JP2842339B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP2842339B2
JP2842339B2 JP7261758A JP26175895A JP2842339B2 JP 2842339 B2 JP2842339 B2 JP 2842339B2 JP 7261758 A JP7261758 A JP 7261758A JP 26175895 A JP26175895 A JP 26175895A JP 2842339 B2 JP2842339 B2 JP 2842339B2
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敏夫 伝田
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商品に値段ラベル、
POPラベル等のラベルを自動的に貼付するラベル貼付
装置、特に計量・包装・値付装置に適したラベル貼付装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】トレイに商品を収容すると共に、それら
をストレッチフィルムで包装した、いわゆるパック商品
は、その商品の大きさや商品棚への陳列方向により、ラ
ベルを貼り付ける最適な位置と向きとは商品毎や、店舗
毎にそれぞれ異なっている。また、商品棚へ陳列した場
合の見栄えを良くしようとした場合、ラベルの貼付位置
はなるべくバラつきがなく統一されて正確に貼付するこ
とが要求される。しかしながらストレッチフィルム包装
機に計量ラベルプリンタを組み込んだ計量・包装・値付
装置においては、通常、装置の搬入端部に設けられた商
品載置台(計量皿)に作業者が手作業で商品を載置する
ことにより装置が起動し、包装動作が開始されるように
構成されている。この様に、商品の載置を手作業で行う
上、載置台の幅方向中心に商品の幅中心が一致するよう
に載置する(中心基準)関係上、商品の幅方向の一方の
端部をガイド等に当接させて位置規制を行うといったこ
とが出来ず、従って商品が左右にずれて載置されること
は避けられなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】商品のサイズに応じて
ラベル貼付位置を自動的に決定するラベル貼付装置とし
て予めプリセットされた、或いは商品の搬送途上で検出
された商品の幅寸法に基づいてラベル貼付位置を決定す
るラベル貼付装置(特開平6−227533号公報)が
提案されているが、載置ズレがある場合にはラベルの貼
付位置がその分バラ付いてしまうという問題を有する。
この問題は商品の搬送途上にセンタリング装置を配置
(特開昭60−122624号公報)し、前記載置ズレ
を自動的に矯正することで解決できるが、センタリング
装置を設けることにより装置が大型化する上、コストア
ップとなる欠点を有する。
【0004】本発明は上述した従来の技術が有する問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
商品載置台に対する商品の載置ズレが生じた場合でもセ
ンタリング装置等により載置ズレを矯正することなく、
ラベルを所定の貼付位置にバラつきなく貼付することが
出来るラベル貼付装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた技術的手段は、搬送路を移動する商
品に対して、ラベル印字貼付装置全体、或いはラベル貼
付部、又はラベル吸着部をラベル貼付位置に移動させて
ラベルを自動的に貼付するラベル貼付装置において、搬
入部又は搬送部の搬送路内における搬入又は搬送方向と
平行方向である基準線から商品のラベルを貼付する側ま
での長さを検出する検出手段と、該検出手段によって検
出された長さデータに基づいて前記商品におけるラベル
貼付位置を決定する貼付位置決定手段と、該貼付位置決
定手段によって決定された貼付位置に前記ラベル印字貼
付装置全体、或いはラベル貼付部、又はラベル吸着部を
自動的に移動させる移動手段とを具備することを特徴と
する。上記搬入部又は搬送部の基準線としては一般的に
は幅方向の中心が適当であるが、幅方向の中心に限ら
ず、幅方向中心以外の位置に設定してもよい。
【0006】又、前記商品の幅方向の中心が搬送路の幅
方向中心に対する幅方向へのズレの量を検出する検出手
段と、該検出手段によって検出されたズレの量と前記商
品の幅寸法データとに基づいて前記商品におけるラベル
貼付位置を決定する貼付位置決定手段と、該貼付位置決
定手段によって決定された貼付位置に前記ラベル印字貼
付装置全体、或いはラベル貼付部、又はラベル吸着部を
移動させる移動手段とを具備することを特徴とする。
【0007】更に、前記商品の幅方向の中心が搬送路の
幅方向中心に対する幅方向へのズレの量を検出する検出
手段と、該検出手段によって検出されたズレの量と前記
商品の幅寸法データから決定されるラベル貼付位置デー
タとに基づいて前記商品における実際のラベル貼付位置
を決定する貼付位置決定手段と、該貼付位置決定手段に
よって決定された貼付位置に前記ラベル印字貼付装置全
体、或いはラベル貼付部、又はラベル吸着部を移動させ
る移動手段とを具備することを特徴とする。上述した各
ラベル貼付装置に設けられる載置ズレ検出手段は、計量
包装値付装置の商品搬入部に設けられる商品の幅寸法を
検出するセンサーを兼用してもよく、その場合のセンサ
ーとしては反射型光センサーが好適であり、設置するセ
ンサーの個数も1個或いは2個、更に多数個でもよく、
2個設ける場合は互いに離間或いは接近する正反対方向
に移動するようにする。勿論、前記幅寸法を検出するセ
ンサーとは別に専用のセンサーを設置してもよい。又、
上記のラベル貼付装置は包装装置の上部に配置し、包装
後の商品を搬出する際にラベル貼付を行うようにする。
更に又、上記ラベル貼付装置はラベル印字装置を備え、
しかもラベル貼付箇所及びラベル貼付向きデータを予め
商品識別番号毎にラベル印字データと共にプリセットし
ておいてもよい。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の請求項1に対応する実施
の形態を、計量・包装・値付装置の場合について図面に
基づき説明する。図1及び図2はストレッチフィルム包
装機に計量ラベルプリンタが装備された全体図を示し、
Aはストレッチフィルム包装機、Bは計量ラベルプリン
タ、Cはラベル貼付装置で、計量ラベルプリンタBは包
装機Aにおける商品搬出路の側方上部に配置され、ラベ
ル貼付装置Cは商品搬出路の上方に配置されている。
【0009】ストレッチフィルム包装機Aはフィルムの
幅方向を拡張する機構(プレストレッチ機構)を備えた
包装機で、機枠A1 の正面、即ち前部に商品(被包装
物)を載置する商品載置部(計量皿)aを設け、該商品
載置部aの手前側近傍には反射型光センサー3a ,3a
’と、その反射型光センサー3a ,3a ’を商品の幅
方向へ移動させる移動手段35とからなる商品の載置ズレ
及び幅寸法を検出する検出手段Dが設けられる(図6参
照)と共に、商品載置部aに載せた商品はプッシャーコ
ンベア1により機枠内部に設けたエレベータ2まで搬送
される。そのコンベア1による商品搬送路の途上には該
コンベア1の側方に位置させて商品の高さを検出する高
さ検出センサー3b が設けられている。上記エレベータ
2の上方には包装部bが設けられ、その包装部bの上流
側(図2の右側)には、フィルムロール配置部4とその
フィルムロール配置部にセットされたフィルムロール5
から繰り出されるフィルム5’の先端部を保持するフィ
ルム保持手段A2 が設けられている。そして、包装部b
を挟む前後両側部にはフィルム保持手段A2 で保持され
ているフィルム先端を挟持して引き出し、包装部bまで
搬送する上下の搬送ベルトからなるフィルム搬送機構A
3 が前記フィルム保持手段A2 の先端に接近させて配置
され、且つフィルム保持手段A2 と搬送機構A3 との間
には搬送機構A3 で挟持され引き出されたフィルムを所
定長さに切断するカッターA4 が配置されている。又、
搬送機構A3 の上方には左右折り込み板A5 と後折り込
み板A6 、及び後折り込み板A5 の上方に位置して排出
プッシャA7 が配設され、機枠A1 の前側に配置したコ
ンベア1の上方には前折り込みローラ6’および前記排
出プッシャA7 で押し出される商品の排出路(ヒータコ
ンベア)6が水平に設けられている。
【0010】因って、エレベータ2に載せられた商品
は、エレベータの上昇により上記包装部bに展張された
フィルム5’に対して突き上げられ、引き伸ばされた状
態のフィルムの左右および後側端部を、左右折り込み板
A5 と後折り込み板A6 とにより商品の底面に折り込ん
だ後、排出プッシャA7 により商品を機枠A1 前側の排
出路6へ向けて水平に押動させながら、前折り込みロー
ラ6’で上記フィルム5’の前側端部を折り込んでフィ
ルムの折り込みを行う。
【0011】計量ラベルプリンタBは、商品(被包装
物)を前記包装機Aの商品載置部(計量皿)aに載置す
ることによって計量されたデータを基に、予め入力設定
されている単価から商品の値段を算出し、その値段とそ
れ以外の商品データをラベル用紙に印字し発行するもの
で、該計量ラベルプリンタBには印字発行されたラベル
を印字面を上にして略水平に保持するラベル発行口7が
設けられている(図2参照)。
【0012】ラベル発行口7に保持されているラベルE
を商品Fに貼付するラベル貼付装置Cは、発行口7のラ
ベルを吸着するラベル吸着部C1 と、その吸着部C1 を
移動させる駆動機構C2 と、前記駆動機構C2 の動作を
制御する制御手段(図示省略)とで構成されている。ラ
ベル吸着部C1 は、図3に示すようにラベルEを吸着保
持するラベル吸着面8と、ラベル吸着面8の上部に配置
され前記ラベル吸着面8にラベル吸着力を発生させる吸
引ボックス部9とからなり、ラベル吸着面8は筒体 801
の下端開口部に、通気口を開設しラベル吸着側表面をス
ポンジ等の緩衝部材で覆った矩形状の緩衝板 802が貼り
付け固定されており、吸引ボックス部9は前記筒体 801
が嵌合される内径を有した筒体 901の周壁にモータによ
って駆動回転されるファン 902が取り付けられて構成さ
れ、且つ筒体 801の天板には連絡口が開設されて吸引ボ
ックス部9の筒体 901内と連通され、ファン 902が回転
することで筒体 801内が負圧となり通気口に吸着力が生
じ、緩衝板 802の下面にラベルEを吸着し得るように構
成されている。
【0013】上記の如く構成されたラベル吸着部C1 を
移動させる駆動機構C2 は図4に示すように該ラベル吸
着部C1 を商品の搬送方向と直交する方向、即ち商品が
搬送される搬出路の幅方向に移動させる第1の駆動機構
10と、ラベル吸着部C1 を商品の搬送面に対して上下方
向に移動させる第2の駆動機構11と、ラベル吸着部C1
におけるラベル吸着面8を商品の搬送面と平行な水平面
内で回転させる第3の駆動機構12とで構成されている。
第1の駆動機構10は、包装機Aの包装部bの上方位置に
該搬出路と直交して横架固定した2本のガイド杆 101
と、そのガイド杆 101に嵌合してスライド自在としたケ
ース 102と、前記ガイド杆 101に沿って平行に配置した
無端ベルト 103と、その無端ベルト 103を正逆方向に移
動走行させるステッピングモータ 104とプーリ 105とで
構成され、前記ケース 102は無端ベルト 103に連結固定
され、ガイド杆 101は機枠A1 にブラケット 106を介し
て取り付けられており、モータの作動でケース 102がガ
イド杆 101に沿って移動される。
【0014】そして、前記したラベル吸着部C1 は、図
3に示すようにガイド杆 101に沿って移動されるケース
102に基端が取り付けられた上下一対の平行アーム14,
14’の先端に取り付けられると共に、その一対の平行ア
ームは第2の駆動機構11によってラベル吸着部C1 を商
品の搬送面に対して上下方向に移動させるように支持さ
れている。ラベル吸着部C1 を保持する一対の平行アー
ム14,14’は夫々の基端側がケース 102に対して上下方
向に所定の間隔をおいて横架した2本のピン15,15’に
回転可能に取り付けた支持片16,16’にネジ止めによっ
て連結固定され、上側の平行アーム14の他端側(先端
側)はラベル吸着部C1 の上部に連結された取付筒17の
円弧溝18に移動可能に嵌合横架したピン19に連結され、
下側の平行アーム14’の他端側(先端側)は前記ピン19
の下側に位置して取付筒17に回転可能に横架された回転
軸20に対して取り付けられている。そして、前記した上
側の平行アーム14の基端側に第2の駆動機構11が取付け
られ、下側の平行アーム14’周りには前記したラベル吸
着部C1 におけるラベル吸着面8を水平面内で回転させ
る第3の駆動機構12が取り付けられている。
【0015】第2の駆動機構11は、上側の平行アーム14
の基端側が支持されているピン15に歯車21が固着され、
その歯車21と噛み合って駆動回転させる歯車22がケース
102の上面に載置固定したモータ23の回転軸23’に固着
されており、更に前記ピン15のケース 102より外側に突
出した両側部に連結片24が一体的に固着され、その左右
両側の連結片24に亘ってピン15に対して回動可能に支持
されている上側の平行アーム14の下側面と当接する支持
腕25が連結固定されて構成されている。即ち、第2の駆
動機構11はモータ23が回転すると歯車22、歯車21を介し
てピン15が回転され、そのピン15の回転によって支持腕
25が上下方向に回動されるため、ピン15に対して回転可
能に支持されている平行アーム14は前記支持腕25で下側
から支えられ、支持腕25の上下回動に連動して上下され
ると共に、該平行アーム14は支持腕25との当接から離し
てピン15を中心として上方に回動自在となる。第3の駆
動機構12は、図5に示すように下側の平行アーム14’の
基端側が支持されているピン15’の一側端に歯車26が固
着され、その歯車26と噛み合って駆動回転させる歯車27
がケース 102の外側にブラケットを介して取付けられた
モータ28の回転軸28’に固着されており、前記ピン15’
の他側端にスプロケット29が固着されいる。又、前記し
たラベル吸着部C1 に固着した取付筒17に回転可能に横
架されている回転軸20の一側端にスプロケット30が固着
され、そのスプロケット30と前記スプロケット29とに亘
って歯付きベルト31が巻回され、且つ該回転軸20の中間
部には歯車32が固着され、その歯車32と噛み合う歯車33
がラベル吸着面8を一体回転状に係合支持した支持軸34
に固着されて構成されている。更に、下側の平行アーム
14’とラベル吸着部C1 とに亘ってスプリング63が張設
されてラベル吸着部が鉛直状態に支持されるように構成
されている(図3参照)。
【0016】包装機の商品載置部aに載置された商品の
載置ズレ及び幅寸法を測定する検出手段Dは、図6に示
すように商品搬入部の商品載置部aの手前近傍に配置し
た2個の反射型光センサー3a ,3a ’と、その反射型
光センサー3a ,3a ’を商品の幅方向に移動させる移
動手段35とで構成されており、反射型光センサー3a,
3a ’は投光器と受光器を備え、投光された光が商品に
よって反射されその反射光が受光器に受光されていれば
商品の幅が測定され、反射光が無ければ幅の限界が確認
されるようになっている。そして、上記した2個の反射
型光センサー3a ,3a ’を商品の幅方向へ移動させる
移動手段35は、図9に示すように駆動源のステッピング
モータ 351と従動プーリ 352とに亘って巻回されたベル
ト 353とからなり、このベルト 353の往路側(上側)に
反射型光センサー3a を、復路側(下側)に反射型光セ
ンサー3a’を夫々ガイド杆 354, 354’に嵌合されて
左右方向に摺動する摺動体 355, 355’を介して取り付
け、且つ2個の反射型光センサー3a ,3a ’を原点位
置(初期位置)に復帰させるリミットスイッチ 356と、
移動の限界位置を検出するリミットスイッチ 356’がそ
れぞれ所定の位置に設けられている。又、反射型光セン
サー3a ,3a ’の移動開始は、プッシャーコンベア1
の移動開始と同時に行われるが、少なくともプッシャー
1a が図7の初期位置から図8の位置に移動する前まで
に、反射型光センサー3a ,3a ’がそれぞれ両側端の
プッシャーコンベア1のプッシャー1a の外側に到達す
る移動速度とすることでプッシャー1a が邪魔とならず
測定ができるようになっている。
【0017】従って、商品載置部aに載置された商品F
の幅Lは図12に示すように商品Fの左側長さLL を検出
する左側の反射型光センサー3a ,商品Fの右側長さL
R を検出する右側の反射型光センサー3a ’がそれぞれ
幅方向に移動して(LL +LR )で検出され、その商品
の幅寸法Lは包装機の制御に使用され、後述する包装機
構制御部Iから計量ラベルプリンタ制御部Gには幅検出
センサーの一方の長さデータLR が送信される。図13は
商品の高さを検出するセンサー3b の検出動作を示し、
商品搬送路の途中に該搬送路を挟んで投光器と受光器が
高さ方向に所定の間隔をおいて多数個が配置され、搬送
路上を搬送される商品によっ投光器の光が遮られること
で商品の高さHが検出される。そして、その高さデータ
Hは包装機の制御に用いられると共に、計量ラベルプリ
ンタ制御部Gに送信される。
【0018】図10は上述した装置の電気的構成を示すも
ので、計量ラベルプリンタ制御部Gと、包装機構制御部
Iとを備えている。計量ラベルプリンタ制御部Gは、主
として計量ラベルプリンタ関係の制御を行うものでCP
U36によって制御される。包装機構制御部Iは、主とし
て包装機の機構部の制御を行うものでCPU52によって
制御される。次に計量ラベルプリン制御部Gについて説
明すると、CPU36にはバス36a を介してROM37,R
AM38,表示操作部39,計量部40,交信用のインターフ
ェース回路(INF)41,印字部42,吸着部駆動部43及
び商品検出センサー44が接続されており、ROM37には
CPU36が実行する各種制御プログラムが記憶されてい
る。
【0019】RAM38はCPU36がROM37の制御プロ
グラムを実行する場合に用いるレジスタ,フラグ等のエ
リアと、商品毎に予め各種データが記憶されたプリセッ
トデータエリアとを備えている。プリセットデータエリ
アには商品(商品番号)に対応して、値段計算及びラベ
ル印字用のデータである「品名(商品名)、例えば豚
(モモ肉)」、「単価、例えば250(100g当り2
50円)」、「風袋、例えば5(トレイ重量5g)」
と、ラベル貼付用のデータである「ラベルの向き、例え
ば(1)」等が予め記憶されている。ここでラベルの向
きのデータは、(1),(2),(3)の3種類で、 (1)…ラベルが発行された時の向きのまま (2)…ラベルが発行された時の向き+反時計回り方向
に90度回転 (3)…ラベルが発行された時の向き+時計回り方向に
90度回転 のように意味付けられている。
【0020】表示操作部39はキーボードとタッチパネル
から成る操作部と、ドット式の液晶表示器で構成された
表示部を備えており、各種データ及び指令の入力、或い
はCPU36の指令に基づいて入力データの表示、プリセ
ットデータの表示、各種メッセージの表示を行うもの
で、別名コンソール部とも呼ばれている。計量部40は商
品載置部aに載置された商品の計量信号をCPU36へ供
給するものである。交信用のインターフェース回路(I
NF)41は、包装機構制御部Iと各種データ、指令、の
交信を行うための回路で、交信するデータについては後
述する。印字部42は計量ラベルプリンタで、サーマルプ
リンタを備え、CPU36の指令に基づいてラベルに品
名、値段、単価、有効日、バーコード等の印字を行い、
印字したラベルEを前記発行口7に発行するものであ
る。
【0021】吸着部駆動部43(前記駆動機構C2 )は、
前記したラベル吸着部C1 を移動させて発行口7にある
ラベルEを吸着した後、所定のラベル貼付位置へ移動さ
せると共に、ラベル吸着面の向きを所定の向きとし、商
品に対してラベル吸着部を所定のタイミングで下降させ
ることで商品の所定の位置に所定の向きでラベルを貼付
するための機構部である。商品検出センサー44は、ラベ
ル貼付のための信号を発生するもので、商品がラベル貼
付場所へ位置した場合、その旨をCPU36へ供給する。
【0022】図11は上記吸着部駆動部43の構成の詳細を
示すもので、水平モータM1 駆動回路45はラベル吸着部
C1 面を水平、即ち商品の搬送方向と直交する方向に移
動させる水平モータM1(前記第1の駆動機構10のモー
タ 104)を駆動する回路で、その水平モータM1として
はステッピングモータが使用されている。従って、ステ
ッピングモータの駆動パルス数をカウントすることで吸
着部の位置を検出することが出来る。(右回転の時はプ
ラスカウント、左回転の時はマイナスカウント)水平基
準位置センサーF1(46)は、吸着部が水平方向の基準
位置に位置したことを検出するセンサーで、この基準位
置からの前記駆動パルスのカウント値によって吸着部の
水平方向の位置決めが行われる。
【0023】上下モータM2駆動回路47及び上下基準位
置センサーF2(48)は、モータM2(前記第2の駆動
機構11のモータ23)が吸着部を上下方向へ移動させるも
のである以外は前記した水平モータM1と同様である。
又、回転モータM3駆動回路49及び回転基準位置センサ
ーF3(50)は、モータM3(前記第2の駆動機構12の
モータ28)が吸着部を商品搬送面と平行な面で回転させ
るモータで、モータM3の駆動パルスで位置決めされる
のは距離ではなく、回転角度である点を除くと前記した
水平モータM1の場合と同じである。ラベル貼付センサ
ーF4(51)は、ラベルが商品に貼付されたこと、つま
りラベル吸着部C1 の吸着面8が商品Fに当接されたこ
とを検出するセンサーで、ラベル吸着部C1 に上側方向
の力が一定以上加わったことにより前記上側の平行アー
ム14が支持腕25から離間したことを検出している。
【0024】次に、図10の包装機構制御部Iについて説
明する。CPU52にはバス52a を介して交信用インター
フェース回路(INF)53,ROM54,RAM55,操作
部56,及び機構駆動部57が接続されている。交信用イン
ターフェース回路(INF)53は、計量ラベルプリンタ
制御部Gと各種データ、指令の交信を行うための回路
で、交信するデータについては後述する。ROM54は、
CPU52が実行する制御プログラムが記憶されている。
RAM55は、CPU52がROM54の制御プログラムを実
行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの
他に商品の形状データ(縦、横、高さ)に基づいて制御
データを決定するための各種テーブル等が記憶されてい
る。操作部56は、装置の起動、停止等のためのスイッチ
である。機構駆動部57は、包装を実行する場合に包装機
の各機構部を駆動するための回路で、具体的にはエレベ
ータ2を駆動するモータ58,商品を搬入するコンベア1
の搬入モータ59,フィルム搬送機構A3 のモータ60等が
ある。尚、包装機の構成は先に簡単に説明したが本発明
と直接関係しないので、前記モータの制御の詳細につい
ては説明を省略する。又、機構駆動部57には商品の載置
ズレ及び商品の幅を検出する反射型光センサー3a ,3
a ’と、商品の高さを検出する高さ検出センサー3b が
接続されており、検出データをCPU52へ供給するよう
になっている。
【0025】計量ラベルプリンタ制御部Gと包装機構制
御部Iとで授受されるデータ、指令で本発明と関係する
のは、計量ラベルプリンタ制御部Gから包装機構制御部
Iへは計量皿上に載置された商品の計量が安定したこと
を報知する信号が送信され、包装機構制御部Iから計量
ラベルプリンタ制御部Gへはラベル貼付位置決定のため
のデータとして、前記商品の載置ズレ及び幅寸法を検出
する反射型光センサー3a ,3a ’で検出された一方の
長さデータLR と高さ検出センサー3b で検出された高
さデータHが送信される。上記データ以外に計量ラベル
プリンタ制御部Gと包装機構制御部Iとの間で各制御部
の状態信号(正常かエラー中か等)が授受される。
【0026】次に、前記した装置の動作の概要を簡単に
説明すると、 作業者は処理する商品の商品番号を表示操作部39よ
り入力しプリセットされている商品データを呼び出す。 作業者が商品載置部に商品を載せて計量が安定する
と包装動作(商品の搬入開始)が開始される。 計量ラベルプリンタ制御部では単価と重量から商品
の値段が計算される。 商品の載置時及びエレベータヘッドへの搬送中、商
品の横幅、縦幅、及び高さが各センサーで検出され、検
出データの一部は計量ラベルプリンタ制御部へ送信され
る。(尚、上記の説明において商品の縦幅を検出するセ
ンサーについての説明は省略してある。) 商品の縦、横、高さデータに基づいてフィルム切断
長さ、各種包装条件が決定され、これらのデータに基づ
いて包装が行われる。 この間、計量ラベルプリンタ制御部ではラベルの印
字、ラベル吸着部によるラベルの吸着、ラベル吸着部の
ラベル貼付位置への移動、ラベル吸着面の向きの設定が
行われる。 包装完了後の商品が所定位置まできたときラベルが
貼付される。
【0027】図17は上記した,のラベル貼付処理工
程の概要を示すもので、CPU36によって実行される。
即ち、ラベルに品名,値段,単価,重量,有効日,バー
コード等のデータが印字され、ラベルが前記ラベル発行
口7へ発行されると以下の処理が実行される。 (ステップ1)…初期位置に位置しているラベル吸着部
C1 を発行口7へ移動させて吸着面8にラベルの接着面
を下側にして吸着する。 (ステップ2)…商品の幅データ「LR 」及び高さデー
タ「H」と向きデータに基づきラベル貼付位置(X,
Y)を算出する。ラベルの向き(方向)は上記したの
処理で呼び出される商品データに含まれているので、す
でに判明している。尚、図11のセンサーF1,F2,F
3で検出される基準位置(原点)は、水平方向(X軸)
はラベル発行口、上下方向(Y軸)は、最上部、Y軸回
りの回転は角度0゜、と設定されている。
【0028】[I] ラベル貼付位置の水平データ
(X)は、 (イ) ラベル貼付の向きが0゜の場合は図15に示され
るように、 X=(X0 +b1 +ΔX)−LR X0 …基準位置から搬送路の中心までの距離(機構上決
定されている。) b1 …ラベルの吸着部の中心からラベルEの右端までの
長さ(ラベルで決定) ΔX…ラベル貼付の場合の余白部(設定する) (X0 ,b1 ,ΔXは定数) 従って、X0 +b1 +ΔX→Mとすれば X=M−LR (ロ) ラベル貼付の向きが+90゜,−90゜の場合
は図16に示されるように X=(X0 +a+ΔX)−LR a…ラベルの吸着部の中心からラベルEの上端(下端)
までの長さ、即ちラベル幅の1/2 (ラベルで決定) 従って、X0 +a+ΔX→Nとすれば X=N−LR
【0029】[II] ラベル貼付位置の上下データ
(Y)は、図14に示されるように Y=(Y0 −Y2 )−H Y0 …基準位置と搬送面の距離(機構上決まってい
る。) Y2 …商品の上面からラベル吸着部のラベル吸着面まで
の距離(一定の値) 本装置はY2 を一定の値とするため、商品の高さHに応
じラベル吸着部のラベル貼付位置(ラベル貼付前に位置
している位置)を変えている。このY2 を一定とするこ
との意味は商品の搬送方向のラベル貼付位置をバラつか
さないためである。
【0030】(ステップ3)…ステップ2で算出された
貼付位置(X,Y)へ吸着部を移動させる。貼付位置へ
の移動はモータM1 ,M2 のステップ数で決定される。 (ステップ4)…モータM3 を駆動して吸着部の向き
(方向)を、呼び出した向きデータ「(1),(2),
(3)」によって設定する。又、+90゜,−90゜は
モータのステップ数(右回転…プラス、左回転…マイナ
ス)で決まる。 (ステップ5)…商品検出センサー44で商品が所定の位
置(ラベル貼付位置)へきたか否かをチェックする(商
品の後端を基準にラベルを貼付する場合には、排出プッ
シャーA7 が所定の位置へきたか否かをチェックす
る)。 (ステップ6)…商品が所定の位置へきたら上下モータ
M2 を駆動して吸着部を下降させる。 (ステップ7)…ラベル貼付センサーF4(51)で商品
にラベルが貼付されたか否かをチェックする。 (ステップ8)…ラベルEが貼付された場合、モータM
2 を駆動して吸着部を最上部(Y=0)まで上昇させた
後、モータM1 を駆動して水平方向がX=0となる少し
手前の初期位置まで移動し、回転モータM3 を駆動して
角度(向き)を0゜として処理を終了する。
【0031】上述した実施の形態(請求項1)は商品の
サイズが異なる場合でも、図18に示すように商品の端部
からの距離L1 が一定となるようにラベルを貼付するも
のである。従って、商品の載置が幅方向左右にズレると
ラベル貼付位置が一定だと距離L1 の大きさがズレの量
に応じて変化することになるが、請求項1は商品のサイ
ズが異なっても距離L1 を一定とするという前提がある
ため、商品載置のズレ量を直接測定しなくても、基準線
(説明では基準線を商品の幅中心)からラベルが貼付さ
れる側の端部までの長さLR を測定することでズレの影
響を除去することが可能となる。尚、商品の幅測定にお
いては上記したラベルが貼付される側の端部までの長さ
LR と同時に基準線から他方の端部までの長さLL も測
定されるが、他方の端部までの長さLL はラベル貼付位
置決定のためのデータとして必要ないため使用しない。
【0032】請求項2の発明の機構的な構成は前記した
実施の形態と同じであるが、ラベル貼付位置の水平デー
タ(X)の算出を、図19に示すように商品の横幅寸法L
と、商品載置部aの幅方向中心に対する商品の幅方向中
心の幅方向左右へのズレ量ΔLを用いて行っている点で
異なる。即ち、図12に示した幅検出の反射型光センサー
3a ,3a ’により、 商品の幅 L=LL +LR … 載置ズレの量ΔL=1/2(LR −LL ) … [何故ならば、ΔL=LR −L/2=1/2(LR −L
L )] のように求めることができる。そして、,式より LR =(L/2+ΔL) … となる。従って、請求項1ではLR を検出してその値を
ラベル貼付位置決定のデータとして使用したが、この値
の代わりに(L/2+ΔL)の演算で求めた値を請求項
1の実施の形態における水平データ(X)の算出の式に
代入することで同じ結果が得られる。ところで図示した
構造で請求項2の発明を実施した場合、商品の幅寸法L
を商品のズレ量を検出するセンサーで同時に検出するこ
とになるため、請求項1に係る実施の形態と相違がない
ように思われるが、式における商品の横幅寸法Lは、
商品番号毎に予めプリセットされたデータ又は、ズレ量
を検出するセンサーとは別個のセンサーで検出されたデ
ータ等を用いてもよいので、必ずしもセンサーで検出し
なくとも、又従来の包装機に装備されている幅検出セン
サーを兼用することも可能となる。又、請求項2の場
合、商品の横幅寸法Lを用いているので、必要に応じて
横幅寸法L(商品のサイズ)に応じて前記距離L1 を変
更することで、商品のサイズに応じて余白の寸法(距離
L1 )を変化させることも可能となる。
【0033】請求項3の発明の機構的な構成は前記した
請求項1の実施の形態と同じで、請求項2同様、ラベル
貼付位置の水平データ(X)の算出方法の変形である。
つまり、ズレの量ΔLと商品の横幅寸法Lから決定され
るラベル貼付位置データX’とに基づいて実際のラベル
貼付位置データXを決定する方式である。前記式はL
R =(L/2+ΔL)であったが、ラベル貼付位置の水
平データ(X)は前述したように、 X=M−LR …(向き0゜) X=N−LR …(向き+90゜,−90゜) で算出される。式にを代入すると、 X=M−(L/2+ΔL)=(M−L/2)−ΔL=
X’−ΔL 式にを代入すると、 X=N−(L/2+ΔL)=(N−L/2)−ΔL=
X”−ΔL (但し、M,Nは定数) 即ち、X’,X”はズレ量ΔLがない場合(ΔL=0)
のラベル貼付位置データで、商品の横幅寸法Lから決定
される。従って、X’,X”とズレ量ΔLとから実際の
ラベル貼付位置を算出することが可能となる。前記
X’,X”データは予め商品番号毎に値段、品名等の印
字データと共にプリセットしておくようにする。尚、
X’,X”データをプリセットする場合、直接X’,
X”データを入力するのではなく(X’,X”データの
計算が面倒なので)、商品の横幅寸法Lを入力すると、
CPUがX’,X”を算出し、その算出結果を記憶する
ように構成する。
【0034】以上の説明から明らかなように、請求項
1、請求項2、請求項3の相違点はラベル貼付位置の決
定手段が異なるもので、 (a)請求項1…商品の基準線から一方の端までの長さ
「LR 」のみでラベル貼付の水平データXを決定。 (b)請求項2…商品の横幅寸法「L」とズレ量「Δ
L」でラベル貼付の水平データXを決定。 (c)請求項3…商品の横幅寸法Lで決まる「X’
(X”)」とズレ量「ΔL」でラベル貼付の水平データ
Xを決定。 となる。
【0035】上記した実施の形態はラベル吸着面のみを
移動させる構成であるが、ラベル貼付装置の移動のため
の構成には限定されない。例えば、実開平3−1268
07号のようにラベル印字貼付装置全体を移動させるも
の、或いは特開平6−312732号のようにラベル印
字装置は固定し、ラベル貼付装置のみを移動させるよう
にしてもよいものである。又、上述した実施の形態にお
いては、商品の載置ズレ及び幅を検出するセンサーを商
品載置部aの手前側に設け、商品の搬送を開始する前に
検出する構成を採用しているが、これには限定されず、
商品の搬送中に検出するように構成してもよい。要は、
ラベル貼付位置の決定を行う前に、結果的にラベルを貼
付する際の商品の幅方向へのズレの量が検出できるので
あれば具体的なセンサーの構造は限定されない。更に、
実施の形態の場合、ラベルを商品に貼付する形態は押し
当て方式であるが、空気による吹き付けで貼付する吹き
付け方式でもよい。
【0036】又、実施の形態は計量・包装・値付装置に
取り付けたものであるがこれに限定はされない。計量・
包装・値付装置において、計量・値付モード(包装を行
わないモード)で用いた場合一番効果的と考えられる
が、通常の計量・値付装置や値付装置(軽量秤無し)で
も可能である。また、実施の形態では印字装置を備えて
いる場合であるが、印字装置を備えておらず、予め印刷
されているラベル(定額商品の場合)を貼付する場合で
もよい。更に、実施の形態は前端基準(即ち包装後の商
品がプッシャA7 で搬出されるが、その搬出される商品
が検出センサーで検出された時ラベル貼付が行われる)
でラベル貼付をする場合について説明したが、後端基準
(商品を搬出するプッシャA7 が所定の位置に位置した
ことが検出された時ラベル貼付を行う)でラベル貼付を
行う場合でも勿論可能である。尚、前端基準で貼付する
のか、後端基準で貼付するのかは商品番号毎にプリセッ
トしておき、商品に応じて選択するようにしてもよい。
また、実施の形態ではラベル貼付装置が1台のみで商品
にラベルを1枚貼付する場合であったが、ラベル貼付装
置を2台備え、1つの商品の右側に値段ラベルを、左側
にPOPラベル等、2枚貼付するようにしてもよい。こ
の場合、個々のラベル貼付装置に本発明を適用するよう
にする。(但し、その場合、本発明の請求項1を適用す
る場合は、POPラベルについては長さデータLL を用
い、値段ラベルについては長さデータLR を用いる。
又、請求項2,3を適用する場合はPOPラベルについ
ては−ΔL、値段ラベルについては+ΔLを用いる。た
だし商品が右側にズレている場合)
【0037】
【発明の効果】本発明のラベル貼付装置は請求項1、請
求項2、及び請求項3の構成により、搬送路上における
商品の左右位置データに基づいてラベル貼付位置が決定
されるので、商品の載置ズレが生じた場合でもラベル貼
付位置がバラつくことがなく、所定位置に貼付すること
ができる。従って、商品棚に陳列した場合の見栄えを良
くすることができる。又、センタリング装置等を備える
必要がないから、装置の小型軽量化、及びコストダウン
を達成することができる。更に、請求項4の構成によれ
ば、包装機の制御に必要な商品の幅を検出するために包
装機に装備されている幅検出センサを兼用して商品の基
準線からラベルが貼付される側のでの端部までの長さ、
又は搬送路の幅方向中心に対する商品の幅方向中心の幅
方向へのズレ量の検出するため、上記長さ検出のための
センサーを別個に設ける必要がなく、コストダウンと構
造の簡素化を図ることができる。又、請求項5の構成に
よれば、包装機の場合商品を幅方向の中心基準で搬送す
るので載置ズレが生じ、ラベルの貼付位置にバラつきを
生じやすいが、搬送路上における商品の左右位置データ
に基づいてラベル貼付位置が決定されるので、商品の載
置ズレが生じた場合でもラベル貼付位置がバラつくのを
防止することができる。更に又、請求項6の構成によれ
ば、ラベルの貼付箇所及びラベルの向きを商品毎に設定
することが簡単に行うことができると共に、設定ミスの
発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベル貼付装置を包装機に取り付
けた概略を示す縦断側面図である。
【図2】同縦断正面図である。
【図3】ラベル貼付装置を示す拡大側面図である。
【図4】ラベル貼付装置における駆動機構部分を示す斜
視図である。
【図5】ラベル吸着部における吸着面の回転駆動機構
(第3の駆動機構)を示す説明図である。
【図6】商品の搬入部を示す平面図である。
【図7】コンベアが初期位置で停止し反射型光センサー
で載置ズレを検出している状態を示す一部切欠拡大側面
図である。
【図8】図7の状態からコンベアが始動して商品の搬送
を開始する状態を示す同拡大側面図である。
【図9】反射型光センサーの移動手段を示す一部切欠斜
視図である。
【図10】制御手段の電気的構成を示す説明図である。
【図11】吸着部駆動部の詳細を示す説明図である。
【図12】商品の載置ズレ及び幅を検出するセンサーの動
作説明図である。
【図13】商品の高さを検出するセンサーの動作説明図で
ある。
【図14】ラベル貼付位置(上下データY)の計算を示す
説明図である。
【図15】ラベル貼付位置の計算を示す説明図である。
【図16】ラベル貼付位置(向き変更)の計算を示す説明
図である。
【図17】ラベルの貼付動作を示すフローチャートであ
る。
【図18】請求項1によるラベル貼付状態を示す説明図で
ある。
【図19】請求項2によるラベル貼付状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】 A…ストレッチフィルム包装機 B…計量ラベルプ
リンタ C…ラベル貼付装置 D…検出手段 E…ラベル F…商品 3a ,3a ’…反射型光センサー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路を移動する商品に対して、ラベル
    印字貼付装置全体、或いはラベル貼付部、又はラベル吸
    着部をラベル貼付位置に移動させてラベルを自動的に貼
    付するラベル貼付装置において、 搬入部又は搬送部の搬送路内における搬入又は搬送方向
    と平行方向である基準線から商品のラベルを貼付する側
    までの長さを検出する検出手段と、 該検出手段によって検出された長さデータに基づいて前
    記商品におけるラベル貼付位置を決定する貼付位置決定
    手段と、 該貼付位置決定手段によって決定された貼付位置に前記
    ラベル印字貼付装置全体、或いはラベル貼付部、又はラ
    ベル吸着部を自動的に移動させる移動手段と、 を具備することを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 【請求項2】 搬送路を移動する商品に対して、ラベル
    印字貼付装置全体、或いはラベル貼付部、又はラベル吸
    着部をラベル貼付位置に移動させてラベルを自動的に貼
    付するラベル貼付装置において、 前記商品の幅方向の中心が搬送路の幅方向中心に対する
    幅方向へのズレの量を検出する検出手段と、 該検出手段によって検出されたズレの量と前記商品の幅
    寸法データとに基づいて前記商品におけるラベル貼付位
    置を決定する貼付位置決定手段と、 該貼付位置決定手段によって決定された貼付位置に前記
    ラベル印字貼付装置全体、或いはラベル貼付部、又はラ
    ベル吸着部を移動させる移動手段と、を具備することを
    特徴とするラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 搬送路を移動する商品に対して、ラベル
    印字貼付装置全体、或いはラベル貼付部、又はラベル吸
    着部をラベル貼付位置に移動させてラベルを自動的に貼
    付するラベル貼付装置において、 前記商品の幅方向の中心が搬送路の幅方向中心に対する
    幅方向へのズレの量を検出する検出手段と、 該検出手段によって検出されたズレの量と前記商品の幅
    寸法データから決定されるラベル貼付位置データとに基
    づいて前記商品における実際のラベル貼付位置を決定す
    る貼付位置決定手段と、 該貼付位置決定手段によって決定された貼付位置に前記
    ラベル印字貼付装置全体、或いはラベル貼付部、又はラ
    ベル吸着部を移動させる移動手段と、を具備することを
    特徴とするラベル貼付装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、商品の幅寸法を検出す
    るセンサを兼用している請求項1又は2又は3に記載の
    ラベル貼付装置。
  5. 【請求項5】 前記ラベル貼付装置は包装装置の上部に
    配置され、包装後の商品を搬出する際にラベル貼付を行
    う請求項1又は2又は3に記載のラベル貼付装置。
  6. 【請求項6】 上記ラベル貼付装置が一体又は別体に構
    成されたラベル印字装置を備え、ラベル貼付箇所及びラ
    ベル貼付向きデータは予め商品識別番号毎にラベル印字
    データと共にプリセットされている請求項1又は2又は
    3に記載のラベル貼付装置。
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