JP6054682B2 - ラベル印字装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係るラベル発行装置160を備えた包装装置100の外観斜視図である。図2は、包装装置100のブロック図である。包装装置100は、図1および図2に示すように、主として、計量搬入機構20、包装機構30、操作部70、およびラベル発行ユニット60を備える。また、包装装置100は、図2に示すように、計量搬入機構20、包装機構30、操作部70、およびラベル発行ユニット60を制御する制御装置80をさらに備える。本実施形態では、包装装置100に含まれるラベル発行ユニット60および制御装置80をラベル発行装置160として説明する。
ラベル発行ユニット60は、台紙レスラベルLSに商品情報を印字してラベル片LPを発行する。ラベル発行ユニット60は、上述したように、制御装置80によって制御される。台紙レスラベルLSとは、連続するシート状の紙部材である。台紙レスラベルLSは、裏面に粘着剤が付された粘着面を有する。粘着面には、台紙が付されていない。即ち、ラベルシートLSは、台紙レスである。台紙レスラベルLSの裏面には、図4に示すように、アイマークEMが設けられている。アイマークEMは、台紙レスラベルLSとは異なる色が付された部分である。アイマークEMは、後述するラベル検知センサ65によって検出される。ラベル検知センサ65がアイマークEMを検出することによって、ラベルロールLRから繰り出された台紙レスラベルLSの量(長さ)が判別される。アイマークEMは、台紙レスラベルLSの長手方向(台紙レスラベルLSが繰り出される方向)に、所定の距離間隔を空けて設けられている。台紙レスラベルLSの表面には、商品情報が印字される。台紙レスラベルLSの表面は、感熱発色層と剥離層とによって形成されている。具体的に、台紙レスラベルLSの表面は、感熱発色層に粘着面の粘着剤が付着しないように、シリコンコーティングが施されている。
ロールホルダー61は、ラベルロールLRを回転可能に保持する機構である。ラベルロールLRは、シート状の台紙レスラベルLSが巻き付けられたロールである。ロールホルダー61は、ラベルロールLRを装着させる装着部を有する。装着部は、回転軸を有する。回転軸の回転駆動により、ラベルロールLRは回転し、台紙レスラベルLSが繰り出される。なお、回転軸の先端には、図示しないストッパーが取り付けられている。ストッパーは、装着部に装着されたラベルロールLRが装着部から抜けないように規制する。台紙レスラベルLSは、図3に示すように、表面を上側に向けた状態で下流に搬送される。
サーマルヘッド62は、ラベルロールLRから繰り出されたシート状の台紙レスラベルLSの表面に商品情報等を印字する印字部である。台紙レスラベルLSに印字される商品情報には、例えば、図5または図6に示すように、商品名、単価、重量(正味量)、原材料、バーコード、金額、加工日、加工時刻、消費期限、消費時刻、カロリー、保存方法、店名、住所などが含まれる。詳細に、台紙レスラベルLSの表面には、後述する各フォーマット情報で定義された印字項目の種類に応じた商品情報が印字される。
プラテンローラ63は、台紙レスラベルLSを前方へ送り出すローラである。プラテンローラ63は、サーマルヘッド62に対向するように、サーマルヘッド62の下方に配置されている。プラテンローラ63は、サーマルヘッド62との間に台紙レスラベルLSを挟み込む。サーマルヘッド62およびプラテンローラ63の間に挟み込まれた台紙レスラベルLSは、プラテンローラ63の回転駆動によって排出口に向かって送り出される。
カッター機構64は、連続する台紙レスラベルLSから、商品情報を印字した部分を切り離す。言い換えると、カッター機構64は、台紙レスラベルLSを切断し、台紙レスラベルLSから商品Pに貼り付けられるラベル片LPを切り離す。
ラベル検知センサ65は、光電センサである。ラベル検知センサ65は、下流方向に搬送される台紙レスラベルLSに光を照射し、台紙レスラベルLSから反射する光を受ける。ラベル検知センサ65は、台紙レスラベルLSから反射する光の量の違いにより、台紙レスラベルLSのアイマークEMを検知する。ラベル検知センサ65によってアイマークEMが検知されると、後述する制御装置80に検知信号が送られる。ラベル検知センサ65による検知結果に基づき、台紙レスラベルLSの搬送量が把握される。
図2に示すように、制御装置80は、包装装置100に含まれる各構成と接続され、各構成との間で信号の送受信を行う。制御装置80は、主として、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等から構成されている。また、制御装置80は、記憶部81および制御部82として機能する。
記憶部81は、包装装置100の制御に必要な各種プログラムおよび各種情報を記憶する。また、記憶部81には、ラベル片LPに商品情報を印字する際に必要な情報が記憶されている。具体的に、記憶部81には、商品マスタ記憶領域81aと、フォーマット情報記憶領域(レイアウト情報記憶領域)81bと、選択情報記憶領域81cとが確保されている。
商品マスタ記憶領域81aには、商品Pに関する基本情報が記憶されている。例えば、図8に示すように、商品Pに関する基本情報には、呼出番号、商品名、商品コード、単価、重量、原材料等が含まれる。また、基本情報には、商品に関するバーコード、カロリー、品種、保存方法等のその他の情報が含まれる。
フォーマット情報記憶領域81bには、台紙レスラベルLSに商品情報を印字する際に参照するフォーマットに関する情報(フォーマット情報)が記憶されている。フォーマット情報は、例えば、ラベル片LPの大きさ、印字項目の種類、および印字項目のレイアウト等に関する情報を定義する。
ラベル片LPの大きさに関する情報とは、一のラベル片LPの大きさを定義する情報である。ラベル片LPの大きさは、ラベル片LPを貼り付ける商品Pの種類によって異なる。
印字項目の種類に関する情報とは、ラベル片LPに印字される項目の種類に関する情報である。ラベル片LPに印字する項目の種類および数は、ラベル片LPを貼り付ける商品の種類によって異なる。印字項目の種類とは、全商品情報のうち印字項目とする情報の種類を意味する。すなわち、印字項目には、商品マスタ記憶領域81aに記憶されている商品の基本情報の他、加工日や消費期限に関する情報、計量搬入機構20によって得られた計量情報、およびバーコード情報等が含まれる。
印字項目のレイアウトに関する情報(レイアウト情報)には、図9に示すように、ラベル片LPが含む領域の種類(メイン領域MRおよびサブ領域SR)と、各領域のレイアウトと、各領域における文字およびバーコードBCに関するレイアウトとに関する情報が含まれる。
ラベル片LPが含む領域には、メイン領域とサブ領域とが含まれる。図5は、メイン領域MRのみからなるラベル片LPの例である。また、図6は、メイン領域MRおよびサブ領域SRの両方からなるラベル片LPの例である。メイン領域MRとは、商品Pの表面(上面)に貼り付けられる領域であり、サブ領域SRとは、商品Pの側面に貼り付けられる領域である(図7参照)。
メイン領域MRおよびサブ領域SRには、それぞれ天地方向に関する情報が定義されている。ここで、天地方向に関する情報とは、上下方向を定義する情報である。具体的に、天地方向に関する情報では、各領域の上下方向が、台紙レスラベルLSの長手方向に直交する方向に一致するのか、台紙レスラベルLSの長手方向に一致するのかを定義する。
レイアウト情報には、各領域における文字のレイアウトに関する情報と、バーコードBCのレイアウトに関する情報とが含まれる。
フォーマット情報記憶領域81bには、例えば、図9に示すように、第1フォーマットおよび第2フォーマットを含む複数フォーマットに関する情報(フォーマット情報)が記憶されている。
第1フォーマットは、メイン領域MRのみからなるフォーマットである(図5参照)。メイン領域MRの天地方向は、台紙レスラベルLSの長手方向に直交する方向である。印字情報は横書きされる。すなわち、印字情報となる第1の情報は、台紙レスラベルLSの長手方向に沿って平行に並ぶ。バーコードBCを構成するバーbrの延びる方向は、台紙レスラベルLSの長手方向と一致する。また、第1フォーマットでは、印字項目として、商品名、価格、熱量等が設定される。
第2フォーマットは、メイン領域MRおよびサブ領域SRからなるフォーマットである(図6参照)。メイン領域MRは、ラベル片LP全体における下側2/3の領域である。メイン領域MRの天地方向は、台紙レスラベルLSの長手方向に直交する方向に一致する。印字情報は横書きされる。すなわち、商品情報(印字項目)に含まれる第1の情報は、台紙レスラベルLSの長手方向に沿って平行に並ぶ。バーコードを構成するバーの延びる方向は、台紙レスラベルLSの長手方向と一致する。
選択情報記憶領域81cには、操作部70によって選択された各種情報が関連付けて記憶される。ここで、選択情報記憶領域81cに記憶される各種情報には、ラベル片LPに印字される商品に関する商品番号が含まれる。
制御部82は、記憶部81に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する。また、制御部82は、選択受付部82aとして機能する。選択受付部82aは、ユーザによって操作部70を介して入力された各種情報を受け付ける。選択受付部82aによって受け付けられる各種情報には、印字対象となる商品の商品番号が含まれる。選択受付部82aによって受け付けられた情報は、選択情報記憶領域81cに記憶される。また、選択受付部82aによって受け付けられた情報に基づき、制御部82は、包装装置100を構成する各部に制御指令を送信する。また、制御部82は、選択受付部82aによって受け付けられた商品番号に基づいて、商品情報と、当該商品情報に対応付けられたフォーマット情報とを呼び出す。制御部82は、呼び出した商品情報とフォーマット情報とに基づいて印字用のイメージデータを生成する。制御部82は、イメージデータに基づいて台紙レスラベルLSに商品情報が印字され、ラベル片LPが生成されるように、ロールホルダー61の回転軸、サーマルヘッド62、プラテンローラ63、およびカッター機構64等を駆動させる。
次に、図11を参照して、ラベル発行装置160の動作を説明する。
(5−1)
上記実施形態に係るラベル発行装置160は、制御装置80が、商品情報を台紙レスラベルに印字するための複数のフォーマット情報(レイアウト情報)を記憶する。複数のフォーマット情報には、メイン領域MRとサブ領域SRとからなるフォーマットに関する情報を含む。メイン領域MRおよびサブ領域SRについては、それぞれ天地方向が設定されている。また、各領域における文字方向も設定される。具体的に、メイン領域MRに割り当てられた第1の情報(商品の基本的な情報)は、台紙レスラベルの長手方向に沿って平行に並ぶように設定される。また、サブ領域SRに割り当てられた第2の領域(商品の詳細情報)は、台紙レスラベルの長手方向に直交する方向に沿って平行に並ぶように設定される。すなわち、複数の印字情報(商品情報)のうち、メイン領域MRに表示される印字情報と、サブ領域SRに表示される印字情報とが異なる文字方向に設定される。
上記実施形態に係るラベル発行装置160では、メイン領域MRに表示させる第1の情報が、商品名および価格に関する情報を含み、サブ領域SRに表示させる第2の情報が、原材料に関する情報を含む。これにより、商品名および価格に必要な幅寸法に応じて、メイン領域MRの幅寸法を決定することができる。
上記実施形態に係るラベル発行装置160では、メイン領域MRおよびサブ領域SRのそれぞれにバーコードBCが印字されるように、バーコードBCに関する情報がフォーマットに記憶されている。また、バーコードBCを構成する複数のバーbrは、それぞれ、台紙レスラベルの長手方向に沿って延びるような向きで配置されるように、各フォーマットに記憶されている。
また、上記実施形態に係るラベル発行装置160は、メイン領域MRとサブ領域SRとの境界に、境界を示すマークBMが印字される。具体的に、マークBMは、実線、破線、および鎖線のいずれかである。これにより、メイン領域MRおよびサブ領域SRの境界でラベル片LPを確実に折り曲げることができる。その結果、商品Pの上面に対してメイン領域MRを、商品の側面に対してサブ領域SRを、それぞれ好適に貼り付けることができる。
(6−1)変形例A
上記実施形態では、カッター機構64によって台紙レスラベルLSから切り離されたラベル片LPがユーザによって商品に貼り付けられた。ここで、ラベル発行装置160は、ラベル片LPを商品に自動的に貼り付けるためのラベル貼付け機構を備えていてもよい。
上記実施形態で用いた台紙レスラベルLSは、裏面に粘着面を有すると共に、アイマークEMを有した。ここで、台紙レスラベルLSの裏面は、粘着部および非粘着部が台紙レスラベルLSの幅方向を横切るように交互に並ぶ面を有していてもよい。これにより、アイマークEMの代わり粘着部の位置を認識することにより、台紙レスラベルLSの繰り出し量を判定することができる。
上記実施形態に係る包装装置100は、他の装置と接続されていてもよい。また、制御装置80に記憶される情報が、当該他の装置から送られた情報であってもよい。
上記実施形態では、ラベル発行装置160として、包装装置100に組み込まれた態様を例に挙げて説明したが、ラベル発行装置160が単独で機能する構成であってもよい。
30 包装機構
60 ラベル発行ユニット
61 ロールホルダー
62 サーマルヘッド(印字部)
63 プラテンローラ(繰り出しローラ)
64 カッター機構
65 ラベル検知センサ
70 操作部
80 制御装置
81 記憶部
81a 商品マスタ記憶領域
81b フォーマット情報記憶領域(レイアウト情報記憶領域)
81c 選択情報記憶領域
82 制御部
82a 選択受付部
100 包装装置
160 ラベル発行装置(ラベル印字装置)
LR ラベルロール
LS 台紙レスラベル
LP ラベル片
EI アイキャッチ情報
GI 一般情報
ER アイキャッチ領域
GR 一般領域
Claims (4)
- 台紙レスラベルを巻きつけたラベルロールを保持するロールホルダーと、
前記ラベルロールから前記台紙レスラベルを繰り出させる繰り出しローラと、
商品情報を前記台紙レスラベルに印字する印字部と、
前記繰り出しローラおよび前記印字部の動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記商品情報を前記台紙レスラベルに印字するためのレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶部を有し、
前記印字部は、前記商品情報に含まれる第1の情報が前記台紙レスラベルの長手方向に沿って平行に並び、前記商品情報に含まれる第2の情報が前記台紙レスラベルの長手方向に直交する方向に沿って平行に並ぶように、前記レイアウト情報に基づいて、前記商品情報を前記台紙レスラベルに印字し、
前記第1の情報は、商品名および価格に関する情報を含み、
前記第2の情報は、原材料に関する情報を含み、
前記レイアウト情報は、前記第1の情報を配置する第1の領域と、前記第2の情報を配置する第2の領域とに関する情報を含む、
ラベル印字装置。 - 前記レイアウト情報は、前記第1の領域および前記第2の領域のそれぞれに配置されるバーコードに関する情報を含み、
前記バーコードを構成する複数のバーは、それぞれ、前記台紙レスラベルの長手方向に沿って延びる、
請求項1に記載のラベル印字装置。 - 前記印字部は、前記第1の領域と前記第2の領域との境界を示すマークを、前記台紙レスラベルに印字する、
請求項1又は2に記載のラベル印字装置。 - 前記マークは、実線、破線、および鎖線のいずれかを含む、
請求項3に記載のラベル印字装置。
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