状態で搬送されつつ、複数の微小発熱体が選択的に発熱されることで、ラベルシートLsの感熱発色層が発色され、ラベルシートLsに複数のドットが形成される。このようにして形成される複数のドットにより、ラベルシートLsに物品の重量及び価格などが印字される。カッター37は、印字ローラ34とサーマルヘッド35とにより印字されたラベルシートLsを所定の位置で切断し、印字された部分をラベルLとして切り離す。ラベル保持部41は、ラベル発行口39の正面(下流側)に設けられており、印字後に送り出されてくるラベルLを、ラベル発行口39からラベル発行部30の外側に飛び出た状態で、ラベル貼付部50によりラベルLが吸着されるまで保持する。以後、このラベルLが、ラベル発行口39から飛び出た領域又は飛び出る予定の領域を「送り出し領域F」として説明する。この送り出し領域Fは、ラベルLの幅と送り出し方向長さとにより規定される。
ラベル貼付部50は、ラベル発行部30によって発行されたラベルLを包装された物品Mに貼付する。吸着部51と移動部53とを有している。
吸着部51は、ラベルLの吸着面に形成された孔から空気を吸引して吸着することにより、ラベルLをラベル発行部30から受け取る。移動部53は、吸着部51を移動させる移動機構であり、ラベル発行部30からラベルLを受け取る受取位置P1と、計量包装部10によって包装された物品MにラベルLを貼付する貼付位置P2との間を移動させる。
ラベル貼付部50は、ラベル保持部41に保持されたラベルLに上方から接近してラベルLを吸着し、制御部70から送信されてくる貼付位置P2の情報などに基づいて、包装された物品Mの上まで移動し、吸着したラベルLを物品Mに貼付する。本実施形態のラベル貼付部50は、受取位置P1と貼付位置P2とを往復するにあたり、ラベル発行部30における送り出し方向(Y方向)において、上記送り出し領域Fのうちラベル発行部30から所定距離内の領域Fを通過しないように構成されている。以後、この領域を「非干渉領域F」として説明する(図1及び図3参照)。
制御部70は、計量包装部10、ラベル発行部30、及びラベル貼付部50における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどで構成される。図2に示すように、制御部70は、後段にて詳述する計量包装部10、ラベル発行部30、及びラベル貼付部50における各種制御処理を実行する概念的な部分としての判定部71、目標位置特定部73、印字開始待ち時間算出部75、計量包装制御部77、ラベル発行制御部79、及びラベル貼付制御部81を有している。このような概念的な部分が実行する機能は、CPUなどの制御のもと実行される。更に、制御部70は、記憶部83を有している。制御部70は、表示入力パネル85と接続されている。作業者は、表示入力パネル85からラベル発行貼付装置1の各種操作を行うことができる。
判定部71は、ラベル貼付部50が、物品MにラベルLを貼付した貼付位置P2からラベル発行部30が発行する次の物品Mに貼付するラベルLを受け取る受取位置P1まで移動する際に、ラベル発行部30から送り出される次の物品Mに貼付するラベルLの送り出し領域Fを通過するか否かを判定する。本実施形態では、判定部71は、この送り出し領域Fと、ラベル貼付部50が物品MにラベルLを貼付した貼付位置P2において占有している占有領域F50との平面的な重なりの有無に基づいて、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過するか否かを判定する。
上述した領域同士の平面的な重なりの有無を判定する方法について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、ラベル発行貼付装置1を上側から見た図であり、判定部71における判定方法を説明するための図である。図4は、ラベル発行貼付装置1を側面から見た側面図であり、判定部71における判定方法を説明するための図である。ここで、説明の便宜のため、図3に示すように、プッシャ25の押出方向(Y軸方向)に平行であり、計量包装部10における搬送経路の中心をX軸原点とし、図4に示すように、ラベル発行口39をY軸原点とし、図4に示すように、計量包装部10における物品Mの搬送面をZ軸原点とする。
判定部71は、幅方向(X軸方向)における平面的な重なりの有無と、送り出し領域Fと占有領域F50との送り出し方向(Y軸方向)における平面的な重なりの有無とを判定する。少なくとも一方の方向において平面的な重なりが有る場合には、送り出し領域Fと占有領域F50との平面的な重なりが有と判定する。
(幅方向における平面的な重なりの有無について)
判定部71は、図3に示すように、ラベル貼付部50が物品MにラベルLを貼り付ける貼付位置P2(X1,Y1,Z1)のX軸座標X1とラベル貼付部50のサイズとから算出される、占有領域F50の左端の座標(X1−XL)及び占有領域F50の右端の座標(X1−XR)が、次の物品Mに貼付されるラベルLのサイズ(ラベル幅W2)に基づいて算出される送り出し領域Fに属するか否かを判定する。X軸原点から次の物品Mに貼付するラベルLの幅中心までの距離をXCとすると、以下の条件を満たす場合に、送り出し領域Fと占有領域F50とが幅方向において平面的に重なると判定する。
X1−XL≦XC−W2/2≦X1+XR
又は、
X1−XL≦XC+W2/2≦X1+XR
又は、
XC−W2/2≦X1−XLかつX1+XR≦XC+W2/2
(送り出し方向における平面的な重なりの有無について)
判定部71は、次の物品Mに貼付するラベルLの送り出し方向の長さL2が非干渉領域Fの送り出し方向における長さ以上のとき、送り出し領域Fと占有領域F50とが送り出し方向において平面的に重なると判定する。
目標位置特定部73は、判定部71においてラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過すると判定された場合に、図1に示す非干渉領域Fの送り出し方向における終端部TP(例えば、ラベル発行口39からラベル送り出し方向において60mmの位置)を目標位置として特定する。この終端部TPの情報は、ラベル発行制御部79がラベル発行部30におけるラベルLの送り出しを制御する際に用いられる。
印字開始待ち時間算出部75は、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過した時に、次の物品Mに貼付するラベルLが終端部TPに到達するように送り出すための印字開始待ち時間を算出する。ここでいう「印字開始待ち時間」とは、後述する計量包装制御部77が、計量包装部10に対して物品の包装を開始させる命令を出力した時から、ラベル発行部30に対してラベルLの印字を開始させる命令を出力するまでの時間をいう。
ラベル発行制御部79は、判定部71においてラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過すると判定された場合には、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過した時に、次の物品Mに貼付するラベルLが終端部TPに到達するように、ラベル発行部30におけるラベルLの送り出しを制御する。なお、「ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過した時に、次の物品Mに貼付するラベルLが終端部TPに到達するような制御」には、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過する瞬間とラベルが終端部TPに到達する瞬間との間に、互いに接触しないための一定時間(例えば数十ms)が設定されることも含まれる。この一定時間の設定には、ラベルLの搬送誤差、及びラベル貼付部50の移動誤差なども考慮され得る。処理能力の低下を最小限に抑制できる範囲でこのような時間が含まれてもよい。
本実施形態では、ラベル発行制御部79は、計量包装部10が物品Mの包装を開始した後、印字開始待ち時間算出部75により算出された印字開始待ち時間<印字WAIT>遅れて次の物品Mに貼付するラベルLの印字を開始させるようにラベル発行部30を制御する。これにより、ラベル発行部30から送り出されるラベルLとラベル貼付部50との接触が防止できる。
ここで、印字開始待ち時間<印字WAIT>遅れて次の物品Mに貼付するラベルLの印字を開始させることにより、ラベル発行部30から送り出されるラベルLとラベル貼付部50との接触が防止できる理由を説明する。
本実施形態のラベル発行貼付装置1では、通常、計量包装部10が物品Mの包装動作を開始すると同時に、ラベル発行部30が次の物品Mに貼付するラベルLのラベル発行動作を開始する。したがって、以下に示す動作1と動作2とが並行して実施される。
(動作1)
包装部15によって物品Mが包装され、プッシャ25によって物品Mが押し出される。その後、貼付位置P2の上空で待機しているラベル貼付部50が、プッシャ25によって押し出されてくる物品MにラベルLを貼付し、次の物品Mに貼付するラベルLを受け取るために受取位置P1に戻る。
(動作2)
物品Mに貼付するためのラベルLが発行可能になるのを待った後、ラベル発行部30は、次の物品Mに貼付するためのラベルLを送り出す。
ラベル発行部30から送り出されるラベルLとラベル貼付部50との接触を防止するためには、動作1におけるラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過した時に、動作2における次の物品Mに貼付するラベルLが終端部TPに到達する条件が必要となる。この条件を各動作に要する時間を用いて表すと関係式(11)のようになる。
<印字WAIT>+<PrnBASE>=<Tw1>+<Ta1>+<Zup>・・・(11)
<Tw1>:包装部15によって包装されるのに要する時間
<Ta1>:プッシャ25が物品Mを押し出す動作を開始してから、ラベル貼付部50がプッシャ25によって押し出されてきた物品Mに対しラベルLの貼付を完了するまでに要する時間
<Zup>:ラベル貼付部50が貼付位置P2から送り出し領域Fを通過するまでの移動に要する時間
<PrnBASE>:ラベル発行部30によって次の物品Mに貼付するためのラベルLを、終端部TPまで送り出されるのに要する時間
したがって、印字開始待ち時間<印字WAIT>は、関係式(12)で定義される。
<印字WAIT>=<Tw1>+<Ta1>+<Zup>−<PrnBASE>・・・(12)
更に、ラベル発行制御部79は、印字ローラ34とサーマルヘッド35とによって印字されている印字発行中は停止しないようにラベルシートLsを送り出すように制御すると共に、印字発行中は一定速度でラベルを送り出すように制御している。これにより、印字された画像に送り出し方向の伸縮が生じるといった不具合が発生することを防止できる。
また、ラベル発行制御部79は、計量部13により計量された物品Mの重量を示す信号に基づいて物品Mの価格の算出などを行い、物品Mの重量や価格などをラベルシートLsに印字するラベル発行部30の動作も制御する。
計量包装制御部77及びラベル貼付制御部81は、計量包装部10及びラベル貼付部50における各種動作をそれぞれ制御する。
記憶部83は、印字情報(商品名、単価、原材料、アレルギー物質、栄養素、カロリー)、ラベル幅、トレーに対するラベルLの貼付位置情報、印字フォーマット情報(文字サイズ、フォント、印字位置等)、及びトレー情報(トレーサイズ、風袋重量)などの商品情報を記憶する。
次に、ラベル発行貼付装置1の動作について、図5及び図6を用いて説明する。図5及び図6は、ラベル発行貼付装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、作業者は、表示入力パネル85からトレー内に食品等の被包装物を収容した物品M1(以後、「物品M1」と称す。)の商品情報を選択する。ラベル発行制御部79は、表示入力パネル85から入力された商品情報に基づいて物品M1に貼り付けるラベルLに印字する印字情報、ラベル幅、トレーに対するラベルLの貼付位置情報、印字フォーマット情報、及びトレーサイズを確定する。
次に、ラベル発行制御部79は、印字情報、ラベル幅、及び印字フォーマット情報に基づいて、ラベルの天地サイズL1を計算し、内容物の重量と価格を除くラベルイメージを生成する。ラベル発行制御部79は、このラベルイメージと共に、ラベルLのサイズ情報(天地L1,幅W1)を記憶しておく。ここで天地L1とは、送り出し方向(Y軸方向)におけるラベルLの長さをいう。さらに、ラベル発行制御部79は、ラベルLのサイズ情報、トレーに対するラベルLの貼付位置情報、及びトレーサイズに基づいて、物品M1に貼り付けるラベルLの貼付位置P2(X1,Y1,Z1)を計算する。ラベル発行制御部79は、ラベルLの貼付位置P2(X1,Y1,Z1)を記憶しておくと共に、ラベル貼付制御部81に貼付位置P2(X1,Y1,Z1)を送信する(ステップS100)。なお、作業者による商品情報の選択は、次に計量部13に載せられる物品M2,M3,・・・が同じであれば省略することもできる。
次に、物品M1が計量部13に載せられると、物品M1の重量が計量され、その計量値がラベル発行制御部79に送信される。ラベル発行制御部79は、計量値と商品情報の風袋重量とに基づいて物品M1内に収容されている食品等の被包装物の重量を計算し、単価と物品M1内の被包装物の重量とに基づいて価格を計算する(ステップS101)。なお、ステップS101は、図示していない。
次に、ラベル発行制御部79は、算出した価格及び物品M1の重量を、前段で生成したラベルイメージの所定位置に合成して印字発行するラベルイメージを生成する。ラベル発行制御部79は、印字発行するラベルイメージを記憶しておく。これにより、物品M1に貼付するラベルLの発行準備が完了する(ステップS102)。計量が終了した物品M1は、搬送部21によって、リフト23に載置され、包装部15は、計量包装制御部77から包装開始命令が送信されてくるのを待つ。なお、ステップS102は、図示していない。
次に、ラベル発行制御部79は、先のラベルイメージに基づいてラベルLを印字するようにラベル発行部30を制御する。次に、ラベル貼付制御部81は、ラベル貼付部50を貼付位置P2(X1,Y1,Z1)の上空に移動させる。その後、ラベル貼付部50は、ラベル貼付制御部81から貼付開始命令が送信されてくるのを待つ。言い換えれば、プッシャ25によって物品M1がラベルLを貼り付けられる位置まで押し出されてくるのを待つ。
このように、計量が終了した物品M1がリフト23に載置され、物品M1に貼付するためのラベルLを有するラベル貼付部50が貼付位置P2(X1,Y1,Z1)の上空に待機した状態で、作業者により、次の物品M2の商品情報が選択され、次の物品M2が計量部13に載せられる。図5に示すフローチャートでは、この状態を「スタート」としている。
作業者により、表示入力パネル85から物品M2の商品情報が選択される(ステップS1)と、ラベル発行制御部79は、入力された商品情報に基づいて物品M2に貼り付けるラベルLに印字する印字情報、ラベル幅、トレーに対するラベルLの貼付位置情報、印字フォーマット情報、及びトレーサイズを確定する。
次に、ラベル発行制御部79は、印字情報、ラベル幅、及び印字フォーマット情報に基づいて、ラベルの天地サイズL2を計算し、内容物の重量及び価格を除くラベルイメージを生成する。ラベル発行制御部79は、このラベルイメージと共に、ラベルLのサイズ情報(天地L2,幅W2)を記憶しておく(ステップS2)。ここで天地L2とは、送り出し方向(Y軸方向)におけるラベルLの長さをいう。さらに、ステップS100と同様にラベル発行制御部79は、物品M2に貼り付けるラベルLの貼付位置を計算し、記憶すると共に、ラベル貼付制御部81に貼付位置を送信する。
物品M2が計量部13に載せられると、物品M2の重量が計量され、その計量値がラベル発行制御部79に送信される。ラベル発行制御部79は、計量値と商品情報の風袋重量とに基づいて物品M2内に収容されている食品等の被包装物の重量を計算し(ステップS3)、単価と物品M2内の被包装物の重量とに基づいて価格を計算する。
次に、ラベル発行制御部79は、算出した価格及び物品M2の重量を、前段で生成したラベルイメージの所定位置に合成して印字発行するラベルイメージを生成する。ラベル発行制御部79は、印字発行するラベルイメージを記憶しておく。これにより、物品M2に貼付するラベルの発行準備が完了する(ステップS4)。
ラベル発行制御部79は、物品M1がリフト23に載置されてからプッシャ25によって押し出されることが可能となるまでに要する時間<Tw1>と、プッシャ25が物品M1を押し出す動作を開始してから、ラベル貼付部50がプッシャ25によって押し出されてきた物品M1に対しラベルLの貼付を完了するまでに要する時間<Ta1>との和を算出する(ステップS5)。
次に、ラベル発行制御部79は、ラベル貼付部50が物品M1にラベルLを貼り付ける貼付位置P2(X1,Y1,Z1)のZ軸座標(鉛直方向位置)Z1と送り出し領域FのZ軸座標Zとに基づいて、ラベル発行部30によって発行されたラベルLと干渉しない高さまでラベル貼付部50が上昇するのに要する時間<Zup>を算出する(ステップS6)。
ラベル発行制御部79は、ラベル発行部30における印字開始待ち時間を算出する(ステップS7)。具体的な印字開始待ち時間の算出方法は、上述した通りなので、ここでは説明を省略する。
次に、判定部71は、ラベル貼付部50が、物品M1にラベルLを貼付した貼付位置P2からラベル発行部30が発行する次の物品M2に貼付するラベルLを受け取る受取位置P1まで移動する際に、ラベル発行部30から送り出される次の物品M2に貼付するラベルLの送り出し領域を通過するか否かを判定する(ステップS8、ステップS9及びステップS91)。まず、ステップS8において、ラベルLの幅方向長さW2とラベル貼付部50のサイズから算出される占有領域F50(図3参照)とに基づいて、ラベルLの幅方向における干渉の有無が判定され(ステップS8)、次に、ラベルLの送り出し方向長さL2と非干渉領域F1(図3参照)とに基づいて、送り出し方向における干渉の有無が判定される(ステップS9)。具体的な判定の方法は、上述した通りなので、ここでは説明を省略する。
ここで、判定部71が、ラベル貼付部50が、物品M1にラベルLを貼付した貼付位置P2からラベル発行部30が発行する次の物品M2に貼付するラベルLを受け取る受取位置P1まで移動する際に、ラベル発行部30から送り出される次の物品M2に貼付するラベルLの送り出し領域を通過すると判定した場合、すなわち、ステップS8及びステップS9の少なくとも一方において干渉有と判定された場合(ステップS91)、ラベル発行制御部79は、ラベル発行部30に対して、印字開始待ち時間<印字WAIT>経過後に、印字を開始するように制御する(ステップS10)。すなわち、ラベル発行制御部79は、計量包装制御部77が計量包装部10に対して包装開始命令を出力してから、印字開始待ち時間<印字WAIT>経過後に、ラベル発行部30に対して印字開始命令を出力する。
一方、判定部71が、ラベル貼付部50が、物品M1にラベルLを貼付した貼付位置P2からラベル発行部30が発行する次の物品M2に貼付するラベルLを受け取る受取位置P1まで移動する際に、ラベル発行部30から送り出される次の物品M2に貼付するラベルLの送り出し領域を通過しないと判定した場合、すなわち、ステップS8及びステップS9の両方において干渉無と判定された場合(ステップS91)、ラベル発行制御部79は、ラベル発行部30に対して、すぐに印字を開始するように制御する(ステップS11)。すなわち、ラベル発行制御部79は、計量包装制御部77が計量包装部10に対して包装開始命令を出力してから、すぐにラベル発行部30に対して印字開始命令を出力する。
次に、計量包装部10は、計量包装制御部77から包装開始命令を受信すると、物品M1の包装を開始する(ステップS12)。すなわち、ステップS102において計量が終了し、リフト23に載置された状態の物品M1の包装が開始される。このとき、先に算出された時間<Tw1>を要する。その後、プッシャ25が物品M1を押し出す動作を開始し、ラベル貼付部50がプッシャ25によって押し出されてきた物品M1に対しラベルLを貼付する(ステップ13)。このとき、先に算出された時間<Ta1>を要する。
次に、ラベル貼付部50は、物品M1に対しラベルLを貼付すると、次の物品M2に貼付するためのラベルLを受け取るために受取位置P1まで戻る。そして、次の物品M2に貼付するためのラベルLを受け取った後は、次の物品M2にラベルを貼り付ける貼付位置P2(X2,Y2,Z2)の上空で待機する(ステップS14)。ステップS14とほぼ同じタイミングで、次の物品M2がリフト23に供給される(ステップS15)。
次に、計量部13は、次の物品M3の投入の有無を検知する(ステップS16)。ここで、物品M3が投入されていることを検知すると(ステップS16:YES)、計量包装制御部77は、計量包装部10に対して物品M2の包装を開始させる命令を出力する(ステップS18)。
一方、物品M3の投入が検知されないと(ステップS16:NO)、計量包装制御部77は、作業者により包装開始のボタンが押下されることにより(ステップS17)、計量包装部10に対して物品M2の包装を開始させる命令を出力する(ステップS18)。
本実施形態のラベル発行貼付装置1では、ラベル貼付部50が物品M1にラベルLを貼付した貼付位置P2から次の物品M2に貼付するラベルLを受け取る受取位置P1まで移動する際に、ラベル発行部30から送り出される次の物品M2に貼付するラベルLの送り出し領域Fを通過する場合には、非干渉領域Fの終端部TPを目標位置として特定する。そして、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過したタイミングに合わせて終端部TPに次の物品M2に貼付するラベルLが到達するようにラベル発行部30が制御される。このとき、印字情報などに基づいて計算されるラベルの送り出し方向の長さに基づいてラベル発行部30における印字開始のタイミングが制御される。
これにより、ラベル発行部30から送り出されるラベルLとラベル貼付部50との接触が防止されると共に、先の接触を防止するための調整時間を最小限に留めることができる。また、ラベル発行部30における送り出しのタイミング制御によって、ラベル発行部30から送り出されるラベルLとラベル貼付部50との接触が防止できるので、従来の構成に変更を加える必要がない。この結果、機台のサイズを増大させることなく、処理能力の低下を最小限に抑制することができる。
本実施形態のラベル発行貼付装置1では、計量包装部10における包装開始のタイミングを基準として、ラベル発行部30における印字開始待ち時間<印字WAIT>経過後の印字を制御すると共に、ラベル貼付部50におけるラベル貼付のための移動を制御している。このように、計量包装部10による包装動作に要する時間と、ラベル発行部30によるラベル発行動作及びラベル貼付部50によるラベル貼付動作に要する時間とが互いに関連付けられている。このため、ラベル発行部30及びラベル貼付部50によるラベル発行貼付動作が、計量包装部10による包装動作に追いつかないなどの問題が発生することを回避できる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態のラベル発行貼付装置1では、ラベル貼付部50が、送り出し方向においてラベル発行部30から所定距離内の送り出し領域Fを通過しないように構成されると共に、目標位置特定部73が、非干渉領域の終端部TPを目標位置とする例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、目標位置特定部73は、非干渉領域の終端部TPではなく、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過する位置を目標位置として特定し、ラベル発行制御部79は、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過した時に、次の物品M2に貼付するラベルLが目標位置に到達するように、ラベル発行部30におけるラベルLの送り出しを制御してもよい。
上記実施形態のラベル発行貼付装置1では、ラベル発行部30から送り出される次の物品Mに貼付するラベルLの送り出し領域Fを通過する場合には、ラベル発行制御部79が計量包装開始時点を基準として印字開始待ち時間遅れて印字を開始するようにラベル発行部30を制御する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ラベル発行制御部79は、計量包装開始直後にラベル発行準備に入り、印字開始待ち時間<印字WAIT>待機するように制御したり、次の物品M2に貼付するためのラベルLを終端部TPまで送り出すのに要する時間<PrnBASE>を調整したりして、ラベルLとラベル貼付部50とが接触するのを防止してもよい。
上記実施形態では、送り出し領域Fと、ラベル貼付部50が物品M1にラベルLを貼付した貼付位置P2において占有している占有領域F50との平面的な重なりの有無に基づいて、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過するか否かを判定する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ラベル貼付部50における貼付位置P2から受取位置P1までの移動軌跡が、送り出し領域Fを干渉するか否かに基づいて、上記判定を行ってもよい。以下、図7及び図8を用いて詳細に説明する。図7は、ラベル発行貼付装置を上側から見た図であり、他の実施形態における判定部における判定方法を説明するための図である。図8は、ラベル発行貼付装置を側面から見た図であり、他の実施形態における判定部における判定方法を説明するための図である。
判定部71は、まず、次の物品M2に貼付するラベルLの幅W2、天地L2に基づいて、送り出し領域Fを算出する。次に、判定部71は、ラベル貼付部50が貼付位置P2から受取位置P1までを移動する際のラベル貼付部50の吸着面(最下面)となる領域(以後、「ラベル貼付部領域」と称す。)の軌跡を算出する。具体的には、判定部71は、所定時間t(例えば、時間0〜Tにおいて、1ms間隔)ごとに、ラベル貼付部領域のX軸方向の領域(Xmin〜Xmax)及びY軸方向の領域(Xmin〜Xmax)を算出し、時間tごとに下記に示す判定条件を満たすか否かを判定する。一つでも下記に示す判定条件を満たす時間tがある場合には、ラベル貼付部50が送り出し領域Fを通過すると判定する。
(判定条件)
ラベル貼付部領域のX軸方向の領域(Xmin〜Xmax)と送り出し領域FのX軸方向の領域(Xmin〜Xmax)との間で平面的に重なる部分が存在する、かつ、ラベル貼付部領域のY軸方向の領域(Ymin〜Ymax)と送り出し領域FのY軸方向の領域(Ymin〜Ymax)との間で平面的に重なる部分が存在する、かつ、ラベル貼付部領域のZ軸方向の領域Zminが、送り出し領域FのZ軸座標Z以下である。
制御部70に含まれる判定部71、目標位置特定部73、印字開始待ち時間算出部75、計量包装制御部77、ラベル発行制御部79、及びラベル貼付制御部81によって実施されるラベルLの送り出し制御方法は、コンピュータに実行させるプログラムとしても実現可能である。
1…ラベル発行貼付装置、10…計量包装部、13…計量部、15…包装部、21…搬送部、23…リフト、25…プッシャ、30…ラベル発行部、31…ラベルシートホルダ、33…搬送ローラ、34…印字ローラ、35…サーマルヘッド、37…カッター、39…ラベル発行口、41…ラベル保持部、50…ラベル貼付部、51…吸着部、53…移動部、70…制御部、71…判定部、73…目標位置特定部、75…印字開始待ち時間算出部、77…計量包装制御部、79…ラベル発行制御部、81…ラベル貼付制御部、83…記憶部、85…表示入力パネル。

Claims (6)

  1. ラベルを発行するラベル発行部と、前記ラベル発行部によって発行されたラベルを物品に貼付するラベル貼付部と、を備えたラベル発行貼付装置において、
    前記ラベル貼付部が、物品にラベルを貼付した位置から前記ラベル発行部が発行する次の物品に貼付するラベルを受け取る位置まで移動する際に、前記ラベル発行部から送り出される前記次の物品に貼付するラベルの送り出し領域を通過するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部において前記ラベル貼付部が前記送り出し領域を通過すると判定された場合に、前記ラベル貼付部が前記送り出し領域を通過する位置を目標位置として特定する目標位置特定部と、
    前記ラベル貼付部が前記送り出し領域を通過した時に、前記次の物品に貼付するラベルが前記目標位置に到達するように、前記ラベル発行部を制御する制御部と、
    を備えるラベル発行貼付装置。
  2. 前記ラベル貼付部は、前記ラベルの送り出し方向において前記ラベル発行部から所定距離内の前記送り出し領域を通過しないように構成されており、
    前記目標位置特定部は、前記所定距離に該当する前記送り出し領域の位置を前記目標位置として特定する、
    請求項1に記載のラベル発行貼付装置。
  3. 前記ラベル発行部は、印字発行中は停止しないで前記ラベルを送り出し、
    前記制御部は、前記ラベル発行部における前記次の物品に貼付するラベルに対する印字開始時間を調整することにより、前記ラベル貼付部が前記送り出し領域を通過した時に、前記次の物品に貼付するラベルを前記目標位置に到達させる、
    請求項1又は2に記載のラベル発行貼付装置。
  4. 前記判定部は、前記送り出し領域と前記ラベル貼付部が物品にラベルを貼付した位置において占有している領域との平面的な重なりの有無に基づいて、前記ラベル貼付部が前記送り出し領域を通過するか否かを判定する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のラベル発行貼付装置。
  5. 前記判定部は、前記送り出し領域と、前記ラベル貼付部が物品にラベルを貼付した位置から前記ラベル発行部が発行する次の物品に貼付するラベルを受け取る位置まで移動する際の軌跡との平面的な重なりの有無に基づいて、前記ラベル貼付部が前記送り出し領域を通過するか否かを判定する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のラベル発行貼付装置。
  6. 物品を包装し、前記ラベル貼付部によって前記ラベルが貼付される位置まで包装された物品を搬送する包装部と、
    下記式(1)に基づいて印字開始待ち時間Tを算出する算出部と、
    T=T1+T2−T3・・・(1)
    T1:前記包装部によって前記包装が開始されてから前記ラベル貼付部によるラベルの貼付が完了するまでに要する時間
    T2:前記ラベル貼付部が、前記包装された物品にラベルを貼付した位置から前記送り出し領域を通過するまでの移動に要する時間
    T3:前記制御部が前記ラベル発行部に対して印字開始命令を出力してから前記ラベル発行部が前記目標位置まで前記次の包装された物品に貼付するラベルを送り出すのに要する時間
    を、更に備え、
    前記制御部は、
    前記判定部において前記ラベル貼付部が前記送り出し領域を通過しないと判定された場合には、前記包装部が前記物品の包装を開始すると同時に、前記次の包装された物品に貼付するラベルの印字を開始するように前記ラベル発行部を制御し、
    前記判定部において前記ラベル貼付部が前記送り出し領域を通過すると判定された場合には、前記包装部が前記物品の包装を開始した後、前記算出部によって算出された前記印字開始待ち時間T遅れて前記次の包装された物品に貼付するラベルの印字を開始させるように前記ラベル発行部を制御する、請求項1〜5の何れか一項に記載のラベル発行貼付装置。
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