JP3452693B2 - 包装機におけるフィルム供給装置 - Google Patents

包装機におけるフィルム供給装置

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JP3452693B2 JP17807695A JP17807695A JP3452693B2 JP 3452693 B2 JP3452693 B2 JP 3452693B2 JP 17807695 A JP17807695 A JP 17807695A JP 17807695 A JP17807695 A JP 17807695A JP 3452693 B2 JP3452693 B2 JP 3452693B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばポリエチレン製
のフィルムにより生鮮食料品等の被包装品を包装する包
装機におけるフィルム供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トレーに収納された生鮮食料品等の被包
装品をトレーごと上記フィルムにより包装する包装機が
知られている。一般に、この種の包装機は、フィルムロ
ールから繰り出され、所定寸法に切断されたフィルムの
両側縁を搬送ベルトにより挟持して包装部へ搬送し、そ
の状態で該フィルムを緊張状態で保持すると共に、この
フィルムの下方からリフト装置により被包装品をトレー
に収納した状態で押し上げ、その状態で上記フィルムの
前後左右の側縁部を複数の折込板によりトレーの底面側
に折り込んで包装するように構成されている。
【0003】そして、この種の包装機にあっては、包装
開始前に皺の付いたフィルム先端部分を切り取って取り
除き処理を行う際に切り取ったフィルムを除去し忘れた
り、或は包装時にフィルムがトレーから外れ落ちるとい
った包装ミスが生じた場合、フィルムが包装位置からさ
らに搬送方向終端側に搬送されて、搬送ベルトの終端部
における下方に巻き込まれたりすることがあり、そのた
め、斯かるフィルムのオーバーランを検出するフィルム
オーバーラン検出用センサを設けて、該センサがフィル
ムのオーバーランを検出したときには搬送ベルトやその
他のフィルム供給用駆動手段などを停止させるようにな
されており、また、搬送ベルトにおけるフィルム搬送方
向の後方側には、フィルム切れを検出するフィルム切れ
検出用センサを設けて、フィルムロールにおけるフィル
ムが無くなったり、或は搬送ベルトにフィルムを送り込
む繰出ローラに巻き込んだりして搬送ベルトへのフィル
ムの供給が途絶えたときにも搬送ベルトやその他のフィ
ルム供給用駆動手段などを停止させ、フィルム切れによ
る包装ミスを防止し得るようになされている。
【0004】一方、この種の包装機においては、例えば
被包装品の大きさ、換言すればトレーの大きさが変化す
る場合などに、使用するフィルムもトレーの寸法に適合
させて幅の異なるものに変更することが行われている。
その場合に、例えば特公昭62−46603号公報に示
されているように、フィルム供給装置の構造として、搬
送ベルトによるフィルムの搬送方向を切換可能とし、該
搬送ベルトの両側に、それぞれフィルムロールを収容す
るフィルム収容部を配設しておくことにより、フィルム
ロールをフィルム収容部からわざわざ取り出して別のフ
ィルムロールに取り替えることなく、トレーの寸法に適
合させてフィルムロールを選択的に使用できるようにし
たものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、搬送ベルト
によるフィルムの搬送方向を切換可能とした上記公報記
載のフィルム供給装置に、フィルムオーバーラン検出用
センサ及びフィルム切れ検出用センサを設けて、オーバ
ーランしたフィルムの搬送ベルトへの巻き込みや、フィ
ルム切れ状態での包装ミスを防止しようとした場合、一
方向のみフィルムを搬送可能としたフィルム供給装置の
場合に較べて2倍のフィルムオーバーラン検出用センサ
とフィルム切れ検出用センサが必要となる。そのため、
これらセンサの個数が多くなるのは勿論、これらセンサ
の取付部材等も多数必要で取付作業にも手間を要すこと
となり、従って全体としてそのコストが高くなり、非常
に不経済となる問題を有していた。
【0006】そこで、本発明は、搬送ベルトによるフィ
ルム搬送方向の切換えに応じて一つのフィルム検出用セ
ンサの役割をフィルムオーバー検出用とフィルム切れ検
出用とに切換えできるようにして、センサの個数を減ら
すことができて安価な包装機におけるフィルム供給装置
の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0008】すなわち、本願の請求項1に係る発明(以
下、第1発明という)は、フィルムをその両側縁を挟持
しながら包装部へ搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルト
の長さ方向両側にそれぞれ設けられてフィルムロールを
収容するフィルム収容部と、これらフィルム収容部のう
ち、一方のフィルム収容部のフィルムロールからフィル
ムが選択的に搬送されるように搬送ベルトのフィルム搬
送方向を切換える切換手段とを備えた包装機におけるフ
ィルム供給装置において、上記搬送ベルトの長さ方向の
両端部に、フィルムの有無を検知するセンサをそれぞれ
配設し、かつ、これらセンサのうち、上記搬送ベルトに
よるフィルム搬送方向の前方側に位置するセンサをフィ
ルムのオーバーランを検出するフィルムオーバーラン検
出用として、又フィルム搬送方向の後方側に位置するセ
ンサをフィルム切れを検出するフィルム切れ検出用とし
て作動させるように、これらのセンサの作動を上記搬送
ベルトによるフィルム搬送方向の切換えに連動させて切
換制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明の構成に加えて、フィルム
の有無を検知するセンサを、搬送ベルトの長さ方向両端
部で、かつその幅方向両側の上記フィルムの両側縁を検
出する位置に合計4個設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、次のような作用が得られ
る。
【0011】まず、第1発明によれば、例えばトレーの
大きさに応じてフィルムを変更するため、使用する側の
フィルムのフィルムロールが上記搬送ベルトのフィルム
搬送方向に対し上流側となるように上記搬送ベルトのフ
ィルム搬送方向を切換えた場合、そのフィルム搬送方向
の切換えに連動して、制御手段がセンサのうち、フィル
ム搬送方向の前方側に位置するセンサをフィルムのオー
バーランを検出するフィルムオーバーラン検出用とし
て、又フィルム搬送方向の後方側に位置するセンサをフ
ィルム切れを検出するフィルム切れ検出用として作動す
るように切換制御することになる。これにより、搬送ベ
ルトにおけるフィルム搬送方向の前方側に位置してフィ
ルムオーバーラン検出用として作動するように切換えら
れたセンサにより、包装開始前の不要なフィルムの除去
忘れや包装時におけるフィルムの外れ落ちなどによるフ
ィルムの搬送方向前方側へのオーバーランを検出して、
搬送ベルトやその他のフィルム供給用駆動手段などを停
止させることが可能となり、フィルムの搬送ベルト下方
への巻き込みを防止することができる。また、搬送ベル
トにおけるフィルム搬送方向の後方側に位置してフィル
ム切れ検出用として作動するように切換えられたセンサ
により、搬送ベルトへのフィルムの供給が途絶えたとき
にこれを検出して、搬送ベルトやその他の駆動手段を停
止させて、フィルム切れによる包装ミスを防止すること
ができる。従って、搬送ベルトの両端部にフィルムオー
バーラン検出用センサとフィルム切れ検出用センサとを
それぞれ個別に設ける必要がなく、センサの個数を減ら
すことができて、コストの低減化を図ることができる。
【0012】また、第2発明によれば、フィルムの有無
を検知するセンサが、搬送ベルトの長さ方向両端部で、
かつ幅方向両側の上記フィルムの両側縁を検出する位置
に合計4個設けられていることことにより、上記フィル
ムの両側縁のうちの片側が外れて垂れ下がっているよう
な場合でも、フィルムの外れを正確に検出することが可
能となり、フィルムのオーバーランやフィルム切れに対
し適切に対応することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1〜図3に示すように、この実施例に係
る包装機1は、その本体2の正面中央部に設けられた計
量搬入装置10と、同じく本体1の両側部にそれぞれ設
けられたフィルム収容部20a,20bと、これらのフ
ィルム収容部20a,20bにそれぞれ収容された例え
ばフィルム幅の異なるフィルムロールA,A’のいずれ
か一方から繰り出されたフィルムFを捕捉して本体内の
包装部3に搬送するフィルム供給装置30と、上記計量
搬入装置10から搬入された生鮮食料品などの被包装品
Bを上記包装部3に保持されたフィルムFの下方から押
し上げるリフト装置80と、該リフト装置80で押し上
げられた被包装品Bを上記フィルムFにより包装する折
込装置81と、上記包装部3の前方における計量搬入装
置10の上部に配設されて被包装品Bの底面側に折り込
まれたフィルムを熱シールするシール装置90とを有す
る。
【0015】また、上記本体2の上方には、表示部91
aと操作部91bとを有するコンソール91が設置され
ており、該コンソール91に内蔵されたメイン制御ユニ
ット100により上記各装置10,30,80,81の
作動を制御すると共に、上記計量搬入装置10により計
量された被包装品Bの重量を示す信号に基づいて該被包
装品Bの価格などの算出を行うようになっている。さら
に、上記折込装置81の上方にはオートラベラー92が
設置されており、上記コンソール91からの出力信号に
基づいて被包装品Bの重量や価格などをラベルに印字し
て発行すると共に、発行したラベルをシール装置90上
に位置する包装済の被包装品Bに自動的に貼付するよう
になっている。
【0016】ここで、上記フィルム供給装置30の構成
を説明すると、この供給装置30は、上記フィルム収容
部20a,20bに収容されたフィルムロールA,A’
からフィルムF,Fを捕捉しながら繰り出す左右一対の
フィルム繰出機構31,32と、フィルムFを中央部に
位置する包装部3へ搬送するフィルム搬送機構33と、
上記各繰出機構31,32から繰り出されたフィルムF
をフィルム搬送機構33に選択的に導入する一対のフィ
ルム導入機構34,35とを備えている。
【0017】上記フィルム搬送機構33は、図3に示す
ように、フィルム繰出機構31,32から繰り出された
フィルムFの一方の側縁(図2において向かって右側の
側縁)を挟持しながら搬送する可動側搬送ユニット36
と、同じく上記フィルムFの他方の側縁(図2において
向かって左側の側縁)を挟持しながら搬送する固定側搬
送ユニット37とを有する。
【0018】そして、これらの搬送ユニット36,37
の下方には、図3にも示すように、両端が本体2に支持
された2本のガイドロッド38,38が配設されている
と共に、このうち可動側搬送ユニット36のフレーム3
6aの下面に固設された支持ブロック39,39が上記
ガイドロッド38,38に摺動自在に外嵌されている。
また、上記可動側搬送ユニット36の下方には、上記ガ
イドロッド38,38に沿って一対のタイミングプーリ
40a,40b間に張設されたタイミングベルト40c
がそれぞれ配設されていると共に、一方のタイミングプ
ーリ40aと一体回転するスプロケット41aと、本体
2に固定された間隔調整用駆動モータ42の回転軸に固
設されたスプロケット41bとがチェーン41cを介し
て連動連結されている。そして、上記タイミングベルト
41cの上面に可動側搬送ユニット36のフレーム36
aの下面に固設された上記支持ブロック39,39が固
設されている。したがって、上記駆動モータ42を所定
方向に回転させることにより、上記一対の支持ブロック
39,39が各ガイドロッド38,38に沿ってスライ
ドし、これにより、可動側搬送ユニット36の全体がガ
イドロッド38,38の軸心方向に移動されることにな
って、該可動側搬送ユニット36と上記固定側搬送ユニ
ット37との間の間隔を適宜に調整し得るようになって
いる。一方、固定側搬送ユニット37は、上記各ガイド
ロッド38,38の端部に支持された状態で本体2側に
固定されている。
【0019】ここで、上記可動側搬送ユニット36と固
定側搬送ユニット37とはそれぞれ同様の構成とされて
おり、したがって、可動側搬送ユニット36の構成につ
いて説明し、固定側搬送ユニット37の構成については
その説明を省略する。
【0020】すなわち、図3に示すように、上記可動側
搬送ユニット36には、そのフレーム36aの上部の両
端部に回転自在に支持された一対のタイミングプーリ4
3a,43b間にフィルムFの搬送方向に沿ってタイミ
ングベルトでなる上部搬送ベルト43cが張設されてい
ると共に、同じくフレーム36aの両端部に回転自在に
支持された一対のタイミングプーリ44a,44b間に
上記上部搬送ベルト43cの下方に位置して該ベルト4
3cに平行してタイミングベルトでなる下部搬送ベルト
44cが張設されている。図3において向かって右側に
位置するタイミングプーリ44bは、正逆転可能なブレ
ーキ付ベルト駆動モータ(切換手段)45によって駆動
されるようになっており、該ベルト駆動モータ45の回
転方向の選択により、上記ベルト44cによるフィルム
の搬送方向が切換可能とされている。つまりベルト駆動
モータ45を例えば反時計回りに作動させることによ
り、下部搬送ベルト44cと上部搬送ベルト43cとの
間に挟在するフィルムFが包装部3へ向けて搬送され
る。その場合に、下部搬送ベルト44cと上部搬送ベル
ト43cとが互いに密着した状態で配置されており、こ
れにより両搬送ベルト43c,44c間で上記フィルム
Fの一方の側縁が確実に挟持されることになる。なお、
ベルト駆動モータ45からタイミングプーリ44bへの
伝達系には減速用プーリ45aと可動搬送ユニット36
の間隔調整移動に追従して軸心方向に移動する移動プー
リ45bとが介装されている。
【0021】また、この可動側搬送ユニット36と同様
な構成とされた上記固定側搬送ユニット37における下
部搬送ベルト44cも、上記可動側搬送ユニット36の
場合と同様に上記ベルト駆動モータ45によってフィル
ムFの搬送方向が切換可能に駆動されると共に、該搬送
ベルト44cと上部搬送ベルト43cとにより上記フィ
ルムFの他方の側縁が挟持されるようになっている。
【0022】そして、このフィルム搬送機構33の両端
側に、前述のフィルム繰出機構31,32とフィルム導
入機構34,35とがそれぞれ配置されている。なお、
これらのフィルム繰出機構31,32とフィルム導入機
構34,35とはそれぞれ同様な構成となっているの
で、一方のみ説明して他方の説明は省略する。
【0023】つまり、例えば図3においてフィルム搬送
機構33の右側に位置する一方のフィルム繰出機構31
は、上記ベルト駆動モータ45からの動力により駆動さ
れてフィルムFを捕捉しながら上記フィルムロールAよ
り繰り出す繰出ローラ47と、該繰出ローラ47との間
でフィルムFを挟持する押圧ローラ48とを有する。こ
のフィルム繰出機構31と可動側搬送ユニット36との
間に、上記フィルム導入機構34が上下揺動可能に配設
されている。その場合に、フィルム導入機構34は、上
記下部搬送ベルト44c,44cとの間でフィルムFの
両側縁を挟持し、下部搬送ベルト44c,44cの回転
に共回りして下部搬送ベルト44c,44cの端部側上
面へフィルムFを送り込む導入ベルト49,49と、こ
れら導入ベルト49,49の先端部前方に配置されて、
フィルムFの端部をクランプするクランプ機構50と、
該導入機構34の作動時には、導入ベルト49,49を
上記下部搬送ベルト44c,44cの上面に対接する下
方位置に下降させ、非作動時には、上記クランプ機構5
0によってフィルムFの端部をクランプした状態で導入
ベルト49,49を上記搬送ベルト44c,44cの上
方位置に上昇退避させる昇降機構51と、上記導入ベル
ト49,49のうち、上記可動側搬送ユニット36と対
応する側の導入ベルト49を使用するフィルム幅に合せ
て幅方向に移動可能に支持し、両導入ベルト49,49
間の間隔調整を行う間隔調整機構(図示せず)とを備え
ている。
【0024】そして、上記フィルム導入機構34を、図
3に示すように、上記導入ベルト49,49を下部搬送
ベルト44c,44cに対接させた導入位置にセット
し、この状態でベルト駆動モータ45を反時計周りに作
動させれば、該繰出ローラ47から繰り出されたフィル
ムFの端部が、上記フィルム導入機構34を介して上記
両搬送ユニット36,37に受け渡されて、幅方向の両
側縁が挟持された状態で包装部3へと搬送される。
【0025】また、これらのフィルム繰出機構31とフ
ィルム導入機構34との間には、フィルムFに幅方向の
ミシン目を形成するミシン目形成装置52が配設される
と共に、上記導入機構34の下方にはソレノイド54に
より駆動されて、上記導入機構34側を少し持ち上げな
がら該導入機構34側との間でフィルムFを押圧保持す
る押圧部材55が設けられている。上記ミシン目形成装
置52は、上記繰出ローラ47と導入ベルト49との間
に配備されて、該繰出ローラ47によるフィルムFの繰
出動作に連係して昇降することによりフィルムFの幅方
向にミシン目を形成するカッター53が備えられてい
る。そして、このミシン目形成装置52によりミシン目
が形成されたフィルムFは暫くの間フィルム搬送機構3
3に導入された後、該搬送機構33による搬送動作が維
持された状態で繰出ローラ47を停止すると同時に、上
記押圧部材55で導入機構34の導入ベルト49,49
を少し持ち上げながらフィルムFを導入ベルト49,4
9との間において押圧保持させる。これにより上記導入
ベルト49,49における包装部側の先端位置でフィル
ムFがミシン目より切断され、切断された所定長さのフ
ィルムFが包装部3に搬送される一方、残ったフィルム
Fの端部は下部搬送ベルト44c,44cと導入ベルト
49,49間における所定のフィルム待機位置に保持さ
れるようになされている。
【0026】なお、本実施例では、上記搬送ベルト44
c,44cのベルト駆動モータ45を、上記繰出ローラ
47とカッター53の駆動用としても兼用している。そ
の場合、繰出ローラ47としてクラッチブレーキ付繰出
ローラを用い、該繰出ローラ47を上記減速プーリ45
aからアイドラ45cを介してベルト駆動させる一方、
カッター53の作動機構を上記アイドラ45cのアイド
ラ軸45dに設けたクラッチブレーキ付プーリ45eを
介してベルト駆動させるようにしている。つまり、上記
クラッチブレーキ付繰出ローラ47及びクラッチブレー
キ付プーリ45eを制御することにより、繰出ローラ4
7及びカッター53の作動及び作動停止が任意のタイミ
ングで行えるように構成されている。
【0027】上記可動側搬送ユニット36と固定側搬送
ユニット37とによってフィルムFが搬送供給される包
装部3の下方には、図2に示すように、トレーCに収納
された生鮮食料品などの被包装品Bを計量搬入装置10
より受け取って包装部3に押し上げる前述のリフト装置
80が配設されていると共に、上記フィルムFの直上部
には、該フィルムFの前後左右の側縁部をトレーCの底
面側に折り込んで上記被包装品BをトレーCごと包装す
る上記折込装置81が配設されている。
【0028】上記計量搬入装置10は、トレーCに収納
された被包装品Bの重量を計量する計量器11と、該計
量器11の両側部に配置された一対の搬入ベルト12,
12とを有し、上記計量器11上にトレーCに収納され
た被包装品Bを載荷することにより、該被包装品Bの重
量が計量器によりトレーCごと計量されると共に、該ト
レーCが搬入ベルト12,12の駆動に伴って被包装品
Bを収納した状態で上記リフト装置80に搬入されるよ
うになっている。
【0029】リフト装置80に搬入されたトレーCは、
図2の鎖線で示すように、フィルムFの下方より押し上
げられるようになっており、これによって上記フィルム
Fが被包装品Bの上面に密着すると共に、該フィルムF
の幅方向の両側縁が可動側搬送ユニット36及び固定側
搬送ユニット37における各搬送ベルト43c,44c
間で保持されて該フィルムFが幅方向に張設状態で保持
される。
【0030】そして、このように張設状態とされたフィ
ルムFにより被包装品BがトレーCごと折込装置81に
より包装されるようになっている。つまり、折込装置8
1は、図2に示すように、フィルムFの横断方向に対向
配置された一対の折込板82,83と、これら折込板8
2,83の上方において上記フィルムFの配向方向に配
置された後折込板84と、この後折込板84の上方に配
置された排出用プッシャ85とを有する。そして、上記
一対の折込板82,83が、駆動モータ86で駆動され
ることにより、フィルムFの搬送方向に沿って互いに離
接する方向に移動すると共に、後折込板84は、駆動モ
ータ88で駆動されることにより、上記フィルムFの横
断方向に進退するようになっている。また、排出用プッ
シャ85も駆動モータ87で駆動されることにより、上
記フィルムFの横断方向に進退する。そして、上記各折
込板82〜84により、図2の鎖線のように張設状態と
されたフィルムFの前後左右の側縁部がトレーCの底面
側に折り込まれた後、上記後折込板84より遅れたタイ
ミングで前進する排出用プッシャ85により、トレーC
ごと包装された被包装品Bが、包装部3の前方に配置さ
れたシール装置90に向けて押し出されることになる。
シール装置90上に押し出されたトレーCの底面側に折
り込まれたフィルムFが熱シールされるようになってい
る。
【0031】しかして、本考案は、以上のごとく構成さ
れた包装機のフィルム供給装置において次のごとく構成
したのである。
【0032】すなわち、上記フィルム搬送機構33にお
ける上部搬送ベルト43c,43cの長さ方向の一端部
における内方側近傍に上記フィルムFの両側縁を検出す
る1対の第1センサ61,62を、また、各上部搬送ベ
ルト43c,43cの長さ方向の他端部における内方側
近傍に上記フィルムFの両側縁を検出する1対の第2セ
ンサ63,64をそれぞれ配設する一方、これらセンサ
61,62,63,64のうち、上記フィルム搬送機構
33によるフィルム搬送方向の前方側に位置する1対の
センサをフィルムのオーバーランを検出するフィルムオ
ーバーラン検出用として、又フィルム搬送方向の後方側
に位置するセンサをフィルム切れを検出するフィルム切
れ検出用として作動させるように、これらのセンサ6
1,62,63,64を上記フィルム搬送機構33によ
るフィルム搬送方向の切換えに連動させて切換制御する
制御手段としてのコントローラ70を設けたのである。
【0033】具体的には、図4に示すように可動側搬送
ユニット36におけるフレーム36aの長さ方向両端部
に、フレーム36aから内方側に突出する取付部材6
5,65を介して第1センサ61と第2センサ63が取
付られており、また、固定側搬送ユニット37における
フレームの長さ方向両端部に、該フレームから内方側に
突出する取付部材66,66を介して第1センサ62と
第2センサ64が取付られている。
【0034】また、図5に示したように上記コントロー
ラ70は、図1に示したコンソール91に内蔵されたメ
イン制御ユニット100から出力されるフィルム搬送方
向の切換信号と、上記第1〜第4センサ61,62,6
3,64から出力されるフィルムの有無検出信号とを入
力し、メイン制御ユニット100から出力される搬送方
向の切換信号に基づいて、つまり、図3及び図4に示す
ようにフィルム搬送方向がX方向の場合には、フィルム
搬送方向の前方に位置する第1センサ61,62をフィ
ルムオーバーラン検出用として作動させ、またフィルム
搬送方向の後方に位置する第2センサ63,64をフィ
ルム切れ検出用として作動させるのであり、また、フィ
ルム搬送方向がY方向に切換えられた場合には、フィル
ム搬送方向の前方に位置する第2センサ63,64をフ
ィルムオーバーラン検出用として作動させ、また搬送方
向の後方に位置する第1センサ61,62をフィルム切
れ検出用として作動させるようになされている。そして
コントローラ70は、上記第1センサ61,62又は第
2センサ63,64から出力されるフィルムオーバーラ
ン検出信号又はフィルム切れ検出信号の入力に基づいて
上記ベルト駆動モータ45、計量搬入装置10、リフト
装置80及び折込装置81に対してその作動を停止させ
る停止信号をそれぞれ出力するようになされている。
【0035】次に上記構成のフィルム供給装置の作用に
ついて説明する。
【0036】例えばトレーCの大きさ等に応じてフィル
ムFを変更するため、フィルムロールAがフィルム搬送
機構33のフィルム搬送方向に対し上流側となるように
フィルム搬送機構33のフィルム搬送方向をX方向に切
換えた場合、そのフィルム搬送方向の切換えに伴い、メ
イン制御ユニット100からコントローラ70にフィル
ム搬送方向の切換信号が入力される。これにより、コン
トローラ70は、図6に示すように、上部搬送ベルト4
3c,43cの長さ方向両端部に設けた第1センサ6
1,62及び第2センサ63,64のうち、フィルム搬
送方向の前方側に位置する第1センサ61,62をフィ
ルムのオーバーランを検出するフィルムオーバーラン検
出用として、フィルム搬送方向の後方側に位置する第2
センサ63,64をフィルム切れを検出するフィルム切
れ検出用として作動させるようにその役割を切換えるこ
とになる。
【0037】斯して、前述した包装作業が行われる場
合、図6のフローチャートに示したように、先ずフィル
ムオーバーラン検出用として作動する第1センサ61,
62が、フィルム搬送機構33と繰出機構31との作動
開始からフィルム繰出機構31の作動停止までの間にお
いてフィルムFの有無を検出することになる。そして、
これら第1センサ61,62からコントローラ70に出
力される検出信号がフィルムなしの場合には、次にフィ
ルム切れ検出用として作動する第2センサ63,64
が、フィルムFの有無を検出することになる。その場
合、第2センサ63,64は、下部搬送ベルト44c,
44cと導入ベルト49,49との間における待機位置
からフィルムFの端部が第2センサ63,64を通過す
るまでのt秒の時間遅れを置いた後から繰出ローラ47
が停止するまでの間においてフィルムFの有無を検出す
る。そして、上記第2センサ63,64からコントロー
ラ70に出力される検出信号がフィルムありの場合には
異常なしとして包装作業を引き続き行えることになる。
【0038】そして、上記第1センサ61,62がその
検出中に包装開始前の不要なフィルムの除去忘れや包装
時におけるフィルムの外れ落ちなどによるフィルムFの
オーバーランを検出し、上記第1センサ61,62から
出力されたフィルムあり検出信号がコントローラ70に
入力された場合には、異常ありとしてコントローラ70
からベルト駆動モータ45、計量搬入装置10、リフト
装置80及び折込装置81などの各駆動手段に停止信号
がそれぞれ出力され、ベルト駆動モータ45、計量搬入
装置10、リフト装置80及び折込装置81などの作動
が停止されることになる。斯かる停止状態のもとでオー
バーランしたフィルムFの取り除きを行い、その後、コ
ントローラ70による停止指令を解除することにより再
び包装作業を行うことが可能となる。また、上記第2セ
ンサ63,64がその検出中にフィルムなしを検出し
て、該第2センサ63,64から出力されたフィルムな
しの検出信号がコントローラ70に入力された場合に
は、異常ありとしてコントローラ70からベルト駆動モ
ータ45、計量搬入装置10、リフト装置80及び折込
装置81等の各駆動手段に停止信号がそれぞれ出力さ
れ、ベルト駆動モータ45、計量搬入装置10、リフト
装置80及び折込装置81等の作動が停止されることに
なる。斯かる停止状態のもとでフィルムロールAの取り
換えを行い、その後、コントローラ70による停止指令
を解除することにより再び包装作業を行うことが可能と
なる。
【0039】一方、フィルムFを別のものに変更するた
め、上記フィルム搬送装置33のフィルム搬送方向を図
4に示すY方向に切換えた場合、図6のフローチャート
に示すように、そのフィルム搬送方向の切換えに伴い、
コントローラ70が上部搬送ベルト43c,43cの長
さ方向両端部に設けた第1センサ61,62及び第2セ
ンサ63,64のうち、フィルム搬送方向の前方側に位
置する第2センサ63,64をフィルムFのオーバーラ
ンを検出するフィルムオーバーラン検出用のセンサとし
て、またフィルム搬送方向の後方側に位置する第1セン
サ61,62をフィルム切れを検出するフィルム切れ検
出用のセンサとして作動するようにその役割を切換える
ことになる。
【0040】斯して、前述した包装作業が行われる場合
に、フィルムオーバーラン検出用として作動する第2セ
ンサ63,64が、フィルム搬送機構33と繰出機構3
1との作動開始からフィルム繰出機構31の作動停止ま
での間においてフィルムFのオーバーランを検出し、こ
れら第2センサ63,64からコントローラ70に出力
される検出信号がフィルムなしの場合には、次にフィル
ム切れ検出用として作動する第1センサ61,62が、
フィルム待機位置からフィルムFの端部が第2センサ6
3,64を通過するまでのt秒の時間遅れを置いた後か
ら繰出ローラ47が停止するまでの間においてフィルム
Fの有無を検出し、これら第1センサ61,62からコ
ントローラ70に出力される検出信号がフィルムありの
場合には異常なしとして包装作業を引き続き行えること
になる。
【0041】そして、上記第2センサ63,64がその
検出中にフィルムFのオーバーランを検出し、上記第2
センサ63,64から出力されたフィルムオーバーラン
検出信号がコントローラ70に入力された場合には、前
述した場合と同様に異常ありとしてコントローラ70か
ら出力される停止信号によりベルト駆動モータ45やリ
フト装置80などの作動が停止されることになる。ま
た、上記第1センサ61,62がその検出中にフィルム
なしを検出して、該第1センサ61,62から出力され
たフィルムなし検出信号がコントローラ70に入力され
た場合には、前述した場合と同様に異常ありとしてコン
トローラ70から出力される停止信号によりベルト駆動
モータ45やリフト装置80等の作動が停止されること
になる。
【0042】以上のように、フィルム搬送装置33の両
端部に設ける第1センサ61,62と第2センサ63,
64の役割をフィルムオーバー検出用とフィルム切れ検
出用とに切換えることができ、その結果、センサの個数
を減らすことができると共に、これらセンサの取付作業
も容易に行うことができて、コストの低減化を図ること
ができる。
【0043】また、本実施例では、フィルムオーバー検
出用としての第1センサ61,62又は第2センサ6
3,64によりフィルムのオーバーランを検出して不要
なフィルムを取り除いたとき、包装作業が直ちに再開始
できるように繰出ローラ47から繰り出されたフィルム
の端部が下部搬送ベルト44c,44cと導入ベルト4
9,49との間における正規のフィルム待機位置に位置
するようになされている。
【0044】すなわち、図7のタイムチャートに示した
ように、先ず、フィルムオーバー検出用としての第1セ
ンサ61,62又は第2センサ63,64が、上記カッ
ター53によりフィルムFにミシン目が形成される前に
フィルムオーバーを検出したケース1の場合、ベルト駆
動モータ45やリフト装置80などを即座に停止するの
ではなく、直ちに上記クラッチブレーキ付きプーリ45
eを制御して通常のカッター53によるミシン目形成よ
りも早くフィルムFにミシン目を形成する。そして、こ
のミシン目が下部搬送ベルト44c,44cと導入ベル
ト49,49との間に搬送され、繰出ローラ47の停止
に伴いフィルムFがミシン目から引きちぎられて残った
フィルムFの端部が下部搬送ベルト44c,44cと導
入ベルト49,49との間におけるフィルム待機位置に
保持されたときに、ベルト駆動モータ45やリフト装置
80などの作動を停止させるようにしている。これによ
り、オーバーランしたフィルムFと、その後方に位置す
る短寸のフィルムFとの取り除きを行い、その後、コン
トローラ70による停止指令を解除することにより繰出
ローラ47から繰り出されたフィルムFの端部をわざわ
ざ上記待機位置にセットすることなく包装作業を直ちに
再開することが可能になる。次に、フィルムオーバー検
出用としての第1センサ61,62又は第2センサ6
3,64が、カッター52によりフィルムFにミシン目
が形成された後にフィルムFのオーバーランを検出した
ケース2の場合、ミシン目がすでに形成されていること
から通常のフィルム搬送動作をそのまま一動作行い、ミ
シン目から切り離されて残ったフィルムFの端部が下部
搬送ベルト44c,44cと導入ベルト49,49との
間におけるフィルム待機位置に保持されたときに、コン
トローラ70によりベルト駆動モータ45や計量搬入装
置10などの作動を停止させるようにしている。この場
合にも、オーバーランしたフィルムFの取り除きを行
い、その後、コントローラ70による停止指令を解除す
ることによりフィルムをわざわざ待機位置にセットする
ことなく包装作業を直ちに再開することが可能になる。
【0045】さらに、本実施例では、フィルム切れ検出
用としての第2センサ63,64又は第1センサ61,
62が、フィルム検出中においてフィルムなしを検出し
たとき、フィルム切れとなった最終フィルムの長さが包
装可能な長さか否かを作業者が確認できるようにして、
最終フィルムが多少短くとも包装可能な長さの場合には
該最終フィルムによる包装が行えるようにしている。
【0046】その場合、図8のタイムチャートに示した
ように、フィルム切れ検出用としての第2センサ63,
64又は第1センサ61,62センサが、検出中におい
てフィルムFがないことを検出した場合には、ベルト駆
動モータ45やリフト装置80などの作動を直ちに停止
するのではなく、フィルム切れを例えばコンソール91
の表示部91a或はブザー等により警告し、さらに通常
のフィルム搬送動作をそのまま一動作行った上で停止処
理するようになされている。これにより、作業者が包装
部3に搬送された最終のフィルムFの長さの確認を行
い、最終のフィルムFが短くて包装できない場合には包
装部3からそのフィルムFを取り除いたうえで、新たな
フィルムロールに取り替えてセットし、また、最終フィ
ルムが所定長さよりも少し短い程度で包装可能な長さの
場合には、最終フィルムを包装部3の包装位置に残した
まま、新たなフィルムロールに取り替えてセットし、そ
の後、コントローラ70による停止指令を解除すること
により再び包装作業を行うのである。その結果、最終フ
ィルムFが包装可能な長さの場合には該最終フィルムF
による包装が行え、それだけフィルムの節約を行うこと
ができる。
【0047】また、以上の実施例では、上記第1センサ
61,62及び第2センサ63,64を、フィルム搬送
装置33の長さ方向一端部で、かつ幅方向両側の上記フ
ィルムFの両側縁を検出する位置に合計4個設けている
から、上記フィルムFの両側縁のうちの片側のみが外れ
て垂れ下がっているような場合でも、フィルムFの有無
を正確に検出することが可能となり、フィルムFのオー
バーランやフィルム切れに対し適切に対応することがで
きる。尚、上記実施例のように第1センサ及び第2セン
サを、フィルム搬送装置33の長さ方向両端部に各2
個、合計4個設ける他、センサの個数をさらに減らすた
めに例えばフィルム搬送装置33の長さ方向両端部に各
1個、合計2個設けるようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0048】さらに、上記実施例では、フィルムFを変
更する場合の例として、フィルムFの幅が異なるものを
用いた場合について説明したけれども、フィルム幅の異
なるものに限られるものではなく、例えばフィルムFの
幅が同一であってフィルムFの厚みが異なるものや、フ
ィルムFの色が異なるものを用いた場合であってもよい
ことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、フィル
ムの搬送方向が切換え可能とされている搬送ベルトの長
さ方向両端部にフィルムの有無を検知するセンサを設け
ると共に、搬送ベルトのフィルム搬送方向の切換えに連
動して、上記センサのうち、フィルム搬送方向の前方側
に位置するセンサをフィルムのオーバーランを検出する
フィルムオーバーラン検出用として、又フィルム搬送方
向の後方側に位置するセンサをフィルム切れを検出する
フィルム切れ検出用として作動するように切換制御する
制御手段を設けたから、搬送ベルトの両端部にフィルム
オーバーラン検出用センサとフィルム切れ検出用センサ
とをそれぞれ個別に設ける必要がなく、その結果、セン
サの個数を減らすことができると共に、これらセンサの
取付作業も容易に行うことができて、コストの低減化を
図ることができる。
【0050】また、第2発明によれば、フィルムの有無
を検知するセンサが、搬送ベルトの長さ方向両端部で、
かつ幅方向両側の上記フィルムの両側縁を検出する位置
に合計4個設けられていることことにより、上記フィル
ムの両側縁のうちの片側が外れて垂れ下がっているよう
な場合でも、フィルムの外れを正確に検出することが可
能となり、フィルムのオーバーランやフィルム切れに対
し適切に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るフィルム供給装置が装
備された包装機の正面図である。
【図2】 同包装機の一部縦断側面図である。
【図3】 フィルム供給装置の一部省略をした縦断正面
図である。
【図4】 フィルム搬送装置へのセンサの取付状態を示
す平面図である。
【図5】 コントローラによる制御システム図である。
【図6】 フィルム搬送方向に対するセンサの切換わり
を示すフローチャート図である。
【図7】 フィルムのオーバーラン検出時のタイムチャ
ート図である。
【図8】 フィルム切れ検出時のタイムチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 包装機 3 包装部 20a,20b フィルム収容部 43c,43c 上部搬送ベルト 44c,44c 上部搬送ベルト 61,62 第1センサ 63,64 第2センサ 77 コントローラ A,A´ フィルムロール F フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−183416(JP,A) 特開 平6−183417(JP,A) 特開 平8−151009(JP,A) 特開 平8−169408(JP,A) 実開 平4−16104(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65B 41/00 B65B 57/00 B65B 57/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムをその両側縁を挟持しながら包
    装部へ搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルトの長さ方向
    両側にそれぞれ設けられてフィルムロールを収容するフ
    ィルム収容部と、これらフィルム収容部のうち、一方の
    フィルム収容部のフィルムロールからフィルムが選択的
    に搬送されるように搬送ベルトのフィルム搬送方向を切
    換える切換手段とが備えられた包装機におけるフィルム
    供給装置であって、上記搬送ベルトの長さ方向の両端部
    に、フィルムの有無を検知するセンサがそれぞれ配設さ
    れており、かつ、これらセンサのうち、上記搬送ベルト
    によるフィルム搬送方向の前方側に位置するセンサをフ
    ィルムのオーバーランを検出するフィルムオーバーラン
    検出用として、又フィルム搬送方向の後方側に位置する
    センサをフィルム切れを検出するフィルム切れ検出用と
    して作動させるように、これらのセンサの作動を上記搬
    送ベルトによるフィルム搬送方向の切換えに連動させて
    切換制御する制御手段が備えられていることを特徴とす
    る包装機におけるフィルム供給装置。
  2. 【請求項2】 フィルムの有無を検知するセンサが搬送
    ベルトの長さ方向両端部で、かつその幅方向両側の上記
    フィルムの両側縁を検出する位置に合計4個設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の包装機における
    フィルム供給装置。
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