JP2907093B2 - ストレッチフィルム包装機 - Google Patents
ストレッチフィルム包装機Info
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Description
繰り出した所定長さのフィルムを包装部に張架し、その
フィルムに対して下側から被包装物を突き上げて該被包
装物の表面を前記フィルムで包装するストレッチフィル
ム包装機に関する。
装機にセットされたフィルムロールのフィルムが無くな
ったことの検出、所謂フィルムエンドの検出は行ってい
るが、フィルムロールから繰り出された所定長さのフィ
ルムが所定位置(包装部)に正常に移送されたか否か、
即ちフィルムの移送ミスの検出は行われていなかった。
フィルムの移送ミスとは、フィルムがある(フィルムエ
ンドではない)にも拘らず何等かの原因でフィルムが所
定の包装部まで移送されないエラーで、その主な原因と
しては、フィルム供給ローラ(フィルムロールとフィル
ム移送手段との間に配置されたローラ)にフィルムが巻
き付くことが考えられる。
出方法としては、フィルムロールとフィルム移送手段
との間に配置されるフィルム供給ローラにマイクロスイ
ッチを内蔵し、フィルムがフィルム供給ローラの周面を
通過している時(フィルム有りの時)は該マイクロスイ
ッチにフィルムのテンションが働いて「フィルム有」が
検出され、マイクロスイッチにフィルムのテンションが
作用しなくなった場合に「フィルム無」が検出される方
法、フィルムロールとフィルム供給ローラとの間にテ
ンションローラを配置し、フィルムが無くなった場合は
前記テンションローラが下動することで検出する方法の
2タイプがあるが、何れとも「フィルム無」によるテン
ションの低下を検出して行うものであるから、これらフ
ィルムエンドの検出手段ではフィルムの移送ミス検出は
出来ない。
ルムがフィルム供給ローラに巻き付くなどしてフィルム
が所定の包装部に移送されない場合、当然包装は失敗す
るが、従来、この様な包装の失敗を自動的に検知するこ
とができず、従って、作業者が包装機から搬出される被
包装物(商品)が包装されていないのを見て、始めてフ
ィルムの移送ミスが発生したことに気が付くことにな
る。しかしながら、作業者は被包装物(商品)を載置台
に載せるのが仕事であるから、包装失敗の発見は遅れが
ちになる。
れ、その間包装機は無駄な動作をすることになり、その
包装機が計量包装値付機の場合には包装されていない被
包装物にラベルの貼付が行われ、ラベルが無駄になった
り、又生産実績データの修正等の面倒な作業が必要とな
る。また、フィルム移送ミスの原因がフィルム供給ロー
ラへの巻き付きであった場合には、巻き付きの程度がひ
どくなり、フィルムを正常な状態とするのに非常に時間
がかかると共に、フィルムが無駄となる。従って、フィ
ルムの移送ミスが発生した場合には、直ちにその旨の検
出が行われる事が望まれる。本発明は上記した従来の技
術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、フィルムの移送ミスが発生した場合に直
ちに検出することが出来るようにしたストレッチフィル
ム包装機を提供することにある。
に本発明が講じた技術的手段は、フィルムロールから包
装位置までのフィルムの移送経路中に、前記フィルム移
送手段によりフィルムが正常に移送されたか否かを検出
する移送ミス検出センサーを設け、該センサーによりフ
ィルムの移送に異常が発生したことが検出された場合に
は直ちにその旨警報するように構成したことを特徴とす
る。又、上記の移送ミスが検出された場合にはその旨の
警報に加えて、少なくとも包装機の動作の一部、例えば
フィルム移送手段の動作を停止させる。勿論、被包装物
をエレベータ上に送り込む搬入手段も含めて装置の動作
の全てを停止させてもよい。
るフィルムロールから包装位置までのフィルムの移送経
路中の位置としては、フィルム移送手段におけるフィル
ムの先端を受け取り挟持する始端部近傍の内側、或いは
包装部、前記フィルム移送手段にフィルムの先端を受け
渡すフィルム保持手段の先端部、フィルム供給ローラの
内側、更にフィルムロールとフィルム供給ローラとの間
等の位置が挙げられるが、要はフィルムロールから包装
部に至る間で発生した移送ミスが検出可能であればよ
い。そして、該移送ミス検出センサーはフィルムロール
のフィルム無を検知するフィルムエンド検出センサーを
兼ねても良く、勿論フィルムエンド検出センサーを別途
設けるも任意である。
は、反射型センサーでも、マイクロスイッチ等でもよ
く、そのセンサーの設置個数も一対のフィルム移送手段
の内側に一対(2個)設ける形態に限らず、フィルムの
幅方向に沿って3個、或いはフィルム幅の略中央位置に
相当する箇所に1個、更に前記した複数の設置箇所から
選択して複数の設置箇所に夫々1個又は2〜3個を設置
するなど適宜可能である。上記の手段によれば、フィル
ムの移送ミスが発生した場合には、直ちにその旨の警報
がされるので、包装機の無駄な動作を最小限に止めるこ
とができ、又、計量包装値付機の場合は、無駄にラベル
が発行貼付されることがない。
に基づき説明する。図1及び図2に示すストレッチフィ
ルム包装機は、機枠Aの前方に被包装物を載置する商品
載置部(計量部)aを設け、該商品載置部aに載せた被
包装物をプッシャコンベアBにより機枠A内部に設けた
エレベータ1まで搬送する。このプッシャコンベアBの
側近に、被包装物の幅,奥行き,高さの各寸法を測定す
るセンサが設けられている。上記エレベータ1の上方に
は包装部bが設けられ、その包装部bの側方(図2の右
側)にフィルムロール配置部2とその配置部2にセット
されたフィルムロール3から繰り出されるフィルム3’
の先端部を保持するフィルム保持手段Cが設けられ、そ
のフィルム保持手段Cで保持されているフィルム先端を
挟持して引き出し、包装部bまで移送するフィルム移送
手段Dが前記フィルム保持手段Cの先端に接近させて配
置され、且つフィルム保持手段Cとフィルム移送手段D
との間には該フィルム移送手段Dで挟持され引き出され
たフィルム3’を所定長さに切断するカッターEが配置
されている。又、フィルム移送手段Dの上方には左右折
り込み板4,4’と後折り込み板5、及び後折り込み板
5の上方に位置して排出プッシャ6が配設されている。
装物は、エレベータ1の上昇により上記包装部bに展張
されたフィルム3’に対して突き上げられ、引き伸ばさ
れた状態のフィルムの端部を、左右折り込み板4,4’
と後折り込み板5とにより被包装物の底面に折り込んだ
後、排出プッシャ6により被包装物を機枠A前側の排出
部(ヒートシール部)7へ向けて水平に押動させなが
ら、上記フィルム3’の前側端部を前折り込みローラ
7’で被包装物の底部に折り込んでフィルムの折り込み
が完了される。尚、ストレッチ包装機が計量包装値付機
の場合には上記排出プッシャ6による移送中にラベルが
貼付される。
置部2にセットされたフィルムロール3のフィルム3’
の先端部を保持するもので、図2及び図3に示すように
フィルムの下側に位置して前後方向に所定の間隔をおい
て平行に配置した無端ベルト8に亘って架設固定された
フィルム受け板8’と、そのフィルム受け板8’の表面
に支持されるフィルムを前記フィルム受け板8’とで挟
んで保持する同形状の保持板9と、前記フィルム受け板
8’に取り付けた保持ローラ10とで構成され、保持板9
は機枠Aに対して開閉回動自在とした保護カバー11の内
側に上下摺動自在に支持されると共に、無端ベルト8に
架設固定されているフィルム受け板8’と係着して一緒
に上下摺動し、フィルム受け板8’と保持板9とで挟着
保持するフィルム3’の先端をフィルム移送手段Dに受
け渡し得るように構成されている。又、フィルム受け板
8’に取り付けられている保持ローラ10はその外表面を
該受け板8’に開設した通孔12より保持板9に開設した
通孔17内に嵌入突出させて該フィルム3’を保持ローラ
10の周面に沿って蛇行させフィルム保持を確実に行うと
共に、該保持ローラ10はフィルムの引き出し方向のみ回
転自在に構成されている。
回転軸に固定したプーリと、繰出しローラ(フィルム供
給ローラ)14と同軸のプーリ15と、従動プーリ16とに亘
って巻回されており、モータ13の駆動によって無端ベル
ト8がフィルムの移動方向に沿って上下(正逆回転)す
るように構成されている。又、上記したフィルム保持手
段Cにフィルムロール3のフィルムを引き出し供給する
繰出しローラ14の駆動は後述するフィルム移送手段Dの
駆動系にプーリを介して連結され、その中間の伝達プー
リ(図示せず)はブレーキ及びクラッチ付きのものが用
いられて繰出しローラの駆動、停止が前記フィルム保持
手段Cとは別々に制御され、且つフィルムを切断するカ
ッタの作動と同時に停止するよう制御されている。更に
又、フィルム保持手段Cを構成するフィルム受け板8’
と保持板9の上端部にはフィルム幅の異なるフィルムロ
ールに対応し得るように幅方向の一方端を基準として複
数の切り欠き42が形成され、その切り欠きにより後述す
るフィルム移送手段Dへのフィルムの受け渡しが行われ
るように構成されている。尚、前記のフィルム保持手段
Cは幅方向に二分割してフィルムロール配置部2にセッ
トするフィルムロールに対応できるようにフィルム幅に
応じて保持手段の一方又は両方を幅方向に移動できるよ
うに構成するも任意である。
の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト18,
18’と、下側の弾性ベルト18’を上側の弾性ベルト18側
へ圧接するクランプ板19と、下側の弾性ベルト18’の始
端側は前記したフィルム保持手段C側に向けて下向きに
傾斜させ、その下向きに傾斜した始端側の上面に重ね合
わせて配置すると共に、その先端側を開閉移動自在とし
た押えベルト20とで構成され、それらが図3に示すよう
に包装部bを挟んで前後に、フィルムロール3から引き
出されたフィルム3’の側端部を挟持する位置に配置さ
れている。そして、その前後一対の構成部材は取り付け
枠21,21’に支持され、その取り付け枠21,21’は該取
り付け枠21,21’の下側に直角に交差して配置された2
本の案内杆22,22’に連結部材23,23’を介して支持さ
れており、一方のフィルム移送手段D1 を取り付けた取
り付け枠21は固定され、他方のフィルム移送手段D2 を
取り付けた取り付け枠21’は案内杆22,22’に沿って移
動自在に構成され、その可動側のフィルム移送手段D2
には間隔拡張手段(図示省略)が連結されて固定側のフ
ィルム移送手段D1 との間隔を広狭調節し得るように構
成されている。
対の無端状の弾性ベルト18,18’はフィルムを挟持して
搬送し得るよう同方向に駆動回転され、その駆動方式は
減速機付モータ24で下側の弾性ベルト18’が巻回されて
いる駆動ローラ18’a を回転し、且つその駆動ローラの
軸に固着したチェーンスプロケット(図示せず)と上側
の弾性ベルト18が巻回されている駆動ローラ18a の軸に
固着したチェーンスプロケット(図示せず)とに亘って
チェーンを巻回して動力伝達が行われ上側の弾性ベルト
18も回転するように構成されている。又、上側の弾性ベ
ルト18に対して下側の弾性ベルト18’を圧接するクラン
プ板19は図示した3分割に限らず4個以上の分割でも良
く、そうしたクランプ板は搬送及び拡張が均等に行われ
るように包装部bの中心に対して左右対称となるように
配置されている。
ラ14との作動で引き出されたフィルムを所定長さに切断
するカッタEは電磁ソレノイド25によって構成された制
御手段によりフィルム3’に対してほぼ直角に出没する
ように構成され、電磁ソレノイド25への通電の制御によ
ってフィルム3’の切断が行われるように構成されてい
る。
ィルム移送手段Dにおける前後のフィルム移送手段D1
,D2 の始端側近傍の内側には反射型のセンサーから
なる移送ミス検出センサーF,F’がフィルム移送手段
D1 ,D2 が支持されている取り付け枠21,21’にブラ
ケットを介して夫々設置固定されている。又、上記フィ
ルム移送手段Dにおける下側の弾性ベルト18’を巻回支
持するプーリの軸には内側に向けてフィルムの垂れ下が
りを防止する受棒41,41’が取り付けられ、それにより
フィルム移送手段Dで挟持されるフィルムの幅方向の中
央部分が垂れ下がって他部に触れるのを防止するように
構成されている。
ので、計量ラベルプリンタ制御部Gと、包装機構制御部
Hとを備え、計量ラベルプリンタ制御部Gは主として計
量ラベルプリンタ関係の制御を行うもので、本発明と直
接関係しないため図示及び説明を省略し、本発明と関係
する包装機構制御部Hについて説明する。包装機構制御
部Hは、主として包装機の機構部の制御を行うものでC
PU26によって制御される。
ターフェース回路(INF)27,ROM28,RAM29,
操作部30,表示部31,及び機構駆動部32が接続されてい
る。交信用インターフェース回路(INF)27は、計量
ラベルプリンタ制御部Gと各種データ、指令の交信を行
うための回路である。ROM28は、CPU26が実行する
制御プログラムが記憶されている。RAM29は、CPU
26がROM28の制御プログラムを実行する場合に用いる
各種レジスタ及びフラグのエリアの他に商品の形状デー
タ(縦、横、高さ)に基づいて制御データを決定するた
めの各種テーブル等が記憶されている。操作部30は、装
置の起動、停止等のための各種スイッチおよびデータの
入力等を行うキーボードからなる。表示部31は、ドット
式の液晶表示器で構成されており、CPU26の指令に基
づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、
「フィルム移送ミス」,「フィルムエンド」等の各種メ
ッセージの表示を行うもので、別名コンソール部とも呼
ばれている。
装機の各機構部を駆動するための回路で、具体的にはエ
レベータ1を駆動するモータ33,商品を搬入するコンベ
アBの駆動モータ34,フィルム移送手段Dの駆動モータ
24,フィルムの左右端部を商品の底部に折り込む左右折
り込み板4,4’を作動させる駆動モータ36,フィルム
の後端部を商品の底部に折り込む後折り込み板5を作動
させる駆動モータ37,排出プッシャ6を作動させる駆動
モータ38、フィルム移送ミス検出センサーF,F’及び
エレベータ1を駆動するカム39の回転角度を検出するロ
ータリーエンコーダ40等がある。フィルム移送ミス検出
センサーF,F’は、フィルム保持手段Cに保持されて
いるフィルム3’の先端がフィルム移送手段Dに受け渡
されて所定位置(包装部b)へ正常に移送されたか否か
を検出するもので、フィルムの有無がCPU26へ供給さ
れる。尚、包装機の構成は先に簡単に説明したが本発明
と直接関係しない他のモータの制御の詳細については説
明を省略する。上記のロータリーエンコーダ40はエレベ
ータを駆動するカム39の軸に取り付けられ、そのロータ
リーエンコーダ40からの出力パルスをカウントし、その
カウント値でカムの回転角度が検出される。そして、そ
のカムの回転角度に基づいて[搬入工程]、[突き上げ
工程]、[折込工程]、[搬出工程]及び[フィルム移
送工程]の制御が行われる。そして、カム39が1回転す
ると包装機の1サイクルの動作が完了する。そして、上
記した包装機構制御部Hと図示を省略した計量ラベルプ
リンタ制御部Gとの間で各制御部の状態信号(正常かエ
ラー中か等)が授受される。
ャートを、フィルム移送手段を停止させてフィルムの切
断を行う場合の動作に付いて図5に基づいて説明する。
尚、フィルムの切断をフィルム移送手段を停止させて行
うか、フィルム移送手段を駆動回転させたままで行うか
の切り換えは、フィルムロール配置部2にセットされて
いるフィルムロール幅と、包装に供される被包装物の奥
行き寸法(縦幅)によって決定する。又、フィルムを繰
り出す繰出しローラ14の駆動・停止、カッタEの作動・
停止、フィルム保持手段Cの上下動、フィルム移送手段
Dの駆動・停止の各制御はエレベータ1を駆動するカム
39の回転角度に基づいて行われ、そのカムが1回転する
と包装の1サイクルの動作が行われる。このカムの回転
角度の検出は、前記のようにカム軸に取付けられている
ロータリーエンコーダ40からの出力パルスをカウント
し、そのカウント値で検出される。
載置して計量が完了すると、駆動モータ33が回転を開始
する。この駆動モータ33でカム39を回転させ、カムの1
回転によりエレベータは図示のタイミングで上下する。
そして、コンベアの途中(エレベータ1の手前)で待機
している前回計量された被包装物の奥行き寸法が所定値
以上の場合は、フィルム移送手段Dを停止させてフィル
ム切断を行うモードにし、且つ駆動モータ33を低速モー
ドにする。この駆動モータ33の回転の開始によりタイム
チャートは0゜からスタートする。 (II)すぐにコンベアBが駆動して前回載置されてコンベ
アBの途中で待機している被包装物をエレベータ1に載
せる(同時に商品載置部a上の商品をコンベアBの途中
まで搬送する。)。 (III) コンベアBの駆動とほぼ同時にフィルム移送手段
Dの押えベルト20が閉動し、この押えベルト20の閉動完
了後、フィルム保持手段Cを構成するフィルム受け板8
と保持板9とが一体となって降下する(初期位置では押
えベルト20は開動位置に、フィルム保持手段Cは上動位
置に位置している。)。 (IV)次にフィルム移送手段Dが駆動し、少し遅れて繰出
しローラ14も駆動回転してフィルムロール3から被包装
物の包装に最適な長さのフィルムを引き出した後、同時
に停止される。尚、フィルムの引き出した長さの検出は
フィルム移送手段Dの回転軸に光学式カウンタを設けて
ベルトの移動量を測定している。そして、このフィルム
移送手段Dのフィルム引き出し動作時に移送ミス検出セ
ンサーF,F’によってフィルムの有無が検出される
(図5の検出タイミング参照)。即ち、後述する図6に
示すフィルムの移送ミス検出の動作が実行される。 (V) 次にカッタEをフィルム側に移動させる電磁ソレノ
イド25がONされてカッタが作動し、停止しているフィ
ルム3’をきれいな直線の切断縁となるように切断す
る。
OFFされてカッタEが元の位置に戻されると共に、フ
ィルム移送手段Dの駆動モータ24が再起動されて切断さ
れたフィルムを包装部bの中心に位置するように該フィ
ルム移送手段Dを所定量移動させて停止する。 (VII) フィルム移送手段Dの停止と同時に一方のフィル
ム移送手段D2 を他方のフィルム移送手段D1 から離れ
る方向へ移動させてフィルムの拡張を開始し、エレベー
タ1が上昇してくる前に拡張を完了する。この間に後折
り込み板5と左右折り込み板4,4’は最も開いた状態
となる。そして、コンベアBの動作も終了し、今回計量
した被包装物は搬入の初期に「幅」を、後期に「奥行き
寸法」が検出され、エレベータBの途中(エレベータ1
の手前)で待機される。 (VIII)エレベータ1が上昇を開始し頂点に達する時点で
後折り込み板5と左右折り込み板4,4’の閉動を開始
させると共に、フィルムの拡張を行っていたフィルム移
送手段Dにおける可動側のフィルム移送手段D2 は閉じ
る方向に動き始める。この可動側のフィルム移送手段D
2 を閉じる方向に動かしてフィルム拡張を弱めること
で、フィルムの張り強さを緩和させている。
と、フィルム移送手段Dの始端側上部に設けられた押え
ベルト20の始端側が上方に回動し、次にフィルム保持手
段Cがフィルム移送手段D側に上昇される。この時、繰
出しローラ14は自由回転の状態とされ、フィルム保持手
段Cに設けた保持ローラがフィルムを保持しているた
め、該フィルム保持手段Cの上昇によってフィルム3’
が引き出され、フィルム先端はフィルム移送手段Dにお
ける下側の弾性ベルト18’と押えベルト20との間に位置
される。これで次回のフィルム移送手段Dによるフィル
ム引出しが可能な状態となり1包装サイクルを終了す
る。
に行われる移送ミス検出の制御を示すフローチャート
で、前記CPU26によって実行される。 (スタート)…フィルム移送動作の開始時、この処理が
スタートする。具体的にはフィルム移送手段Dが押えベ
ルト20の閉動によりフィルム3’の先端部を挟持した
時。 (SP1)…移送ミス検出センサーF又はF’が「フィ
ルム無し」を検出したか判断する。 (YES)→SP2へ (NO) →SP4へ (SP2)…フィルム移送手段の駆動を停止する。 (SP3)…フィルムの移送ミスが発生した旨を警報す
る。その警報の内容としては、例えば 包装機の表示部31にその旨を文字で表示する。 プリンタの表示部にその旨を文字で表示する。 エラーが発生したことを表示するランプを点灯させ
る。 エラーが発生したことを表示するブザーを鳴らす。 エラーが発生した旨を音声で警告する。 従って、乃至の何れかを選択するか、或いは乃至
の複数を組み合わせて使用する。 (SP4)…所定長さのフィルムの引き出しが終了した
か判断する。 (NO)→SP1以下の処理を繰り返す。 (YES)→リターン(処理終了する。) 尚、移送ミス検出センサーF,F’は図示したようにフ
ィルム移送手段Dの始端側の内側に設置したので、所定
長さのフィルムを切断後、包装部bまで搬送する時には
当然フィルム無となるのでこの間(カッターEの動作
後)はチェックしない。
送ミス検出センサーF,F’の配置位置は図示した実施
の形態に限定されない。即ち、結果的にフィルムの移送
ミスが検出可能であればよい。その移送ミス検出センサ
ーF,F’の配置位置の変形例として考えられるもの
は、 (a) 包装部b(図示の実施の形態の下流側)に設ける。
フィルムの所定位置への移送処理が終了した時点で所定
位置にフィルムが無ければ移送ミスと判断。 (b) フィルム移送手段の手前に設ける。例えば、フィル
ム保持手段Cの先端部に設け、フィルムが無ければ移送
ミスと判断。 (c) フィルム供給ローラ(繰出しローラ14)の正常であ
ればフィルムが存在しない外周面と対向する周囲に設け
る。フィルムが供給ローラに巻き付いているか否かを検
出する。フィルムが検出されれば供給ローラに巻き付い
ていることになり、移送ミスが検出される。 (d) 供給ローラとフィルムロールとの間に設ける。供給
ローラにフィルムが巻き付いたり、フィルム移送手段が
フィルムの挟時に失敗した場合、フィルム移送時、フィ
ルムが繰り出されないので正常時に比べてフィルムに加
わるテンションが変化(低下)する。このテンションの
変化をテンションローラの位置や、テンション検出手段
の出力変化で検出する。 等が挙げられる。因って、(a) 乃至(d) 及び実施の形態
と組み合わせて複数箇所に設置しても良いものである。
F’の種類は実施の形態に限定されるものではなく、マ
イクロスイッチ等を用いてもよい。更に、移送ミス検出
センサーの個数も実施の形態(2個)に限定されず、例
えばフィルム移送手段Dを構成する前後一対の移送手段
の間に合計3個配置しても、或いは中央部に1個配置し
ても、さらには実施の形態の他に包装部bに数個、フィ
ルム保持手段Cの先端部に1個というように複数箇所に
設けてもよい。
検出された場合、フィルム移送手段Dは直ちに停止させ
たが、被包装物をエレベータ1へ搬送するコンベアBは
停止させない。これは、コンベアBを途中で止めた場
合、装置を再び使用する際、初期位置まで復帰させなけ
ればならないからである(コンベアBを停止させなかっ
た場合には、所定位置まで搬送された被包装物を回収す
るだけでよい)。しかし、コンベアBも含め装置の動作
を全て停止させても勿論よいものである。
ス検出センサーは、フィルムエンドの検出センサーを兼
用している。これは、移送ミス及びフィルムエンドの何
れの場合も再使用(再起動)に際しては、作業者の処置
を必要とするため、作業者に判断させればよいからであ
る。しかし、従来のようにフィルムエンドの検出センサ
ーを別に設け、フィルムの移送ミスとフィルムエンドを
区別して表示するようにしても勿論よい。更に、ストレ
ッチフィルム包装機の具体的に構成は実施の形態に限定
されず、フィルムロールからフィルムを繰り出して包装
部へ張架するタイプのストレッチフィルム包装機であれ
ば、実施することで目的とする効果が得られる。但し、
センサーの配置場所、個数、検出するタイミングは夫々
の構成にあった方法を採用する必要がある。要は、フィ
ルムの移送を行った場合に本来であればフィルムが存在
すべき部分にフィルムが無いことを何等かの手段で結果
的に検出できればよい。
求項1の構成により、フィルム移送時に移送手段がフィ
ルムを挟持していない場合、直ちにその旨の検出がで
き、フィルムの移送ミスの検出を迅速且つ確実に行うこ
とが出来る。そして、フィルムの移送ミスが発生した場
合には直ちに(リアルタイムで)その旨が警報されるの
で、作業者はすぐに装置を停止させることができるた
め、包装機の無駄な動作を最小限に止めることができ
る。このため、フィルム供給ローラへの巻き付きが原因
の場合には巻き付きの程度がひどくならない前に発見で
き、再使用までに手間が掛からず、フィルムの無駄を防
止できる。そして、その包装機が計量包装値付機である
場合は無駄にラベルが発行貼付されるのを防止できる。
又、請求項2の構成とした場合は、フィルムの移送ミス
が発生すると同時に自動的に包装機の動作の一部が停止
されるため、作業者は何等操作することなく包装機の無
駄な動作を最小限にできる。
移送ミス検出センサーはフィルムの有無を直接検出して
判断するため、移送ミスの検出を正確且つ確実に行うこ
とができる。請求項5の構成とした場合は、従来のフィ
ルムエンドを検出するセンサーを別途設ける必要がない
ため装置のコストダウンを計れる。又、請求項6の構成
により、フィルム移送時に一対の移送手段のいずれか一
方がフィルムを挟持していない場合、直ちにその旨の検
出ができ、フィルムの移送ミスの検出を迅速且つ確実に
行うことが出来る。
を示す縦断側面図である。
ある。
ある。
ャートである。
サー 1…エレベータ 3…フィルムロール
Claims (6)
- 【請求項1】 フィルムロールからフィルムを繰り出す
と共に、フィルム移送手段により所定長さのフィルムを
包装位置まで移送して張架するストレッチフィルム包装
機において、前記フィルムロールから包装位置までのフ
ィルムの移送経路中に、フィルムの幅方向の両側縁を挟
持して搬送する一対のフィルム移送機構からなるフィル
ム移送手段を設け、そのフィルム移送手段の上流側にフ
ィルムロールから繰り出されるフィルムの先端側を保持
するフィルム保持手段を配置し、そのフィルム保持手段
とフィルム移送手段の間にカッターを配置すると共に、
該フィルム保持手段はフィルム移送手段の始端側に向け
て上下移動自在としてフィルム保持手段の上動によりフ
ィルムの先端部を前記フィルム移送手段の始端側に受け
渡し自在とし、そのフィルム移送手段の始端側内側に移
送ミス検出センサーを配置し、該センサーによりフィル
ムの移送に異常が発生したことが検出された場合には直
ちにその旨警報するように構成したことを特徴とするス
トレッチフィルム包装機。 - 【請求項2】 上記フィルムの移送に異常が発生した場
合には直ちに少なくとも包装機の動作の一部を停止させ
ることを特徴とする請求項1記載のストレッチフィルム
包装機。 - 【請求項3】 上記移送ミス検出センサーは、移送すべ
きフィルムの有無を直接検出するものである請求項1記
載のストレッチフィルム包装機。 - 【請求項4】 上記移送ミス検出センサーは、反射型の
センサーである請求項1記載のストレッチフィルム包装
機。 - 【請求項5】 上記移送ミス検出センサーは、フィルム
ロールの終了も検出することを特徴とする請求項1記載
のストレッチフィルム包装機。 - 【請求項6】 上記移送ミス検出センサーの設置個数
が、一対のフィルム移送手段の内側に一対設けられてい
る請求項1記載のストレッチフィルム包装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1592996A JP2907093B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | ストレッチフィルム包装機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1592996A JP2907093B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | ストレッチフィルム包装機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207904A JPH09207904A (ja) | 1997-08-12 |
JP2907093B2 true JP2907093B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=11902469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1592996A Expired - Lifetime JP2907093B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | ストレッチフィルム包装機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2907093B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5569006B2 (ja) * | 2010-01-25 | 2014-08-13 | 株式会社寺岡精工 | 包装装置 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP1592996A patent/JP2907093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09207904A (ja) | 1997-08-12 |
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