JP4408521B2 - 包装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を伸長性のある包材で包装する包装機、より詳しくは、包材を所定の包装位置まで搬送する搬送装置を備えた包装機に関し、物品の包装の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
スーパーやコンビニエンスストアで販売される容器入り食料品の多くは伸長性のあるポリプロピレンフィルム等の包材で全体包装されている。このような物品の全体包装に用いられる包装機として、いわゆるストレッチ包装機が知られている。これは、所定の大きさに裁断された包材を所定の包装位置まで搬送する搬送装置を備え、この搬送装置で搬送した包材の中央部に向けて被包装物を下方から押し上げることにより該被包装物の上面に包材を密着させたのち、伸長した包材の側縁部を被包装物の底面に折り込んで包装するものである。
【0003】
上記搬送装置は、一般に、包材の搬送方向に対して幅方向に所定の間隔で平行に延設された一対の搬送ユニットを有する。各搬送ユニットは、上下に配置された二本の無端状ベルトを備え、該ベルト間に包材の幅方向の側縁部を挟み込んで、ベルトの走行により該包材を搬送ユニットの延設方向に搬送する。包材の中央部上下には充分な空間が確保され、被包装物の押し上げ作業や、包材の折り込み作業等が円滑に行われる。
【0004】
ところで、この種のストレッチ包装機においては、例えば、包材を搬送装置に初期セットする際に生じる包材先端部分の捨て代を除去し忘れたり、包装不良が生じて搬送ユニットに挟まったまま残った包材を除去し忘れたりして、包材が包装位置を超えて他端部側へ行き過ぎることがある。すると、それに気付かずに包装作業を続けていると、後から次々と供給される包材の搬送に伴って、除去し忘れた包材が搬送ユニットの他端部に到達してプーリやシャフトに絡み付いたり、下側の無端状ベルトの下側走行面に貼り付いたまま移動して、被包装物を機内に搬入する搬入装置や被包装物を包装位置に押し上げるリフト装置の上に落下したりする等、いろいろと不具合が起こる。
【0005】
そこで、従来より、包装位置より包材の搬送方向下流側に、包材が包装位置を行き過ぎたことを検出するオーバーランセンサを設けることが知られている。そして、このセンサで包材の行き過ぎが検出されたときは、例えば、搬送装置を逆転させたり、あるいは停止させたりすることが行なわれる。
【0006】
さらに、オーバーランした包材の他端部側への巻き込みをより確実に防止するために、巻き込み防止部材を他端部の手前に配置することや、上記のオーバーランセンサに巻き込み防止機能を兼ねさせること等も知られている。すなわち、オーバーランセンサに巻き込み防止部材を備え、該部材が包材を受け止めたことをもって、包材のオーバーランを検出するのである。そして、そのように構成したうえで、包材のオーバーランが検出されると、即座に、搬送装置を逆転させて、オーバーランした包材を逆送させるのである。
【0007】
いずれにおいても、包材が正規の包装位置を行き過ぎたときには、該包材がそれ以上他端部側へ搬送されることがないから、前述したような種々の不具合が未然に防止される。特に、オーバーランセンサに巻き込み防止機能を兼ねさせた場合は、部品点数の増加を抑制しながら、包材のそれ以上の他端部側への移動を確実に阻止しつつ、同時に包材のオーバーランを検出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の技術によっても、次のような問題が起こり得る。
【0009】
まず第一に、搬送装置に余計な負荷がかかって損傷するおそれがある。すなわち、前述したように、従来より、オーバーランした包材の巻き込み防止機能と包材のオーバーランの検出機能とを兼ね備えたセンサを設けたうえで、該センサで包材のオーバーランが検出されたときには、包材を逆送させるようにしている。しかし、上記センサの巻き込み防止部材に受け止められた包材は、手繰られ、捩れ、塊となり、一方、この包材を挟んで保持する搬送ユニットのベルトには、そのような包材の引張力が無理に作用する。したがって、このような状態で搬送装置を逆送させることは、搬送装置に却って余分で過剰な負荷や負担をかけることになり、包材を挟持したベルト等が損傷する可能性が生じる。
【0010】
第二に、包材切換え方式の包装機の場合に不具合が生じる。すなわち、この種の包装機には、被包装物の種類に応じて用いる包材を切り換えるために、包材のロールを複数個収容可能に構成されたものがある。この包材切換え方式の包装機の場合、搬送装置は包材を正逆両方向に搬送可能とされ、各包材ロールは搬送ユニットの両端部側にそれぞれ配置される。被包装物の包装が行われる包装位置が搬送ユニットの延設方向ほぼ中間部に配置され、いずれの包材ロールから包材が供給された場合でも、搬送装置は正逆両方向でほぼ同じ距離だけ包材を搬送する。
【0011】
そして、この種の包装機には、一般に、包材ロールから供給された包材を搬送装置に導入するための包材導入機構が包材ロールと搬送装置との間に備えられる。包材ロールを片側だけに備え、包材を一定方向だけに搬送する包材切換え方式でないストレッチ包装機においては、包材ロールから供給された包材は、該包材ロールが配置された一端部側から搬送装置に導入されるから、包材導入機構は包材ロールが配置された一端部側だけに設けられる。また、搬送装置に導入された包材は、包材ロールが配置されていない他端部側へ搬送されるから、オーバーランセンサや、巻き込み防止部材、あるいは巻き込み防止機能を兼ね備えたオーバーランセンサ等は、包装位置より下流の他端部側だけに配置されることになる。
【0012】
一方、包材ロールを両側に備え、包材を正逆両方向に搬送可能とされた包材切換え方式のストレッチ包装機においては、搬送装置の両端部から包材が導入されるから、包材導入機構も搬送装置の両端部にそれぞれ設けられる。すると、上記のように、たとえ巻き込み防止機能を兼ね備えたオーバーランセンサを配置したとしても、それが一端部側からの包材の導入及び他端部側への包材の搬送のみに対応するものである以上は、包材の切り換えが行なわれて、包材が逆に他端部側から導入され、一端部側へ搬送されたときには、その包材の巻き込み防止及びオーバーランの検出ができず、前述の種々の不具合が防止できないばかりでなく、オーバーランした包材が他方の包材導入機構に巻き込まれたり、あるいは、包材を切り換えたときに、その新たに切り換えた包材に付着して出てきて包装不良を生じさせる等、包材切換え方式特有の重大な不具合を生じさせることになる。
【0013】
本発明は、包材を包装位置まで搬送する搬送装置を備えたストレッチ包装機において生じ得るこれらの不具合に対処することを課題とするものである。以下、その他の課題も含め、本発明を詳しく説明する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本願の特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、包材を包装位置まで搬送する搬送手段を備える包装機であって、上記搬送手段が、包材を相互に逆方向に搬送可能であると共に、該包材の搬送方向の上記包装位置より下流側及び上流側に備えられて、下流側となるときは包装位置を行き過ぎた包材が当接することにより反包装位置側へ揺動し、上流側となるときは通過する包材に押圧されて包装位置側へ揺動する揺動部材と、該揺動部材の反包装位置側への揺動を所定位置で規制するストッパ部材と、該揺動部材の少なくとも反包装位置側への揺動を検出する検出手段が備えられていることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、包材ロールを両側に備え、包材を正逆両方向に搬送可能とされた包材切換え方式のストレッチ包装機において、各方向への包材の搬送に対応して、下流側となるときは包装位置を行き過ぎた包材が当接することにより反包装位置側へ揺動する揺動部材と、該揺動部材の反包装位置側への揺動を所定位置で規制するストッパ部材と、該揺動部材の少なくとも反包装位置側への揺動を検出する検出手段とを備えたから、いずれの側の包材ロールが用いられ、いずれの方向に包材が搬送されたときでも、行き過ぎた包材のそれ以上の移動を確実に阻止しつつ、同時に包材の行き過ぎを検出することができる。
【0020】
その結果、行き過ぎた包材が他方の包材導入機構に巻き込まれたり、あるいは、包材を切り換えたときに、その新たに切り換えた包材に行き過ぎた不要な古い包材が付着して出てきて包装不良を生じさせる等、包材切換え方式特有の重大な不具合を回避できるという格別の作用効果が奏される。
【0023】
次に、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、検出手段は、揺動部材の包装位置側への揺動により該包装位置上流側で包材の有無を検出する検出手段として機能することを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、オーバーランセンサとして機能し得ない包装位置より上流側の検出手段を、包材の通過や、傷、破れ等の包材の有無を検出するセンサとして機能させるから、包材の巻き込み防止及び行き過ぎ検出に最低限必要な個数の検出手段で、包材の別の状態を検出することが可能となる。
【0025】
次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は2に記載の発明において、
検出手段が揺動部材の反包装位置側への揺動を検出したときに、搬送手段による包材の搬送を停止させる停止手段が設けられていることを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、包材ロールを両側に備え、包材を正逆両方向に搬送可能とされた包材切換え方式のストレッチ包装機において、各方向への包材の搬送に対応して、検出手段により包材の行き過ぎが検出されたときは、包材の搬送を停止するように構成したから、搬送手段にはそれ以上無理な力がかからず、包材を挟み込んでいる搬送ユニットのベルト等が損傷する等の不具合が回避できる。
【0027】
以下、発明の実施の形態を通して、本発明が奏するさらにその他の作用も含め、本発明をさらに詳しく説明する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下の記述において、正面、背面、前、後、左、右、上、下、内、外などと方向をいうときは、特にことわりのない限り、包装機を基準とする。また、以下で参照する図面において、図の混雑を避けるため、適宜図示を省略した部分がある。
【0029】
図1〜図4は、本実施の形態に係るストレッチ包装機1の全体構成を示す。このストレッチ包装機1は、例えば幅寸法や材質等が異なる複数個のフィルムロールR,Rがセットされたフィルム切換え方式の包装機であり、また、被包装物Xの包装機能と値付機能とを併せ持つ。このストレッチ包装機1は、載置された被包装物Xを計量したのち本体1a内に搬入してリフト装置3に受け渡す計量搬入装置2と、該装置2で搬入された被包装物XをストレッチフィルムFが水平に張られた上方の包装位置Aに押し上げるリフト装置3と、ストレッチフィルムFが多重に巻かれたフィルムロールRをそれぞれ支持する左右一対のフィルムロール支持装置4,4と、該装置4,4で支持されたフィルムロールRから引き出されたストレッチフィルムFを上方に移送してフィルム搬送装置6に供給する左右一対のフィルム供給装置5,5と、該装置5,5から供給されたフィルムFをリフト装置3の直上方の包装位置Aへ搬送するフィルム搬送装置6と、該装置6で包装位置Aに搬送されたフィルムFの側縁部をリフト装置3で押し上げられた被包装物Xの底面に折り込むフィルム折り込み装置7と、該装置7で被包装物Xの底面に折り込まれたフィルムFの側縁部を熱シールするシール装置8とを有するほか、計量搬入装置2の計量結果に基いてラベルに正味重量や価格等を印字するラベルプリンタ9と、該プリンタ9で印字されたラベルをリフト装置3で押し上げられ且つフィルムFで全体包装された被包装物Xに貼付するラベル貼付装置10と、液晶ディスプレイ11a及びキーボード11bを備え、上記各装置2〜10の動作等を制御する制御装置11とを有する。
【0030】
計量搬入装置2は、平たい一体物の計量皿22を備えた計量器21を有する。計量搬入装置2は、計量皿22に載置された被包装物Xの計量値信号が安定すると、搬入プッシャ23(図19参照)を計量皿22の上方で移動させて被計量物Xを押し、被計量物Xを計量皿22上で滑らせて本体1a内に搬入する。そして、その搬入途中で被包装物Xの搬入方向に対する左右の位置をセンタリング機構24(図19参照)でセンタリングしたのちリフト装置3に受け渡す。
【0031】
リフト装置3は、ベース部材31上に立設された多数の支柱32…32を有し、該支柱32…32の上端部に設けられた支持ヘッド33…33で被包装物Xを支持して、これらを電動ボールネジ機構34で一体に上方に押し上げる。なお、各支持ヘッド33は、包装作業時に被包装物Xの下方に突入してくるフィルム折り込み装置7の折り込み板131,132,133の障害とならないように突入方向に転倒可能に設けられている。
【0032】
ロール支持装置4,4及びフィルム供給装置5,5は、計量搬入装置2及びリフト装置3を挟んで本体1aの両側部に一つづつ概ね左右対称に配設されている。各支持装置4は、フィルムロールRが挿通されるロールシャフト41を有し、該シャフト41を巻掛伝動機構を介してモータ42の駆動により回転させる。なお、シャフト41の回転を制動するブレーキ機構43が備えられている。
【0033】
ここで、左右のロール支持装置4,4には、例えば、相異なるサイズのフィルムロールR,Rが備えられてもよく、また、同じサイズのフィルムロールR,Rが備えられてもよい。なお、図示しないが、ロール支持装置4,4の近傍には、ロールR,Rの径を検出するフィルム残量センサが設けられており、該センサの検出結果に基いて、フィルムFの残量、フィルムFが残り少なくなっていることやフィルムFがなくなったことの警告等が制御装置11の画面11aに表示されるようになっている。そして、両方のロール支持装置4,4に同じサイズのロールR,Rが用いられている場合には、一方のフィルムFがなくなったり、あるいは残り少なくなったときに、自動的にもう一方のフィルムFに切り換わるようになっている。
【0034】
各供給装置5は、フィルムロールRから引き出されたフィルムFが巻き掛けられる引き出しローラ51を有し、該ローラ51を巻掛伝動機構を介してモータ52の駆動により回転させる。各供給装置5は、さらに、引き出しローラ51を経由したフィルムFを挟み付けて縦姿勢に保持するフィルム保持ユニット53を備える。
【0035】
図5に示すように、各保持ユニット53は、本体1aに固定された内板54と、該内板54に図示しないヒンジで一端が連結された開閉可能の外板55とを有し、内板54には外板55側に突出するワンウェイローラ56…56が備えられている。このワンウェイローラ56…56は、外板55側に突出する部分が上動する方向aにのみ回転する。内板54と外板55との間にフィルムFを挟んで外板55を閉じると、フィルムFはワンウェイローラ56…56で保持されて下方へ抜け落ちない。
【0036】
保持ユニット53は、リンク機構を介してモータ57の駆動により昇降する。内板54及び外板55の上縁部には、後述するフィルム搬送装置6の導入ベルト79が入り込める大きさの切欠き58が複数形成されている(図9参照)。
【0037】
図6〜図9は、フィルム搬送装置6の全体構成を、図10〜図14は、該搬送装置6の各搬送ユニット61,62の端部の構成を拡大して示す。フィルム搬送装置6は、リフト装置3の上方で左右に延びる前側の第1搬送ユニット61と後側の第2搬送ユニット62とを備える。各搬送ユニット61,62は概ね前後対称に配設され、包装位置Aは、これらの搬送ユニット61,62間において、該搬送ユニット61,62の長さ方向ほぼ中央部に設定されている。
【0038】
各搬送ユニット61,62は、下面が解放された縦断面コ字状のフレーム63を有する。フレーム63は、第1搬送ユニット61においては前側、第2搬送ユニット62においては後側の第1の縦壁63aと、第1搬送ユニット61においては後側、第2搬送ユニット62においては前側の第2の縦壁63bと、これらの縦壁63a,63b同士を上縁部で連結する上壁63cとを含む。各縦壁63a,63bの下縁部は、比較的両端部寄りの位置において曲折され、その曲折部63d,63eにおいて、各フレーム63,63が、後述する間隔調整機構のスライドブロック102,104;103,105に結合されている。
【0039】
図11に示すように、フレーム63の左右両端部には、第1プーリ64と、その下方の第2プーリ65と、その内側斜め上方の第3プーリ66とが前後の縦壁63a,63b間に配設されている。そして、これらの計6つのプーリ64,64〜66,66間に亘って無端状の下ベルト67が巻き掛けられている。その結果、下ベルト67は、左右の第1プーリ64,64間の上側水平走行部と、第1、第2プーリ64,65間の縦走行部と、第2、第3プーリ65,66間の斜め走行部と、左右の第3プーリ66,66間の下側水平走行部とを有する。
【0040】
その場合に、上側水平走行部と下側水平走行部とはフレーム63の上壁63cを挟んで上下に位置し、また、第2縦壁63bは第1縦壁63aよりも左右両端部において周縁部が一回り小さく形成されて、第2縦壁63b側からは、第1プーリ64及び第2プーリ65の一部と、下ベルト67の縦走行部及び上側水平走行部の全部とが露出して見える(図8参照)。
【0041】
図11に示すように、第1プーリ64,64の外側斜め上方には第4プーリ69,69が配設され、これらの第4プーリ69,69間に無端状の上ベルト70が巻き掛けられている。その場合に、上ベルト70の下側水平走行部は下ベルト67の上側水平走行部と対接し、このベルト70,67の対接面間に、フィルムFの搬送方向に対する幅方向の両側縁部が挟み付けられる。
【0042】
図6〜図8に示すように、上ベルト70の上側水平走行部と下側水平走行部との間にはベルトクランプ71が、さらに、フレーム63の上壁63cには下ベルト67の上側水平走行部を下支えする受け板68が設けられている。
【0043】
図6及び図7に示すように、フレーム63の第1縦壁63aにはソレノイド72が備えられ、該ソレノイド72のプランジャにベルトクランプ71が結合されている。そして、ソレノイド72がオンするとベルトクランプ71が下動し、上ベルト70の下側水平走行部を下ベルト67の上側水平走行部に押し付けて、これらのベルト67,70間にフィルムFを強く挟み付ける。一方、ソレノイド72がオフするとベルトクランプ71が上動し、フィルムFの強い挟み付けを解除する。
【0044】
図11に示すように、フレーム63の両端部には、フィルム供給装置5から供給されるフィルムFが最初に導入されるフィルム導入機構73,73が一つづつ概ね左右対称に配設されている。各導入機構73は、図10に示すように、上ベルト70が巻き掛けられた第4プーリ69を前後に挟み、第4プーリ69の支軸74に揺動自在に支持された一対のフレーム板75,75を有する。そして、図11に示すように、該フレーム板75,75間に、第5〜第7の3つのプーリ76〜78が配設され、これらのプーリ76〜78間に亘って導入ベルト79が巻き掛けられている。
【0045】
フレーム63の第1縦壁63aにはソレノイド80が備えられ、該ソレノイド80のプランジャにリンク81及び第6プーリ77の支軸を介してフレーム板75,75が連結されている(図7参照)。そして、ソレノイド80がオンするとリンク81が外方に進出し、図13に示すように、フレーム板75,75を第4プーリ69の支軸74を中心に揺動させて、導入ベルト79の内側縦走行部を下ベルト67の縦走行部から離反させる。このとき、フィルム供給装置5のフィルム保持ユニット53が上昇すると、該ユニット53は、導入ベルト79と下ベルト67との間隙に入り込む。
【0046】
一方、ソレノイド80がオフするとリンク81が内方に退避し、図11に示すように、導入ベルト79の内側縦走行部を下ベルト67の縦走行部に対接させる。このとき、導入ベルト79がフィルム保持ユニット53の内板54及び外板55に形成された切欠き58に入り込み、該保持ユニット53で縦姿勢に保持されたフィルムFの搬送方向に対する幅方向の両側縁部が導入ベルト79の内側縦走行部と下ベルト67の縦走行部との間に挟み付けられる(図14参照)。
【0047】
図12に示すように、この搬送装置6においては、上ベルト70が巻き掛けられた第4プーリ69と同軸に第8プーリ82が設けられ、また、導入ベルト79が巻き掛けられた3つのプーリ76〜78のうち上記第4プーリ69に最も近い最上方の第5プーリ76と同軸に第9プーリ83が設けられて、これらのプーリ82,83間に中間ベルト84が巻き掛けられている。これらのプーリ82,83及び中間ベルト84は、第2縦壁63b側に配置されている(図10及び図14参照)。
【0048】
中間ベルト84は、上ベルト70の左右端部と導入ベルト79の上端部との間の間隙を充填する。これにより、導入ベルト79の内側縦走行部と下ベルト67の縦走行部とにより上方に搬送されるフィルムFが、上ベルト70の下側水平走行部と下ベルト67の上側水平走行部とによる水平方向への搬送へと円滑に方向転換できる。これに対し、この中間ベルト84がないと、図11に鎖線で示すように、フィルムFの先端部分が、上ベルト70の左右端部と導入ベルト79の上端部との間の間隙から外方に飛び出して搬送不良が生じ得る。
【0049】
この搬送装置6においては、下ベルト67が巻き掛けられた一方の第2プーリ(図例では左側)65が駆動プーリであり、図2に示すモータ85の駆動により巻掛伝動機構を介して正逆両方向に回転する。これにより、下ベルト67の左右の縦走行部及び上側水平走行部が、それぞれ、上方への縦走行から、左から右への水平走行に移行し、又は、上方への縦走行から、右から左への水平走行に移行する。
【0050】
なお、駆動プーリ65は、図6に示すように、本体1aに架設された前後に延びるドライブシャフト85aとスプライン嵌合し、後述する間隔調整機構によって各搬送ユニット61,62が前後に移動するときは上記シャフト85a上を摺動する(図2及び図3参照)。
【0051】
これに対し、上ベルト70は、下ベルト67が巻き掛けられた第1〜第3プーリ64〜66の回転が伝達されて走行する。例えば、上ベルト70が巻き掛けられた一方の第4プーリ69と同軸にギヤが設けられ、また、下ベルト67が巻き掛けられた一方の第1プーリ64と同軸にギヤが設けられて、これらのギヤ同士が噛み合うことにより、上ベルト70が下ベルト67と等速度で同方向に走行する。
【0052】
また、導入ベルト79は、中間ベルト84を介して、上ベルト70の駆動力が伝達されて走行する。すなわち、上ベルト70の走行により第4プーリ69が回転し、この回転によって第8プーリ82が回転し、この回転によって中間ベルト84が走行する。中間ベルト84の走行によって第9プーリ83が回転し、この回転によって第5プーリ76が回転し、この回転によって導入ベルト79が下ベルト67と等速度で同方向に走行する。このとき、中間ベルト84も、これらの下ベルト67、上ベルト70、及び導入ベルト79と等速度で逆らわない方向に走行する。
【0053】
図6に示すように、この搬送装置6においては、上ベルト70と下ベルト67とで水平方向に搬送されるフィルムFを直接上下から挟持する補助クランプ86が備えられている。この補助クランプ86は、各搬送ユニット61,62の両側部において、フレーム63の第2縦壁63bよりも内側に一つづつ、計4つが包装位置Aを挟んで概ね前後左右対称に配設されている。
【0054】
図8に示すように、各クランプ86は、左右に延び、フィルムFの上方に位置する固定プレート87と下方に位置する可動プレート88とを有する。固定プレート87は、図9に示すように、フレーム63の第1縦壁63aから曲折して延びるブラケット87aにより支持されている。可動プレート88は、図8に示すように、フレーム63の第2縦壁63bの曲折部63eに備えられたソレノイド89のプランジャに結合されている。そして、ソレノイド89がオンすると可動プレート88が上動し、上下のプレート87,88間にフィルムFを強く挟み付ける。一方、ソレノイド89がオフすると可動プレート88が下動し、フィルムFの強い挟み付けを解除する。
【0055】
なお、固定プレート87は各搬送ユニット61,62の左右の端部方向にさらに延び、その延設端部の下方には、フレーム63の第2縦壁63bに支持されたガイドローラ87bが配置されている(図6及び図9参照)。これらの固定プレート87の延設端部とガイドローラ87bとによって、ベルト67,70,79で挟持されないフィルムFの搬送幅方向中央部分が上方移動から水平移動へと案内されて安定に方向転換する。
【0056】
図15〜図18は、搬送装置6の両端部に配置されたセンサ90の構成を示す。この搬送装置6においては、上ベルト70と下ベルト67とで水平方向に搬送されるフィルムFと接触することにより該フィルムFの状態を検出するセンサ90が備えられている。このセンサ90は、各搬送ユニット61,62の両端部において、フレーム63の第2縦壁63bの内面に一つづつ、計4つが包装位置Aを挟んで概ね前後左右対称に配設されている(図6参照)。
【0057】
図16に示すように、各センサ90は、第2縦壁63bから突設された支軸93に揺動自在に支持された第1の揺動部材91と、該第1揺動部材91内に収容されるように配置された第2の揺動部材92とを有する。第1の揺動部材91は、支軸93を挟んで上下に延び、支軸93より上の部分が、フィルムFを挟持する上下のベルト70,67の水平走行部の対接面より上方に突出し、また、支軸93より下の部分に第1のスプリング94が係止されて、該スプリング94の弾性復元力によって、矢印bで示すように、上部分が第1プーリ方向64に、下部分が包装位置A方向に移動するように付勢されている。
【0058】
第2の揺動部材92は、支軸93より下の部分のみ有し、該下部分に第2のスプリング95が係止されて、該スプリング95の弾性復元力によって、矢印cで示すように、全体が第1プーリ64方向に移動するように付勢されている。このとき、第2スプリング95のほうが第1スプリング94よりも付勢力が大きく設定されている。
【0059】
第2揺動部材92には爪部96が曲折され、この爪部96が第1揺動部材91の下部と当接して、該下部が包装位置A方向に移動することを阻止する。さらに、フレーム63の第2縦壁63bにはストッパ97が突設され、このストッパ97が第2揺動部材92とのみ当接して、該第2揺動部材92が第1プーリ64方向に移動することを阻止する。
【0060】
外力が作用していないときは、第2揺動部材92が第2スプリング95の弾性復元力によりストッパ97に当接した状態で静止し、第1揺動部材91が第1スプリング94の弾性復元力により爪部96に当接した状態で静止している。このとき、図15及び図16に示すように、両部材91,92ともほぼ起立姿勢となり、特に第1揺動部材91の曲折された下端部98がフレーム63の第2縦壁63bに組み付けられたフォトセンサ99に臨まされて、該センサ99がオフとなり、第1揺動部材91に外力が作用していないことを検出する。
【0061】
この状態から、第1揺動部材91の上部に包装位置A方向(矢印c)への外力が作用すると、第1スプリング94の弾性復元力が相対的に小さく、また、第1揺動部材91がストッパ97に当接しないから、相対的に小さな外力が作用したときでも、図17に示すように、爪部96と第1揺動部材91との当接が外れ、支軸93を挟んで上部が包装位置A方向に移動し、下部が第1プーリ64方向に移動するように、第1揺動部材91のみが軽く揺動する。
【0062】
一方、逆に、第1揺動部材91の上部に第1プーリ64方向(矢印b)への外力が作用すると、第2スプリング95の弾性復元力が相対的に大きく、また、第2揺動部材92の爪部96が第1揺動部材91の下部を第1プーリ64方向に引き込んでいるから、相対的に大きな外力が作用したときにのみ、図18に示すように、爪部96と第1揺動部材91とが当接したまま、第1揺動部材91の上部が第1プーリ64方向に移動し、下部が包装位置A方向に移動し、且つ第2移動部材92が包装位置A方向に移動するように、第1、第2の揺動部材91,92が一緒に揺動する。
【0063】
そして、いずれの場合も、第1揺動部材91の揺動に伴い、その下端部98がフォトセンサ99に臨まされた位置から逸脱し、該センサ99がオンとなって第1揺動部材91に外力が作用したことを検出する。
【0064】
なお、フレーム63の第2縦壁63bには第2のストッパ97aが突設され、第1、第2の揺動部材91,92が一緒にb方向に揺動したときに、爪部96がこれに当接してそれ以上の揺動を規制する。
【0065】
以上の構成に加えて、この搬送装置6においては、第1、第2の両搬送ユニット61,62の間隔が調整可能に構成されている。すなわち、図4及び図6に示すように、リフト装置3を挟んで前後に延びる一対のガイドロッド100,101が本体1aの両側部に架設され、各ロッド100,101に二つづつスライドブロック102,103;104,105が摺動自在に嵌合されて、前側のブロック102,104に第1搬送ユニット61が、後側のブロック103,105に第2搬送ユニット62が組み付けられている。
【0066】
図3及び図4に示すように、ガイドロッド100,101の下方には左右に延びる4本のシャフト106〜109が回転可能に相互に平行に架設され、各シャフト106〜109に一つづつプーリ110〜113が組み付けられている。前から1番目のシャフト106のプーリ110及び3番目のシャフト108のプーリ112が左側のガイドロッド100の直下方に配置されて、両プーリ110,112間にベルト114が巻き掛けられている。前から2番目のシャフト107のプーリ111及び4番目のシャフト109のプーリ113が右側のガイドロッド101の直下方に配置されて、両プーリ111,113間にベルト115が巻き掛けられている。
【0067】
図7に示すように、第1搬送ユニット61が組み付けられた前側のブロック102,104のうち左側のブロック102は下方に延びて左側のベルト114に接続されている。図8に示すように、第2搬送ユニット62が組み付けられた後側のブロック103,105のうち右側のブロック105は下方に延びて右側のベルト115に接続されている。
【0068】
各ベルト114,115は巻掛伝動機構を介して図2〜図4に示すモータ116,117の駆動により正逆両方向に走行する。これにより、第1搬送ユニット61が、相対的に前方に位置する左側のベルト114の張設範囲内で前後に移動し、第2搬送ユニット62が、相対的に後方に位置する右側のベルト115の張設範囲内で前後に移動して、これらの両搬送ユニット61,62の間隔が調整される。
【0069】
図2及び図3に示すように、搬送装置6を挟んで本体1aの両側部には一対のカッター装置120,120が概ね対称に配設されている。各カッター装置120は前後に長い切刃121を有し、フィルム供給装置5からフィルム搬送装置6に供給されたフィルムFが該搬送装置6で所定量だけ搬送されたときに、上記切刃121がソレノイド122の作動により進退して、上記フィルムFを両装置5,6間の部位で切断する。
【0070】
フィルム折り込み装置7は、図2及び図3に示すように、包装位置Aを取り囲むように配置された左右折り込み板131,132、後折り込み板133、前折り込み棒134、及び排出プッシャ135を有する。各折り込み板131〜133は、駆動機構136,137(図19参照)により包装位置Aに左右及び後から水平に進退して、フィルムFの搬送方向前後側縁部及び第2搬送ユニット62側の側縁部を被包装物Xの底面に折り込む。排出プッシャ135は、駆動機構138(図19参照)により包装位置Aに後から水平に進退して、被包装物Xを本体1aの正面側に配置されたシール装置8へ向けて押し出す。そして、その排出の際に、前折り込み棒134がフィルムFの第1搬送ユニット61側の側縁部を被包装物Xの底面に折り込む。
【0071】
シール装置8は、排出プッシャ135により押し出された被包装物Xの底面を熱して、該底面に折り込まれたフィルムFの側縁部を熱シールするほか、包装済み及び値付済みの商品の排出台としての機能を有する。
【0072】
制御装置9は、図19に示すように、例えばマイクロコンピュータで構成されるコントロールユニット140を内蔵する。このコントロールユニット140は、キーボード11bからの操作信号、計量器21からの計量値信号、及び各センサ90…90からのオンオフ信号等を入力するほか、このストレッチ包装機1の主電源スイッチ141、非常停止スイッチ142、フィルムFの初期セット時にオン操作されるフィルム初期セットスイッチ143、シール装置8のヒータの電源スイッチ144及び温度調節ダイヤル145等の作動状態を入力して、これらに基いて、液晶ディスプレイ11aをはじめ、計量搬入装置2、リフト装置3、フィルムロール支持装置4,4、フィルム供給装置5,5、カッター装置120,120、フィルム搬送装置6、フィルム折り込み装置7、シール装置8、ラベルプリンタ9、ラベル貼付装置10等の各駆動系に各種の制御信号を出力し、このストレッチ包装機1の全体動作を統括管理する。
【0073】
次に、このストレッチ包装機1の全体動作の具体例を図20〜図22に示すフローチャートに従って説明する。まず、図20のフローチャートはフィルムFの初期セット動作の一例を示すものである。フィルムFの初期セットは、この包装機1を最初に使用するときや、フィルムロールRを交換するとき等に行なわれ、フィルムロールRを左側のロール支持装置4にセットするときと、右側のロール支持装置4にセットするときとで、概ね同じ動作である。
【0074】
まず、オペレータは、ステップS1で、以下に行う自己の手動作業中に各装置が誤って作動しないようにするために非常停止スイッチ142をオンにしたうえで、ステップS2で、本体1aのフィルム交換扉1b及びサイドカバー1c(図1参照)を開き、新しいフィルムロールRをロールシャフト41に挿通してホルダー等で一体に固定する。
【0075】
次に、ステップS3で、フィルム保持ユニット53の外板55を開く。ここで、外板55は、フィルム交換扉1bと連結されており、交換扉1bの開閉に応じて、外板55が連動して開閉されるようになっている。そして、外板55を開いたら、フィルムロールRから引き出したフィルムFを内板54と外板55との間を通して、該フィルムFの先端を内板54の上縁部に引っ掛けたのち外板55を閉じる。このとき、図9に鎖線で示したように、フィルムFの一部fが、少なくとも第1搬送ユニット61と前後の位置が同じである切欠き58aの中に存在するようにする。好ましくは、破線で示したように、さらに第2搬送ユニット62側に隣接する切欠き58bの中にも存在するようにする。
【0076】
次に、ステップS4で、非常停止スイッチ142をオフにし、フィルム初期セットスイッチ143をオンにする。これにより、一連のフィルム初期セット動作が開始する。すなわち、ステップS5で、第2搬送ユニット移動用モータ117が駆動して、図9に鎖線で示すように、第2搬送ユニット62が第1搬送ユニット61に近接し、上記の後方に隣接する切欠き58bと同じ前後の位置まで前方移動する。また、ステップS6で、導入機構揺動用ソレノイド80がオンとなって、フィルム導入機構73が外方に揺動する。さらに、ステップS7で、保持ユニット昇降用モータ57が駆動して、図9に鎖線で示すように、フィルム保持ユニット53が導入ベルト79と下ベルト67との間の間隙に上昇する。このとき、保持ユニット53に挟み付けられたフィルムFに過大な引張力が作用しないように、引き出しローラ回転用モータ52及びフィルムロール回転用モータ42も駆動する(図2参照)。
【0077】
なお、ここで、上記フィルム交換扉1bが開いた状態では、フィルムFの送りが禁止される。該交換扉1bが開いたままで初期セットスイッチ143をオンにすると非常停止する。
【0078】
次いで、ステップS8で、導入機構揺動用ソレノイド80がオフとなって、フィルム導入機構73が内方に揺動する。これにより、第1搬送ユニット61の導入ベルト79と下ベルト67とが切欠き58aの中に存在するフィルムFを挟持する。あるいは、フィルムFが後方に隣接する切欠き58bの中にも存在している場合は、さらに、第2搬送ユニット62の導入ベルト79と下ベルト67とが該切欠き58bの中に存在するフィルムFを挟持する。
【0079】
次いで、ステップS9で、ベルト走行用モータ85が駆動して、下ベルト67、上ベルト70及び導入ベルト79が走行を開始し、フィルムFを搬送し始める。このとき、搬送中のフィルムFに過大な引張力が作用しないように、繰り出しローラ回転用モータ52及びフィルムロール回転用モータ42も駆動する(図2参照)。また、ステップS10で、保持ユニット昇降用モータ57が駆動して、フィルム保持ユニット53が下降する。このとき、ワンウェイローラ56…56は、フィルムFとの接触部分が上動する方向aに回転するから、フィルムFの円滑な繰り出し及び搬送を妨げない。
【0080】
そして、この状態で、ステップS11で、第2搬送ユニット移動用モータ117が駆動して、図9に矢印で示したように、第2搬送ユニット62が第1搬送ユニット61から徐々に後方に離反していく。これにより、第2搬送ユニット62がフィルムFの後続部分を搬送方向に対する幅方向に順次広げていく。
【0081】
なお、当初、第1搬送ユニット61のみがフィルムFを挟持していた場合でも、フィルムFの搬送が進むに伴ってフィルムFの後続部分が第2搬送ユニット62側に出現してくるから、第2搬送ユニット62もフィルムFを挟持するようになる。そして、第1、第2の両搬送ユニット61,62の間隔が徐々に大きくなることにより、フィルムFの後続部分が順次幅方向に広がっていく。
【0082】
そして、ステップS12で、第2搬送ユニット62がフィルムFの幅に対応した位置、例えば図9に示した最後方の切欠き53cと同じ前後の位置まで後方移動したときに、第2搬送ユニット移動用モータ117が停止して、第2搬送ユニット62の移動が終了し、また、ステップS13で、ベルト走行用モータ85並びに繰り出しローラ回転用モータ52及びフィルムロール回転用モータ42が停止して、フィルムFの搬送が終了する。
【0083】
このとき、図9に示したように、搬送装置6と供給装置5との間ではフィルムFがその幅いっぱいに広がって張られ、該フィルムFの搬送幅方向の両側縁部Fa,Fbがフィルム保持ユニット53の切欠き58a及び58cを通過している。
【0084】
そして、この状態で、ステップS14で、カッター装置駆動用ソレノイド122が作動して、カッター装置120の切歯121が搬送装置6と供給装置5との間の部位でフィルムFを切断する。これにより、上記フィルムFは、第1、第2搬送ユニット61,62で保持されている捨て代となる先端の部分と、最初から搬送幅方向にいっぱいに広がって幅方向両側縁部Fa,Fbが第1、第2搬送ユニット61,62で挟持されることになる後続の部分とに分離する。
【0085】
なお、このフィルム初期セット動作時には、次に説明する包装時におけるフィルム送り速度よりも遅い速度でフィルムFを送ることが好ましい。フィルムFのセットの確実のためである。
【0086】
以上の一連のフィルム初期セット動作が完了したことを確認すると、オペレータは、ステップS15で、再度非常停止スイッチ142をオンにしたうえで、ステップS16で、第1、第2搬送ユニット61,62で保持されているフィルムFの先端部分の捨て代を包装機1から除去する。然るのち、ステップS17で、非常停止スイッチ142をオフにすることで、このストレッチ包装機1は、通常の包装値付作業モードに移行する。
【0087】
以上のように、この包装機1においては、オペレータは、フィルムFの先端を広げてセットしなくてもフィルムFが自動的に広げられるから、フィルム初期セット時の作業負担が軽減される。
【0088】
図21のフローチャートは通常の包装及び値付動作の一例を示すものである。まず、オペレータは、ステップS21で、キーボード11bを用いて被包装物X(例えばトレー入りの物品)のコード番号を入力し、被計量物Xを計量搬入装置2の計量皿22の上に載せる。コントロールユニット140は、ステップS22で、このコード番号の入力を受けて、メモリから該当するコード番号の商品マスターを読み出す。商品マスターには、単価や被包装物Xの寸法等の種々の基本データが登録されている。
【0089】
ステップS23で、計量値が安定して計量が完了すると、搬入プッシャ23が動き出し、被計量物Xが本体内1aに搬入されて、リフト装置3の支持ヘッド33…33上に受け渡される。
【0090】
一方、フィルムFのほうは、まず、ステップS24で、商品マスターに登録されている被包装物Xの寸法等から、左右いずれのフィルムロールRを用いるかが判定される。すなわち、左右のロール支持装置4,4にはそれぞれ幅寸法の異なるフィルムロールR,Rが収容され、例えば大型の被包装物Xには幅寸法の大きいほうのフィルムロールRを使用する。
【0091】
そして、ステップS25で、その選択結果に応じて、搬送経路上に配置された各センサ90…90の役割を振り分ける。すなわち、例えば左側のフィルムロールRを用いることが選択されたときは、包装位置Aよりも搬送方向上流にある左側の二つのセンサ90,90を、フィルムFの通過や、傷、穴、破れ等のフィルムFの有無を検出するフィルムセンサとして機能させ、包装位置Aよりも搬送方向下流にある右側の二つのセンサ90を、フィルムFが包装位置Aを超えて行き過ぎたことを検出するオーバーランセンサとする。右側のフィルムロールRを用いることが選択されたときはこの逆となる。
【0092】
然るのち、ステップS26で、選択されたフィルムロールRが位置する側において、導入機構揺動用ソレノイド80がオンとなって、フィルム導入機構73が外方に揺動する。また、ステップS27で、保持ユニット昇降用モータ57、繰り出しローラ回転用モータ52及びフィルムロール回転用モータ42が駆動して、フィルム保持ユニット53がフィルムFを内板54と外板55との間に挟んだ状態で導入ベルト79と下ベルト67との間の間隙に上昇する。
【0093】
次いで、ステップS28で、導入機構揺動用ソレノイド80がオフとなって、フィルム導入機構73が内方に揺動する。これにより、第1搬送ユニット61の導入ベルト79及び下ベルト67が、図9に示す切欠き58aを通過する本体1a正面側のフィルムFの側縁部を挟持し、第2搬送ユニット62の導入ベルト79及び下ベルト67が、図9に示す切欠き58cを通過する本体1a背面側のフィルムFの側縁部を挟持する。
【0094】
次いで、ステップS29で、ベルト走行用モータ85、繰り出しローラ回転用モータ52及びフィルムロール回転用モータ42が駆動して、下ベルト67、上ベルト70及び導入ベルト79が走行を開始し、フィルムFを搬送し始める。また、ステップS30で、保持ユニット昇降用モータ57が駆動して、フィルム保持ユニット53が下降する。このとき、ワンウェイローラ56…56は、フィルムFとの接触部分が上動する方向aに回転するから、フィルムFの円滑な繰り出し及び搬送を妨げない。そして、ステップS31で、フィルムFを被包装物Xの大きさに応じた長さだけ搬送したところで搬送を停止する。
【0095】
この搬送期間中、フィルムFは、図17に矢印で示したように、第1プーリ64に沿って、上方への縦移動から、右から左又は左から右への水平移動へと方向転換したのち、包装位置Aより手前側のフィルムセンサ90,90の上を通過する。そして、その際、フィルムセンサ90,90の第1揺動部材91,91を、図17に示したように、矢印c方向に押圧して揺動させる。これにより、フィルムセンサ90,90はオフからオンになってフィルムFの通過を検出する。
【0096】
次いで、ステップS32で、カッター装置駆動用ソレノイド122が作動して、カッター装置120の切歯121が搬送装置6と供給装置5との間の部位でフィルムFを切断する。そののち、ステップS33で、再び、ベルト走行用モータ85、繰り出しローラ回転用モータ52及びフィルムロール回転用モータ42が駆動して、下ベルト67、上ベルト70及び導入ベルト79が走行を開始し、後続の部分から分離されたフィルムFを搬送し始める。そして、ステップS34で、該フィルムFを包装位置Aまで搬送したところで搬送を停止する。
【0097】
この搬送期間中の所定の時点で、フィルムFはフィルムセンサ90,90を通過し終わり、該センサ90,90の第1揺動部材91,91が第1スプリング94の弾性復元力により起立姿勢に復帰する。これにより、フィルムセンサ90,90はオンからオフになってフィルムFの通過終了を検出する。
【0098】
然るのち、ステップS35で、クランプ駆動用ソレノイド72,89がオンとなって、ベルトクランプ71…71が上下のベルト70,67間にフィルムFの搬送幅方向の両側縁部を強く挟み付け、また、補助クランプ86…86がそれよりもやや内側でフィルムFを同じく強く挟み付ける。
【0099】
そして、ステップS36で、このような状態のフィルムFに向けて、リフト装置3が被包装物Xを押し上げる。被包装物XはフィルムFの中央部に突入し、その上面にフィルムFが密着すると同時にフィルムFの各側縁部を伸張させる。ここで、ステップS37で、折り込み板駆動機構136,137が駆動して、左右折り込み板131,132、次いで後折り込み板133が被包装物Xの底面の下方に突入する。これにより、フィルムFの搬送方向前後の側縁部と本体1a背面側の側縁部とが被包装物Xの下面に折り込まれる。さらに、ステップS38で、プッシャ駆動機構138が駆動して、排出プッシャ135が被包装物Xを正面側のシール装置8上に押し出す。これにより、フィルムFの本体1a正面側の側縁部が前折り込み棒134で被包装物Xの下面に折り込まれる。
【0100】
この包装作業中に、適正なタイミングで、クランプ駆動用ソレノイド72,89がオフとなって、ベルトクランプ71…71及び補助クランプ86…86がフィルムFの挟持を解除する。
【0101】
そして、ステップS39で、折り込まれたフィルムFの側縁部がシール装置8で熱シールされ、また、その間に、ラベル貼付装置10がラベルプリンタ6で印字された値付ラベルをフィルムFで全体包装された被包装物Xに貼付する。
【0102】
このようにして、通常作業モードでの包装及び値付動作が達成されるのであるが、この包装機1においては、図22に示すように、上記ステップS29〜S31、及びステップS33〜S34でのフィルムFの搬送中に(ステップS41)、フィルムセンサ90,90又はオーバーランセンサ90,90のオンオフ信号が異常であるか否かを判定し(ステップS42)、異常であるときは、例えば液晶ディスプレイ11aにアラーム表示をしたり、警報を発する等して、周囲に異常を報知すると共に、この包装機1の全ての駆動系をいったん停止する(ステップS43)。これにより、フィルムFの搬送が一時停止することになる。
【0103】
例えば、包装位置Aより下流のオーバーランセンサ90,90は、正常に包装作業が行われているときは、フィルムFと接触することがなく、オンになることがない。しかし、例えば、フィルム初期セット時に、捨て代のフィルム先端部分を除去し忘れたり(ステップS16参照)、あるいは包装ミスが起こって、搬送ユニット61,62のベルト67,70に挟まったままのフィルムFを除去し忘れたりすると、図18に矢印で示したように、その残ったフィルムFが包装位置Aを超えて行き過ぎ、第1揺動部材91に衝突してこれをb方向に揺動させ、オーバーランセンサ90,90をオンすることになる。
【0104】
したがって、このように、正常であればオンになることのない状況でオーバーランセンサ90,90がオンになったときは異常であると判定して、この場合には、フィルムFの搬送を一時停止してフィルムFがそれ以上下流側に移動しないようにするのである。より具体的には、最大限、第2の揺動部材92の爪部96が第2のストッパ97aに当接するまでは、フィルムFの下流側への移動を許容するが、それ以上の下流側への移動を禁止するのである。
【0105】
これにより、包装位置Aを行き過ぎたフィルムFが、例えば、搬送ユニット61,62の搬送方向下流側端部のプーリ64,65やその支軸、あるいはフィルム導入機構73等に巻き込まれたり、又は、搬送ユニット61,62の搬送方向下流側端部から落下して、その下方に位置する待機中の他方のフィルムロールRやフィルムF、あるいはフィルム供給装置5に付着したりするという、フィルム切換え方式のストレッチ包装機1特有の重大な不具合を防ぐことができる。
【0106】
しかも、包装位置Aを行き過ぎたフィルムFは、オーバーランセンサ90,90の第1揺動部材91によって受け止められ、それ以上下流側に移動することがすでに阻止されているから、たとえオーバーランセンサ90,90がオンになってからフィルムFの搬送停止のタイミングが遅れても、それまでの間、フィルムFは下流側端部のプーリ64,65や導入機構73等にそれ以上接近することがなく、上記のようなフィルムFの巻き込みや落下、あるいは付着等の不具合が確実に未然に防止される。
【0107】
これに対し、例えば、オーバーランセンサ90,90がオンになったときにフィルムFを逆送させるような処置を講じた場合には、図18に符号dで示すように、第1揺動部材91に受け止められたフィルムFが蓄積して塊になっているので、上下の搬送ベルト67,70に無理な負荷がかかり、該ベルト67,70が変形したような状態でこれを駆動することになる。それゆえ、ベルト67,70の耐久性が損なわれ、該ベルト67,70が損傷する等の不具合が生じ得る。
【0108】
この包装機1では、フィルムFの行き過ぎを検出するオーバーランセンサ90,90に、フィルムFの受け止め機能、すなわち巻き込み防止機能を兼ね備えたから、上記したように、たとえフィルムFの搬送停止動作が時間的にずれても、フィルムFのそれ以上の移動、及び巻き込み等の不具合を、受け止め機能だけで確実に未然防止することができる。よって、フィルムFの搬送については、逆送などさせず、一時的に停止させる処置だけで充分なのである。
【0109】
しかも、フィルムFの搬送停止を含め、他の駆動系の動きを全ていったん中断しているだけであるから、再開時には、そのまま各動作の続きを行うだけでよく、リフト装置3や供給装置5、あるいはカッター装置120等の各装置が複雑に連携して駆動するこの包装機1の制御システムの混乱を回避することができる。
【0110】
これに対し、フィルムFの逆送を行った場合は、フィルムFの位置と、他の装置の動きとの間に同期がとれなくなり、また、同期を維持しようとすると、全ての駆動系を正逆両方向の制御ができるように構築しなければならず、包装機1の複雑化及びコストアップが免れない。さらに、フィルムFを逆送させた場合は、例えば、本来の包装作業に用いるために供給装置5から搬送装置6に導入された正規のフィルムFもまた後戻りし、そのフィルムFについての巻き込みや、落下等にも注意しなければならない。また、その正規のフィルムFが逆送中に弛んだり、皺が寄ったりして無駄に破棄されることにもなる。これに対し、この包装機1では、フィルムFをそれ以上現在位置から移動させず、ましてや逆送させず、いったん停止させるだけであるから、以上のような種々の不具合が一切生じず、ハード面でもソフト面でも複雑化せず、簡素な構成を維持することができる。
【0111】
なお、センサ90…90が異常を示したか否かをフィルムFの搬送中にのみ判定するのは(ステップS41及びS42参照)、搬送中でないときはフィルムFの位置が変わらず、搬送中に検出できる情報以外の情報が搬送中でないときに得られないからである。しかし、もちろん、状況又は必要に応じて、フィルムFの搬送中以外のときでも、例えば、通常作業モード中は常に、各センサ90…90からのオンオフの信号がコントロールユニット140に入力されるようにしてもよい。
【0112】
一方、包装位置Aより上流のフィルムセンサ90,90については、今回の包装に使用する正規のフィルムFが通過している期間中は、図17に示すように、第1揺動部材91が該フィルムFに押圧されて継続してオンになる。しかし、フィルムFに傷や穴あるいは破れ等があると、第1揺動部材91は押圧されなくなって起立姿勢に復帰し、オン期間中にオフになる。また、フィルムFが通過すべきタイミングになってもオンにならなかったり、フィルムFの通過が終了すべきタイミングになってもオフにならなかったりすると、フィルムFの寸法不良、あるいはフィルムFの搬送不良等が判定できる。
【0113】
このように、被包装物Xに応じてフィルムロールRを選択した結果、オーバーランセンサ90,90となり得ない搬送位置Aより上流側のセンサをフィルムFの有無を検出するフィルムセンサ90,90として機能させるから、センサの設置個数を抑制しながら、フィルムFの異なる状態を同時に検出することが可能となる。
【0114】
【発明の効果】
本発明によれば、包材を包装位置まで搬送する搬送装置を備えた包装機において、包装位置を行き過ぎた包材を受け止めて巻き込みを確実に防止することができる。また、複数の包材を選択的に切り換えて使用することのできる包材切換え方式の包装機において、どの包材の使用時であっても、常に包材のオーバーランを検出することができる。そして、オーバーランした包材が他方の包材導入機構に巻き込まれたり、あるいは、他方の包材に落下して付着する等の、包材切換え方式のストレッチ包装機に特有に起こり得る重大な問題を回避できるという格別の効果を奏する。本発明は、物品を包材で包装する包装機、特に、包材を所定の包装位置まで搬送する搬送装置を備えた包装機一般に広く好ましく適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るストレッチ包装機の外観を表わす斜視図である。
【図2】 同包装機の主な構成要素の配置を示すための概略正面図である。
【図3】 同じく主な構成要素の配置図であり、図2のア−ア線に沿う概略矢視図である。
【図4】 同包装機のフィルム搬送装置の間隔調整機構を示すための概略平面図である。
【図5】 同包装機のフィルム供給装置のフィルム保持ユニットの縦断面図である。
【図6】 同包装機のフィルム搬送装置の平面図である。
【図7】 同搬送装置の搬送ユニットの外側の全体構成を示すため、図6のイ−イ線に沿う矢視図である。
【図8】 同搬送ユニットの内側の全体構成を示すため、図6のウ−ウ線に沿う矢視図である。
【図9】 同搬送装置とフィルム供給装置との関係を示すための概略右側面図である。
【図10】 同搬送装置の第2搬送ユニットの左端部の一部切欠きの拡大平面図である。
【図11】 プーリ及びベルトの配置を示すため、図10において上下のベルトの直前方で破断した正面側からの縦断面図である。
【図12】 フィルム導入機構の中間ベルトを示すため、図11よりもやや正面寄りの位置で破断した一部切欠きの正面側からの縦断面図である。
【図13】 同導入機構が離反した状態を示すため、図10においてフレームの直前方で破断した正面側からの縦断面図である。
【図14】 第2搬送ユニットの左端部の拡大左側面図である。
【図15】 第1搬送ユニットの右端部又は第2搬送ユニットの左端部を該搬送ユニットの中央部寄りから見た概略縦断面図である。
【図16】 オーバーランセンサ又はフィルムセンサ両用のセンサの全体構成を示すため、図10において該センサの直後方で破断した一部切欠きの背面側からの縦断面図である。
【図17】 同センサがフィルムセンサとして機能するときの動作を示すための図16と類似の縦断面図である。
【図18】 同センサがオーバーランセンサとして機能するときの動作を示すための図16と類似の縦断面図である。
【図19】 同包装機のシステム構成図である。
【図20】 同包装機のフィルム初期セット動作のフローチャートである。
【図21】 同包装機の通常作業動作のフローチャートである。
【図22】 同包装機のフィルム状態検出動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ストレッチ包装機(包装機)
6 フィルム搬送装置(搬送手段)
90 センサ(検出手段)
91 第1揺動部材(干渉部材)
140 コントロールユニット(停止手段)
A 包装位置
F ストレッチフィルム(包材)
X 被包装物

Claims (3)

  1. 包材を包装位置まで搬送する搬送手段を備える包装機であって、上記搬送手段が、包材を相互に逆方向に搬送可能であると共に、該包材の搬送方向の上記包装位置より下流側及び上流側に備えられて、下流側となるときは包装位置を行き過ぎた包材が当接することにより反包装位置側へ揺動し、上流側となるときは通過する包材に押圧されて包装位置側へ揺動する揺動部材と、該揺動部材の反包装位置側への揺動を所定位置で規制するストッパ部材と、該揺動部材の少なくとも反包装位置側への揺動を検出する検出手段とが備えられていることを特徴とする包装機。
  2. 検出手段は、揺動部材の包装位置側への揺動により該包装位置上流側で包材の有無を検出する検出手段として機能することを特徴とする請求項1に記載の包装機。
  3. 検出手段が揺動部材の反包装位置側への揺動を検出したときに、搬送手段による包材の搬送を停止させる停止手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装機。
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