JP3075154B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP3075154B2
JP3075154B2 JP07233857A JP23385795A JP3075154B2 JP 3075154 B2 JP3075154 B2 JP 3075154B2 JP 07233857 A JP07233857 A JP 07233857A JP 23385795 A JP23385795 A JP 23385795A JP 3075154 B2 JP3075154 B2 JP 3075154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商品に値段ラベル、
POPラベル等のラベルを自動的に貼付するラベル貼付
装置、特に計量・包装・値付装置に適したラベル貼付装
置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】トレイに商品を収容すると
共に、それらをストレッチフィルムで包装した、いわゆ
るパック商品は、その商品の大きさや商品棚への陳列方
向により、ラベルを貼り付ける最適な位置と向きとは商
品毎や、店舗毎にそれぞれ異なっている。(図10参照) また、商品棚へ陳列した場合の見栄えを良くしようとし
た場合、ラベルの貼付位置はなるべくバラつきがなく統
一されて正確に貼付することが要求される。この為、従
来は特公平2−4468号公報で提案されているように
ラベル印字貼付機全体を搬送路上に吊り下げて90度、
或いは搬送路の幅方向に移動可能な構造とし、手動でラ
ベルの貼付位置及び貼付方向を調整可能としたものがあ
る。このような装置は計量値付装置のように同一商品を
大量に連続して処理する場合で、且つ商品を搬送する方
向(縦流し、横流し)をラベル貼付位置に応じて変更可
能な場合には実用上、大きな不都合が生じない。
【0003】しかしながら、計量・包装・値付機のよう
に、 商品の搬送方向が包装機によって決まっており変更
できない。 多種類の商品を少量ずつ処理する場合が多いので、
手動で調整すると作業性が悪く、処理能力が低下してし
まう。 商品は搬送路の幅方向のセンターを基準として搬送
されるため、商品の幅寸法が異なる場合毎にラベル貼付
位置を変更しなければならない。 の場合には、前記従来装置では不都合を生じる。従っ
て、計量・包装・値付機のラベル印字貼付装置として、 (1)実開平3−126807号公報 (2)特開平6−227533号公報 (3)特開平6−312732号公報 等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)、(2)は
商品の幅寸法に応じてラベル印字貼付装置全体を自動的
に移動させている。上記(3)は上記(1)、(2)の
問題点を解決するために、ラベル印字貼付装置のうち、
貼付部のみを商品の幅寸法に応じて自動的に移動させて
いる。しかしながら、上記(1)、(2)、(3)の装
置はラベルの貼付方向(横貼り、縦貼り)を自動的に変
更できるようになっていない。このように、従来のラベ
ル印字貼付装置はラベルを貼付する際に、商品に応じて
ラベルの貼付位置及び貼付方向(向き)を自動的に変更
できるものはなかった。このため、ラベルの貼付方向を
変更する場合にはラベル印字貼付装置全体を手動で回転
させなければならず、作業が面倒な上、処理能力の低下
の原因となる。
【0005】本発明は上述した従来の技術が有する問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
商品に応じてラベル貼付位置は勿論のことラベルの貼付
方向も手動操作することなく自動的に変更することがで
きるラベル貼付装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた技術的手段は、商品の搬送路の上方
部に配置され、発行されたラベルを保持するラベル発行
口と、前記ラベル発行口に位置しているラベルを吸着保
持するラベル吸着部と、前記ラベル吸着部を商品の搬送
方向と直交する方向へ移動させる第1の駆動機構と、前
記ラベル吸着部を商品の搬送面に対して上下方向に移動
させる第2の駆動機構と、前記ラベル吸着部を商品の搬
送面と平行な水平方向に回転させる第3の駆動機構と、
前記ラベル吸着部をラベル貼付位置データに基づき所定
の貼付位置へ位置させ、ラベル貼付向きデータに基づき
所定の貼付方向へ回転させ、ラベル貼付信号に基づいて
商品に向かって下降させる制御手段とで構成したことを
特徴とする。
【0007】上記のラベル吸着部は、ラベルを吸着保持
するラベル吸着面とそのラベル吸着面の上部に配置され
前記ラベル吸着面にラベル吸着力を発生させる吸引ボッ
クス部とで構成され、そして少なくともラベル吸着面は
水平方向に回転し得るように形成されると共に、該ラベ
ル吸着面は緩衝面に構成され、且つ吸引ボックス部に対
して揺動自在に構成されている。又、ラベル吸着面と吸
引ボックス部とからなるラベル吸着部は商品の搬送方向
と同方向に揺動自在となるように該ラベル吸着部を支持
する部材に対して取り付けられている。
【0008】そして、そのラベル吸着部を支持する部材
は一対の平行アームによって構成され、該平行アームの
基端側は包装機の上部に取り付けられた器枠等に対し商
品の搬送路と直交する方向(搬送路を横切る方向)及び
搬送面と対向する上下鉛直方向に作動するように取り付
けられている。上記平行アームの作動は、該アームを商
品の搬送方向と直交する方向へ回動(移動)させる第1
の駆動機構と、該平行アームを商品の搬送路と対向する
上下方向へ回動させる第2の駆動機構とで構成され、そ
の平行アームの先端側に取り付けられたラベル吸着部の
少なくともラベル吸着面は第3の駆動機構で水平面内を
回転し得るように構成されている。
【0009】上記した第1乃至第3の駆動機構は制御手
段で制御されるが、その制御手段は商品毎のラベル貼付
位置データ、ラベル貼付向きデータに基づいて制御を行
う。ラベル貼付位置データ、ラベル貼付向きデータはR
AM等の記憶手段に予め商品毎あるいは商品を収納する
トレイの種別毎にプリセットしておき、商品あるいはト
レイ種別を指定することで呼び出して用いる。また、ラ
ベル貼付位置データに関しては、商品の搬送中等に該商
品の幅寸法をセンサーで検出し、その検出した幅寸法に
基づいて決定するようにしてもよい。又、商品の搬送中
等に商品の高さデータを検出し、検出した高さデータに
基づいてラベル吸着部の貼付待機位置の高さを変更し、
貼付待機位置の吸着部と商品の上面との距離を商品の種
類にかかわらずほぼ一定とする。更に、搬送路の幅方向
の中心に対する搬送中の商品の幅方向のズレをセンサー
で検出し、その検出したズレデータによって前記ラベル
貼付位置データを補正し、補正したラベル貼付位置デー
タに基づいてラベル貼付を行う。そして、その貼付動作
は商品が所定のラベル貼付位置に位置した時、商品の搬
送を停止して貼付しても、搬送中の商品に貼付しても良
く、搬送中にラベル貼付を行う場合は前記したラベル吸
着部の貼付待機位置と商品上面との距離を一定にするこ
とが必要である。
【0010】上記の構成によれば、搬送路を搬送される
商品又は商品を収納したトレーに関するデータによって
ラベル吸着部を取り付けた平行アームの動きが自動的に
制御され、商品に対するラベル貼付位置とラベル貼付向
きが商品に応じて自動的に変更される。そして、そのラ
ベル貼付位置とラベル貼付向きの変更はラベル吸着部の
みを移動させて行われ、ラベルの印字発行等を行うラベ
ルプリンタ自体は所定位置に固定化され移動することは
ない。そして、ラベル吸着部におけるラベル吸着面が緩
衝面に構成され、且つ揺動自在に構成されていること
で、商品の上面が平坦でなくともラベル吸着面に吸着保
持されたラベルはその全面が商品表面に密着して貼付さ
れると共に、ラベル貼付時の押圧力に対する反力は吸着
面の緩衝構造および吸着面の揺動構造によって吸収され
るため商品を傷めることがない。
【0011】又、ラベル吸着部が商品の搬送方向に揺動
自在に構成されていることで、商品の搬送中にラベルを
貼付してもラベルの貼付位置がズレることはなく、しか
もラベル吸着部が商品に引っ掛かった場合には商品の搬
送によってラベル吸着部が逃げ商品を損傷させることが
ない。更に、ラベル吸着部の貼付待機位置の高さは商品
の高さデータに基づいて変更し、貼付待機位置の吸着部
と商品上面との距離を商品の種類にかかわらず略一定と
なるようにしてあるため、商品の高さに関係なくラベル
の貼付位置を同じくすることができる。即ち、貼付待機
位置の吸着部と商品上面との距離が一定でないと、貼付
待機位置からラベル貼付(商品上面)までにラベル吸着
部が移動するに要する時間が一定でなく、それによりそ
の時間内に商品が移動する移動量もばらつき、結果的に
商品に対するラベル貼付位置にばらつきが発生すること
になる。
【0012】又、商品および商品を収容するトレーに関
する各種データによって決定される上記のラベル貼付位
置データ、ラベル貼付向きデータが予めRAMに記憶さ
れていれば、操作部で商品等を指定することでRAMに
記憶されている該当データが呼び出され、そのデータに
基づいて制御手段がラベル貼付部を移動させるため、セ
ンサーが装備されていなくとも商品に応じてラベル貼付
位置とラベル貼付向きを自動的に変更できる。逆に、ラ
ベル貼付位置データを決定する商品、又は商品を収容す
るトレーの幅寸法を検出するセンサーが装備されている
ことで、商品毎にラベル貼付位置データが演算算出され
るため、商品毎、又はトレー種別毎にラベル貼付位置デ
ータをRAMに予め記憶入力する必要無く商品に応じた
ラベル貼付位置が自動的に変更される。
【0013】しかも、上記センサーに商品の搬送位置の
ズレ(搬送路の中心に対する商品の幅方向中心のズレ)
を検出する機能が備えてあるか、それ専用のセンサーが
備えてある場合は、その位置ズレの検出データに基づい
て前記のラベル貼付位置データを補正し、その補正した
ラベル貼付位置データに基づきラベル吸着部が移動制御
されるため、搬送位置がズレていてもラベルが貼付され
る位置は一定になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ラ
ベル発行口が計量ラベルプリンタの発行口で、包装機が
計量・包装・値付装置の場合について図面に基づき説明
する。図1及び図2は包装機に計量ラベルプリンタが装
備された全体図を示し、Aはストレッチフィルム包装
機、Bは計量ラベルプリンタ、Cはラベル貼付装置で、
計量ラベルプリンタBは包装機Aにおける商品排出路の
側方上部に配置され、ラベル貼付装置Cは商品排出路の
上方に配置されている。
【0015】ストレッチフィルム包装機Aはフィルムの
幅方向を拡張する機構(プレストレッチ機構)を備えた
計量・包装・値付機で、機枠A1 の正面、即ち前部に商
品(被包装物)を載置する商品載置部aを設け、該商品
載置部aの手前側近傍には商品の幅を検出する幅検出セ
ンサ3a が設けられると共に、商品載置部aに載せた商
品はコンベア1により機枠内部に設けたエレベータ2ま
で搬送される。そのコンベア1による商品搬送路の途上
には該コンベア1の側方に位置させて商品の高さを検出
する高さ検出センサ3b が設けられている。上記エレベ
ータ2の上方には包装部bが設けられ、その包装部bを
挟む前後両側部に、フィルムロール配置部4とそのフィ
ルムロール配置部にセットされたフィルムロール5から
繰り出されるフィルム5’の先端部を保持するフィルム
保持手段A2 が設けられ、そのフィルム保持手段A2 で
保持されているフィルム先端を挟持して引き出し、包装
部bまで搬送する上下の搬送ベルトからなるフィルム搬
送機構A3 が前記フィルム保持手段A2 の先端に接近さ
せて配置され、且つフィルム保持手段A2 と搬送機構A
3 との間には搬送機構A3 で挟持され引き出されたフィ
ルムを所定長さに切断するカッターA4 が配置されてい
る。又、搬送機構A3 の上方には左右折り込み板A5 と
後折り込み板A6 、及び後折り込み板A5 の上方に位置
して排出プッシャA7 が配設され、機枠A1 の前側に配
置したコンベア1の上方には前折り込みローラ6’およ
び前記排出プッシャA7 で押し出される商品の排出路6
が水平に設けられている。
【0016】因って、エレベータ2に載せられた商品
は、エレベータの上昇により上記包装部bに展張された
フィルム5’に対して突き上げられ、引き伸ばされた状
態のフィルムの左右および後側端部を、左右折り込み板
A5 と後折り込み板A6 とにより商品の底面に折り込ん
だ後、排出プッシャA7 により商品を機枠A1 前側の排
出路6へ向けて水平に押動させながら、前折り込みロー
ラ6’で上記フィルム5’の前側端部を折り込んでフィ
ルムの折り込みを行う。
【0017】計量ラベルプリンタBは、商品(被包装
物)を前記包装機Aの商品載置部aの計量皿に載置する
ことによって計量されたデータを基に、予め入力設定さ
れている単価から商品の値段を算出し、その値段とそれ
以外の商品データをラベル用紙に印字し発行するもの
で、該計量ラベルプリンタBには印字発行されたラベル
を印字面を上にして略水平に保持するラベル発行口7が
設けられている。
【0018】ラベル発行口7に保持されているラベルF
を商品Gに貼付するラベル貼付装置Cは、発行口7のラ
ベルを吸着するラベル吸着部C1 と、その吸着部C1 を
移動させる駆動機構C2 と、前記駆動機構C2 の動作を
制御する制御手段C3 とで構成されている。ラベル吸着
部C1 は、図8に示すようにラベルを吸着保持するラベ
ル吸着面8と、ラベル吸着面8の上部に配置され前記ラ
ベル吸着面8にラベル吸着力を発生させる吸引ボックス
部9とからなり、ラベル吸着面8は筒体 801の下端開口
部に、通気口 803を開設しラベル吸着側表面をスポンジ
等の緩衝部材で覆った矩形状の緩衝板 802が貼り付け固
定されており、吸引ボックス部9は前記筒体 801が嵌合
される内径を有した筒体 901の周壁にモータによって駆
動回転されるファン 902が取り付けられて構成され、且
つ筒体 801の天板には図9に示すように連絡口804が開
設されて吸引ボックス部9の筒体 901内と連通され、フ
ァン 902が回転することで筒体 801内が負圧となり通気
口 803に吸着力が生じ、緩衝板 802の下面にラベルを吸
着し得るように構成されている。
【0019】上記の如く構成されたラベル吸着部C1 を
移動させる駆動機構C2 は図6に示すように該ラベル吸
着部C1 を商品の搬送方向と直交する方向、即ち商品が
搬送される排出路の幅方向に移動させる第1の駆動機構
10と、ラベル吸着部C1 を商品の搬送面に対して上下方
向に移動させる第2の駆動機構11と、ラベル吸着部C1
におけるラベル吸着面8を商品の搬送面と平行な水平面
内を回転させる第3の駆動機構12とで構成されている。
第1の駆動機構10は、包装機Aの排出路6の上方位置に
該排出路と直交して横架固定した2本のガイド杆 101
と、そのガイド杆 101に嵌合してスライド自在としたケ
ース 102と、前記ガイド杆 101に沿って平行に配置した
無端ベルト 103と、その無端ベルト 103を正逆方向に移
動走行させるステッピングモータ 104とプーリ 105とで
構成され、前記ケース 102は無端ベルト 103に連結固定
され、ガイド杆 101は機枠A1 にブラケット 106を介し
て取り付けられており、モータ104の作動でケース 102
がガイド杆 101に沿って移動される。
【0020】そして、前記したラベル吸着部C1 は、図
3に示すようにガイド杆 101に沿って移動されるケース
102に基端が取り付けられた上下一対の平行アーム14,
14’の先端に取り付けられると共に、その一対の平行ア
ームは第2の駆動機構11によってラベル吸着部C1 を商
品の搬送面に対して上下方向に移動させるように支持さ
れている。ラベル吸着部C1 を保持する一対の平行アー
ム14,14’は夫々の基端側がケース 102に対して上下方
向に所定の間隔をおいて横架した2本のピン15,15’に
回転可能に取り付けた支持片16,16’にネジ止めによっ
て連結固定され、上側の平行アーム14の他端側(先端
側)はラベル吸着部C1 の上部に連結された取付筒17の
円弧溝18に移動可能に嵌合横架したピン19に連結され、
下側の平行アーム14’の他端側(先端側)は前記ピン19
の下側に位置して取付筒17に回転可能に横架された回転
軸20に対して取り付けられている。そして、前記した上
側の平行アーム14の基端側に第2の駆動機構11が取付け
られ、下側の平行アーム14’周りには前記したラベル吸
着部C1 におけるラベル吸着面8を水平面内で回転させ
る第3の駆動機構12が取り付けられている。
【0021】第2の駆動機構11は、図4に示すように上
側の平行アーム14の基端側が支持されているピン15に歯
車21が固着され、その歯車21と噛み合って駆動回転させ
る歯車22がケース 102の上面に載置固定したモータ23の
回転軸23’に固着されており、更に前記ピン15における
ケース 102より外側に突出した両側部に連結片24が一体
的に固着され、その左右両側の連結片24に亘ってピン15
に対して回動可能に支持されている上側の平行アーム14
の下側面と当接する支持腕25が連結固定されて構成され
ている(図5参照)。即ち、第2の駆動機構11はモータ
23が回転すると歯車22、歯車21を介してピン15が回転さ
れ、そのピン15の回転によって支持腕25が上下方向に回
動されるため、ピン15に対して回転可能に支持されてい
る平行アーム14は前記支持腕25で下側から支えられ、支
持腕25の上下回動に連動して上下されると共に、該平行
アーム14は支持腕25との当接から離してピン15を中心と
して上方に回動自在となる。
【0022】第3の駆動機構12は、図7に示すように下
側の平行アーム14’の基端側が支持されているピン15’
の一側端に歯車26が固着され、その歯車26と噛み合って
駆動回転させる歯車27がケース 102の外側にブラケット
を介して取付けられたモータ28の回転軸28’に固着され
ており、前記ピン15’の他側端にスプロケット29が固着
されいる。又、前記したラベル吸着部C1 に固着した取
付筒17に回転可能に横架されている回転軸20の一側端に
スプロケット30が固着され、そのスプロケット30と前記
スプロケット29とに亘って歯付きベルト31が巻回され、
且つ該回転軸20の中間部には歯車32が固着され、その歯
車32と噛み合う歯車33がラベル吸着面8を一体回転状に
係合支持した支持軸34に固着されて構成されている。支
持軸34とラベル吸着面8の係合は、図8,図9に示すよ
うに筒体 801の天板に平面四角形の孔を形成し、支持軸
34の下部断面形状を同形の四角錘形状とし、支持軸34に
対し回り止めされると共に、支持軸34を中心として上下
方向に揺動自在に支持されている。尚、支持軸34の中程
に取付けたスプリング受け35とラベル吸着面8の天板と
の間にスプリング36が弾圧装着され、それによってラベ
ル吸着面8が該支持軸34と係合する下方へ弾発付勢され
ている。更に、下側の平行アーム14’とラベル吸着部C
1 とに亘ってスプリング37が張設されてラベル吸着部が
鉛直状態に支持されるように構成されている(図3参
照)。
【0023】図11は商品の幅を検出するセンサー3a の
検出動作を示し、商品搬入部近傍に該搬入部の幅方向中
心から左右方向に等間隔をおいて商品Gの左側長さLL
を検出する左側センサーSL ,商品Gの右側長さLR を
検出する右側センサーSR が夫々幅方向に移動自在に配
置されており、商品の幅LはLL +LR で検出され、そ
の商品幅Lは包装機の制御に使用され、包装機構制御部
Eから計量ラベルプリンタ制御部Dには幅検出センサー
の一方の長さデータLR が送信される。図14は商品の高
さを検出するセンサー3b の検出動作を示し、商品搬送
路の途中に該搬送路を挟んで投光器と受光器が高さ方向
に所定の間隔をおいて多数個が配置され、搬送路上を搬
送される商品によっ投光器の光が遮られることで商品の
高さHが検出される。そして、その高さデータHは包装
機の制御に用いられると共に、計量ラベルプリンタ制御
部Dに送信される。
【0024】図16は上述した装置の電気的構成を示すも
ので、計量ラベルプリンタ制御部Dと、包装機構制御部
Eとを備えている。計量ラベルプリンタ制御部Dは、主
として計量ラベルプリンタ関係の制御を行うものでCP
U40によって制御される。包装機構制御部Eは、主とし
て包装機の機構部の制御を行うものでCPU56によって
制御される。次に計量ラベルプリン制御部Dについて説
明すると、CPU40にはバス40a を介してROM41,R
AM42,表示操作部43,計量部44,交信用のインターフ
ェース回路(INF)45,印字部46,吸着部駆動部47及
び商品検出センサー48が接続されており、ROM41には
CPU40が実行する各種制御プログラムが記憶されてい
る。
【0025】RAM42はCPU40がROM41の制御プロ
グラムを実行する場合に用いるレジスタ,フラグ等のエ
リアと、商品毎に予め各種データが記憶されたプリセッ
トデータエリアとを備えている。プリセットデータエリ
アには商品(商品番号)に対応して、値段計算及びラベ
ル印字用のデータである「品名(商品名)例えば豚(モ
モ肉)」、「単価、例えば250(100g当り250
円)」、「風袋、例えば5(トレイ重量5g)」と、ラ
ベル貼付用のデータである「ラベルの向き例えば
(1)」が予め記憶されている。ここでラベルの向きの
データは、(1),(2),(3)の3種類で、 (1)…ラベルが発行された時の向きのまま (2)…ラベルが発行された時の向き+反時計回り方向
に90度回転 (3)…ラベルが発行された時の向き+時計回り方向に
90度回転 のように意味付けられている。
【0026】表示操作部43はキーボードとタッチパネル
から成る操作部43a と、ドット式の液晶表示器で構成さ
れた表示部43b を備えており、各種データ及び指令の入
力、或いはCPU40の指令に基づいて入力データの表
示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を
行うもので、別名コンソール部とも呼ばれている。計量
部44は計量皿に載置された商品の計量信号をCPU40へ
供給するものである。交信用のインターフェース回路
(INF)45は、包装機構制御部Eと各種データ、指
令、の交信を行うための回路で、交信するデータについ
ては後述する。印字部46は計量ラベルプリンタで、サー
マルプリンタを備え、CPU40の指令に基づいてラベル
に品名、値段、単価、有効日、バーコード等の印字を行
い、印字したラベルを前記発行口7に発行するものであ
る。
【0027】吸着部駆動部(前記駆動機構C2 )は、前
記したラベル吸着部C1 を移動させて発行口7にあるラ
ベルを吸着した後、所定のラベル貼付位置へ移動させる
と共に、ラベル吸着面の向きを所定の向きとし、商品に
対してラベル吸着部を所定のタイミングで下降させるこ
とで商品の所定の位置に所定の向きでラベルを貼付する
ための機構部である。この吸着部駆動部47の詳細につい
ては後で説明する。商品検出センサ48は、ラベル貼付の
ための信号を発生するもので、商品がラベル貼付場所へ
位置した場合、その旨をCPU40へ供給する。
【0028】図17は上記吸着部駆動部47の構成の詳細を
示すもので、水平モータM1 駆動回路49はラベル吸着部
C1 面を水平、即ち商品の搬送方向と直交する方向に移
動させる水平モータM1(前記第1の駆動機構10のモー
タ 104)を駆動する回路で、その水平モータM1として
はステッピングモータが使用されている。従って、ステ
ッピングモータの駆動パルス数をカウントすることで吸
着部の位置を検出することが出来る。(右回転の時はプ
ラスカウント、左回転の時はマイナスカウント) 水平基準位置センサーF1(50)は、吸着部が水平方向
の基準位置に位置したことを検出するセンサーで、この
基準位置からの前記駆動パルスのカウント値によって吸
着部の水平方向の位置決めが行われる。
【0029】上下モータM2駆動回路51及び上下基準位
置センサーF2(52)は、モータM2(前記第2の駆動
機構11のモータ23)が吸着部を上下方向へ移動させるも
のである以外は前記した水平モータM1と同様である。
又、回転モータM3駆動回路53及び回転基準位置センサ
ーF3(54)は、モータM3(前記第2の駆動機構12の
モータ28)が吸着部を商品搬送面と平行な面で回転させ
るモータで、モータM3の駆動パルスで位置決めされる
のは距離ではなく、回転角度である点を除くと前記した
水平モータM1の場合と同じである。ラベル貼付センサ
ーF4(55)は、ラベルが商品に貼付されたこと、つま
りラベル吸着部C1 の吸着面8が商品に当接されたこと
を検出するセンサーで、ラベル吸着部C1 に上側方向の
力が一定以上加わったことにより前記上側の平行アーム
14が支持腕25から離間したことを検出している。
【0030】次に、図16の包装機構制御部Eについて説
明する。CPU56にはバス56a を介して交信用インター
フェース回路(INF)57,ROM58,RAM59,操作
部60,及び機構駆動部61が接続されている。交信用イン
ターフェース回路(INF)57は、計量ラベルプリンタ
制御部Dと各種データ、指令の交信を行うための回路
で、交信するデータについては後述する。ROM58は、
CPU56が実行する制御プログラムが記憶されている。
RAM59は、CPU56がROM58の制御プログラムを実
行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの
他に商品の形状データ(縦、横、高さ)に基づいて制御
データを決定するための各種テーブル等が記憶されてい
る。操作部60は、装置の起動、停止等のためのスイッチ
である。機構駆動部61は、包装を実行する場合に包装機
の各機構部を駆動するための回路で、具体的にはエレベ
ータ2を駆動するモータ62,商品を搬入するコンベア1
の搬入モータ63,フィルム搬送機構A3 のモータ64等が
ある。尚、包装機の構成は先に簡単に説明したが本発明
と直接関係しないので、前記モータの制御の詳細につい
ては説明を省略する。又、機構駆動部61には商品の幅を
検出する幅検出センサー3a と、商品の高さを検出する
高さ検出センサー3b が接続されており、検出データを
CPU56へ供給するようになっている。
【0031】計量ラベルプリンタ制御部Dと包装機構制
御部Eとで授受されるデータ、指令で本発明と関係する
のは、計量ラベルプリンタ制御部Dから包装機構制御部
Eへは計量皿上に載置された商品の計量が安定したこと
を報知する信号が送信され、包装機構制御部Eから計量
ラベルプリンタ制御部Dへはラベル貼付位置決定のため
のデータとして、前記商品の幅検出センサー3a で検出
された一方の長さデータLR と高さデータHが送信され
る。上記データ以外に計量ラベルプリンタ制御部Dと包
装機構制御部Eとの間で各制御部の状態信号(正常かエ
ラー中か等)が授受される。
【0032】次に、前記した装置の動作の概要を簡単に
説明すると、 作業者は処理する商品の商品番号を表示操作部43よ
り入力しプリセットされている商品データを呼び出す。 作業者が計量皿上に商品を載せて計量が安定すると
包装動作(商品の搬入開始)が開始される。 計量ラベルプリンタ制御部では単価と重量から商品
の値段が計算される。 商品の載置時及びエレベータヘッドへの搬送中、商
品の横幅、縦幅、及び高さが各センサーで検出され、検
出データの一部は計量ラベルプリンタ制御部へ送信され
る。 商品の縦、横、高さデータに基づいてフィルム切断
長さ、各種包装条件が決定され、これらのデータに基づ
いて包装が行われる。 この間、計量ラベルプリンタ制御部ではラベルの印
字、ラベル吸着部によるラベルの吸着、ラベル吸着部の
ラベル貼付位置への移動、ラベル吸着面の向きの設定が
行われる。 包装完了後の商品が所定位置まできたときラベルが
貼付される。
【0033】図18は上記した,のラベル貼付処理工
程の概要を示すもので、CPU40によって実行される。
即ち、ラベルに品名,値段,単価,重量,有効日,バー
コード等のデータが印字され、ラベルが前記ラベル発行
口7へ発行されると以下の処理が実行される。 (ステップ1)…初期位置に位置しているラベル吸着部
C1 を発行口7へ移動させて吸着面8にラベルの接着面
を下側にして吸着する。 (ステップ2)…商品の幅データ「LR 」及び高さデー
タ「H」と向きデータに基づきラベル貼付位置(X,
Y)を算出する。ラベルの向き(方向)は上記したの
処理で呼び出される商品データに含まれているので、す
でに判明している。図17のセンサーF1,F2,F3で
検出される基準位置(原点)は、水平方向(X軸)はラ
ベル発行口、上下方向(Y軸)は最上部、Y軸回りの回
転は角度は0°、と設定されている。
【0034】[I] ラベル貼付位置の水平データ
(X)は、 (イ) ラベル貼付の向きが0゜の場合は図12に示され
るように、 X=(X0 +b1 +ΔX)−LR X0 …基準位置から搬送路の中心までの距離(機構上決
定されている。) b1 …ラベルの吸着部の中心から右端までの長さ(ラベ
ルで決定) ΔX…ラベル貼付の場合の余白部(設定する) (X0 ,b1 ,ΔXは定数) 従って、X0 +b1 +ΔX→Mとすれば X=M−LR (ロ) ラベル貼付の向きが+90゜,−90゜の場合
は図13に示されるように X=(X0 +a+ΔX)−LR a…ラベルの吸着部の中心から上端(下端)までの長
さ、即ちラベル幅の1/2 (ラベルで決定) 従って、X0 +a+ΔX→Nとすれば X=N−LR
【0035】[II] ラベル貼付位置の上下データ
(Y)は、図15に示されるように Y=(Y0 −Y2 )−H Y0 …基準位置と搬送面の距離(機構上決まってい
る。) Y2 …商品の上面からラベル吸着部のラベル吸着面まで
の距離(一定の値) 本装置はY2 を一定の値とするため、商品の高さHに応
じラベル吸着部のラベル貼付位置(ラベル貼付前に位置
している位置)を変えている。このY2 を一定とするこ
との意味は商品の搬送方向のラベル貼付位置をバラつか
さないためである。
【0036】(ステップ3)…ステップ2で算出された
貼付位置(X,Y)へ吸着部を移動させる。貼付位置へ
の移動はモータM1 ,M2 のステップ数で決定される。 (ステップ4)…モータM3 を駆動して吸着部の向き
(方向)を、呼び出した向きデータ「(1),(2),
(3)」によって設定する。又、+90゜,−90゜は
モータのステップ数(右回転…プラス、左回転…マイナ
ス)で決まる。 (ステップ5)…商品検出センサー48で商品が所定の位
置(ラベル貼付位置)へきたか否かをチェックする(商
品の後端を基準にラベルを貼付する場合には、排出プッ
シャーA7 が所定の位置へきたか否かをチェックす
る)。 (ステップ6)…商品が所定の位置へきたら上下モータ
M2 を駆動して吸着部を下降させる。 (ステップ7)…ラベル貼付センサーF4(55)で商品
にラベルが貼付されたか否かをチェックする。 (ステップ8)…ラベルが貼付された場合、モータM2
を駆動して吸着部を最上部(Y=0)まで上昇させた
後、モータM1 を駆動して水平方向がX=0となる少し
手前の初期位置まで移動し、回転モータM3 を駆動して
角度(向き)を0゜として処理を終了する。
【0037】上述した実施の形態では第1、第2、第3
の駆動機構は夫々ステッピングモータを用いて駆動して
いるが、これに限定されるものではない。ステッピング
モータの場合、駆動パルスをカウントすることで、位置
決めが容易に行うことが可能であるというメリットがあ
るが、本発明が目的とする作用効果が得られる構成であ
れば、具体的な駆動手段、構成は限定されない。例え
ば、エアシリンダを用いることも可能である。又、上述
した実施の形態では、搬送中の商品、即ち動いている商
品にラベル吸着面を押し当てることでラベル貼付を行っ
ている。これは、出来るだけ処理時間を短くして全体の
処理能力を少しでも向上させるためである。しかし、こ
のためラベル吸着面を商品に押し当てた時、フィルムを
引っ張って皺を作ったり、引き裂いたりしないように請
求項4のように吸引ボックス部及びラベル吸着面を商品
の搬送方向へ揺動自在とする構成を採用している。従っ
て、本発明は上記構成に限定されるものではなく、搬送
中の商品が所定のラベル貼付位置に位置した時、搬送を
停止し、ラベル貼付を行うことも考えられる。勿論、そ
の場合は請求項4の構成は不要となる。また、上述した
実施の形態ではラベル吸着部C1 の初期位置をラベル発
行口7ではなく、ラベル発行口7とは離間した位置とし
ている。初期位置をラベル発行口7とすればラベル発行
時、ラベル吸着部C1 が初期位置からラベル発行口7ま
で移動する時間(前記実施の形態ではステップ1の処理
に要する時間)を省略することができ、この分処理時間
を短縮することができるが、上記した実施の形態であえ
てこの構成を採用しなかった理由は、 ラベル発行時、ラベル先端部がラベル吸着部C1 に
吸着されてしまい、ラベルがラベル吸着部C1 に正確に
吸着されない虞れが考えられること、 ラベル貼付装置をラベル印字装置と別体に構成して
いる関係上、ラベル貼付を手動で行う場合、ラベル印字
装置の向きを変更し、ラベル発行口7を手前側に位置さ
せる場合にラベル貼付装置が邪魔になる虞れが考えられ
ること、 のためである。しかしながら、上記の問題点はラベルの
発行が完了後、ラベルの吸着を開始させること、あるい
はラベル貼付装置が邪魔な場合にはラベル貼付装置を手
動で適当な位置へ位置させることが可能に構成すること
で解決することが可能なので、実施の形態の構成に限定
されるものではない。
【0038】更に、上記の実施の形態では移動中の商品
にラベルを貼付する関係上、請求項7のようにラベル貼
付位置(ラベル吸着部がラベル貼付前に待機している貼
付待機位置)におけるラベル吸着部の高さ、即ち上下位
置(Y)を商品の高さによって変更し、ラベル吸着面と
商品上面との距離が商品の高さにかかわりなく一定の距
離(Y2 )となるようにしている。この距離(Y2 )が
一定でないと、ラベル貼付までに商品が移動する量にバ
ラつきが生じ、結果的に商品の搬送方向のラベル貼付位
置がバラついてしまう。勿論、請求項7の構成は、商品
の搬送を一旦停止し、停止した状態でラベル貼付を行え
ば不要である。又、上述した実施の形態ではラベル貼付
向きデータ(α)は予め商品毎にプリセットされてお
り、商品の長さデータLR および高さデータHをセンサ
ーで検出するようにしてあるが、(α,LR ,H)デー
タの設定方法は上記の方法に限定されず、結果的に
(α,LR ,H)が求まればよい。その(α,LR ,
H)も最終的にはラベル貼付位置データ(X,Y)に換
算されるので、データの設定或いは入力はどのレベルで
の状態でも問題ない(演算前のデータでもいいし、演算
後のデータでもよい)。データの設定について考えられ
る態様としては、 (a) その都度、操作部から入力する。 (b) センサーで検出する。 (c) 商品毎にプリセットしておき、商品を指定して呼び
出す。 (d) トレイ種別毎にプリセットすると共に、商品毎にト
レイ種別をプリセットしておき、商品を指定してトレイ
種別を呼び出し→プリセットデータを呼び出す。 等が考えられる。
【0039】また、上記の包装機は計量・包装・値付装
置であり、計量皿上に作業者が商品を載置することで装
置の動作が開始されるようになっている。そして、搬送
途中で商品をセンタリング装置やガイド等で位置を規制
していないので、作業者が計量皿上へ商品を載置した場
合、載置ズレ(搬送方向に対して載置された商品が直交
方向に偏位している)が生じると、その状態のままラベ
ル貼付が行われることになる。実施の形態の場合は載置
ズレが生じていても、検出した一方の長さデータLRに
基づいてラベル貼付を行っているので、ラベルを貼付し
た場合の貼付位置のバラつきは生じない。しかし、例え
ば貼付位置データを商品毎にプリセットしていた場合に
は、載置ズレが生じた場合、それに応じてラベル貼付位
置がバラつくので、このような場合にはズレの量をセン
サーで検出して、上記プリセットされている貼付位置デ
ータを検出したズレ量に応じて補正することによって、
ラベル貼付のバラつきを防止することが可能である。
【0040】図示した実施の形態はラベル発行口が計量
ラベルプリンタのラベル発行口で、包装機が計量・包装
・値付装置の場合について行ったが、これに限定されな
いことは勿論で、ラベル発行口を備えたラベルプリンタ
は計量タイプではなく、定額のラベルプリンタでもよい
し、プリンタ(印字機能)を備えておらず、予め印刷さ
れているラベルを発行する形態の場合でも目的とする作
用効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】本発明のラベル貼付装置は請求項1、2
の構成により、商品に応じて自動的にラベル貼付位置と
ラベル貼付向きを任意に変更することができる。そし
て、その変更は自動的に行われるので、作業者に余計な
負担を掛けず、調整ミスも生じないと共に、処理効率の
低下を防止できる。更に、ラベル吸着部のみ移動させる
ので、重い印字部全体を移動させる場合に比べて、移動
させるに必要な駆動力は小さくてよく、強度も要求され
ず、従って小型軽量化が可能となる。しかも、商品の上
面が平坦でなくともラベルの全面を商品に密着させて貼
付することができる。又、ラベル貼付時商品を傷めるこ
とがなく、ラベル貼付の向きを変更した場合でもラベル
の全面を密着させて貼付することができる。更に、商品
の搬送中にラベルを貼付しても、ラベル貼付位置がズレ
ないと共に、ラベル吸着部で商品が損傷されることがな
い。請求項の構成によれば、商品の搬送中にラベルを
貼付しても、商品の高さによってラベル貼付位置が変化
するのを防止することができる。請求項4、5の構成に
よれば商品の幅、及び高さを検出するセンサーを装備し
なくても商品に応じて自動的にラベル貼付位置とラベル
貼付向きを任意に変更することができる。請求項7、8
の構成によれば、商品毎、或いはトレイの種別毎にラベ
ル貼付位置データを予めプリセットすることなく、商品
に応じて自動的にラベル貼付位置を変更することができ
る。請求項の構成によれば、商品の搬送位置がズレて
いても、ラベル貼付位置を一定にすることができる。請
求項12、13の構成によれば、従来のようにラベル貼付装
置を包装機の包装部上部に配置する必要がないので、ラ
ベル貼付装置が包装部の邪魔にならず、従って包装部の
メンテナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベル貼付装置を包装機に取り付
けた概略を示す縦断側面図である。
【図2】同縦断正面図である。
【図3】ラベル貼付装置部分を示す拡大側面図である。
【図4】図3の(A)−(A)線に沿える拡大断面図で
ある。
【図5】図4の(B)−(B)線に沿える断面図であ
る。
【図6】ラベル貼付装置における移動機構部分を示す斜
視図である。
【図7】ラベル吸着部における吸着面の回転駆動機構
(第3の駆動機構)を示す説明図である。
【図8】図7の(C)−(C)線に沿える拡大断面図で
ある。
【図9】図8の(D)−(D)線に沿える断面図であ
る。
【図10】ラベルの貼付位置とラベルの貼付向きの異なる
例を示す説明図で、(a) ,(b) は商品サイズにより貼付
位置が違う例、(c) は貼付向きの違う例である。
【図11】商品の幅を検出するセンサーの動作説明図であ
る。
【図12】ラベル貼付位置の計算を示す説明図である。
【図13】ラベル貼付位置(向き変更)の計算を示す説明
図である。
【図14】商品の高さを検出するセンサーの動作説明図で
ある。
【図15】ラベル貼付位置(上下データY)の計算を示す
説明図である。
【図16】制御手段の電気的構成を示す説明図である。
【図17】吸着部駆動部の詳細を示す説明図である。
【図18】ラベルの貼付動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
A…ストレッチフィルム包装機 B…計量ラベルプ
リンタ C…ラベル貼付装置 C1 …ラベル吸着部 C2 …駆動機構 C3 …制御手段 3a …商品の幅検出センサー 3b …商品の高さ
検出センサー 6…商品の搬送路(排出路) 7…ラベル発行口 8…ラベル吸着面 9…吸引ボックス
部 10…第1の駆動機構 11…第2の駆動機
構 12…第3の駆動機構 14,14’…一対の平行ア
ーム

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 商品の搬送路の上方部に配置され、発
    行されたラベルを保持するラベル発行口と、 (b) 前記ラベル発行口に位置しているラベルを吸着保持
    するラベル吸着面と、ラベル吸着面の上部に配置されラ
    ベル吸着力を発生させる吸引ボックス部とからなり、少
    なくともラベル吸着面が緩衝面で構成されると共に水平
    方向に回転するラベル吸着部と、 (c) 前記ラベル吸着部を、商品の搬送方向と同方向に
    揺動自在に支持する一対の平行アームと、 (d) 前記ラベル吸着部を商品の搬送方向と直交する方向
    へ移動させる第1の駆動機構と、 (e) 前記ラベル吸着部を商品の搬送面に対して上下方向
    に移動させる第2の駆動機構と、 (f) 前記ラベル吸着部を商品の搬送面と平行な水平方向
    に回転させる第3の駆動機構と、 (g) 前記ラベル吸着部をラベル貼付位置データに基づき
    所定の貼付位置へ位置させ、ラベル貼付向きデータに基
    づき所定の貼付方向へ回転させ、ラベル貼付信号に基づ
    いて商品に向かって下降させる制御手段と、 を備え、搬送中の商品にラベル貼付を行うことを特徴と
    するラベル貼付装置。
  2. 【請求項2】上記第1の駆動機構が前記平行アームを商
    品の搬送方向と直交する方向へ移動させる機構であり、 第2の駆動機構が、前記平行アームをラベル吸着部が取
    り付けられた端部とは反対側の端部を中心に搬送面と対
    向する上下方向へ回転させる機構であり、 第3の駆動機構が、前記ラベル吸着部の少なくともラベ
    ル吸着面を前記平行アームに対して回転させる機構であ
    ことを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段が、前記ラベル吸着部がラベ
    ル貼付前に待機している貼付待機位置の高さをラベルを
    貼付する商品の高さデータに基づいて変更し、貼付待機
    位置の吸着部と商品の上面との距離を商品の種類にかか
    わらずほぼ一定 とすることを特徴とする請求項1記載の
    ラベル貼付装置。
  4. 【請求項4】上記ラベル貼付位置データ、ラベル貼付向
    きデータが記憶手段に予め商品毎にプリセットされてい
    ることを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
  5. 【請求項5】上記ラベル貼付位置データ、ラベル貼付向
    きデータが記憶手段に予め商品を収納するトレイ種別毎
    にプリセットされていることを特徴とする請求項記載
    のラベル貼付装置。
  6. 【請求項6】上記ラベル貼付位置データが商品の幅寸法
    に基づいて決定される請求項記載のラベル貼付装置。
  7. 【請求項7】上記商品の幅寸法が商品の搬送開始時又は
    搬送中にセンサーで検出されることを特徴とする請求項
    記載のラベル貼付装置。
  8. 【請求項8】上記商品の高さデータが商品の搬送開始時
    又は搬送中にセンサーで検出されることを特徴とする請
    求項記載のラベル貼付装置。
  9. 【請求項9】搬送路の幅方向の中心に対する搬送中の商
    品の幅方向のズレデータを検出し、商品の幅寸法によっ
    て決定されるラベル貼付位置データを前記ズレデータに
    よって補正し、商品が搬送路の幅方向の中心に対してズ
    レていてもラベル貼付位置が一定となるようにしたこと
    を特徴とする請求項記載のラベル貼付装置。
  10. 【請求項10】ラベル吸着部が商品と当接した後商品よ
    り離反する方向に上昇されることを特徴とする請求項1
    記載のラベル貼付装置。
  11. 【請求項11】上記ラベル発行口がラベルプリンタの発
    行口であり、上記商品の搬送路が包装機における包装済
    みの商品の商品排出路である請求項記載のラベル貼付
    装置。
  12. 【請求項12】上記排出路における商品の搬送がプッシ
    ャーで行われることを特徴とする請求項11記載のラベル
    貼付装置。
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